JP4040448B2 - 車両用灯体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、可動リフレクタが駆動することにより配光範囲を変化させるヘッドランプ等の車両用灯体に関する。
【0002】
【従来の技術】
可動リフレクタが駆動することにより配光範囲を変化させるヘッドランプ等の車両用灯体としては、例えば図3(a)に示すものがある。
これは、ヘッドランプ110の灯体室内にリフレクタ本体118と共に配置された可動リフレクタ117が、バルブセンタを通過する鉛直線を中心として回動することで、図3(b)に示すように、照射光の一部を可動リフレクタ117の指向方向へ配光可能とされている。可動リフレクタ117はステアリング操舵角等の情報に基づいて駆動可能とされており、ヘッドランプ110の配光エリアを車両の進路方向に向けて広げることで視認性を向上させている。これに類似した技術は、例えば特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特許第2955199号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ヘッドランプ110は、リフレクタ本体118の周縁部から前方に延出される延出部122と、レンズの内側に装着される額縁状のエクステンション123とを備えていることが一般的である。
しかしながら、図3(b)に示すように、延出部122及びエクステンション123により回動後の可動リフレクタ117からの反射光が遮光されるため、車両の進路方向への配光量が減少してしまうという問題がある。また、可動リフレクタ117の可動角度D’ を制限した場合は車両の進路方向への配光を十分に行うことができないという問題がある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、可動リフレクタが駆動することにより配光範囲を変化させる車両用灯体において、可動リフレクタの照射光量を保ちつつ十分な可動角度を広げることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、発光部(例えば実施の形態におけるバルブ14)と、固定リフレクタ部(例えば実施の形態におけるリフレクタ本体18)と、該固定リフレクタ部の上方又は下方に配置され略鉛直方向に沿う軸線を中心として回動自在に設けられる可動リフレクタ部(例えば実施の形態における可動リフレクタ17)と、該可動リフレクタ部を駆動させる駆動手段(例えば実施の形態における駆動装置21)とを備え、前記可動リフレクタ部により反射された反射光が、前記固定リフレクタ部及び可動リフレクタ部と対向配置されるレンズ部(例えば実施の形態におけるアッパーレンズ12)近傍で絞られるように配光されることを特徴とする車両用灯体を提供する。
【0006】
この構成によれば、ステアリングの操舵角に応じて可動リフレクタ部が車両の進路方向に向けて回動したときに、可動リフレクタ部からの反射光がレンズ部近傍で絞られるように配光されることで、固定リフレクタ部からレンズ部に向かって延出される延出部及びこれに連なるように設けられるエクステンション等を避けるように車両の進路方向を照射することができ、可動リフレクタ部の反射光の光量を保ちつつその可動角度を広げ、車両進路方向を良好に照射することができる。
【0007】
請求項2に記載した発明は、発光部(例えば実施の形態におけるバルブ14)と、固定リフレクタ部(例えば実施の形態におけるリフレクタ本体18)と、該固定リフレクタ部の上方又は下方に配置され略鉛直方向に沿う軸線を中心として回動自在に設けられる可動リフレクタ部(例えば実施の形態における可動リフレクタ17)と、該可動リフレクタ部を駆動させる駆動手段(例えば実施の形態における駆動装置21)とを備え、前記可動リフレクタ部の中央付近で反射された反射光が該可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、前記可動リフレクタ部の左側で反射された反射光が該可動リフレクタ部の正面右側を照射するように配光されることを特徴とする車両用灯体を提供する。
【0008】
この構成によれば、ステアリングの操舵角に応じて可動リフレクタ部が車両の進路方向に向けて左方向に回動したときに、可動リフレクタ部の中央付近からの反射光が可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、可動リフレクタ部の左側からの反射光が可動リフレクタ部の正面右側を照射することで、固定リフレクタ部からレンズ部に向かって延出される延出部及びこれに連なるように設けられるエクステンション等を避けるように車両の進路方向を照射することができ、可動リフレクタ部の反射光の光量を保ちつつその可動角度を広げ、車両進路方向を良好に照射することができる。
【0009】
請求項3に記載した発明は、発光部(例えば実施の形態におけるバルブ14)と、固定リフレクタ部(例えば実施の形態におけるリフレクタ本体18)と、該固定リフレクタ部の上方又は下方に配置され略鉛直方向に沿う軸線を中心として回動自在に設けられる可動リフレクタ部(例えば実施の形態における可動リフレクタ17)と、該可動リフレクタ部を駆動させる駆動手段(例えば実施の形態における駆動装置21)とを備え、前記可動リフレクタ部の中央付近で反射された反射光が該可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、前記可動リフレクタ部の右側で反射された反射光が該可動リフレクタ部の正面左側を照射するように配光されることを特徴とする車両用灯体を提供する。
【0010】
この構成によれば、ステアリングの操舵角に応じて可動リフレクタ部が車両の進路方向に向けて右方向に回動したときに、可動リフレクタ部の中央付近からの反射光が可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、可動リフレクタ部の右側からの反射光が可動リフレクタ部の正面左側を照射することで、固定リフレクタ部からレンズ部に向かって延出される延出部及びこれに連なるように設けられるエクステンション等を避けるように車両の進路方向を照射することができ、可動リフレクタ部の反射光の光量を保ちつつその可動角度を広げ、車両進路方向を良好に照射することができる。
【0011】
請求項4に記載した発明は、発光部(例えば実施の形態におけるバルブ14)と、固定リフレクタ部(例えば実施の形態におけるリフレクタ本体18)と、該固定リフレクタ部の上方又は下方に配置され略鉛直方向に沿う軸線を中心として回動自在に設けられる可動リフレクタ部(例えば実施の形態における可動リフレクタ17)と、該可動リフレクタ部を駆動させる駆動手段(例えば実施の形態における駆動装置21)とを備え、前記可動リフレクタ部の中央付近で反射された反射光が該可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、前記可動リフレクタ部の左側で反射された反射光が該可動リフレクタ部の正面右側を照射し、前記可動リフレクタ部の右側で反射された反射光が該可動リフレクタ部の正面左側を照射するように配光されることを特徴とする車両用灯体を提供する。
【0012】
この構成によれば、ステアリングの操舵角に応じて可動リフレクタ部が車両の進路方向に向けて左右方向に回動したときに、可動リフレクタ部の中央付近からの反射光が可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、可動リフレクタ部の左側からの反射光が可動リフレクタ部の正面右側を照射し、可動リフレクタ部の右側からの反射光が可動リフレクタ部の正面左側を照射することで、固定リフレクタ部からレンズ部に向かって延出される延出部及びこれに連なるように設けられるエクステンション等を避けるように車両の進路方向を照射することができ、可動リフレクタ部の反射光の光量を保ちつつその可動角度を広げ、車両進路方向を良好に照射することができる。
【0013】
請求項5に記載した発明は、前記固定リフレクタ部が放物面形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の車両用灯体を提供する。
【0014】
この構成によれば、正射状態における基本的な配光特性を形成する固定リフレクタ部が、配光特性形成の自由度が高い放物面形状を有することで、正射状態における配光特性を正確に形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ヘッドランプ(車両用灯体)10は、車両前方に開口するヘッドランプケース11と、ヘッドランプケース11の開口を覆うように取り付けられるアッパーレンズ(レンズ部)12とを備え、これらが形成する灯体室13内の後部にバルブ(発光部)14及びリフレクタユニット15が配置されている。
【0016】
リフレクタユニット15はその反射面16の上部を形成する可動リフレクタ(可動リフレクタ部)17を備えている。この可動リフレクタ17がリフレクタ本体(固定リフレクタ部)18の上部に回動軸19により軸支され、バルブセンタCを通過する略鉛直に設けられた軸線Aを中心として回動自在とされている。また、可動リフレクタ17は、リフレクタ本体18の上方に設けられたモータやソレノイド等からなる駆動装置(駆動手段)21と連結されて駆動可能とされている。駆動装置21は制御回路により電気的に作動制御され、ステアリング操舵角等の情報に基づいて可動リフレクタ17を車両の進路方向に向けて回動させる。このとき、車両の進路方向に可動リフレクタ18を駆動させるのはステアリング操舵方向側のヘッドランプのみとされる。
【0017】
リフレクタ本体18には、リフレクタユニット15の反射面16の周縁となる部位から前方に向かって延出される延出部22が設けられ、この延出部22と連なるように設けられる額縁状のエクステンション23がヘッドランプケース11の開口部に装着されている。なお、アッパーレンズ12の前面を構成する部位はレンズカット部24とされ、このレンズカット部24が後傾した状態で配置されることで、ヘッドランプ10上部の奥行きが下部に比べて浅くされている。
【0018】
リフレクタユニット15の反射面16は、可動リフレクタ17とリフレクタ本体18との間の境界部分において、可動リフレクタ17が形成する可動反射面25とリフレクタ本体18が形成する固定反射面26とに上下方向で分割される。固定反射面26はヘッドランプ10の基本的な配光特性を形成するものであり、比較的正確な配光特性が必要とされるため、アッパーレンズ12のレンズカット部24による配光特性形成の自由度が高い凹状の回転放物面形状とされる。また可動反射面25はコーナリング時等の比較的低速時に車両の進路方向を照射するものであり、左右に適当な広がりを有しかつやや下向きとなるスポット的な配光特性を有していればよいため、ステップ状反射面又は自由曲面等とされる。
【0019】
ここで、図2(a)に示すように、車両左側のヘッドランプ10において、アッパーレンズ12のレンズカット部24は左側(図中右側)、つまり車両外側に向かうにつれて後方に位置するように傾斜した状態で配置され、これによりヘッドランプ10の車両外側での奥行きは内側に比べて浅くされている。なお、車両右側のヘッドランプ(図示略)は左右勝手違い対象の構成を有するものとしてその説明を省略し、以下の説明においても左側のヘッドランプ10についての説明を行う。
【0020】
可動リフレクタ17における可動反射面25の左右中央付近で反射されるバルブ光は、可動リフレクタ17の前後方向軸線Bと略平行な光線として照射されるが、バルブ光が反射される部位が可動反射面25の左右端部に向かうにつれて、反射されるバルブ光が可動リフレクタ17の略正面であってアッパーレンズ12近傍で交差する光線として照射されることとなる。つまり、可動リフレクタ17の可動反射面25の形状は、反射光がアッパーレンズ12近傍で焦点を形成するような配光特性を有するものとされている。
【0021】
したがって、可動リフレクタ17の可動反射面25の左側で反射したバルブ光は可動リフレクタ17の右側前方を照射することとなり、可動反射面25の右側で反射したバルブ光は可動リフレクタ17の左側前方を照射することとなる。可動反射面25の右側端部及び左側端部での反射光は可動リフレクタ17の前後方向軸線Bに対して左右方向で30〜40°の角度で照射されるようになっている。これにより、可動リフレクタ17における可動反射面25の各部分から反射されるバルブ光の光線が、アッパーレンズ12近傍において左右方向の幅を狭めるように(焦点を形成するように)絞られた後に再度広がって可動リフレクタ17の前方を照射することとなる。
【0022】
図2(a)中の可動リフレクタ17はヘッドランプ10の正射状態を示しており、その前後方向軸線Bをヘッドランプ10の前後方向と一致させた状態としている。そして、図2(b)に示すように、可動リフレクタ17が軸線Aを中心としてヘッドランプ10前方左側を指向するように回動することで、ヘッドランプ10の照射光の一部を可動リフレクタ17の指向方向へ配光することができ、ヘッドランプ10の配光エリアを広げることができる。
【0023】
このとき、可動リフレクタ17による反射光がアッパーレンズ12近傍で左右方向の幅を狭めているため、アッパーレンズ12の周縁付近に配置されるエクステンション23及びこれに連なるリフレクタ本体18の延出部22を避け易く、可動リフレクタ17による反射光が遮光されない有効可動角度Dを広げることができ、ヘッドランプ10の配光エリアをより一層広げることができる。
【0024】
上記実施の形態によれば、可動リフレクタ17による反射光がアッパーレンズ12近傍で幅を狭めているため、可動リフレクタ17が回動したときに、リフレクタ本体18の延出部22及びエクステンション23を避けることができ、可動リフレクタ17による反射光が遮光されない有効可動角度Dを広げてヘッドランプ10の配光エリアを広げることができる。
このため、可動リフレクタ17をステアリングの操舵角等に応じて車両の進路方向に回動させた場合に、ヘッドランプ10の配光エリアを車両の進路方向に向けて広範囲に広げることができるため、特に夜間走行時の視認性を大幅に向上させることができる。
【0025】
また、リフレクタユニット15の反射面16におけるバルブ14から遠い部分からの反射光(明るくシャープな光)が配光エリアの端部に配光されることとなるため、特にコーナリング時(可動リフレクタ17の回動時)の視認性をより一層向上させることができる。
ここで、ヘッドランプ10の車両内側での奥行きは外側に比べて深くされているが、車両の進路方向に可動リフレクタ17を回動させるのはステアリング操舵方向側のヘッドランプのみとされているため、ヘッドランプ10の可動リフレクタ17が車両内側に回動することはなく配光に影響することはない。
【0026】
なお、この発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば、可動リフレクタ17をバルブ14の下側に配置した構成としてもよい。また、可動リフレクタ17による照射方向は変化するため、アッパーレンズ12の可動リフレクタ17と対向する部位はレンズカットを廃止してもよい。さらに、リフレクタ本体18に形成される固定反射面26を所定の配光特性を有する所謂マルチリフレクタ面とし、アッパーレンズ12をクリアレンズとしてもよい。
また、ステアリング操舵方向と反対側のヘッドランプにおいても、可動リフレクタ17を車両の進路方向に回動させるようにしてもよい。このとき、ヘッドランプの奥行きが車両内側及び外側共に浅い構成であれば、可動リフレクタ17による反射光が遮光されない有効回動範囲をより一層広げることができる。
【0027】
さらに、可動リフレクタ17の可動反射面25において、その左側での反射光は可動リフレクタ17の右側前方を照射し、右側での反射光は可動リフレクタ17の左側前方を照射するようにしたが、例えばリフレクタ本体18の延出部22及びエクステンション23の車両左側部分のみ避ければよいのであれば、可動反射面25の左側での反射光は例えば前後方向軸線Bに沿って照射し、右側での反射光のみ可動リフレクタ17の左側前方を照射するようにしてもよい。また、左右を入れ替えた場合でも同様であることはいうまでもない。
そして、車両用灯体としてヘッドランプを例に説明したが、例えばフォグランプ等に適用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載した発明によれば、可動リフレクタ部からの反射光がレンズ部近傍で絞られることで、可動リフレクタ部の反射光の光量を保ちつつその可動角度が広がり、車両進路方向を良好に照射できるため、車両進路方向に向かって配光エリアが広範囲に広がり、夜間走行時等の視認性を大幅に向上させることができる。
【0029】
請求項2に記載した発明によれば、可動リフレクタ部の左側で反射された反射光が可動リフレクタ部の正面右側を照射するように配光されることで、可動リフレクタ部が車両の進路方向に向けて左方向に回動する場合には、可動リフレクタ部の反射光の光量を保ちつつその可動角度が広がり、車両進路方向を良好に照射できるため、車両進路方向に向かって配光エリアが広範囲に広がり、夜間走行時等の視認性を大幅に向上させることができる。
【0030】
請求項3に記載した発明によれば、可動リフレクタ部の右側で反射された反射光が可動リフレクタ部の正面左側を照射するように配光されることで、可動リフレクタ部が車両の進路方向に向けて右方向に回動する場合には、可動リフレクタ部の反射光の光量を保ちつつその可動角度が広がり、車両進路方向を良好に照射できるため、車両進路方向に向かって配光エリアが広範囲に広がり、夜間走行時等の視認性を大幅に向上させることができる。
【0031】
請求項4に記載した発明によれば、可動リフレクタ部の左側で反射された反射光が可動リフレクタ部の正面右側を照射すると共に、可動リフレクタ部の左側で反射された反射光が可動リフレクタ部の正面右側を照射するように配光されることで、可動リフレクタ部が車両の進路方向に向けて回動する場合には、可動リフレクタ部の反射光の光量を保ちつつその可動角度が広がり、車両進路方向を良好に照射できるため、車両進路方向に向かって配光エリアが広範囲に広がり、夜間走行時等の視認性を大幅に向上させることができる。
【0032】
請求項5に記載した発明によれば、配光特性形成の自由度が高い放物面形状を有する固定リフレクタ部により、正射状態における基本的な配光特性を形成することで、正射状態における配光を正確に保ちつつ可動リフレクタ部により車両進路方向を照射し配光エリアを広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態におけるヘッドランプの断面図である。
【図2】 図1におけるヘッドランプの水平方向の断面図であり、(a)は正射状態を示し、(b)は可動リフレクタの回動後の状態を示す。
【図3】 従来技術におけるヘッドランプの水平方向の断面図であり、(a)は正射状態を示し、(b)は可動リフレクタの回動後の状態を示す。
【符号の説明】
10 ヘッドランプ(車両用灯体)
12 アッパーレンズ(レンズ部)
14 バルブ(発光部)
17 可動リフレクタ(可動リフレクタ部)
18 リフレクタ本体(固定リフレクタ部)
21 駆動装置(駆動手段)

Claims (5)

  1. 発光部と、固定リフレクタ部と、該固定リフレクタ部の上方又は下方に配置され略鉛直方向に沿う軸線を中心として回動自在に設けられる可動リフレクタ部と、該可動リフレクタ部を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記可動リフレクタ部により反射された反射光が、前記固定リフレクタ部及び可動リフレクタ部と対向配置されるレンズ部近傍で絞られるように配光されることを特徴とする車両用灯体。
  2. 発光部と、固定リフレクタ部と、該固定リフレクタ部の上方又は下方に配置され略鉛直方向に沿う軸線を中心として回動自在に設けられる可動リフレクタ部と、該可動リフレクタ部を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記可動リフレクタ部の中央付近で反射された反射光が該可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、前記可動リフレクタ部の左側で反射された反射光が該可動リフレクタ部の正面右側を照射するように配光されることを特徴とする車両用灯体。
  3. 発光部と、固定リフレクタ部と、該固定リフレクタ部の上方又は下方に配置され略鉛直方向に沿う軸線を中心として回動自在に設けられる可動リフレクタ部と、該可動リフレクタ部を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記可動リフレクタ部の中央付近で反射された反射光が該可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、前記可動リフレクタ部の右側で反射された反射光が該可動リフレクタ部の正面左側を照射するように配光されることを特徴とする車両用灯体。
  4. 発光部と、固定リフレクタ部と、該固定リフレクタ部の上方又は下方に配置され略鉛直方向に沿う軸線を中心として回動自在に設けられる可動リフレクタ部と、該可動リフレクタ部を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記可動リフレクタ部の中央付近で反射された反射光が該可動リフレクタ部の略正面を照射すると共に、前記可動リフレクタ部の左側で反射された反射光が該可動リフレクタ部の正面右側を照射し、前記可動リフレクタ部の右側で反射された反射光が該可動リフレクタ部の正面左側を照射するように配光されることを特徴とする車両用灯体。
  5. 前記固定リフレクタ部が放物面形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の車両用灯体。
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