JPH0824527B2 - キンピラ用乾燥ゴボウの製造方法 - Google Patents
キンピラ用乾燥ゴボウの製造方法Info
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- JPH0824527B2 JPH0824527B2 JP35310892A JP35310892A JPH0824527B2 JP H0824527 B2 JPH0824527 B2 JP H0824527B2 JP 35310892 A JP35310892 A JP 35310892A JP 35310892 A JP35310892 A JP 35310892A JP H0824527 B2 JPH0824527 B2 JP H0824527B2
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- dried
- water
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Description
用のキンピラゴボウの即席材料として提供されるキンピ
ラ用乾燥ゴボウの製造方法に関する。
り、泥付のゴボウを水洗いし、表皮を剥ぎ、さらに灰汁
抜きを行うといった手間が必要であり、現代人にはキン
ピラゴボウ料理が敬遠されがちであった。
切断された前調理済のキンピラゴボウが、ビニール袋で
包装され、または水浸けされて販売されている。
り、ビニール袋等に包装しておくと、風味が飛んだり、
ゴボウの食物繊維が崩れ、本来の歯ごたえがなくなった
り、さらには細菌が繁殖するといった問題が起り、長期
間の保存が不可能であった。
−262456号に示されるように、ゴボウをくだいて
繊維状とし、この繊維にタレで味付けして乾燥した干物
や、特開平1−144929号に示されるように、あく
抜きした切ゴボウを100〜150°Cの蒸気の中で2
〜3分蒸し、続いて乾燥処理してキンピラゴボウ等の素
材にするものが公知である。しかし、後者の特開平1−
144929号のもののように、あく抜きしたり、蒸気
等で前処理したゴボウを乾燥工程に直接移し、一旦乾燥
させてしまうと、繊維質の多いゴボウは水や熱湯に漬け
ても水分をなかなか吸収せず、乾燥前の状態に戻すには
かなりの時間がかかることになる。
ゴボウをきわめて自然のまま、すなわち、切断乾燥処理
されたゴボウを熱湯で戻すだけで、キンピラゴボウの素
材となる、あく抜きされ前調理された乾燥前のゴボウが
即座に得られるキンピラ用乾燥ゴボウの製造方法を提供
することである。
方法は、キンピラゴボウの大きさにカットされたゴボウ
を水でさらし、所定時間ボイルした後、水切りを行い、
糖度が10度〜20度に設定された糖液に10分程度漬
け、続いて乾燥処理することを特徴としている。
し、所定時間ボイルした後、水切りを行い、このゴボウ
を糖度10〜20度の薄い糖液に10分程度浸け込み、
その後乾燥処理を行う。このため、ゴボウ内の水分と糖
液の浸透圧の関係で、適度な糖分がゴボウ内に染み込む
ことになり、料理者がこの乾燥後のゴボウを熱湯で戻す
場合、ゴボウ内に含まれた糖と、熱湯とが、やはり浸透
圧の関係で効果的に置換され、乾燥前の状態にすばやく
戻ることになる。
置と手順であり、泥ゴボウの状態から乾燥ゴボウが出来
るまでの全工程が順に示されている。
り、搬入されたままの今だ泥の付いたゴボウである。こ
の泥ゴボウが、内部に櫛状刃2を有する洗浄機3内に挿
入されると、櫛状刃2が例えば往復動するとともに、洗
浄水が流出し、泥ゴボウ1aの表面が洗浄されるととも
に表面の薄皮が剥がれる。
自動カッター4にかけられることにより、略3.5mm
×3.5mm×80mmの大きさのゴボウ小片1にカッ
トされ、メッシュ籠5に落下投入される。
ゴボウ小片1は、図2に示されるように、中に水6を張
った水槽7内に浸け込まれ、約3分程度のさらしを行っ
た後、引き上げられる。この処理はゴボウの本来の風味
を逃がさないで残すために非常に重要な工程である。
5のまま、次の図3に示されるボイル工程へと移され、
ボイル機8に投入される。ボイル機8は、常に所定温度
を一定に保たれたままの湯10が張られた浴槽9を有し
ており、湯10面上方にはスプロケット11の回転で駆
動する駆動チェーン12が設置され、駆動チェーン12
には所定の間隔で翼片13が数枚固設されている。
イル機8には別のスプロケット14が複数個配置され、
このスプロケット14にはパンチ状の孔が多数穿設され
たパンチングシート15が架設され、スプロケット14
の回転でパンチングシート15の上面が右上がりに移動
するようになっている。
は、湯10の上方に浮かび、スプロケット11の矢印方
向の回転によって、翼片13と前の翼片13に囲まれた
状態で強制的に矢印方向へと案内される。このスプロケ
ット11の移動速度を調整することによって、ゴボウ小
片1の熱湯処理時間をバッジで管理できることになる。
1は、次のスプロケット14の回転によって、右上が
り、すなわち、湯面上に迫り上がるパンチングシート1
5を介して右上方へと移動される。その際、ゴボウ小片
1の湯分は下方の浴槽9内に落下する。
行われるものであり、90℃以下で行うことにより、栄
養素が破壊されずに保たれることになる。
4部分からパンチング籠16に投下され、蓄積される。
て上下左右に移動可能な吊支片17が取付けられてお
り、図4に示されるように、水切り後、吊り支片17を
移動させ、パンチング籠16を糖液槽18に漬け込む。
糖液槽18内には、糖度略10度〜20度の糖液20が
張られており、この中に約10分程度浸け込み、図5に
示されるように引き上げる。
の関係で、適度な糖分がゴボウ内に染み込むことにな
り、料理者が乾燥後のゴボウを熱湯で戻す場合、ゴボウ
内に含まれた糖と熱湯とがやはり浸透圧の関係で効果的
に置換され、すばやく乾燥前のゴボウの状態に戻ること
になる。
6を移動させ、乾燥工程に移る。
上方部を仕切られた筐体23、外部のヒータ装置24、
ファン25、そして風向、風量を調節できる整流ルーバ
ー26から構成されている。
小片1を載置し、万遍なく敷きつめ、ヒーター装置24
をONにし、さらにファン25を回転することにより、
熱風Aが整流ルーバー26、パンチングプレート22を
通過し、ゴボウ小片1を乾燥させる。その際の熱風Aは
やや高温に設定されており、ゴボウ小片の水分を約40
〜60%になるまで乾燥させる。
りやや低めの温度の熱風Bを、ヒーター装置24の調整
により送風する。ここで所定の乾燥状態になったのを確
認して、ヒーター装置24とファン25をOFFにする
ことにより乾燥が終了する。
になるまで乾燥させた後低温乾燥に移行する2工程で乾
燥するので、乾燥時間が短縮できるとともに、風味や栄
養素が充分含有された乾燥ゴボウが出来上がり、この保
存賞昧期間は極めて長いものとなる。
は、次の効果を奏する。
カットされ、このゴボウを水でさらし、所定時間ボイル
した後、水切りを行い、このゴボウを糖度10〜20度
の薄い糖液に10分程度浸け込み、その後乾燥処理を行
う。このため、ゴボウ内の水分と糖液の浸透圧の関係
で、適度な糖分がゴボウ内に染み込むことになり、料理
煮がこの乾燥後のゴボウを熱湯で戻す場合、ゴボウ内に
含まれた糖と熱湯とがやはり浸透圧の関係で効果的に置
換され、乾燥前の状態にすばやく戻ることになる。
ボイルしたゴボウの乾燥工程において、初めに高温で約
1時間乾燥し、半乾きの段階で、次の低温乾燥をする
と、風味を逃さずに、かつ保存期間を長期にとれるゴボ
ウに仕上げることができる。
高温の熱風で、含有水分が約40〜60%になるまで乾
燥させた後、低温乾燥に移行すれば、乾燥時間が短縮で
きるとともに、風味や栄養素が逃げない。
工程の概略図である。
概略図である。
概略図である。
工程の概略図である。
である。
の概略図である。
ー 5 メッシュ籠 6 水 7 水槽 8 ボイル機 9 浴槽 10 湯 11 スプロケット 12 チェーン 13 翼片 14 スプロケッ
ト 15 パンチングシート 16 パンチング
籠 17 吊支片 18 糖液槽 19 枢支軸 20 糖液 21 乾燥機 22 パンチング
プレート 23 筐体 24 ヒーター装
置 25 ファン 26 整流ルーバ
ー A 熱風 B 熱風
Claims (3)
- 【請求項1】 キンピラゴボウの大きさにカットされた
ゴボウを水でさらし、所定時間ボイルした後、水切りを
行い、糖度が10度〜20度に設定された糖液に10分
程度漬け、続いて乾燥処理することを特徴とするキンピ
ラ用乾燥ゴボウの製造方法。 - 【請求項2】 ボイルしたゴボウの最終の乾燥工程にお
いて、初めに高温の熱風で約1時間乾燥処理し、次にや
や低温の熱風で仕上げ乾燥処理する請求項1に記載のキ
ンピラ用乾燥ゴボウの製造方法。 - 【請求項3】 高温の熱風で約1時間乾燥されたゴボウ
が、水分が約40〜60%になっている請求項2に記載
のキンピラ用乾燥ゴボウの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35310892A JPH0824527B2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | キンピラ用乾燥ゴボウの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35310892A JPH0824527B2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | キンピラ用乾燥ゴボウの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06178648A JPH06178648A (ja) | 1994-06-28 |
JPH0824527B2 true JPH0824527B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=18428624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35310892A Expired - Fee Related JPH0824527B2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | キンピラ用乾燥ゴボウの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824527B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020150228A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | 株式会社リコー | 電子機器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6320820B2 (ja) * | 2014-03-27 | 2018-05-09 | 有限会社ユタカ食品 | 即席惣菜の原料となる野菜の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03262456A (ja) * | 1990-03-09 | 1991-11-22 | Takashi Kanayama | 干物食品 |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP35310892A patent/JPH0824527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020150228A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | 株式会社リコー | 電子機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06178648A (ja) | 1994-06-28 |
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