JP2014008837A - 車両用リアパネル及び灯具一体型車両用リアパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な構造を有する車両用リアパネルを提供する。
【解決手段】本発明のある態様の車両用リアパネル100は、車体後部に配置される樹脂製の車両用リアパネルであって、車両前方側に凹んだ凹部又は開口からなり、車両用灯具200を車両後方に光を照射可能な姿勢で収容する灯具収容部106を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用リアパネルに関し、特に自動車等の車両に搭載される車両用リアパネルに関する。
特許文献1には、自動車のリヤウインドシールド、すなわちリアウインドウの内面の上部に取り付けられてストップランプとして使用される、ハイマウントストップランプが開示されている。
特開平5−69777号公報
近年、車両の軽量化等を目的として、車両用リアパネルの樹脂化が図られるようになってきた。このような状況において、本発明者らは、樹脂製の車両用リアパネルについて鋭意研究を重ねた結果、ストップランプ等の車両用灯具の機能を備えた新規な構造の車両用リアパネルを得るに到った。
本発明は本発明者によるこうした認識に基づいてなされたものであり、その目的は、新規な構造を有する車両用リアパネルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は車両用リアパネルである。当該車両用リアパネルは、車体後部に配置される樹脂製の車両用リアパネルであって、車両前方側に凹んだ凹部又は開口からなり、車両用灯具を車両後方に光を照射可能な姿勢で収容する灯具収容部を備えることを特徴とする。
この態様によれば、新規な構造を有する車両用リアパネルを提供することができる。
上記態様において、車両用リアパネルにはリアウインドウ部が設けられ、前記灯具収容部は、前記リアウインドウ部に設けられてもよい。この態様によっても、新規な構造を有する車両用リアパネルを提供することができる。
本発明の他の態様は灯具一体型車両用リアパネルである。当該灯具一体型車両用リアパネルは、上記いずれかの態様の車両用リアパネルと、前記灯具収容部に収容されて前記車両用リアパネルに取り付けられた車両用灯具と、を備えることを特徴とする。
この態様によっても、新規な構造を有する車両用リアパネルを提供することができる。
上記態様において、前記車両用灯具の光源から出射される光の車両前方への進行を遮る遮光部を有し、前記車両用灯具を前記車両用リアパネルに固定するための固定構造は、前記遮光部によって車両外側及び/又は車両内側に対して隠蔽されるように、前記遮光部との位置関係が定められていてもよい。この態様によれば、固定構造を隠蔽するための部材と遮光部とを兼用しているため、車両用リアパネルの部品点数や組立工程数、製造コストの低減を図ることができる。
本発明によれば、新規な構造を有する車両用リアパネルを提供することができる。
図1(A)は、実施形態1に係る車両用リアパネルを備える灯具一体型車両用リアパネルの概略構造を示す正面図である。図1(B)は、図1(A)におけるA−A線に沿った断面図である。 実施形態2に係る車両用リアパネルを備える灯具一体型車両用リアパネルにおける灯具収容部近傍の概略構造を示す断面図である。 実施形態3に係る車両用リアパネルを備える灯具一体型車両用リアパネルにおける灯具収容部近傍の概略構造を示す断面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(実施形態1)
図1(A)は、実施形態1に係る車両用リアパネルを備える灯具一体型車両用リアパネルの概略構造を示す正面図である。図1(A)は、灯具一体型車両用リアパネル1を車両後方側から見た状態を示している。図1(B)は、図1(A)におけるA−A線に沿った断面図である。本実施形態に係る灯具一体型車両用リアパネル1は、車体後部に配置される樹脂製の車両用リアパネル100と、車両用灯具200とを備える。車両用リアパネル100は、例えばポリカーボネート樹脂製又はアクリル樹脂製である。本実施形態の車両用リアパネル100は、開閉可能なバックドアを構成しており、車体後部の開口部を塞ぐように車体後部に取り付けられる。
車両用リアパネル100は、バックドアパネル上部102aと、バックドアパネル下部102bと、リアウインドウ部104とを有する。以下では適宜、バックドアパネル上部102a及びバックドアパネル下部102bを、バックドアパネル102と総称する。リアウインドウ部104は、バックドアパネル上部102aとバックドアパネル下部102bとの間に配置されている。本実施形態の車両用リアパネル100は、バックドアパネル102とリアウインドウ部104とが一体成形されてなる。車両用リアパネル100は、例えば透明な樹脂材料で一枚のプレートが成形され、バックドアパネルとなるべき領域、及びリアウインドウ部104の後述する灯具収容部106とその周辺領域に遮光処理(着色等)が施されることで得ることができる。あるいは、車両用リアパネル100は、バックドアパネル102、及びリアウインドウ部104の灯具収容部106とその周辺領域を構成する有色樹脂と、リアウインドウ部104の透明部分を構成する透明樹脂との2色成形により形成することができる。リアウインドウ部104の透明部分は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の透明な樹脂材料で形成され、ドライバーの後方視認に利用可能である。なお、車両用リアパネル100は全体が透明であってもよく、この場合は車両用リアパネル100の全体がリアウインドウ部104を構成する。前記「透明」とは、光透過性(透光性)を有することを示し、無色透明の他、有色透明を含む。
車両用リアパネル100は、車両用灯具200を車両後方に光を照射可能な姿勢で収容する灯具収容部106を備える。灯具収容部106は、車両用リアパネル100が車両前方側に凹んだ凹部からなる。本実施形態の灯具収容部106は、リアウインドウ部104に設けられている。したがって、リアウインドウ部104の所定領域を車両前方側に凹ませてなる凹部が、灯具収容部106を構成している。灯具収容部106は、リアウインドウ部104の左右両側の下方領域に設けられている。また、灯具収容部106は、車両後方から見て、リアウインドウ部104の外縁の内側に設けられている。さらには、灯具収容部106は、灯具収容部106に収容された車両用灯具200が、リアウインドウ部104の透明部分で囲まれるように配置されている。
車両用灯具200は、例えば、テールランプ、ストップランプ又はリアコンビネーションランプ等の車両用標識灯であり、車両後方側に開口部を有するランプボディ202と、ランプボディ202の開口部を覆うように取り付けられた透光カバー204とを備える。透光カバー204は、透光性を有する樹脂やガラス等で形成されている。ランプボディ202と透光カバー204とにより形成される灯室203内には、光源206及びヒートシンク208が収容されている。光源206としては、例えば、LED(発光ダイオード)、LD(レーザーダイオード)、有機または無機EL(エレクトロルミネセンス)等の半導体発光素子を用いることができる。光源206は、光出射面が灯具後方を向くようにしてヒートシンク208に取り付けられている。ヒートシンク208は、支持機構(図示せず)によりランプボディ202に固定されている。光源206から出射された光は、透光カバー204を通過して灯具後方に照射される。なお、光源206の設置個数や取付姿勢は特に限定されず、光源206から出射された光をリフレクターで反射させて車両後方に照射する構成であってもよい。
ランプボディ202の車両前方側の面には、車両前方側に突出する固定用ボルト210が設けられている。また、灯具収容部106には、固定用ボルト210が挿通される貫通孔108が設けられている。車両用灯具200は、ランプボディ202が車両前方側、透光カバー204が車両後方側となるように姿勢が定められて、灯具収容部106に収容される。このとき、固定用ボルト210が貫通孔108に挿通される。そして、貫通孔108から灯具収容部106の車両前方側に突出した固定用ボルト210に、ナット212が螺合することで、車両用灯具200が車両用リアパネル100のリアウインドウ部104に取り付けられる。固定用ボルト210、ナット212及び貫通孔108によって、車両用灯具200を車両用リアパネル100に固定するための固定構造300が構成される。固定用ボルト210の周囲には、防水パッキン等のシール部材213が設けられている。シール部材213は、車両用灯具200がリアウインドウ部104に取り付けられた状態で、ランプボディ202と灯具収容部106とで挟まれる。これにより、貫通孔108を介した車両外側から内側への浸水を抑制できる。
ランプボディ202は、黒色等の有色の樹脂等で形成されている。そのため、ランプボディ202は、車両用灯具200の光源206から出射される光の車両前方への進行を遮る遮光部として機能する。また、固定構造300は、この遮光部として機能するランプボディ202によって車両外側に対して隠蔽されている。また、灯具収容部106の車両前方側には、灯具収容部106を覆うカバー部材110が設けられている。カバー部材110は、例えば車室内に露呈するドアトリムの一部を構成し、例えば溶着によりリアウインドウ部104に固定されている。カバー部材110は、光源206から出射される光の車両前方への進行を遮る遮光部として機能することができる。固定構造300は、この遮光部として機能するカバー部材110によって車両内側に対して隠蔽されている。
また、本実施形態では、リアウインドウ部104における灯具収容部106及びその周辺領域を遮光性の樹脂で構成している。すなわち、リアウインドウ部104は、遮光領域104aと、透光領域104bとを有する。遮光性樹脂は、例えば黒色、赤色、アンバー色等の有色の樹脂である。灯具収容部106の周辺領域を遮光性樹脂で構成した場合、カバー部材110をこの遮光性樹脂部分に溶着することで、車両外部に対してカバー部材110の溶着部(溶着バリ等)を隠すことができる。そのため、車両用リアパネル100の意匠性、見栄えを向上させることができる。また、灯具収容部106を遮光性樹脂で構成した場合、灯具収容部106を第3の遮光部として機能させることができる。すなわち、ランプボディ202、灯具収容部106及びカバー部材110の3つの遮光部を設けることができる。遮光領域104aと透光領域104bとを有するリアウインドウ部104は、例えば遮光性樹脂と透光性樹脂との2色成形により形成することができる。なお、灯具収容部106を第3の遮光部として機能させる必要がない場合は、灯具収容部106の周辺領域のみを遮光領域104aとしてもよい。また、カバー部材110を、灯具収容部106の周辺領域ではなく灯具収容部106の車両前方側面に溶着される程度の大きさ、あるいは灯具収容部106全体ではなく固定構造300の周囲のみを覆う程度の大きさに小型化することで、遮光領域104aを小さくする、あるいは省略することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用リアパネル100は、車両前方側に凹んだ凹部からなり、車両用灯具200を車両後方に光を照射可能な姿勢で収容する灯具収容部106を備える。そして、この灯具収容部106に車両用灯具200が収容されて、本実施形態の灯具一体型車両用リアパネル1が構成されている。したがって、本実施形態によれば、車両用灯具が車両用リアパネルの外側で一体的に設けられる、新規な構造の車両用リアパネルを提供することができる。
また、本実施形態では、リアウインドウ部104が樹脂製である。そのため、リアウインドウ部104を容易に加工することができ、リアウインドウ部104を簡単に凹ませて灯具収容部106を形成することができる。そして、この灯具収容部106に車両用灯具200を収容しているため、車両用灯具200がリアウインドウ部104の表面から突出してしまうことを抑制できる。従来のガラス製のリアウインドウでは、凹部を形成することが非常に困難であるか、あるいは形成することができないため、リアウインドウに車両用灯具を取り付けようとした場合、リアウインドウ表面から車両用灯具が突出してしまう。これに対し、本実施形態によれば、リアウインドウ部104の表面からの車両用灯具200の突出を回避できるため、灯具レイアウトや車両デザインの自由度を高めることができ、また、車両用リアパネル100の意匠性を向上させることができる。また、本実施形態では、車両後方から見て車両用灯具200の周囲がリアウインドウ部104で囲まれている。そのため、車両用灯具200が宙に浮いているように見せることができる。
また、ガラス製のリアウインドウでは固定用ボルト210等の締結部材を挿通させるための貫通孔を形成することは困難であり、また締結部材の締め込みよって破損してしまうおそれもある。これに対し、本実施形態のリアウインドウ部104は樹脂製であるため、貫通孔を簡単に形成することができ、また締結部材の締め込みによって破損する可能性も低い。また、リアウインドウ部104を樹脂製とすることで、車両用リアパネル100のさらなる軽量化を図ることができる。また、バックドアパネル102とリアウインドウ部104とを一体成形可能となるため、車両用リアパネルの部品点数や組立工程数、製造コスト等をさらに削減することができる。
また、車両用灯具がリアウインドウの車両内側面に固定されている場合、車両用灯具から照射された光は、リアウインドウを通過して車両後方に照射されることになる。そのため、リアウインドウの光透過特性に応じて車両用灯具の配光設計を行う必要がある。また、リアウインドウの光透過率が低い場合には、光源の輝度を高めたり、より高輝度の光源を採用する必要がある。これに対し、本実施形態では、車両用リアパネル100の車両外側面に車両用灯具200が固定されている。そのため、車両用灯具の配光設計を簡素化することができ、また、車両用灯具の消費電力の上昇や製造コストの増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、遮光部として機能するランプボディ202が車両外側に対して固定構造300を隠蔽し、遮光部として機能するカバー部材110が車両内側に対して固定構造300を隠蔽するように、遮光部と固定構造300との位置関係が定められている。これにより、車両用リアパネルの意匠性の向上を図ることができるとともに、固定構造300を隠蔽するための部材と遮光部とを兼用しているため、部品点数や組立工程数、製造コスト等の低減を図ることができる。また、遮光部を設けることで、車両用灯具200から赤色光が車両前方側へ照射されて、歩行者や他車両のドライバー等が車両の前後方向を誤認することを回避できる。
(実施形態2)
実施形態2に係る車両用リアパネルは、開口からなる灯具収容部を備える。以下、実施形態1と異なる点を中心に、本実施形態に係る車両用リアパネルについて説明する。なお、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成と効果の説明及び図示は省略する。
図2は、実施形態2に係る車両用リアパネルを備える灯具一体型車両用リアパネルにおける灯具収容部近傍の概略構造を示す断面図である。本実施形態に係る車両用リアパネル100は、開口からなり、車両用灯具を車両後方に光を照射可能な姿勢で収容する灯具収容部106を備える。本実施形態の灯具収容部106は、リアウインドウ部104に設けられている。したがって、リアウインドウ部104の所定領域に設けられた開口が、灯具収容部106を構成している。
本実施形態の車両用灯具200では、ランプボディ202がヒートシンクを兼ねており、光源206は、ランプボディ202に固定されている。また、透光カバー204の灯室203側の面には、所定のステップ形状が形成されている。光源206とランプボディ202との間には、各光源206が電気的に接続された回路基板214が配置され、ランプボディ202の車両前方側の面には、回路基板214に電気的に接続された給電制御部216が固定されている。透光カバー204は、リアウインドウ部104の面方向に延在するフランジ部204aを有する。フランジ部204aには、車両前方側の面に防水パッキン等のシール部材217が設けられている。また、フランジ部204aには、車両前後方向にフランジ部204aを貫く貫通孔218が設けられている。リアウインドウ部104のフランジ部204aと重なる領域には、スクリュー受け部112が設けられている。貫通孔218とスクリュー受け部112とは、車両用灯具200が灯具収容部106に収容された状態で、車両前後方向で重なるように互いの位置関係が定められている。
車両用灯具200は、灯具収容部106に収容された状態で、固定用スクリュー220が貫通孔218及びスクリュー受け部112に嵌め合わされることで、リアウインドウ部104に取り付けられる。本実施形態では、貫通孔218、スクリュー受け部112及び固定用スクリュー220によって、固定構造300が構成されている。ランプボディ202は、光源206から出射される光の車両前方への進行を遮る遮光部として機能する。なお、灯具収容部106の車両前方側には、実施形態1と同様にカバー部材110(図1参照)を設けることができ、遮光部として機能するカバー部材110によって固定構造300を車両内側に対して隠蔽することができる。
図2において、灯具収容部106を構成する開口の端部から、車両用灯具200の車両前方側を覆うようにリアウインドウ部104が延在している場合(図2における点線部104c参照)は、凹部によって灯具収容部106が形成された構造となる。
(実施形態3)
実施形態3に係る車両用リアパネルは、開口からなる灯具収容部と、ランス係合機構を有する固定構造を備える。以下、実施形態1と異なる点を中心に、本実施形態に係る車両用リアパネルについて説明する。なお、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成と効果の説明及び図示は省略する。
図3は、実施形態3に係る車両用リアパネルを備える灯具一体型車両用リアパネルにおける灯具収容部近傍の概略構造を示す断面図である。本実施形態に係る車両用リアパネル100は、開口からなり、車両用灯具を車両後方に光を照射可能な姿勢で収容する灯具収容部106を備える。本実施形態の灯具収容部106は、リアウインドウ部104に設けられている。したがって、リアウインドウ部104の所定領域に設けられた開口が、灯具収容部106を構成している。
本実施形態の車両用灯具200では、光源206は、白熱球やハロゲンランプ、放電球等の光源バルブで構成されている。ランプボディ202は、光源固定用貫通孔202aと、リフレクタ部202bとを有する。光源206は、光源固定用貫通孔202aに挿通されて、ランプボディ202に対して固定されている。リフレクタ部202bは、回転放物面を基準面とした反射面を有する。光源固定用貫通孔202aとリフレクタ部202bとは、光源固定用貫通孔202aを介してランプボディ202に固定された光源206がリフレクタ部202bの反射面の焦点と重なるように、互いの位置関係が定められている。
リアウインドウ部104は、灯具収容部106を構成する開口の端部から車両前方側に延在する壁部114を有する。壁部114の所定位置には、ランス係合用開口部114aが形成されている。また、ランプボディ202は、その周縁部に、車両前方側に延在する突出部222を有する。突出部222は、車両用灯具200が灯具収容部106に収容された状態で壁部114と対向する面に、ランス係合用凸部222aを有する。車両用灯具200が灯具収容部106に挿入されると、ランス係合用凸部222aがランス係合用開口部114aに嵌め込まれる。これにより、車両用灯具200がリアウインドウ部104に固定される。本実施形態では、ランス係合用開口部114a及びランス係合用凸部222aによって、固定構造300が構成されている。ランプボディ202の外周面と壁部114との間には、防水パッキン等のシール部材223が設けられている。固定構造300は、光源光の車両前方への進行を遮る遮光部として機能するランプボディ202によって、車両外側に対して隠蔽されている。なお、灯具収容部106の車両前方側には、実施形態1と同様にカバー部材110(図1参照)を設けることができ、遮光部として機能するカバー部材110によって固定構造300を車両内側に対して隠蔽することができる。
図3において、壁部114の車両前方側の端部から、車両用灯具200の車両前方側を覆うようにリアウインドウ部104が延在している場合(図3における点線部104c参照)は、凹部によって灯具収容部106が形成された構造となる。
本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を組み合わせたり、当業者の知識に基づいて各種の設計変更などの変形を加えることも可能であり、そのような組み合わせられ、もしくは変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれる。上述の各実施形態の組み合わせ、及び上述の各実施形態と以下の変形との組合せによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態及び変形それぞれの効果をあわせもつ。
上述の各実施形態において、灯具収容部106は、リアウインドウ部104ではなく、バックドアパネル102を含む車両用リアパネル100の他の領域に設けられてもよい。また、樹脂製のパネルに灯具収容部106を設けた構造、さらには樹脂製のウインドウ部に灯具収容部106を設けた構造は、車両用リアパネルだけでなく、車両のサイドパネル、ルーフパネル、フロントパネル等にも適用することができる。
1 灯具一体型車両用リアパネル、 100 車両用リアパネル、 102 バックドアパネル、 104 リアウインドウ部、 106 灯具収容部、 110 カバー部材、 200 車両用灯具、 202 ランプボディ、 206 光源、 300 固定構造。

Claims (4)

  1. 車体後部に配置される樹脂製の車両用リアパネルであって、
    車両前方側に凹んだ凹部又は開口からなり、車両用灯具を車両後方に光を照射可能な姿勢で収容する灯具収容部を備えることを特徴とする車両用リアパネル。
  2. 車両用リアパネルにはリアウインドウ部が設けられ、
    前記灯具収容部は、前記リアウインドウ部に設けられる請求項1に記載の車両用リアパネル。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用リアパネルと、
    前記灯具収容部に収容されて前記車両用リアパネルに取り付けられた車両用灯具と、
    を備えることを特徴とする灯具一体型車両用リアパネル。
  4. 前記車両用灯具の光源から出射される光の車両前方への進行を遮る遮光部を有し、
    前記車両用灯具を前記車両用リアパネルに固定するための固定構造は、前記遮光部によって車両外側及び/又は車両内側に対して隠蔽されるように、前記遮光部との位置関係が定められている請求項3に記載の灯具一体型車両用リアパネル。
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