JP4802252B2 - 連続貝係止具とロール状連続貝係止具 - Google Patents

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Description

本発明は帆立貝、真珠貝、牡蠣、その他の貝(以下、まとめて「貝」という)の養殖に使用されるピン状の貝係止具と、20〜30本前後の貝係止具を一定間隔で連結して樹脂成型した連続貝係止具と、連続貝係止具をロール状に巻いたロール状連続貝係止具に関するものである。
帆立貝の養殖方法の一つとして耳吊養殖がある。これは海面近くに横向きに張った横ロープに、多数の帆立貝を取付けた縦ロープを縦向きに取り付けて海中に吊るす方法である。この場合、図13に示すように縦ロープCへの貝Bの取付けにはピン状の貝係止具Aが使用されている。貝係止具Aは樹脂成型されており細長基材の両端の夫々に貝止め突起Gがあり、基材の中央部に2本のロープ止め突起Eがある。貝係止具Aは縦ロープCに差し込み、貝Bにあけた孔に差し込んで貝Bを貝止め突起Gに係止する(特許文献1)。
特開2004−208619号公報
海中に吊られた貝Bが波を受けて貝係止具Aを軸として回転したり揺れたりすると、貝係止具Aの貝止め突起Gが捩れて基材の寝床Iの上に倒伏し、貝Bが貝係止具Aの貝止め突起Gを乗り越えて矢印a方向に抜け落ちる(脱落する)ことがあり、場合によっては貝止め突起Gが切断して貝Bが脱落することがあり、養殖の歩留りが低下し、養殖業者の収益が減収する。
本発明の請求項1記載の連続貝係止具は、ロープと貝にあけた孔に差し込みできる細長の基材1と、その軸方向両端側の夫々に突設された貝止め突起2と、夫々の貝止め突起2よりも内側に貝止め突起2と同方向にハ字状に突設された2本のロープ止め突起3を備えた貝係止具11が基材1の間隔をあけて平行に多数本連結されて樹脂成型された連続貝係止具において、前記多数本の貝係止具11がロープ止め突起3を同じ向きにして多数本配列され、配列方向に隣接する貝係止具11のロープ止め突起3の先端が、他方の貝係止具11の基材から離れて平行に配列され、隣接する基材1同士はロープ止め突起3の外側が可撓性連結材13で連結されず、ロープ止め突起3の内側が2本の可撓性連結材13と一体に樹脂成型されて連結され、可撓性連結材13はロープ止め突起3よりも細く且つロール状に巻き取り可能な可撓性を備えた細紐状であり、前記2本の可撓性連結材13による連結箇所は、2本のロープ止め突起3の夫々から内側に離れた箇所であり且つ前記2本のロープ止め突起3間の中心よりも夫々のロープ止め突起3寄りの箇所として、2本の可撓性連結材13を切断すると、その切り残し突起16が2本のロープ止め突起3の内側に残るようにしたものである。請求項2記載のように、前記2本の可撓性連結材13の間隔は、貝係止具11が差し込まれる縦ロープCの直径よりも広くすることができる。
本発明のロール状連続貝係止具は請求項3記載のように、連続貝係止具14が、シート15を宛がって又は宛がわずに、ロール状に巻かれたものである。
本発明の連続貝係止具は、貝係止具11が多数本、間隔をあけて配置されると共にロール状に巻回可能な可撓性連結材13で連結されて樹脂成型されているので、貝係止具が数千、数万本と多くなっても、ロール状に巻回して保管、搬送、ピンセッターへのセットができ、コンパクトにまとまるため保管に場所をとらず取り扱いに便利である。
本発明の連続貝係止具は、隣接する貝係止具11の2本のロープ止め突起3間が2本の可撓性連結材13で連結され、2本の可撓性連結材13は貝係止具11が差し込まれる縦ロープCの直径よりも広い間隔で2本のロープ止め突起3寄り箇所を連結するので、貝係止具11を一本ずつ切断するときに可撓性連結材13の一部が図8(b)のように切り残し突起16となって基材1に残って基材1から突出しても、図8(a)のように貝係止具11を縦ロープCへ差し込むときに切り残し突起16が邪魔にならず、縦ロープCが2本のロープ止め突起3間におさまり安定する。又、貝係止具11を手で持って貝へ差し込むときに手(指)が切り残し突起16に当たらないため手が損傷したり、薄い手袋を手に嵌めて前記差込作業をしても手袋が破れたりしにくい。
本発明のロール状連続貝係止具は、連続貝係止具14がロール状に巻かれているので、保管、搬送、ピンセッターへのセットができ、コンパクトになるため保管に場所をとらず、取り扱いに便利である。また、シート15を宛がわずにロール状に巻くと巻かれた多数本の貝係止具11の貝止め突起2同士が絡まったり、基材1の端部が曲がったりして、引き出しにくいとか、一本ずつ分離しにくくなるといったことがあるが、シート15を宛がえばそのようなことはなく、連続貝係止具14の巻き戻し(引き出し)がスムースになり、自動ピンセッターでの切断、差込作業が容易になる。
(a)は貝係止具の参考例の側面図、(b)は(a)の平面図。 (a)〜(d)は貝係止具の異なる参考例の貝係止部の部分側面図。 (a)は貝係止具の他の参考例の貝係止部の部分平面図、(b)は(a)の側面図。 (a)は貝係止具の異なる参考例の貝係止部の部分側面図、(b)は(a)の斜視図。 (a)、(b)は貝係止具の異なる参考例の貝係止部の部分側面図。 (a)〜(c)は貝係止具の異なる参考例の貝係止部の部分側面図。 集合貝係止具の参考例の側面図。 (a)は本発明の連続貝係止具の一例の側面図、(b)は(a)から分離した貝係止具の側面図。 (a)は連続貝係止具の参考例の側面図、(b)は(a)から分離した貝係止具の側面図。 (a)は連続貝係止具の他の参考例の側面図、(b)は(a)から分離した貝係止具の側面図。 連続貝係止具の他の参考例の側面図。 (a)は本発明のロール状連続貝係止具の一例の斜視図、(b)はボビンに巻いたロール状連続貝係止具の一例の側面図。 従来の貝係止具の使用の一例の斜視図。
(貝係止具の参考例1)
本発明の貝係止具の参考例を図1(a)(b)を参照して説明する。この貝係止具11は海中に吊るす縦ロープC(図13)のように貝Bの耳にあけた孔に差し込み可能な細長いピン状の基材1のほぼ中央部にロープ止め突起3が2本突設され、ロープ止め突起3よりも外側の両端部(差し込み端部)4寄りの位置に貝の抜けを防止する貝止め突起2が突設され、これら基材1、貝止め突起2、ロープ止め突起3が一体に樹脂成型されている。
図1(a)(b)の基材1の形状は丸ピンであるが、その形状は角ピン、他の形状とすることができる。図1(a)(b)の基材1は両端部4を先細りに成型して貝の孔に差し込み易くしてある。基材1のうち貝止め突起2と対向する面(基材内面)には基材1の中央部の外周面よりも一段低い凹部(寝床)17を設けて、貝係止具11を貝の孔に差し込むときに貝止め突起2が寝床17に押し倒されて貝止め突起2の部分が縦ロープC(図13)内を貫通し易くなるようにしてある。差し込み時に倒れた貝止め突起2は縦ロープCを貫通し終えたときも、貝の孔を貫通し終えたときも自己の弾性と復元力で自動的に起立して倒伏する前の元の状態に復元できる。
2本のロープ止め突起3は縦ロープCに差し込んだ貝係止具11が縦ロープCから抜けるのを阻止するためのものであり、基材1の外周に内向き斜めに突設されてハ字状になっている。図1のロープ止め突起3は基材1の長手方向中央部の外径よりもやや細い丸棒状であるが、それ以外の形状、例えば、三角や四角の棒状とか楕円形の棒状等とすることもでき、太さもそれ以外とすることができる。
貝止め突起2は図2(a)に明示するように立ち上り部分(根元側)6から基材中央部側に向けて円弧状に湾曲して突設され、先端部5が下向きに湾曲している。先端部5は図2(b)〜(d)のように肉薄にして、海中に吊るしておくと自然に内側に曲がり易くなるようにしてあり、図2(b)では内面が、図2(c)では内面と外面の両面が、図2(d)では外面が肉薄に形成されている。本発明における貝止め突起2の曲率半径は図示したものよりも大きくても小さくても、また、緩くても急でもよい。さらに、根元側6の曲率半径も図示したものより大きくても小さくてもよい。また、貝止め突起2の長さも貝が抜けない任意長に設定することができる。なお、貝止め突起2は薄片状とか他の形状にすることができる。これらは以下いずれの実施形態でも同様である。
(貝係止具の参考例2)
図3(a)(b)に示すものは根元側6から基材中央部側に向けて円弧状に湾曲して突設された貝止め突起2の長さ方向任意箇所の幅方向両側に、内側に窪んだ幅狭部7を設けて海中に吊るしておく間に先端部5がその幅狭部7から内側に折れ曲がり易くなるようにしてある。幅狭部7は貝止め突起2の幅方向片側からだけ窪ませて成型することもできる。
幅狭部7は貝止め突起2の長手方向軸方向2ヶ所以上に間隔をあけて設けることもでき、この場合は貝止め突起2の幅方向片側ずつに交互に設けることもできる。片側ずつに交互に設ければ2ヶ所以上の幅狭部7で曲がるため貝が脱落しにくくなる。又、幅方向両側の同じ位置に設けた場合よりも幅狭部7の幅が狭くならず幅狭部7の強度も必要以上に低下しない。この場合、幅狭部7の内面又は外面を幅狭部7の幅方向に沿って肉薄にして幅狭部7がその肉薄部分から内側又は外側に曲がり易くすることもできる。
(貝係止具の参考例3)
図4(a)(b)に示す実施形態では、根元側6から基材中央部側に向けて円弧状に湾曲して突設された貝止め突起2の中央部よりも先端寄り箇所の内側面9に肉薄部10を成型して、海中に吊るしておく間に先端側5が肉薄部10から内側に折れ曲がり易くしてある。肉薄部10は貝止め突起2の外側面8に設けることもできる。
(貝係止具の参考例4)
図5(a)(b)に示す実施形態では、根元側6から基材中央部側に向けて円弧状に湾曲して突設された貝止め突起2の先端側5を中央部よりも先端寄りの箇所から基材1側に(下向きに)前記湾曲角度よりも急な角度で曲げてある。曲げる角度は湾曲角度よりも急であれば任意角度とすることができ、図5(a)のような屈曲でも、それよりも緩やかではあるが前記湾曲角度よりも急な角度での湾曲でもよい。先端側5は基材1と反対側(外側)に曲げることもできる。いずれの場合も曲げ角度を急(鋭角)にすると、貝の孔に基材を差し込むときに先端側5が邪魔になって差し込みにくくなるため緩やかな角度に屈曲或は湾曲させて貝止め突起2の部分が貫通し易くなり、貫通してから貝が脱落しにくくなるようにするのがこの好ましい。
内側に曲げた先端側5の曲がり部18の幅方向両側に内側に窪む窪みを形成して幅狭部を形成すれば基材1を貝の孔に差し込むときにその先端側5が幅狭部から逆方向に反って先端側5が真っ直ぐになり易くなり基材1を差し込み易くなる。先端側5は貫通後は真っ直ぐになる前の曲がった状態に自動的に復帰して曲がるため貝が脱落しにくくなる。
図5(b)に示す実施形態は、貝止め突起2の先端側5を基材1側に(下向きに)前記湾曲角度よりも急な角度で下向きに曲げ、更に、その曲がり部分の内面に肉薄部10を貝止め突起2の幅方向に沿って成型して、貝の孔に差し込むと下向きの先端側5が邪魔して貝が脱落しないようにしてある。
図6(a)に示す実施形態は、貝止め突起2の根元側6を緩やかに基材1の外側に立ち上げてから先端側5を次第に下向き円弧状に湾曲させて突設し、その曲がり部18の内面に肉薄部10を貝止め突起2の幅方向に沿って成型したものである。肉薄部10を成型して、貝止め突起2が貝の孔を貫通するときに先端側5が肉薄部10から伸びて貝止め突起2部分が孔にスムースに差し込まれ、貝止め突起2が貝の孔を貫通すると先端側5が下向きに復帰して貝脱落の邪魔をして貝が脱落しないようにしてある。
図6(b)に示す実施形態は貝止め突起2の根元側6を緩やかに基材1の外側に立ち上げ、先端側5を次第に下向き円弧状に湾曲させ、先端側5のうち曲がり部18の先の内側面9と外側面8を肉薄に成型して、貝止め突起2が貝の孔を貫通するときに先端側5が肉薄部から伸びて貝止め突起2部分が孔にスムースに差し込まれ、貝止め突起2が貝の孔を貫通すると先端側5が下向きに復帰して貝脱落の邪魔をして貝が脱落しないようにしてある。図6(c)に示す実施形態は基本的には図6(b)のものと同じであり、異なるのは貝止め突起2の先端側5の内面8だけを肉薄にしたことである。
(貝係止具の参考例5)
本発明の貝係止具は図9(b)のように基材1のロープ止め突起3の反対側に補助ロープ止め突起20を突設したものでもよい。補助ロープ止め突起20はロープ止め突起3よりも短くしてあり、ロープ止め突起3の根元の内側でその先端とほぼ同じ位置に同じ間隔で突設されている。
(貝係止具の参考例6)
本発明の貝係止具は図10(b)のように基材1のロープ止め突起3の内側を台形状に窪ませ、その凹陥部21の内側に補助ロープ止め突起20を突設したものでもよい。この場合も、補助ロープ止め突起20はロープ止め突起3よりも短くして凹陥部21の内側に突出するか、凹陥部21よりもわずかに外側まで突出する程度の長さにしてある。補助ロープ止め突起20の突設位置はロープ止め突起3の根元の内側で且つロープ止め突起3の先端とほぼ同じ位置に突設されている。
(集合貝係止具の参考例)
本発明の集合貝係止具は図7に示すように前記実施形態の貝係止具11を間隔をあけて多数本平行に配置し、それら貝係止具11の両端をレール状の剛性連結材12で連結して樹脂成型して一枚の集合貝係止具としたものである。剛性連結材12は太い角棒状にして剛性を持たせて、隣接する貝係止具11の間隔が変形しにくくなるようにすると共に、全体も変形しにくくなるようにしてある。剛性連結材12は角棒以外の形状とすることができるが角棒にすると自動切断差込機にセットする場合に横向きにして上下に積層したり、縦向きにして前後或は左右に重ねて配置したりするときに安定する。集合する貝係止具11の本数は任意とすることができるが、作業性、形状保持性等の面から20〜30本程度が望ましい。
(連続貝係止具の実施形態1)
本発明の連続貝係止具は図8(a)のように前記実施形態の貝係止具11を間隔をあけて数千〜数万本平行に配置し、上下に隣接する貝係止具11の基材1間を丸紐状の可撓性連結材13で連結して樹脂成型して図12(a)(b)のようにロール状に巻くことができるようにしたものである。図8(a)の場合はハ字状の2本のロープ止め突起3の間を2本の可撓性連結材13で連結してあり、しかも、2本の可撓性連結材13をロープ止め突起3寄り箇所に配置して、2本の可撓性連結材13の間隔を縦ロープCの直径よりも広くしてある。このようにすると貝係止具11を一本ずつ切断する場合に可撓性連結材13の一部が切り残されて図8(b)のように基材1に切り残し突起16が発生しても、それが縦ロープCへの差込時に邪魔になることがない。また、一本ずつ切断された貝係止具11を貝の孔に差し込むために手で持っても切り残し突起16の部分が手に当たらないため手が怪我したり、手に嵌めた作業用手袋が破れたりしにくい。
(連続貝係止具の参考例1)
図9(a)に示す連続貝係止具は図9(b)の実施形態の貝係止具を、間隔をあけて数千〜数万本平行に配置し、それら貝係止具11のロープ止め突起3の先端と補助ロープ止め突起20の先端間を薄片の可撓性連結材22で連結成型してロール状に巻くことができるようにしたものである。この場合、ロープ止め突起3の先端と補助ロープ止め突起20の先端は薄片の可撓性連結材で連結せずに直接連結成型してもよい。
(連続貝係止具の参考例2)
図10(a)に示す連続貝係止具は、図10(b)の貝係止具11を間隔をあけて数千〜数万本平行に配置し、それら貝係止具11のロープ止め突起3の先端と補助ロープ止め突起20の先端間を薄片の可撓性連結材22で連結成型してロール状に巻くことができるようにしたものである。この場合、ロープ止め突起3の先端と補助ロープ止め突起20の先端は薄片の可撓性連結材で連結せずに直接連結成型してもよい。
(連続貝係止具の参考例3)
図11に示す連続貝係止具は図1(a)の構造の貝係止具11を間隔をあけて数千〜数万本平行に配置し、それら貝係止具11の2本のロープ止め突起3とその外側の貝止め突起2の間を丸紐状の可撓性連結材13で連結成型して図13のようにロール状に巻くことができるようにしてある。
可撓性連結材13はロール状に巻くことができるものであれば前記実施形態以外の形状とすることができ、例えばテープ状の薄長片、角棒状や横長楕円の細長紐等とすることもできる。また、可撓性連結材13での連結箇所もロール状に巻くことができる位置であれば任意に選択することができる。例えば、図11のように間隔をあけて配置された貝係止具11の両端部先端間を図11の仮想線で示すように細紐状の可撓性連結材13で連結成型することもできる。
(ロール状連続貝係止具の実施の形態)
本発明のロール状連続貝係止具は、図8(a)、図9(a)、図10(a)、図11の連続貝係止具14を図12(a)のようにロール状に巻いたものである。この場合、連続貝係止具14に帯状のシート(シートより薄いフィルムを含む)15を添わせてロール状に巻いて、連続貝係止具14の巻層間にシート15を介在させてある。シート15には障子紙のような帯状の紙とか、コピー用紙のような質、厚さの紙を帯状に長くしたものとか、帯状に長くした樹脂製のシート等を使用することができるが、使用後の廃棄処分の容易さから紙を使用するのが好ましい。シート15の幅は連続貝係止具14の幅と同程度のものが好ましい。シート15を介在させずに巻くこともできる。
本発明の連続貝係止具14は図12(b)のように巻胴23の両端に鍔24を設けたボビン25の巻胴23にロール状に巻くこともできる。ボビン25は肉厚の紙製、樹脂製、木製等とすることができる。紙製の場合は使い捨てに適し、樹脂製、木製等の場合は再使用するのに適する。ボビン25に巻く連続貝係止具14の間にはシート15を介在させても介在させなくともよい。
本発明の連続貝係止具の使用方法は種々あるが、一例としてはロール状に巻いた連続貝係止具14をほどいてその一端を自動切断差し込み機にセットし、自動切断差し込み機により自動的に貝係止具11を一本ずつ切り離して縦ロープCに差し込み、ロープ止め突起3で縦ロープCから抜けないようにする。縦ロープCに差し込んだ貝係止具11の端部4を貝の耳に開口してある孔に差し込んで貝止め突起2をその孔を貫通させ、貝の耳を貝止め突起2によって係止する。貝係止具の長手方向他端を同様に貝の孔に差し込んで貝止め突起2に貝の耳を係止する。
1 基材
2 貝止め突起
3 ロープ止め突起
4 基材の端部
5 先端側
6 根元側
7 幅狭部
8 貝止め突起の外側面
9 貝止め突起の内側面
10 肉薄部
11 貝係止具
12 剛性連結材
13 可撓性連結材
14 連続貝係止具
15 シート
16 切り残し突起
17 寝床
18 曲がり部
20 補助ロープ止め突起
21 凹陥部
22 可撓性連結材
23 巻胴
24 鍔
25 ボビン
C 縦ロープ

Claims (3)

  1. ロープと貝にあけた孔に差し込みできる細長の基材(1)と、その軸方向両端側の夫々に突設された貝止め突起(2)と、夫々の貝止め突起(2)よりも内側に貝止め突起(2)と同方向にハ字状に突設された2本のロープ止め突起(3)を備えた貝係止具(11)が基材(1)の間隔をあけて平行に多数本連結されて樹脂成型された連続貝係止具において、前記多数本の貝係止具(11)がロープ止め突起(3)を同じ向きにして多数本配列され、配列方向に隣接する貝係止具(11)のロープ止め突起(3)の先端が、他方の貝係止具(11)の基材から離れて平行に配列され、隣接する基材(1)同士はロープ止め突起(3)の外側が可撓性連結材(13)で連結されず、ロープ止め突起(3)の内側が2本の可撓性連結材(13)と一体に樹脂成型されて連結され、可撓性連結材(13)はロープ止め突起(3)よりも細く且つロール状に巻き取り可能な可撓性を備えた細紐状であり、前記2本の可撓性連結材(13)による連結箇所は、2本のロープ止め突起(3)の夫々から内側に離れた箇所であり且つ前記2本のロープ止め突起(3)間の中心よりも夫々のロープ止め突起(3)寄りの箇所として、2本の可撓性連結材(13)を切断すると、その切り残し突起(16)が2本のロープ止め突起(3)の内側に残るようにしたことを特徴とする連続貝係止具。
  2. 請求項1記載の連続貝係止具において、2本の可撓性連結材(13)の間隔が、貝係止具(11)が差し込まれる縦ロープ(C)の直径よりも広いことを特徴とする連続貝係止具。
  3. 請求項1又は請求項2記載の連続貝係止具(14)が、シート(15)を宛がって又は宛がわずに、ロール状に巻かれたことを特徴とするロール状連続貝係止具。
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