JP6706554B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具に関するものである。
従来から、車体の側部に設けられるドアミラーのミラーボディーに、サイドターンランプ(車両用灯具)を組み込んだドアミラーが知られている(例えば特許文献1)。この種の車両用灯具は、進行方向の後方に向けて光を照射して法規上の方向指示機能を確保するとともに、進行方向の前方に向けて光を照射しドアミラー全体の意匠性を高めることができる。
特許第5329872号公報
従来の車両用灯具は、法規に定められた配光性能(視認性)を満たすとともに、意匠性を高めた発光を実現することが求められる。このため、配光用と加飾用の導光体を別々に設けたり、光源を様々な位置に配置したりといった複雑な構造を採用する必要があり、コストが高くなってしまうという問題があった。
本発明の車両用灯具は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、低コストで高い視認性と高い意匠性を実現できる車両用灯具の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る車両用灯具は、車両の車幅方向左右に設置される車両用灯具であって、進行方向の前後に並び車幅方向に沿って並行して延びる配光用導光部および加飾用導光部、並びに前記配光用導光部および前記加飾用導光部を一体的に連結する連結部を有する光透過性の導光体と、前記配光用導光部および前記加飾用導光部の車幅方向内側の基端側から光を入光させる光源部と、を備え、前記配光用導光部は、入光した光を進行方向の側方および後方に出射し、前記加飾用導光部は、入光した光を進行方向の前方および側方に出射する。
この構成によれば、配光用導光部と加飾用導光部とが並行して延びている。したがって、光源部から導光体に入光した光を加飾用の光と配光用の光とに分けて導光体の延びる方向に伝播しそれぞれ異なる方向に出射させることができる。これにより、加飾用導光部における発光状態が配光用導光部における光の伝播に影響を与えることを抑制できる。すなわち、加飾用導光部において意匠性の高い自由な発光を実現しつつ、配光用導光部において、光源部の反対側の先端まで光を到達させることが可能となり、意匠性と視認性を同時に実現できる。また、配光用導光部をターンランプとして使用する場合には、視認性を高めることで法定上の方向指示機能を容易に確保できる。
また、この構成によれば配光用導光部と加飾用導光部とが連結部により一体化されているため、配光用導光部および加飾用導光部を一体の部品とすることが可能となる。これにより、部品点数を減らし、各部品の製造および管理に要するコスト、並びに組み立てコストを低減できる。
さらに、この構成によれば、光源部が配光用導光部および加飾用導光部の車幅方向内側に配置されている。すなわち、配光用導光部および加飾用導光部に入光させるための光源が一箇所に配置されている。したがって、複数の光源(例えばLED光源)を用いる場合には、各光源を同一基板上に配置することが可能となり、コスト削減を図ることができる。また、単一の光源から出射した光をそれぞれ配光用導光部および加飾用導光部に入光させて、光源の数を節約してコスト削減を図ってもよい。
加えて、この構成によれば、配光用導光部および加飾用導光部が進行方向の前後に並んで配置されている。これにより、導光体の上下寸法を小さくすることが可能となり、前方から見た場合の見栄えを向上させることができる。
また、上述の車両用灯具において、前記配光用導光部と前記加飾用導光部との前後方向の間には、スリットが設けられている、構成としてもよい。
この構成によれば、スリットが配光用導光部と加飾用導光部とを区画する。スリットを介して対向する配光用導光部および加飾用導光部の側面が、全反射面として機能するため、配光用導光部および加飾用導光部の内部を通過する光の伝播効率を高めることができる。
また、上述の車両用灯具において、前記配光用導光部は、車幅方向外側の先端に位置し内部を通過する光を側方に向けて反射させる配光用反射部を有し、前記加飾用導光部は、後方を向く面に位置し内部を通過する光を前方に向けて反射させる加飾用反射部を有する、構成としてもよい。
この構成によれば、配光用導光部の車幅方向外側の先端において配光用の光を出射できる。また、加飾用導光部の加飾用反射部が設けられた領域全体で加飾用の光を出射することができる。
また、上述の車両用灯具において、前記連結部は、前記配光用導光部および前記加飾用導光部の車幅方向外側の先端に位置する、構成としてもよい。
この構成によれば、連結部が車幅方向外側の先端に位置する。配光用導光部および加飾用導光部のうち一方を通過する光は、連結部において他方側に進行する。連結部が車幅方向外側の先端側に位置することで、基端側で入光した光が、先端に達するまでの間に配光用導光部から加飾用導光部又は加飾用導光部から配光用導光部に漏れることがない。これにより、配光用導光部および加飾用導光部において、効果的に光を出射させることができる。
本発明によれば、低コストで高い視認性と高い意匠性を実現できる車両用灯具を提供できる。
実施形態におけるドアミラーを進行方向の前方から見た斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図2の領域IIIの拡大図である。 図2の領域IVの拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
<ドアミラー>
図1は、本実施形態におけるドアミラー1を進行方向の前方から見た斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。また、図3は図2の領域IIIの拡大図であり、図4は図2の領域IVの拡大図である。
図1、図2に示すように、本実施形態のドアミラー1は、車体(車両)2(図2参照)の側面に設けられたミラーベース3に取り付けられるものであって、図示しないドアに対して回動可能に支持されている。
具体的に、ドアミラー1は、内部に収納された電動格納ユニット(図示略)の駆動によって、進行方向の後方を確認可能な使用位置(図1、2の位置)とドア面に沿って邪魔にならない格納位置との間を回動する。以下の説明における前後上下等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは前方(進行方向の前方)を、矢印UPは上方をそれぞれ示している。
また、本実施形態のドアミラー1は、車体2の左右両側面にそれぞれ取り付けられている。これらドアミラー1は、左右対称の構成であるため、以下の説明では車体2の右側に設けられたドアミラー1のみについて説明し、左側に設けられたドアミラー1についての説明は省略する。
図2に示すように、ドアミラー1は、後方に向けて開放された箱型のミラーボディー11と、ミラーボディー11の後方開口部12を覆うように嵌め込まれ、後方を確認するためのミラー13と、ミラーボディー11内に収容されたサイドターンランプ14と、を備えている。
ミラーボディー11は、例えば不透明の樹脂等からなり、上述した使用位置において車幅方向の外側に向かうに従い後方に向けて傾斜した状態で、上述したミラーベース3に取り付けられている。
ミラーボディー11のうち、前方に位置する前壁15は、前方に向けて凸の湾曲状とされ、車幅方向の外側に向かうに従い後方に向けて湾曲している。そして、前壁15には、前方及び車幅方向の外側に向けて開放された開口部16が形成されている。具体的に、開口部16は、図1に示す正面視で台形状とされ、車幅方向の中央部から外側に向けて延在するとともに、車幅方向の外側に向かうに従い上下方向の幅が漸次拡大している。
<サイドターンランプ>
サイドターンランプ14は、ミラーボディー11内に収納されたアウターハウジング22と、このアウターハウジング22に前方から組み付けられ、アウターハウジング22と一体化するアウターレンズ23と、これらアウターハウジング22とアウターレンズ23との間に設けられた発光体ユニット(車両用灯具)24と、を備えている。
アウターハウジング22は、不透明材料(例えば、ポリカーボネートや、ABS樹脂等)からなり、前方に向けて開口する箱状に形成されている。アウターハウジング22は、発光体ユニット24を後方から覆う。アウターハウジング22は、図2に示す断面視において、前方に向けて凸の湾曲形状とされている。具体的に、アウターハウジング22は、ミラーボディー11における前壁15の外面形状に倣って、車幅方向の外側に向かうに従い後方に向けて湾曲している。
図1、図2に示すように、アウターレンズ23は、透明材料(例えば、アクリルや、ポリカーボネート樹脂等)からなり、アウターハウジング22(図2参照)の開口を閉塞している。具体的に、アウターレンズ23は、上述したミラーボディー11の開口部16を通して外部に露出する意匠部33と、意匠部33の外周縁から突設された外フランジ部34と、を備えている。
意匠部33は、図2に示す断面視において、上述したアウターハウジング22と同様に、ミラーボディー11における前壁15の外面形状に倣って、車幅方向の外側に向かうに従い後方に向けて湾曲している。そして、意匠部33は、車幅方向の内側に位置する部分がミラーボディー11の外面とほぼ面一になっている一方、車幅方向の外側に位置する部分は開口部16から外部に突出している。
図1、図2に示すように、外フランジ部34は、ミラーボディー11における開口部16の周囲に、パッキン35を介して後面側から当接している。アウターレンズ23と上述したアウターハウジング22との間の空間は、発光体ユニット24が収納される灯具空間Sを構成している。
<発光体ユニット(車両用灯具)>
発光体ユニット24は、図2に示すように、配光用導光部62、加飾用導光部61、並びに連結部63を有する光透過性の導光体60と、光源部70と、を有する。上述したように発光体ユニット24は、灯具空間Sに収納される。光源部70は、図1に示す正面視において、開口部16を車幅方向の内側に回避した位置、すなわちミラーボディー11と重なる位置に配置されており、開口部16を通して視認できないように配置されている。
光源部70は、配光用導光部62および加飾用導光部61の車幅方向内側の基端側から光を入光させる。光源部70は、図2および図3に示すように、第1の光源71と、第2の光源72と、基板73と、を有する。
光源部70の第1および第2の光源71、72は、例えばLED光源である。第1および第2の光源71、72は、基板73に実装され、基板73の面方向に直交する法線方向(車幅方向の外側)に向けて光を出射する。第1および第2の光源71、72は、前後方向に間隔をあけて配置されおり、第1の光源71が第2の光源72の前方に配置されている。第1の光源71は加飾用導光部61の入光部61aに対向して配置され、第2の光源72は配光用導光部62の入光部62aに対向して配置されている。
光源部70の基板73は、図示略の支持部を介してアウターハウジング22の側壁部22aに固定されている。本実施形態における基板73は、リジット基板である。したがって、基板73に実装される第1および第2の光源71、72は、同一面上に配置され、互いの光軸が平行となっている。
導光体60は、例えばアクリルなどの透明樹脂材料からなる。導光体60は、並行して延びる配光用導光部62および加飾用導光部61が連結部63を介して連結された二股構造を有する。導光体60の配光用導光部62、加飾用導光部61および連結部63は、一体的に形成されている。すなわち、導光体60は、配光用導光部62と連結部63との間および加飾用導光部61と連結部63との間に界面を形成することなく連続的に形成されている。導光体60の配光用導光部62、加飾用導光部61および連結部63は、同一の金型により同時に樹脂成型される。
導光体60の配光用導光部62および加飾用導光部61は、進行方向の前後に並び車幅方向に沿って並行して延びる。本実施形態において、加飾用導光部61は、配光用導光部62の前方に配置されている。配光用導光部62と加飾用導光部61との前後方向の間には、スリットSLが設けられている。スリットSLは、導光体60の車幅方向内側の基端側から先端側に沿って延びている。導光体60の連結部63は、配光用導光部62および加飾用導光部61の車幅方向外側の先端に位置し、配光用導光部62および加飾用導光部61を一体的に連結する。したがって、スリットSLは、導光体60の車幅方向外側の先端近傍において、連結部63により配光用導光部62と加飾用導光部61とが連結される部分で途切れている。
加飾用導光部61は、アウターレンズ23の内面に倣って車幅方向の外側に向かうに従い後方に向けて湾曲している。加飾用導光部61は、第1の光源71から出射された光を長手方向に沿って導き、さらに前方および側方に向けて出射することで意匠性の高い発光を実現する。加飾用導光部61は、主に図2に示す加飾用出射領域A1に向けて光を出射する。
加飾用導光部61は、第1の光源71と対向する入光部61aと、後方を向く面(後面)に位置する加飾用反射部61bと、前方を向く面(前面)に位置する出射部61cと、を有する。
また、図示を省略するが、加飾用導光部61は、上方向および下方向を向く面(上面および下面)には、平滑な全反射面が設けられている。加飾用導光部61を通過する光は上下の全反射面において全反射を繰り返して長手方向に伝播される。なお、全反射面は、臨界角以上で入射した光を全反射させる面であればよいが、鏡面処理が施された面であってもよい。
加飾用導光部61の入光部61aは、図3に示すように、第1の光源71から出射した光を加飾用導光部61の長さ方向に沿って屈折させて入射させるレンズ形状を有する。これにより、加飾用導光部61の内部で入射した光が全反射しやすくなり、光の利用効率を高めることができる。
加飾用反射部61bは、図4に示すように、内部を通過する光を前方および側方に向けて反射させる。加飾用反射部61bは、加飾用導光部61の後面において、前方から見てミラーボディー11の開口部16から露出する全ての領域に設けられている。加飾用反射部61bは、入射した光を乱反射するシボ面であっても、光を前方に向かって内面反射させるカット面であってもよい。また、加飾用反射部61bには、アルミニウム等の反射膜を蒸着させてもよい。加飾用反射部61bにおいて、内面反射した光は出射部61cを介して前方に出射される。これにより、加飾用導光部61は、アウターレンズ23における車幅方向の露出する領域を発光させて、加飾用出射領域A1に向けて光を出射することができる。
加飾用導光部61の出射部61cは、加飾用導光部61の前面において、前方から見てミラーボディー11の開口部16から露出する全ての領域に設けられている。出射部61cは、車幅方向内側から外側に向かって滑らかに湾曲する曲面形状を有する。出射部61cには、前方に向けて出射する光を拡散するシボ面又は窪み部などの拡散構造が設けられていてもよい。また、図4に示すように、出射部61cの車幅方向外側の先端には、散乱出射部61dが設けられている。散乱出射部61dは、連結部63の前方側に位置する。散乱出射部61dは、上下方向に沿って一様な断面の複数(本実施形態では3つ)の曲面状の凹部から構成される。散乱出射部61dは、加飾用導光部61を通過して、導光体60の先端に到達した光を散乱させるとともに出射する。また、散乱出射部61dは、配光用導光部62および連結部63を通過した光を散乱させるとともに出射する。散乱出射部61dから出射される光は、加飾用の光として利用されるとともに、配光用の光としても利用できる。
配光用導光部62は、加飾用導光部61の後方に配置されるとともに、加飾用導光部61の後面に倣って車幅方向の外側に向かうに従い後方に向けて湾曲している。配光用導光部62は、第2の光源72から出射された光を長手方向に沿って導き、後方および側方に向けて出射する。配光用導光部62は、主に図2に示す配光用出射領域A2に向けて光を出射する。
配光用導光部62は、第2の光源72と対向する入光部62aと、前方および後方をそれぞれ向く面(前面および後面)にそれぞれ位置する全反射面62bと、車幅方向外側の先端に位置する配光用反射部62cを有する。また、配光用導光部62の上面および下面には、加飾用導光部61と同様に全反射面が設けられている。
配光用導光部62の入光部62aは、第2の光源72から出射した光を配光用導光部62に入射させる。本実施形態において、配光用導光部62の入光部62aは、平坦面であるが、加飾用導光部61の入光部61aと同様のレンズ形状を有していてもよい。
配光用導光部62の前面および後面(並びに上面および下面)の全反射面62bは、配光用導光部62を通過する光を全反射面62bにおいて全反射を繰り返して長手方向に伝播させ車幅方向外側の先端まで損失を少なくして到達させる。
配光用反射部62cは、図4に示すように。配光用導光部62の内部を通過して車幅方向外側の先端に到達した光を後方および側方に向けて反射および出射させる。本実施形態において、配光用反射部62cは、配光用導光部62の先端の角部を略45°に面取りした面である。しかしながら、配光用反射部62cは、このような形態に限定されず、例えば微細なカット面を複数並べた構成としてもよい。
上述したように、配光用反射部62cは、配光用導光部62の先端(すなわち導光体60の先端)に設けられている。また、導光体60の先端には、配光用反射部62cと隣接する先端面60aが設けられている。先端面60aは、加飾用導光部61の先端側に位置しており、加飾用導光部61が延びる先端近傍の方向に対して略直交している。配光用導光部62の内部を通過した光のうち、配光用反射部62cに入射しない光の一部は、先端面60aに入射して後方および側方に向けて出射される。
連結部63は、配光用導光部62および加飾用導光部61の間に位置し、配光用導光部62から加飾用導光部61又は加飾用導光部61から配光用導光部62への光の進行を許容する。
連結部63が、導光体60の車幅方向外側の先端に位置することで、基端側で入光した光が先端に達するまでの間に配光用導光部62から加飾用導光部61又は加飾用導光部61から配光用導光部62に漏れることがない。これにより、配光用導光部62および加飾用導光部61から、それぞれ異なる方向に効果的に光を出射させることができる。
また、連結部63が、導光体60の車幅方向外側の先端に位置することで、加飾用導光部61の内部を通過して先端に到達した光を、連結部63を介して配光用の光として出射させることが可能となる。同様に、配光用導光部62から先端に到達した光の一部を加飾用の光として出射することが可能となる。したがって、先端近傍において、配光用導光部62および加飾用導光部61から出射させる光を互いに補完し合って効果的な発光状態を実現することができる。
なお、本実施形態では、連結部63が、導光体60の先端側に位置する場合を例示したが、例えば基端側に位置していてもよい。また、連結部63は、複数設けられていてもよい。連結部63を複数設ける場合には、導光体60の成型時の反りを抑制することができる。
[作用効果]
本実施形態によれば、配光用導光部62と加飾用導光部61とがそれぞれ設けられ並行して延びている。また、配光用導光部62は、入光した光を側方および後方に出射し、加飾用導光部61は、入光した光を前方および側方に出射する。したがって、光源部70から導光体60に入光した光を加飾用の光と配光用の光とに分けて導光体60の延びる方向に伝播しそれぞれ異なる方向に出射させることができる。これにより、加飾用導光部61における発光状態が、配光用導光部62における光の伝播に影響を与えることを抑制できる。すなわち、加飾用導光部61において意匠性の高い自由な発光を実現しつつ、配光用導光部62において、光源部70の反対側に位置する先端まで光を到達させることが可能となり、高い意匠性と高い視認性を同時に実現できる。また、配光用導光部62をターンランプとして使用する場合には、視認性を高めることで法定上の方向指示機能を容易に確保できる。
本実施形態によれば、配光用導光部62と加飾用導光部61とが連結部63により一体化されているため、配光用導光部62および加飾用導光部61を一体の部品とすることが可能となる。これにより、部品点数を減らし、各部品の製造および管理に要するコスト、並びに組み立てコストを低減できる。
本実施形態によれば、光源部70が配光用導光部62および加飾用導光部61の車幅方向内側に配置されている。すなわち、配光用導光部62および加飾用導光部61に入光させるための第1および第2の光源71、72が一箇所に配置されている。したがって、第1および第2の光源72を単一の基板73上に配置することが可能となり、コスト削減を図ることができる。
なお、本実施形態において、光源部70が、配光用導光部62および加飾用導光部61にそれぞれ入光させる第1および第2の光源71、72を有する場合を例示した。しかしながら、単一の光源から出射した光を配光用導光部62および加飾用導光部61に入光させる構成としてもよい。
本実施形態によれば、配光用導光部62および加飾用導光部61が進行方向の前後に並んで配置されている。これにより、導光体60の上下寸法を小さくすることが可能となり、前方から見た場合の導光体60の見栄えを向上させることができる。さらに、配光用導光部62と加飾用導光部61とが、進行方向の前後に並んで配置されていることにより、それぞれ見栄えの異なる配光用導光部62および加飾用導光部61を同時に視認することが出来ない。これにより、導光体60における見栄えや見え方の違いによる違和感をなくすとともに、意匠性の低下を抑制することができる。
本実施形態によれば、加飾用導光部61が配光用導光部62の前方に配置される場合について説明したが、加飾用導光部61は、配光用導光部62の後方に配置されていてもよい。ただし、加飾用導光部61を配光用導光部62の前方に配置することで、加飾用導光部61から出射した光が配光用導光部62に入射することがなく、加飾用導光部61に対する光の利用効率を高めることができる。また、配光用導光部62を加飾用導光部61の後方に配置することで、配光用導光部62から出射した光が加飾用導光部61に界面を通過して入射することがなく、加飾用導光部61の光の利用効率を高めることができる。
本実施形態によれば、スリットSLが導光体60の長手方向に延びて配光用導光部62と加飾用導光部61とを区画する。スリットSLを介して対向する配光用導光部62および加飾用導光部61の側面が、全反射面として機能するため、配光用導光部62および加飾用導光部61の内部を通過する光の伝播効率を高めることができる。
なお、本実施形態において、配光用導光部62と加飾用導光部61とがスリットSLを介して区画される場合を例示した。しかしながら、配光用導光部62と加飾用導光部61とを区画する構成は、これに限定されない。例えば、単一の導光体60の内部に、鏡面加工された金属箔などの反射膜を一体成形して、金属箔により配光用導光部62と加飾用導光部61とを区分してもよい。この場合、反射膜は連結部63において欠落したものを用いることが好ましい。また、配光用導光部62と加飾用導光部61とを別体により形成した後、連結部63を介して一体に連結してもよい。また、配光用導光部62と加飾用導光部61における各全反射面として、別体の反射板等を用いてもよい。この場合、スリットSLに反射板等を配置するようにしてもよい。
本実施形態によれば、光源部70が前方から見てミラーボディー11により覆われており、開口部16を通して視認されない構成となっている。これにより、ドアミラー1の意匠性をより向上させることができる。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
例えば、本実施形態では、発光体ユニット(車両用灯具)24をサイドターンランプ14に用いる場合について説明したが、車両の車幅方向左右に設置されれば、その実施形態は問わない。
2…車体(車両)、24…発光体ユニット(車両用灯具)、60…導光体、61…加飾用導光部、61b…加飾用反射部、62…配光用導光部、62c…配光用反射部、63…連結部、70…光源部、SL…スリット

Claims (3)

  1. 車両の車幅方向左右に設置される車両用灯具であって、
    進行方向の前後に並び車幅方向に沿って並行して延びる配光用導光部および加飾用導光部、並びに前記配光用導光部および前記加飾用導光部を一体的に連結する連結部を有する光透過性の導光体と、
    前記配光用導光部および前記加飾用導光部の車幅方向内側の基端側から光を入光させる光源部と、を備え、
    前記配光用導光部は、入光した光を進行方向の側方および後方に出射し、
    前記加飾用導光部は、入光した光を進行方向の前方および側方に出射すし、
    前記配光用導光部は、車幅方向外側の先端に位置し内部を通過する光を側方に向けて反射させる配光用反射部を有し、
    前記加飾用導光部は、後方を向く面に位置し内部を通過する光を前方に向けて反射させる加飾用反射部を有する、
    車両用灯具。
  2. 前記配光用導光部と前記加飾用導光部との前後方向の間には、スリットが設けられている、
    請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記連結部は、前記配光用導光部および前記加飾用導光部の車幅方向外側の先端に位置する、
    請求項1又は2に記載の車両用灯具。
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