JP5635580B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
近年、安定した画像品質を維持するために、感光体や転写ベルトなどの像担持体上に付着しているトナー量を所定の印字枚数や時間毎などの予め決められた条件に基づいてトナー付着量センサーで検出し、像担持体に付着するトナー量をコントロールする技術が知られている。
また、印字率とは紙の面積に対する印字した面積の比率であるが、低印字率(例えば3%未満)の印刷が継続的に行われると現像装置中のトナーの入れ替わりが悪いことにより、かぶりや画像濃度不足などの不具合が生じる。
そこで、現像装置中のトナーを感光体に現像して排出した後に、新しいトナーを現像装置内に補給することでトナーを入れ替える技術が知られている。トナーを入れ替えた直後においては、感光体や転写ベルトなどの像担持体上のトナー付着量をトナー付着量センサーによって検出し、像担持体上のトナー量を調整する。
尚、トナーの入れ替え実施中にはユーザーは印刷ができないことから現像装置中のトナーの入れ替え(トナーリフレッシュ)を短時間に終了する必要があるが、このためには、高印字率のベタ画像など画質維持制御用のトナー像を感光体上に現像する必要があり、さらに必要に応じて転写手段により転写ベルトへの転写も行われる。そして、像担持体上に付着した高印字率のベタ画像に係るトナーはクリーニングブレードなどの清掃手段により除去される。
特開2012−083479号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、清掃手段がライフ近傍の場合には、例えばトナーリフレッシュの実行に伴って高印字率のベタ画像を感光体上に現像した際、清掃手段で除去しきれなかったトナーが感光体や転写ベルト上に残留してしまい、トナー付着量センサーにおいて誤検出を生じてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、感光体や転写ベルト上に付着したトナーを確実に除去できる画像形成装置を提供することを解決しようとする課題とする。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、転写ベルト、感光体、現像装置、転写部材、転写ベルトクリーナ、感光体クリーナ、記憶部、トナー回収比率算出部および制御部を備える。転写ベルトは、一方向へ移動する。感光体は、転写ベルトの移動方向に沿って配置され、表面に静電潜像を保持する。現像装置は、感光体に対向配置され、排出したトナーを静電潜像に付着させて感光体上にトナー像を形成する。転写部材は、転写バイアスの供給に基づいて転写ベルトを介して感光体を圧接し、感光体上に形成されたトナー像を転写ベルト上に転写する。転写ベルトクリーナは、転写ベルトに当接して対向配置され、転写ベルトの表面に付着しているトナーを回収する。感光体クリーナは、現像装置よりも感光体の回転方向下流側で、感光体に当接して対向配置され、感光体の表面に付着しているトナーを回収する。記憶部は、感光体クリーナに係る駆動時間Td1および規定ライフTd0並びに転写ベルトクリーナに係る駆動時間Tt1および規定ライフTt0をそれぞれ記憶する。トナー回収比率算出部は、駆動時間Td1および規定ライフTd0から感光体クリーナの使用度合いTd、駆動時間Tt1および規定ライフTt0から転写ベルトクリーナの使用度合いTtをそれぞれ算出するとともに、部材間の使用度合いの比率R=Td/Ttを算出し、この比率Rに基づいて画質維持制御の実行後における感光体クリーナと転写ベルトクリーナの各々のトナー回収比率を算出する。制御部は、印刷ジョブの非実行時に現像装置にトナーを排出させて感光体上に画質維持制御に係るトナー像を複数セット形成させると共に、トナー回収比率算出部が算出したトナー回収比率に基づいて転写部材に対する転写バイアスのON/OFFを切り替え、前記複数セットの中で感光体クリーナまたは転写ベルトクリーナへ回収先を振り分けてトナーを回収させる制御を行う
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す断面図。 図1に示す画像維持制御ユニットの斜視図。 図1に示す画像形成装置が有する機能を示す機能ブロック図。 図1に示す画像形成装置において画質維持制御に用いる要素を示す概略図。 図1に示す転写ベルト上に転写されるベタ画像のパターンの具体例を示す図。 図1に示す画像形成装置におけるトナー回収処理の具体例を示すフローチャート。 図6のS603に示すトナー回収比率決定処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示す転写ベルト上に転写されるベタ画像の複数のパターンを示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の断面図である。図1に示す画像形成装置は、4連タンデム方式の多機能周辺装置(MFP:Multifunction Peripheral)である。画像形成装置は、例えばハードコピーまたはプリントアウトと称される出力画像として画像情報を出力する画像形成部1、この画像形成部1に対して画像出力に用いられる任意サイズの用紙(出力媒体)を供給する用紙供給部2、および画像形成部1において画像形成の対象である画像情報を対象物(以下、原稿と称する)から画像データとして取り込むスキャナである画像読取部3を有する。画像読取部3は、原稿を載置する透明なプラテンガラス3aと、原稿を照射する光源3bと原稿から反射した光を反射する反射ミラー3cとで構成されている。
また、画像形成装置の上部側には、自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)4が設けられている。原稿がシート状である場合、自動原稿搬送装置4は、画像読取部3での画像情報の読み取り終了後、読み取りが終了した原稿を読み取り位置から排出位置に排出し、次の原稿を読み取り位置に案内する。また、画像形成装置には、画像形成部1における画像形成の開始や、画像読取部3による原稿の画像情報を読み取るための開始を指示するためのコントロールパネル5が設けられている。
次に、画像形成部1の構成について説明する。画像形成部1の上部側には、トナーカートリッジ10Y〜10Kが併設されている。トナーカートリッジ10Y〜10Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーを一色ずつ収容しており、後述する現像装置14Y〜14Kに対してトナーを順次補給する。また、トナーカートリッジ10Y〜10Kは、画像形成部1の前面側に設けられたカートリッジ保持機構10に対して着脱可能である。
画像形成部1は、Y、M、C、Kの色ごとに分割された4つの画像形成ユニットからなり、潜像を保持する像担持体としての感光体ドラム11Y〜11K、これらの感光体ドラム11Y〜11Kに対して書込用画像データに応じて変調されたレーザ光を照射して潜像を形成するLED12Y〜12Kで構成された露光装置12、感光体ドラム11Y〜11Kを一様に帯電させる帯電チャージャー13Y〜13K、感光体ドラム11Y〜11K上に形成された潜像を現像する現像装置14Y〜14K、感光体ドラム11Y〜11K上で現像されたトナー(現像剤)の像(以下、「トナー像」と称する)を積層状態で保持する転写ベルト15、感光体ドラム11Y〜11K上の残留トナーなどの付着物をそれぞれ取り除く感光体クリーナ16Y〜16Kを有する。
更に、画像形成部1は、転写ベルト15上で積層されたトナー像を、例えば特別な加工がされていない一般的な普通紙、あるいは透明な樹脂シートであるOHPシート等のシート状の出力媒体に転写する転写装置17、被転写媒体に転写されたトナー像を出力媒体に定着する定着装置18を有する。
転写ベルト15は、転写ベルト15を駆動させるための駆動ローラ15a、二次転写用のバックアップローラ15b、転写ベルト15にかかる張力を一定にするためのテンションローラ15cによって張架されている。また、転写ベルト15を挟んで駆動ローラ15aと対向する位置には、転写ベルトクリーナ15dが転写ベルト15に当接配設されている。
転写ベルト15が感光体ドラム11Y〜11Kと当接する箇所(以下、「一次転写部」と称する)には、一次転写部の裏面側から感光体ドラム11Y〜11Kを圧接するように転写ローラ17Y〜17Kがそれぞれ配設されている。
また、転写装置17(以下、「二次転写部」と称する)は、転写ベルト15の裏面側(内側)に配設されたバックアップローラ15bと対向し、転写ベルト15のトナー担持面側(外側)で転写ベルト15に当接配設されている。
各感光体ドラム11Y〜11Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色のトナーをそれぞれ収容した現像装置14Y〜14Kにより可視化(現像)すべき色の静電潜像(トナー像)を保持するが、その配列の順は、画像形成プロセスやトナーの特性に応じ、所定の順に規定される。転写ベルト15は、感光体ドラム11Y〜11Kおよび対応する現像装置14Y〜14Kが形成した各色のトナー像を形成順に保持する。
また、一次転写部の最下流に配置された第4ステーションと二次転写部の間には、画像維持制御ユニット20が配設されている。図2は、画像維持制御ユニット20の構造を示す斜視図である。同図に示されるように、画像維持制御ユニット20内には、トナー付着量センサー20a、画像位置合わせセンサー20b、20cおよびセンサシャッタソレノイド20dが設けられている。トナー付着量センサー20aは、転写ベルト15上のトナーに対して発光量PのLED光を照射し、トナー像から反射した光量Pを検出し、PとPの関係からトナー付着量を検出し、各色の画像形成ユニットでの画像濃度の補正を行うためのセンサである。画像位置合わせセンサー20b、20cは、転写ベルト15上のズレ調整パターンを検出して、各色の画像形成ユニットでの画像ズレの補正を行うためのセンサーである。
用紙供給部2は、転写装置17がトナー像を二次転写する際に、紙などの出力媒体を所定のタイミングで転写装置17に供給する。複数のカセットスロット31にセットされたカセットは、任意のサイズの出力媒体を収容する。画像形成の動作に応じ、ピックアップローラ32が出力媒体を取り出す。出力媒体のサイズは、画像形成部1が形成するトナー像の大きさに対応する。分離機構33は、ピックアップローラ32がカセットから取り出した出力媒体が2枚以上になることを阻止する。複数の搬送ローラ34は、分離機構33で1枚に制限された出力媒体をアライニングローラ35に向けて搬送する。アライニングローラ35は、転写装置17が転写ベルト15からトナー像を二次転写するタイミングに合わせて、出力媒体を転写装置17と転写ベルト15が接する転写位置に送る。尚、カセットスロット31、ピックアップローラ32および分離機構33は、必要に応じて複数用意され、カセットは、任意に異なるスロットに装着可能である。
定着装置18を介して画像情報が定着された出力媒体は、画像読取部3の側方であって、画像形成部1の上方に設けられた排紙トレイ41に排出される。ここで、定着装置18は、定着ローラ18aと加圧ローラ18bを排紙方向の下流側に有している。トナー像(現像剤像)が転写された出力媒体は、例えば180℃まで昇温された定着ローラ18aと加圧ローラ18bによりトナー像が溶融し、画像情報が定着する。また、画像形成装置は、画像形成部1の側面に側方排紙トレイを有する。定着装置18から排出された出力媒体は、中継搬送部を介して側方排紙トレイに案内される。
図3は、画像形成装置が有する機能を示す機能ブロック図である。ここでは、画像形成装置は、上述した画像形成部1、画像読取部3の他に、制御部101、記憶部102、カウンタ部103、画像処理部104、モーター駆動部105、センサー情報取得部106およびトナー回収比率算出部107を更に備えている。
制御部101は、画像形成装置を構成する各部の動作を制御する制御装置である。制御部101としては、CPU(Central Processing Unit)や、CPUと同等の演算処理を実行可能なMPU(Micro Processing Unit)などを用いることができる。また、制御部101は、画像形成装置における実行モードの切替を制御する。記憶部102は、画像形成装置による各処理を実行するためのプログラム、定義データ、各種のセンサーの検出値などを記憶する記憶装置であり、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read only Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、VRAM(Video RAM)、フラッシュメモリ等から構成される。
本実施形態における記憶部102は、少なくとも感光体クリーナ規定ライフ、感光体ドラム11Y〜11Kの使用度合いを表す感光体駆動時間をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色について記憶するとともに、転写ベルトクリーナ規定ライフおよび転写ベルトクリーナの使用度合いを表す転写駆動時間を記憶する。
カウンタ部103は、印刷ジョブにおける印字枚数および印字動作時間をジョブ単位でカウントし、そのカウント数を記憶部102に記憶する。また、カウンタ部103は、ジョブ単位で印字枚数をカウントする以外に、一日あるいは長期における累積印字枚数や各機器の駆動時間等もカウントし、記憶部102へ出力する。画像処理部104は、画像読取部3においてCCDが受光した反射光からの出力信号をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像データに変換し、濃度補正等のデータ処理を施して書込用画像データとして制御部101へ出力する。
モーター駆動部105は、制御部101からの制御情報に基づいて画像形成装置内の各種モーターの駆動を制御する。例えば、モーターへの供給電圧を変更することによってモーターの回転数を制御する。
センサー情報取得部106は、上述したトナー付着量センサー20aの他、温度センサー、湿度センサー、オゾン濃度検出センサー、表面電位センサーなど画像形成装置内に設置されている各種のセンサーの検出値をセンサー情報として取得し、制御部101へ出力する。制御部101は、安定した画像品質を維持するために、センサー情報取得部106を介して、トナー付着量センサー20aが所定の印字枚数ごと、所定の時間ごとなど所定の条件ごとに転写ベルト15上に付着するトナー量の検出値を取得する。制御部101は、検出されたトナーの付着量が所定の範囲に入っていないときは、プロセス条件(例えば、(現像コントラスト)=(現像バイアス)−(帯電残留電位))を制御して所定の範囲に入るように調整し、転写ベルト15に付着させるトナー量を制御する。
トナー回収比率算出部107は、感光体クリーナ16Y〜16Kおよび転写ベルトクリーナ15dについて規定ライフと駆動時間(使用時間)との比率(使用度合い)をそれぞれ算出し、算出された比率の比較結果に基づいて感光体クリーナ16Y〜16Kと転写ベルトクリーナ15dがトナーをそれぞれ回収する比率を算出し、制御部101へ出力する。制御部101は、現像装置14Y〜14Kによって感光体ドラム11Y〜11K上に画質維持制御用のトナー像であるベタ画像を形成すると共に、トナー回収比率算出部107における算出結果に基づいて転写ローラ17Y〜17Kに対する転写バイアスのON/OFFを切り替えて転写ベルト15への一次転写を行い、感光体クリーナ16Y〜16Kまたは転写ベルトクリーナ15dを用いたベタ画像に係るトナー回収における使用クリーナの比率を制御する。
図4は、図1に示す画像形成装置において画質維持制御に用いる要素を示す概略図である。制御部101は、個々の感光体ドラム11Y〜11Kに所定の電位(表面電位)を与える帯電チャージャー13Y〜13Kに対して帯電電源装置130から供給される帯電バイアス電圧と、現像装置14Y〜14Kに含まれる現像ローラに対して現像バイアス電源装置140から供給される現像バイアス電圧と、転写ベルト15の裏面側から感光体ドラム11Y〜11Kを圧接する転写ローラ17Y〜17Kに対して転写バイアス電源装置170から供給される転写バイアス電圧を各色で制御することにより、画像データ(印字データ)に対応して露光装置12が提供するレーザパワーとは独立して、プロセス条件を設定すると共に、トナー回収比率算出部107において算出されたトナー回収比率に基づいて感光体クリーナ16Y〜16Kまたは転写ベルトクリーナ15dを用いたトナー回収処理を制御する。また、制御部101は、I/Oポート108を介して画質維持制御ユニット20を制御する。
図5は、図1に示す転写ベルト15上に転写されるベタ画像のパターンの具体例を示す図である。同図に示されるように、トナーの入れ替えは感光体ドラム16Y〜16Kの軸方向で印刷可能範囲全域の幅で各感光体間隔(たとえば16Yと16Mの感光体距離)分のベタ画像を同時に各感光体ドラム11Y〜11K上に形成する。各色のベタ画像を転写ベルト15上に全て転写した場合には図5のようになる。また、本実施形態では、Y、M、C、Kの転写パターンを1セットとして、6セット分のトナーを各現像装置から排出するものとするが、セット数は適宜変更できる。図5に示す転写パターンの場合には、排出されたトナーは転写ベルトクリーナ15dによって回収されるが、トナー回収比率算出部107におけるトナー回収比率の算出結果に基づいて各セットおいて回収に使用されるクリーナは切換えられる。
以下、上記のように構成された画像形成装置におけるトナーリフレッシュの実行に伴うベタ画像の形成からトナーの回収までの動作について説明する。図6は、図1に示す画像形成装置におけるトナー回収処理の具体例を示すフローチャートである。
先ず、トナー回収比率算出部107は、記憶部102からY、M、C、Kの各色について感光体クリーナ16Y〜16Kの規定ライフTd0と、トナーリフレッシュを実施したときの感光体ドラム11Y〜11Kの感光体駆動時間Td1を取得する(S601)。
次に、トナー回収比率算出部107は、記憶部102から転写ベルトクリーナ15dの規定ライフTt0と、転写ベルト駆動時間Tt1を取得する(S602)。
次に、トナー回収比率算出部107は、S601およびS602で取得された感光体クリーナ規定ライフTd0、感光体駆動時間Td1、転写ベルトクリーナ規定ライフTt0および転写ベルト駆動時間Tt1に基づいてY、M、C、Kの各色について画質維持制御用のベタ画像に係るトナーの回収比率を決定する(S603)。
図7は、S603のトナー回収比率決定処理の具体例を示すフローチャートである。先ず、感光体クリーナ使用度合いTdをTd=Td1/Td0、転写ベルトクリーナ使用度合いTtをTt=Tt1/Tt0と算出する。すなわち、感光体ドラム11Y〜11Kの駆動時間を感光体クリーナ16Y〜16Kの使用時間と、転写ベルト15の駆動時間を転写ベルトクリーナ15dの使用時間とそれぞれ同一とみなし、各クリーナの使用度合いを算出する。そして、比率RをR=Td/Ttとして算出する(S701)。そして、比率Rに基づいて例えば以下のように判定を行い、転写ベルト15へのベタ画像の一次転写回数Cnt_T、すなわち、トナーの回収比率をY、M、C、Kの各色について決定する。
R≦1/5と判定された場合(S702:Yes)は、6セット全てを感光体クリーナ16Y〜16Kで回収するために、一次転写回数Cnt_Tを0とし(S703)、S711へ進む。
1/5<R≦1/3と判定された場合(S704:Yes)は、4セットを感光体クリーナ16Y〜16K、2セットを転写ベルトクリーナ15dで回収するために、一次転写回数Cnt_Tを2とし(S705)、S711へ進む。
1/3<R≦3と判定された場合(S706:Yes)は、3セットを感光体クリーナ16Y〜16K、3セットを転写ベルトクリーナ15dで回収するために、一次転写回数Cnt_Tを3とし(S707)、S711へ進む。
3<R≦5と判定された場合(S708:Yes)は、2セットを感光体クリーナ16Y〜16K、4セットを転写ベルトクリーナ15dで回収するために、一次転写回数Cnt_Tを4とし(S709)、S711へ進む。
5<Rのとき(S708:No)は、6セット全てを転写ベルトクリーナ15dで回収するために、一次転写回数Cnt_Tを6とし(S705)、S711へ進む。
そして、Y、M、C、Kの全てについて一次転写回数Cnt_Tが決定された場合は(S711:Yes)、処理を終了し、図6のS604に復帰する。これに対し、一次転写回数Cnt_Tが決定されていない色があると判定された場合には、S701に戻り、全色について決定するまでS701〜S711の処理を繰り返す。
次に、制御部101は、現像装置14Y〜14Kを制御し、Y、M、C、Kの各色のベタ画像を感光体ドラム11Y〜11K上に同時に形成し(S604)、画像形成回数Cnt(初期値0)を1加算する(S605)。
次に、制御部101は、S603においてY、M、C、Kの各色について算出された一次転写回数Cnt_Tと画像形成回数Cntに基づいてベタ画像の一次転写の実行を色ごとに制御する(S606)。具体的には、感光体クリーナ16Y〜16Kでトナーを回収したいときには対応する転写ローラ17Y〜17Kに対して印加する転写バイアスをOFFにし、逆に転写ベルトクリーナ15dでトナーを回収するときは転写バイアスをONにする。図8は、図1に示す転写ベルト15上に転写されるベタ画像の複数のパターンを示す図である。同図に示されるように、転写ローラ17Y〜17Kに印加する転写バイアスを各色で制御すると、1セットにおいて15パターンの一次転写の態様が考えられる。
次に、制御部101は、転写ベルトクリーナ15dを転写ベルト15に当接させ、転写ベルト15に一次転写されているベタ画像に係るトナーを転写ベルトクリーナ15dによって回収する(S607)。尚、Y、M、C、Kの全色について一次転写が実行されなかったセットの場合は、この処理は省略できる。
次に、制御部101は、感光体クリーナ16Y〜16Kを感光体ドラム11Y〜11Kに当接させ、転写ベルト15への一次転写が実行されずに、感光体ドラム11Y〜11K上に付着しているベタ画像に係るトナーを対応する感光体クリーナ16Y〜16Kによってそれぞれ回収する(S608)。尚、Y、M、C、Kの全色について一次転写が実行されたセットの場合は、この処理は省略できる。
そして、制御部101は、画像形成回数が所定回数(ここでは6セット)に達したか否かを判定し(S609)、所定回数に達したと判定された場合(S609:Yes)には処理を終了し、所定回数に達していないと判定された場合(S609:No)には、S604に戻り、所定回数に達するまでS604〜609の処理を繰り返す。
このように、本実施形態に係る画像形成装置によれば、感光体クリーナ16Y〜16Kと転写ベルトクリーナ15dのそれぞれの使用度合いと規定ライフとの比率に応じてトナーの入れ替えのために現像装置14Y〜14Kから排出されたトナーを感光体クリーナ16Y〜16Kと転写ベルトクリーナ15dに振り分けて除去できるため、トナーをクリーナで除去できずにトナー付着量センサー20aが誤検出するという問題を回避することができる。また、図8に示したように、転写ベルトへの一次転写の実施をY、M、C、Kの色ごとに制御できるため、感光体クリーナ16Y〜16Kの交換作業が特定の色についてのみ行われた場合にも対応できる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…画像形成部、
11,11Y,11M,11C,11K…感光体ドラム、
13,13Y,13M,13C,13K…帯電チャージャー、
14,14Y,14M,14C,14K…現像装置、
15…転写ベルト、
15d…転写ベルトクリーナ、
16,16Y,16M,16C,16K…感光体クリーナ、
17…転写装置、
17Y,17M,17C,17K…転写ローラ、
20…画質維持制御ユニット、
20a…トナー付着量センサー、
20b,20c…画像位置合わせセンサー、
101…制御部、
102…記憶部、
103…カウンタ部、
104…画像処理部、
105…モーター駆動部、
106…センサー情報取得部、
107…トナー回収比率算出部。

Claims (3)

  1. 一方向へ移動する転写ベルトと、
    前記転写ベルトの移動方向に沿って配置され、表面に静電潜像を保持する感光体と、
    この感光体に対向配置され、排出したトナーを前記静電潜像に付着させて前記感光体上にトナー像を形成する現像装置と、
    転写バイアスの供給に基づいて前記転写ベルトを介して前記感光体に圧接し、前記感光体上に形成された前記トナー像を前記転写ベルト上に転写する転写部材と、
    前記転写ベルトに当接して対向配置され、前記転写ベルトの表面に付着している前記トナーを回収する転写ベルトクリーナと、
    前記現像装置よりも前記感光体の回転方向下流側で、前記感光体に当接して対向配置され、前記感光体の表面に付着している前記トナーを回収する感光体クリーナと、
    前記感光体クリーナに係る駆動時間Td1および規定ライフTd0並びに前記転写ベルトクリーナに係る駆動時間Tt1および規定ライフTt0をそれぞれ記憶する記憶部と、
    前記駆動時間Td1および前記規定ライフTd0から前記感光体クリーナの使用度合いTd、前記駆動時間Tt1および前記規定ライフTt0から前記転写ベルトクリーナの使用度合いTtをそれぞれ算出するとともに、部材間の使用度合いの比率R=Td/Ttを算出し、この比率Rに基づいて画質維持制御の実行後における前記感光体クリーナと前記転写ベルトクリーナの各々のトナー回収比率を算出するトナー回収比率算出部と、
    印刷ジョブの非実行時に前記現像装置に前記トナーを排出させて前記感光体上に前記画質維持制御に係る前記トナー像を複数セット形成させると共に、前記トナー回収比率算出部が算出した前記トナー回収比率に基づいて前記転写部材に対する前記転写バイアスのON/OFFを切り替え、前記複数セットの中で前記感光体クリーナまたは前記転写ベルトクリーナへ回収先を振り分けて前記トナーを回収する制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記トナーの色ごとに隣接して設けられた複数の前記現像装置によって前記画質維持制御に係るトナー像としてベタ画像を前記感光体上に形成することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶部は、前記トナーの色ごとに前記感光体クリーナに係る前記駆動時間Td1および前記規定ライフTd0並びに前記転写ベルトクリーナに係る前記駆動時間Tt1および前記規定ライフTt0をそれぞれ記憶しており、
    前記制御部は、前記感光体クリーナおよび前記転写ベルトクリーナの各々の前記トナー回収比率を前記トナーの色ごとに制御することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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