JP4805642B2 - 燃料電池セル、燃料電池セルスタック及び燃料電池 - Google Patents
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Description
また外側電極層は、多孔質の導電セラミックス等から形成されるため、導電性とはいっても十分に低抵抗とはいえず、燃料電池セルの集電特性の向上を妨げる要因となっていた。
(1)請求項1に係る固体電解質形燃料電池セルは、管体における互いに反対側に位置する第1側面部と第2側面部とを有し、前記第1側面部がその内側から外側へ向かって積層された内側電極層、緻密質の固体電解質層及び多孔質の外側電極層を具備し、かつ前記第2側面部が前記内側電極層と電気的に接続された緻密質のインターコネクタ層を具備し、前記第1側面部における前記外側電極層の一部を欠いた空乏部に埋設され、内側を向いた面が前記固体電解質層と接続されるとともに、該外側電極層と電気的に接続されかつ該外側電極層よりも高い電子導電率を有する緻密質の高導電率層と、前記第1側面部の前記高導電率層の位置と対向する前記第2側面部における位置にて、前記インターコネクタ層と電気的に接続されかつ該第2側面部から外側へ突出した緻密質の導電性凸部とを有することを特徴とする。
前記導電性凸部が、前記導電性支持基板及び前記インターコネクタ層を突出させて形成されることを特徴とする。
外側電極層は、反応ガスを取り入れる必要性があることから通気性のある多孔質とせざるを得ず強度的に弱いため固体電解質層から剥離するおそれがあるが、高導電率層は通気性は要求されないためそれ自体に十分な強度を持たせることができ、これを緻密で強度のある固体電解質層上に接合すると剥離し難い。加えて高導電率層自体に十分な強度を持たせたことにより、隣接する燃料電池セルとの確実な接合も実現できる。
尚、「導電性凸部がインターコネクタ層と電気的に接続され」るとは、導電性凸部がインターコネクタ層をそのまま用いて形成される(一体的な)場合、導電性凸部がインターコネクタ層に対してオーム接触で直接接合される場合、または、導電性凸部が適宜の導電性材料を介してオーム接触で接合される場合のいずれも含む。これにより、集電部材を用いることなく燃料電池セル同士を直接接続できる。集電部材と異なり、導電性凸部は、例えばインターコネクタ層と一体的に形成されるか別部材で強固に接合することができるためインターコネクタ層からの剥離のおそれがない。
図1Aは、本発明による中空平板型の固体電解質形燃料電池セル30の一実施形態の断面を含む部分斜視図である。図1Aの燃料電池セル30は、基本形状は図6に示した従来技術と同様に、軸方向に延びる管体であって軸に対して互いに反対側に位置する両側面が、隣接する燃料電池セルとの電気的接続のための接続面として用いられる。図1Aは燃料電池セル30の軸方向に垂直な面における断面図である。図1Aの燃料電池セル30の電気的接続のための接続面は、互いに平行な2つの平坦な側面として形成されている。図1Bの(i)は、図1Aの燃料電池セル30の2つの平坦な側面のうち一方(図1Aの上側)の図であり、(ii)は、2つの平坦な側面のうち他方(図1Aの下側)の図である。
例えば、内側電極層32を燃料極とし、外側電極層を空気極とする(別の例ではこの逆の形態もある)。この場合、支持基板31のガス流路孔31aには、水素リッチな燃料ガスを供給し流通させる一方、燃料電池セル30の周囲には空気(すなわち酸素含有ガス)を供給する。所定の作動温度まで加熱することにより、外側電極層34である空気極で下記式(1)の電極反応を生じ、また内側電極層32の燃料極層で下記式(2)の電極反応を生じることによって発電する。
1/2O2+2e− → O2− (固体電解質) …(1)
O2− (固体電解質)+ H2 → H2O+2e− …(2)
次に、図1A〜Cに示した燃料電池セル30の各構成要素について詳細に説明する。尚、内側電極層32を燃料極とし、外側電極層34を空気極とした例について説明する。
支持基板31は、次の要求を満たす必要がある。
・燃料ガスを燃料極である内側電極層32まで透過させるためにガス透過性であること
・インターコネクタ層35を介しての集電を行うために導電性であること
・同時焼成時の熱膨張差による固体電解質等のクラックや剥離がないこと
・還元・酸化サイクルにおける支持基板31の体積膨張に起因した固体電解質等のクラックを抑制できること
触媒活性金属としてはFe、Co、Ni等の鉄族成分がある。これらの金属単体であってもよいし、これらの酸化物、合金もしくは合金酸化物であってもよい。好ましくは、安価で燃料ガス中で安定であることからNi及び/またはNiOを含有するものがよい。
無機骨材としては、燃料極での電極反応を促進するために、いわゆる三相界面(固体電解質/触媒金属/気相の界面)を増やすために、固体電解質層33を形成している安定化ジルコニアやランタンガレート系ペロブスカイト型組成物等と同等の材料を用いてもし、熱膨張係数を下げて固体電解質層33と近似させるために希土類酸化物を用いても良い。後者には特にSc,Y,Lu,Yb,Tm,Er,Ho,Dy,Gd,Sm,Prからなる群より選ばれた少なくとも1種の希土類元素を含む酸化物が使用される。このような希土類酸化物の具体例としては、Sc2O3、Y2O3、Lu2O3、Yb2O3、Tm2O3、Er2O3、Ho2O3、Dy2O3、Gd2O3、Sm2O3、Pr2O3を例示することができ、特に安価であるという点で、Y2O3,Yb2O3、さらにはY2O3が好適である。
燃料極では、前述した式(2)の電極反応を生じる。燃料極である内側電極層32は、多孔質の導電性サーメットから形成される。例えば、希土類元素が固溶しているZrO2と、Ni及び/またはNiOとから形成される。この希土類元素が固溶しているZrO2(安定化ジルコニア)としては、以下に述べる固体電解質層33の形成に使用されているものと同様のものを用いるのがよい。
固体電解質層33は、内側電極層32上に設けられている。一般に、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrO2(通常、安定化ジルコニア)と呼ばれる緻密質なセラミックスから形成されている。希土類元素としては、Sc,Y,La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luを例示することができるが、安価であるという点からY、Ybが望ましい。
空気極である外側電極層34は、いわゆるABO3型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成される。斯かるペロブスカイト型酸化物としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物、特にAサイトにLaを有するLaMnO3系酸化物、LaFeO3系酸化物、LaCoO3系酸化物の少なくとも1種が好適であり、600〜1000℃程度の作動温度での電気伝導性が高いという点からLaFeO3系酸化物が特に好適である。尚、上記ペロブスカイト型酸化物においては、AサイトにLaと共にSr等が存在していてもよいし、さらにBサイトには、FeとともにCoやMnが存在していてもよい。
高導電率層38は、外側電極層34よりも高い導電率を有する。例えば、Ag等の貴金属材料、Ag等と外側電極層材料との混合材料、または、外側電極層材料と同材料であって緻密度の高い構造で形成した材料である。具体例としては、混合材料の場合、Agと外側電極層材料とを1:9から5:5までの範囲の重量比で混合する。
インターコネクタ層35は、導電性セラミックスからなるが、内側からの燃料ガスと外側からの酸素含有ガスの双方と接触するため、耐還元性、耐酸化性を有していることが必要である。一般に、ランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO3系酸化物)を使用できる。
図2Aの燃料電池セル30は、図1Aの燃料電池セルの変形形態であり、高導電率層38の別の実施例である。図2Bは、対向する平坦側面の各々の図である。図2Aの高導電率層38は、断面において、外側電極層34の中央に対して左右対称位置にある2つの所定幅の空亡部に埋設されている。高導電率層38は、軸方向において所定の長さをもち適宜分割されている。これにより、高導電率層38間から空気が入り込み易くなる。高導電率層38の外面は、図1Aの例と同様に外側電極層34の外面と同一平面上にある。
図3Aの燃料電池セル30は、図1Aの燃料電池セルの変形形態であり、導電性凸部36の別の実施例である。図3Bは、対向する平坦側面の各々の図である。図3Aの導電性凸部36は、インターコネクタ層35と別部材で設けられている。この場合、導電性凸部36は、少なくともインターコネクタ層より低抵抗の導電率を有するようにする。尚、図3Aの実施例の場合、導電性凸部36の材料を、外側電極層34と同材料とすることが製造コストの点で有利である(後述の7)製造工程の説明を参照)。ただし、導電性凸部36は十分な強度が要求されるので、多孔質の外側電極層34よりも緻密度を高くする必要がある。
図4Aの燃料電池セル30は、図1Aまたは図3Aの燃料電池セルの変形形態であり、高導電率層38及び導電性凸部36の別の実施例である。図4Bは、対向する平坦側面の各々の図である。図4Aの高導電率層38は、断面において、外側電極層34の中央の円形空亡部と、中央に対して左右対称位置にある2つの円形空亡部に埋設されている。高導電率層38の外面は、図1Aの例と同様に外側電極層34の外面と同一平面上にある。
図5Aの燃料電池セル30は、本発明の燃料電池セル30の別の実施形態の断面を含む部分斜視図である。図5Bは、図5Aの燃料電池セル30の対向する平坦側面の各々の図である。図5Aでは、図1Aの実施形態のそれと異なり、外側電極層34の空亡部に埋設された高導電率層が、外側電極層34から外側に突出して凸部39を形成している。その一方、図1Aの実施形態におけるインターコネクタ層35側の導電性凸部は設けられていない。高導電率の凸部39は、断面において、外側電極層34の中央部に1つと、中央に対して左右対称位置に2つ設けられている。高導電率の凸部39は、十分な強度をもつように材料及び緻密度を設定される。
図1A〜図5Aのような構造を有する燃料電池セルは、例えば、次のように製造される。
・工程1:支持基板の成形
先ず、Ni等の鉄族金属或いはその酸化物粉末と、例えばY2O3粉末と、有機バインダーと、溶媒とを混合して坏土を調製し、この坏土を用いて押出成形することにより、支持基板成形体を作製し、これを乾燥し、仮焼する。
このとき、図1A及び図2Aの実施形態の場合、支持基板成形体の一方の側面の所定位置に凸部(導電性凸部形成のため)を設ける。
次に、内側電極層用材料(Ni或いはNiO粉末と安定化ジルコニア粉末)と、有機バインダーと、溶媒とを混合してスラリーを調製する。そして、このスラリーを用いて内側電極層用のシートを作製する。このシートを、工程1で形成された支持基板仮焼体上の所定位置に積層する。あるいは、シートを作製する代わりに、内側電極層用材料を溶媒中に分散したペーストを、工程1で形成された支持基板仮焼体の所定位置に塗布し、乾燥する。
この後、固体電解質層用材料を含有する浸漬液を作製する。工程2で得た支持基板仮焼体の所定位置(インターコネクタ層の位置)にマスクを施した後、この浸漬液に浸漬することにより積層体を得る。浸漬液中には、固体電解質層用材料と、有機バインダーと、溶媒とが混合されている。この浸漬液は、所定の粘度を有するように、有機成分が調整されている。
一方、インターコネクタ層用材料と、有機バインダーと、溶媒とを混合してスラリーを調製する。そして、このスラリーを用いてインターコネクタ層用のシートを作製する。このシートを、上記で得られた積層体のマスクを除去した位置に積層し、焼成用積層体を得る。
次いで、工程3で得られた焼成用積層体を脱バインダ処理し、酸素含有雰囲気中、1300〜1600℃で同時焼成して焼結体を得る。
図1A及び図2Aの実施形態の場合、この時点でインターコネクタ層と一体的な導電性凸部が完成する。
次いで、工程4で得られた焼結体の所定位置(高導電率層の位置)にマスクを施した後、外側電極層用材料と溶媒とを含有するペーストに浸漬することにより所定位置に塗布する。
尚、図3A及び図4Aの実施形態の場合は、このとき、導電性凸部用材料をインターコネクタ層上の所定位置に積層する。導電性凸部用材料として外側電極層用材料と同じ材料を用いてもよいが、その場合は、焼成後の導電性凸部の緻密度が外側電極層に比べて高くなるように調製する。
必要に応じて、P型半導体層用材料と溶媒とを含むペースト(外側電極層用材料を含有するペーストを用いてもよい)に浸漬することによりインターコネクタ層上の所定位置に塗布する。
その後、1000〜1300℃で焼き付け、焼結体を得る。
次いで、工程5で得た焼結体のマスクを除去した位置に高導電率層用材料を塗布する。このとき、外側電極層との間に隙間ができないように十分に充填する。
尚、図5Aの実施形態の場合は、高導電率層が外側電極層より外側に突出するので、高導電率層用材料を所定の形状に形成した後、積層する。その後、900℃で焼き付けることにより、本発明の燃料電池セルを得ることができる。
本発明の燃料電池は、図1C、図2C、図3C、図4Cまたは図5Cに示すセルスタックを、適宜の収納容器内に収容して構成される。この収納容器には、外部から水素等の燃料ガスを燃料電池セル30に導入する導入管、及び空気等の酸素含有ガスを燃料電池セル30の周囲空間に導入するための導入管が設けられており、燃料電池セル30が所定温度(例えば、600〜900℃)に加熱されることにより発電し、使用された燃料ガス及び酸素含有ガスの排気ガスは、収納容器外に排出される。
・工程1:平均粒径0.5μmのNiO粉末と、Y2O3粉末(平均粒径は0.6〜0.9μm)を、焼成後におけるNiOがNi換算で48体積%、Y2O3が52体積%になるようにして混合し、混合粉末とする。この混合粉末に、ポアー剤、有機バインダーと、水とを混合して支持基板用坏土を形成する。この支持基板用坏土を長さ方向に突条が形成された中空平板状に押出成形し、これを乾燥する。その後、脱バインダー処理し、図1Aの支持基板に相当する扁平状の支持基板用成形体を作製し、これを乾燥した。この後、1000℃で仮焼し、支持基板仮焼体を作製した。
一方、上記YSZ粉末と、有機バインダーと、溶媒とを混合した浸漬液を作製し、この浸漬液中に支持基板仮焼体を浸漬し、引き上げることにより内側電極層仮焼体の表面に固体電解質用材料の塗布膜を形成し、乾燥することにより固体電解質層成形体を形成した。
作製した燃料電池セルの形状特性は次の通りである。
長さ145mm、幅26mm、厚さ3.2mm、内側電極層の厚さ10μm、外側電極層の厚さ50μm、インターコネクタ層の厚さ50μm、P型半導体層の厚さ50μm、導電性凸部のインターコネクタ層表面からの高さhが2mmであった。
作製した燃料電池セルについて、外側電極層側の面の上下端間に直線状の定規を当て、この定規と当該セル表面との最大距離Lhを求めることにより、長さ方向の反り量とした。一方、外側電極層側の面の幅方向両端間に直線状の定規を当て、この定規と当該セル表面との最大距離Lbを求めることにより、幅方向の反り量とした。
この結果、長さ方向の反り量は0.15mm、幅方向の反り量は0.07mmであった。
31 支持基板
32 内側電極層
33 固体電解質層
34 外側電極層
35 インターコネクタ層
36 導電性凸部
38、39 高導電率層
Claims (8)
- 管体における互いに反対側に位置する第1側面部と第2側面部とを有し、前記第1側面部がその内側から外側へ向かって積層された内側電極層、緻密質の固体電解質層及び多孔質の外側電極層を具備し、かつ前記第2側面部が前記内側電極層と電気的に接続された緻密質のインターコネクタ層を具備し、
前記第1側面部における前記外側電極層の一部を欠いた空乏部に埋設され、内側を向いた面が前記固体電解質層と接続されるとともに、該外側電極層と電気的に接続されかつ該外側電極層よりも高い電子導電率を有する緻密質の高導電率層と、
前記第1側面部の前記高導電率層の位置と対向する前記第2側面部における位置にて、前記インターコネクタ層と電気的に接続されかつ該第2側面部から外側へ突出した緻密質の導電性凸部とを有することを特徴とする固体電解質形燃料電池セル。 - 前記導電性凸部が、前記外側電極層と同種の材料でインターコネクタ層の外面上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の固体電解質形燃料電池セル。
- 前記高導電率層が、Agを含む金属材料で形成されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の固体電解質形燃料電池セル。
- 前記第1側面部と前記第2側面部の間に設けた導電性支持基板を有し、
前記導電性凸部が、前記導電性支持基板及び前記インターコネクタ層を突出させて形成されることを特徴とする請求項1に記載の固体電解質形燃料電池セル。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の固体電解質形燃料電池セルを複数個直列に接続した燃料電池セルスタックにおいて、互いに隣接する一方の燃料電池セルにおける前記高導電率層と、他方の燃料電池セルにおける前記導電性凸部とを接合したことを特徴とする燃料電池セルスタック。
- 管体における互いに反対側に位置する第1側面部と第2側面部とを有し、前記第1側面部がその内側から外側へ向かって積層された内側電極層、緻密質の固体電解質層及び多孔質の外側電極層を具備し、かつ前記第2側面部が前記内側電極層と電気的に接続された緻密質のインターコネクタ層を具備する固体電解質形燃料電池セルにおいて、
前記第1側面部における前記外側電極層の一部を欠いた空乏部に埋設され、内側を向いた面が前記固体電解質層と接続されるとともに、該外側電極層と電気的に接続されかつ該第1側面部から外側へ突出した、該外側電極層よりも高い電子導電率をもつ緻密質の凸部を有することを特徴とする固体電解質形燃料電池セル。 - 請求項6に記載の固体電解質形燃料電池セルを複数個直列に接続した燃料電池セルスタックにおいて、互いに隣接する一方の燃料電池セルにおける前記高導電率をもつ凸部と、他方の燃料電池セルにおける前記インターコネクタ層とを接合したことを特徴とする燃料電池セルスタック。
- 収納容器と、該収納容器内に組み込まれた請求項5または7に記載の燃料電池セルスタックとを有することを特徴とする燃料電池。
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