JP6655382B2 - 車両用燈体および燈体付ドアミラー - Google Patents

車両用燈体および燈体付ドアミラー Download PDF

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Description

本発明は、車両用燈体、およびこれを用いた燈体付ドアミラーに関するものである。
従来から、車体の側部に設けられるドアミラーのミラーボディーに、燈体としてのサイドターンランプを組み込んだ燈体付ドアミラーが知られている。この種の燈体付ドアミラーの中には、サイドターンランプを、ミラーボディーの車幅方向先端部からミラーボディーの進行方向前面に至る間に設けたものがある。このように設けることにより、ドアミラーから進行方向後方に向けて光を照射し、法定上の方向指示機能を確保することができると共に、進行方向前方に向けて光を照射し、ドアミラー全体の意匠性を高めることができるようになっている。
ここで、ドアミラー全体の意匠性を高めるために、さまざまな技術が開示されている。
例えば、サイドミラーハウジング(ミラーボディー)の車幅方向先端部の後方への廻り込み側に左右に延びる開口部を設け、全体形状が開口部に略倣って湾曲し、前面レンズが開口部から略面一に露出するようにサイドミラーハウジングにサイドターンランプを取り付けたものがある。このものでは、法定上の方向指示機能を確保するための法規用光源部と、ドアミラーの意匠性を高めるための加飾用光源部とを、備えている。
法規用光源部は、サイドミラーハウジングの左右方向において車体側から離間した車幅方向外側の先端部に設けられ、法定基準を満足した光を発する。また、加飾用光源部は、サイドミラーハウジングの左右方向に連続するライトガイドの一端に設けられ、ライトガイドに向かって光を出射することで、ライトガイドを線状に発光させて、周囲の車両や通行者からの視認性が高める。
ここで、法規用光源部は、法定基準を満足するため、車幅方向外側を向いて配置される。一方、加飾用光源部を、ライトガイドに対して車体側から離間した車幅方向外側の先端部に配置した場合、加飾用光源部は、車幅方向内方のライトガイド側を向いて配置される。このような構成では、サイドミラーハウジングの車幅方向先端部に設けられた法規用光源部と加飾用光源部とは、光を互いに異なる方向に発することとなる。すると、法規用光源部と加飾用光源部との間の領域には法規用光源部および加飾用光源部から出射する光が届かず、この領域で発光することができない。
そこで、法規用光源部をサイドミラーハウジングの車幅方向外方の端部に配置するとともに、加飾用光源部を、ライトガイド(導光体)に対し、車幅方向内方の端部に配置する構成が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特許第5032163号公報
しかしながら、上述した特許文献1の構成にあっては、法規用光源部、加飾用光源部においては、それぞれの発光素子が実装された光源用基板が配置される。例えば非点灯時に、前面レンズを通してこれらの光源用基板が見えてしまうことがあり、見栄えが悪く、意匠性が損なわれる。これら光源用基板をサイドミラーハウジングで覆って隠す構成とすると、サイドミラーハウジングの車幅方向外方の先端部から車幅方向内方の車体側の基端部までの全域にサイドターンランプを設けることができず、意匠性を高める妨げとなる。
そこでなされた本発明の目的は、サイドターンランプの全体を均一に発光させ、見栄えを向上させるとともに意匠性を高めることのできる車両用燈体および燈体付ドアミラーを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の車両用燈体は、車両の進行方向前側に配置されるアウターレンズと、前記アウターレンズに後方から突き合わされ、前記アウターレンズと一体化するアウターハウジングと、前記アウターレンズと前記アウターハウジングとの間に設けられ、車幅方向に沿って延びるライトガイド部、および前記ライトガイド部から車幅方向外側に延びる延設部を有し、光透過性を有するインナーレンズと、前記延設部と前記アウターハウジングとの間に設けられ、車幅方向外側に向かって光を出射する配光用発光体と、前記延設部と前記アウターハウジングとの間において前記配光用発光体よりも車幅方向内側で、前記ライトガイド部の車幅方向外側の端部に対向配置され、前記配光用発光体とは異なる方向に光を出射する加飾用発光体と、前記延設部の前面側に形成され、前記配光用発光体から出射された光の一部を前記ライトガイド部側に向けて反射させる前面反射部と、を備えていることを特徴とする。
このように、配光用発光体と加飾用発光体は、いずれも車幅方向外側の端部に配置され、しかも、その光の出射方向が互いに異なっている。
このため、加飾用発光体から出射した光をライトガイド部に入射させることで、ライトガイド部全体を発光させることができる。また、配光用発光体から出射した光は、車幅方向外側に出射されることで、法定上の方向指示機能を満たす。さらに、配光用発光体から出射した光の一部は延設部に入射され、配光用発光体と加飾用発光体との間で延設部が発光する。これによって、インナーレンズおよびアウターレンズを、車幅方向全体で発光させることができる。
また、配光用発光体と加飾用発光体は、アウターレンズと、インナーレンズの延設部の後方に位置するため、前方から見たときにこれら配光用発光体、加飾用発光体等が見えてしまうのを抑えることができる。
また、配光用発光体から出射した光の一部を、延設部により多く入射させ、配光用発光体と加飾用発光体との間における発光量を多くすることができる。
前記配光用発光体は、水平面内で進行方向に直交する方向に対し、前方に向かって傾斜する方向に前記光を出射するよう設けられていてもよい。
このように構成にすることで、配光用発光体から出射した光の一部を、延設部により多く入射させ、配光用発光体と加飾用発光体との間における発光量を多くすることができる。
また、前記延設部の後面側に、前記配光用発光体から出射された光の一部を前記ライトガイド部側に向けて反射させる後面反射部が形成されていてもよい。
このように構成することで、配光用発光体から出射した光の一部を、延設部により多く入射させ、配光用発光体と加飾用発光体との間における発光量を多くすることができる。
また、前記延設部の前面側に、前記配光用発光体から出射された光の一部を前記ライトガイド部側に向けて反射させる後面反射部が形成されていてもよい。
このように構成することで、配光用発光体から出射した光の一部を、延設部により多く入射させ、配光用発光体と加飾用発光体との間における発光量を多くすることができる。
また、前記延設部に、前記配光用発光体から出射された光の一部を乱反射させる乱反射部が形成されていてもよい。
このように構成することで、配光用発光体から出射した光の一部を乱反射させることで、延設部を均一に発光させることができる。
さらに、前記アウターレンズに、前記インナーレンズの前記ライトガイド部と前記延設部とを跨ぐように形成され、前記インナーレンズを透過して出射された光を進行方向前側に向かって透過させるアウターレンズ透過部が形成されていてもよい。
このように構成することで、ライトガイド部と延設部との境界部分近傍において、発光量を、より多くすることができる。
また、本発明の燈体付ドアミラーは、上記したような車両用燈体を、前記アウターレンズを露出させた状態で収容するとともに、進行方向の後方からミラーが嵌め込まれるミラーボディーを備えていることを特徴とする。
このように構成することで、インナーレンズおよびアウターレンズを、車幅方向全体で発光させることができる。
本発明によれば、サイドターンランプの全体を均一に発光させ、見栄えを向上させるとともに意匠性を高めることが可能となる。
本発明の実施形態における車両用燈体および燈体付ドアミラーを進行方向の前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるドアミラーを車幅方向外側から見た側面図である。 本発明の実施形態におけるドアミラーのミラーボディー内に設けられたサイドターンランプを、進行方向の前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるサイドターンランプの構成を示す平断面図である。 本発明の実施形態におけるサイドターンランプを構成するアウターレンズを斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるアウターレンズを斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるサイドターンランプの車幅方向外側の端部の構成を示す平断面図である。 本発明の実施形態におけるサイドターンランプを構成するインナーレンズの車幅方向の外側となる部分を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるインナーレンズの車幅方向の外側の端部を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるインナーレンズの車幅方向の外側となる部分を斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるインナーレンズをアウターレンズに組み込んだ状態を斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるサイドターンランプを構成する発光体ユニットの構成を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態に係る車両用燈体および燈体付ドアミラーについて、図面を参照して説明をする。
<ドアミラー>
図1は、本発明の実施形態における車両用燈体および燈体付ドアミラーを進行方向の前方から見た斜視図である。図2は、ドアミラーを車幅方向外側から見た側面図である。図3は、ドアミラーのミラーボディー内に設けられたサイドターンランプを、進行方向の前方から見た斜視図である。
尚、以下の説明において、説明を簡単にするために、車両の進行方向前方を単に前方、進行方向後方を単に後方、運転席側からみて車幅方向右方を単に右方、運転席側からみて車幅方向左方を単に左方、車両の鉛直方向上下を単に上方、および下方などとして説明する場合がある。
図1に示すように、本実施形態のドアミラー(燈体付ドアミラー)1は、車体2(図2参照)の側面に設けられたミラーベース3に取り付けられる。ドアミラー1は、内部に収納された電動格納ユニット(図示無し)の駆動によって、進行方向の後方を確認可能な使用位置(図1の位置)と、車体2のドア面に沿って邪魔にならない格納位置と、の間を回動することで、図示しないドアに対して回動可能に支持されている。
また、本実施形態のドアミラー1は、車体2の左右両側面にそれぞれ取り付けられている。これらドアミラー1は、左右対称の構成であるため、以下の説明では車体2の左側に設けられたドアミラー1のみについて説明し、右側に設けられたドアミラー1についての説明は省略する。
図1〜図3に示すように、ドアミラー1は、後方に向けて開放された箱型のミラーボディー11と、ミラーボディー11の後方開口部12を覆うように嵌め込まれ、後方を確認するためのミラー13(図2参照)と、ミラーボディー11内に収容されたサイドターンランプ(車両用燈体)14と、を備えている。
ミラーボディー11は、例えば不透明の樹脂等からなり、上述した使用位置において車幅方向の外側に向かうに従い後方に向けて傾斜した状態で、上述したミラーベース3に取り付けられている。
ミラーボディー11のうち、前方に位置する前壁15は、前方に向けて凸の湾曲状とされ、車幅方向の外側に向かうに従い後方に向けて湾曲している。そして、前壁15には、前方および車幅方向の外側に向けて開放された開口部16が形成されている。具体的に、開口部16は、前壁15の車幅方向の内側の端部15aから外側の端部15bに向けて、ほぼ一定の幅で連続する線状に形成されている。
<サイドターンランプ>
図4は、サイドターンランプの構成を示す平断面図である。
図4に示すように、サイドターンランプ14は、アウターレンズ20と、インナーレンズ30と、アウターハウジング40と、発光体ユニット50と、を備えている。
<アウターレンズ>
図3、図4に示すように、アウターレンズ20は、ミラーボディー11(図1〜図3参照)内に収納される。アウターレンズ20は、透明材料(例えば、アクリルや、ポリカーボネート樹脂等)からなり、平面視すると前方に向かって膨出するよう湾曲している。
図5は、アウターレンズを斜め前方から見た斜視図である。
図3、図5に示すように、アウターレンズ20は、その前面20f側に、ベース部21と、意匠部22と、を備えている。
ベース部21は、上述したミラーボディー11の前壁15の後面側に沿って車幅方向に延びるよう形成されている。このベース部21は、前壁15の後面側に、後方から突き当たるよう設けられる。ベース部21の上下には、係止爪21s、21t等を介して図示しない延長カバーがそれぞれ装着され、これら上下の延長カバーもミラーボディー11の前壁15の後面側に後方から突き当たるよう設けられる。
意匠部22は、ベース部21の上下方向の中間部において、ベース部21から前方に向かって突出し、ベース部21に沿って車幅方向に連続して形成されている。意匠部22は、前壁15の車幅方向の内側の端部15aと外側の端部15bとの間で連続して開口した開口部16内に挿入され、開口部16を通して外部に露出するよう設けられる。この意匠部22は、開口部16内に配置された状態で、前壁15よりもミラーボディー11の外方に突出しないよう設けられている。
図6は、アウターレンズを斜め後方から見た斜視図である。
図6に示すように、アウターレンズ20は、その後面20r側に、インナーレンズ30を収容する収容凹部24と、収容凹部24の外周部において後方に向かって立ち上がる外周フランジ部25と、を一体に有している。
収容凹部24は、外周フランジ部25に対し、前方に窪むよう形成されている。収容凹部24には、上下に間隔をあけて左右方向に連続して延び、インナーレンズ30を位置決めするガイド凸部24tが後方に向かって突出して形成されている。
図7は、サイドターンランプの車幅方向外側の端部の構成を示す平断面図である。
図6、図7に示すように、アウターレンズ20の後面20r側において、車幅方向の外側の端部には、収容凹部24から、車幅方向外側の端部に位置する外周フランジ部25Fにわたって所定長の領域に、アウターレンズカット部(アウターレンズ反射部)26が形成されている。このアウターレンズカット部26は、後述するインナーレンズ30のライトガイド部31と発光体カバー部(延設部)32とに跨がる領域に形成されている。
アウターレンズカット部26は、上下方向に延びる断面三角形状の凹凸26sが、収容凹部24から外周フランジ部25にわたって連続して複数形成されることで構成されている。
<インナーレンズ>
図8は、インナーレンズの車幅方向の外側となる部分を斜め前方から見た斜視図である。
図4、図8に示すように、インナーレンズ30は、ライトガイド部31と、発光体カバー部32と、を一体に備えている。インナーレンズ30は、透明材料(例えば、アクリルや、ポリカーボネート樹脂等)からなり、平面視すると前方に向かって膨出するよう湾曲している。
図4に示すように、ライトガイド部31は、アウターレンズ20の後面20rに沿って、アウターレンズ20の車幅方向の外側の端部20sから車幅方向内側の端部20tにわたって連続するよう形成されている。
図7に示すように、ライトガイド部31には、車幅方向外側の端部に、ライトガイド部31が連続する方向に直交する端面31tが形成されている。
発光体カバー部32は、ライトガイド部31の車幅方向外側の端部から、さらに車幅方向外側に向かって延びるよう形成されている。発光体カバー部32は、ライトガイド部31に連続して、アウターレンズ20の後面20rに沿って延びる第一カバー部32aと、第一カバー部32aの車幅方向外側の端部から後方に湾曲し、アウターレンズ20の車幅方向外側の外周フランジ部25Fに沿って後方に向かって延びる第二カバー部32bと、を一体に備えている。ここで、発光体カバー部32の第一カバー部32aは、ライトガイド部31の前面31fに連続して形成され、第一カバー部32aの後方に前記端面31tが位置している。
図9は、インナーレンズの車幅方向の外側の端部を斜め前方から見た斜視図である。
図4、図7、図8、図9に示すように、発光体カバー部32の第一カバー部32aの前面側には、インナーレンズ前面カット部(前面反射部)33が形成されている。インナーレンズ前面カット部33は、上下方向に延びる断面三角形状の凹凸33sが、第一カバー部32aの延びる方向に複数形成されることで構成されている。
また、発光体カバー部32の前面側には、インナーレンズ前面カット部33よりも車幅方向外側に隣接して、インナーレンズ先端シボ加工部(乱反射部)34が形成されている。インナーレンズ先端シボ加工部34は、第一カバー部32aから第二カバー部32bにかけて、ライトガイド部31から発光体カバー部32が延びる方向に連続する断面半円形状の突条34rが上下に複数並べて形成されることで構成されている。
図10は、インナーレンズの車幅方向の外側となる部分を斜め後方から見た斜視図である。
図7、図10に示すように、発光体カバー部32には、第一カバー部32aの後面に、インナーレンズ後面カット部(後面反射部)35が形成されている。インナーレンズ後面カット部35は、上下方向に延びる断面三角形状の凹凸35sが、第一カバー部32aの延びる方向に複数形成されることで構成されている。
また、図10に示すように、ライトガイド部31には、その後面31r側に、ライトガイド部31が連続する方向に沿って間隔をあけて複数の凹部36aが形成されることで、ライトガイドシボ加工部36が形成されている。
図11は、インナーレンズをアウターレンズに組み込んだ状態を斜め後方から見た斜視図である。
この図11に示すように、上記インナーレンズ30は、アウターレンズ20の収容凹部24に、後方から突き当てるようにして設けられる。インナーレンズ30のライトガイド部31は、収容凹部24に形成されたガイド凸部24t,24t間に挿入配置される。
また、図7に示すように、インナーレンズ30の発光体カバー部32は、第一カバー部32aが意匠部22の車幅方向外側の端部に前後に間隔をあけて対向し、第二カバー部32bが外周フランジ部25Fに車幅方向に間隔をあけて対向するよう設けられる。これにより、発光体カバー部32は、アウターレンズ20のアウターレンズカット部26が形成された領域に対向している。
<ハウジング>
図4、図7に示すように、アウターハウジング40は、不透明材料(例えば、ポリカーボネートや、ABS樹脂等)から形成され、その外周部が、アウターレンズ20の収容凹部24の外周部で立ち上がる外周フランジ部25に、パッキン等を介して後方から突き当たることで、収容凹部24を後方から閉塞する。これにより、アウターハウジング40とアウターレンズ20との間に、上記インナーレンズ30を収容している。
アウターハウジング40において、車幅方向外側の端部には、後方に向かって膨出する膨出部41が形成され、膨出部41と、インナーレンズ30の発光体カバー部32との間に発光体収容空間Sが形成されている。
このアウターハウジング40は、図示しない取付ステーを介してミラーボディー11に締結固定されている。
<発光体ユニット>
図12は、発光体ユニットの構成を示す斜視図である。
図12に示すように、発光体ユニット50は、加飾用発光体51と、配光用発光体52と、発光体支持基板53,54と、駆動基板55と、連結基板56と、を備えている。
加飾用発光体51、配光用発光体52は、例えばLED(Light Emitting Diode)等からなる。
発光体支持基板53,54は、硬質なリジッド基板であり、加飾用発光体51、配光用発光体52がそれぞれ表面に実装されることで、これを支持する。
駆動基板55は、硬質なリジッド基板に各種の電子素子が実装され、図示しない接続配線により、車体2(図2参照)側からの給電および加飾用発光体51、配光用発光体52の発光制御信号を受ける。駆動基板55は、発光体支持基板53,54に実装された加飾用発光体51、配光用発光体52への供給電力を制御し、加飾用発光体51、配光用発光体52の点灯・不点灯の切り換え駆動を行う。
連結基板56は、柔軟性を有したFPC(Flexible printed circuits)基板からなり、発光体支持基板53,54と駆動基板55とを連結する。
図10に示すように、このような発光体ユニット50は、発光体支持基板53,54が、インナーレンズ30の車幅方向外側に設けられた基板支持ブラケット57、58に支持されている。基板支持ブラケット57,58は、複数の係合爪57t、58tを備えており、これら係合爪57t、58tに発光体支持基板53,54を係合させることで、発光体支持基板53,54を支持する。
また、駆動基板55は、インナーレンズ30の車幅方向中間部に設けられた基板支持ブラケット59に係合されて支持されている。
このとき、発光体支持基板53,54と駆動基板55との間の連結基板56は、インナーレンズ30に対して固定される発光体支持基板53,54、駆動基板55の向きに応じて湾曲するため、発光体支持基板53,54、駆動基板55の取付作業を容易に行うことができる。
図7に示すように、発光体ユニット50の加飾用発光体51、配光用発光体52は、上記のようにして基板支持ブラケット57,58に支持固定された発光体支持基板53,54に設けられることで、発光体収容空間S内でそれぞれの光の出射方向B1,B2が規定されている。
加飾用発光体51は、車幅方向内側を向いて配置され、インナーレンズ30の端面31tに対向して配置され、その出射方向B1が端面31tに直交するよう設定されている。
また、配光用発光体52は、車幅方向外側を向いて配置され、その出射方向B2が、ドアミラー1を装着する車体2(図2参照)の進行方向に直交する基準方向Bsに対し、例えば20°程度の角度θで、進行方向前方側に傾斜するよう設定されている。ここで、配光用発光体52は、インナーレンズ30の発光体カバー部32のインナーレンズ後面カット部35の車幅方向外側の端部近傍に向かって光を照射するのが好ましい。
すなわち、加飾用発光体51と配光用発光体52とは、ドアミラー1の車幅方向外側の端部に隣接配置されつつ、その出射方向B1,B2が互いに異なるよう、背中合わせに配置されている。
加飾用発光体51から出射された光は、インナーレンズ30のライトガイド部31の端面31tに入射する。入射した光は、ライトガイド部31の端面31t側から車幅方向内側の端部31sに向かって反射しながら伝達され、ライトガイド部31の全体を発光させる。このとき、ライトガイド部31のライトガイドシボ加工部36で光が乱反射することで、ライトガイド部31に入射した光が前方に向かって均一に照射される。
また、配光用発光体52から出射された光は、インナーレンズ30の発光体カバー部32に照射される。
発光体カバー部32には、配光用発光体52に対し、車幅方向内側にインナーレンズ後面カット部35およびインナーレンズ前面カット部33が形成されているので、配光用発光体52から出射された光の一部は、発光体カバー部32の第一カバー部32a内を通り、ライトガイド部31側へと伝達される。このとき、光が、発光体カバー部32に形成されたインナーレンズ前面カット部33で反射することで、前方に向かって出射し、加飾用発光体51と配光用発光体52との間で、インナーレンズ30が発光する。
また、配光用発光体52から出射された光の一部は、発光体カバー部32の第二カバー部32bを通って車幅方向外側に伝達される。このとき、光が、発光体カバー部32に形成されたインナーレンズ先端シボ加工部34で乱反射することで、インナーレンズ30の車幅方向外側の端部を発光させ、法定上の方向指示機能を果たす。
上記のようにしてインナーレンズ30のライトガイド部31および発光体カバー部32から出射した光は、アウターレンズ20を透過し、前方へと出射する。このとき、アウターレンズ20には、インナーレンズ30のライトガイド部31と発光体カバー部32とに跨がるように形成されており、インナーレンズ30から出射された光が均一化され、アウターレンズ20から出射される。
<効果>
このように、本実施形態では、サイドターンランプ14およびドアミラー1は、発光体カバー部32とアウターハウジング40との間に設けられ、車幅方向外側に向かって光を出射する配光用発光体52と、発光体カバー部32とアウターハウジング40との間において配光用発光体52よりも車幅方向内側で、ライトガイド部31の車幅方向内側の端部に対向配置され、配光用発光体52とは異なる方向に光を出射する加飾用発光体51と、を備えている。
このような構成によれば、配光用発光体52と加飾用発光体51は、いずれも車幅方向外側の端部に配置され、しかも、その光の出射方向B1,B2が互いに異なっている。加飾用発光体51から出射した光をライトガイド部31に入射させることで、ライトガイド部31全体を発光させることができる。また、配光用発光体52から出射した光は、車幅方向外側に出射されることで、法定上の方向指示機能を満たす。さらに、配光用発光体52から出射した光の一部は発光体カバー部32に入射され、配光用発光体52と加飾用発光体51との間で発光体カバー部32が発光する。これによって、インナーレンズ30およびアウターレンズ20を、車幅方向全体で発光させることができる。
また、配光用発光体52と加飾用発光体51は、アウターレンズ20と、インナーレンズ30の発光体カバー部32の後方に位置するため、前方から見たときにこれら加飾用発光体51、配光用発光体52、発光体支持基板53,54等が透けて見えてしまうのを抑えることができる。
このようにして、サイドターンランプ14の全体を均一に発光させ、見栄えを向上させるとともに意匠性を高めることが可能となる。
また、配光用発光体52は、水平面内で進行方向に直交する方向に対し、前方に向かって傾斜する方向に光を出射するよう設けられている。このような構成によれば、配光用発光体52から出射した光の一部を、発光体カバー部32により多く入射させ、配光用発光体52と加飾用発光体51との間における発光量を多くすることができる。
また、発光体カバー部32の後面側に、配光用発光体52から出射された光の一部をライトガイド部31側に向けて反射させるインナーレンズ後面カット部35が形成されている。このような構成によれば、配光用発光体52から出射した光の一部を、発光体カバー部32により多く入射させ、配光用発光体52と加飾用発光体51との間における発光量を多くすることができる。
また、発光体カバー部32の前面側に、配光用発光体52から出射された光の一部をライトガイド部31側に向けて反射させるインナーレンズ前面カット部33が形成されている。このような構成によれば、配光用発光体52から出射した光の一部を、発光体カバー部32により多く入射させ、配光用発光体52と加飾用発光体51との間における発光量を多くすることができる。
また、発光体カバー部32に、配光用発光体52から出射された光の一部を乱反射させるインナーレンズ先端シボ加工部34が形成されている。このような構成によれば、配光用発光体52から出射した光の一部を乱反射させることで、発光体カバー部32を均一に発光させることができる。
さらに、アウターレンズ20に、インナーレンズ30のライトガイド部31と発光体カバー部32とを跨ぐように形成され、インナーレンズ30を透過して出射された光を進行方向前側に向かって反射させるアウターレンズカット部26が形成されている。このような構成によれば、ライトガイド部31と発光体カバー部32との境界部分近傍において、発光量を、より多くすることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上述の各実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、アウターレンズ20やインナーレンズ30に、アウターレンズカット部26、インナーレンズ後面カット部35、インナーレンズ前面カット部33、インナーレンズ先端シボ加工部34等を形成したが、サイドターンランプ14の意匠部22における発光量の均一化を図ることができるのであれば、その形成部位、構成等について適宜変更することが可能である。
また、ドアミラー1は、サイドターンランプ14がその幅方向全体に連続するよう形成されているが、幅方向全体ではなく、その一部のみに連続するよう形成してもよい。
また、加飾用発光体51および配光用発光体52の発光タイミングはいかなるものとしてもよい。例えば、配光用発光体52の点滅時には、加飾用発光体51を非点灯としてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1…ドアミラー(燈体付ドアミラー)、11…ミラーボディー、13…ミラー、14…サイドターンランプ(車両用燈体)、20…アウターレンズ、22…意匠部、26…アウターレンズカット部(アウターレンズ透過部)、30…インナーレンズ、31…ライトガイド部、32…発光体カバー部(延設部)、33…インナーレンズ前面カット部(前面反射部)、34…インナーレンズ先端シボ加工部(乱反射部)、35…インナーレンズ後面カット部(後面反射部)、40…アウターハウジング、50…発光体ユニット、51…加飾用発光体、52…配光用発光体、B1,B2…出射方向、θ…角度

Claims (6)

  1. 車両の進行方向前側に配置されるアウターレンズと、
    前記アウターレンズに後方から突き合わされ、前記アウターレンズと一体化するアウターハウジングと、
    前記アウターレンズと前記アウターハウジングとの間に設けられ、車幅方向に沿って延びるライトガイド部、および前記ライトガイド部から車幅方向外側に延びる延設部を有し、光透過性を有するインナーレンズと、
    前記延設部と前記アウターハウジングとの間に設けられ、車幅方向外側に向かって光を出射する配光用発光体と、
    前記延設部と前記アウターハウジングとの間において前記配光用発光体よりも車幅方向内側で、前記ライトガイド部の車幅方向外側の端部に対向配置され、前記配光用発光体とは異なる方向に光を出射する加飾用発光体と、
    前記延設部の前面側に形成され、前記配光用発光体から出射された光の一部を前記ライトガイド部側に向けて反射させる前面反射部と、
    を備えていることを特徴とする車両用燈体。
  2. 前記配光用発光体は、水平面内で前記車両の進行方向に直交する方向に対し、前方に向かって傾斜する方向に前記光を出射するよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用燈体。
  3. 前記延設部の後面側に、前記配光用発光体から出射された光の一部を前記ライトガイド部側に向けて反射させる後面反射部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用燈体。
  4. 前記延設部に、前記配光用発光体から出射された光の一部を乱反射させる乱反射部が形成されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の車両用燈体。
  5. 前記アウターレンズに、前記インナーレンズの前記ライトガイド部と前記延設部とを跨ぐように形成され、前記インナーレンズを透過して出射された光を進行方向前側に向かって透過させるアウターレンズ透過部が形成されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の車両用燈体。
  6. 請求項1からの何れか一項に記載の車両用燈体を、前記アウターレンズを露出させた状態で収容するとともに、進行方向の後方からミラーが嵌め込まれるミラーボディーを備えていることを特徴とする燈体付ドアミラー。
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