JP4800220B2 - 歯車の歯形曲率 - Google Patents

歯車の歯形曲率 Download PDF

Info

Publication number
JP4800220B2
JP4800220B2 JP2006545378A JP2006545378A JP4800220B2 JP 4800220 B2 JP4800220 B2 JP 4800220B2 JP 2006545378 A JP2006545378 A JP 2006545378A JP 2006545378 A JP2006545378 A JP 2006545378A JP 4800220 B2 JP4800220 B2 JP 4800220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
relative curvature
gear
pinion
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006545378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007514911A (ja
Inventor
アール コルボアーン、ジョン
Original Assignee
ジーネシス パートナーズ エル ピー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジーネシス パートナーズ エル ピー filed Critical ジーネシス パートナーズ エル ピー
Publication of JP2007514911A publication Critical patent/JP2007514911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4800220B2 publication Critical patent/JP4800220B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/08Profiling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/17Toothed wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/08Profiling
    • F16H55/0826Novikov-Wildhaber profile
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19949Teeth
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19949Teeth
    • Y10T74/19958Bevel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19949Teeth
    • Y10T74/19963Spur
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19949Teeth
    • Y10T74/19963Spur
    • Y10T74/19972Spur form

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)

Description

本発明は、2003年12月18日出願の米国仮特許出願第60/530,752に関し、この仮出願の先の出願の権利を主張するものであり、その内容はその出願を言及することで本願に組み込むこととする。
本発明は、結合歯車の歯形の構成に関するもので有り、特に、歯数比、歯幅係数、中央距離および制限応力の関数である、相対的曲率を有する結合歯車の歯形の構成に関する。
米国特許第6,101,892号(これを言及することにより、その内容も本願に組み込むこととする)には、噛合い歯車の歯形の曲率を特定するための3つの方法が記載されている。sとφとが接触点軌跡上での極座標、ρとρとが歯形の対応する点での歯形の曲率半径とした場合、これらの方法は以下のように記載される。
米国特許第6,101,892号
Figure 0004800220
第1番目の方法は、定比曲率として記載できる。第2番目の方法は、平歯車に適しており、一定接触応力を提供するものである。第3番目の方法では、fはどんな関数でもよく、歯形の設計者によって特定される。インヴォリュート歯車のような従来の歯車では、負荷強度、即ち接触カーブの単位長さ当たりの歯の力が分かっておれば、歯の応力は、従来の、周知の方法で求められる。
然し、所定のトルクに対する負荷強度を発見することは、インボリュート歯車よりコンヴォロイド(Convoloid)歯車ではより困難である。インヴォリュート歯車対では、接触カーブは直線であり、接触線の各点で、歯表面点に対し同一方向に直角であるから、所定のトルクに対し、負荷強度は、接触線の全長に対し反比例する。接触線の全長が最小の場合に、負荷強度は最大となり、これは、1本の接触線が接触領域の1つの角を通過する際生じる。
反対に、コンヴォロイド歯車対では、接触線が正確には直線でなく、法線は正確には同一方向を向かず、接触カーブは遷移領域を横断する箇所で途切れる。よって、負荷強度は、接触カーブの全長に反比例せず、接触カーブのどの位置に最大負荷強度があるか分からない。
従って、最大応力が接近するが、制限応力を越さない相対的曲率を有するコンヴォロイド歯車対を設計することが望ましい。
簡単に述べると、本発明の1実施例は、ピニオンとこれと噛み合わされる歯車とからなるギア・システムに関する。ピニオンは、ピニオン歯数(N1)と、ピニオン・ピッチ円半径(Rp1)と、第1の複数個の歯を有する。この第1の複数個の歯は各々第1歯形を有する。噛み合い歯車は、噛み合い歯車歯数(N2)と、噛み合い歯車ピッチ円半径(Rp2)と、第2の複数個の歯を有する。この第2の複数個の歯は各々第2歯形を有する。上記ピニオンと噛み合わせ歯車とは歯車対を形成し、この歯車対はN/Nに等しい歯数比(mG)と、歯幅(Fw)と(2×Rp2)/Fwに等しい歯幅係数(fw)とを有する。第1歯形と第2歯形との相対的曲率は基準相対的曲率(Kref)の倍数である。この倍数は、式Km×Krefで得られ,式中、
Figure 0004800220
で、Kmはai,j−δより大きく、ai,j+2δ未満で、δは0.15で、ai,jは、歯数比(mG)と歯幅係数(fw)との間の所定の関係により得られる。所定の関係は以下の特性を有する相対的曲率乗数値表中の1つ以上の相対的曲率乗数値に対応する。
Figure 0004800220
本発明のもう1つの実施例はピニオンとこれと噛み合わされる歯車とからなるギア・システムに関する。ピニオンは、ピニオン歯数(N1)と、ピニオン・ピッチ円半径(Rp1)と、第1の複数個の歯を有する。この第1の複数個の歯は各々第1歯形を有する。噛み合い歯車は、噛み合い歯車歯数(N2)と、噛み合い歯車ピッチ円半径(Rp2)と、第2の複数個の歯を有する。この第2の複数個の歯は各々第2歯形を有する。上記ピニオンと噛み合わせ歯車とは歯車対を形成し、この歯車対は、(Rp1+Rp2)に等しい中央距離(C)と、N2/N1に等しい歯数比(mG)と、歯幅(Fw)と(2×Rp2)/Fwに等しい歯幅係数(fw)とを有する。第1歯形と第2歯形の相対的曲率は、式k×Fで得られ,式中、Fは、式Fc=(N1+N2)/(N1×N2×C)で得られる相対的基準曲率関数であり、
cはbi,j−δより大きく、bi,j+2δ未満で、δは0.439で、bi,jは、歯数比(mG)と歯幅係数(fw)との間の所定の関係により得られる。所定の関係は以下の特性を有する相対的曲率乗数値表中の1つ以上の相対的曲率乗数値に対応する。
Figure 0004800220
本発明のもう1つの実施例は、所定の歯数比(mG)と、所定の中央距離(C)と所定の歯幅(Fw)と所定の制限応力とを有するギア・システムに関する。このギア・システムはピニオンとこれと噛み合わされる歯車とからなる。ピニオンは、ピニオン歯数(N1)と、第1の複数個の歯を有する。この第1の複数個の歯は各々第1歯形を有する。噛み合い歯車は、式、N2=mG×N1を満足する噛み合い歯車歯数(N2)と、第2の複数個の歯を有する。この第2の複数個の歯は各々第2歯形を有する。上記ピニオンと噛み合わせ歯車とは歯車対を形成し、この歯車対は、(2×N2×C)/((N1+N2)×Fw)に等しい歯幅係数(fw)を有する。第1歯形と第2歯形の相対的曲率は、基準相対的曲率(Kref)の倍数で、この倍数は、式Km×Krefにより得られ、この式中、第1歯形と第2歯形との相対的曲率は、式kc×Fcで得られ,式中、Fcは、式Fc=(N1+N2)/(N1×N2×C)で得られる相対的基準曲率関数であり、kcは相対的曲率乗数である。このkは以下の工程からなる方法により決定される。
(a) 所定の入力トルクに対する複数の負荷強度を決定する。各負荷強度は、ピニオンの複数個の角度位置のうちの特異な位置と関連しており、これら複数個の角度位置は、ピニオンの1つの角度ピッチに亘っていて、各負荷強度は、試し相対的曲率乗数(k’c)に基づき、
(b) 複数個の負荷強度のうち最大の負荷強度に対応する複数個の歯応力を決定し、
(c) 上記の複数個の歯応力のうちの1つの歯応力が、予め設定されている制限応力の1つに接近するよう、最大の負荷強度を、ある小さな負荷強度まで引き下げ、
(d) 上記の引き下げられた負荷強度に対応する制限トルクを決定する
(e) 所定の範囲内の試し相対的曲率乗数値の複数の試し相対的曲率乗数(k’c)に対し上記の工程(a)から(d)を繰り返し、相対的曲率乗数(kc)として、最大の値を有する制限トルクに対応する試し相対的曲率乗数(k’c)を選択する。
本発明のもう1つの好ましい実施例は、所定の歯数比(mG)と、所定の中央距離(C)と所定の歯幅(Fw)と所定の制限応力とを有するギア・システムに関する。このギア・システムはピニオンとこれと噛み合わされる歯車とからなる。ピニオンは、ピニオン歯数(N1)と、第1の複数個の歯を有する。この第1の複数個の歯は各々第1歯形を有する。噛み合い歯車は、式、N2=mG×N1を満足する噛み合い歯車歯数(N)と、第2の複数個の歯を有する。この第2の複数個の歯は各々第2歯形を有する。上記ピニオンと噛み合わせ歯車とは歯車対を形成し、この歯車対は、(2×N2×C)/((N1+N2)×Fw)に等しい歯幅係数(f)を有する。第1歯形と第2歯形の相対的曲率は、式k×Fで得られ,式中、Fcは、式Fc=(N1+N2)/(N1×N2×C)で得られる相対的基準曲率関数であり、kcは上記の歯数比(mG)と、歯幅係数(fw)と、中央距離(C)と、制限応力の1つとの関数の相対的曲率乗数である。
上記の説明ならびに本発明の以下の詳細な説明は、添付図面と共に読めばより良く理解される。発明を図示するため、図面には現在好ましい実施例が示されているが、本発明は図示されている装置及び器具に限定されるものではない。
図1と図1Aには、本発明によるギア・システムの歯形の正面図が図示されており、ギア・システムは符号10で示されている。
本発明に合致する相対的曲率を有するギア・システム10の好ましい実施例は、ピニオン100と、これと噛み合う歯車200とからなる。このピニオンは第1の複数個の歯を有し、これら複数個の各歯は、第1の歯形102を有する。この第1の歯形102は、第1歯形の中央線104を有し、第1歯形ピッチ点108で、ピニオン・ピッチ円106と交差する。ピニオン・ピッチ円106はピニオン・ピッチ円半径(Rp1)を有する。第1歯形102は、ピニオン100の歯元130内に存在する第1凹部134と、ピニオン100の歯先円120に存在する第1凸部124との間に在る第1遷移領域140を含む。ピニオン100は、第1の複数個の歯の歯数に対応するピニオン歯数(N1)を有する。
噛み合わせ歯車200は、第2の複数個の歯車を有し、これら複数個の歯車各々は、第2歯形202を有する。第2歯形202は、第2歯形中央線204を有し、第2歯形ピッチ点208で噛み合い歯車ピッチ円206と交差する。噛み合い歯車ピッチ円206は噛み合い歯車ピッチ円半径(Rp2)を有する。第2歯形202は、噛み合い歯車200の歯元230内に存在する第2凹部234と、噛み合い歯車200の歯先円220に存在する第2凸部224との間に在る第2遷移領域240を含む。第2凹部234は、ピニオン100の第1複数個の歯の第1歯形102の第1凸部124に結合する。第2凸部224は、ピニオン100の第1複数個の歯の第1歯形102の第1凹部134に結合する。噛み合い歯車200は、第2複数個の歯の歯数に対応する噛み合い歯車歯数(N2)を有する。
ピニオン100と噛み合い歯車200は、歯車対を形成し、この歯車対は、N2/N1に等しい歯数比(mG)と、中央距離(C)と、歯幅(Fw)と、(2×Rp2)/Fwに等しい歯幅係数(fw)を有する。
第1歯形102および第2歯形202の相対的曲率は、以下の式で表される。
+k=Ae‐Bξξ (4)
式中
ξ=s sin φ/mn (5)
1およびk2は、曲率の半径の逆数に等しい歯形曲率であり、AおよびBは使用者が選択する定数、mnは歯直角モデュール、ξはピッチ点を源とする中央線に沿う無次元座標である。使用者が、ξ=−1、ξ=0、ξ=1での相対的曲率を特定するので、ピニオンの歯元でのAおよびBに対する1対の値があり、歯先円では異なる対の値がある。
多くの歯車対に対する最適入力値を決定するため検討がなされた。1つの歯車対に対する結果の値を上下するので、中央距離は、係数では無い。歯車対は、それらの歯数と、歯幅係数とによって特定される。歯幅係数は、歯幅によって分割された歯車のピッチ直径として定義される。
上記の検討の結果は、3つの相対的曲率の値が全て等しいか、酷似している場合最低の負荷強度が発見されることを示している。このため、式(4)で得られる関数は、最早使用されず、相対的曲率は、噛み合いサイクルを通じて定数として特定される。従って、第1歯形102および第2歯形202の相対的曲率は第1の好ましい基準相対的曲率(Kref)の倍数であり、この倍数は、式Km×Krefによって得られ、式中Kmは、相対的曲率乗数である。
基準相対的曲率(Kref)は、考慮している歯車対と同一歯数と同一中央距離とを有する圧力角20度の平歯車のピッチ点での相対的曲率であり、オイラー・サヴァリ(Euler-Savary)式で得られらる。従って、
Figure 0004800220
以下に詳述する第2図の手順は、上記基準相対的曲率(Kref)に基づく以下の組み合わせケースに対する相対的曲率乗数(K)に対応する制限トルクを計算するために用いられる。
歯数比 (mG): 1.0、1.5、2.0、2.5、3.0、4.0、6.0、16.0
歯幅係数(fw): 4.0、5.0、6.0
上記の歯数比(mG)と歯幅係数(fw)との各組み合わせに対し、最大の制限トルクが得られるピニオン歯数(N1)と相対的曲率乗数(Km)が決定された。相対的曲率乗数(Km)を表5に示す。
Figure 0004800220
表5に示されている乗数に対応するピニオン歯数(N1)を表6に示す。
Figure 0004800220
歯数比(mG)と歯幅係数(fw)が上記の表中の数値間にある歯車対に対しては、相対的曲率乗数(Km)は一次補間法により決定される。例えば、歯数比(mG)が1.4で、歯幅係数が4.3であれは、相対的曲率乗数(Km)は次のように求められる。
Figure 0004800220
歯幅係数(fw)が4.0未満である歯車対に対しては、相対的曲率乗数(Km)は、歯幅係数(fw)が4.0である場合に得られる値に等しく設定される。歯幅係数(fw)が6.0より大きい歯車対に対しては、相対的曲率乗数(Km)は、歯幅係数(fw)が6.0である場合に得られる値に等しく設定される。歯数比(mG)が16.0より大きい歯車対に対しては、相対的曲率乗数(Km)は、0.43に等しく設定される。
ピニオン歯数(N1)が表6のものと異なる歯車対に対しては、表5の相対的曲率乗数(Km)が用いられはするが、その結果は、表6のピニオン歯数(N1)が用いられる場合の値より制限トルクが小さくなるという点で、最適ではない。
表5で得られるものより上の相対的曲率乗数(Km)では、制限トルクは緩慢に減少する。表5のものより下の相対的曲率乗数(Km)では、制限トルクは時々増加するか、もしくは増加するが、歯形接触比が1.0以下に落ちる。歯形接触比が1.0未満の歯車対は、一般には許可されるとは考えられないが、このギアは螺旋形なので、一定の角速度比を提供するという点で適切かもしれない。表5のものより上及び下の相対的曲率乗数(Km)でも、満足いく歯車対を設計するのに用いられるのは明白である。よって、表5の値より0.15下からそれより0.30上に亘る相対的曲率乗数(Km)の範囲もこの記載の範囲内である。
上記の下限より下の相対的曲率乗数(Km)では、歯形接触比が0.85未満であり、これはその歯車対は許可されない可能性が大であることを意味する。上記の上限より上の相対的曲率乗数(Km)では、制限トルクは、表5の相対的曲率乗数(Km)が用いられる場合の制限トルクの80%以下である。
上記の理由で、可能な相対的曲率乗数(Km)の範囲は、ai,j−δより大きくai,j+2δ未満に決定される。この式中δは約0.15でai,jは表5の少なくとも1つの相対的曲率乗数値に対応する。
第1歯形102および第2歯形202の相対的曲率は、また、択一的に式Kc×Fcにより得られる。式中Fcは、式Fc=(N1+N2)/(N1×N2×C)で得られる相対的基準曲率関数であり、Kcは、bi,j−δより大きいか、bi,j+2δ未満で、この式中δは、約0.439でbi,jは、歯数比(mG)と歯幅係数(fw)との間の所定の関係により得られる。この所定の関係は、以下の特性を有する相対的曲率乗数値表中の1つ以上の相対的曲率乗数値に対応する。
Figure 0004800220
歯幅係数(fw)が4.0未満の歯車対に対しては、その相対的曲率乗数(Kc)は、相対的曲率乗数(Kc)が4.0の場合に得られる値に等しく設定される。歯幅係数(fw)が6.0より大きい歯車対に対しては、その相対的曲率乗数(Kc)は、相対的曲率乗数(Kc)が6.0の場合に得られる値に等しく設定される。歯数比(mG)が16.0より大きい歯車対に対しては、その相対的曲率乗数(Kc)は、1.257に等しく設定される。表中の数値間にある歯数比あるいは歯幅係数の歯車対に対しては、補間法、好ましくは、1つ以上あるいは2つ以上の相対的曲率乗数値に基づく一次補間法が、相対的曲率乗数(Kc)を決定するのに用いられる。
歯幅(Fw)、ピニオン歯数(N1)、ピニオン・ピッチ円半径(Rp1)、噛み合い歯車歯数(N2)および噛み合い歯車・ピッチ円半径(RP2)の値を前もって決定するのに、表を見て相対的曲率乗数(Kc)を決定する代わりに、この乗数(Kc)は以下の5つの工程によっても決定される。
図2を参照すると、相対的曲率乗数(Kc)の決定は、歯形、接触カーブ、負荷強度、歯応力等を決定するための周知の方法を含む多工程手順からなる。これらの特徴ないしパラメータを決定する方法は、バキンガムにより、1949年版マグローヒル社のANALYTICAL MECHANICS OF GEARS(1963年ニューヨークで、ドウヴァー(Dover)により再発行された)で明らかにされたものと、米国特許6,101,892号とに記載されている。これらの刊行物全部は本願に組み込まれものであり、簡略のためここでは論じない。以下の手順に類似の手順が、相対的曲率乗数(Km)を決定するのに用いられるので、簡略の為相対的曲率乗数(Km)の決定もここでは論じない。
図2を参照して、相対的曲率乗数(Kc)の決定における第1工程310は、所定の入力トルクに対する複数個の負荷強度を決定することからなる。各負荷強度は、ピニオン100の複数個の角度位置のうちの特異なものと関連している。これら複数個の角度位置はピニオン100の1つの角度ピッチに亘っている。各負荷強度はピニオン歯数(N1)と試し相対的曲率乗数(K’c)に基づく。
即ち、工程310では、歯幅係数(fw)=(2×Rp2)/Fwと相対的基準曲率関数Fc=(N1+N2)/(N1×N2×C)が決定される。試し相対的曲率乗数(K’c)の値を例えば0.7≦K’c≦2.3の所定の範囲内で仮定すると、第1歯形102と、第2歯形202とが米国特許第6,101,892号の教示に従って決定される。或る値、例えば10,000インチ・ポンドを入力トルク(τinput )として仮定すると、ピニオン100の1つの角度ピッチに亘る複数個の角度位置が識別される。これらの複数個の角度位置の各々に対して接触カーブ位置が計算され、これらの接触カーブは複数個の小さな増分に分割される。これら複数個の増分の数は、200より多く500より少なくて、所望の正確な計算の結果に基づくのが好ましい。負荷強度として、任意の値、例えば、1,000ポンド/インチを仮定すると、各増分での接触力のトルク寄与分が決定される。このトルク寄与分を合計すると、仮定した負荷強度に対応する全トルクが得られる。次いで全トルクが仮定した入力トルク(τinput)に等しくなるよう仮定した負荷強度を引き下げていく。ピニオンの各角度位置に対して、全トルクに対応する縮小された負荷強度を決定する手順を繰り返し、最大の負荷強度をを更に処理する為選択する。
第2工程320は、複数個の負荷強度のうちの最大の負荷強度に対応する、例えば、接触応力、ピニオン・フィレット(隅肉)応力および噛み合わせ歯車のフィレット応力等の複数の歯応力を決定することからなる。
第3工程330は、上記の複数個の歯応力のうちの1つの応力が、歯車列が形成されている材料の1つの特徴である所定の制限応力に接近するよう、最大の負荷強度を、或る小さな負荷強度に引き下げることからなる。
第4工程340は、上記の引き下げられた負荷強度に対応する制限トルクを決定することからなる。この対応する制限トルクは、第1工程310で仮定した試し相対的曲率乗数(K’c)に対する歯車対の制限トルクに等しい。
第5工程350は、所定の範囲の試し相対的曲率乗数値の範囲内の複数の試し相対的曲率乗数(K’c)に対し第1工程310から第4工程340を繰り返し、相対的曲率乗数(Kc)として、最大の値を有する制限トルクに対応する試し相対的曲率乗数(K’c)を選択することからなる。
歯数比(mG)、中央距離(C)、歯幅(Fw)、および制限応力を前もって決定する場合表を見て相対的曲率乗数(Kc)の値を決定する代わりに、この乗数(Kc)を以下のように変形した上記の5工程の手順により決定できる。
第1工程310において、ピニオン歯数(N1)を試しピニオン歯数(N’1)に等しく設定する。
第5工程350aでは、第1工程310から第4工程340を、所定の範囲の試し相対的曲率乗数値内の複数の試し相対的曲率乗数(K’c)に対し繰り返し、最大の値を有する制限トルクに対応する試し相対的曲率乗数(K’c)をピニオン歯数関連試し相対的曲率乗数(K’’c)として選択する。
第6工程360が追加されている。第6工程は、所定の範囲の試しピニオン歯数、例えば、10≦N’1≦30の複数の試しピニオン歯数(N’1)に対し第1工程310から第5工程350を繰り返し、最大の値を有する制限トルクに対応するピニオン歯数関連試し相対的曲率乗数(K’’c)を相対的曲率乗数(Kc)として選択する。
当業者であれば、上記の実施例にたいして、その広い発明概念から逸脱することなく変形が可能であることが分かるであろう。よって、本発明は、記載された特定の実施例に限定されず、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の精神と範囲内の変形も含むものである。
本発明の好ましい実施例によるピニオンの歯とこれと噛み合ったギアの歯の歯形の正面図であり、図1Aは、図1の遷移領域の拡大図である。 図1のピニオンとこれと噛み合う歯車の第1歯形および第2歯形の相対的曲率の相対的曲率乗数を決定するための好ましい方法の線図である。

Claims (24)

  1. ピニオンであって、ピニオン歯数(N1)と、ピニオン・ピッチ円半径(Rp1)と、第1の複数個の歯を有し、これら第1の複数個の各歯は第1歯形を有するものと、
    上記のピニオンと噛み合う歯車であって、噛み合い歯車の歯数(N2)と、噛み合い歯車ピッチ円半径(Rp2)と、第2の複数個の歯とを有し、これら第2の複数個の各歯は第2歯形を有するものとからなるギア・システムにおいて、
    上記のピニオンと上記の噛み合い歯車とは歯車対を形成し、この歯車対は、N2/N1に等しい歯数比(mG)と、歯幅(Fw)と、(2×Rp2)/Fwに等しい歯幅係数(fw)とを有し
    第1歯形と第2歯形との相対的曲率は基準相対的曲率(Kref)の倍数であって、この倍数は、式Km×Krefにより決定され、式中
    Figure 0004800220
    で、Kmは、ai,j−δより大きくて、ai,j+2δ未満で、δは0と0.15との間であって、ai,jは、歯数比(mG)と歯幅係数(fw)との間の所定の関係により決定され、この所定の関係は、以下の特性を有する相対的曲率乗数値表中の1つ以上の相対的曲率乗数値に対応するもの。
    Figure 0004800220
  2. 歯幅係数(fw)が40未満の場合の相対的曲率乗数(kc)が、歯幅係数(fw)が4.0に等しい場合の相対的曲率乗数(kc)に対応する請求項1に記載のギア・システム。
  3. 歯幅係数(fw)が60より大きい場合の相対的曲率乗数(Km)が、歯幅係数(fw)が6.0に等しい場合の相対的曲率乗数(Km)に対応する請求項1に記載のギア・システム。
  4. 相対的曲率乗数(Km)が、上記の相対的曲率乗数値表中の2つ以上の相対的曲率乗数値に基づき補間法で得られた値に対応する請求項1に記載のギア・システム。
  5. δが0に等しい請求項1に記載のギア・システム。
  6. 相対的曲率乗数(Km)が、上記の相対的曲率乗数値表中の2つ以上の相対的曲率乗数値に基づき補間法で得られた値に対応する請求項5に記載のギア・システム。
  7. 請求項1に記載のギア・システムであって、
    第1歯形が、ピニオンの歯元内に存在する第1凹部と、ピニオンの歯先円内に存在する第1凸部との間に位置する第1遷移領域を含み、第2歯形が、噛み合い歯車の歯元内に存在する第2凹部と、噛み合い歯車の歯先円内に存在する第2凸部との間に位置する第2遷移領域を含み、第2凹部が、ピニオンの第1複数個の歯の第1歯形の第1凸部に結合し、第2凸部が、ピニオンの第1複数個の歯の第1歯形の第1凹部に結合するもの。
  8. 相対的曲率乗数(Km)が、上記の相対的曲率乗数値表中の2つ以上の相対的曲率乗数値に基づき補間法で得られた値に対応する請求項7に記載のギア・システム。
  9. δが0である請求項7に記載のギア・システム。
  10. 相対的曲率乗数が、上記の相対的曲率乗数値表中の2つ以上の相対的曲率乗数値に基づき補間法で得られた値に対応する請求項9に記載のギア・システム。
  11. ピニオンであって、ピニオン歯数(N1)と、ピニオン・ピッチ円半径(Rp1)と、第1の複数個の歯を有し、これら第1の複数個の各歯は第1歯形を有するものと、
    上記のピニオンと噛み合う歯車であって、噛み合い歯車歯数(N2)と、噛み合い歯車ピッチ円半径(Rp2)と、第2の複数個の歯とを有し、これら第2の複数個の各歯は第2歯形を有するものとからなるギア・システムにおいて、
    上記のピニオンと上記の噛み合い歯車とは歯車対を形成し、この歯車対は、
    (Rp1+Rp2)に等しい中央距離(C)と、N2/N1に等しい歯数比(mG)と、歯幅(Fw)と、(2×Rp2)/Fに等しい歯幅係数(fw)とを有し、
    第1歯形と第2歯形との相対的曲率は、式kc×Fcにより決定され、
    式中Fcは式Fc=(N1+N2)/(N1×N2×C)により決定される相対的基準曲率関数であり、kcは、bi,j−δより大きくて、bi,j+2δ未満で、δは0と0.439との間であって、bi,jは、歯数比(mG)と歯幅係数(fw)との間の所定の関係により決定され、この所定の関係は、以下の特性を有する相対的曲率乗数値表中の1つ以上の相対的曲率乗数値に対応するもの。
    Figure 0004800220
  12. 歯幅係数(fw)が4.0未満の場合の相対的曲率乗数(kc)が、歯幅係数(fw)が4.0に等しい場合の相対的曲率乗数(kc)に対応する請求項11に記載のギア・システム。
  13. 歯幅係数(fw)が6.0より大きい場合の相対的曲率乗数(kc)が、歯幅係数(fw)が6.0に等しい場合の相対的曲率乗数(kc)に対応する請求項第11項のギア・システム。
  14. 相対的曲率乗数(kc)が、上記の相対的曲率乗数値表中の2つ以上の相対的曲率乗数値に基づき補間法で得られた値に対応する請求項11に記載のギア・システム。
  15. δが0に等しい請求項11に記載のギア・システム。
  16. 相対的曲率乗数(kc)が、上記の相対的曲率乗数値表中の2つ以上の相対的曲率乗数値に基づき補間法で得られた値に対応する請求項15に記載のギア・システム。
  17. 請求項11に記載したギア・システムであって、
    第1歯形が、ピニオンの歯元内に存在する第1凹部と、ピニオンの歯先円内に存在する第1凸部との間に位置する第1遷移領域を含み、第2歯形が、噛み合い歯車の歯元内に存在する第2凹部と、噛み合い歯車の歯先円内に存在する第2凸部との間に位置する第2遷移領域を含み、第2凹部が、ピニオンの第1複数個の歯の第1歯形の第1凸部に結合し、第2凸部が、ピニオンの第1複数個の歯の第1歯形の第1凹部に結合するもの。
  18. 相対的曲率乗数(kc)が、上記の相対的曲率乗数値表中の2つ以上の相対的曲率乗数値に基づき補間法で得られた値に対応する請求項17に記載のギア・システム。
  19. δが0である請求項17に記載のギア・システム。
  20. 相対的曲率乗数(kc)が、上記の相対的曲率乗数値表中の2つ以上の相対的曲率乗数値に基づき補間法で得られた値に対応する請求項19に記載のギア・システム。
  21. 所定の歯数比(mG)と、所定の中央距離(C)と、所定の歯幅(Fw)と、所定の制限応力とを有し、
    ピニオン歯数(N1)と、第1の複数個の歯を有し、これら第1の複数個の各歯は第1歯形を有するピニオンと、
    上記のピニオンと噛み合う歯車であって、N2=mG×N1を満足する噛み合い歯車歯数(N2)と、第2の複数個の歯とを有し、これら第2の複数個の各歯は第2歯形を有するものとからなるギア・システムにおいて、
    上記のピニオンと上記の噛み合い歯車とは歯車対を形成し、この歯車対は、
    (2×N2×C)/((N1+N2)×Fw)
    に等しい歯幅係数(fw)を有し
    第1歯形と第2歯形との相対的曲率は、式kc×Fcにより決定され、
    式中Fc
    c=(N1+N2)/(N1×N2×C)
    により決定される相対的基準曲率関数であり、kcは、以下の工程からなる方法によって決定される相対的曲率乗数であって、その工程とは、
    (a) 所定の入力トルクに対する複数の負荷強度を決定し、各負荷強度は、ピニオンの複数の角度位置のうちの特異な角度位置に関連しており、上記の複数の角度位置は、ピニオンの1つの角度ピッチに亘り、各負荷強度は試し相対的曲率乗数(k’c)に基づており、
    (b) 上記の複数の負荷強度のうちの最大の負荷強度に対応する複数の歯応力を決定し、
    (c) 上記の複数の歯応力のうちの1つが予め設定されている制限応力の1つに接近するように、最大の負荷強度をある小さな負荷強度に引き下げ、
    (d) 上記引き下げられた負荷強度に対応する制限トルクを決定し、
    (e) 所定の範囲の試し相対的曲率乗数値のうちの複数の試し相対的曲率乗数(k’c)に対し、上記の工程(a)から(d)を繰り返し、最大の値を有する制限トルクに対応する試し相対的曲率乗数(k’c)を相対的曲率乗数(kc)として選択することからなるもの。
  22. 上記の所定の範囲の試し相対的曲率乗数が0.7から2.3である請求項21に記載のギア・システム。
  23. 所定の歯数比(mG)と、所定の中央距離(C)と、所定の歯幅(F)と、所定の制限応力を有し、
    ピニオンであって、ピニオン歯数(N1)と、第1の複数個の歯を有し、これら第1の複数個の各歯は第1歯形を有するものと、
    上記のピニオンと噛み合う歯車であって、N2=mG×N1を満足する噛み合い歯車歯数(N2)と、第2の複数個の歯とを有し、これら第2の複数個の各歯は第2歯形を有するものとからなるギア・システムにおいて、
    上記のピニオンと上記の噛み合い歯車とは歯車対を形成し、この歯車対は、
    (2×N2×C)/((N1+N2)×Fw)に等しい歯幅係数(fw)を有し
    第1歯形と第2歯形との相対的曲率は、式k×Fにより決定され、
    式中Fcは式
    =(N1+N2)/(N1×N2×C)
    により決定される相対的基準曲率関数であり、kcは、歯数比(mG)と、歯幅係数(fw)と、中央距離(C)と、制限応力の1つとの関数である相対的曲率乗数であるもの。
  24. 上記の相対的曲率乗数が、以下の工程からなる方法により決定される、請求項23に記載のギア・システムであって、その工程とは、
    (a) 所定の入力トルクに対する複数の負荷強度を決定し、各負荷強度は、ピニオンの複数の角度位置のうちの特異な角度位置に関連しており、上記の複数の角度位置は、ピニオンの1つの角度ピッチに亘り、各負荷強度は試しピニオン歯数(N’1)と試し相対的曲率乗数(k’c)に基づいており、
    (b) 上記の複数の負荷強度のうちの最大の負荷強度に対応する複数の歯応力を決定し、
    (c) 上記の複数の歯応力のうちの1つが所定の制限応力の1つに接近するように、最大の負荷強度を小さい負荷強度に引き下げ、
    (d) 上記引き下げられた負荷強度に対応する制限トルクを決定し、
    (e) 所定の範囲の試し相対的曲率乗数値のうちの複数の試し相対的曲率乗数(k’c)に対し、上記の工程(a)から(d)を繰り返し、最大の値を有する制限トルクに対応する試し相対的曲率乗数(K’c)をピニオン歯数に関連する試し相対的曲率乗数(K’’c)として選択し、
    (f) 所定の範囲の試しピニオン歯数内の複数の試しピニオン歯数(N’1)に対し、上記の工程(a)から(e)を繰り返し、最大の値を有する制限トルクに対応するピニオン歯数に関連する試し相対的曲率乗数(K’’c)を、相対的曲率乗数(Kc)として選択することからなるもの。
JP2006545378A 2003-12-18 2004-12-16 歯車の歯形曲率 Expired - Fee Related JP4800220B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US53075203P 2003-12-18 2003-12-18
US60/530,752 2003-12-18
PCT/US2004/042116 WO2005060650A2 (en) 2003-12-18 2004-12-16 Gear tooth profile curvature

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007514911A JP2007514911A (ja) 2007-06-07
JP4800220B2 true JP4800220B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=34710177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006545378A Expired - Fee Related JP4800220B2 (ja) 2003-12-18 2004-12-16 歯車の歯形曲率

Country Status (13)

Country Link
US (1) US7077026B2 (ja)
EP (1) EP1694986B1 (ja)
JP (1) JP4800220B2 (ja)
KR (1) KR20070037433A (ja)
CN (1) CN1898486A (ja)
AT (1) ATE370356T1 (ja)
AU (1) AU2004305064A1 (ja)
BR (1) BRPI0417745A (ja)
CA (1) CA2548107A1 (ja)
DE (1) DE602004008332T2 (ja)
DK (1) DK1694986T3 (ja)
ES (1) ES2293381T3 (ja)
WO (1) WO2005060650A2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101109436B (zh) * 2006-07-21 2011-02-16 北京交通大学 用于动力传动的增速或减速齿轮副
JP5423460B2 (ja) * 2010-02-12 2014-02-19 株式会社ジェイテクト 揺動歯車の加工方法および加工装置
US9267594B2 (en) 2010-08-24 2016-02-23 American Axle & Manufacturing, Inc. Controlled relative radius of curvature forged bevel gears with involute section
DE102011017411A1 (de) 2011-04-18 2012-10-18 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verzahnmaschine, Fingerfräser und Verfahren zum Formfräsen
EP2736668A2 (en) * 2011-07-29 2014-06-04 The Gleason Works Optimization of face cone element for spiral bevel and hypoid gears
JP6099649B2 (ja) * 2011-08-24 2017-03-22 ツェットエフ ウィンド パワー アントワープ エヌ ヴイZf Wind Power Antwerpen N.V. ギア変速システム
CN104896060B (zh) * 2015-03-03 2020-05-15 西安科技大学 一种双啮合区弧线齿圆柱齿轮机构及其加工方法
DE102015105524B4 (de) * 2015-04-10 2024-01-18 Wittenstein Se Getriebe
DE102015219505B4 (de) * 2015-10-08 2019-03-07 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Ritzelstartergetriebe mit korrigierter Zahnradgeometrie
JP2019500562A (ja) 2015-12-11 2019-01-10 ギア イノベーションズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 連続歯元面接触方式の共役歯車

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001519013A (ja) * 1997-04-10 2001-10-16 ジェネシス パートナーズ,エル.ピー. 歯車形状構成
US20020134184A1 (en) * 2001-03-23 2002-09-26 Hawkins Richard M. Non-involute gears with conformal contact

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US466923A (en) * 1892-01-12 Mechanical movement
US1313035A (en) * 1919-08-12 Internal geab
US1425144A (en) * 1921-06-30 1922-08-08 Henry J Schmick Toothed gearing
FR632830A (ja) * 1922-06-15 1928-01-16
US1601750A (en) * 1923-11-02 1926-10-05 Wildhaber Ernest Helical gearing
US2031888A (en) * 1928-08-24 1936-02-25 Hill Engineering Company Inc Tooth curve for rotors and gears
US1772986A (en) * 1929-09-13 1930-08-12 John Waldron Corp Silent steel gear
US1973185A (en) * 1931-08-14 1934-09-11 Trbojevich Nikola Gear and gear tooth
US2071317A (en) * 1934-02-05 1937-02-23 Archiebald S Barkley Aeroplane wing structure
US2091317A (en) * 1934-10-13 1937-08-31 Myron F Hill Gear tooth curve
US2230418A (en) * 1937-12-31 1941-02-04 Gleason Works Gear
US2207290A (en) * 1938-09-22 1940-07-09 Gear Specialties Inc Gear wheel
US2308558A (en) * 1941-04-03 1943-01-19 Gleason Works Gear
US2436231A (en) * 1945-10-20 1948-02-17 R W Cramer Company Inc Self-starting synchronous motor
US2686155A (en) * 1950-01-17 1954-08-10 Westinghouse Electric Corp Process for producing a molded solid molybdenum disulfide lubricant member
DE1089161B (de) * 1955-02-17 1960-09-15 Lemfoerder Metallwarengesellsc Herstellung von Polyurethan-Elastomeren mit niedrigem Reibungskoeffizienten nach demGiessverfahren
US2990724A (en) * 1956-04-06 1961-07-04 Borg Warner Internal-external gears
US2955481A (en) * 1957-03-22 1960-10-11 Lemforder Metallwaren G M B H Elastic gear- and sprocket wheels
DE1158315B (de) * 1961-01-31 1963-11-28 Daimler Benz Ag Rotationskolbenmaschine, insbesondere Rotationskolben-Brennkraftmaschine
GB1032095A (en) * 1961-12-11 1966-06-08 Ass Elect Ind Improvements relating to gear wheels and racks
US3251236A (en) * 1964-02-17 1966-05-17 Wildhaber Ernest Gear tooth shape
US3371552A (en) * 1965-08-30 1968-03-05 Mack Trucks Rolling contact gear
GB1232019A (ja) * 1967-09-04 1971-05-19
US3631736A (en) * 1969-12-29 1972-01-04 Illinois Tool Works Gear tooth form
US3709055A (en) * 1971-01-04 1973-01-09 L Grove Gear tooth profile
US3693225A (en) * 1971-03-16 1972-09-26 Ernest Wildhaber Rotary cutter for cutting teeth
JPS5412582B2 (ja) * 1972-07-26 1979-05-24
US4108047A (en) * 1974-10-05 1978-08-22 Lear Siegler, Inc. Gear crowning machine cam
US3937098A (en) * 1974-11-18 1976-02-10 Rouverol William S High torque gearing
JPS51117256A (en) * 1975-04-07 1976-10-15 Hasegawa Haguruma:Kk Double-contact two-line meshing type wn gear
CA1035599A (en) * 1975-04-16 1978-08-01 Kabushiki Kaisha Hasegawa Haguruma Multiple-contact type w-n gear
US3982445A (en) * 1975-09-02 1976-09-28 Rouverol William S High torque gearing
AT347986B (de) * 1975-12-17 1979-01-25 Voest Ag Einrichtung an einem konverter
US4640149A (en) * 1983-03-04 1987-02-03 The Boeing Company High profile contact ratio, non-involute gear tooth form and method
US4651588A (en) * 1986-03-03 1987-03-24 Rouverol William S Low-excitation gearing
JP2728670B2 (ja) * 1986-11-03 1998-03-18 ゲルマン アレクサンドロビチ ジュラフレフ 複合噛合形歯車装置
US5022280A (en) * 1988-03-29 1991-06-11 Boiko Leonid S Novikov gearing
US5098231A (en) * 1991-03-19 1992-03-24 Haug Edward W Shaper cutter with disposable spring type insert
US5271289A (en) * 1992-12-16 1993-12-21 Baxter Jr Meriwether L Non-involute gear
JP2836426B2 (ja) * 1993-03-26 1998-12-14 株式会社日立製作所 遊星歯車装置及び増減速歯車装置
US5546824A (en) * 1993-10-22 1996-08-20 Imo Industries Inc. Visual method and apparatus for adjusting gears and pinions
US6178840B1 (en) * 1997-04-10 2001-01-30 Genesis Partners, L.P. Gear form constructions
CA2482988C (en) * 2002-04-22 2011-05-31 Genesis Partners, L.P. Gear tooth profile

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001519013A (ja) * 1997-04-10 2001-10-16 ジェネシス パートナーズ,エル.ピー. 歯車形状構成
US20020134184A1 (en) * 2001-03-23 2002-09-26 Hawkins Richard M. Non-involute gears with conformal contact

Also Published As

Publication number Publication date
US20050132836A1 (en) 2005-06-23
EP1694986B1 (en) 2007-08-15
EP1694986A2 (en) 2006-08-30
WO2005060650B1 (en) 2006-06-15
AU2004305064A1 (en) 2005-07-07
DK1694986T3 (da) 2007-12-27
BRPI0417745A (pt) 2007-04-10
ATE370356T1 (de) 2007-09-15
KR20070037433A (ko) 2007-04-04
WO2005060650A3 (en) 2006-04-20
ES2293381T3 (es) 2008-03-16
CA2548107A1 (en) 2005-07-07
EP1694986A4 (en) 2007-01-03
JP2007514911A (ja) 2007-06-07
DE602004008332D1 (de) 2007-09-27
DE602004008332T2 (de) 2008-05-21
WO2005060650A2 (en) 2005-07-07
US7077026B2 (en) 2006-07-18
CN1898486A (zh) 2007-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4800220B2 (ja) 歯車の歯形曲率
Costopoulos et al. Reduction of gear fillet stresses by using one-sided involute asymmetric teeth
WO1998014296A1 (fr) Methode de conception et technique de fabrication d'engrenage, engrenage fabrique par ladite technique
JP4429390B2 (ja) 歯車装置システム
JP5542822B2 (ja) 歯車の歯部
JP2011528418A (ja) ハイポイドギアの設計方法およびハイポイドギア
JP2019500562A (ja) 連続歯元面接触方式の共役歯車
EP0656490A1 (en) Gear device having tooth profile reducing local frictional heat value and method of producing such a gear device
Mabie et al. Design of nonstandard spur gears cut by a hob
Zou et al. Optimization of tooth root profile of spur gears for maximum load-carrying capacity
CN106662234A (zh) 齿轮副
JP4474250B2 (ja) 円錐形インボリュート歯車対の設計方法及び円錐形インボリュート歯車対
MXPA06007001A (en) Gear tooth profile curvature
JPH0324350A (ja) コンケーブ円すい形歯車
JP3127757B2 (ja) 歯車並びに歯切り工具
Arikan Direct calculation of AGMA geometry factor J by making use of polynomial equations
JP4555959B2 (ja) 高強度浸炭歯車およびその製造方法
Goldfarb et al. New approach to computerized design of spur and helical gears
JP4474251B2 (ja) 円錐形インボリュート歯車対
WO2023067685A1 (ja) 歯車対
Turof et al. Use of kinematic restrictions in case of parralel spur gearing design
Arikan Determination of addendum modification coefficients for spur gears operating at non-standard center distances
JP2003322245A (ja) 食い違い軸歯車の製造方法
Kalligeros et al. Development of a free-form tooth flank optimization method to improve pitting resistance of spur gears
JP6030387B2 (ja) 歯車の歯先修整の評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4800220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees