JP5127373B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート等の記録媒体上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
像担持体としての感光ドラムの表面に形成した現像剤像(トナー像)を、紙等の記録材に転写して画像を形成する画像形成装置では、感光ドラムと、この感光ドラムに圧接された転写ローラ等の転写部材との間の当接部に形成された転写部位に記録材を通過させる。そして、この通過タイミングに合わせて転写部材に電圧を印加し、この電圧によって形成される電界の作用で感光ドラム表面のトナー像を記録材に転移させるように構成した画像形成装置が実用化されている。
又、近年の情報化社会の進展に伴ってカラー画像形成装置へのニーズが広まり、カラー画像出力の高速化のための画像形成装置も実用化されている。
このような画像形成装置では、いわゆるインライン型、中間転写方式の装置構成を採用したものが知られている。画像形成動作(プリント動作)としては、まず、各色に対応する感光ドラムを複数一列に配置して各感光ドラム上で順次トナー像を形成し、そのトナー像を一旦、中間転写体(中間転写ベルト)上に重ね合わせて転写(1次転写)する。次いで、2次転写ローラによって記録材上に一括転写(2次転写)する。
このような従来の画像形成装置では、現像器内において、正規のトナーよりも弱く帯電された低トリボ(Low tribo electrification)のトナーが増加してしまうことが懸念される。これは、ユーザが長時間に亙って印刷率の低い画像(1ページ当りの画素率が低い)のプリント動作を継続して実行している場合に、プリント枚数の増加に伴ってトナーの劣化が促進されるためである。
また、正規のトナーとは逆極性に帯電された逆極性トリボのトナーも増加する。これは、現像器内のトナーが現像器内に長時間滞留し、現像ローラやそれに当接された弾性ブレードによる機械的摺擦を繰り返し受けることで、現像剤を構成する樹脂が磨耗あるいは変形し、トナーの帯電特性等が劣化してしまうためである。
このようなトナーは、現像ローラに対する電気的付着力を減じているため、感光ドラム上への現像性が不安定化し、ベタ画像の濃度変動等を招くことが懸念される。また、感光ドラム上の非画像部に薄くトナーが現像されてしまう、いわゆるカブリ現象も悪化するなど、様々な画像不良を引き起こすことが懸念される。
上記のような画像不良問題を防ぐために、いわゆる現像器の調整制御が各種の画像形成装置において実施されている。これは、例えばプリント動作時以外の所定タイミング毎に、現像器内の現像ローラ及びその近傍より、特性が劣化したトナーを、感光ドラム上にベタ画像等のトナー像として現像して排出するものである(特許文献1,2参照)。
この制御においては、まず現像器により感光ドラム表面に、ベタ画像が現像器調整用トナー像として形成される。この調整用トナー像は、感光ドラム上でそのままクリーナ部へ搬送され回収されるか、若しくは、感光ドラムから中間転写ベルト上へ1次転写され更に2次転写部を通過した後に中間転写ベルトのクリーナ部へ搬送され回収される。
通常、感光ドラムのクリーナだけでは回収可能な総トナー容量が小さいため、調整用トナー像の少なくとも一部、又は全てを中間転写ベルトのクリーナまで搬送して回収する方式が取られる。
このような制御を実行することで、現像器内のトナーをリフレッシュし、トナーの平均トリボを常時好ましい帯電電荷量にまで再調整した状態でプリントが行えるようになるため、上記のような、現像器に起因する様々な画像不良の発生を防止することができる。
特開2001−194859号公報 特開2004−318114号公報
しかしながら、前述した現像器の調整制御が実施されると、制御実施中に、中間転写ベルト上へ転写された現像器調整用トナー像が2次転写部を通過する際に、トナーの一部が2次転写ローラ表面に転移し、ローラ表面を汚してしまうことが懸念される。2次転写ローラ表面がトナーで汚れると、次のプリント動作時に、2次転写部に搬送された記録材の非印字面側にこのトナーが再転移することとなり、記録材の裏汚れを生じさせてしまう。
このような問題を避けるため、現像器調整用トナー像が2次転写部を通過する際、通常のプリント動作中とは逆極性の転写電界を2次転写部に形成し、2次転写ローラ上へのトナー付着を電気的に抑制する方法が考えられる。しかしながら、このような方法を利用しても、ローラ表面に対するトナーの物理的な付着力によって調整用トナー像の一部が剥ぎ取られ、多少のトナーが2次転写ローラ上へ付着してしまうことを避けることはできない可能性がある。
なお、2次転写ローラ表面に対するこのようなトナー付着は、2次転写ローラの使用状態がまだ新しい場合に顕著である。これは以下の理由による。
通常、転写ローラはゴム材料で構成されている。製造後、まだ新しい状態の転写ローラには、製造工程内で添加物として使用された滑剤や加硫促進剤などのオイル成分が残留しており、その一部がローラ表面に染み出した状態にある。また、新品ローラの表面には製造工程でゴム材料内に生成されたゴムの低分子構造を有する部分も、多かれ少なかれ存在しており、ローラ表面の離型性が幾分悪いと言える。
このような理由により、新しい状態の転写ローラ表面は、トナーなどを付着させ易い特性を有する。このような特性は、画像形成装置において転写ローラを使用したプリント動作が継続されるに従い、改善傾向を示す。これは、2次転写部を通過する記録材により転写ローラ表面のオイル成分が徐々に回収されるのと共に、転写部に形成された転写電界により生じる放電等によってゴム表面の酸化が進行しゴムが材料的に安定化することで、ローラ表面の離型性が改善するためである。
一方、このようなトナー付着防止のため、画像形成装置に、2次転写ローラを中間転写ベルトから自在に離間させることができる機構を設ける方法も考えられる。つまり、通常のプリント動作中は中間転写ベルトに当接して使用される2次転写ローラを、現像器調整制御中は中間転写ベルトから離間させ、ローラ表面にトナーが付着するのを物理的に防止するのである。
しかしながら、画像形成装置にこのような離間機構を設けることは、画像形成装置の動作制御を複雑化するだけでなく、画像形成装置のサイズアップやコストアップにもつながる。従って、このような離間機構が設けられていない画像形成装置が多いのが実情である
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、長期間に亙って画素率の低い画像による画像形成が継続された場合でも、ベタ画像の濃度変動やカブリ等の画像不良の発生を効果的に防止するとともに、記録材の裏汚れをも良好に防止することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体上に現像剤を供給することによって、前記像担持体上の静電潜像を現像剤像に現像する現像手段と、
前記像担持体とともに第1転写部を形成し、前記第1転写部で前記像担持体上の現像剤像が転写される中間転写体と、
前記中間転写体とともに第2転写部を形成し、前記第2転写部で前記中間転写体上の現像剤像を記録材に転写させる転写部材と、
前記像担持体上の現像剤を回収する像担持体清掃部材と、
前記中間転写体上の現像剤を回収する中間転写体清掃部材と、
を備えた画像形成装置において、
前記現像手段により現像された前記像担持体上の現像剤像が前記第1転写部及び前記第2転写部を介して記録材に転写される画像形成動作が行われる場合とは異なるタイミングで、前記現像手段により前記像担持体上に調整用現像剤像を形成することが可能であり、
前記像担持体上に前記調整用現像剤像が形成された場合に、前記調整用現像剤像を前記像担持体清掃部材により回収させる第1調整モードと、前記調整用現像剤像を前記中間転写体清掃部材により回収させる第2調整モードと、をそれぞれ実行させるかどうかを決定する決定手段と、
画像形成装置を構成する構成部材の使用量が、所定量以上であるかどうかを判定する判定手段と、を備え、
前記決定手段は、前記判定手段により前記構成部材の使用量が前記所定量未満であると判定された場合、前記第1調整モードのみ実行させる決定をし、前記判定手段により前記構成部材の使用量が前記所定量以上であると判定された場合、少なくとも前記第2調整モードを実行させる決定をすることを特徴とする。
静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体上に現像剤を供給することによって、前記像担持体上の静電潜像を現像剤像に現像する現像手段と、
前記像担持体とともに転写部を形成し、かつ、記録材を保持して搬送する記録材搬送体と、
前記像担持体上の現像剤を回収する像担持体清掃部材と、
前記記録材搬送体上の現像剤を回収する記録材搬送体清掃部材と、
を備えた画像形成装置において、
前記現像手段により現像された前記像担持体上の現像剤像が前記転写部を介して記録材に転写される画像形成動作が行われる場合とは異なるタイミングで、前記現像手段により前記像担持体上に前記調整用現像剤像を形成することが可能であり、
前記像担持体上に前記調整用現像剤像が形成された場合に、前記調整用現像剤像を前記像担持体清掃部材により回収させる第1調整モードと、前記調整用現像剤像を前記記録材
搬送体清掃部材により回収させる第2調整モードと、をそれぞれ実行させるかどうかを決定する決定手段と、
画像形成装置を構成する構成部材の使用量が、所定量以上であるかどうかを判定する判定手段と、を備え、
前記決定手段は、前記判定手段により前記構成部材の使用量が前記所定量未満であると判定された場合、前記第1調整モードのみ実行させる決定をし、前記判定手段により前記構成部材の使用量が前記所定量以上であると判定された場合、少なくとも前記第2調整モードを実行させる決定をすることを特徴とする。
本発明によれば、長期間に亙って画素率の低い画像による画像形成が継続された場合でも、ベタ画像の濃度変動やカブリ等の画像不良の発生を効果的に防止するとともに、記録材の裏汚れをも良好に防止することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置の構成について>
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置としてのレーザビームプリンタ(以下、プリンタという)1のプリンタエンジンの概略構成を示す断面図である。プリンタ1は4ドラム式で、中間転写方式のフルカラープリンタとして構成されている。
プリンタ1は、図1に示したように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像形成部(画像形成ステーション、画像形成ユニット)10
(10Y,10M,10C,10K)を有している。更に、プリンタ1は、中間転写体としての中間転写ベルト80を含む転写装置及び定着器40を有している。
各画像形成ステーション10は、それぞれ像担持体としての感光体ドラム(ドラム状の電子写真感光体)70(70Y,70M,70C,70K)が、中間転写ベルト80の移動方向(矢印b方向)の上流側から下流方向に向かって配置されている。そして、感光体ドラム70Y,70M,70C,70Kは、それぞれ矢印a方向に回転可能に設置されている。
この感光体ドラム70Y,70M,70C,70Kの外周表面上には、それぞれ感光体ドラム70の表面を一様に帯電する各1次帯電ローラ12(12Y,12M,12C,12K)が配置されている。この帯電ローラ12から見た各感光体ドラム70の回転方向の下流側には、画像信号に対応して変調されたレーザ光を感光体ドラム表面に露光するレーザ露光器13(13Y,13M,13C,13K)がそれぞれ配置されている。更に、その下流側には、現像手段としての現像器14(14Y,14M,14C,14K)がそれぞれ配置されている。現像器14は、レーザ露光により形成された感光体ドラム70の表面の各色の静電潜像を、対応する色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の現像剤(トナー)を用いて現像(顕像化)する。
これら現像器14Y,14M,14C,14Kはそれぞれ内部に、各色のトナーを収容しており、内部のローラを回転させることにより前記各色のトナーをドラム側に供給する。この現像器14は、少なくともトナー収容容器とトナーを感光体ドラム70に供給するためのローラ(現像ローラ、例えば画像形成ステーション10Yでは現像ローラ14Ya)をユニット化して形成したものである。現像器14Y,14M,14C,14Kは、それぞれプリンタ1本体に対して着脱可能な構成となっている。
これら感光体ドラム70Y,70M,70C,70Kのそれぞれに対して、中間転写ベルト80を挟んだ位置(転写位置)に、1次転写ローラ54(54Y,54M,54C,54K)が対向して設置されている。ここで、感光体ドラム70と1次転写ローラ54と中間転写ベルト80とにより、1次転写部が形成される。
1次転写ローラ54Y,54M,54C,54Kには、それぞれ1次転写電源48Y,48M,48C,48Kが接続され、それぞれ可変な1次転写電圧Vy,Vm,Vc,Vkが印加される。
中間転写ベルト80は、駆動ローラ51、テンションローラ52、2次転写対向ローラ53の3本のローラに張架されており、各画像形成ステーション10を縦貫して、各感光体ドラム70に接触するように配置されている。中間転写ベルト80は、駆動ローラ51により図1に示す矢印bの方向に回転駆動される。
感光体ドラム70Y,70M,70C,70Kの表面で、1次転写ローラ54Y,54M,54C,54Kの下流側には、ドラムクリーナ16(16Y,16M,16C,16K)がそれぞれ設置されている。ドラムクリーナ16は、感光体ドラム70表面(像担持体上、像担持体表面)の残留トナーを除去するためのものである。ドラムクリーナ16は像担持体清掃部材を構成するものであって、各ドラムクリーナ16はそれぞれ、クリーナブレード161とトナー回収容器162とで構成されている。
また、中間転写ベルト80の駆動ローラ51に対向して、中間転写ベルト80表面(中間転写体上、中間転写体表面)に付着している残留トナーを除去するための中間転写体清掃部材としてのベルトクリーナ33が配置されている。ベルトクリーナ33は、クリーナ
ブレード331とトナー回収容器332とで構成されている。
以上の構成を備えたプリンタ1における画像形成動作について、イエローの画像形成ステーション10Yを例にして説明する。
感光体ドラム70Yは、アルミニウムの円筒体表面に光導電層が形成されることで構成されている。そして、感光体ドラム70Yは、図1に示す矢印a方向へ回転する過程で、1次帯電ローラ12Yにより、ドラム表面が一様にマイナス帯電(帯電電位=−400V)され、次いで、レーザ露光器13Yにより、Yの画像信号に応じて画像露光が行われる。画像露光が行われることで(露光後の表面電位=−150V)、感光体ドラム70Yの表面にイエロー画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器14Yによりマイナス帯電したイエロートナーを用いて現像され、その静電潜像がイエロートナー像として可視化される。
このようにして得られたイエローのトナー像は、1次転写ローラ54Yに1次転写電源48Yから1次転写電圧を印加することによって、中間転写ベルト80上に1次転写される。転写後の感光体ドラム70Yの表面に付着している1次転写残トナーがドラムクリーナ16Yによって除去され、次の画像形成に供される。
以上の画像形成動作を、各画像形成ステーション10Y,10M,10C,10Kにおいてそれぞれ所定のタイミングで行い、感光体ドラム70Y,70M,70C,70K上のトナー像をそれぞれの1次転写部で中間転写ベルト80上に順次重ねて1次転写する。
フルカラーモードの場合は、中間転写ベルト80に対してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順でトナー像を順次重ねて転写し、単色や2〜3色モードの場合は、必要な色のトナー像が上記と同じ順で転写される。
その後、中間転写ベルト80上に形成された4色のトナー像は、中間転写ベルト80の矢印b方向の回転に伴い、転写部材としての2次転写ローラ55が中間転写ベルト80を挟んで接地された2次転写対向ローラ53と当接された2次転写部に移動される。ここで、2次転写ローラ55と2次転写対向ローラ53と中間転写ベルト80とにより、2次転写部が構成される。
そして、2次転写ローラ55に2次転写電源49から2次転写電圧を印加すると、そこで給送ローラ20により所定のタイミングで供給された記録材P上に4色分のトナー像が一括して2次転写される。こうして4色のトナー像が2次転写された記録材Pは定着器40に搬送され、そこで加圧及び加熱されて4色のトナーが溶融混色して記録材Pに定着される。ここで、2次転写電源49は、第2転写部電界形成手段を構成している。
このようにして、記録材Pにフルカラー画像が形成される。一方、2次転写を終了した中間転写ベルト80は、ベルトクリーナ33によって、その表面に残留した2次転写残トナーが除去される。
本実施例では、感光体ドラム70に直径31mmの負帯電性のOPCドラムを用い、1次帯電ローラ12に帯電電圧を印加し、感光体ドラム70の表面が約−400Vに一様に帯電される。レーザ露光器13は、波長760nmの近赤外レーザダイオードと、感光体ドラム70にレーザ光を走査するポリゴンミラーとを有し、感光体ドラム70の表面電位を露光して−150Vに低下させる。こうして−150Vに帯電された露光部を画像部とする静電潜像を形成する。
現像器14は、非磁性トナー(非磁性1成分現像剤)を用いた現像方式の現像器で、現像剤として粒径6μmのトナーを使用している。このトナーを塗布ローラによって現像ローラ表面にコーティングして担持させ、現像ローラの回転に伴って弾性ブレードでトナー層厚を規制して、感光体ドラム70と対向した現像部へ搬送する。そして、現像ローラに印加した現像電圧によって、現像ローラ上のトナーを感光体ドラム70上の静電潜像の露光部に付着させ、潜像を反転現像する。
1次転写ローラ54は、直径8mmの芯金上にNBR・ヒドリン混合の導電ゴム層を長手方向310mmに亙って被覆して、直径16mmに形成したもので、それぞれの芯金が給電バネを介して1次転写電源48に接続されている。1次転写ローラ54のローラ硬度はアスカーCで20°である。1次転写ローラ54の抵抗値は、24mm/秒の周速で回転駆動される直径30mmのアルミニウムシリンダーに、1次転写ローラを両端荷重500gで当接し、シリンダーと1次転写ローラの間に50Vを印加した条件で測定して、1×10Ωである。
2次転写ローラ55は、直径8mmの芯金上にNBR・ヒドリン混合の導電ゴム層を長手方向310mmに亙って被覆して、直径23mmに形成したものである。2次転写ローラ55のローラ硬度はアスカーCで35°、上記1次転写ローラ54と同様の方法で、印加電圧1kVの条件下で測定した抵抗値は6×10Ωである。この2次転写ローラ55も、芯金が給電バネを介して高圧電源49に接続されている。駆動ローラ51、テンションローラ52、2次転写対向ローラ53は、いずれも直径32mmのアルミニウム製導電ローラからなり、芯金部が給電バネを介して接地されている。
中間転写ベルト80は、カーボン分散により抵抗調整したポリイミド樹脂製の単層シームレスの無端ベルトであり、厚さ75μm、周長1115mm、周方向と直角の幅方向長さ310mmの寸法を有している。また、JIS−K6911に準拠し、電極とベルト表面との良好な接触性を得るために、導電性ゴムを電極として使用した上で、株式会社アドバンテスト製R8340超高抵抗計を用いて、中間転写ベルト80の体積抵抗率ρvを測定した。すると、100V印加時にρv=5×10Ωcmの値が得られる。
3本のローラ(駆動ローラ51、テンションローラ52、2次転写対向ローラ53)に張架された中間転写ベルト80のテンションは7kgf(68.6N)である。駆動ローラ51とテンションローラ52との間の距離は500mmであり、各画像形成ステーション10において、感光体ドラム70と1次転写ローラ54とで構成される1次転写部は、ローラ51,52間の中間転写ベルト80上に均等間隔で配置されている。
クリーナブレード161とクリーナブレード331は、ウレタンゴムで形成される長手方向の長さが310mm、厚みが2mmの板状部材であり、それぞれ所定の当接圧、角度により、感光体ドラム70、中間転写ベルト80に当接されている。何れのクリーナブレードの物性値も、JISの加硫ゴムの試験方法に従って実測したA硬度が73°、反発弾性率が50%である。
本実施例のプリンタ1は、使用可能な記録材の最大サイズがA3である。また、プロセススピードは190[mm/秒]である。尚、1次転写電圧Vy〜Vkを約300V、2次転写電圧を約1.5kVとすることにより、記録材が普通紙の場合における良好な転写性が得られる。
ここで、本実施例の特徴的な構成として、プリンタ1は以下に示すような構成を有している。
第一に、プリンタ1の中間転写ベルト80は、接離手段として不図示の当接離間機構により、各画像形成ステーション10の感光体ドラム70に対して、当接離間自在なものとなっている。なお、中間転写ベルト80は、感光体ドラム70に対して当接状態にあっても離間状態にあっても、所定のスピードで回転駆動することが可能である。
第二に、プリンタ1の2次転写電源49は、−500V〜+6.5kVという正負レンジに渡って可変な2次転写電圧を印加することが可能である。
<現像器調整制御の実施判断の処理について>
次に、本実施例に示すプリンタ1における現像器14の調整制御について説明する。
図2は、本実施例の制御システムの概略構成を示すブロック図である。
図2において、100はホストコンピュータ(PC)で、プリンタ1に対して印刷データを送信して印刷を実行させる外部装置としての機能を備えている。101はプリンタコントローラで、プリンタ1全体の動作を制御している。102はプリンタエンジンで、本実施例では、図1に示すような複数の感光体ドラム70を備えて、Y,M,C,Kの4色による画像形成を可能にしている。
プリンタコントローラ101は、CPU110、このCPU110により実行されるプログラムなどを記憶しているプログラムメモリ111及びRAM112、不揮発メモリ113等を備えている。このRAM112には、後述する各種データを一時的に記憶するための複数のワークエリアが設けられている。ここで、プリンタコントローラ101は、調整手段、決定手段、計測手段、導出手段、及び判定手段を構成するものである。調整手段は、現像器14の調整動作(調整制御)を行う。決定手段は、後述する調整制御において、第1調整モード及び前記第2調整モードをそれぞれ実行させるかどうかを決定する。計測手段は、画像形成動作が行われた記録材の枚数を計測する。導出手段は、画像形成動作により消費された現像剤の消費量を導出する。判定手段は、プリンタ1の構成部材の使用量が所定量以上であるかどうかを判定するもので、本実施例では、計測手段により計測された記録材の枚数が所定枚以上であるかどうかを判定する。
本実施例の制御における検知、演算、記録、判断等の動作は、プリンタ1に備えられたプリンタコントローラ101のCPU110によって実行される。このとき、プリンタコントローラ101のメモリ(プログラムメモリ111、RAM112、不揮発メモリ113)が利用される。
図3は、本実施例のプリンタ1による現像器14の調整制御の実施判断処理を説明するフローチャートである。
図3においてフローチャートで示される制御処理を実行するプログラムはプログラムメモリ111に記憶されており、CPU110の制御の下に実行される。また、以下に示す制御は、各色の現像器14のそれぞれについて実施される。
まず、ステップS1において、プリンタ1はプリント待機状態であり、ステップS2で、ホストPC100からの印刷データを受信してプリントスタートが指示されると、プリント動作が開始される。次に、ステップS3に進み、後述する印刷枚数k(現像器14の使用量情報)とトナー消費量t[mg]の計算(計測、導出)を開始する。
このステップS3における印刷枚数Kとトナー消費量t[mg]の計算方法について以下に説明する。
本実施例のプリンタ1では、印刷枚数を、A4サイズ換算の印刷枚数と定義する。
つまり、中間転写ベルト80上にA4サイズ(210mm×297mm=62370mm)或いはそれ以下のサイズの画像を形成したときに1枚とカウントする。そして、A4サイズよりも大きくてA3サイズ(420mm×297mm=124740mm)か、或いはそれ以下のサイズの画像を形成したときに2枚とカウントする。但し、同一の記録材に両面印刷を行った際は、A4サイズ或いはそれ以下のサイズの画像を形成した場合は2枚、A4サイズよりも大きくてA3サイズか、或いはそれ以下のサイズの画像を形成したときに4枚とカウントする。尚、この印刷する画像サイズは、印刷に使用された記録材のサイズに応じて、プリンタコントローラ101のCPU110により判断され、RAM112の「印刷枚数」に記憶される。
本実施例のプリンタ1におけるトナー消費量t[mg]は、1枚の印刷(即ち、A4サイズ或いはそれ以下のサイズの画像を形成したときは1枚、A4サイズ以上でA3サイズか、それ以下のサイズの画像を形成したときは2枚)当たりのトナー消費量と定義する。
プリント動作時、レーザ露光器13により、画像信号に応じた露光を実行する際、プリンタコントローラ101は、感光体ドラム70に静電潜像を形成する画像信号に基づいて、レーザが点灯した総画素数をピクセルカウント値pとして計算している。この値はRAM112の「ピクセルカウンタ」に記憶されている。
本実施例のプリンタ1は、解像度が600[ドット/インチ]×600[ドット/インチ]であるため、最小印刷面積である1画素の面積は(25.4[mm]/600)=1.79×10−3[mm]である。一方、本実施例のプリンタ1における単位面積当りのトナーの載り量は、0.0050[mg/mm]とされている。従って、1枚当たりのトナー消費量t[mg]は、1枚当りのピクセルカウント値pを用いて以下の式1で計算される。
t[mg]=p×1.79×10−3×0.0050[mg]・・・(式1)
こうして計算されたトナー消費量は、RAM112の「トナー消費量」に記憶される。
次にステップS4に進み、ステップS3で導出した印刷枚数kとトナー消費量t[mg]を、プリンタコントローラ101のメモリ112に記憶されている前回プリント時までの累積値(RAM112の「累積印刷枚数」、「累積トナー消費量」)に対し積算する。この累積値としては、「累積印刷枚数」がK,1〜K枚目までの「累積トナー消費量」がT[mg]で表わされる。
次にステップS5に進み、ステップS4で求めた累積印刷枚数Kが100枚以上かどうかを判定し、肯定判定であればステップ6へ進む。ステップS5で、100枚未満と判定された場合は再びステップS1のプリント待機状態に戻り、次のプリント以降、累積印刷枚数K及び累積トナー消費量Tの計算及び更新を継続する。
100枚以上(設定枚数以上)印刷を行ってステップS6へと進んだ場合は、以下の式2の条件を満たすかどうかを判定し、満たす場合はステップS7へ進み、現像器14の調整制御を行う。
T[mg]<405[mg]・・・(式2)
ステップS6で、式2の条件を満たさなかった場合は、現像器14の調整制御を行わずにステップS8へ進み、K=0,T=0に再設定した後にステップS1に戻り、次のプリント以降、累積印刷枚数Kと累積トナー消費量Tの計算及び更新を継続する。
なお、式2の条件(設定消費量より小さいこと)は、本実施例のプリンタ1において、ベタ画像等の濃度上昇やカブリ現象等による画像不良の発生を抑制するための条件として、経験的に見出されたものである。
<現像器調整制御実施時のプリンタ動作について>
ステップS7で、現像器14の調整制御が開始された場合のプリンタ動作を以下に説明する。
本実施例に示すプリンタ1において特徴的なのは、現像器調整制御を行う際のプリンタ1の動作が、画像形成装置を構成する構成部材としての2次転写ローラ55の使用状態に応じて、変更される点である。
本実施例におけるプリンタ1では、2次転写ローラ55がプリンタ1に対して着脱可能となっており、その使用状態(0%(初期)〜100%(通算100,000枚のプリント後))が、前述した現像器調整制御のステップS3と同様の方法でカウントされる。この情報はプリンタコントローラ101内の不揮発メモリ113内に随時、情報更新されながら記憶される。そして、その使用状態の情報に応じて、感光体ドラム上に形成された調整用トナー像が、現像器調整制御中に、どのクリーナ部に搬送され回収されるか(第1調整モード、第2調整モードをそれぞれ実行するかどうか)が決定されるようになっている。ここで、第1調整モードは、調整用トナー像(調整用現像剤像)をドラムクリーナ16で回収するモードであり、第2調整モードは、調整用トナー像をベルトクリーナ33で回収するモードである。
図4は、2次転写ローラ55の使用状態に応じて、現像器調整用トナー像がプリンタ装置内のどのクリーナに搬送され回収されるよう制御が行われるかを示すテーブルである。
2次転写ローラ55が新品状態に近い場合(使用状態0〜5%)、調整用トナー像は、ベルトクリーナ33へは搬送されず、ドラムクリーナ16のみへ搬送されるよう制御が実施される(第1調整モード)。すなわち、2次転写ローラ55が新品状態に近く、ローラに対するトナー付着性が大きな場合には、ベルトクリーナ33へはトナーが搬送されないように制御が実施される。これにより、調整用トナー像が中間転写ベルト80上に転写され2次転写部を通過する際に、2次転写ローラ55表面がトナーで汚れてしまうことが未然に防止されている。
一方、2次転写ローラ55がある程度使用された状態にある場合(使用状態5〜100%)、調整用トナー像がドラムクリーナ16とベルトクリーナ33の両者に搬送されるよう現像器調整制御が実施される(第1及び第2調整モード)。すなわち、2次転写ローラ55が使用済みの状態で、ローラに対するトナー付着性が低下している場合には、調整用トナー像をドラムクリーナ16とベルトクリーナ33の両者へ振り分けて回収できるようにされている。
図5は、本実施例のプリンタ1における現像器調整制御の動作の流れを説明するフローチャートである。
図5においてフローチャートで示される制御処理を実行するプログラムもプログラムメモリ111に記憶されており、CPU110の制御の下に実行される。なお、本フローチ
ャートの制御も、各色の現像器14のそれぞれにおいて実施される。
現像器調整制御が開始される(ステップS7−S1)際、中間転写ベルト80と感光体ドラム70は当接状態にある。
まず、ステップS7−S2において、図4のテーブルに基づく判断処理が行われる。2次転写ローラ55の使用状態が0〜5%である場合、ベルトクリーナ33へのトナー搬送は無しと判断され、ステップS7−S3を実施せずに、ステップS7−S4へ進む。ここで、2次転写ローラ55の使用状態が0〜5%である場合とは、前述した現像器の調整制御のステップS3と同様の方法でカウントされた記録材の枚数(使用状態、使用量)が、5000枚未満(所定量未満)であると判定された場合である。
ステップS7−S4では、当接離間機構により当該画像形成ステーション10の1次転写部において感光体ドラム70と中間転写ベルト80を離間させるための動作が実施される。
次に、ステップS7−S5として、当該画像形成ステーション10において、主走査方向全域の幅(プリンタ1では、最大通紙幅と同じく297mm)を有するベタ画像が感光体ドラム70上に現像器調整用トナー像として現像される。なお、ベタ画像とは、レーザ露光器により感光体ドラム70表面を一様に全露光し、露光後電位(=−150V)とした際に現像器14によって形成されるトナー像のことである。
そして、本調整用トナー像は、1次転写部において感光体ドラム70と中間転写ベルト80が離間していることにより、中間転写ベルト80上へは転写されず、感光体ドラム70周面に設けられたドラムクリーナ部へ搬送され回収される。その後、ステップS7−S6に進み、感光体ドラム70と中間転写ベルト80が再び当接された状態に戻り、現像器調整制御が終了する(ステップS7−S7)。
このように、2次転写ローラ55が比較的新しく、トナー付着性が高い場合には、トナーをベルトクリーナ33へ搬送しないようにすることで、2次転写ローラ55のトナー汚れを防止している。
一方、ステップS7−S2において、2次転写ローラ55の使用状態が5〜100%であり、図4に基づき、ベルトクリーナ33へのトナー搬送と、ドラムクリーナ16へのトナー搬送の両者が有りと判断された場合、ステップS7−S3に進む。ここで、2次転写ローラ55の使用状態が5〜100%である場合とは、前述した現像器の調整制御のステップS3と同様の方法でカウントされた記録材の枚数(使用状態、使用量)が、5000枚以上(所定量以上)であると判定された場合である。
ステップS7−S3でも、当該画像形成ステーション10において、前記同様のベタ画像が感光体ドラム70上に現像器調整用トナー像として現像される。そして、本トナー像は、感光体ドラム70と中間転写ベルト80が当接状態にある1次転写部において、通常のプリント動作時と同じ約300Vの1次転写電圧により中間転写ベルト80上へ転写される。
更に、中間転写ベルト80周面の下流側に位置する2次転写部を通過した後に、ベルトクリーナ33へ搬送され回収される。なお、通常のプリント動作時は2次転写ローラ55に正極性の電圧(約+1.5kV)が印加される。これに対して、本調整用トナー像が2次転写部を通過する際には、2次転写ローラ55へのトナー付着を抑制するため、負極性の電圧(約−300V)が印加される(通常のプリント動作時とは逆極性の電界が形成さ
れる)。その後は、ベルトクリーナ33へのトナー搬送が無しの場合と同様に、ステップS7−S4に進み残りの制御が実施される。
このように、2次転写ローラ55がプリント動作済みの状態にあり、トナー付着性が低下している場合には、トナーをベルトクリーナ33へ搬送はするものの、2次転写ローラ55に印加された負極性の電圧の作用により、トナー汚れを効果的に防止できる。
ここで、上記調整用トナー像の形成により、各色の現像器14において調整制御実施中に消費されるトナー消費量Sは、以下の式3により決定される。
S[mg]=405[mg]−T[mg]・・・(式3)
従って、各画像形成ステーション10において形成されるベタ画像の副走査方向の長さd[mm]は、以下の式で決定される。
d[mm]=S[mg]/0.0065〔mg/mm〕/297〔mm〕・・・(式4)
本式を用いて制御実施中のトナー消費量を決定した上で現像器調整制御を実施することで、印刷枚数100枚における1枚当たりの平均の現像剤消費量を、常時4.05[mg]に維持し、現像器14に起因する様々な画像不良の発生を防止することが可能となる。
なお、前述したように、2次転写ローラ55の使用状態が0〜5%である場合、ステップS7−S5における調整用トナー像の形成動作だけが実施される。従って、ステップS7−S3におけるベタ画像の副走査方向の長さをds3[mm]、ステップS7−S5におけるベタ画像の副走査方向の長さをds5[mm]とすると、各々の長さは、以下の式で表されるものとなる。
ds3[mm]=0[mm]・・・(式5)
ds5[mm]=d[mm]・・・(式6)
一方、2次転写ローラ55の使用状態が5〜100%である場合、ステップS7−S3とステップS7−S5の両動作が実施される。従って、ds3[mm]とds5[mm]の各々の長さは、以下の式で表されるものとされる。
ds3[mm]=d/2[mm]・・・(式7)
ds[mm]=d/2[mm]・・・(式8)
つまり、調整用トナー像が、ドラムクリーナ16とベルトクリーナ33の両者に半々に振り分けられて回収される。
なお、各クリーナに対する調整用トナー像の搬送量の割合は、プリンタ1のような割合でなくてもよく、プリンタ1内の各クリーナに設けられた回収容器の容量のバランスを考慮し、装置毎に最適に決められるものであればよい。
通常のプリント動作時には、各画像形成ステーション10の感光体ドラム70上には、1次転写残トナーが残留し、これがドラムクリーナ16に回収される。例えば、この分を差し引いても、ドラムクリーナ16の回収容器内に余剰な容量があると見積もることができれば、ドラムクリーナ16への調整用トナー像の搬送量の割合を増した設定とすればよい。
一方、中間転写ベルト80上には、通常のプリント動作時に2次転写残トナーが残留し、これがベルトクリーナ33に回収される。例えば、この分を差し引いても、ベルトクリーナ33の回収容器内に余剰な容量があると見積もることができれば、ベルトクリーナ33への調整用トナー像の搬送量の割合を増した設定とすればよい。
以上のように、プリンタ1内の各クリーナに備えられた回収容器の容量を有効に利用することで、プリンタ1を継続使用し、調整用トナー像を回収し続けたとしても、各クリーナ内の回収トナーが容量オーバーすることを防止することができる。
なお、以上の現像器調整制御の動作は、以下に示すような、プリンタ1における通常のプリント動作時とは異なる(動作時以外の)タイミングで実施される。それは、例えば、プリント動作が開始される前のイニシャライズシーケンス(準備動作)中、又は、プリント動作完了後の後処理中(ドラム上の電荷を除去する除電シーケンスなどの後回転処理の期間など)のタイミングである。また、複数のプリントジョブが連続して印刷されている場合には、現像器調整制御の動作は、プリントジョブの間に所定の期間を設けて実行される。
複数の画像形成ステーション10(10Y,10M,10C,10K)で同時に実施される場合には、10Y→10M→10C→10Kのように、画像形成ステーション10毎に順を追って順次実施される。
また、プリンタ1では、現像器調整制御を実施中、当接離間機構により、1次転写部において中間転写ベルト80と感光体ドラム70を離間した状態にしている。しかし、2次転写部におけるのと同様に、プリンタ1のサイズアップやコストアップ等によりこのような離間機構が設けられていない装置構成も考えられる。
このような場合には、第1転写部電界形成手段として、正負レンジに渡って電圧印加が可能な1次転写電源48を採用し、調整用トナー像が1次転写部を通過する際、通常のプリント動作中とは逆極性の転写電界を形成すればよい。これにより、感光体ドラム70上のトナーの大半を中間転写ベルト80上に転移させず感光体ドラム70上に維持し、所望の制御を実施することができる。
以上説明したように、本実施例では、現像器14の調整制御において現像器14より調整用トナー像を排出する際、2次転写ローラ55の使用状態に応じて、調整用トナー像の回収先を決定する制御を行っている。
これにより、ユーザが長期間に亙って印刷率の低い画像によるプリント動作を継続した場合にも、次のような効果を得ることができる。すなわち、現像器14からのトナー排出によりベタ画像等の濃度変動やカブリ等の画像不良を防止すると共に、トナー排出に伴う2次転写ローラ55のトナー汚れに起因する記録材の裏汚れをも良好に防止することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。なお、本実施例に係る画像形成装置は、上述した実施例1と同様の構成であり、同様の構成部分については同一の符号を付してその説明は省略する。
前述の実施例1におけるプリンタ1では、現像器14の調整制御において、現像器14より調整用トナー像を排出する際、調整用トナー像の回収先が、2次転写ローラ55の使
用状態に応じて決定される制御が実施されていた。これに対して、本実施例におけるプリンタ1では、2次転写ローラ55の使用状態でなく、中間転写ベルト80表面の残留トナーを除去するためのベルトクリーナ33の使用状態に応じて、現像器14の調整制御が実施されることを特徴とするものである。
本実施例のプリンタ1は、実施例1と同様構成であり、ベルトクリーナ33として、ウレタンゴム製のクリーナブレードによるクリーニング機構が採用されている。
このようなクリーニング機構においては、板状部材であるクリーナブレード331のエッジを中間転写ベルト80に当接させて、付着トナーを掻き落とすことでトナー回収が行われる。しかしながら、このような機構においては、クリーナブレード331がまだ新しい状態にある場合、クリーナブレード331のエッジ部と中間転写ベルト80の当接部分における摩擦力が大きい傾向がある。この摩擦力が大きいと、クリーナブレードのスティック−スリップ現象が生じ、それを原因としたクリーニング不良が発生し易い。
このスティック−スリップ現象とは、次のような現象である。それは中間転写ベルト80表面に密着したクリーナブレード331のエッジ部が、中間転写ベルト80の進行方向に変形(ずり変形、圧縮変形)し、次いでその応力に伴いエッジ部の蓄積エネルギーが復元力(反発弾性力)として働き、元に戻ろうとする現象である。
本現象が起きると、クリーナブレード331のエッジ部が中間転写ベルト80表面上に追従することなく跳ね上がり、トナーのすり抜け等が生じやすい。従って、通常のプリント動作時における2次転写残トナーの回収は行えても、現像器調整制御の実施時にベタ画像としてクリーナへ搬送される多量のトナーに対しては、クリーニング不良が発生し易い状況となってしまう。
このようなスティック−スリップ現象は、プリンタ1におけるクリーナブレード331の使用状態がまだ新しい場合に、顕著に発生する傾向がある。これは、クリーナブレード331のエッジ部へのトナーの付着が少なく、クリーナブレード331のゴム自体が中間転写ベルト80表面に直に当接し、摩擦力を上昇させるためである。このような特性は、プリンタ1においてクリーナブレード331を使用したプリント動作が継続されるに従い、改善される。2次転写残トナーなどの一部が、ブレードエッジ部に付着して滞留することで、クリーナブレード331と中間転写ベルト80との間の潤滑剤として働くようになるためである。
なお、新しい状態のクリーナブレード331における上記問題を解決するため、クリーナブレード331の製造時に、そのエッジ部に予め微量のフッ素系樹脂の微粉末を潤滑剤として塗布しておく方法が知られている。しかし、エッジ部に対して均一に付着させ、且つプリント動作中もエッジ部に長時間安定して滞留するよう塗布することは困難であり、ブレード初期におけるスティック−スリップ現象を完全に抑制することができる方法ではない。
従って、本実施例のプリンタ1では、ベルトクリーナ33がプリンタ1に対して着脱可能となっており、その使用状態(0%(初期)〜100%(通算50,000枚のプリント後))が、実施例1のプリンタ1と同様の方法でカウントされる。
この情報はプリンタコントローラ101内の不揮発メモリ113内に随時、情報更新されながら記憶される。そして、その使用状態の情報に応じて、感光体ドラム70上に形成された調整用トナー像が、現像器調整制御中に、どのクリーナ部に搬送され回収されるかが決定されるようになっている。
図6は、ベルトクリーナ33の使用状態に応じて、現像器調整用トナー像がプリンタ1内のどのクリーナに搬送され回収されるよう制御が行われるかを示すテーブルである。
ベルトクリーナ33が新品状態に近い場合(使用状態0〜2%)、調整用トナー像は、ベルトクリーナ33へは搬送されず、ドラムクリーナ16のみへ搬送されるよう制御が実施される。すなわち、ベルトクリーナ33が新品状態に近く、クリーナブレード331のスティック−スリップ現象が生じやすい状況の場合には、ベルトクリーナ33へはトナーが搬送されない。これにより、調整用トナー像がベルトクリーナ33をすり抜けてしまいクリーニング不良となることが未然に防止されている。
一方、ベルトクリーナ33がある程度使用された状態にある場合(使用状態2〜100%)、調整用トナー像がドラムクリーナ16とベルトクリーナ33の両者に搬送されるよう現像器調整制御が実施される。すなわち、ベルトクリーナ33が使用済みの状態で、クリーナブレード331のスティック−スリップ現象が生じにくい状況の場合には、調整用トナー像をドラムクリーナ16とベルトクリーナ33の両者へ振り分けて回収できるようにされている。
これにより、プリンタ1内の各クリーナ間におけるトナー回収量の偏りを無くし、各クリーナの回収容量を最大限に利用し、プリンタ1全体として効率良いトナー回収が行えるようにされている。
このような制御テーブルに基づき、本実施例のプリンタ1においても、実施例1のプリンタ1と同様に、図3に基づく現像器調整制御の実施判断の処理と、図5に基づく現像器調整制御のプリンタ動作が行われる。
以上説明したように本実施例によれば、現像器14の調整制御において現像器14より調整用トナー像を排出する際、ベルトクリーナ33の使用状態に応じて、調整用トナー像の回収先を決定する制御を行っている。
これにより、ユーザが長期間に亙って印刷率の低い画像によるプリント動作を継続した場合にも、次のような効果が得られる。すなわち、現像器14からのトナー排出によりベタ画像等の濃度変動やカブリ等の画像不良を防止すると共に、トナー排出に伴う中間転写ベルトのクリーナ部におけるトナーのすり抜けによるクリーニン不良をも良好に防止することができる。
図7は、本発明の画像形成装置のさらに他の実施例を示す概略構成図である。
図1で示した実施例1,2の画像形成装置では中間転写方式の画像形成装置について説明したが、本発明の実施例3では、多重転写方式の画像形成装置について説明するものである。なお、本実施例においては、実施例1,2に対して異なる構成部分について述べることとし、実施例1,2と同様の構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施例では、図1の画像形成装置の中間転写ベルト80に対して、転写体としてベルト状記録材搬送体である転写ベルト80を使用している。画像形成動作時には、給送ローラ20から供給された記録材Pが転写ベルト80上に担持(保持)されて搬送される。そして、各画像形成ステーション10Y〜10Kの感光体ドラム70(70Y〜70K)と対向した転写部で、感光体ドラム70上の各色のトナー像が記録材P上に、定電流電源4
8(48Y〜48K)から転写バイアスが印加された転写ローラ54(54Y〜54K)により多重転写される。その後、記録材Pは、転写ベルト80から分離されて定着器40に搬送され、4色のトナー像が加圧及び加熱されてフルカラーの定着画像が形成される。ここで、感光体ドラム70と転写ベルト80と転写ローラ54とにより、転写部が形成されている。また、定電流電源48は、転写部電界形成手段を構成している。
本画像形成装置における現像器調整制御では、まず現像器により感光体ドラム表面に、ベタ画像が現像器調整用トナー像として形成される。この調整用トナー像は、感光体ドラム上でそのままクリーナ部へ搬送されドラムクリーナ16で回収されるか、若しくは、感光体ドラムから転写ベルト上へ転写された後に転写ベルトのクリーナ部へ搬送され転写体清掃部材としてのベルトクリーナ33で回収される。
このような多重転写方式の画像形成装置においても、現像器14の調整制御において現像器14より調整用トナー像を排出する際、実施例2の画像形成装置と同様に、ベルトクリーナ33の使用状態に応じて、調整用トナー像の回収先を決定する制御を行うことができる。
これにより、ユーザが長期間に亙って印刷率の低い画像によるプリント動作を継続した場合にも、次のような効果が得られる。すなわち、現像器14からのトナー排出によりベタ画像等の濃度変動やカブリ等の画像不良を防止すると共に、トナー排出に伴う中間転写ベルトのクリーナ部におけるトナーのすり抜けによるクリーニン不良をも良好に防止することができる。
なお、本発明は上記実施例1〜3に記載のプリンタ1、現像装置の構成に限定されるものではなく、種々の形態の画像形成装置における、種々の形態の現像装置について適用可能なものである。
また、実施例1,2,3においては、現像器調整制御を実施する際に、プリンタ1の構成部材として、それぞれ2次転写ローラ55、ベルトクリーナ33の使用状態に応じて調整用トナー像の回収先を決定する制御を行う方式を説明した。しかしその他の方式として、感光体ドラム70、ドラムクリーナ16、中間転写ベルト80(転写ベルト80)等、プリンタ1の他の構成部材について、その使用状態に応じて調整用トナー像の回収先を決定する制御を行うことも可能である。
例えば、ドラムクリーナ16についても、そのクリーナブレード331の特性がベルトクリーナ33の場合と同様にプリンタ1内における使用状態によって変化するのであれば、その使用状態に応じて調整用トナー像の回収先を決定する制御を行えばよい。
また、感光体ドラム70や中間転写ベルト80(転写ベルト80)について、その表面特性がプリンタ1内における使用状態によって変化するのであれば、その使用状態に応じて調整用トナー像の回収先を決定する制御を行えばよい。例えば、プリント動作の継続によって、感光体ドラム70や中間転写ベルト80に対するトナー付着性やクリーナブレード331との間の摩擦力が変化し、クリーニング性能が変化していくケースなどが考えられる。
また、実施例1〜3におけるプリンタ1では、2次転写ローラ55やベルトクリーナ33がプリンタ1に対して着脱可能となっている。これらをユニット構成とし、以下のような新品状態検知方式(特開平6−76140号公報、特開平8−69226号公報等を参照)を導入して各部材の使用状態をより正確にカウントすることで、所望の制御を更に良好に行うことができるようになる。
つまり、2次転写ローラ55やベルトクリーナ33等をユニットとして構成し、ユニット内部にヒューズや抵抗体等を設け、ユニット−プリンタ1間には通電用のインタフェース部分を設ける。ユニットがプリンタ1に装着された際にプリンタコントローラによって通電状態の検知を行い、新品であることが検知された場合には、ヒューズや抵抗体に溶断電流を通電し、溶断を行う。このとき、プリンタコントローラ内に記憶された各ユニットに関する使用状態の情報はリセットされ、その後のプリント動作時に、再び使用状態0%からのカウントが開始される。
なお、一度ヒューズや抵抗体が溶断されたユニットは、プリンタ1に再装着されても新品とは検知されず、プリンタコントローラ内の使用状態の情報は、リセットされずに継続カウントされる。このようにして得られる使用状態の情報を元に、所望の現像器調整制御をより確実に行うことができるようになる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施例1の制御システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の現像器調整制御の実施判断処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施例1の現像器調整制御実施時の各クリーナへのトナー搬送の有無を示すテーブルである。 本発明の実施例1の現像器調整制御の動作の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施例2の現像器調整制御実施時の各クリーナへのトナー搬送の有無を示すテーブルである。 本発明の実施例3に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
14 現像器
16 ドラムクリーナ
33 ベルトクリーナ
55 2次転写ローラ
70 感光体ドラム
80 中間転写ベルト
101 プリンタコントローラ
110 CPU
P 記録材

Claims (10)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体上に現像剤を供給することによって、前記像担持体上の静電潜像を現像剤像に現像する現像手段と、
    前記像担持体とともに第1転写部を形成し、前記第1転写部で前記像担持体上の現像剤像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体とともに第2転写部を形成し、前記第2転写部で前記中間転写体上の現像剤像を記録材に転写させる転写部材と、
    前記像担持体上の現像剤を回収する像担持体清掃部材と、
    前記中間転写体上の現像剤を回収する中間転写体清掃部材と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記現像手段により現像された前記像担持体上の現像剤像が前記第1転写部及び前記第2転写部を介して記録材に転写される画像形成動作が行われる場合とは異なるタイミングで、前記現像手段により前記像担持体上に調整用現像剤像を形成することが可能であり、
    前記像担持体上に前記調整用現像剤像が形成された場合に、前記調整用現像剤像を前記像担持体清掃部材により回収させる第1調整モードと、前記調整用現像剤像を前記中間転写体清掃部材により回収させる第2調整モードと、をそれぞれ実行させるかどうかを決定する決定手段と、
    画像形成装置を構成する構成部材の使用量が、所定量以上であるかどうかを判定する判定手段と、を備え、
    前記決定手段は、前記判定手段により前記構成部材の使用量が前記所定量未満であると判定された場合、前記第1調整モードのみ実行させる決定をし、前記判定手段により前記構成部材の使用量が前記所定量以上であると判定された場合、少なくとも前記第2調整モードを実行させる決定をすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記構成部材は、前記転写部材であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記構成部材は、前記中間転写体清掃部材であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2転写部に電界を形成する第2転写部電界形成手段を備え、
    前記第2調整モードを実行する場合、前記調整用現像剤像は前記像担持体から前記中間転写体に転写され、前記第2転写部電界形成手段により、前記画像形成動作が行われる場合とは逆極性の電界を前記第2転写部に形成させることにより、前記中間転写体上の前記調整用現像剤像を前記中間転写体清掃部材まで搬送させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1転写部に電界を形成する第1転写部電界形成手段を備え、
    前記第1調整モードを実行する場合、前記第1転写部電界形成手段により、前記画像形成動作が行われる場合とは逆極性の電界を前記第1転写部に形成させることにより、前記像担持体上の前記調整用現像剤像を前記像担持体清掃部材まで搬送させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体と前記中間転写体とを離間させる接離手段を備え、
    前記第1調整モードを実行する場合、前記接離手段により、前記像担持体と前記中間転写体とを離間させることにより、前記像担持体上の前記調整用現像剤像を前記像担持体清掃部材まで搬送させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体上に現像剤を供給することによって、前記像担持体上の静電潜像を現像剤像に現像する現像手段と、
    前記像担持体とともに転写部を形成し、かつ、記録材を保持して搬送する記録材搬送体と、
    前記像担持体上の現像剤を回収する像担持体清掃部材と、
    前記記録材搬送体上の現像剤を回収する記録材搬送体清掃部材と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記現像手段により現像された前記像担持体上の現像剤像が前記転写部を介して記録材に転写される画像形成動作が行われる場合とは異なるタイミングで、前記現像手段により前記像担持体上に前記調整用現像剤像を形成することが可能であり、
    前記像担持体上に前記調整用現像剤像が形成された場合に、前記調整用現像剤像を前記像担持体清掃部材により回収させる第1調整モードと、前記調整用現像剤像を前記記録材搬送体清掃部材により回収させる第2調整モードと、をそれぞれ実行させるかどうかを決定する決定手段と、
    画像形成装置を構成する構成部材の使用量が、所定量以上であるかどうかを判定する判定手段と、を備え、
    前記決定手段は、前記判定手段により前記構成部材の使用量が前記所定量未満であると判定された場合、前記第1調整モードのみ実行させる決定をし、前記判定手段により前記構成部材の使用量が前記所定量以上であると判定された場合、少なくとも前記第2調整モードを実行させる決定をすることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記構成部材は、前記記録材搬送体清掃部材であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記転写部に電界を形成する転写部電界形成手段を備え、
    前記第1調整モードを実行する場合、前記転写部電界形成手段により、前記画像形成動作が行われる場合とは逆極性の電界を前記転写部に形成させることにより、前記像担持体上の前記調整用現像剤像を前記像担持体清掃部材まで搬送させることを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体と前記記録材搬送体とを離間させる接離手段を備え、
    前記第1調整モードを実行する場合、前記接離手段により、前記像担持体と前記記録材搬送体とを離間させることにより、前記像担持体上の前記調整用現像剤像を前記像担持体清掃部材まで搬送させることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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