JPH0958845A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置

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JPH0958845A
JPH0958845A JP21559695A JP21559695A JPH0958845A JP H0958845 A JPH0958845 A JP H0958845A JP 21559695 A JP21559695 A JP 21559695A JP 21559695 A JP21559695 A JP 21559695A JP H0958845 A JPH0958845 A JP H0958845A
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JP
Japan
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conveying
sensor light
sensor
paper sheet
small bundle
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JP21559695A
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English (en)
Inventor
Yasushi Takizawa
靖司 滝沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、脱落紙葉類の検出領域を拡大できる
ようにした紙葉類処理装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明は紙葉類14bを束ねる否券施封装
置32と、この否券施封装置32により束ねられた把3
6を搬送路に沿って搬送する否把排出コンベア38b
と、前記把36の搬送方向に対して斜めにセンサ光Rを
照射する発光素子49と、この発光素子49から照射さ
れるセンサ光Rを反射させながら進行させる第1および
第2の反射鏡51,52と、この第1および第2の反射
鏡51,52によって反射されて進行するセンサ光を受
光するか否かにより、前記把から紙葉類が落下されたか
否かを検出する受光素子50および制御部61とを具備
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】本発明は、把束紙葉類を搬
送し、この把束紙葉類から脱落する紙葉類を検出す紙葉
類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の紙葉類処理装置は紙葉類を供給
する供給手段を備え、この供給手段から供給される紙葉
類を搬送手段により集積部に搬送して集積し、この集積
された紙葉類を施封手段により施封して把としたのち、
この把を把搬送手段により搬送し所定場所に搬出するよ
うになっている。
【0003】ところで、上記把の搬送途中において、把
の帯びの緩みなどにより、その紙葉類が把から脱落して
しまうことがある。この落下した紙葉類は検知センサに
より検知して除去するようにしている。
【0004】図6は上記検出センサを示すもので、この
検出センサ1は発光素子2と受光素子3からなり、前記
発光素子2から発光されたセンサ光Rが遮られて受光素
子3によって受光できないときは、紙葉類Pが脱落され
たものと判断する。受光素子3がセンサ光Rを受光した
ときは、紙葉類Pは脱落していないと判断される。
【0005】なお、図中5は発光素子6と受光素子7と
からなる把4の通過検出センサで、この通過検出センサ
5により上記把4の通過が検知されたのち、上記検出セ
ンサ1により、落下紙葉類Pの検出が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、発光素子1と受光素子2を把4の搬送方向に
対して直交する方向に沿って一直線上に配置するため、
検出可能範囲が狭く、把4が検出センサ1を通過したの
ちに、把4から紙葉類Pが脱落した場合には、これを検
出することはできないという不都合があった。そこで、
本発明は脱落紙葉類の検出可能範囲を拡大して確実に脱
落紙葉類を判別することができるようにした紙葉類処理
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、紙葉類を束ねる施封
手段と、この施封手段により束ねられた把を搬送路に沿
って搬送する把搬送手段と、前記把の搬送方向に対して
斜めにセンサ光を照射するセンサ光照射手段と、前記搬
送路の両側部に配設され、前記センサ光照射手段から照
射されるセンサ光を繰り返し反射させながら進行させる
第1および第2の反射部材と、この第1および第2の反
射部材によって反射されて進行されるセンサ光を受光す
るか否かにより、前記把から紙葉類が脱落したか否かを
判別する判別手段とを具備してなる。
【0008】請求項2記載のものは、紙葉類を束ねる施
封手段と、この施封手段により束ねられた把を搬送路に
沿って搬送する把搬送手段と、前記把の搬送方向に対し
て斜めに光軸が長くて減衰の少ないセンサ光を照射する
センサ光照射手段と、前記搬送路の両側部に配設され、
前記センサ光照射手段から照射されるセンサ光を繰り返
し反射させながら進行させる第1および第2の反射部材
と、この第1および第2の反射部材によって反射されて
進行されるセンサ光を受光するか否かにより、前記把か
ら紙葉類が脱落したか否かを判別する判別手段とを具備
してなる。
【0009】請求項3記載のものは、紙葉類を束ねる施
封手段と、この施封手段により束ねられた把を搬送路に
沿って搬送する把搬送手段と、前記把の搬送方向に対し
て斜めにセンサ光を照射するセンサ光照射手段と、前記
搬送路の両側部に配設され、前記センサ光照射手段から
照射されるセンサ光を前記紙葉類の長さ寸法より短い間
隔で繰り返し反射させながら進行させる第1および第2
の反射部材と、この第1および第2の反射部材によって
反射されて進行されるセンサ光を受光するか否かによ
り、前記把から紙葉類が脱落したか否かを判別する判別
手段とを具備してなる。
【0010】請求項4記載のものは、紙葉類を供給する
供給手段と、この供給手段から供給される紙葉類を搬送
する搬送手段と、この搬送手段により搬送される紙葉類
を集積する集積手段と、この集積手段に集積された紙葉
類を束ねる施封手段と、この施封手段により束ねられた
把を搬送路に沿って搬送する把搬送手段と、前記把の搬
送方向に対して斜めにセンサ光を照射するセンサ光照射
手段と、前記搬送路の両側部に配設され、前記センサ光
照射手段から照射されるセンサ光を繰り返し反射させな
がら進行させる第1および第2の反射部材と、この第1
および第2の反射部材によって反射されて進行されるセ
ンサ光を受光するか否かにより、前記把から紙葉類が脱
落したか否かを判別する判別手段とを具備してなる。
【0011】請求項5記載のものは、紙葉類を供給する
供給手段と、この供給手段によって供給された前記紙葉
類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送さ
れた前記紙葉類の良否を検査する検査手段と、この検査
手段による検査結果に基づいて、前記紙葉類を第1の種
類の紙葉類と第2の紙葉類とに区別して夫々集積する集
積手段と、この集積手段に集積された第1の種類の紙葉
類群及び第2の種類の紙葉類群夫々に対して施封処理を
行う施封手段と、この施封手段によって施封された紙葉
類把を搬送路に沿って搬送する把搬送手段と、前記搬送
路に沿って配設された反射部材と、この反射部材に対し
てセンサ光を照射し、この反射部材で反射したセンサ光
を受光するセンサとを具備してなり、このセンサでのセ
ンサ光の有無から前記把搬送手段での紙葉類の脱落を判
別する。
【0012】請求項6記載のものは、積層された紙葉類
に対して施封処理を行う施封手段と、この施封手段によ
って施封された紙葉類把を搬送路に沿って搬送する把搬
送手段と、前記搬送路に沿って配設された反射部材と、
この反射部材に対してセンサ光を照射し、この反射部材
で反射したセンサ光を受光するセンサとを具備してな
り、このセンサでのセンサ光の受光の有無から前記把搬
送手段での紙葉類の脱落を判別する。
【0013】請求項12記載のものは、紙葉類を束ねる
施封手段と、この施封手段により束ねられた把を搬送路
に沿って搬送する把搬送手段と、前記搬送路における搬
送方向後端の位置に配設され、前記搬送方向に対して垂
直な方向に光軸を形成して把の通過を検知する通過セン
サと、前記把の搬送方向に対して斜めにセンサ光を照射
するセンサ光照射手段と、前記搬送路の両側部に配設さ
れ、前記センサ光照射手段から照射されるセンサ光を繰
り返し反射させながら進行させる第1および第2の反射
部材と、前記通過センサによって前記把の把搬送手段か
らの通過が検知された場合、前記第1および第2の反射
部材によって反射されて進行されるセンサ光を受光する
か否かにより、前記把から紙葉類が脱落したか否かを判
別する判別手段と、この判別手段によって紙葉類の脱落
が判別された場合、ジャムの発生を報知すえる表示手段
とを具備してなる。
【0014】請求項13記載のものは、紙葉類を束ねる
施封手段と、この施封手段により束ねられた把を搬送路
に沿って搬送する把搬送手段と、前記搬送路における搬
送方向後端の位置に配設され、前記搬送方向に対して垂
直な方向に光軸を形成して把の通過を検知する通過セン
サと、前記把の搬送方向に対して斜めにセンサ光を照射
するセンサ光照射手段と、前記搬送路の両側部に配設さ
れ、前記センサ光照射手段から照射されるセンサ光を前
記紙葉類の長さ寸法より短い間隔で繰り返し反射させな
がら進行させる第1および第2の反射部材と、前記通過
センサによって前記把の把搬送手段からの通過が検知さ
れた場合、前記第1および第2の反射部材によって反射
されて進行されるセンサ光を受光するか否かにより、前
記把から紙葉類が脱落したか否かを判別する判別手段
と、この判別手段によって紙葉類の脱落が判別された場
合、ジャムの発生を報知する表示手段とを具備してな
る。
【0015】請求項1〜4,5,6,12,13記載の
ものは、センサ光照射手段から斜めに照射されるセンサ
光を第1および第2の反射部材により、繰り返し反射さ
せて進行させて判別手段に受光させることにより、セン
サ光の進行範囲を脱落紙葉類の検出可能範囲とし、その
拡大を図ることができるようにする。
【0016】請求項2記載のものは、センサ光として光
軸が長く、減衰の少ないものを用いることにより、第1
および第2の反射部材間での反射回数を増大させて脱落
紙葉類の検出可能範囲をより一層拡大できるようにす
る。
【0017】請求項3記載のものは、第1および第2の
反射部材間でセンサ光を紙葉類の長さ寸法より短い間隔
で繰り返し反射させることにより、検出可能範囲内で確
実に脱落紙葉類を検出できるようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1〜図5に示す
実施の一形態を参照して説明する。図2は紙葉類処理装
置の構成を概略的に示すものである。図中11は装置本
体で、この装置本体11内の一側部側には紙葉類14を
積層状態で載置し一枚ずつ供給する供給装置12が設け
られている。上記供給装置12の上方部には、紙葉類1
4を取り出す取出装置16が設けられ、この取出装置1
6により取り出された紙葉類14は搬送装置18によっ
て搬送されるようになっている。上記搬送装置18中に
は検知装置20が設けられ、この検知装置20を紙葉類
14が通過することにより、その種類が検査されるよう
になっている。
【0019】上記取出装置16の上方部には、上記した
検査の結果、検知不可能であると判定された紙葉類14
を集積するための排除券集積装置22が設けられてい
る。上記検知装置20の下方部には、再流通可能と判定
された紙葉類14(即ち、きれいな券14a)を集積す
る良券集積装置24および、再流通不可能と判定された
紙葉類14(即ち、きたない券14b)を集積する否券
集積装置26が配設されている。上記装置本体11内の
他側部側には上記した再流通不可能と判定された紙葉類
14を投入させて所定の大きさに裁断する裁断装置28
が設けられている。上記裁断装置28には裁断された紙
葉類14を機外へ排出させるための排出管路28aが接
続されている。
【0020】上記良券集積装置24及び否券集積装置2
6の下方部には、良券施封装置30及び否券施封装置3
2が配設され、これら良券施封装置30及び否券施封装
置32により上記良券集積装置24及び上記否券集積装
置26から送り出される100枚のきれいな券14a及
びきたない券14bが夫々束に帯封(以下、きれいな券
把34及びきたない券把36と称する)されるようにな
っている。
【0021】上記良券施封装置30及び否券施封装置3
2の下方部には図3に示すように、良把排出コンベア3
8a及び否把排出サブコンベア38b´が配設され、上
記きれいな券把34は良把排出コンベア38a上に載置
され、きたない券把36は否把排出サブコンベア38b
´上に載置されるようになっている。
【0022】上記良把排出コンベア38aの排出端部側
には良把上昇装置40aが設けられ、上記良把排出コン
ベア38a上に載置されたきれいな券把34は良把排出
コンベア38aのベルト上を水平方向左に移動して排出
されたのち、上記良把上昇装置40aによって上方に持
ち上げられ、図示しない正把排出滑り台上を滑りながら
機体手前側に排出されるようになっている。
【0023】上記否把排出サブコンベア38b´の排出
端部側には、否把排出コンベア38bが設けられ、上記
否把排出サブコンベア38b´上に載置されたきたない
券把36は否把排出サブコンベア38b´により一旦手
前に送られて上記否把排出コンベア38b上に排出され
るようになっている。
【0024】上記否把排出コンベア38bの排出側には
否把上昇装置40bが設けられ、上記否把排出コンベア
38bから排出されるきたない券把36は、上記否把上
昇装置40bによって上方に持ち上げられた後、図示し
ない否把排出滑り台上を滑りながら機体手前側に排出さ
せられるようになっている。
【0025】しかして、紙葉類14を検査する場合に
は、取出装置16が動作されて供給装置12から紙葉類
14が順に1枚ずつ取り出される。この取り出された紙
葉類14は、搬送装置18によって搬送され、その途
中、検知装置20を通過することにより、その種類が検
査される。この検査の結果、検知不可能であると判定さ
れた紙葉類14は、搬送装置18によって排除券集積装
置22に集積される。また、再流通可能と判定された紙
葉類14(即ち、きれいな券14a)は、搬送装置18
によって良券集積装置24方向へ搬送されて良券集積装
置24内に集積される。
【0026】一方、再流通不可能と判定された紙葉類1
4(即ち、きたない券14b)は、搬送装置18によっ
て否券集積装置26、あるいは、裁断装置28方向に搬
送された後、否券集積装置26内に集積され、あるい
は、裁断装置28によって所定の大きさに裁断される。
裁断装置28によって裁断された紙葉類14は、排出管
路28aを介して機外へ排出される。
【0027】上記良券集積装置24内に集積された、き
れいな券14aは100枚集積される毎に、良券施封装
置30に送り出され、上記否券集積装置26に集積され
た、きたない券14bは100枚集積される毎に、否券
施封装置32に送り出される。この良券施封装置30及
び否券施封装置32に送り出された券14a及び券14
bはここで、夫々100枚の束に帯封(以下、きれいな
券把34及びきたない券把36と称する)され、しかる
のち、きれいな券把34は良把排出コンベア38a上に
載置され、一方きたない券把36は否把排出サブコンベ
ア38b´から、良把排出コンベア38a上に載置され
た、きれいな券把34は良把排出コンベア38aのベル
ト上を水平方向左に移動し、良把上昇装置40aによっ
て上方に持ち上げられ、良把排出滑り台(図示しない)
上を滑りながら機体手前側に排出される。否把排出サブ
コンベア38b´上に載置された、きたない券把36は
否把排出サブコンベア38b´から、否把排出コンベア
38bへ送られベルト上を水平方向左に移動する。しか
るのち、否把上昇装置40bによって上方に持ち上げら
れた後、否把排出滑り台(図示しない)上を滑りながら
機体手前側に排出される。
【0028】次に、上記否把排出コンベア38bの詳細
を図1及び図4を参照して説明する。この否把排出コン
ベア38bはローラ45,45間に掛け渡されて走行す
る搬送ベルト46を備え、この搬送ベルト46の両側部
には券把36の搬送をガイドするガイド板47,48が
配設されている。上記ガイド板47にはセンサ照射手段
としての発光素子49が設けられているとともに、受光
素子50が設けられ、この受光素子50には制御部61
が接続されて判別手段が構成されている。上記ガイド板
47の板面には上記発光素子49および受光素子50間
に位置して反射部材としての第1の反射鏡51が取り付
けられている。この反射鏡51に対向する上記ガイド板
48には反射部材としての第2の反射鏡52が取り付け
られている。上記発光素子49からはセンサ光が発光さ
れ、このセンサ光は上記券把36の搬送方向に対して斜
めに照射され、第1および第2の反射鏡52,51間で
繰り返し反射されて進行して受光センサ50に受光され
るようになっている。
【0029】また、上記ガイド板47には通過検知セン
サを構成する発光素子53が設けられ、上記ガイド板4
8には前記発光素子53に対向する受光素子54が設け
られ、上記発光素子53から発光されたセンサ光は上記
受光素子54により受光されるようになっている。
【0030】上記制御部61は、きたない券把36が図
の右から左に移動し、その後端が通過検出センサを通過
した直後に、上記受光素子50がセンサ光を受光したか
否かをチェックし、受光素子50が暗ならば、区間Qに
紙葉類14が脱落残留しているものと判断する。
【0031】なお、上記区間Q内の最小検出距離Lは、
紙葉類14の搬送方向に沿う長さ寸法よりも短くされ、
上記区間Q内で確実に紙葉類14を検出できるようにな
っている。
【0032】また、上記発光素子50から発光されるセ
ンサ光としては、その光軸が十分長く、かつ、減衰が小
さいものが用いられ、これにより、センサ光が第1およ
び第2の反射鏡51,52間で反射される回数が増大さ
れ、検出区間Qの距離をより長くすることが可能になっ
ている。
【0033】以下、図5を参照して否把排出コンベア3
8bでの脱落券の検知動作について説明する。否把排出
サブコンベア38b´から送り込まれた、きたない券把
36は通常は100枚束ねた状態でコンベアベルト46
上に移動されて搬送される。この搬送時に、例えば、帯
封が弱い等の理由により、券把36の中の1枚あるいは
数枚が券把36から脱落し、紙葉類14として否把排出
コンベア38b上に残留することがある。
【0034】このような場合に際し、否把排出コンベア
38bではまず、通過検知センサの受光素子54が発光
素子53からのセンサ光を受光したか否かが判断される
(ステップ1)。ここでセンサ光を受光している(明状
態である)場合には、再度ステップ1に従った処理がな
される。このステップ1の結果、通過検知センサの受光
素子54がセンサ光を受光していない(暗状態である)
場合には、券把36が通過したものと判断し、発光素子
49から発せられて第1および第2の反射鏡51,52
を反射したセンサ光を受光センサ50が受光したか否か
が判断される(ステップ2)。ここで、紙葉類14が脱
落しない場合には、発光素子49から発光されたセンサ
光が受光センサ50により受光され(明状態である)、
正常と判断される(ステップ3)。紙葉類14が脱落し
た場合には、発光素子49から発光されたセンサ光が紙
葉類によって遮断されて受光センサ50はセンサ光を受
光しない(暗状態である)ので、制御部61によって券
の脱落が発生したと判断され(ステップ4)、ベルトモ
ータ(図示しない)を停止させる(ステップ5)ととも
に、ジャムの発生が表示部(図示しない)に表示される
(ステップ6)。
【0035】上記したように、発光素子49から発光さ
れたセンサ光Rを第1および第2の反射鏡51,52に
より繰り返し反射させて進行させたのち、受光素子50
に受光させるため、センサ光Rの進行する範囲内で、落
下紙葉類の検出が可能となる。
【0036】したがって、落下紙葉類の検出可能範囲を
拡大でき、落下紙葉類を確実に検出することができる。
また、上記センサ光としては、その光軸が十分長く、か
つ、減衰が小さいものを用いるため、センサ光が第1お
よび第2の反射鏡51,52間で反射される回数が増大
され、検出可能区間Qの距離をより長くすることが可能
となっている。
【0037】また、上記区間Q内の最小検出距離Lを、
紙葉類14の搬送方向に沿う長さ寸法よりも短くするこ
とにより、上記区間Q内でより一層確実に紙葉類14を
検出することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、請求項1
〜4,5,6,12,13記載のものは、センサ光照射
手段から斜めに照射されるセンサ光を第1および第2の
反射部材により、繰り返し反射させて進行させて判別手
段に受光させるから、センサ光の進行範囲が脱落紙葉類
の検出可能範囲となり、その検出可能範囲を拡大して確
実に脱落紙葉類を検出できる。
【0039】請求項2記載のものは、センサ光として光
軸が長く、減衰の少ないものを用いるから、第1および
第2の反射部材間での反射回数を増大させて脱落紙葉類
の検出可能範囲をより一層拡大でき、確実に脱落紙葉類
を検出できる。
【0040】請求項3記載のものは、第1および第2の
反射部材間でセンサ光を紙葉類の長さ寸法より短い間隔
で繰り返し反射させるから、検出可能範囲内で確実に脱
落紙葉類を検出することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である紙葉類の落下判別
装置を示すもので、図1(A)はその平面図、図1
(B)はその側面図。
【図2】図1の落下判別装置を備える紙葉類処理装置を
示す構成図。
【図3】図2の紙葉類処理装置の把搬送機構を示す概略
的構成図。
【図4】図1の落下判別装置を示す正面図。
【図5】図1の落下判別装置の動作を示すフローチャー
ト図。
【図6】従来の落下判別装置を示す構成図。
【符号の説明】 12…供給装置(供給手段)、14…紙葉類、14a…
きれいな券、14b…きたない券、16…取出装置、1
8…搬送装置(搬送手段)、22…排除券集積装置、2
4…良券集積装置、26…否券集積装置、28…裁断装
置、28a…排出管路、30…良券施封装置(施封手
段)、32…否券施封装置(施封手段)、34…きれい
な券把、36…きたない券把、38a…良把排出コンベ
ア、38b…否把排出コンベア(搬送手段)、38b´
…否把排出サブコンベア、40a…良把上昇装置、40
b…否把上昇装置、41a…良把排出滑り台、41b…
否把排出滑り台、49…発光素子(センサ光照射手
段)、14…紙葉類、51…第1の反射部材(反射
鏡)、52…第2の反射部材(反射鏡)、50…受光素
子(判別手段)、61…制御部(判別手段)、Q…区
間。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を束ねる施封手段と、 この施封手段により束ねられた把を搬送路に沿って搬送
    する把搬送手段と、 前記把の搬送方向に対して斜めにセンサ光を照射するセ
    ンサ光照射手段と、 前記搬送路の両側部に配設され、前記センサ光照射手段
    から照射されるセンサ光を繰り返し反射させながら進行
    させる第1および第2の反射部材と、 この第1および第2の反射部材によって反射されて進行
    されるセンサ光を受光するか否かにより、前記把から紙
    葉類が脱落したか否かを判別する判別手段と、 を具備してなることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を束ねる施封手段と、 この施封手段により束ねられた把を搬送路に沿って搬送
    する把搬送手段と、 前記把の搬送方向に対して斜めに光軸が長くて減衰の少
    ないセンサ光を照射するセンサ光照射手段と、 前記搬送路の両側部に配設され、前記センサ光照射手段
    から照射されるセンサ光を繰り返し反射させながら進行
    させる第1および第2の反射部材と、 この第1および第2の反射部材によって反射されて進行
    されるセンサ光を受光するか否かにより、前記把から紙
    葉類が脱落したか否かを判別する判別手段と、 を具備してなることを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類を束ねる施封手段と、この施封手
    段により束ねられた把を搬送路に沿って搬送する把搬送
    手段と、 前記把の搬送方向に対して斜めにセンサ光を照射するセ
    ンサ光照射手段と、 前記搬送路の両側部に配設され、前記センサ光照射手段
    から照射されるセンサ光を前記紙葉類の長さ寸法より短
    い間隔で繰り返し反射させながら進行させる第1および
    第2の反射部材と、 この第1および第2の反射部材によって反射されて進行
    されるセンサ光を受光するか否かにより、前記把から紙
    葉類が脱落したか否かを判別する判別手段と、 を具備してなることを特徴とする紙葉類処理装置。
  4. 【請求項4】 紙葉類を供給する供給手段と、 この供給手段から供給される紙葉類を搬送する搬送手段
    と、 この搬送手段により搬送される紙葉類を集積する集積手
    段と、 この集積手段に集積された紙葉類を束ねる施封手段と、 この施封手段により束ねられた把を搬送路に沿って搬送
    する把搬送手段と、 前記把の搬送方向に対して斜めにセンサ光を照射するセ
    ンサ光照射手段と、 前記搬送路の両側部に配設され、前記センサ光照射手段
    から照射されるセンサ光を繰り返し反射させながら進行
    させる第1および第2の反射部材と、 この第1および第2の反射部材によって反射されて進行
    されるセンサ光を受光するか否かにより、前記把から紙
    葉類が脱落したか否かを判別する判別手段と、を具備し
    てなることを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 【請求項5】 紙葉類を供給する供給手段と、 この供給手段によって供給された前記紙葉類を搬送する
    搬送手段と、 この搬送手段によって搬送された前記紙葉類の良否を検
    査する検査手段と、 この検査手段による検査結果に基づいて、前記紙葉類を
    第1の種類の紙葉類と第2の紙葉類とに区別して夫々集
    積する集積手段と、 この集積手段に集積された第1の種類の紙葉類群及び第
    2の種類の紙葉類群夫々に対して施封処理を行う施封手
    段と、 この施封手段によって施封された紙葉類把を搬送路に沿
    って搬送する把搬送手段と、 前記搬送路に沿って配設された反射部材と、 この反射部材に対してセンサ光を照射し、この反射部材
    で反射したセンサ光を受光するセンサとを具備してな
    り、 このセンサでのセンサ光の有無から前記把搬送手段での
    紙葉類の脱落を判別することを特徴とする紙葉類処理装
    置。
  6. 【請求項6】 積層された紙葉類に対して施封処理を行
    う施封手段と、 この施封手段によって施封された紙葉類把を搬送路に沿
    って搬送する把搬送手段と、 前記搬送路に沿って配設された反射部材と、 この反射部材に対してセンサ光を照射し、この反射部材
    で反射したセンサ光を受光するセンサとを具備してな
    り、 このセンサでのセンサ光の受光の有無から前記把搬送手
    段での紙葉類の脱落を判別することを特徴とする紙葉類
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送路における搬送方向後端の位置
    に配設され、前記搬送方向に対して垂直な方向に光軸を
    形成して把の通過を検知する通過センサを具備し、この
    通過センサによって前記把の把搬送手段からの通過が検
    知された場合に前記センサ光の受光の有無をチェックす
    ることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送路における搬送方向後端の位置
    に配設され、前記搬送方向に対して垂直な方向に光軸を
    形成して把の通過を検知する通過センサを具備し、この
    通過センサによって前記把の把搬送手段からの通過が検
    知された場合に前記センサ光の受光の有無をチェックす
    ることを特徴とする請求項3記載の紙葉類処理装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送路における搬送方向後端の位置
    に配設され、前記搬送方向に対して垂直な方向に光軸を
    形成して把の通過を検知する通過センサを具備し、この
    通過センサによって前記把の把搬送手段からの通過が検
    知された場合に前記センサ光の受光の有無をチェックす
    ることを特徴とする請求項5記載の紙葉類処理装置。
  10. 【請求項10】 前記判別手段によって紙葉類の脱落が
    判別された場合、ジャムの発生を報知する表示手段を具
    備することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記判別手段によって紙葉類の脱落が
    判別された場合、ジャムの発生を報知する表示手段を具
    備することを特徴とする請求項3記載の紙葉類処理装
    置。
  12. 【請求項12】 紙葉類を束ねる施封手段と、 この施封手段により束ねられた把を搬送路に沿って搬送
    する把搬送手段と、 前記搬送路における搬送方向後端の位置に配設され、前
    記搬送方向に対して垂直な方向に光軸を形成して把の通
    過を検知する通過センサと、 前記把の搬送方向に対して斜めにセンサ光を照射するセ
    ンサ光照射手段と、 前記搬送路の両側部に配設され、前記センサ光照射手段
    から照射されるセンサ光を繰り返し反射させながら進行
    させる第1および第2の反射部材と、 前記通過センサによって前記把の把搬送手段からの通過
    が検知された場合、前記第1および第2の反射部材によ
    って反射されて進行されるセンサ光を受光するか否かに
    より、前記把から紙葉類が脱落したか否かを判別する判
    別手段と、 この判別手段によって紙葉類の脱落が判別された場合、
    ジャムの発生を報知すえる表示手段と、 を具備してなることを特徴とする紙葉類処理装置。
  13. 【請求項13】 紙葉類を束ねる施封手段と、 この施封手段により束ねられた把を搬送路に沿って搬送
    する把搬送手段と、 前記搬送路における搬送方向後端の位置に配設され、前
    記搬送方向に対して垂直な方向に光軸を形成して把の通
    過を検知する通過センサと、 前記把の搬送方向に対して斜めにセンサ光を照射するセ
    ンサ光照射手段と、 前記搬送路の両側部に配設され、前記センサ光照射手段
    から照射されるセンサ光を前記紙葉類の長さ寸法より短
    い間隔で繰り返し反射させながら進行させる第1および
    第2の反射部材と、 前記通過センサによって前記把の把搬送手段からの通過
    が検知された場合、前記第1および第2の反射部材によ
    って反射されて進行されるセンサ光を受光するか否かに
    より、前記把から紙葉類が脱落したか否かを判別する判
    別手段と、この判別手段によって紙葉類の脱落が判別さ
    れた場合、ジャムの発生を報知する表示手段と、 を具備してなることを特徴とする紙葉類処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053914A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Toshiba Corp 紙葉類検出器、紙葉類処理装置
KR20200071901A (ko) * 2018-12-11 2020-06-22 효성티앤에스 주식회사 금융 자동화 기기
KR20200075993A (ko) * 2018-12-18 2020-06-29 효성티앤에스 주식회사 금융 자동화 기기

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