JP2006049189A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロジェクタ型の灯具ユニットを備えた車両用前照灯において、灯室の奥行き寸法を小さく抑えるとともに灯具意匠に斬新性を持たせる。
【解決手段】 灯具ユニット20の投影レンズ28を、前方側表面28aが凸曲面で後方側表面28bが平面の平凸レンズとして構成し、その後方側表面28bを、車両前後方向に延びる光軸Axと直交する平面に対して上向きかつ車幅方向外向きに傾斜した平面で構成する。これにより、投影レンズ28を、車体形状に沿って上向きかつ車幅方向外向きに傾斜した表面形状を有する透光カバー14に沿って配置可能とし、灯室の奥行き寸法を小さくするとともに、透光カバー14を透して灯具ユニット20を観察したとき、二方向に傾斜した投影レンズ28が透光カバー14の表面形状に沿って配置された状態で見えるようにする。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、いわゆるプロジェクタ型の灯具ユニットを備えた車両用前照灯に関するものである。
一般に、車両用前照灯は、ランプボディと、このランプボディの前端開口部に取り付けられた透光カバーとで形成される灯室内に、車両前後方向に延びる光軸を有する灯具ユニットが収容された構成となっている。そして、その灯具ユニットの一種として、例えば「特許文献1」に記載されているようなプロジェクタ型の灯具ユニットが知られている。
このプロジェクタ型の灯具ユニットは、その光軸上に投影レンズが配置されるとともに、その後側焦点よりも後方側に光源が配置されており、この光源からの光をリフレクタにより光軸寄りに反射させるように構成されている。その際、投影レンズとしては、前方側表面が凸曲面で後方側表面が平面の平凸レンズが一般に用いられている。
特開昭63−314701号公報
しかしながら、上記従来の投影レンズは、その後方側表面を構成する平面が光軸と直交しているので、次のような問題がある。
すなわち、一般に、車両用前照灯は車両前端部における左右コーナ部に配置されるので、その透光カバーは車体形状に沿って上向きかつ車幅方向外向きに傾斜した表面形状を有していることが多い。ところが、その灯具ユニットの投影レンズは、その後方側表面が光軸と直交する平面で構成されているので、これを透光カバーに沿って配置することができない。このため、灯具ユニットを収容している灯室の奥行き寸法が大きくなってしまう、という問題がある。また、透光カバーを透して灯具ユニットを観察したとき、その投影レンズが車両正面方向を向いた状態で見えるにすぎないので、灯具意匠の斬新性に乏しい、という問題もある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、プロジェクタ型の灯具ユニットを備えた車両用前照灯において、灯室の奥行き寸法を小さく抑えるとともに灯具意匠に斬新性を持たせることができる車両用前照灯を提供することを目的とするものである。
本願発明は、投影レンズの形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用前照灯は、
ランプボディと、このランプボディの前端開口部に取り付けられた透光カバーとで形成される灯室内に、車両前後方向に延びる光軸を有する灯具ユニットが収容されてなり、この灯具ユニットが、上記光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源と、この光源からの光を前方へ向けて上記光軸寄りに反射させるリフレクタとを備えてなる車両用前照灯において、
上記投影レンズが、前方側表面が凸曲面で後方側表面が平面の平凸レンズとして構成されており、この投影レンズの後方側表面を構成する平面が、上記光軸と直交する平面に対して上向きかつ車幅方向外向きに傾斜している、ことを特徴とするものである。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、放電バルブの放電発光部やハロゲンバルブのフィラメントあるいは発光ダイオードの発光チップ等が採用可能である。
上記投影レンズの前方側表面を構成する「凸曲面」は、球面であってもよいし非球面であってもよい。
上記投影レンズの後方側表面を構成する平面が「光軸と直交する平面に対して上向きかつ車幅方向外向きに傾斜している」とは、投影レンズの後方側表面を構成する平面の鉛直断面形状が、その下端縁から上端縁に向かって後方側へ変位するように延びる直線で構成されるとともに、投影レンズの後方側表面を構成する平面の水平断面形状が、その車幅方向内側端縁から車幅方向外側端縁に向かって後方側へ変位するように延びる直線で構成されていることを意味するものであって、その上向き角度および車幅方向外向き角度の具体的な値は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用前照灯は、ランプボディと透光カバーとで形成される灯室内にプロジェクタ型の灯具ユニットが収容された構成となっているが、この灯具ユニットの投影レンズは、前方側表面が凸曲面で後方側表面が平面の平凸レンズとして構成されており、その後方側表面を構成する平面は、車両前後方向に延びる光軸と直交する平面に対して上向きかつ車幅方向外向きに傾斜しているので、透光カバーが車体形状に沿って上向きかつ車幅方向外向きに傾斜した表面形状を有している場合において、この透光カバーに沿って投影レンズを配置することができる。
そしてこれにより、灯具ユニットを収容している灯室の奥行き寸法を小さくすることができる。また、透光カバーを透して灯具ユニットを観察したとき、二方向に傾斜した投影レンズが透光カバーの表面形状に沿って配置された状態で見えるようにすることができるので、灯具意匠に斬新性を持たせることができる。
このように本願発明によれば、プロジェクタ型の灯具ユニットを備えた車両用前照灯において、灯室の奥行き寸法を小さく抑えるとともに灯具意匠に斬新性を持たせることができる。
上記構成において、投影レンズの前方側表面を構成する凸曲面は、これを球面等で構成することも可能であるが、該投影レンズの後側焦点を光軸上に位置させるように形成された非球面で構成すれば、投影レンズの収差をなくすことができるので、灯具ユニットから前方へ照射される光の照射制御を精度良く行うことができる。
上記灯具ユニットとして、投影レンズの後側焦点近傍において光軸近傍に上端縁が位置するように配置され、リフレクタからの反射光の一部を遮蔽するシェードを備えた構成とすれば、該灯具ユニットからの光照射により、上端部にカットオフラインを有する配光パターンを形成することができる。その際、投影レンズの前方側表面を構成する凸曲面を上記非球面で構成すれば、鮮明なカットオフラインを形成することができる。
上記構成において、投影レンズの後方側表面を構成する平面の上向き角度および車幅方向外向き角度が特に限定されないことは上述したとおりであるが、これら上向き角度および車幅方向外向き角度を、いずれも15°以上の値に設定するようにすれば、灯具意匠にかなりの斬新性を持たせることができる。その際、これら上向き角度および車幅方向外向き角度を、いずれも20°以上の値に設定するようにすれば、灯具意匠に一層の斬新性を持たせることができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯10を示す平断面図であり、図2および3は、そのII-II 線断面図およびIII-III 線断面図である。
これらの図に示すように、この車両用前照灯10は、車両の右前端部に配置される灯具であって、ランプボディ12とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、2つの灯具ユニット20、40が車幅方向に隣接配置された状態で収容されてなっている。そして、この車両用前照灯10においては、灯具ユニット20の点灯によりロービーム用配光パターンを形成するとともに、灯具ユニット20、40の同時点灯によりハイビーム用配光パターンを形成するようになっている。
これら2つの灯具ユニット20、40は、いずれも車両前後方向に延びる光軸Axを有しており、ランプボディ12にエイミング機構50を介して上下方向および左右方向に傾動可能に支持されている。そして、このエイミング機構50によるエイミング調整が完了した段階では、灯具ユニット20の光軸Axは、車両前後方向に対して0.5〜0.6°程度下向きの方向に延びるようになっており、一方、灯具ユニット40の光軸Axは、車両前後方向に延びるようになっている。
透光カバー14は、車両前端部の右側コーナ部の車体形状に沿って、その車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方へ回り込むとともに、その下端縁から上端縁へ向けて後方へ回り込むように形成されている。このため、2つの灯具ユニット20、40は、車幅方向外側に位置する灯具ユニット20が、車幅方向内側に位置する灯具ユニット40に対して、ある程度後方側へずれるようにして配置されている。
また、上記灯室内には、透光カバー14に沿うようにしてエクステンションパネル16が設けられている。このエクステンションパネル16には、各灯具ユニット20、40をその前端部近傍において囲む開口部16a、16bが形成されている。
次に、各灯具ユニット20、40の構成について説明する。
まず、灯具ユニット20の構成について説明する。
図4、5および6は、この灯具ユニット20を単品で示す側断面図、平断面図および正面図である。
これらの図にも示すように、灯具ユニット20は、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、光源バルブ22と、リフレクタ24と、レンズホルダ26と、投影レンズ28と、シェード32とを備えてなっている。
投影レンズ28は、前方側表面28aが凸曲面で後方側表面28bが平面の平凸レンズとして構成されており、光軸Ax上に配置されている。そして、この投影レンズ28は、その後側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。
この投影レンズ28の後方側表面28bを構成する平面は、光軸Axと直交する平面に対して上向きかつ車幅方向外向きに傾斜しており、その上向き角度αおよび車幅方向外向き角度βは、いずれも15°以上の値(具体的にはα=25°、β=25°)に設定されている。
また、この投影レンズ28の前方側表面28aを構成する凸曲面は、該投影レンズ28の後側焦点Fを光軸Ax上に位置させるように形成された非球面で構成されている。すなわち、この前方側表面28aを構成する凸曲面は、図7に示すように、光軸Ax上に位置設定された後側焦点Fから投影レンズ28の前方に配置された光軸直交平面までの光路長Ai+nBi+Ci(i=1,2,3・・・)が一定になる点Pi(i=1,2,3・・・)の包絡面として、その非球面形状が設定されている。なお、上記光路長の式におけるnは、投影レンズ28の屈折率である。
光源バルブ22は、放電発光部を光源22aとするメタルハライドバルブ等の放電バルブであって、その光源22aはバルブ中心軸方向に延びる線分光源として構成されている。そして、この光源バルブ22は、その光源22aが投影レンズ28の後側焦点Fよりも後方側において光軸Ax上に配置されるようにして、リフレクタ24の後頂開口部に後方側から挿入固定されている。
リフレクタ24は、光源22aからの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに反射させる反射面24aを有している。この反射面24aは、略楕円状の断面形状を有しており、その離心率は鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。そしてこれにより、この反射面24aで反射した光源22aからの光を、鉛直断面内においては後側焦点F近傍に略収束させるとともに、水平断面内においてはその収束位置をかなり前方へ移動させるようになっている。
このリフレクタ24は、その3箇所に形成されたエイミングブラケット24dにおいて、エイミング機構50を介してランプボディ12に支持されている。
シェード32は、レンズホルダ26の内部空間における略下半部に位置するようにして、該レンズホルダ26に固定支持されている。このシェード32は、その上端縁32aが投影レンズ28の後側焦点Fを通るように形成されており、これによりリフレクタ24の反射面24aからの反射光の一部を遮蔽して、投影レンズ28から前方へ出射する上向き光の大半を除去するようになっている。その際、このシェード32の上端縁32aは、投影レンズ28の後側焦点面に沿って水平方向に略円弧状に延びるとともに左右段違いで形成されている。
レンズホルダ26は、リフレクタ24の前端開口部から前方へ向けて段付き先細りで略筒状に延びるように形成されており、その後端部においてリフレクタ24に固定支持されるとともに、その前端部において投影レンズ28を固定支持している。
次に、灯具ユニット40の構成について説明する。
図1および3に示すように、この灯具ユニット40も、灯具ユニット20と同様、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、光源バルブ42と、リフレクタ44と、レンズホルダ46と、投影レンズ48とを備えてなっている。
この灯具ユニット40は、灯具ユニット20のようなシェード32を備えていないが、それ以外の構成については灯具ユニット20の場合と略同様である。ただし、この灯具ユニット40のリフレクタ44は、灯具ユニット20のリフレクタ24に比して、光源42aからの光の収束位置を投影レンズ48の後側焦点Fにやや近づけるよう、その反射面44aの形状が設定されている。
なお、この灯具ユニット40も、そのリフレクタ44の3箇所に形成されたエイミングブラケット44dにおいて、エイミング機構50を介してランプボディ12に支持されている。
図8は、車両用前照灯10から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図であって、同図(a)が灯具ユニット20の点灯により形成されるロービーム用配光パターンであり、同図(b)が灯具ユニット20、40の同時点灯により形成されるハイビーム用配光パターンである。
同図(a)に示すように、ロービーム用配光パターンPLは、左配光のロービーム用配光パターンであって、その上端縁に左右段違いのカットオフラインCL1、CL2を有している。このカットオフラインCL1、CL2は、灯具正面方向の消点であるH−Vを鉛直方向に通るV−V線を境にして左右段違いで水平方向に延びており、V−V線よりも右側の対向車線側部分が下段カットオフラインCL1として形成されるとともに、V−V線よりも左側の自車線側部分が、この下段カットオフラインCL1から傾斜部を介して段上がりになった上段カットオフラインCL2として形成されている。このロービーム用配光パターンPLにおいて、下段カットオフラインCL1とV−V線との交点であるエルボ点Eの位置は、H−Vの0.5〜0.6°程度下方の位置に設定されており、このエルボ点Eを囲むようにして高光度領域であるホットゾーンHZLが形成されている。
このロービーム用配光パターンPLは、灯具ユニット20からの光照射により形成されるが、その際、このロービーム用配光パターンPLは、リフレクタ24の反射面24aからの反射光により投影レンズ28の後側焦点面上に形成される光源22aの像を、投影レンズ28により上記仮想鉛直スクリーン上に反転投影像として投影することにより形成され、そのカットオフラインCL1、CL2は、シェード32の上端縁32aの反転投影像として形成されるようになっている。
一方、同図(b)に示すように、ハイビーム用配光パターンPHは、ロービーム用配光パターンPLと、灯具ユニット40からの光照射により形成される付加配光パターンPAとの合成配光パターンとして構成されている。
付加配光パターンPAは、H−Vを中心にして左右両側に拡がる横長の配光パターンであって、その全体的な拡散角はロービーム用配光パターンPLの場合に比してやや小さくなっており、そのホットゾーンHZAはH−V上においてロービーム用配光パターンPLのホットゾーンHZLよりもかなり明るいものとして形成されている。これは、灯具ユニット40のリフレクタ44からの反射光の収束位置が、灯具ユニット20の場合よりも投影レンズ48の後側焦点Fに近い位置に設定されていることによるものである。
そして、このハイビーム用配光パターンPHにおいては、ロービーム用配光パターンPLと付加配光パターンPAとの合成により、カットオフラインCL1、CL2の上方領域まで光照射が行われており、H−V近傍にホットゾーンHZL、HZAの重畳による明るいホットゾーンHZHが形成されている。
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、ランプボディ12と透光カバー14とで形成される灯室内に、2つのプロジェクタ型の灯具ユニット20、40が収容された構成となっているが、これら各灯具ユニット20、40の投影レンズ28、48は、前方側表面28a、48aが凸曲面で後方側表面28b、48bが平面の平凸レンズとして構成されており、その後方側表面28b、48bを構成する平面は、車両前後方向に延びる光軸Axと直交する平面に対して上向きかつ車幅方向外向きに傾斜しているので、透光カバー14が車体形状に沿って上向きかつ車幅方向外向きに傾斜した表面形状を有しているにもかかわらず、この透光カバー14に沿って投影レンズ28、48を配置することができる。
そしてこれにより、これら2つの灯具ユニット20、40を収容している灯室の奥行き寸法を小さくすることができる。また、透光カバー14を透して各灯具ユニット20、40を観察したとき、二方向に傾斜した投影レンズ28、48が透光カバー14の表面形状に沿って配置された状態で見えるようにすることができるので。灯具意匠に斬新性を持たせることができる。
このように本実施形態によれば、プロジェクタ型の灯具ユニット20、40を備えた車両用前照灯10において、灯室の奥行き寸法を小さく抑えるとともに灯具意匠に斬新性を持たせることができる。
特に本実施形態においては、各投影レンズ28、48の前方側表面28a、48aを構成する凸曲面が、該投影レンズ28、48の後側焦点Fを光軸上Axに位置させるように形成された非球面で構成されているので、投影レンズ28、48の収差をなくすことができ、これにより各灯具ユニット20、40から前方へ照射される光の照射制御を精度良く行うことができる。
その際、一方の灯具ユニット20は、リフレクタ24からの反射光の一部を遮蔽するシェード32を備えており、その上端縁32aが投影レンズ28の後側焦点Fにおいて光軸Ax上に位置するように配置されているので、該灯具ユニット20からの光照射により、上端部にカットオフラインCL1、CL2を有するロービーム用配光パターンPLを形成することができるが、その投影レンズ28の前方側表面28aを構成する凸曲面は上記非球面で構成されているので、カットオフラインCL1、CL2を鮮明なカットオフラインとして形成することができる。
また本実施形態においては、各投影レンズ28、48の後方側表面28b、48bを構成する平面の上向き角度αおよび車幅方向外向き角度βが、α=25°、β=25°とかなり大きい値に設定されているので、灯具意匠の斬新性を十分に確保することができる。
ところで、上記実施形態に係る車両用前照灯10は、その灯室内に2つの灯具ユニット20、40が収容された構成となっているが、これら2つの灯具ユニット20、40のうちいずれか一方のみが収容された構成となっている場合においも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記実施形態においては、各投影レンズ28、48の後方側表面28b、48bを構成する平面の上向き角度αおよび車幅方向外向き角度βが、互いに同じ値に設定されているが、両者を異なる値に設定することももちろん可能である。その際、上記実施形態においては、上向き角度αおよび車幅方向外向き角度βがいずれも25°に設定されているが、15°以上の値に設定されていれば、25°以外の値であっても、上記実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、車両の右前端部に配置される車両用前照灯10について説明したが、車両の左前端部に配置される車両用前照灯についても、上記実施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示す平断面図 図1のII-II 線断面図 図1のIII-III 線断面図 図2に示す灯具ユニットを単品で示す側断面図 図2に示す灯具ユニットを単品で示す平断面図 図2に示す灯具ユニットを単品で示す正面図 図2に示す灯具ユニットの投影レンズの鉛直断面形状を説明するための図 上記車両用前照灯から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図であって、同図(a)はロービーム用配光パターンを示す図、同図(b)はハイビーム用配光パターンを示す図
符号の説明
10 車両用前照灯
12 ランプボディ
14 透光カバー
16 エクステンションパネル
16a、16b 開口部
20、40 灯具ユニット
22、42 光源バルブ
22a、42a 光源
24、44 リフレクタ
24a、44a 反射面
24d、44d エイミングブラケット
26、46 レンズホルダ
28、48 投影レンズ
28a、48a 前方側表面
28b、48b 後方側表面
32 シェード
32a 上端縁
50 エイミング機構
Ax 光軸
CL1 下段カットオフライン
CL2 上段カットオフライン
E エルボ点
F 後側焦点
HZA、HZH、HZL ホットゾーン
PA 付加配光パターン
PH ハイビーム用配光パターン
PL ロービーム用配光パターン

Claims (4)

  1. ランプボディと、このランプボディの前端開口部に取り付けられた透光カバーとで形成される灯室内に、車両前後方向に延びる光軸を有する灯具ユニットが収容されてなり、この灯具ユニットが、上記光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源と、この光源からの光を前方へ向けて上記光軸寄りに反射させるリフレクタとを備えてなる車両用前照灯において、
    上記投影レンズが、前方側表面が凸曲面で後方側表面が平面の平凸レンズとして構成されており、この投影レンズの後方側表面を構成する平面が、上記光軸と直交する平面に対して上向きかつ車幅方向外向きに傾斜している、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 上記投影レンズの前方側表面を構成する凸曲面が、該投影レンズの後側焦点を上記光軸上に位置させるように形成された非球面で構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
  3. 上記灯具ユニットが、上記後側焦点近傍において上記光軸近傍に上端縁が位置するように配置され、上記リフレクタからの反射光の一部を遮蔽するシェードを備えている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用前照灯。
  4. 上記投影レンズの後方側表面を構成する平面の上向き角度および車幅方向外向き角度が、いずれも15°以上の値に設定されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用前照灯。
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