JP2005211471A - 遊技機及び遊技システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技ホールに多数配列された遊技機の動作状態をそれぞれ多大の手間とコストを要することなく設定制御することができ、電源が入れられて表示される遊技機のデモ表示などの動作時期を予測不能な状態に維持して遊技者に有利な情報の漏洩を防止する。
【解決手段】 遊技に用いられる演出表示を行う演出表示手段と、前記演出表示手段に演出表示を行わせる演出表示制御手段と、前記演出表示制御手段に対して、演出表示を指示する制御を行う制御手段とを備えた遊技機1であって、前記制御手段は前記演出表示制御手段に対して遊技が行われていないときに表示されるデモ演出表示をランダムなタイミングで指示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技に必要な図柄を液晶画面などの表示部に変動表示させる変動表示手段と、その変動表示を制御するマイクロコンピュータ等の制御手段とを備えたスロットマシン、パチンコ機、その他の遊技機の開始動作などを制御することができる遊技機及び遊技システムに関する。
従来、このような遊技機として、変動表示される図柄の停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ遊技機が知られている。一般的にこのようなパチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を変動表示する回転リールを複数配列して構成した機械的変動表示装置やリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有しており、この変動表示装置に所定の図柄組合せを揃えることにより行われるものである。
このパチスロ機による遊技は、遊技者が遊技媒体(メダルまたはコイン等)を媒体投入口に投入することによって開始される。そして、遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動制御して各リールを回転させて図柄を変動表示させる。変動した図柄は、一定時間後自動的に、或いは遊技者の停止操作により各リールの回転が順次停止されることにより停止表示される。この時、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になると、遊技媒体が払い出されることによって遊技者に利益を付与するようになっている。
このような遊技機が多数配列された遊技ホールにおいては、遊技者の有利、不利に直接関わるような遊技ホールの設定情報が漏れてしまうと、情報を得た特定のものだけが有利となって公正さを欠くことになり、多くの遊技者に不信感を抱かせ、ひいては客離れとなって営業的に大きなマイナスとなりかねない。特に、前記パチスロ機などでは、入賞確率の高低が複数のランクで設定されており、各遊技機ごとに所定のランクが割り当てられていることから、いずれの遊技機が高ランクに設定されているか、という情報は営業上極秘事項であり、このような情報の漏洩防止には神経を使っている。
そこで、かかる情報が漏れるのを防止しつつ、遊技制御手段の制御負担を軽減するようにした遊技機が提案され、例えば以下のようなものが開示されている。
特許文献1には、遊技制御基板からのコマンドに応答して遊技効果ランプや画像表示装置を制御し遊技の進行に応じた演出制御をする演出制御基板を設けたスロットマシンにおいて、コマンド送信条件が成立した場合、遊技制御基板はコマンドの送信タイミングをランダムに変化させ、そのコマンドを受信した演出制御基板は、コマンドに対応した演出を行うタイミングをランダムに変化させるスロットマシンが開示されている。
特許文献2には、遊技制御基板からのコマンドに応答して遊技効果ランプや画像表示装置を制御し遊技の進行に応じた演出制御をする演出制御基板を設けたスロットマシンにおいて、コマンド送信条件が成立した場合、リールの変動開始を告げる変動開始コマンドのみを対象として、その送信タイミングをランダムに変化させるようにしたものが開示されている。
特許文献3には、遊技の主制御を担うメインコントローラと、このメインコントローラから一方向に送信するイベント命令を受信して遊技者に対する演出を担うサブコントローラとを備えた遊技機において、前記イベント命令は、イベント番号を含む最先コマンド部と、通信チェックコードを含む最終コマンド部とを有し、前記メインコントローラでのイベントの発生に即応して前記最先コマンド部を送信する最先コマンド部送信手段と、前記最先コマンド部の送信から最小値と最大値の間でランダムに選ぶ遅延時間の経過後に前記最終コマンド部を送信する最終コマンド部送信手段とを設けて、メイン側から如何なるイベント命令を送信するとしても目押しの補助とならないことを担保しつつ、サブ側での演出の違和感を低減するようにした遊技機が開示されている。
特開2002−63245号公報 特開2002−360766号公報 特開2003−154060号公報
しかしながら、前記従来の特許文献1〜3に記載のスロットマシンなどでは、各遊技機がそれぞれの制御基板などに依存して制御され、しかも各遊技機毎にプログラム設定を行う必要があって多大の手間とコストを要するという課題があった。
さらに、特定の遊技機で設定変更を行った後、電源をオフにして再起動した際にランプやデモ画面などの表示タイミングが設定変更した遊技機で大きくずれてしまい、これによって遊技者に有利となる遊技機情報を提供し易いという問題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたもので、遊技ホールに多数配列された遊技機の動作状態をそれぞれ多大の手間とコストを要することなく設定制御することができ、遊技ホールの開店とともに電源が入れられて表示される遊技機のデモ表示などの動作時期を予測不能な状態に維持して遊技者に有利な情報の漏洩を防止するとともに、各遊技機の制御負荷を軽減することができる遊技機や遊技システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の遊技機は、遊技に用いられる演出表示を行う演出表示手段と、前記演出表示手段に演出表示を行わせる演出表示制御手段と、前記演出表示制御手段に対して、演出表示を指示する制御を行う制御手段とを備えた遊技機であって、前記制御手段は、前記演出表示制御手段に対して、遊技が行われていないときに表示されるデモ演出表示をランダムなタイミングで指示するようになっている。
(2)本発明の遊技システムは、遊技に用いられる演出表示を行う演出表示手段と、前記演出表示手段に演出表示を行わせる演出表示制御手段とを備えた複数の遊技機と、各前記遊技機の前記演出表示制御手段に対して演出表示を指示するサーバとを用いた遊技システムであって、前記サーバは、各前記遊技機の始動タイミングや、各前記遊技機の始動時における前記演出表示制御手段に対するデモ演出表示の表示タイミングを互いにランダムに制御する制御手段を備えて構成されている。
(3)本発明の遊技システムは、前記(2)において、前記サーバにおける制御手段が、各前記遊技機の電源が立ち上げられた後に送信されるデモ演出表示の開始コマンドの送信タイミングをランダムに遅延させる制御を行うように構成されている。
本発明によれば、遊技に用いられる演出表示を行う演出表示手段と、前記演出表示手段に演出表示を行わせる演出表示制御手段と、前記演出表示制御手段に対して、演出表示を指示する制御を行う制御手段とを備えた遊技機や遊技システムにおいて、前記制御手段は前記演出表示制御手段に対して遊技が行われていないときに表示されるデモ演出表示をランダムなタイミングで指示するので、遊技ホールなどに多数配列された遊技機の動作状態をそれぞれ手間とコストを要することなく設定制御することができる。こうして、遊技ホールの開店とともに電源が入れられて表示される遊技機のデモ表示などの動作時期をランダムにすることにより、入賞確率の高低ランクの設定がどの遊技機に対してなされたかを予測不能とし、遊技者に有利な情報が遊技者に漏れてしまうのを防止することができる。
本発明の遊技機及び、サーバを用いた遊技システムは、遊技ホール内に多数配列されたパチンコやスロットマシンなどの遊技機の始動タイミングや前記遊技機のデモ画面の表示タイミングを互いにランダムに制御する制御手段を有して構成される。
遊技機は遊技ホールの通路に沿って数十台が並行配列され、各遊技機に電源ユニットなどを介して電力が供給されて起動される。各遊技機はその内部に設けられた制御基板のデータを調整してそれぞれの入賞率や動作速度などが設定できるようになっている。
制御手段は遊技機の始動タイミングや遊技機のデモ画面の表示タイミングを互いにランダムに制御するための装置であって、各遊技機にそれぞれ信号線などを介して接続されて全体を制御するサーバタイプのものや、各遊技機の制御基板に組み込まれて独立に機能するものなどが該当する。この制御基板に組み込まれて機能する制御手段の場合、各遊技機にそれぞれ同期したタイマーに基づいてデモ画面の表示を行う演出開始コマンドの送信タイミングを互いに異なるように変化させて、全体の遊技機の動作状態をさらに精度よく管理することができるとともに、プログラムを単純化して各遊技機の制御負荷を軽減させることができる。
また、制御手段は、演出表示制御手段に対して演出表示を指示制御するものであり、遊技機の電源が立ち上げられてその制御基板に送信されるデモ画面表示の開始コマンドの送信タイミングをランダムに遅延させることによって、各遊技機の制御における独立性やメンテナンス性を高めることができ、遊技機が多数入り組んで配置される遊技ホールの複雑なレイアウトにも対応させることができる。
演出表示手段は、遊技機の液晶画面及び、液晶画面などに遊技に用いられる図柄などを演出表示させるマイクロコンピュータ等からなる制御手段にその一部機能が含まれる。
演出表示制御手段は、演出表示手段に演出表示を行わせる機能を有し、制御基板などにその機能が担われている。
以下、本実施の形態に係る遊技機システムについて、図面を参照しながらより具体的に説明する。
図1は本発明の一実施例に係る遊技機が配列された遊技システムの構成図である。
図1に示すように遊技システムAは、遊技ホール内の通路に沿って複数配列されたパチスロ機などの遊技機1と、各遊技機1の動作状態を調整してその始動タイミングや演出表示手段に表示されるデモ画面などの表示タイミングを互いに同期させることなくランダムに制御する制御手段としての機能を有するサーバSとを備えている。遊技機1はそれぞれ、遊技に用いられる演出表示を行う演出表示手段と、演出表示手段に演出表示を行わせる演出表示制御手段と、演出表示制御手段に対して演出表示を指示する制御を行う制御手段とを備えている。
遊技システムAにおいては、全ての遊技機1がサーバSに連結して一括管理され、主電源の投入に際して各遊技機1の起動タイミングがそれぞれ互いにランダムとなるようにして起動させる。これによって、特定の遊技機で入賞率などの設定変更などがなされた場合でも、デモ画面の表示状態からこのような設定がなされた遊技機の特定を不能にして、遊技者に有利な設定情報が漏れることがなく、遊技者に信頼感を抱かせることができる。
サーバSは主電源の投入とともにランダムな遅延時間で各遊技機を起動させることができるが、必要に応じて、個別の設定によって互いに不規則となった遊技機におけるデモ表示の起動時期を一律に揃えたり、特定の規則的時間差で連続的に起動したりするようにして遊技ホールにおける各遊技機の起動状態の見栄えなどを演出することも可能である。
なお、以上のような全体を管理するサーバ方式の制御手段によらずに各遊技機1にそれぞれ独立に制御手段を設け、この制御手段を用いて遊技機の演出表示制御手段に対してデモ演出表示をランダムなタイミングで指示するようにすることもできる。そのため、内部に保持するタイマーを基準として各遊技機におけるデモ表示動作などに規則性が生じないように維持して、設定情報が遊技者に察知されないようにすると共に、遊技ホール内における遊技機の動作表示状態を効果的に演出させることができる。
以下、このような遊技機1の各構成及びその動作について詳述する。
図2は遊技機の外観を示す斜視図であり、以下図面を参照しながら遊技機の構成を説明する。
遊技機1は、図柄を変動表示する3つの回転リールを備えた所謂「パチスロ機」であって、コイン、メダル又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技することが可能であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、演出表示手段の一部を構成する液晶表示装置などのパネル表示部5が設けられ、このパネル表示部5に演出表示を行わせる演出表示制御手段が後述する主制御回路81や副制御回路82に設けられている。この主制御回路や副制御回路によって機能される制御手段は、前記演出表示制御手段に対して、遊技が行われていないときに表示されるデモ演出表示をランダムなタイミングで指示するようになっている。
また、キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個の回転リール3L、3C、3Rが回転自在に横一列に設けられ、変動表示手段を形成している。各リールの図柄は、前記パネル表示部5を通して見える表示窓4L、4C、4Rを通して観察できるようになっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。
パネル表示部5は、前記回転リール3L、3C、3Rを透視可能な液晶からなる表示画面5aが全面にわたり設けられて前側表示手段を構成しており、遊技者側から見た場合、外観的には以下に説明する構成要素が表れる。
すなわち、表示画面5aの中央部に縦長矩形の表示窓4L、4C、4Rが見えるとともに、これら表示窓4L、4C、4Rには、入賞ラインとして水平方向にセンターライン8a、トップライン8b及びボトムライン8c、斜め方向にクロスダウンライン8d及びクロスアップライン8eが視認可能となっている。これらの入賞ラインは、前面に設けられた1−BETスイッチや2−BETスイッチ、最大−BETスイッチを操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、ラインの点灯、及び下記に説明するBETランプ9a、9b、9cの点灯で表示される。
表示窓4L、4C、4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、遊技メダル貯留枚数表示部19が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯表示される。ここで、本実施例では、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、若しくは遊技媒体の払い出しが行われる場合には、遊技媒体が払い出されたときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が"1"で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯表示される。2−BETランプ9bは、BET数が"2"で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯表示される。最大BETランプ9cは、BET数が"3"で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯表示される。また、BETランプ9a、9b、9cの下方に設けられた遊技開始表示ランプ25は、少なくとも1本のラインが有効化されたときに点灯表示される。さらに、遊技メダル貯留枚数表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示する。
表示窓4L、4C、4Rの右側には、WINランプ17、払い出し表示部18及び遊技メダル投入ランプ24が設けられる。WINランプ17は、遊技者に相対的に大きな利益を与えるゲームを所定回数行える入賞役(「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」と表す)又は遊技者に相対的に小さな利益を与えるゲームを所定回数行える入賞役(「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と表す)に内部当選した場合に所定確率で点灯表示され、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯表示される。払い出し表示部18は、7セグメントLEDから成り、入賞成立時のメダルの払い出し枚数を表示する。遊技メダル投入ランプ24は、遊技メダルの投入が受け付け可能なときに点滅表示される。
表示画面5aの右側上部には、役物作動回数表示部20が設けられる。役物作動回数表示部20は、後で説明するRBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。
表示画面5aの左側上部位置には、各種表示器31,32,33,34が横一列に設けられている。
表示画面5aを通して見える表示窓4L、4C、4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と前記表示窓4L、4C、4Rとの間には遊技機1に関する情報などが標示される標識部2aが設けられている。
また、標識部2aの右側にはメダル投入口22が設けられ、標識部2aの左下位置には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、および最大BETスイッチ13が設けられる。また、標識部2aの左上位置には、十字ボタン26、○ボタン27、×ボタン28が設けられる。
1−BETスイッチ11は、1回の押し操作によりクレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作によりクレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回の押し操作により1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
そして、十字ボタン26、○ボタン27、×ボタン28を操作することによって、表示画面5aの切替及び入力を行うことができる。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払い出しを押しボタン操作で切換える貯留メダル精算スイッチ14が設けられている。この貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより、正面下部の遊技メダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルは遊技メダル受け部16に溜められる。貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L、4C、4R内での図柄の変動表示を開始(ゲームを開始)するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部10の前面部の右寄りには、ドア開閉および打ち止め解除装置29が設けられており、このドア開閉および打ち止め解除装置29は、所定の鍵を用いて、右に回すことにより前面ドアを開閉を行い、左に回すことにより打ち止めの解除を行う。
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。台座部10の前面部中央で、かつ標識部2aの下方位置には、3個の回転リール3L、3C、3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
パネル表示部5は、キャビネット2の裏面に電動式のシリンダ2cを介して回転リール3L、3C、3Rに対して前後方向に移動可能に取付けている。
また、前記前側表示手段で前記変動表示手段の周囲においても所定の表示(各種ランプ表示(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17)、各種表示部(払い出し表示部18、遊技メダル貯留枚数表示部19、役物作動回数表示部20)の表示)を行えるようにしている。
遊技機1は上記したように構成されている。以下、スタートレバー6を操作して3個のリール3L、3C、3Rを回転させ、その回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rの操作について説明する。
ここで、全てのリール3L、3C、3Rが回転しているときに行われる停止操作を「第1停止操作」、次に行われる停止操作を「第2停止操作」、「第2停止操作」の後に行われる停止操作を「第3停止操作」という。また、「第1停止操作」として左の停止ボタン7Lを操作することを「順押し」という。「第1停止操作」として中央の停止ボタン7Cを操作することを「中押し」という。「第1停止操作」として右の停止ボタン7Rを操作することを「逆押し」という。
本遊技機1には、3つの停止ボタン7L、7C、7Rが設けられているので、これらの操作順序は"6種類"ある。そこで、これらの操作順序を次のように区別する。左の停止ボタン7Lを「左」、中央の停止ボタン7Cを「中」、右の停止ボタン7Rを「右」と略記する。そして、停止順序を示すとき、各停止ボタン7L、7C、7Rの略を、停止操作された順番で左から並べることとする。例えば、「第1停止操作」として左の停止ボタン7L、「第2停止操作」として中央の停止ボタン7C、「第3停止操作」として右の停止ボタン7Rが操作されたとき、停止順序を「左中右」と示す。なお、実施例の停止順序には、「左中右」、「左右中」、「中左右」、「中右左」、「右左中」及び「右中左」の"6種類"がある。
図3は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路81と、主制御回路81に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路81から送信される制御指令に基づいてパネル表示部5及びスピーカ21L、21Rを制御する副制御回路82とを含む回路構成を示す。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、記憶手段であるROM42及びRAM43を含む。
この記憶手段には、遊技機1の電源が立ち上げられた後に送信されるデモ演出表示の開始コマンドの送信タイミングをランダムに遅延させる遅延制御プログラムが組み込まれており、各遊技機1が一斉に起動されたとしても、演出表示制御手段に対してパネル表示部5に表示させるデモ演出表示をランダムなタイミングで表示させることができる。
図4は各遊技機1の記憶手段にロードされて実行される遅延制御プログラムのフロー図である。
図4に示す遅延制御プログラムにおいては最初のステップS1において、遊技機が初期起動状態か否かを判定して、初期起動状態の場合にはステップS2に移行し、初期起動状態でない場合はリターンされる。
ステップS2では乱数発生の演算処理によって、例えば0〜3分までの範囲でランダム遅延時間Rを設定する。
続くステップS3では設定されたランダム遅延時間Rの時間間隔でデモ画面を表示させたり、デモ表示の開始時間をランダム遅延時間分ずらして起動表示させたりしてデモ画面をパネル表示部5に表示させる。
こうして、各遊技機1にはその起動毎にそれぞれ異なるランダム遅延時間Rが設定されるので、入賞確率などの設定変更がなされることにより起動時間が変動した遊技機1があったとしても、設定を変更した遊技機1だけが他の設定を変更していない遊技機1と区別がつくことはなく、設定変更がどの遊技機1に対してなされたかを予測不能とし、遊技者に有利な情報が漏れてしまうことを防止することができる。
CPU41には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路44及び分周器45と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器46及びサンプリング回路47とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成しても良い。その場合、乱数発生器46及びサンプリング回路47は省略可能であり、或いは乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。マイクロコンピュータ40のROM42には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止制御テーブル、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。このコマンドには、「デモ表示コマンド」、「スタートコマンド」、「全リール停止コマンド」、「入賞役コマンド」等がある。なお、副制御回路82が主制御回路81へコマンド、情報等を入力することはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。
図3の回路において、マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御されるアクチュエータとしては、メダルを収納しホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルを払い出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rとがある。
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58がI/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらも、I/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41へ供給する。払い出し完了信号回路61は、後述するメダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達したとき、メダル払い出し完了を検知するための信号を発生する。
図3の回路において、乱数発生器46は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路47は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。内部当選役が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が"0"にクリアされる。これにより、RAM43内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
さらに、ROM42内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び選択された「停止制御テーブル」に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となれば、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。
以上、説明してきたように、本実施例の遊技機や遊技システムは、その制御手段が演出表示制御手段に対してデモ演出表示をランダムなタイミングで指示するので、遊技ホールなどに多数配列された遊技機の動作状態をそれぞれ手間とコストを要することなく設定制御することができる。こうして、遊技ホールの開店とともに電源が入れられて表示される遊技機のデモ表示などの動作時期をランダムにして、入賞確率の高低ランクの設定がどの遊技機に対してなされたかを予測不能とし、遊技者に有利な情報が遊技者に漏れてしまうのを防止することができる。
さらに各遊技機にそれぞれ同期したタイマーに基づいてデモ画面の表示を行う演出開始コマンドの送信タイミングを互いに異なるように変化させるので、全体の遊技機の動作状態をさらに精度よく管理することができるとともに、プログラムを単純化して各遊技機の制御負荷を軽減することができる。
また、サーバなどを介することなく遊技機1の主制御回路81などに送信されるデモ画面表示の開始コマンドの送信タイミングをランダムに遅延させるように制御手段を各遊技機に個別に設けて動作させ、各遊技機の制御における独立性やメンテナンス性を高めることができ、遊技機が多数入り組んで配置される遊技ホールの複雑なレイアウトにも対応させることができ、その汎用性にも優れている。
本発明の実施例に係る遊技機が配列された遊技システムの構成図 遊技機の外観を示す斜視図 制御手段を含む制御回路の構成図 遅延制御プログラムのフロー図
符号の説明
1 遊技機
2 キャビネット
3L,3C,3R 回転リール
5 パネル表示部
A 遊技システム
S サーバ

Claims (3)

  1. 遊技に用いられる演出表示を行う演出表示手段と、
    前記演出表示手段に演出表示を行わせる演出表示制御手段と、
    前記演出表示制御手段に対して、演出表示を指示する制御を行う制御手段と
    を備えた遊技機であって、
    前記制御手段は、前記演出表示制御手段に対して、遊技が行われていないときに表示されるデモ演出表示をランダムなタイミングで指示することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技に用いられる演出表示を行う演出表示手段と、
    前記演出表示手段に演出表示を行わせる演出表示制御手段と
    を備えた複数の遊技機と、各前記遊技機の前記演出表示制御手段に対して演出表示を指示するサーバとを用いた遊技システムであって、
    前記サーバは、各前記遊技機の始動タイミングや、各前記遊技機の始動時における前記演出表示制御手段に対するデモ演出表示の表示タイミングを互いにランダムに制御する制御手段を備えていることを特徴とする遊技システム。
  3. 前記サーバにおける制御手段が、各前記遊技機の電源が立ち上げられた後に送信されるデモ演出表示の開始コマンドの送信タイミングをランダムに遅延させる制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の遊技システム。
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