JP3430891B2 - 紙葉類取扱装置 - Google Patents

紙葉類取扱装置

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JP3430891B2
JP3430891B2 JP33392997A JP33392997A JP3430891B2 JP 3430891 B2 JP3430891 B2 JP 3430891B2 JP 33392997 A JP33392997 A JP 33392997A JP 33392997 A JP33392997 A JP 33392997A JP 3430891 B2 JP3430891 B2 JP 3430891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物区分装置な
ど紙葉類を扱う装置に関し、特に、搬送中の郵便物間の
ギャップ長を補正する紙葉類取り扱い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特公平7−4714
8号公報に記載のような郵便物区分装置がある。この区
分装置では、郵便物を一通ずつ分離した後、郵便物の宛
名や住所、郵便番号等を読み取り、その結果に対応した
区分口まで搬送、集積するが、搬送中に郵便物間のギャ
ップ長が一定の長さ以下になると、区分口に集積するた
めの振り分けゲートが動作することができないため、区
分口でのゲート動作時にジャムが発生したり、目的の区
分口に集積できず、区分できない郵便物を集積する排除
箱に排除される。ジャムは、郵便物に損傷を与えたり、
装置が一時的に停止することから、装置の稼働時間が減
少し効率が悪くなる。また、排除箱に排除された郵便物
は、後で係員が手区分することになるために、効率が悪
くなる。
【0003】このような問題に対して、特開平5−14
7772号公報に記載のような紙葉類の搬送状態補正装
置がある。この装置は、繰り出し機構から繰り出された
紙幣等、厚さがほぼ一定である紙葉類の搬送間隔と斜行
量を自動的に検知し、紙葉類の厚さに関係なく、検出結
果から駆動ローラで搬送間隔と斜行量を適正状態に修正
し、ジャムを低減させるものである。
【0004】しかし、上記の装置では、厚さが0.2m
m程度から6mm程度までと異なる郵便物を、郵便物の
宛名や住所、郵便番号等を読み取って、その結果に応じ
てバーコードを印字し、あるいは、そのバーコードを読
み取って区分集積する郵便物区分装置においては、以下
の問題がある。即ち、特に厚さが厚い郵便物や、内容物
が偏在する郵便物等が、前述の駆動ローラが配置された
搬送路を通過するとき、上記郵便物の段差に駆動ローラ
が追従できず、駆動ローラと衝突してジャムを誘発する
可能性がある。ジャムは、郵便物に損傷を与えたり、装
置が一時的に停止することから、装置の稼働時間が減少
し効率が悪くなる。
【0005】また、郵便物に対してバーコードが印字さ
れた直後の場合には、前述の駆動ローラの位置によって
は、または複数個ある場合には、バーコード印字された
郵便物表面を擦るために、バーコードがかすれてしま
い、バーコードを読み取って区分する区分機において
は、バーコードの読み取りができないことが発生する。
この結果、目的の区分口に区分することができず、係員
の手区分になるので、結果的には装置の効率の低下とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するため、郵便物の厚さ変動、厚さが厚い郵便物
や内容物が偏在する郵便物等でのジャムを誘発すること
なく郵便物間のギャップを補正することによって、適正
なギャップ長を確保することにより区分口での振り分け
ゲートの切替時間を確保でき、振り分けゲート動作時に
おけるジャムを発生させることなく、または排除箱に排
除されることなく目的の区分口に確実に区分集積するこ
とにより区分効率を向上させることがでる。
【0007】また、搬送路内にギャップ長を補正する機
構を設けることにより郵便物区分装置を大型化させるこ
となく提供することにある。
【0008】さらに、本発明は、郵便物に印字されたバ
ーコードと擦れて、かすれることがないように駆動体を
配置することによって印字結果に対する損傷をなくし
て、バーコード読み取りによる区分においても目的の区
分口に確実に区分集積でき、区分効率を向上させること
ができる郵便物区分装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、バーコード
を印字した後の搬走路に切替ゲートを設けた分岐搬走路
を有し、該分岐搬走路に郵便物を規定の速度に対し増速
または減速できる駆動体を設け、郵便物の厚さに対応す
る情報と前後のギャップ長に対応する情報を使用して、
厚さがある一定値以下の比較的薄い郵便物で、かつ前後
の郵便物とのギャップ長が変動し短くなった郵便物のみ
を分岐搬送路に搬送して郵便物間のギャップ長を補正
し、その後、分岐搬送路を元の搬送路に合流させる手段
を用いる。また、該駆動体は、分岐搬送路を分割して、
この間に設けるが、この駆動体は、郵便物との接触面が
バーコードの印字範囲外になるように配置する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。
【0011】図4は本発明の一実施形態である郵便物の
区分集積装置の概略を表す正面図であり、図5は郵便物
を集積する区分棚のうちの一つの区分口の概略を表す正
面図である。
【0012】図4に示したホッパ1に置かれた郵便物の
束2から、一通ずつ搬送路3へと分離した後、厚さ測定
器4で郵便物の厚さを測定する。この測定した厚さ情報
は制御部7へ送られ、制御部7は郵便物の厚さが厚すぎ
るために搬送路上でジャムを誘発したり、郵便物自身が
損傷する可能性があるかどうかを判定する。そして、搬
送できないと判定された郵便物は、排除箱5に排除され
る。正常と判定された郵便物の厚さ情報は、制御部7に
おいて、各郵便物の厚さ情報としてその郵便物順に記憶
される。その後、それらの郵便物に記載された宛名や住
所、郵便番号等の情報が読み取り部6で読み取られ、こ
の読み取られた情報が認識部19に送られて認識され
る。
【0013】次に、重送検知器60で、郵便物が重なっ
ていないかを検知する。郵便物が重なっていると判定さ
れた場合、その郵便物は排除箱61に排除される。重な
っていないと判定された郵便物に対しては、認識部19
において上述の認識情報に対応したバーコードを生成す
る。生成している間でも郵便物は搬送路8を通過する。
読み取られた情報に対応したバーコードが生成された
後、印字装置9で郵便物の表面にバーコードが印字され
る。
【0014】その後、郵便物は搬送路10を通過して段
パス搬送路11へ搬送される。この段パス搬送路11に
よって順次送られてくる郵便物が図示するマトリクス状
に配置された区分棚14の各段に振り分けられる。
【0015】次に各段に郵便物が振り分けられた後の動
作について図5を使用して説明する。
【0016】図4の段パス搬送路11から区分棚14の
各段に振り分けられた郵便物は、図5の搬送路17を通
って搬送されてくる。その後、郵便物が搬送路17に配
置されている振り分けゲートタイミングセンサ16を通
過したとき、目的の区分口15に区分されるべき場合に
振り分けゲート12が動作し区分口15に区分されて集
積される。なお、このときの振り分けは、郵便物に記載
された宛名等からの情報、又は、上述の印字されたバー
コードからの情報を基に振り分けられる。
【0017】ホッパ1から分離・搬送されてくる郵便物
の搬送過程において、その搬送途中に郵便物と次の郵便
物の間隔、即ちギャップ長が変動し長くなったり短くな
ったりした場合、振り分けゲート12が通常どおり動作
すると振り分けゲート12の切替時間が確保されないた
めにジャムが発生する危険性がある。そこで振り分けゲ
ート12は動作せず、区分口15を素通りして区分棚1
4の各段最終に設置されている排除箱18に排除するよ
うに振り分けゲート12を制御部7で制御している。
【0018】図1は図4に示した搬送路のうち搬送路1
0付近の詳細を表す正面図であり、図2はこの搬送路1
0から分岐する分岐搬送路21の詳細を表す平面図であ
る。
【0019】搬送路10から搬送されてくる郵便物は、
図1に図示の搬送路20又はこの搬送路20から分岐し
た分岐搬送路21のどちらか一方に搬送される(尚、搬
送路20は分岐搬送路21に対して主搬送路とも言
う)。この主搬送路20と分岐搬送路21とを分ける連
結部分には、郵便物をそれらの搬送路に選択する切換ゲ
ート22が設置されている。更に、この切換ゲート22
を制御するための情報を得る切換ゲートタイミングセン
サ23が設けられている。後述するが、切換ゲートタイ
ミングセンサ23の上流には、搬送路10から搬送され
てくる郵便物と次の郵便物との間隔差(ギャップ差とも
いう)を測定する光電センサ29が備わっている。
【0020】分岐搬送路21は上流側(図示右斜め上)
と下流側(左斜め下)とに分かれている。
【0021】分岐搬送路21の上流側には、ベースプレ
ート50(図2参照)に固定されている従動ローラ3
0、搬送ベルト32で構成される搬送路が配置されてい
る。一方、下流側には、同じくベースプレート50に固
定されている従動ローラ31、搬送ベルト33で構成さ
れている搬送路が配置されている。
【0022】さらに、上流側の搬送路には郵便物が分岐
搬送路21に搬送されたことを検知する光電センサ24
が配置されている。また、上流側の搬送路と下流側の搬
送路との間に、図示しない駆動源によって郵便物を規定
の搬送速度に対して増速または減速させることができる
駆動体25と、ばね28と支持部材27で支持された対
向する揺動ローラ26が設けられている。そしてこの駆
動体25、揺動ローラ26は、図2に図示するように、
郵便物のバーコードを擦らないように、郵便物40との
接触面がバーコード41の印字範囲外になるように配置
されている。この様に駆動体25や揺動ローラ41等は
郵便物の搬送速度を増速又は減速することからまとめて
搬送速度変更部ともいう。また、この搬送速度変更部と
して、例えば、駆動体25の代わりに1対のローラに無
端ベルトを設置したようなもので郵便物の搬送速度を制
御することも考えられる。
【0023】次に、本発明による郵便物の搬送ギャップ
の制御方式の詳細について図3を基に図1及び図2等を
使用して説明する。
【0024】上述した郵便物の区分集積装置では、主
に、はがきや封筒などが混在している状態で、郵便物を
一通ずつ分離する方法(混在モード)と、年賀状やはが
きと同程度の厚さが一定の範囲内にある郵便物を区分す
る方法(はがきモード)とがある。この2種類の方法の
選択は郵便物を分離する前に、装置全面に配置されてい
る図4の操作パネル13から選択することができる(1
01)。
【0025】混在モードが選択された場合においては
(101)、図1に示す切換ゲート22は通常搬送路2
0側の主搬送路に郵便物が搬送されるように切り替えら
れる(102)。その時ホッパ1で一通ずつ分離後(1
03)、制御部7において、厚さ測定器4で測定してあ
らかじめ記憶されている厚さが、ある一定値以下である
かを判定する(104)。
【0026】一般的に、郵便物間の搬送中のギャップ長
が変動するのは、厚さが薄い郵便物と厚い郵便物が交互
に搬送されるときに多く発生する。従って、搬送される
郵便物のうち、厚さが薄い郵便物のギャップ長だけを補
正すれば、厚さが薄い郵便物と厚い郵便物間のギャップ
長が補正されることになる。また封筒の様な厚さのある
郵便物を上述の搬送速度変更部で搬送速度を制御する
と、封筒の様な凸凹が搬送ローラ等によって破れ、ジャ
ムの原因になってしまうため、厚さの薄い郵便物の搬送
速度を制御する方がより効率的である。
【0027】そのため、厚さがある一定値以上と判定さ
れた封筒のような厚い郵便物は(104)、主搬送路の
搬送路20に搬送されギャップ補正は行われず、目的の
区分口15に区分される(108)。
【0028】一方、厚さが比較的薄く、ある一定値以下
と判定された葉書のような郵便物については(10
4)、切換ゲートタイミングセンサ23より上流側に設
置された光電センサ29で郵便物と次の郵便物のギャッ
プ長が測定される。
【0029】この切換ゲートタイミングセンサ23と光
電センサ29の位置関係、即ち配置方法について説明す
る。光電センサ29は最初に搬送されてくる郵便物の先
端を検知した後に後端を検知するため郵便物の長さがそ
の搬送速度との関係上測定できる。次に、次の郵便物の
先端を検知するため上述してきている郵便物と郵便物の
間隔長、即ちギャップ差も測定できる。そして郵便物を
主搬送路20に搬送するか、又は分岐搬送路21に搬送
するかを切換ゲートタイミングセンサ23に対象の郵便
物が到達するまでに計算する必要がある。
【0030】よって、切換ゲートタイミングセンサ23
と光電センサ29との位置関係は、(郵便物の長さ)+
(後続する郵便物とのギャップ長)+(郵便物を分岐搬
送路と主搬送路のどちらに搬送するかを判定するために
必要は処理時間を距離換算した長さ)を足した和か、そ
れ以上の距離をもって配置している。但し、好ましくは
上記3つの長さを足した和そのものの長さ程度が良い。
なぜなら、切換ゲートタイミングセンサ23と光電セン
サ29との長さが異常に離れていると、それらのセンサ
間の搬送路においても再び郵便物間のギャップ長が変わ
ってしまうことも考えられるためである。尚、切換ゲー
トタイミングセンサ23と切り換えゲート22とを合わ
せて切り換え手段ともいい、この切り換え手段は切換ゲ
ートタイミングセンサ23が不必要な場合も考えられ
る。この場合、切換ゲートタイミングセンサ23の機能
を光電センサ29に持たせ(例、光電センサ29から所
定の何秒後に切り換えゲート22を動作させる)、そし
てこのとき、光電センサ29と切り換え手段との位置関
係は距離は上述の距離と同じく配置することで同様な効
果が得られる。
【0031】光電センサ29で測定される郵便物間の前
後のギャップ長は、ゲートタイミングセンサ23に到達
する以前に、制御部7において所望の処理が必要とな
る。これが上述の郵便物を分岐搬送路と主搬送路のどち
らに搬送するかを判定するために必要は処理時間と関係
があるのは言うまでもない。
【0032】この制御部7での所望の処理は、測定され
たギャップ長と図5に示す振り分けゲート12で振り分
けることができる最小の郵便物間のギャップ長と比較
し、ギャップ補正が必要かどうかを判定することである
(105)。なぜなら、振り分けゲート12によって最
終的に郵便物の宛名等に対応した区分口15に集積され
るが、このとき郵便物間のギャップ長が短すぎると振り
分けゲート12によって郵便物にジャムが起こる可能性
もあるし、ジャムが起こらないように排除箱18に集積
しても排除される郵便物が多くなり郵便区分装置の効率
が極端に悪くなってしまう。そのため、振り分けゲート
12が振り分けることの可能な最小の郵便物間のギャッ
プ長と、実際に光電センサ29で測定されたギャップ長
との比較処理が制御部7で行われる。
【0033】搬送される郵便物間のギャップ補正が必要
であると判定した場合は(105)、郵便物が切換ゲー
トタイミングセンサ23に到達したときに、切換ゲート
22を切り替えることによって(106)、分岐搬送路
21に搬送する。次に、その郵便物が光電センサ24に
到達した時を契機として、上述してきた振り分けゲート
12で振り分けることができるギャップ長となるよう
に、駆動体25によって郵便物に対して増速又は減速を
行うことでギャップ長を補正し(107)、その後、搬
送路20と合流させて目的の区分口15に区分集積する
(108)。
【0034】また、郵便物の厚さがある一定値以下の薄
い郵便物であっても、光電センサ29で測定した郵便物
間のギャップ長が振り分けゲート12で振り分けること
ができる長さ以上で、ギャップ補正が必要ないと判定し
た場合は(105)、郵便物は主搬送路の搬送路20に
搬送され目的の区分口15に区分される(108)。
【0035】以上のように、厚さがある一定値以下で、
前後のギャップ長が振り分けゲート12で振り分けるこ
とができないためギャップ補正が必要な郵便物は駆動体
25が配置された分岐搬送路21に搬送を行っている。
これにより、特に、厚さが厚い郵便物や内容物が偏在し
ている郵便物等の段差と駆動体25との衝突によるジャ
ムの発生をなくすことができる効果も有する。
【0036】また、切換ゲートタイミングセンサ23と
光電センサ29とを上述の長さで配置したことで、正確
な判定やギャップの補正量の計算をすることがでる。
【0037】次に、年賀状やはがきと同程度の厚さが一
定の範囲内にある郵便物を処理する時の制御について説
明する。なお、年賀状やはがきと同程度の厚さが一定の
範囲内にある郵便物は、厚さが比較的薄く、段差がない
ために、駆動体25との衝突によるジャムの発生はな
い。
【0038】操作員が図4の操作パネル13からはがき
モードを選択する(101)。この場合、郵便物と駆動
体との衝突によるジャムがないため、予め切換ゲート2
2は分岐搬送路21側に切り替えられる(200)。ホ
ッパ1で郵便物を一通ずつ分離後(201)、上記と同
様に光電センサ29において郵便物間のギャップを測定
し、その後、郵便物が切換ゲートタイミングセンサ23
に到達する以前に、制御部7で、測定したギャップ長と
図5の振り分けゲート12で振り分けることが出来る最
小の郵便物間のギャップ長と比較し、ギャップ補正が必
要かどうかを判定する(202)。
【0039】ギャップ補正が必要な郵便物と判定した場
合(202)、郵便物が分岐搬送路21上に設置された
光電センサ24に到達した時を契機として、駆動体25
によって郵便物に対して増速又は減速を行うことでギャ
ップ長を補正し(203)、その後、目的の区分口15
に区分集積する(108)。
【0040】一方、ギャップ補正が必要でない郵便物と
判定した場合(202)、分岐搬送路21に搬送される
がギャップ補正は行われず目的の区分口15に区分集積
する(108)。
【0041】以上の説明から明らかなように、はがきモ
ードが選択された場合においては、切換ゲート22は分
岐搬送路21に切り替わったままの状態でその動作が必
要ないため、切換ゲート22の処理制御を軽減でき、か
つ、切換ゲート22動作時のジャムをなくすことができ
るという効果がある。
【0042】また、ギャップ補正を行うことによって、
図5に示す目的の区分口15において振り分けゲート1
2が振り分けることができないためにジャムが発生した
り、排除箱18に排除されてしまい後で係員が手区分す
るという作業がなくなり、確実に区分集積できるために
区分効率が向上する。
【0043】また、既に述べたように、駆動体25と揺
動ローラ26は、郵便物40との接触面がバーコード4
1の印字範囲外になるように配置されているために、駆
動体25はバーコード41と接触することがない。この
ため、たとえ印字インクが十分に乾燥していなくても、
駆動体25とのこすれによってバーコード41をつぶす
ことがない(図2参照)。この結果、同一郵便物を郵便
区分装置で複数回区分作業を行う場合、図4の読み取り
部6でバーコード41の情報を読み取って区分する2回
目以降の区分においては、バーコード41がかすれて読
み取れず、後で係員が手区分するということはない。
【0044】さらには、一般的に、郵便物区分装置に
は、読み取り部6や印字装置9、操作パネル13等、搬
送路以外に様々な装置を設置する必要があることから、
搬送路をできるだけ小さいスペースに設定する必要があ
る。ここで、分岐搬送路21は、主搬送路の搬送路20
から分岐後、下流側で搬送路20に再度合流するが、駆
動体25によって郵便物の搬送速度を任意に設定できる
ことから、搬送路20と分岐搬送路21の各搬送路の走
行路長の差を考慮せずに設置しても、郵便物間のギャッ
プ長を目的のギャップ長に補正することができる。従っ
て、分岐搬送路21を配置するスペースを、比較的考慮
しなくても、空いているスペースに設置することができ
るため、装置に特別の搬送エリアを取ることなく装置の
小形化が実現できる。
【0045】また、連続して搬送される郵便物が、同一
の区分口15に区分される場合、先行する郵便物の末端
と、後続する郵便物の先端がぶつかることによりジャム
を起こしたり、また、区分口15から飛び出すという問
題があるが、連続して搬送される郵便物のいずれかを分
岐搬送路21に搬送し、分岐搬送路21に配置されてい
る駆動体25の速度を増減速することにより、合流点
で、搬送路20に搬送された郵便物と重なり合わせば、
上記問題を解決することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
区分口での振り分けゲート動作時のジャムを発生させる
ことなく、また、排除箱に排除されることなく確実に目
的の区分口に区分集積できるので、区分効率の良い装置
を提供できる。
【0047】また、厚さが厚い郵便物や内容物が偏在し
ている郵便物等の段差と駆動体との衝突によるジャム発
生をなくすことができる装置を提供できる。
【0048】また、分岐ゲートの制御も単純化でき、分
岐ゲートの動作に伴うジャム要因をなくすことができ
る。
【0049】また、郵便物間のギャップを補正する時
に、駆動体と郵便物が擦れて郵便物の表面に印字されて
いるバーコードがかすれて、2回目以降の区分でバーコ
ードの読み取りができず区分できないということはなく
なり、確実に目的の区分口に区分集積できるので、区分
効率の良い装置を提供できる。
【0050】また、搬送路と分岐搬送路の各搬送路の走
行路長の差を任意に設定することができので、分岐搬送
路を特別なスペースに配置しなくても良く、装置の小形
化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分岐搬送路の概略を表す正面図で
ある。
【図2】本発明に係る分岐搬送路の概略を表す平面図で
ある。
【図3】郵便物の搬送ギャップの制御方式の概略を表す
フローである。
【図4】郵便物の区分集積装置の概略を表す正面図であ
る。
【図5】郵便物の区分集積装置の区分口の概略を表す正
面図である。
【符号の説明】
1…ホッパ、2…郵便物の束、3、8、10、17、2
0…搬送路、4…厚さ測定器、5、18、61…排除
箱、6…読み取り部、7…制御部、9…印字装置、11
…段パス搬送路、12…振り分けゲート、13…操作パ
ネル、14…区分棚、15…区分口、16…振り分けゲ
ートタイミングセンサ、19…認識部、21…分岐搬送
路、22…切替ゲート、23…切替ゲートタイミングセ
ンサ、24、29…光電センサ、25…駆動体、26…
揺動ローラ、27…支持部材、28…支持ばね、30、
31…従動ローラ、32、33、34…搬送ベルト、3
5…固定ローラ、40…郵便物、41…バーコード、5
0…ベースプレート、60…重送検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−102069(JP,A) 実開 昭58−147939(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】郵便物を順次搬送して郵便物の読み取り結
    に応じて所望の区分口に区分集積する紙葉類取扱装置
    であって、 郵便物と後続する郵便物との搬送間隔を測定するギャッ
    プ測定部と、 郵便物の厚さを測定する厚さ測定部と 前記 厚さ測定部により測定した郵便物の厚さが定値以
    下で且つ前記ギャップ測定部で測定した搬送間隔が所定
    以下のとき、厚さが所定値以下の郵便物の搬送速度を
    変更する制御部を有することを特徴とした紙葉類取扱
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類取扱装置であって、 前記制御部の指示で搬送速度を変更する搬送速度変更部
    を有し、 前記搬送速度変更部は、互いに対向する駆動体と揺動ロ
    ーラとを含み、 前記駆動体と揺動ローラは、郵便物との接触面が郵便物
    のバーコードの印字範囲外に配置していることを特徴と
    する紙葉類取扱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の紙葉類取扱装置であって、 郵便物を搬送する主搬送路と、 前記制御部の指示で搬送速度を変更する搬送速度変更部
    を有する分岐搬送路と、 郵便物の搬送を前記主搬送路と前記分岐搬送路に選択す
    る切替ゲートとを有し、 前記主搬送路と前記分岐搬送路は、一方では前記切替ゲ
    ートの位置で分岐し、他方では合流するよう配置してい
    ることを特徴とする紙葉類取扱装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の紙葉類取扱装置であって、 前記ギャップ測定部は、光電センサと、前記光電センサ
    と前記切替ゲートの間に配置する切替ゲートタイミング
    センサとを含み、 前記光電センサと前記切替ゲートセンサとは、郵便物の
    搬送方向への長さと、後続する郵便物との間隔の長さ
    と、前記主搬送路及び前記分岐搬送路のいずれかへの郵
    便物の搬送を判断する処理時間を距離換算した長さとの
    和の距離で配置していることを特徴とする紙葉類取扱装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の紙葉類取扱装置で
    あって、 前記切替ゲートは、前記制御部ではがきを取り扱うはが
    きモードが設定されているとき、郵便物を常に前記分岐
    搬送路へ搬送する状態であることを特徴とする紙葉類取
    扱装置。
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