JP6183196B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

この発明は、ハウジングと、該ハウジングの開口部を覆う透光カバーとにより形成される空間内にランプユニットを収容し、車両外面に取り付けられた車両用灯具に関する。
車両用灯具は、一般的に、自動車等の車両の前後部外面に取り付けられる。このうち、車両後部外面に取り付けられるリアコンビネーションネーションランプは、車両のブレーキ操作や進行方向を後方車両に報知するものであり、通常、開口部を有するハウジングと、ハウジングの開口部を覆う透光カバー(アウタレンズ)と、ハウジング内部に取り付けられた光源とから構成されている。このリアコンビネーションランプは、後方車両への報知機能に加え、車両後部の意匠部としての役割も有している。
ところで、近年、車両部品の軽量化による運動性能向上や燃費向上、意匠性の向上等を目的として、車両後部外面に設けられる上記リアコンビネーションランプを小型化するニーズがある。ここで、リアコンビネーションランプを小型化する場合、一般的には、ハウジング自体を小型化することが考えられるが、ハウジング内部に設けられる光源が同時に熱源にもなるため、上述したようにハウジングを小型化すると、光源から発せられた熱がハウジング内部にこもり易くなるという問題があった。
特に、車両用灯具を構成するハウジングとして樹脂製のものを用いた場合には、ハウジング内部に熱がこもることによって、ハウジング自体の変形等を招く虞があるため、好ましくない。
従来、ハウジング内部にこもる熱への対策としては、ハウジング内部の空気を外部に排出する空気通路で排熱構造を構成したものが知られている(下記特許文献1参照)。
特開2013−4320号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているような空気通路を備えた場合、車両用灯具の構成が複雑になると共に、車両用灯具自体が大型化するという問題があった。また、この場合、空気通路を新たにレイアウトすることによって、車両用灯具の意匠性に制約が生じてしまう。
そこで、車両用灯具自体の耐熱性を向上させるというアプローチが考えられる。この場合、具体的には、ハウジング内において光源とアウタレンズの間に耐熱性レンズを設けることで、光源側の閉空間部にて耐熱性を高め、ハウジング内部の耐熱性の高い側に上記熱を封じ込めるという構成となる。
しかしながら、車両用灯具自体の耐熱性を向上させるという上述のアプローチでは、耐熱性レンズがハウジング内部に追加されるが故に、ハウジング内部と耐熱性レンズの周囲とにおける継ぎ目が透光カバーを通して外部から視認されてしまい、意匠性が低下するという新たな問題が生じてしまう。
この発明は、大型化を招くことなく、耐熱性と意匠性とを両立することができる車両用灯具を提供することを目的とする。
この発明の車両用灯具は、ハウジングと、該ハウジングの開口部を覆う透光カバーとにより形成される空間内にランプユニットを収容し、車両外面に取り付けられた車両用灯具であって、上記ハウジングには、光源が取り付けられると共に、上記ランプユニットは、耐熱性レンズと、エクステンションと、装飾部材とを有し、上記光源と上記開口部との間には、上記ハウジングの内部を仕切るように上記耐熱性レンズが設けられ、該耐熱性レンズよりも上記開口部側の、上記ハウジングの内側には、上記耐熱性レンズの周囲を上記開口部側から隠蔽するように、上記ハウジングの内面から所定空間を隔てて上記エクステンションが設けられ、上記開口部の周囲において、上記ハウジングの内面と上記エクステンションとの間の上記空間には、上記装飾部材が設けられ、上記エクステンションは、該エクステンションの上記耐熱レンズ側の端部が、上記耐熱性レンズの周囲との継ぎ目よりも上記開口部側から見て内側に位置するように配設されたものである。
この構成によれば、ハウジング内において光源と透光カバーの間に耐熱性レンズを設けることで、光源側の閉空間部にて耐熱性を高め、ハウジング内部の耐熱性の高い側に光源から発せられた熱を封じ込めることができる。これにより、車両用灯具の大型化を招くことなく、その耐熱性を向上させることができる。
また、耐熱性レンズの周囲を開口部側から隠蔽するようにエクステンションを設けることで、ハウジングの内部と耐熱性レンズの周囲とにおける継ぎ目が外部から視認できないようにこれを隠蔽することができる。このため、車両用灯具の意匠性低下を防止できる。そして、上記継ぎ目を隠蔽することを目的として設けられたエクステンションとハウジングとの間の空間を利用して装飾部材を設けているため、車両用灯具の大型化を招くことなくその意匠性を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ハウジングは、樹脂製であると共に、上記開口部に向かって内側の断面積が拡大する形状を有し、内面と上記エクステンションとの間隔が、上記開口部側に向かって拡大するように形成されたものである。
この構成によれば、開口部に向かって内側の断面積が拡大する形状とすることで、ハウジングの成形時における型抜きを容易にして、生産性を高めることができる。そして、型抜きの容易さを考慮した上記形状により生じるデッドスペースを利用して装飾部材を設けることにより、生産性と意匠性との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ランプユニットは、ブラケットを有し、該ブラケットは、上記装飾部材を上記空間内の所定位置に保持すると共に、上記装飾部材の上記開口部側の周縁部と上記光源との間を遮蔽するものである。
この構成によれば、装飾部材を所定位置に保持するブラケットを利用して、光源からの光が不用意に装飾部材に照射されることを防止できる。これにより、装飾部材の本来の意匠部としての機能が光源の発光によって阻害されることを確実に防止できる。
この発明の一実施態様においては、上記透光カバーには、上記光源から照射される光の色とは異なる着色が施された帯状装飾部が周縁部に沿って設けられ、上記ブラケットは、上記帯状装飾部と上記光源との間を遮蔽するように設けられたものである。
この構成によれば、透光カバーの周縁部に沿って帯状装飾部を設けることで、透光カバーの形状が強調されたデザインとなる。このため、車両用灯具の意匠部としての役割をより効果的に発揮させることができる。
そして、ブラケットが帯状装飾部と光源との間を遮蔽することで、光源からの光が不用意に帯状装飾部に照射されることを防止できる。これにより、帯状装飾部から透光カバーと異なる色の光が同時に射出されることを防止でき、その結果、透光カバーの本来の報知機能が帯状装飾部の光によって阻害されることを防止できる。
この発明の一実施態様においては、上記ハウジングには、上記光源と隣接してブレーキランプ用の第2光源が取り付けられ、上記透光カバーは、上記光源から照射される光を透光する第1透光部と、上記第2光源から照射される光を透光する第2透光部とを有し、上記帯状装飾部は、上記第1透光部の周縁部に設けられ、上記第2透光部及び上記帯状装飾部は、赤色の着色が施されると共に、互いに接続されたものである。
この構成によれば、第1透光部からの光の射出と同時に、ブレーキ操作状態を報知するための赤色の光が帯状装飾部から射出されることを防止できる。このため、光源の発光状態とブレーキランプの点灯状態とを、周囲に対して正確に識別させることができる。
この発明によれば、大型化を招くことなく、耐熱性と意匠性とを両立することができる車両用灯具を提供することができる。
本発明の実施形態に係るリアコンビネーションランプを備えた車両を示す後方斜視図。 図1の右側のリアコンビネーションランプを拡大して示す斜視図。 同平面図。 リアコンビネーションランプの分解斜視図。 アウタレンズを取り外した状態のリアコンビネーションランプを示す斜視図。 図3のA−A線矢視断面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係るリアコンビネーションランプ6を備えた車両Vを示す後方斜視図である。図1に示す車両Vの後部には、リアウインドウ1が配設されるとともに、その車両後方には、荷室を開閉自在に覆うトランクリッド2が配設されている。このトランクリッド2は、前部が図示しないヒンジを介して車体に回動可能に支持されており、トランクリッド2を回動させることによってこれを開閉することが可能になっている。
車両後部において、トランクリッド2の車幅方向両側には、左右一対のリアフェンダ3、3が配設され、このリアフェンダ3により、車両後部の側面部が構成されている。
車両後部では、トランクリッド2の車幅方向両端部2aと、リアフェンダ3の上端部3aとが、段差無く略面一に配置されており、両者間には、車両前後方向に延びるパーティングラインL1が形成されている。
また、リアフェンダ3、3の車両後方にて車両後面部を構成するリアバンパフェイシャ4が配設されている。このリアバンパフェイシャ4の車幅方向中央部には、他の部位よりも車両前方に凹むプレート取り付け部4aが一体形成されており、このプレート取り付け部4aにライセンスプレート5が取り付けられている。
そして、トランクリッド2の後面下端部2bと、リアバンパフェイシャ4の上端部4bの車幅方向中央部とが、車幅方向中央部にて段差無く略面一に配置されており、両者間には、車幅方向に延びるパーティングラインL2が形成されている。さらに、リアフェンダ3の下端部3bと、リアバンパフェイシャ4の上端部4bとが、車幅方向中央部にて段差無く略面一に配置されており、両者間には、車両前後方向に延びるパーティングラインL3が形成されている。
また、左右のリアフェンダ3の後部所定位置には、図1〜図6に示すようなリアコンビネーションランプ6、6が一対配設されている。図2は、図1の右側のリアコンビネーションランプ6を拡大して示す斜視図であり、図3は、同平面図である。また、図4は、リアコンビネーションランプ6の分解斜視図であり、図5は、アウタレンズ8を取り外した状態のリアコンビネーションランプ6を示す斜視図、図6は、図3のA−A線矢視断面図である。
リアコンビネーションランプ6は、図1〜図6に示すように、開口部7aが形成された樹脂製のハウジング7と、該ハウジング7の開口部7aを覆うアウタレンズ8と、互いに隣接するようにハウジング7に取り付けられた第1光源9a、第2光源9bと、ランプユニット10とにより構成されている。このうち、ランプユニット10は、ハウジング7とアウタレンズ8とにより形成された所定の収容空間内に収容され、後述するリフレクタ11と、耐熱性レンズ12と、ブラケット13と、装飾部材14と、エクステンション15により構成されている。
ハウジング7は、図4〜図6に示すように、そのランプ正面側(車両後端部側)に開口部7aが形成されている。そして、図2〜図4に示すように、車幅方向に並設された第1取り付け部7b及び第2取り付け部7cと、第2取り付け部7cの上面に配設された車体取り付け片7dとを有している。
このうち、車幅方向外側の第1取り付け部7bは、その車幅方向内側にて車両前後方向に延びる側壁部7eと、車両前方側にて車幅方向に延びる前壁部7fと、上下壁部7g、7hとにより区画されており、ランプ正面視(車両後方視)で略V字状を描くように第2取り付け部7cから車幅方向外側に向かって突出する細長形状をなしている。そして、この第1取り付け部7b内には、図4〜図6に示すように、ターンシグナル用の第1光源9aが取り付けられている。
第1光源9aは、発光面に黄色の着色が施されており、主に、左右いずれかを発光させることによって、進行方向の変換の意思を車両Vの周囲(ここでは、主に後方車両)に報知する機能を有している。また、左右両側を同時に点滅発光させることによって、ハザードランプとしての機能も有している。この第1光源9aは、側壁部7eに取り付けられることによって、その先端が車幅方向外側を指向している。
また、第1取り付け部7bには、図4、図6に示すように、ランプユニット10を構成するリフレクタ11が取り付けられており、第1光源9aは、その上下及び車両前方がリフレクタ11に覆われている。第1光源9aは、上述したようにその先端が車幅方向外側を指向しているものの、リフレクタ11の反射によってその光が車両後方に照射されるようになっている。
一方、車幅方向内側の第2取り付け部7cは、ランプ正面視で楕円形状をなす円筒状の周壁部7iと、車両前方側にて車幅方向に延びる前壁部7jとにより区画されており、この第2取り付け部7c内には、図4に示すように、ブレーキランプ用の第2光源9bが取り付けられている。
第2光源9bは、その発光によってブレーキ操作状態を車両Vの周囲に報知する機能を有しており、第2取り付け部7cの前壁部7jに取り付けられることによって、その先端が車両後方を指向している。第2光源9bは、その先端が上述のように車両後方を指向していることで、その光が直接車両後方に照射されるようになっている。
車体取り付け片7dは、第2取り付け部7cの上面から車両前方かつ上方に延びており、図2〜図5に示すネジ16によってその前端部が車体に固定される。リアコンビネーションランプ6は、この車体取り付け片7dのネジ留め固定によって車体に取り付けられる構成となっている。
また、ハウジング7では、図2〜図4に示すように、第1光源9a及び第2光源9bに共通のハーネス17が、第1取り付け部7bの前壁部7fから引き出されており、第1光源9a及び第2光源9bは、このハーネス17を介して車体側の電源やECUと電気的に接続されている。
アウタレンズ8は、図1〜図3、図6に示すように、第1光源9aに対応する第1透光部81と、第2光源9bに対応する第2透光部82と、第1透光部81の周縁部に沿って配設された帯状装飾部83とにより構成されている。
第1透光部81は、略透明の樹脂製板材からなるものであり、ハウジング7の第1取り付け部7bに対応して、周縁部がランプ正面視で略V字状を描くように第2透光部82から車幅方向外側に向かって突出する細長形状をなしている。
また、第2透光部82及び帯状装飾部83は、いずれも赤色の着色が施された半透明の樹脂製板材からなるものであり、一体成形によって互いに接続されている。そして、第2透光部82は、ハウジング7の第2取り付け部7cに対応して楕円形状をなす一方、帯状装飾部83は、第1透光部81の周縁部に沿うように略V字状を描く形状をなしている。
ここで、第1透光部81と、第2透光部82及び帯状装飾部83とは、接着により一体化されており、例えば、接着剤による接着や、溶着による接着によって一体化される。
本実施形態では、第1透光部81の周縁部に沿って帯状装飾部83を設けることで、第1透光部81の形状が強調されたデザインとなっている。このため、リアコンビネーションランプ6の意匠部としての役割をより効果的に発揮させることができるようになっている。
また、第1透光部81(帯状装飾部83)の上縁部は、図1に示すように、リアフェンダ3の下端部3bと、リアバンパフェイシャ4の上端部4bとの間のパーティングラインL3に沿って形成されている。これにより、第1透光部81から車幅方向外側及び車両前方に向かってパーティングラインL3が連続的に延びるような一体感のあるデザインとなっている。
図4〜図6に示す耐熱性レンズ12は、略透明の樹脂製板材からなるものであり、この耐熱性レンズ12としては、リアコンビネーションランプ6を構成する他の部材に比べて耐熱性に優れた素材が用いられ、例えば、ハイヒートポリカーボネートが用いられる。
図4〜図6に示すブラケット13は、遮光性のある樹脂製板材からなるものであり、ハウジング7の第1取り付け部7bに対応する第1ブラケット13aと、第2取り付け部7cに対応する第2ブラケット13bとにより構成されている。
第1ブラケット13aは、ランプ正面視で略V字状を描く形状をなしており、そこには、第1光源9aから照射される光を車両後方に通過させるための光通過孔13cが形成されている。また、第2ブラケット13bは、ランプ正面視で略楕円形状をなしており、そこには、第2光源9bから照射される光を車両後方に通過させるための光通過孔13dが形成されている。
そして、第1ブラケット13aと第2ブラケット13bとの間には、両者間での透光を遮断する隔壁13eと、該隔壁13eの近傍から車両後方に突出して装飾部材14の位置決めを行う円筒状の位置決め部13fとが形成されている。
また、第1ブラケット13aの後端部には、図4、図6に示すように、光通過孔13cの周縁部に沿って略直立するように延びるフランジ部13gが形成されている。
図4〜図6に示す装飾部材14には、第1光源9aから照射される光を車両後方に通過させるための光通過孔14aが形成されており、その周縁部は装飾部本体を構成し、ハウジング7の第1取り付け部7bに対応して、ランプ正面視で略V字状を描く形状をなしている。また、装飾部材14には、上述したブラケット13の位置決め部13fと嵌合可能な被位置決め部14bが形成されている。
図4〜図6に示すエクステンション15は、ハウジング7の第1取り付け部7bに対応する第1エクステンション15aと、第2取り付け部7cに対応する第2エクステンション15bとにより構成されている。
第1エクステンション15aは、ランプ正面視で略V字状を描く形状をなしており、そこには、第1光源9aから照射される光を車両後方に通過させるための光通過孔15cが形成されている。また、第2エクステンション15bは、ランプ正面視で略楕円形状をなしており、そこには、第2光源9bから照射される光を車両後方に通過させるための光通過孔15dが形成されている。そして、第1エクステンション15aと第2エクステンション15bとの間には、両者間での透光を遮断する隔壁15eが形成されている。
ランプユニット10が上記収容空間内に収容された状態では、図5、図6に示すように、第1光源9aと開口部7aとの間でハウジング7の内部を仕切るように耐熱性レンズ12が設けられている。
そして、ハウジング7の内側では、耐熱性レンズ12より車両前方側に第1光源9aが設けられる一方、耐熱性レンズ12の車両後方側には、ブラケット13と、装飾部材14と、エクステンション15とが設けられている。
ここで、第1エクステンション15aは、図6に示すように、開口部7a(車両後方)に向かうにつれて内側の断面積が拡大するように形成されており、換言すれば、耐熱性レンズ12に最も近い前端部では、その断面積が最小となるように形成されている。これにより、耐熱性レンズ12の周囲は、図5に示すように、第1エクステンション15aによって開口部7a側から隠蔽されている。
また、ハウジング7は、その成形時の型抜きの容易さを考慮して、図6に示すように、開口部7aに向かって内側の断面積が拡大する形状を有している。本実施形態では、ハウジング7の上記形状を利用して、ハウジング7の内面とエクステンション15との間に所定の空間18が形成されており、この空間18内には、上述した装飾部材14が設けられている。
ブラケット13は、その位置決め部13f(図4参照)を装飾部材14の被位置決め部14b(図4参照)に嵌合させることによって、装飾部材14を空間18内の所定位置に保持するものであり、ブラケット13が装飾部材14を保持している状態では、フランジ部13gが、図6に示すように、装飾部材14の開口部7a側の周縁部と第1光源9aとの間を遮蔽している。また、フランジ部13gは、同時に、アウタレンズ8の帯状装飾部83と第1光源9aとの間も遮蔽している。
本実施形態では、第1光源9aが発光した場合、その光はリフレクタ11で反射され、耐熱性レンズ12を透光する。そして、耐熱性レンズ12を透光した光は、各光通過孔13c、14a、15cを通過して、アウタレンズ8の第1透光部81から車両後方に射出される。この場合、第1光源9aの発光面が黄色であり、かつ耐熱性レンズ12及び第1透光部81が略透明であることにより、第1透光部81からは黄色の光が射出されることになる。
ここで、装飾部材14の開口部7a側の周縁部と第1光源9aとの間、及びアウタレンズ8の帯状装飾部83と第1光源9aとの間がフランジ部13gによって遮蔽されているため、第1光源9aが発光したとしても、その光はフランジ部13gで遮られることになる。このため、第1光源9aが発光したとしても、装飾部材14及び帯状装飾部83から光が射出されることはなく、第1透光部81のみから光が射出されるようになっている。
また、第2光源9bが発光した場合、その光は各光通過孔13d、15dを通過して、アウタレンズ8の第2透光部82から車両後方に射出される。この場合、第2透光部82に赤色の着色が施されていることにより、第2透光部82からは赤色の光が射出されることになる。
以上に示したように、本実施形態のリアコンビネーションランプ6は、ハウジング7と、該ハウジング7の開口部7aを覆うアウタレンズ8とにより形成される空間内にランプユニット10を収容し、車両後部外面に取り付けられており、ハウジング7には、第1光源9aが取り付けられると共に、ランプユニット10は、耐熱性レンズ12と、エクステンション15と、装飾部材14とを有し、第1光源9aと開口部7aとの間には、ハウジング7の内部を仕切るように耐熱性レンズ12が設けられ、該耐熱性レンズ12よりも開口部7a側の、ハウジング7の内側には、耐熱性レンズ12の周囲を開口部7a側から隠蔽するように、ハウジング7の内面から所定の空間18を隔ててエクステンション15が設けられ、開口部7aの周囲において、ハウジング7の内面とエクステンション15との間の空間18には、装飾部材14が設けられている。
上述したリアコンビネーションランプ6によれば、ハウジング7内において第1光源9aとアウタレンズ8の間に耐熱性レンズ12を設けることで、第1光源9a側の閉空間部にて耐熱性を高め、ハウジング7内部の耐熱性の高い側に第1光源9aから発せられた熱を封じ込めることができる。これにより、リアコンビネーションランプ6の大型化を招くことなく、その耐熱性を向上させることができる。
また、耐熱性レンズ12の周囲を開口部7a側から隠蔽するようにエクステンション15を設けることで、ハウジング7の内部と耐熱性レンズ12の周囲とにおける継ぎ目が外部(車両後方)から視認できないようにこれを隠蔽することができる。このため、リアコンビネーションランプ6の意匠性低下を防止できる。そして、上記継ぎ目を隠蔽することを目的として設けられたエクステンション15とハウジング7との間の空間18を利用して装飾部材14を設けているため、リアコンビネーションランプ6の大型化を招くことなくその意匠性を高めることができる。
また、本実施形態のリアコンビネーションランプ6では、ハウジング7が樹脂製であると共に、開口部7aに向かって内側の断面積が拡大する形状を有し、内面とエクステンション15との間隔が、開口部7a側に向かって拡大するように形成されている。
上述したリアコンビネーションランプ6によれば、開口部7aに向かって内側の断面積が拡大する形状とすることで、ハウジング7の成形時における型抜きを容易にして、生産性を高めることができる。そして、型抜きの容易さを考慮した上記形状により生じるデッドスペース(空間18)を利用して装飾部材14を設けることにより、生産性と意匠性との両立を図ることができる。
また、本実施形態のリアコンビネーションランプ6では、ランプユニット10が、ブラケット13を有し、該ブラケット13は、装飾部材14を空間18内の所定位置に保持すると共に、装飾部材14の開口部7a側の周縁部と第1光源9aとの間を遮蔽している。
上述したリアコンビネーションランプ6によれば、装飾部材14を所定位置に保持するブラケット13を利用して、第1光源9aからの光が不用意に装飾部材14に照射されることを防止できる。これにより、装飾部材14の本来の意匠部としての機能が第1光源9aの発光によって阻害されることを確実に防止できる。
また、本実施形態のリアコンビネーションランプ6では、アウタレンズ8(第1透光部81)には、第1光源9aから照射される光の色とは異なる着色が施された帯状装飾部83が周縁部に沿って設けられ、ブラケット13は、帯状装飾部83と第1光源9aとの間を遮蔽するように設けられている。
上述したリアコンビネーションランプ6によれば、第1透光部81の周縁部に沿って帯状装飾部83を設けることで、第1透光部81の形状が強調されたデザインとなる。このため、リアコンビネーションランプ6の意匠部としての役割をより効果的に発揮させることができる。
そして、ブラケット13が帯状装飾部83と第1光源9aとの間を遮蔽することで、第1光源9aからの光が不用意に帯状装飾部83に照射されることを防止できる。これにより、帯状装飾部83から第1透光部81と異なる色の光が同時に射出されることを防止でき、その結果、第1透光部81の本来の報知機能が帯状装飾部83の光によって阻害されることを防止できる。
また、本実施形態のリアコンビネーションランプ6では、ハウジング7には、第1光源9aと隣接してブレーキランプ用の第2光源9bが取り付けられ、アウタレンズ8は、第1光源9aから照射される光を透光する第1透光部81と、第2光源9bから照射される光を透光する第2透光部82とを有し、帯状装飾部83は、第1透光部81の周縁部に設けられ、第2透光部82及び帯状装飾部83は、赤色の着色が施されると共に、互いに接続されている。
上述したリアコンビネーションランプ6によれば、第1透光部81からの光の射出と同時に、ブレーキ操作状態を報知するための赤色の光が帯状装飾部83から射出されることを防止できる。このため、第1光源9aの発光状態とブレーキランプの点灯状態とを、周囲に対して正確に識別させることができる。
なお、上述した実施形態では、セダンタイプやオープンカー等、車両後部にトランクリッド2を備えた車両Vに本発明を適用した場合について説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、ミニバンやワゴン等のいわゆるハッチバックタイプの車両に本発明を適用してもよい。
また、車両用灯具としては、車両後部外面に取り付けられるリアコンビネーションランプ6に必ずしも限定されず、車両前部外面に取り付けられる車両用前照灯に本発明を適用してもよい。
また、上述した実施形態では、第1透光部81と帯状装飾部83とを接着により一体化することとしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、元々一体成形された第1透光部の周縁部に異なる着色を施して帯状装飾部を構成してもよい。また、本発明は、両者を一体化することに必ずしも限定されず、例えば、ネジ、クリップ等の固定手段を用いて帯状周縁部を第1透光部の周縁部に固定するようにしてもよい。
また、本発明は、第2透光部82と帯状装飾部83とを一体成形することに必ずしも限定されない。例えば、第2透光部と帯状装飾部とを別部材で構成して互いを接続するようにしてもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の透光カバーは、アウタレンズ8に対応し、
以下同様に、
光源は、第1光源9aに対応し、
車両用灯具は、リアコンビネーションランプ6に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
6…リアコンビネーションランプ
7…ハウジング
7a…開口部
8…アウタレンズ
9a…第1光源
9b…第2光源
10…ランプユニット
12…耐熱性レンズ
13…ブラケット
14…装飾部材
15…エクステンション
81…第1透光部
82…第2透光部
83…帯状装飾部

Claims (5)

  1. ハウジングと、該ハウジングの開口部を覆う透光カバーとにより形成される空間内にランプユニットを収容し、車両外面に取り付けられた車両用灯具であって、
    上記ハウジングには、光源が取り付けられると共に、
    上記ランプユニットは、耐熱性レンズと、
    エクステンションと、
    装飾部材とを有し、
    上記光源と上記開口部との間には、上記ハウジングの内部を仕切るように上記耐熱性レンズが設けられ、
    該耐熱性レンズよりも上記開口部側の、上記ハウジングの内側には、上記耐熱性レンズの周囲を上記開口部側から隠蔽するように、上記ハウジングの内面から所定空間を隔てて上記エクステンションが設けられ、
    上記開口部の周囲において、上記ハウジングの内面と上記エクステンションとの間の上記空間には、上記装飾部材が設けられ
    上記エクステンションは、該エクステンションの上記耐熱レンズ側の端部が、上記耐熱性レンズの周囲との継ぎ目よりも上記開口部側から見て内側に位置するように配設された
    車両用灯具。
  2. 上記ハウジングは、樹脂製であると共に、
    上記開口部に向かって内側の断面積が拡大する形状を有し、
    内面と上記エクステンションとの間隔が、上記開口部側に向かって拡大するように形成された
    請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記ランプユニットは、ブラケットを有し、
    該ブラケットは、上記装飾部材を上記空間内の所定位置に保持すると共に、
    上記装飾部材の上記開口部側の周縁部と上記光源との間を遮蔽する
    請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記透光カバーには、上記光源から照射される光の色とは異なる着色が施された帯状装飾部が周縁部に沿って設けられ、
    上記ブラケットは、上記帯状装飾部と上記光源との間を遮蔽するように設けられた
    請求項3記載の車両用灯具。
  5. 上記ハウジングには、上記光源と隣接してブレーキランプ用の第2光源が取り付けられ、
    上記透光カバーは、上記光源から照射される光を透光する第1透光部と、
    上記第2光源から照射される光を透光する第2透光部とを有し、
    上記帯状装飾部は、上記第1透光部の周縁部に設けられ、
    上記第2透光部及び上記帯状装飾部は、赤色の着色が施されると共に、互いに接続された
    請求項4記載の車両用灯具。
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