JP2006217852A5 - - Google Patents
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Description
本発明はころ柿、アンポ柿、干し柿等の干し柿の製造方法に関する。
従来、ころ柿、アンポ柿等の干し柿を製造する場合、生柿の皮を除去したものを硫黄燻蒸や薬品を使用して脱渋殺菌を図った後、天日干し乾燥を行なって製造している。
このため、脱渋のために硫黄燻蒸や薬品を使用するため、二酸化硫黄が残ってしまうという欠点があった。
特になし
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、硫黄燻蒸や薬品を使用することなく無添加で脱渋と殺菌を行なって、自然の甘さや旨味を出すことができ、かつ安全に食することができる干し柿の製造方法を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は生柿の皮を除去する皮剥き工程と、この皮剥き工程を経た柿を熱湯で洗い表面の渋を除去するとともに殺菌する脱渋殺菌工程と、この脱渋殺菌工程後に乾燥機や天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程を経た乾燥された柿を、熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る第2の脱渋殺菌工程と、この第2の脱渋殺菌工程後に乾燥機や乾燥室等で乾燥させる第2の乾燥工程とで干し柿の製造方法を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)生柿の皮を除去する皮剥き工程と、この皮剥き工程を経た柿を熱湯で洗い表面の渋を除去するとともに殺菌する脱渋殺菌工程と、この脱渋殺菌工程後に乾燥機や天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程を経た乾燥された柿を、熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る第2の脱渋殺菌工程と、この第2の脱渋殺菌工程後に乾燥機や乾燥室等で乾燥させる第2の乾燥工程とで構成されているので、皮を除去した生柿を熱湯で洗うことにより、生柿の表面の渋を除去するとともに、殺菌を図ることができる。
したがって、無添加で安全に食する干し柿を製造することができる。
したがって、無添加で安全に食する干し柿を製造することができる。
(2)前記(1)によって、皮を除去した生柿を熱湯で洗うので、従来の硫黄燻蒸や薬品を使用するものに比べ、薬品等が残留したりする不具合を防止することができる。
(3)前記(1)によって、熱湯で洗う脱渋殺菌工程を用いるので、簡単で、容易に実施することができる。
(4)前記(1)によって、第2の脱渋殺菌工程で渋みの強い最勝柿、利根早生、平種無し柿等の柿でも、自然の甘さや旨みが出て、かつより安全に仕上げることができる。
(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
(6)請求項3も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、脱渋殺菌工程を効率よく、短時間に行なうことができる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図7に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の干し柿の製造方法で、この干し柿の製造方法1は生柿2の皮3を従来と同様な方法で除去する皮剥き工程4と、この皮剥き工程4を経た、皮が除去された柿5に吊るし紐6を取付けた後、熱湯でシャブシャブ状態で洗い表面の渋を除去するとともに殺菌する脱渋殺菌工程7と、この脱渋殺菌工程7後に乾燥機や天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程8と、この乾燥工程8を経た乾燥された柿9を熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る、前記脱渋殺菌工程7と同方法で行なう第2の脱渋殺菌工程10と、この第2の脱渋殺菌工程10後に乾燥機や乾燥室等で乾燥させる第2の乾燥工程11と、この第2の乾燥工程11を経たものを真空パック等の袋12に詰める包装工程13とで構成されている。
前記脱渋殺菌工程7は図3に示すように、ガスコンロ14、14で釜15に収納された水を煮沸して熱湯16にし、該煮沸している熱湯16に茹でた状態とならない5秒か10秒程シャブシャブ状態での洗いで行なう。なお、釜15の熱湯は所定量処理したところで、新しい熱湯に交換して行なう。
前記乾燥工程8は図4に示すように前記脱渋殺菌工程7後、変色を防止するために素早く表面を乾燥させるため、乾燥機17や25〜28度くらいの温度で、換気扇で換気される乾燥室で表面の乾燥を行なう表面の乾燥工程18と、この表面の乾燥工程18後に餅肌状の柔らかさに乾燥させる天日乾燥工程19とで行なっている。
前記第2の乾燥工程11は図6に示すように、前記第2の脱渋殺菌工程10で付着した水分を素早く乾燥させるためのものであるので、乾燥機17で25〜28度くらいで2〜4時間程かけて乾燥を行なう。
上記構成の干し柿の製造方法1は、煮沸している熱湯16を用いて脱渋殺菌を行なうので、従来のように硫黄燻蒸や薬品を用いないため、無添加のころ柿状の干し柿を製造することができるとともに、脱渋殺菌工程7と第2の脱渋殺菌工程10とによって、渋みの強い最勝柿、利根早生柿、平種無し柿でも、ころ柿状の干し柿に加工することができ、かつ自然の甘さや旨味が出た、安全に食することができるころ柿状の干し柿となる。
[発明を実施するための異なる形態]
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図8ないし図12に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8および図9に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、脱渋殺菌工程7後に表面の乾燥工程18と、普通の干し柿になるように乾燥させる天日乾燥工程19Aとからなる乾燥工程8Aを用いた点で、このような乾燥工程8Aを用いて構成された干し柿の製造方法1Aで製造された干し柿にしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、脱渋殺菌工程の代わりに、従来一般に行われている硫黄燻蒸による殺菌も図ることができる脱渋工程20を行なった点で、このような脱渋工程20を用いた干し柿の製造方法1Bを行なっても、第2の脱渋殺菌工程10で硫黄燻蒸時の硫黄の除去および脱渋殺菌ができ、無添加の製品に近づけることができる。
本発明はころ柿、アンポ柿、干し柿等の干し柿を製造する産業で利用される。
1、1A、1B:干し柿の製造方法、
2:生柿、 3:皮、
4:皮剥き工程、 5:皮が除去された柿、
6:吊るし紐、 7:脱渋殺菌工程、
8、8A:乾燥工程、 9:乾燥された柿、
10:第2の脱渋殺菌工程、 11:第2の乾燥工程、
12:袋、 13:包装工程、
14:ガスコンロ、 15:釜、
16:煮沸している熱湯、 17:乾燥機、
18:表面の乾燥工程、 19、19A:天日乾燥工程、
20:脱渋工程。
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Claims (3)
- 生柿の皮を除去する皮剥き工程と、この皮剥き工程を経た柿を熱湯で洗い表面の渋を除去するとともに殺菌する脱渋殺菌工程と、この脱渋殺菌工程後に乾燥機や天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程を経た乾燥された柿を、熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る第2の脱渋殺菌工程と、この第2の脱渋殺菌工程後に乾燥機や乾燥室等で乾燥させる第2の乾燥工程とを含むことを特徴とする干し柿の製造方法。
- 生柿の皮を除去する皮剥き工程と、この皮剥き工程を経た柿を硫黄燻蒸等の脱渋工程と、この脱渋工程後に乾燥機や天日乾燥で餅肌状の柔らかさに乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程を経た乾燥された柿を、熱湯で洗って脱渋と殺菌を図る脱渋殺菌工程と、この脱渋殺菌工程後に乾燥機や乾燥室等で乾燥させる第2の乾燥工程とを含むことを特徴とする干し柿の製造方法。
- 脱渋殺菌工程は煮沸している熱湯で5秒から10秒程洗って行なうことを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の干し柿の製造方法。
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