JP4797155B2 - 干し柿の製造方法 - Google Patents

干し柿の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4797155B2
JP4797155B2 JP2005033722A JP2005033722A JP4797155B2 JP 4797155 B2 JP4797155 B2 JP 4797155B2 JP 2005033722 A JP2005033722 A JP 2005033722A JP 2005033722 A JP2005033722 A JP 2005033722A JP 4797155 B2 JP4797155 B2 JP 4797155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
astringent
sterilization
dried
astringency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005033722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006217852A5 (ja
JP2006217852A (ja
Inventor
一夫 治郎堂
Original Assignee
一夫 治郎堂
中屋 広樹
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 一夫 治郎堂, 中屋 広樹 filed Critical 一夫 治郎堂
Priority to JP2005033722A priority Critical patent/JP4797155B2/ja
Publication of JP2006217852A publication Critical patent/JP2006217852A/ja
Publication of JP2006217852A5 publication Critical patent/JP2006217852A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4797155B2 publication Critical patent/JP4797155B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Description

本発明はころ柿、アンポ柿、干し柿等の干し柿の製造方法に関する。
従来、ころ柿、アンポ柿等の干し柿を製造する場合、生柿の皮を除去したものを硫黄燻蒸や薬品を使用して脱渋殺菌を図った後、天日干し乾燥を行なって製造している。
このため、脱渋のために硫黄燻蒸や薬品を使用するため、二酸化硫黄が残ってしまうという欠点があった。
特になし
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、従来行われている硫黄燻蒸を行って、脱渋を図るとともに、熱湯で洗う脱渋殺菌工程で表面の硫黄や渋を除去するとともに、殺菌を図り、自然の甘さや旨味を出すことができ、かつ安全に食することができる干し柿の製造方法を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は生柿の皮を除去する皮剥き工程と、この皮剥き工程を経た柿を硫黄燻蒸で処理する脱渋工程と、この脱渋工程後に乾燥機あるいは天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程を経た乾燥された柿を、熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る脱渋殺菌工程と、この脱渋殺菌工程後に乾燥機あるいは乾燥室で乾燥させる第2の乾燥工程とで干し柿の製造方法を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)生柿の皮を除去する皮剥き工程と、この皮剥き工程を経た柿を硫黄燻蒸で処理する脱渋工程と、この脱渋工程後に乾燥機あるいは天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程を経た乾燥された柿を、熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る脱渋殺菌工程と、この脱渋殺菌工程後に乾燥機あるいは乾燥室で乾燥させる第2の乾燥工程とで構成されているので、脱渋殺菌工程で表面の硫黄や渋を除去するとともに、殺菌を図ることができる。
したがって、安全に食する干し柿を製造することができる。
(2)前記(1)によって、脱渋殺菌工程で、硫黄を除去できるので、硫黄が残留したりする不具合を防止することができる
(3)前記(1)によって、皮剥き工程と、脱渋工程と、乾燥工程と、脱渋殺菌工程と、第2の乾燥工程でよいので、簡単で、容易に実施することができる
(4)前記(1)によって、従来から行われている硫黄燻蒸で渋を効率よく除去し、その後に、熱湯で洗う脱渋殺菌工程で硫黄と脱渋と殺菌を図るので、硫黄が残留しない安全に食する干し柿を製造することができる。
(5)前記(1)によって、脱渋殺菌工程を効率よく、短時間に行なうことができる。
(6)請求項2も前記(1)〜(5)と同様な効果が得られる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図7に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の干し柿の製造方法で、この干し柿の製造方法1は生柿2の皮3を従来と同様な方法で除去する皮剥き工程4と、この皮剥き工程4を経た、皮が除去された柿5に吊るし紐6を取付けた後、熱湯でシャブシャブ状態で洗い表面の渋を除去するとともに殺菌する脱渋殺菌工程7と、この脱渋殺菌工程7後に乾燥機や天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程8と、この乾燥工程8を経た乾燥された柿9を熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る、前記脱渋殺菌工程7と同方法で行なう第2の脱渋殺菌工程10と、この第2の脱渋殺菌工程10後に乾燥機や乾燥室等で乾燥させる第2の乾燥工程11と、この第2の乾燥工程11を経たものを真空パック等の袋12に詰める包装工程13とで構成されている。
前記脱渋殺菌工程7は図3に示すように、ガスコンロ14、14で釜15に収納された水を煮沸して熱湯16にし、該煮沸している熱湯16に茹でた状態とならない5秒か10秒程シャブシャブ状態での洗いで行なう。なお、釜15の熱湯は所定量処理したところで、新しい熱湯に交換して行なう。
前記乾燥工程8は図4に示すように前記脱渋殺菌工程7後、変色を防止するために素早く表面を乾燥させるため、乾燥機17や25〜28度くらいの温度で、換気扇で換気される乾燥室で表面の乾燥を行なう表面の乾燥工程18と、この表面の乾燥工程18後に餅肌状の柔らかさに乾燥させる天日乾燥工程19とで行なっている。
前記第2の乾燥工程11は図6に示すように、前記第2の脱渋殺菌工程10で付着した水分を素早く乾燥させるためのものであるので、乾燥機17で25〜28度くらいで2〜4時間程かけて乾燥を行なう。
上記構成の干し柿の製造方法1は、煮沸している熱湯16を用いて脱渋殺菌を行なうので、従来のように硫黄燻蒸や薬品を用いないため、無添加のころ柿状の干し柿を製造することができるとともに、脱渋殺菌工程7と第2の脱渋殺菌工程10とによって、渋みの強い最勝柿、利根早生柿、平種無し柿でも、ころ柿状の干し柿に加工することができ、かつ自然の甘さや旨味が出た、安全に食することができるころ柿状の干し柿となる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図8ないし図12に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8および図9に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、脱渋殺菌工程7後に表面の乾燥工程18と、普通の干し柿になるように乾燥させる天日乾燥工程19Aとからなる乾燥工程8Aを用いた点で、このような乾燥工程8Aを用いて構成された干し柿の製造方法1Aで製造された干し柿にしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、脱渋殺菌工程の代わりに、従来一般に行われている硫黄燻蒸による殺菌も図ることができる脱渋工程20を行なった点で、このような脱渋工程20を用いた干し柿の製造方法1Bを行なっても、第2の脱渋殺菌工程10で硫黄燻蒸時の硫黄の除去および脱渋殺菌ができ、無添加の製品に近づけることができる。
本発明はころ柿、アンポ柿、干し柿等の干し柿を製造する産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の形態の工程図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の皮剥き工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の脱渋殺菌工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の第2の脱渋殺菌工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の第2の乾燥工程の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の包装工程の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の工程図。 本発明を実施するための第2の形態の乾燥工程の説明図。 本発明を実施するための第3の形態の工程図。 本発明を実施するための第3の形態の脱渋工程の説明図。 本発明を実施するための第3の形態の第2の脱渋殺菌工程の説明図。
符号の説明
1、1A、1B:干し柿の製造方法、
2:生柿、 3:皮、
4:皮剥き工程、 5:皮が除去された柿、
6:吊るし紐、 7:脱渋殺菌工程、
8、8A:乾燥工程、 9:乾燥された柿、
10:第2の脱渋殺菌工程、 11:第2の乾燥工程、
12:袋、 13:包装工程、
14:ガスコンロ、 15:釜、
16:煮沸している熱湯、 17:乾燥機、
18:表面の乾燥工程、 19、19A:天日乾燥工程、
20:脱渋工程。

Claims (2)

  1. 生柿の皮を除去する皮剥き工程と、この皮剥き工程を経た柿を硫黄燻蒸で処理する脱渋工程と、この脱渋工程後に乾燥機あるいは天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程を経た乾燥された柿を、熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る脱渋殺菌工程と、この脱渋殺菌工程後に乾燥機あるいは乾燥室で乾燥させる第2の乾燥工程とを含むことを特徴とする干し柿の製造方法。
  2. 脱渋殺菌工程は煮沸している熱湯で5秒から10秒程洗って行なうことを特徴とする請求項1記載の干し柿の製造方法。
JP2005033722A 2005-02-10 2005-02-10 干し柿の製造方法 Expired - Fee Related JP4797155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005033722A JP4797155B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 干し柿の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005033722A JP4797155B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 干し柿の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006217852A JP2006217852A (ja) 2006-08-24
JP2006217852A5 JP2006217852A5 (ja) 2007-10-18
JP4797155B2 true JP4797155B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=36980568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005033722A Expired - Fee Related JP4797155B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 干し柿の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4797155B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107751352A (zh) * 2017-10-31 2018-03-06 广西蒙山县祥日果品有限公司 一种高效的柿饼加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006217852A (ja) 2006-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103461466B (zh) 一种脱水黄瓜加工方法
JP4797155B2 (ja) 干し柿の製造方法
JPWO2010095702A1 (ja) 密封容器入り調理栗、栗中のマルトース生成方法、調理栗の甘味増強方法及び密封容器入り調理栗の製造方法
JP2006122050A (ja) 玄米の製造方法
JP2006217852A5 (ja)
JP5651365B2 (ja) 大豆の加工方法およびそれによって得られた大豆加工品
KR100925780B1 (ko) 콩의 가공 방법
KR101698037B1 (ko) 건나물 제조시스템
JP2018023322A (ja) 大根加工品の製造方法
JP2009022255A (ja) 落花生の漬物及びその製造方法
CN107041524A (zh) 一种完整型去青涩味脱水黄瓜及其制备方法
CN116711793A (zh) 一种苦荞茶快速制备方法
JPS6083566A (ja) 即席のふかしたじやがいもの製法
JP2001278212A (ja) 真空パック根菜類の製造方法
JPS60199354A (ja) 包装穀物製品の製造法
JP2004049010A (ja) 粳玄米
JP3191938U (ja) 餡入り干し柿
JP4389085B2 (ja) 食品材料、この食品材料の製造方法及びこの食品材料を用いた食品
JP3645860B2 (ja) 安全性及び炊飯性の良い発芽玄米を製造するための発芽玄米処理方法
CN108850908A (zh) 一种蕉蕾的制备方法
JPS59154962A (ja) 鰻骨加工食品の製造方法
JPH0824527B2 (ja) キンピラ用乾燥ゴボウの製造方法
JPH07289219A (ja) 包装食品の加圧加熱殺菌方法
JPH10262579A (ja) 外米レトルト米飯の製造方法
JP2006055009A (ja) レトルト米飯の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070831

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070831

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20070831

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20070928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110707

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4797155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees