JP6485801B2 - 車両用灯具 - Google Patents
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Description
導光体を用いた車両用灯具としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されたものが存在する。特許文献1では、灯室に光源としての半導体発光素子が配置され、半導体発光素子から出射されて導光体に入射された光を車体外部に出射するクリアランスランプが記載されている。また、特許文献2では、半導体発光素子から車両後方に出射された光を導光体に入射させ、車幅方向における所定の位置で車両後方に光を出射するストップランプ及びテールランプが記載されている。
このような大型化や薄型化の阻害は車両用灯具の配置スペースの制限により設計上の制約を来してしまう虞がある。
そこで、本発明は、小型化や薄型化を図ることを目的とする。
これにより、車体外装の少なくとも一部がランプカバー部及び導光部として使用される。
灯具背面方向への光が遮蔽されて、車室への不必要な光の入射が防止される
これにより、ランプボディとは別に不必要な光を遮蔽する遮光部を設ける必要が無い。
これにより、光反射ステップに対応した所望の位置とされた出射面から光が出射される。
走行中における振動による車体と導光部が接触されない。
以下の説明においては、車両が向く方向を前方として前後左右方向を表す。
車両用灯具1は、図1に示すように、車両後部の両側部にそれぞれ設けられている。車両後部の両側部に設けられた車両用灯具1、1は、左右対称の形状に形成されており、以下では、特筆しない限り、車両後部の右側に設けられた車両用灯具1を例として説明する。
リアウィンドウRW等の車両に設けられた各種のウィンドウは車体SHと共に車体外装GSを構成する。車体SHは車両における車外から視認可能な部分である。車体SHのうちリアパネルRPには窓部とされる開口Kが形成され、開口KがリアウィンドウRWによって後部から覆われている。リアウィンドウRWの外周部は、リアパネルRPにおける開口Kの外周側の部分を後側から覆う状態にされている。
ランプボディ2は、光源6、6、・・・が取り付けられ左右方向を向き上下に延びる光源配置部2aと、光源配置部2aの前端部に連続し前後方向を向く第1遮光部2bと、第1遮光部2bの一方の側部に連続し光源配置部2aと対向する第2遮光部2cとを備えている。光源配置部2aと第1遮光部2bと第2遮光部2cによって、後方に開放された略コ字状の形状が形成される。
また、ランプボディ2は、光源配置部2aと第1遮光部2bと第2遮光部2cの各上端部に連続し上下方向を向く天板部2dと、光源配置部2aと第1遮光部2bと第2遮光部2cの各下端部に連続し天板部2dと対向する床板部2eとを有している。
光源6は基板6aと基板6aに搭載された発光部6bとを有し、発光部6bとしては、例えば、図示しないコントローラによる制御信号に基づいて発光するLEDが用いられている。光源6、6、・・・は発光部6b、6b、・・・の光軸方向が略左右方向とされ、ランプボディ2の光源配置部2dの内面に上下方向に離隔して取り付けられている。
光源6から出射された光は後述する導光部に入射されるが、光源6からの光の出射時には配光パターンの形成に寄与しない不要光や漏れ光が発生する可能性がある。これらの不要光や漏れ光は、主に、ランプボディ2の第1遮光部2bと第2遮光部2cによって遮られ、ランプボディ2の外部へ出射されない。特に、不要光や漏れ光のうち、前方へ向かう光は第1遮光部2bによって遮られる。
また、図3及び図4に示すように、平面部7aは車両中心側の端部が灯室5に位置され、平面部7aの車両中心側の一端面は光が入射される入射面7dとされ、斜面部7bの外面の各一部は光が出射される出射面7e、7e、・・・とされ、曲面部7cの外面の各一部は出射面7f、7f、・・・とされている。
出射面7e、7e、・・・は、図1に示すように、上下に離隔して位置され、出射面7f、7f、・・・も上下に離隔して位置されている。出射面7e、7e、・・・と出射面7f、7f、・・・は左右方向において交互に位置され、光源6、6、・・・の側方にそれぞれ位置されている。
不透明部8が不透明であり、かつ、導光部7に密着された状態で配置されていることにより、導光部7を前方へ向かう光が導光部7と不透明部8の間(界面)で全反射しやすくされ、光の利用効率を向上させることができる。
不透明部8によって、不透明部8の前方にある車体SHを隠すことができると共に、光が導光部7から車体SHに入射されず、迷光の発生を防止することができる。
尚、不透明部8は不透明材料で形成されてもよく、不透明でない材料の後面に塗装を施して形成されてもよい。
シール部材9は、例えば、粘着シートとされ、車体SHのリアパネルRPの内周部の全周に亘り設けられている。シール部材9により、防水、防塵及び防振が図られる。また、シール部材9は緩衝部材としても機能する。
シール部材9は、導光部7と密着された不透明部8と車体SHの間に設けられることで、車外から視認されにくくされる。これにより、車両の見栄えの向上を図ることができる。
光反射ステップ10における光の反射角度は、図3に示すように、出射面7eから出射される光の車両中心側における照射角度が、車両の前後方向を基準として少なくとも略45°以上となるようにされている。これにより、車両用灯具1の後続車からの視認性を向上させることができる。
光反射ステップ11における光の反射角度は、図4に示すように、出射面7fから出射される光の進行方向が、車両後方となるようにされている。
従って、光源6、6、・・・を選択的に点灯させることにより、出射面7e、7e、・・・または出射面7f、7f、・・・から選択的に光を出射させることが可能である。
先ず、導光部に関する変形例について図5を参照して説明する。
導光部7の入射面7dには、集光する構造が設けられていてもよい。例えば、入射面7dが球面状の凸レンズの外面として形成されていてもよい。
これにより、導光部7に入射される光の入射角度によって全反射される光が増加するため、出射面7e、7fから出射される光の光量を増加させることができると共に、出射面7e、7fから一定量の光量を有した光を出射するために必要な光源6の発光量を抑えて省電力に寄与することができる。
上記には車両用灯具1として、導光部7に平面部7a、斜面部7b、曲面部7cが設けられた例を説明したが、斜面部7bが設けられていない導光部7を用いてもよい。
導光部7に斜面部7bが設けられていないことにより、導光部7(リアウィンドウRW)及び不透明部8が簡素な形状とされ、導光部7及び不透明部8を容易に形成することができる。
上記には車両用灯具1として、複数の光源6、6、・・・が上下に離隔して配置されている例を示したが、異なる構成を用いてもよい。
例えば、光源6を天板部2dに配置し、光源6における発光部6bの光軸方向が上下方向になるようにし、光源6から出射される光を入射させる導光体12を光源6の下方に配置する。導光体12は、上下に長い形状とされ、内面に光を反射する階段状のステップが形成された光反射エリア12aを備えている。光反射エリア12aで反射された光は、導光部7の入射面7dから平面部7aに入射する。
この構成によれば、灯室5に配置する光源6の個数を削減することができる。
リアウィンドウRWにおいて、ランプカバー部3とされた部分の表面が塗装されていてもよい。この場合には、光源6などが配置された灯室5が、車両外部から視認されにくくなるため、車両用灯具1の見栄えをよくすることができる。また、光源6からランプカバー部3を介しての車両外部への光の出射を防止することができる。
これにより、車体外装GSの少なくとも一部がランプカバー部3や導光部7として使用されるため、車両用灯具1の小型化及び薄型化を図ることができる。
また、光が出射される出射面7e、7fから離れた位置に光源6を配置することが可能となるため、設計の自由度を向上させることができる。更に、車体外装GSの少なくとも一部が導光部7として設けられているため、導光部7を薄型化することも可能である。
そのため、車両前方への光が遮蔽されて、車室への不必要な光の入射が防止されるため、搭乗者、特に、運転者に対する眩惑光が発生せず、運転における安全性の向上を図ることができると共に、視認性の低下を防止することができる。
これにより、ランプボディ2とは別に不必要な光を遮蔽する遮光部を設ける必要が無いため、部品点数の削減を図ることができる。
これにより、導光体7を導かれた光が光反射ステップ10、11で反射され、光反射ステップ10、11に対応した所望の位置とされた出射面7e、7fから光を出射することができる。尚、光反射ステップ10、11を必要に応じた形状や大きさに形成することにより、任意の方向へ任意の量の光を出射することができる。
これにより、走行中における振動によっても車体SHと導光部7が接触しないため、車体SHや導光部7の傷付きを防止することができる。
更に、小型モビリティなどの小型の車両に車両用灯具1を搭載した場合においては、小さい車体を昼夜問わず他者(歩行者や他車)に認識させることが可能となる。特に、夜間において、自車のサイズを他者に認識させることは、安全性の向上に大きく寄与する。
図8は、バックドアを少し開けた状態を示している。シール部材9は、例えば、車体SHに取り付けられている。このとき、車両用灯具1は、導光部7とされた部分を含むリアウィンドウRWと不透明部8と共に後方に移動され、車体SHとシール部材9は移動されない。
このようにシール部材9を不透明部8と車体SHの間に設けることで、バックドアを閉める際に、不透明部8が車体SHに接触せずに緩衝部材としてのシール部材9に接触されるため、不透明部8及び車体SHの傷付きを防止することができる。
尚、シール部材9が不透明部8に取り付けられている場合にも、同等の効果を得ることができる。
また、シール部材9は、不透明部8と車体SHの間に設けられることで、バックドアを閉めた状態において車外から視認不可とされる。これにより、車両の見栄えの向上を図ることができる。
特に、導光部7と不透明部8が二色成形によって形成された場合には、製造段階において水分や埃の光反射ステップ10、11への付着を防止することができる。
Claims (5)
- 車体の後端の側部に配置される車両用灯具であって、
車体外装の少なくとも一部を構成し透明材料で形成されたランプカバー部と、
前記ランプカバー部に対して車両内側に配置された光源と、
前記車体外装の少なくとも一部を構成し透明材料で形成されると共に前記光源から出射された光が入射される入射面と入射された光を出射する出射面とを有する導光部と、
前記導光部に対して車両内側に配置された不透明部とを備え、バックドアとして機能するリアパネルに設けられた灯具であり、
前記導光部及び前記不透明部は、車両の左右両側に位置すると共に、前記車体に対して車両後方に位置され、
前記ランプカバー部は、前記導光部より車両の左右内側に位置され、
前記導光部と前記車体の間に緩衝部材が設けられた
車両用灯具。 - リアウィンドウと前記ランプカバー部と前記導光部は同一部材で構成されていることを特徴とする
請求項1に記載の車両用灯具。 - 前記光源から出射された光の光軸方向が略左右方向とされ、
前記光源からの光の出射時に灯具背面方向へ向かう光を遮る遮光部を備えた
請求項1または請求項2に記載の車両用灯具。 - 少なくとも一部が前記遮光部とされ前記光源が内部に配置されるランプボディを備えた
請求項3に記載の車両用灯具。 - 前記導光部と前記不透明部が接触され、
前記導光部と前記不透明部の界面には入射された光を前記出射面へ向けて反射する光反射ステップが形成された
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車両用灯具。
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