JP4805772B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、ランプボディと灯具ユニットとの間の隙間を覆うエクステンションが設けられた車両用前照灯に関する。
一般的に車両用前照灯は、エイミング機構を介して照射角度が調整できるように灯具ユニットがランプボディに収容されている(例えば、特許文献1参照)。
図6に示すように、従来の車両用前照灯1は、ランプボディ3とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー5とで形成される灯室7内に、灯具ユニット9が収容されている。この灯具ユニット9は、車両前後方向に延びる光軸Axを有しており、ランプボディ3にエイミング機構11を介して上下方向および左右方向に傾動可能に支持されている。
灯室7内には、透光カバー5の周囲に沿うようにしてエクステンション13が設けられている。このエクステンション13には、灯具ユニット9をその前端部近傍において囲む開口部15が形成されている。
灯具ユニット9は、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、光源バルブ17と、リフレクタ19と、レンズホルダ21と、投影レンズ23と、シェード25とを備えてなる。投影レンズ23は、前方側表面23aが凸曲面で後方側表面23bが平面の平凸レンズとして構成されており、光軸Ax上に配置されている。この投影レンズ23は、その後側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。
リフレクタ19は、エイミングブラケット27によって、エイミング機構11を介してランプボディ3に支持されている。このリフレクタ19は、光源からの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに反射させる反射面19aを有している。
シェード25は、レンズホルダ21の内部空間における略下半部に位置するようにして、該レンズホルダ21に固定支持され、リフレクタ19からの反射光の一部を遮蔽し、投影レンズ23から前方へ出射する上向き光の大半を除去するようになっている。
車両用前照灯1は、灯具ユニット9の照射角度を調整できるようにしているために、ランプボディ3と灯具ユニット9と間には隙間が存在する。エクステンション13は、この様な隙間が外部から視認されないようにするために設けられている。従来、このエクステンション13は、中央部に開口部15を有し、樹脂材により一体成形されることで、一枚で構成されていた。また、リフレクタ19と意匠上の連続性を持たせるためにアルミ蒸着等による光輝処理がなされていた。
特開2006−49189号公報
しかしながら、エクステンション13は、一体成形により一枚で構成すると、金型抜きテーパを確保しなければならないことから、車両前方に向かって断面略く字状に屈曲する底部側前端部13aを、屈曲角αがさらに小さくなる方向に屈曲させて成形することができない。
そこで、底部側前端部13aが起立してしまうために灯具ユニット9を上方に配置せざる得なくなり、その結果、灯具ユニット9の下方に無駄なスペースSが形成され、車両用前照灯全体の縦方向の寸法Hが大きくなってしまう問題があった。
このことは、近年の傾向である車両用前照灯の車体前方開口部を小さくする要請にも反するものとなっていた。一方で、屈曲角αを小さくすれば、エクステンション13の底部側前端部13aの高さを低くできるが、成形が困難(金型抜きテーパを確保できない)となり、生産性が低下して製造コストを高めることとなった。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、エクステンションの良好な抜き型性を確保しながら底部側前端部の高さを低くし、灯具ユニットの搭載位置を下げることによって、縦方向の寸法を小さくすることができる車両用前照灯を提供する。
本発明の上記目的は、ランプボディとカバーで形成された灯室内に、光源バルブと、この光源バルブからの直接光を前方に向けて反射させるリフレクタとを備えた灯具ユニットと、前記ランプボディと前記灯具ユニットとの間の隙間を覆うエクステンションと、を有する車両用前照灯であって、
前記エクステンションは、屈曲部が車両前方に向かう断面略く字状の底部側前端部を有する第1エクステンションと、前記第1エクステンションより後方に位置し、底部側灯具内面の前端縁が前記第1エクステンションの底部側前端部における灯具内面の後端縁より下方に位置する第2エクステンションと、を備えることを特徴とする車両用前照灯により達成される。
上記構成の車両用前照灯によれば、エクステンションが、車体前方部分を形成する第1エクステンションと、車体後方部分を形成する第2エクステンションとに二分割されるので、金型抜きテーパを容易に確保することができる。即ち、エクステンションの車体前方部分における開口の大きさと車体後方部分における開口の大きさとの差が小さく、一体成形した際には車体前方部分と車体後方部分とをつなぐ部分の縦断面形状における傾斜を大きく取れないような場合でも、第1エクステンションと第2エクステンションとを別体とすることで、それぞれの金型抜きテーパを容易に確保することができる。
そこで、第1エクステンションにおける断面略く字状の底部側前端部の形状に関わらず、第2エクステンションにおける底部側の後端部の位置を下げることができる。また、第1エクステンション及び第2エクステンションのそれぞれの一端部が機能に応じて複雑な形状となっても、それぞれの他端部を単純形状とすることができ、抜き型が簡単になる。
その結果、エクステンションの良好な抜き型性を確保しながら底部側前端部の高さを低くし、灯具ユニットの搭載位置を下げることができる。
尚、上記構成の車両用前照灯において、前記灯具ユニットが、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置された光源バルブと、この光源バルブからの直接光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させるリフレクタと、を備えることが望ましい。
この様な構成の車両用前照灯によれば、リフレクタと投影レンズとを備えたプロジェクタ型の灯具ユニットのように、灯具ユニット自体が大きく、灯室の高さを小さくすることに制約がある場合でも、第2エクステンションにおける底部側の後端部の位置を下げることで、灯室の高さが大きくなることを抑制できる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記第1エクステンションの底部側前端部には、灯具内面に露呈する導光体を備えたポジションランプが配置されることが望ましい。
この様な構成の車両用前照灯によれば、ポジションランプがエクステンションの底部側前端部に配置されることで、断面略く字状に屈曲する底部側前端部の屈曲角を小さくすることに制約がある場合でも、第2エクステンションにおける底部側の後端部の位置を下げることで、灯具ユニット下方の無駄なスペースを小さくして灯室の高さが大きくなることを抑制できる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記第1エクステンションの底部側前端部における灯具内面の後端縁と、前記第2エクステンションの底部側灯具内面の前端縁とは、所定の間隔をもって車両前後方向にオーバーラップしていることが望ましい。
この様な構成の車両用前照灯によれば、第1エクステンションの後端縁に対し、第2エクステンションの前端縁が間隔をもってその下方に入り込んでオーバーラップするので、投影レンズから出射された光の一部がこのオーバーラップ部の間隔に取り込まれ、その分、エクステンションからの反射光が少なくなり、エクステンションにて反射して発生するグレア光が低減されることとなる。
また、エクステンションの底部側前端部にポジションランプが配置される場合には、該ポジションランプからの光りがオーバーラップ部の間隔から漏れ光となって灯室内に照射され、灯具ユニット消灯時におけるイルミネーション作用により演出効果を出し、車両用前照灯の見栄えを向上させることができる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記第2エクステンションの後端部には、遮光部が一体成形されていることが望ましい。
この様な構成の車両用前照灯によれば、例えば照射角度を調整するエイミング機構やスイブル機構等を備え、灯具ユニットとエクステンションとの間に大きな隙間が形成される場合にも、遮光部がこの隙間に横断配置され、車両用前照灯の外部からこの隙間を介して灯具ユニット下方の灯室内が視認されないようにできる。即ち、外部からの車両用前照灯の見栄えを向上させることができる。
本発明に係る車両用前照灯によれば、エクステンションが、断面略く字状の底部側前端部が形成される第1エクステンションと、第1エクステンションより後方に位置し、前端縁が第1エクステンションの後端縁より下方に位置する第2エクステンションとに二分割して構成されている。そこで、それぞれの一端部が機能に応じて複雑な形状となっても、それぞれの他端部を単純形状とすることができ、抜き型を容易にすることができる。
従って、エクステンションの良好な抜き型性を確保しながら底部側前端部の高さを低くし、灯具ユニットの搭載位置を下げることによって、車両用前照灯の縦方向の寸法を小さくすることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る車両用前照灯の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係る車両用前照灯の透光カバーを取り外した状態の正面図である。
図1乃至図3に示した車両用前照灯100は、車両の右前端部に配置される灯具であって、ランプボディ31とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー(カバー)33とで形成される灯室35内に、2つの灯具ユニット41,51が車幅方向に隣接配置された状態で収容されている。
そして、この車両用前照灯100においては、灯具ユニット41の点灯によりロービーム用配光パターンを形成するとともに、灯具ユニット41,51の同時点灯によりハイビーム用配光パターンを形成するようになっている。
これら2つの灯具ユニット41,51は、いずれも車両前後方向に延びる光軸Axを有しており、ランプボディ31に不図示のエイミング機構を介して上下方向および左右方向に傾動可能に支持されている。そして、このエイミング機構によるエイミング調整が完了した段階では、灯具ユニット41の光軸Axは、車両前後方向に対して0.5〜0.6°程度下向きの方向に延びるようになっており、一方、灯具ユニット51の光軸Axは、車両前後方向に延びるようになっている。
透光カバー33は、車両前端部の右側コーナ部の車体形状に沿って、その車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方へ回り込むとともに、その下端縁から上端縁へ向けて後方へ回り込むように形成されている。このため、2つの灯具ユニット41,51は、車幅方向外側に位置する灯具ユニット41が、車幅方向内側に位置する灯具ユニット51に対して、ある程度後方側へずれるようにして配置されている。
また、上記灯室35内には、透光カバー33に沿うようにして後に詳述するエクステンション39が設けられている。このエクステンション39には、各灯具ユニット41,51をその前端部近傍において囲む開口部39a,39bが形成されている。
次に、各灯具ユニット41,51の構成について説明する。
まず、灯具ユニット41の構成について説明する。図2は灯具ユニット41を単品で示す図1のII−II断面矢視図である。
灯具ユニット41は、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、光源バルブ43と、リフレクタ45と、レンズホルダ47と、投影レンズ49と、シェード53とを備えている。
投影レンズ49は、前方側表面49aが凸曲面で後方側表面49bが平面の平凸レンズとして構成されており、光軸Ax上に配置されている。そして、この投影レンズ49は、その後側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。投影レンズ49の前方側表面49aを構成する凸曲面は、この投影レンズ49の後側焦点Fを光軸Ax上に位置させるように形成された非球面で構成されている。
光源バルブ43は、放電発光部を光源43aとするメタルハライドバルブ等の放電バルブであって、その光源43aはバルブ中心軸方向に延びる線分光源として構成されている。そして、この光源バルブ43は、その光源43aが投影レンズ49の後側焦点Fよりも後方側において光軸Ax上に配置されるようにして、リフレクタ45の後頂開口部に後方側から挿入固定されている。
リフレクタ45は、光源43aからの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに反射させる略楕円球面状の反射面45aを有している。更に、この反射面45aは、その離心率が鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
そしてこれにより、この反射面45aで反射した光源43aからの光を、鉛直断面内においては後側焦点F近傍に略収束させるとともに、水平断面内においてはその収束位置をかなり前方へ移動させるようになっている。リフレクタ45は、その3箇所に形成された不図示のエイミングブラケットにおいて、エイミング機構を介してランプボディ31に支持されている。
シェード53は、レンズホルダ47の内部空間における略下半部に位置するようにして、該レンズホルダ47に固定支持されている。このシェード53は、その上端縁53aが投影レンズ49の後側焦点Fを通るように形成されており、これによりリフレクタ45の反射面45aからの反射光の一部を遮蔽して、投影レンズ49から前方へ出射する上向き光の大半を除去するようになっている。その際、このシェード53の上端縁53aは、配光パターンのカットオフラインを形成する為、投影レンズ49の後側焦点面に沿って水平方向に略円弧状に延びるとともに左右段違いに形成されている。
レンズホルダ47は、リフレクタ45の前端開口部から前方へ向けて段付き先細りで略筒状に延びるように形成されており、その後端部においてリフレクタ45に固定支持されるとともに、その前端部において投影レンズ49を固定支持している。
次に、灯具ユニット51の構成について説明する。図3は図1のIII−III断面矢視図である

灯具ユニット51は、灯具ユニット41と同様、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、光源バルブ63と、リフレクタ65と、レンズホルダ67と、投影レンズ69とを備えている。
この灯具ユニット51は、ハイビーム用配光パターンを形成するので、灯具ユニット41のようなシェード53を備えていないが、それ以外の構成については灯具ユニット41の場合と略同様である。
ただし、この灯具ユニット51の光源バルブ63は、光軸Axの側方からリフレクタ65の装着開口部に挿入固定される。
すなわち、灯具ユニット41の光源バルブ43が後挿し構造であったのに対し、灯具ユニット51の光源バルブ63は、横挿し構造となっており、光軸Axから上下方向に離れた位置(本実施形態では下方向に離れた位置)において、光軸Axの側方からリフレクタ65に挿入固定されている。
そこで、灯具ユニット51は、灯具ユニット41に比して、車両前後方向の寸法がコンパクトに設定されている。
なお、この灯具ユニット51も、そのリフレクタ65の3箇所に形成された不図示のエイミングブラケットにおいて、エイミング機構を介してランプボディ31に支持されている。
車両用前照灯100は、灯具ユニット41の点灯によりロービーム用配光パターンが形成され、灯具ユニット41,51の同時点灯によりハイビーム用配光パターンが形成される。ロービーム用配光パターンは、左配光のロービーム用配光パターンであって、その上端縁に左右段違いのカットオフラインを有している。このカットオフラインは、灯具正面方向の消点を鉛直方向に通る線を境にして左右段違いで水平方向に延びており、右側の対向車線側部分が下段カットオフラインとして形成されるとともに、左側の自車線側部分が、この下段カットオフラインから傾斜部を介して段上がりになった上段カットオフラインとして形成されている。
一方、ハイビーム用配光パターンは、ロービーム用配光パターンと、灯具ユニット51からの光照射により形成される付加配光パターンとの合成配光パターンとして構成されている。付加配光パターンは、左右両側に拡がる横長の配光パターンであって、その全体的な拡散角はロービーム用配光パターンの場合に比してやや小さくなっており、そのホットゾーンはロービーム用配光パターンのホットゾーンよりもかなり明るいものとして形成されている。
次に、ランプボディ31と灯具ユニット41,51との間の隙間を覆うエクステンション39について説明する。図4は図1に示した第1エクステンションを(a)、第2エクステンションを(b)に表した正面図、図5は図4(b)のV−V断面矢視図である。
本実施形態に係るエクステンション39は、第1エクステンション71と第2エクステンション73とに分割して構成されている。即ち、エクステンション39は、第1エクステンション71と第2エクステンション73とが組み合わされて、灯具ユニット41,51とランプボディ31との間の隙間を覆っている。
第1エクステンション71は、図2乃至図4に示すように、屈曲部75が車両前方に向かう断面略く字状の底部側前端部77を有する。第1エクステンション71は、灯室35内において第2エクステンション73の前方に配置され、第2エクステンション73を露呈させる略矩形状の開口部79を有した枠状に成形される。外周部には複数の固定片81a,81bが突設され、固定片81a,81bは不図示のビスによってランプボディ31に固定される。
第2エクステンション73は、図2乃至図4に示すように、灯室35内において、第1エクステンション71より後方に位置し、底部側灯具内面の前端縁83が第1エクステンション71の底部側前端部77における灯具内面の後端縁85より下方に位置する。上記の開口部39a,39bは、この第2エクステンション73に形成される。第2エクステンション73の外周にも複数の固定片87a,87bが突設され、固定片87a,87bは不図示のビスによってランプボディ31に固定される。
本実施形態の車両用前照灯100は、エクステンション39が設けられることで、外から観視したときに投影レンズ49,69以外のレンズホルダ47,67やリフレクタ45,65等の部材、及びこれらの間の隙間が観視されないようにしている。
第1エクステンション71及び第2エクステンション73は、プラスチック等で形成されており、少なくとも取り付け状態において外から観視される部分の表面には、アンダーコート及び金属蒸着膜等を形成した光輝処理がなされている。例えば、金属蒸着膜としてアルミ蒸着を施した場合には、車両用前照灯100を外方から観視したときに反射鏡が観視されて美観を得ることができる。
本実施形態に係るエクステンション39は、車体前方部分を形成する第1エクステンション71と、車体方側部分を形成する第2エクステンション73とに二分割されているので、金型抜きテーパを容易に確保することができる。
即ち、例えば車両用前照灯100を装着する車体前方開口部50の開口高さが小さい為に、エクステンション39の車体前方部分における開口の大きさと車体後方部分における開口の大きさの差が小さく、一体成形した際には車体前方部分と車体後方部分とをつなぐ部分の縦断面形状における傾斜を大きく取れないような場合でも、第1エクステンション71と第2エクステンション73とを別体とすることで、それぞれの金型抜きテーパを容易に確保することができる。
そこで、第1エクステンション71における断面略く字状の底部側前端部77の形状に関わらず、第2エクステンション73における底部側の後端部99の位置を下げることができる。また、第1エクステンション71及び第2エクステンション73のそれぞれの一端部(屈曲部75及び後端部99)が機能に応じて複雑な形状となっても、それぞれの他端部(後端縁85及び前端縁83)を単純形状とすることができ、それぞれの抜き型が簡単になる。
その結果、本実施形態に係る車両用前照灯100は、エクステンション39の良好な抜き型性を確保しながら底部側前端部77の高さを低くし、灯室35内における灯具ユニット41,51の搭載位置を下げることができる。
更に、本実施形態の灯具ユニット41,51は、それぞれリフレクタ45,65と投影レンズ49,69とを備えたプロジェクタ型の灯具ユニットであり、灯具ユニット自体が大きく、灯室35の高さを小さくすることに制約があるが、第2エクステンション73における底部側の後端部99の位置を下げることで、灯室35の高さが大きくなることを抑制できる。
また、第1エクステンション71の底部側前端部77における灯具内面の後端縁85と、第2エクステンション73の底部側灯具内面の前端縁83とは、所定の間隔89をもって車両前後方向にオーバーラップしている。
即ち、第1エクステンション71の後端縁85に対し、第2エクステンション73の前端縁83が間隔89をもってその下方に入り込んでオーバーラップするので、投影レンズ49,69から出射された光の一部がこのオーバーラップ部の間隔89に取り込まれ、その分、エクステンション39からの反射光が少なくなり、エクステンション39にて反射して発生するグレア光が低減されることとなる。
更に、本実施形態に係る第1エクステンション71の底部側前端部77には、灯具内面に露呈する導光体91を備えたポジションランプ93が配置されている。
第2エクステンション73の下方には、ポジションランプ用リフレクタ95が配設されており、該ポジションランプ用リフレクタ95はランプ光源97からの光をポジションランプ用リフレクタ95の反射面95aによって導光体91へ反射させる。
そして、ポジションランプ93が点灯されることにより、ランプ光源97からの光が導光体91に入射して、灯具ユニット41,51の下方でライン状に出射されるようになっている。
上述したように、エクステンション39が第1エクステンション71と第2エクステンション73とに分割構成された車両用前照灯100によれば、ポジションランプ93がエクステンション39の底部側前端部77に配置されることで、断面略く字状に屈曲する底部側前端部77の屈曲角を小さくすることに制約がある場合でも、第2エクステンション73における底部側の後端部99の位置を下げることで、灯具ユニット41,51下方の無駄なスペースを小さくして灯室35の高さが大きくなることを抑制できる。
また、第1エクステンション71の底部側前端部77に配置されたポジションランプ93からの光りがオーバーラップ部の間隔89から漏れ光となって灯室35内に照射され、灯具ユニット41,51消灯時におけるイルミネーション作用により演出効果を出し、車両用前照灯100の見栄えを向上させることもできる。
さらに、第2エクステンション73の後端部99には、遮光部101が後方へ延出して一体成形されている。
そこで、照射角度が調整できるように図示しないエイミング機構やスイブル機構等を介して灯具ユニット41,51が支持され、灯具ユニット41,51と第2エクステンション73との間に大きな隙間103が形成される場合にも、遮光部101がこの隙間103に横断配置され、車両用前照灯100の外部からこの隙間103を介して灯具ユニット41,51下方の灯室35a内が視認されないようにできる。即ち、外部からの車両用前照灯100の見栄えを向上させることができる。
尚、本実施形態に係る車両用前照灯100によれば、第2エクステンション73の後端部99が、上記遮光部101を設けたことによって複雑な形状となっても、第2エクステンション73の前端縁83を単純形状とすることができるので、抜き型が複雑になることなく、容易に成形できる。
したがって、上記のように構成された車両用前照灯100によれば、エクステンション39の良好な抜き型性を確保しながら底部側前端部77の高さを低くし、灯具ユニット41,51の搭載位置を下げることによって、車両用前照灯100の縦方向の寸法を小さくすることができる。
尚、本発明の車両用前照灯に係る光源バルブ、リフレクタ、灯具ユニット及びエクステンションの構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
本発明に係る車両用前照灯の透光カバーを取り外した状態の正面図である。 図1のII−II断面矢視図である。 図1のIII−III断面矢視図である。 図1に示した第1エクステンションを(a)、第2エクステンションを(b)に表した正面図である。 図4のV−V断面矢視図である。 一体構成された一枚のエクステンションを備える従来の車両用前照灯の縦断面図である。
符号の説明
31…ランプボディ
33…透光カバー(カバー)
35…灯室
39…エクステンション
41,51…灯具ユニット
43…光源バルブ
45,65…リフレクタ
49,69…投影レンズ
71…第1エクステンション
73…第2エクステンション
75…屈曲部
77…底部側前端部
83…前端縁
85…後端縁
89…間隔
91…導光体
93…ポジションランプ
99…第2エクステンションの後端部
100…車両用前照灯
101…遮光部
Ax…光軸
F…後方側焦点

Claims (3)

  1. ランプボディとカバーで形成された灯室内に、光源バルブと、この光源バルブからの直接光を前方に向けて反射させるリフレクタとを備えた灯具ユニットと、前記ランプボディと前記灯具ユニットとの間の隙間を覆うエクステンションと、を有する車両用前照灯であって、
    前記エクステンションは、屈曲部が車両前方に向かう断面略く字状の底部側前端部を有する第1エクステンションと、前記第1エクステンションより後方に位置し、底部側灯具内面の前端縁が前記第1エクステンションの底部側前端部における灯具内面の後端縁より下方に位置する第2エクステンションと、を備え
    前記灯具ユニットが、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置された光源バルブと、この光源バルブからの直接光を前方に向けて前記光軸寄りに反射させるリフレクタと、を備え、
    前記第2エクステンションの後端部には、前記灯具ユニットとの間の隙間を覆う遮光部が一体成形されていることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記第1エクステンションの底部側前端部には、灯具内面に露呈する導光体を備えたポジションランプが配置されることを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
  3. 前記第1エクステンションの底部側前端部における灯具内面の後端縁と、前記第2エクステンションの底部側灯具内面の前端縁とは、所定の間隔をもって車両前後方向にオーバーラップしていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。
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