JP4798984B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、遊技機の電源投入時や、非遊技状態時に、上記演出手段において呼び込み演出を行うものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
呼び込み演出としては、例えば、画像表示装置上で文字情報やキャラクタの動作からなる一連の呼び込み表示を、所定時間毎に繰り返して行われている。
一方、上記遊技機には、大当りの発生確率を複数段階で設定変更可能な確率設定装置が備えられたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記確率設定装置により確率設定値の変更を行う場合には、当該遊技機の電源を一旦OFFしたのち、キー操作により設定値を変更するようになっている。即ち、従来の確率設定変更は、遊技機の電源がOFFからONにすることを条件としていた。
しかしながら、このような状態で、一部の遊技機の確率設定値を変更する場合、その設定変更作業には該当遊技機での電源を落とす必要があることから、設定変更した遊技機のみが、他の遊技機と呼び込み演出の動作タイミングがずれることとなってしまう。
このような状況のまま開店を行ってしまうと、来店した遊技者に対して、上記した呼び込み演出の動作タイミングのズレが発見されてしまう虞があり、非常に隠匿性を要する設定変更作業が認識されてしまい、遊技店が不利となってしまう虞があった。
また、設定変更作業の終了後、再度電源を一斉に立ち上げたり、遊技機の電源を1台ずつ立ち上げたりすることも考えられるが、いずれにしても余分な作業が必要になってしまう。
遊技に関わる演出を行う演出手段と、
電源投入から遊技が開始されるまでの間に、前記演出手段において一連の呼び込み演出を繰り返して行わせる呼び込み演出制御手段と、
を備え、
前記呼び込み演出制御手段は、前記一連の呼び込み演出の実行タイミングを所定の時期において遅延させることで、当該一連の呼び込み演出が一斉に電源投入された他の遊技機での呼び込み演出の実行タイミングと同調することを防止する呼び込み演出非同調化手段を備え、
前記呼び込み演出非同調化手段は、
前記設定装置の設定変更が可能な設定変更モードで電源投入がなされた場合は、該設定変更モードが終了すると前記一連の呼び込み演出を実行し、
前記設定変更モードでなく電源投入がなされた場合は、前記一連の呼び込み演出の実行タイミングを遅延させるための遅延時間の経過後に前記一連の呼び込み演出を実行し、
該遅延時間が経過するまでは前記演出手段において初期画像を表示させることを特徴としている。
また、演出手段とは、スロットマシンにおける液晶表示装置、ドラム表示装置、ドットLED表示装置などのサブ情報表示装置の他、パチンコ遊技機の特別図柄表示装置も含む。
また、ランプ、LED等の発光装飾装置や、スピーカを含む音声出力装置などを含むものとしても良い。
また、所定の時期とは、例えば、電源投入から最初の呼び込み演出が開始されるタイミング、もしくは、上記最初の呼び込み演出の終了後の次回以降に実行される一連の呼び込み演出の開始されるタイミングのことである。
また、呼び込み演出の実行タイミングを遅延させる時間は、各遊技機で同じにならないように個々に設定されることが好ましい。なお、呼び込み演出の実行タイミングの違いにより、設定変更をした遊技機が認識できなければ、同じ遅延時間を有する遊技機が存在していても良く、必ずしも各遊技機どうしでまったく異なる時間を設定しなくても良い。
前記呼び込み演出非同調化手段は、前記一連の呼び込み演出の実行タイミングを遅延させる時間を、遊技に関わる所定の入力信号を反映させて作成する遅延時間作成手段と、
該遅延時間作成手段により作成された遅延時間を電源遮断時にもバックアップするバックアップ手段と、を備え、
該バックアップ手段によりバックアップされた遅延時間を次の電源の投入時において呼び込み演出を実行する際に使用することを特徴とする。
また、「入力信号を反映させて(遅延時間を)作成する」とは、上述のような入力信号によって、例えば、パチスロ遊技機においては、抽選によってボーナスの当選が決定したときから実際にボーナス図柄(例えば「7」)が揃うまでの時間やボーナスの実行時間、パチンコ遊技機においては大当たり状態の実行時間が計時でき、この時間を遅延時間とすることである。
遅延時間は、乱数により作成することも考えられるが、電源投入からの時間が余り経過していないので、各遊技機で乱数値に違いがあまりでない可能性がある。
しかしながら、本発明によれば、遊技者による遊技に関わる操作は様々であることから、この操作における入力信号を呼び込み演出の実行タイミングの遅延時間の作成に反映さることで、遅延時間を様々な値に変化させることができ、上記タイミングの同調の他、同調に近い状態の発生も防止できる。
電源投入時に、前記賭数が入力された賭け状態がバックアップされていた場合には、当該賭け状態を無効化する賭け状態無効化手段を備えたことを特徴とする。
また、「無効化」とは、賭け状態およびそれに対応した遊技媒体の入力を無効にするものの他、既に賭けられていた賭数分の遊技媒体を払い戻すことも含む。
遊技者の中には、設定変更を知るために、前日の閉店間際に、例えば、スロットマシンにおいて、最高3ベットの賭数のうち1ベットのみ入力した状態にしておき、次の日の開店時にその状態が保持されているか否かを確認すること(設定変更が行われた場合、ベット状態はクリアさせてしまうため)で、当該遊技機での設定変更の有無を調べる遊技者が存在するが、設定変更をしなくても電源投入時に賭け状態を無効化するようにしたことで、そのような行為を防止できる。したがって、上記請求項1の発明に本請求項の発明を付加することで、さらに設定変更が遊技者に知られてしまうことを防止できる。
電源投入時に、以前のゲームで賭けられた賭数の報知状態がバックアップされていた場合には、当該報知状態をクリアする報知状態クリア手段を備えたことを特徴とする。
例えば、最高3ベットの賭数のうち1ベットのみ入力(通常では行われないベット入力)してゲームを行うと1ベットの賭数の報知状態がゲーム終了後においても継続して行われる。遊技者の中には、設定変更を知るために、前日の閉店間際に、上記のように1ベットのみ入力してゲームをし、次の日の開店時にその報知状態が保持されているか否かを確認すること(設定変更が行われた場合、報知状態はクリアさせてしまうため)で、当該遊技機での設定変更の有無を調べる遊技者が存在するが、設定変更をしなくても電源投入時に報知状態をクリアするようにしたことで、そのような行為を防止できる。したがって、上記請求項1の発明に本請求項の発明を付加することで、さらに設定変更が遊技者に知られてしまうことを防止できる。
遊技者の中には、設定変更を知るために、前日の閉店間際に、例えば、クレジットを残しておき、次の日の開店時にそのクレジットが保持されているか否かを確認すること(設定変更が行われた場合、クレジットはクリアさせてしまうため)で、当該遊技機での設定変更の有無を調べる遊技者が存在するが、設定変更をしなくても電源投入時にクレジット分の遊技媒体を自動的に排出するようにしたことで、そのような行為を防止できる(開店時に皿の中に遊技媒体があるか否かを確認することで、設定変更の有無が知られる虞があるが、皿内の遊技媒体の回収は比較的容易であるので、上記自動排出する効果はある)。したがって、上記請求項1の発明に本請求項の発明を付加することで、さらに設定変更が遊技者に知られてしまうことを防止できる。
なお、クレジットが比較的少量(例えば、3枚以下など)の場合にのみ自動排出するようにすれば、例えば、通常の遊技中に落雷等により停電が発生しても、その停電の復帰後にクレジットが払い出されてしまうことを防止(通常遊技中は比較的多量のクレジットがあるため)でき、遊技者が不満となることを防止できる。また、この場合にもクレジットが少量の場合には自動払出が行われてしまうが、少量の払出ではそれほど遊技者は不満感を持つこともない。
本実施形態では、スロットマシンとしてのパチスロ遊技機100について説明を行う。
図1に示すスロットマシンとしてのパチスロ遊技機100は、前面が開放した箱形の機枠(図示略)の内部に各種の機器が設けられるとともに、この機枠の前面に、前扉(前面枠)2が、片開き形式に開閉可能に設けられることで概略構成されている。
各モータ611〜613は、それぞれステッピングモータ等から構成され、各々、後述する遊技制御装置50の制御下で作動し、対応するリール20a〜20cをそれぞれ独立に、軸周りに回転駆動ならびに回転停止させることが可能となっている。
さらに、変動表示の開始後、(後述するリール停止ボタン14a,14b,14cの停止操作に基づき)各モータ611〜613によりリール20a〜20cの全てを停止させることで、上下に3列、横に3列で、都合9つの図柄を変動表示手段20にて図柄表示窓5を介して停止状態で表示する停止表示を行うようになっている。
即ち、例えば、変動表示手段20における各リール20a〜20c中段の図柄を横切る有効化可能ライン(中段横ライン)、変動表示手段20における各リール20a〜20c上段の図柄を横切る有効化可能ライン(上段横ライン)、変動表示手段20における各リール20a〜20c下段の図柄を横切る有効化可能ライン(下段横ライン)、変動表示手段20において第1リール20a下段−第2リール20b中段−第3リール20c上段にかけて各リールを斜めに横切る有効化可能ライン(右上がりの斜めライン)、及び、変動表示手段20において第1リール20a上段−第2リール20b中段−第3リール20c下段にかけて各リールを斜めに横切る有効化可能ライン(右下がりの斜めライン)の都合5つの有効化可能ラインが設定されている。
このように、有効化可能ラインは、ゲームが行われていない場合には有効となっていないが、ゲームが行われた場合に入賞を成立させるために有効化することが可能なラインである。
さらに、前扉2前面において、図柄表示窓5の下方には、第1リール20a、第2リール20b、および、第3リール20cとそれぞれ1対1で対応付けられ、対応するリール20a〜20cの回転をそれぞれ停止させて図柄を停止表示させるためのストップボタン、即ち、第1リール停止ボタン14a、第2リール停止ボタン14b、および、第3リール停止ボタン14cが設けられている。
さらに、パチスロ遊技機100は、その機枠の内部に、図2に示すように、演出手段としてのスピーカ等の音出力部60と、入賞結果態様の成立に基づきメダルを払い出すメダル払出部80(例えばホッパー)を備えている。
このうち、遊技制御装置50は、CPU51、ROM52、RAM53、I/F(Interface)54、乱数発生器55等を備えて構成されている。
ROM52には、各種処理を実行するための制御プログラムや制御データが書き込まれている他、後述する内部抽選用等の各種抽選の判定値などが書き込まれている。
RAM53は、乱数発生回路で生成される各種の内部抽選用の乱数の記憶領域、各種データ(例えば、メダルのクレジット数のデータ、メダルのベット数のデータ、各種フラグの状態のデータ、入賞結果態様が成立した入賞に基づく払い出しに係るデータ、及び、呼び込み表示の開始遅延時間に係るデータなど)を一時的に記憶する記憶領域、各種タイマ記憶領域ならびに、CPU51の作業領域を備えている。また、図示しないバックアップ電源(コンデンサ)により、これらのデータをバックアップデータとして電源遮断時にも保持できるようになっている。
1ベットスイッチ10aは1ベットボタンが操作されたことを、マックスベットスイッチ9aはマックスベットボタン9が操作されたことを、それぞれ検出するためのスイッチである。クレジット選択スイッチ12aは、クレジット選択ボタン12が操作されたことを検出するためのスイッチである。払い出しメダル検出センサ640は、メダル払出部80により受皿18に払い出されるメダル数を検出するためのセンサである。
このような設定装置630における設定変更の方法は、まず、パチスロ遊技機100の電源が落とされた状態で設定装置630の鍵穴に専用の鍵を差し込んで回し、この状態でパチスロ遊技機100の電源を投入する。なお、すでにパチスロ遊技機100の電源が投入されている場合は、鍵を差し込んで回した後に一旦電源を落とし、再投入するようにしても良い。この操作によってパチスロ遊技機100の設定変更が可能な設定変更モードに変更される。つまり、パチスロ遊技機100の設定変更を行うには、電源の投入が条件となる。上述のようにして電源を投入すると、例えば、クレジット数表示部7に現在の設定が表示される。この状態においては、設定装置630の設定変更スイッチを押す毎に、順次、設定が変更(1から6の順に変化)されるようになっており、クレジット数表示部7にもその設定が表示される。このように設定変更スイッチを操作し、クレジット数表示部7に表示される設定を所望の設定にした後スタートレバー13を操作すると、パチスロ遊技機100の設定がクレジット数表示部7に表示されている設定に変更される。そして、設定装置630に差し込んだ鍵を、最初に回した方向と逆方向に回して抜くことで、クレジット数表示部7に表示されていた設定が消えるとともに、設定変更モードが終了し、設定変更が完了する。
なお、外部信号出力部620は、遊技制御装置50からパチスロ遊技機100の外部に対し出力される外部信号を中継するものである。
乱数発生器55は、所定サイクル時間毎に、乱数を更新(例えば+1)し、遊技制御装置50は、スタートレバースイッチ13aの検出タイミングで、その時点の乱数をサンプリングする回路を有している。
なお、停止制御とは、遊技制御装置50による第1〜第3リール用モータ611〜613の制御により、図柄表示窓5内に停止表示される各リール20a〜20cの図柄を決めるものである。
また、停止制御においては、入賞が当選していない時に、入賞が成立となる停止図柄の組合せとなるのを防止するように、入賞が成立する停止図柄が有効ラインに停止するタイミングで停止操作が行われた場合に、遊技制御装置50はリール20a〜20cを停止させるタイミングを遅らせて入賞が成立する停止図柄が有効ラインを通り過ぎるようにする停止制御、所謂蹴飛ばし停止制御を行うようになっている。
また、第1〜第3リール用モータ611〜613をステッピングモータとした場合に、ステッピングモータに出力される制御信号(ドライバからのパルス状の駆動信号)のパルス数により、各リール20a〜20cの位相を決めることができるとともに、第1〜第3リール位置検出センサ601〜603により、各リール20a〜20cの位相を検出することができ、これらから各リール20a〜20cの位相に基づいて停止図柄を制御することができる。
また、演出制御装置70は、遊技制御装置50の制御下で或いは独自の制御により音出力部60に音信号を出力している。
また、演出制御装置70は、遊技制御装置50の制御下で或いは独自の制御によりリール裏面ランプ665の各ランプのON、OFFを行うための制御信号を出力している。
そして、ROM702には、表示装置4で画像表示を行うための各種の画像データ等が記憶されている。また、ROM702には、効果音、音楽、音声等の音データが記憶されている。
パチスロ遊技機100は、以上のように構成されていて、遊技制御装置50等の制御系により、以下に説明する遊技制御を行うようになっている。
なお、このパチスロ遊技機100のゲームでは、通常の当選確率に基づく内部抽選によりBB入賞やRB入賞等のボーナス入賞を含む各種入賞の内部抽選を行う通常遊技状態と、通常遊技状態においてBB入賞もしくはRB入賞が当選して成立した場合(ゲームの結果が特別結果となった場合)に行う、多くの遊技価値(メダル)を獲得可能な特別遊技状態と、後述するように、極めて高い確率でJAC入賞が成立するJACゲームを行う特殊遊技状態とがある。
RB入賞が当選して成立した場合に行われる特別遊技状態(RB状態)では、極めて高い確率でJAC入賞が成立する特殊遊技状態としてのJACゲームが行われる。
また、BB入賞が当選して成立した場合に行われる特別遊技状態(BB状態)では、所定の小役入賞(この例におけるメイン小役である太鼓小役入賞)の当選確率を通常より高くした小役ゲームが行われるとともに、小役ゲーム中に特定入賞としてJACIN入賞(ボーナスイン入賞)に当選した場合に、RB入賞の場合と同様の特殊遊技状態としてのJACゲームが行われる。
また、後述する呼び込み演出を行うための処理が行われる。なお、この処理については後に詳しく説明する。
ベット処理においては、まず、クレジット選択ボタン12により「非クレジット状態」を選択している場合にメダル投入口6よりメダルが投入されると、この投入されたメダルを投入メダル検出センサ6aが検出して該検出信号を遊技制御装置50に入力する。すると、遊技制御装置50は、この検出信号に基づいて、メダルのベット数の記憶を加算するとともに、そのベット数をベットライン表示部31に表示する(報知状態とする)。すなわち、ベット入力がされて、未だその分のゲームが実行されていない賭け状態となる。
ただし、ベット数には、所定の上限値(例えば、3枚)が設定されているため、上限値を超えるメダルを投入した場合には、超えた分のメダルについてはベット数に加算せずに受皿18へと返却するようになっている。
この場合も同様に、遊技制御装置50は、メダルの検出信号に基づいてメダルのベット数の記憶を加算するとともに、そのベット数をベットライン表示部31に表示する。
さらに、ベット数の上限値(3枚)を超えるメダルを投入した場合には、超えた分のメダルについてはベット数に加算せずに、メダルのクレジット数の記憶を1ずつ加算するとともに、その加算結果をクレジット数としてクレジット数表示部7に表示する。
さらに、メダルのクレジットがある状態で、1ベットボタン10又はマックスベットボタン9を操作すると、操作に応じた数のメダルをベットするとともに、クレジット数の記憶をベット数分減算するようになっている。このようなベットの操作を賭入力と言う。
また、メダルのベット数(賭数)に応じて複数の有効化可能ラインのうち有効化されて有効ラインとなる数が変化するようになっている。
そして、ベット数に応じて有効化した有効化可能ライン、すなわち有効ライン上で入賞に対応する所定の入賞結果態様が形成された場合のみ入賞が成立し、メダルの払い出しを行う。逆に、この有効ライン以外のラインで入賞結果態様が形成されても入賞は成立しないので、入賞に対応したメダルの払い出しは行わない。
スタートレバー13が操作された際に、スタートレバースイッチ13aが有効となっていれば、スタートレバー13の操作をスタートレバースイッチ13aが検出し、この検出信号が遊技制御装置50のCPU51に入力され、遊技制御装置50において、抽選処理が行われる(ステップS3)。なお、ベット数が上限となっていなければ、スタートレバースイッチ13aが操作された時点でベット数が確定する。
そして、抽出された乱数と、入賞判定テーブルの何れかの入賞に対応する判定値が一致した場合には、一致した判定値に対応する入賞が当選となる。一方、何れの入賞の判定値とも抽出された乱数と一致しなかった場合には、外れとなる。そして、入賞が当選した場合には、当選した入賞の種類に対応する入賞当選フラグをRAM53上の所定の記憶領域にセットする。すなわち、遊技制御装置50は抽選手段をなす。
図4の図表に示すように、入賞にはビッグボーナス入賞(BIG BONUS、BB入賞)、レギュラーボーナス入賞(REG BONUS、RB入賞)、リプレイ入賞(REPLAY)、及び、小役入賞(太鼓小役、はっぴ小役、一番小役およびチェリー小役)が含まれる。
BB入賞の場合は、有効ライン上に「7,7,7」が揃うことにより入賞結果態様が成立して特別結果となり、15枚のメダルを払い出す。
小役入賞の太鼓小役の場合は、有効ライン上に「太鼓,太鼓,太鼓」が揃うことにより入賞結果態様が成立し、10枚のメダルを払い出す。
小役入賞のはっぴ小役の場合は、有効ライン上に「はっぴ,はっぴ,はっぴ」が揃うことにより入賞結果態様が成立し、15枚のメダルを払い出す。
小役入賞の一番小役の場合は、有効ライン上に「一番,一番,一番」が揃うことにより入賞結果態様が成立し、1枚のメダルを払い出す。
なお、これらの各入賞のうち、BB入賞及びRB入賞の入賞当選フラグは、該入賞当選フラグが成立したゲーム以降、該入賞当選フラグに対応する入賞結果態様が成立してBB状態又はRB状態を開始するまで継続して毎回のゲームに持ち越される。また、これに対して、小役入賞及びリプレイ入賞の入賞当選フラグは該入賞当選フラグが成立したゲームのみ有効で、次回以降のゲームには入賞当選フラグが持ち越されない。
つまり、入賞のうち、BB入賞とRB入賞は、その成立により遊技者に特別の遊技価値を付与可能となるボーナス入賞となっていて、これらボーナス入賞は成立することにより所定の価値に加えて特別の遊技価値を付与可能となっている。すなわち、特別遊技状態では、遊技価値の獲得が容易となるようにゲームが制御される。
JACゲームでは、メダルのベット数(上限)が、例えば、1枚となり、この1ベットに対応する有効ライン(例えば、中段横ライン)上にJAC図柄が揃ったとき(例えば、リプレイ入賞の入賞結果態様が成立したとき)にJAC入賞となり、このJAC入賞により所定数(例えば、15枚)のメダルを払い出す。
このRB状態は、該RB状態中にJACゲームを12回行うか、又は、該RB状態中にJAC入賞が8回成立するか、の何れかの条件が成立することにより終了する。
従って、パチスロ遊技機100においては、特別遊技状態中(BB状態中)のゲームにおいて、予め定められている特定入賞が成立した場合に、遊技価値の獲得が極めて容易なゲームを複数回実行可能な特殊遊技状態(JACゲーム)を発生する。
そして、JACIN入賞の成立により、所定数(本実施の形態の場合、例えば、2枚(なお、0枚でも良い))のメダルを払い出すとともに、小役ゲームを一時中断してJACゲームを開始する。また、JACゲーム終了後にBB状態の小役ゲームを再開する。また、JACゲームの実行回数には上限(例えば、3回)が決められており、上限となる回数のJACゲームが発生した場合には、上限回数となるJACゲームが終了した際にBB状態を終了する。
従って、例えば、BB状態中に小役ゲームを上限回数(30回)行うか、又は、該BB状態中にJACゲームを上限回数(3回)まで行うか、の何れかの条件が成立することによりBB状態が終了する。
リール変動開始処理においては、遊技制御装置50は、スタートレバースイッチ13aからの検出信号の入力に基づき、第1〜第3リール用モータ611〜613に対して各リール20a〜20cの回転開始を指示する制御信号を送る(各リール20a〜20cを回転開始させる制御を行う)。これにより、図柄の変動表示を行う状態となる。
そして、各リール20a〜20cの停止操作が可能となった状態で、各リール停止ボタン14a〜14cを個別に順次操作すると、各リール停止スイッチ14d〜14fからの操作信号がそれぞれ遊技制御装置50に入力される。
遊技制御装置50は、ROM52に記憶された複数の停止テーブルから遊技状態と入賞の抽選結果(抽選処理において各入賞当選フラグがセットされたか否か)、ベット数、リール停止スイッチ14d〜14fの操作順に対応する停止テーブルを選択して読み出す。通常遊技状態の場合には、小役入賞、リプレイ入賞が当選し、対応する入賞のフラグがセットされている場合に、入賞当選フラグに対応する入賞を成立させる組合せの停止図柄を有効ライン上に引込停止制御するための停止テーブル、すなわち、入賞当選フラグに対応する入賞を成立させるかもしくは成立を可能とする停止テーブル(引込停止テーブル)を選択する。
入賞成立判定処理においては、リール位置検出センサ601〜603からの検出信号に基づいて停止したリール20a〜20cの停止角度及び入賞当選フラグの状態から、実際に変動表示手段において入賞が成立しているか否かを確認する。そして、入賞が成立していない場合には、入賞成立判定処理を終了し、入賞が成立している場合には、成立した入賞情報(例えば、成立した入賞の種類等を示す入賞成立フラグ)をRAM53に記憶して入賞成立判定処理を終了する。
呼び込み演出は、電源投入時や、一定時間遊技が行われなかったときに、パチスロ遊技機100に備えられた演出手段としての表示装置4に、文字情報やキャラクタの動作などからなる一連の呼び込み表示(デモ表示)を所定時間ごとに繰り返して行うものである。
なお、呼び込み演出は表示装置4ではなく、ランプ、LEDなどを備えた枠装飾装置660、スピーカなどの音出力部60により所定の発光パターンからなる一連の発光表示や、楽曲や音声合成からなる一連の音で行うようにしても良いし、これらを併用して行っても良い。
図5に示すメインのフローチャートにおける初期処理(ステップS1)において、図7に示す遅延時間の経過を監視する呼び込み遅延時間監視処理が行われる。この呼び込み遅延時間監視処理では、まず、電源投入時であるか否かが判定される(ステップS8)。そして、電源投入時であった場合は、設定装置630において設定変更が可能な設定変更モードであるか否かが判定される(ステップS9)。
また、電源投入時であるか否かの判定(ステップS8)において、電源投入時でない場合は、電源投入から呼び込み演出開始までの時間である遅延時間が経過したか否かの判定(ステップS11)に進む。
また、設定変更モードであるか否かの判定(ステップS9)において、設定変更モードでなかった場合は、RAM53のバックアップデータから遅延時間データを読み出してRAM53のタイマ記憶領域にセットし(ステップS10)、遅延時間が経過したか否かの判定(ステップS11)に進む。
また、遅延時間が経過したか否かの判定(ステップS11)において、セットされた遅延時間が経過していた場合は、演出制御装置70に呼び込み演出を行わせるための呼び込み表示コマンドをI/F54にセットし(ステップS13)、呼び込み遅延時間監視処理を終了する。
また、設定変更が終了したか否かの判定(ステップS12)において、設定変更が終了していた場合は、呼び込み表示コマンドをI/F54にセットし(ステップS13)、呼び込み遅延時間監視処理を終了する。I/F54にセットされた呼び込み表示コマンドは、この後演出制御装置70に出力され、演出制御装置70において呼び込み演出を行う処理がなされる。
つまり、設定変更が行われる場合には遅延時間は設定されず、この場合の呼び込み演出の実行タイミングは、RAM53にバックアップされていた遅延時間とは関係なく、設定変更の終了時となる。
この呼び込み表示開始遅延処理においては、まず、電源投入時であるか否かが判定される(ステップS14)。電源投入時であるときは、表示装置4に機種名などの初期画像を表示する処理(ステップS15)を行った後、遊技制御装置50から呼び込み表示コマンドが入力されたか否かの判定(ステップS16)に進む。
また、電源投入時であるか否かの判定(ステップS14)において、電源投入時でないときは、呼び込み表示コマンドが入力されたか否かの判定(ステップS16)に進む。
また、呼び込み表示コマンドが入力されたか否かの判定(ステップS16)において、呼び込み表示コマンドが入力されていた場合は、呼び込み画像を表示装置4に表示する処理(ステップS17)を行った後、呼び込み表示開始遅延処理を終了する。
以上のような処理によって、表示装置4においては、電源の投入時から遅延時間が経過するまでは機種名などの初期画像が表示され、遅延時間が経過した後、呼び込み表示が行われる。
以上のことから、遊技制御装置50、演出制御装置70は、呼び込み演出を繰り返して行わせる呼び込み演出制御手段をなす。
呼び込み遅延時間作成処理においては、まず、図5に示すフローチャートの抽選処理(ステップS3)において、ボーナス入賞(BB入賞、RB入賞)があり、RAMの記憶領域にボーナス入賞当選フラグがセットされているか否か(ボーナスフラグがONかOFFか)が判定される(ステップS18)。ボーナス入賞当選フラグがセットされていない場合(ボーナスフラグがOFFの場合)は、呼び込み遅延時間作成処理を終了する。
また、ボーナス入賞当選フラグがセットされているか否かの判定(ステップS18)において、ボーナス入賞当選フラグがセットされている場合(ボーナスフラグがONの場合)は、遅延時間データが作成中であるか否かの判定(ステップS19)に進む。
また、遅延時間データが作成中であるか否かの判定(ステップS19)において、未だ遅延時間データが作成中でなかった場合は、遅延時間データの作成を開始する処理(ステップS20)として、RAM53のタイマ記憶領域で計時を開始する処理を行い、ボーナスが成立したか否かの判定(ステップS21)に進む。
また、ボーナスが成立したか否かの判定(ステップS21)において、ボーナスが成立していた場合は、RAM53のバックアップデータの遅延時間データを更新する処理(ステップS22)を行う。
また、本発明をパチンコ遊技機に適用する場合には、大当り状態の実行時間を利用してもよい。大当り状態の実行時間は、変動入賞装置(大当たりとなることで開放される大入賞口)への遊技球の入賞タイミング(変動入賞検出の入力信号のタイミング)に応じて変化することとなるので、各遊技機で遅延時間が変化することとなる。
また、BB状態の実行時間(大当たり状態の実行時間)が所定の時間以上になった場合は、上述のようにあらかじめ用意された遅延時間を設定するようにしたり、遅延時間データを一旦クリアした後、再度作成することを繰り返すようにしたりしても良い。
これに対応するため、上述したように呼び込み表示をランダムに開始するモードと、従来のように固定時間で呼び込み表示を開始することで同調化するモードとを切換可能な切換スイッチを遊技制御装置50に設け、適宜切り換えられるようにしても良い。
遅延時間は、乱数により作成することも考えられるが、電源投入からの時間が余り経過していないので、各遊技機100で乱数値に違いがあまりでない可能性がある。
しかしながら、本発明によれば、遊技者による遊技に関わる操作は様々であることから、この操作における入力信号を呼び込み演出の実行タイミングの遅延時間の作成に反映さることで、遅延時間を様々な値に変化させることができ、上記タイミングの同調の他、同調に近い状態の発生も防止できる。
なお、基本的に本実施形態の遊技機は、第1実施形態の遊技機と略同様の構成を有しており、以下、第1実施形態の遊技機と相違する部分を中心に説明する。
遊技者の中には、前日の閉店間際に、トラップとして、例えば、1ベットのみ入力したり、1ベットを入力して遊技を行いベットライン表示部31に1ベットの報知状態を残したり、また、少量のクレジットを残したりした状態して帰り、翌日の開店時にこの状態が保持されているか否かを確認することで、設定変更の有無を知ろうとする遊技者が存在する。本実施形態のパチスロ遊技機100では、このようなトラップを電源投入時にクリアすることで、設定変更の有無を知られてしまうことを防止している。
また、遊技開始時であるか否かの判定(ステップS30)において、遊技開始時であった場合は、RAM53のバックアップデータのトラップフラグをクリアする処理(ステップS31)が行われ、非遊技時間が所定時間を経過しているか否かの判定(ステップS32)に進む。
また、非遊技時間が所定時間を経過しているか否かの判定(ステップS32)において、非遊技時間が所定時間を経過している場合は、RAM53のバックアップデータにトラップフラグをセットする処理(ステップS33)を行い、トラップ監視処理を終了する。
例えば、遊技を行っているときに突然の停電により遊技機100の電源が落ちた場合は、非遊技時間が所定時間を経過していないのでトラップフラグはセットされておらず、停電から復旧した際に、後述するトラップの無効化処理が行われないようになっている。
これに対し、閉店後に電源を落とす場合は、閉店からある程度の時間をおいて電源を落とすことで非遊技時間が所定時間を経過するのでトラップフラグがセットされ、次回(開店時)の電源投入時に後述するトラップの無効化処理が行われるようになっている。
まず、上述したトラップフラグがRAM53のバックアップデータにセットされているか否かを判定する(ステップS34)。トラップフラグがセットされていない場合は、電源投入時トラップ無効化処理を終了する。
また、トラップフラグがセットされているか否かの判定(ステップS34)において、トラップフラグがセットされている場合は、ベットの有無の判定(ステップS35)行う。
また、ベットの有無の判定(ステップS35)において、ベットがある場合は、ベット分のメダルの払出処理(ステップS36)を行い、遊技機の払出数表示部8に表示される払出枚数表示の無効化処理(ステップS37)を行った後、クレジットの有無の判定(ステップS38)に進む。払出枚数の無効化処理(ステップS37)は、具体的には払出数表示部8の初期化(表示を0にする)処理である。なお、この処理に伴いRAM53のバックアップデータのベット情報もクリアされるようになっている。
これらの処理(ステップS35、S36、S37)によって、例えば、閉店間際に1ベットのみ入力した状態(賭け状態)にし、この情報が保持されているか否かによって設定変更の有無を知ろうとするトラップを無効化することができる。すなわち、遊技制御装置50は、賭け状態無効化手段をなす。
また、クレジットの有無の判定(ステップS38)において、クレジットがある場合は、クレジットが所定数以下(例えば3以下)であるか否かの判定(ステップS39)に進む。
また、クレジットが所定数以下であるか否かの判定(ステップS39)において、クレジットが所定数以下であった場合は、クレジット分のメダルの払い出し処理(ステップS40)において、クレジットとして残っていたメダルを払い出す。なお、クレジットからの払出枚数が払出数表示部8などに表示される場合は、上述の払出枚数表示の無効化処理(ステップS37)と同様に、払出枚数表示を初期化(表示を0にする)処理を行う。
これらの処理(ステップS38、S39、S40)によって、例えば、閉店間際に少量のクレジットを残した状態にし、この情報が保持されているか否かによって設定変更の有無を知ろうとするトラップを無効化することができる。すなわち、遊技制御装置50は、クレジット無効化手段をなす。
つまり、電源を落とすときに残されているクレジットの数によって、トラップを目的としたものであるか否かがある程度判定できる。また、クレジットが所定数より多い場合は、払い出されずそのままクレジットとして残るようになっているので、突然停電して復旧した際に、多量のメダルが払い出されて遊技者が不快に思うことを防止できる。なお、クレジットが所定数以下であった場合は、停電が復旧した際にクレジット分のメダルが払い出されるが、このときは少ない枚数なので遊技者が不快に思うことはない。
本実施形態の遊技機100では、遊技が終了した後にもその遊技でベットされた数に対応したベットライン表示部31の表示がなされた状態(ベットライン表示部31が点灯した状態、報知状態)となっているが、ベット情報のリセット処理(ステップS41)においては、この表示を消去する処理がなされる。
この処理によって、例えば、閉店間際に1ベットのみ入力(通常では行われないベット入力)して遊技を行い、1ベットの報知状態を残した状態とし、この状態が保持されているか否かによって設定変更の有無を知ろうとするトラップを無効化することができる。すなわち、遊技制御装置50は、報知状態クリア手段をなす。
遊技者の中には、設定変更を知るために、前日の閉店間際に、例えば、スロットマシンにおいて、最高3ベットの賭数のうち1ベットのみ入力した状態にしておき、次の日の開店時にその状態が保持されているか否かを確認すること(設定変更が行われた場合、ベット状態はクリアさせてしまうため)で、当該遊技機での設定変更の有無を調べる遊技者が存在するが、電源投入時に賭け状態を無効化することで、そのような行為を防止でき、さらに設定変更が遊技者に知られてしまうことを防止できる。
例えば、最高3ベットの賭数のうち1ベットのみ入力(通常では行われないベット入力)してゲームを行うと1ベットの賭数の報知状態がゲーム終了後においても継続して行われる。遊技者の中には、設定変更を知るために、前日の閉店間際に、上記のように1ベットのみ入力してゲームをし、次の日の開店時にその報知状態が保持されているか否かを確認すること(設定変更が行われた場合、報知状態はクリアさせてしまうため)で、当該遊技機での設定変更の有無を調べる遊技者が存在するが、電源投入時に報知状態をクリアすることで、そのような行為を防止でき、さらに設定変更が遊技者に知られてしまうことを防止できる。
遊技者の中には、設定変更を知るために、前日の閉店間際に、例えば、クレジットを残しておき、次の日の開店時にそのクレジットが保持されているか否かを確認すること(設定変更が行われた場合、クレジットはクリアさせてしまうため)で、当該遊技機での設定変更の有無を調べる遊技者が存在するが、電源投入時にクレジット分の遊技媒体を自動的に排出することで、そのような行為を防止できる(開店時に皿の中に遊技媒体があるか否かを確認することで、設定変更の有無が知られる虞があるが、皿内の遊技媒体の回収は比較的容易であるので、上記自動排出する効果はある)。したがって、設定変更が遊技者に知られてしまうことを防止できる。
なお、クレジットが比較的少量(例えば、3枚以下など)の場合にのみ自動排出するようにすれば、例えば、通常の遊技中に落雷等により停電が発生しても、その停電の復帰後にクレジットが払い出されてしまうことを防止(通常遊技中は比較的多量のクレジットがあるため)でき、遊技者が不満となることを防止できる。また、この場合にもクレジットが少量の場合には自動払出が行われてしまうが、少量の払出ではそれほど遊技者は不満感を持つこともない。
また、今回開示された第1、第2の実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
8 払出数表示部
31 ベットライン表示部
50 遊技制御装置(抽選手段、演出制御手段、呼び込み演出非同調化手段、遅延時間作成手段、バックアップ手段、賭け状態無効化手段、報知状態クリア手段)
60 音出力部(演出手段)
70 演出制御装置(演出制御手段、呼び込み演出非同調化手段)
100 遊技機
630 設定装置
660 枠装飾装置(演出手段)
Claims (5)
- 遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させるか否かを抽選する抽選手段と、該抽選手段による抽選結果が当選となる確率を複数段階で設定変更可能な設定装置と、を備え、
該設定装置の設定変更を電源投入を条件に有効とするように構成されるとともに遊技店の島設備に列設される遊技機において、
遊技に関わる演出を行う演出手段と、
電源投入から遊技が開始されるまでの間に、前記演出手段において一連の呼び込み演出を繰り返して行わせる呼び込み演出制御手段と、
を備え、
前記呼び込み演出制御手段は、前記一連の呼び込み演出の実行タイミングを所定の時期において遅延させることで、当該一連の呼び込み演出が一斉に電源投入された他の遊技機での呼び込み演出の実行タイミングと同調することを防止する呼び込み演出非同調化手段を備え、
前記呼び込み演出非同調化手段は、
前記設定装置の設定変更が可能な設定変更モードで電源投入がなされた場合は、該設定変更モードが終了すると前記一連の呼び込み演出を実行し、
前記設定変更モードでなく電源投入がなされた場合は、前記一連の呼び込み演出の実行タイミングを遅延させるための遅延時間の経過後に前記一連の呼び込み演出を実行し、
該遅延時間が経過するまでは前記演出手段において初期画像を表示させることを特徴とする遊技機。 - 前記呼び込み演出非同調化手段は、前記一連の呼び込み演出の実行タイミングを遅延させる時間を、遊技に関わる所定の入力信号を反映させて作成する遅延時間作成手段と、
該遅延時間作成手段により作成された遅延時間を電源遮断時にもバックアップするバックアップ手段と、を備え、
該バックアップ手段によりバックアップされた遅延時間を次の電源の投入時において呼び込み演出を実行する際に使用することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 当該遊技機は、賭数の入力毎に実行される一区切りのゲームにより遊技が行われるように構成され、
電源投入時に、前記賭数が入力された賭け状態がバックアップされていた場合には、当該賭け状態を無効化する賭け状態無効化手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 - 当該遊技機は、賭数の入力毎に実行される一区切りのゲームにより遊技が行われるように構成され、
電源投入時に、以前のゲームで賭けられた賭数の報知状態がバックアップされていた場合には、当該報知状態をクリアする報知状態クリア手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。 - 電源投入時に、クレジット情報がバックアップされていた場合には、当該クレジット数が所定数以下であることを条件に該クレジット数に対応する遊技媒体を自動的に排出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。
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