JPH02219549A - 炊飯米の前処理方法 - Google Patents

炊飯米の前処理方法

Info

Publication number
JPH02219549A
JPH02219549A JP1041331A JP4133189A JPH02219549A JP H02219549 A JPH02219549 A JP H02219549A JP 1041331 A JP1041331 A JP 1041331A JP 4133189 A JP4133189 A JP 4133189A JP H02219549 A JPH02219549 A JP H02219549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
polished rice
water
polished
grain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1041331A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiya Yamashita
山下 征也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1041331A priority Critical patent/JPH02219549A/ja
Publication of JPH02219549A publication Critical patent/JPH02219549A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炊飯特に、精白米の洗米および漬浸処理を不
要として水を加えるだけでそのまま炊き上げることので
きる炊飯米の前処理方法に関する。
〔従来の技術〕
材料の精白米を洗米などの面倒な手間を省力して、直ち
に炊き上げられるようにした従来技術は、いくつかみら
れる。
ひとつは精白米に水分を多く含ませて熱処理をした半炊
き状態の中間処理米をつくり、この中間理米をユーザー
が炊飯器でそのまま炊き上げられるようにしたものであ
る。
他は精白米を一旦炊き上げたのち急速乾燥した処理米を
つくり、ユーザーはこの処理米に水を加えて更に炊き上
げる形式である。
かかる従来形式は、いわゆる「早炊きごはん」と称され
るものであるが、少なくとも半炊き状態に一旦処理され
ているので、二度炊きすることにより炊飯後の味が水っ
ぽくて悪いところに共通した欠点がある。保存性の点で
も問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
何よりも問題なのは、その他いずれの形式を採るにせよ
材料の精白米を洗米して漬浸する工程を経なければなら
ないが、この洗米・漬浸工程で精白米に胴割れが生じる
点である。
精白米は一般に約14%程度の水分を含有しているが、
少なくとも炊き始め時の水分含有量は20%以上でない
と、炊き上がったのちに硬くて「しん」が残る。従って
、洗米・漬浸工程にある程度の時間を要するが、この点
における水温との関係での合理的な処理時間などが従来
は研究されていなかった。そのために胴割れと炊飯後の
硬さが常に問題となっていた。なお、胴割れが生じると
、炊飯後に水っぽくなっていわゆる「ベチャごはん」と
なり、部分的にだんご状態となって食味が著しく悪くな
る。
本発明の基本目的は、ユーザーが精白米に洗米漬浸など
の前処理工程を加えることなく、直ちに水を加えるだけ
で炊飯器にて炊き上げることの出来る精白米の前処理方
法を提供するにある。
本発明の他の目的は、胴割れが生ぜず、しんが残らずに
全体が柔らくて美味に炊き上がる精白米の前処理方法を
提供するにある。
本発明の更に他の目的は、ユーザーが炊くまでの保存性
に優れた精白米の前処理方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明方法では、材料の精
白米を穀温が50℃を越えないように60℃〜80℃の
温水で漬浸時間を含めて3〜6分間洗米したのち、穀温
が30℃以上に維持されている間に急速乾燥して直に密
封包装することを特徴とする。
一般に洗米工程を経たのち漬浸工程に移るのは、精白米
に20重量%以上の水分を含有させるためであるが、洗
米工程に時間をかけることにより、漬浸工程を省略して
もよい0本発明において、漬浸時間を含めて洗米時間を
3〜6分間と設定したのは、上記の趣旨による。
洗米・漬浸工程は温水によるのが効果的であり、温水の
温度を上げて行くに従って処理時間も短縮化できる。例
えば50℃の温水では6分間でも、炊飯後になお少し硬
くてしんが残る。一方、90℃の温水による3分間の処
理時間では、炊飯後にしんが残ることはないが、精白米
が一旦煮えた状態となって水臭くなり、−週間足らずで
密封包装するもカビの発生をみる。従って、精白米の胴
割れ防止の観点からも、洗米・漬浸工程は60℃〜80
℃、好ましくは65℃〜75℃で2〜6分間処理する必
要がある。この場合、原則として温水の温度が高ければ
、処理時間を短縮できるが、本発明者の知見によれば穀
温が50℃を越えないようにして精白米の水分含有量を
20重量%以上、更に好ましくは水分含有量が最も安定
した24重量%前後にする。穀温が50℃を越えると、
食味が悪くなり胴割れにもつながる。
洗米・漬浸後の精白米は、いかに温水の温度および処理
時間を組み合わせても、単に水切りをして自然乾燥させ
たのち密封包装する限りは胴割れを生じる。この胴割れ
を防止するには、穀温が30℃より下るまでに適当なド
ライヤで急速乾燥して密封包装しなければならない。こ
の乾燥工程は処理済みの精白米が必要以上に水分を含有
してふやけた状態になるのを防止するにある。
密封包装は、真空包装でもよいが、これによるときは真
空層に面する精白米の水分が飛んで、−部に胴割れが生
じがちになるので、脱気包装にすることが最良である。
〔発明の効果〕
かかる本発明によれば、密封包装した処理済み精白米に
これに見合う量の水を加えて通常の炊飯器で炊き上げる
だけでよく、至って便利である。
しかも、その精白米には胴割れが全く生じておらず、炊
飯後もしんが残らず、水臭くなく最高の食味を以て柔ら
かなものとなる。かつ、少なくとも30日間は十分に品
質の変化をみることなく保存できる利点を有する。
〔第1実施例〕 材料の精白米300gを70℃の温水で2分間洗米した
のち、70℃の温水で3分間漬浸し、直ちにドライヤで
急速乾燥して脱気包装した。包装後の精白米は320g
であった。
包装後の処理済み精白米には、目視による限り胴割れを
認めず、30日経過するもカビの発生はなかった。この
処理済み精白米320gを2カツプの目盛どおりの水を
加えて炊飯器で炊き上げたが、炊飯結果は全体に柔らく
してしんが残っておらず、最良の食味であった。
〔第2実施例〕 洗米工程を80℃の温水で2分間、漬浸工程を80℃の
温水で2分間にした以外は第1実施例と同じにした。こ
れによるとも第1実施例と同様の結果を得た。
〔第3実施例〕 洗米工程を60℃の温水で2分間、漬浸工程を60℃の
温水で4分間にした以外は第1実施例と同じにした。こ
れによるときも第1実施例と同様の結果を得た。
〔比較例1〕 洗米工程を70℃の温水で2分間、漬浸工程を70℃の
温水で1分間とした以外は、第1実施例と同様にした。
この場合は包装後の精白米の重量が310gであり、胴
割れは認められなかったが、炊飯後に少し硬さがみられ
た。
〔比較例2〕 洗米・漬浸処理後の精白米を急速乾燥せずに水切り後に
自然乾燥するを待って脱気包装した以外は、第1実施例
と同様にした。この場合は包装後の精白米の重量が33
0gになり、胴割れが目立ち炊飯後に水臭くだんご状に
なった。
〔比較例3〕 洗米工程を80℃で2分間、漬浸工程を80℃で4分間
とした以外は、第1実施例と同様にした。
これによるときは包装後の精白米の重量が360gに達
し、ふやけた状態を呈しており、炊飯後も水臭かった。
〔比較例4〕 洗米工程を90℃で2分間、漬浸工程を1分間とした以
外は、第1実施例と同様にした。これによるときは包装
後の精白米は目視による限り重量とも第1実施例と変る
ところはなかったが、10日後にカビが発生した。
〔比較例5〕 洗米工程を90℃で2分間、漬浸工程を1分間とし、急
速乾燥せずに水切り後に自然乾燥するのを待って脱気包
装した以外は、第1実施例と同様にした。この場合の包
装直後の精白米は重量が320gで2日後に310gに
なり、胴割れが目立った。
〔比較例6〕 洗米工程を50℃で2分間、漬浸工程を50℃で3°分
間とした以外は、第1実施例と同様にした。
この場合は包装後の精白米に胴割れが少し認められ、炊
飯後も少し硬くてしんが残り、水臭かった。
〔比較例7〕 洗米工程を30℃で2分間、漬浸工程を15分間とした
以外は、第1実施例と同様にした。この場合は包装後の
精白米に胴割れが目立ち、炊飯後も水臭くてだんご状と
なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)材料の精白米を穀温が50℃を越えないように6
    0℃〜80℃の温水で漬浸時間を含め3〜6分間洗米し
    たのち、穀温が30℃以上に維持されている間に急速乾
    燥して密封包装することを特徴とする炊飯米の前処理方
    法。
JP1041331A 1989-02-21 1989-02-21 炊飯米の前処理方法 Pending JPH02219549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1041331A JPH02219549A (ja) 1989-02-21 1989-02-21 炊飯米の前処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1041331A JPH02219549A (ja) 1989-02-21 1989-02-21 炊飯米の前処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02219549A true JPH02219549A (ja) 1990-09-03

Family

ID=12605537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1041331A Pending JPH02219549A (ja) 1989-02-21 1989-02-21 炊飯米の前処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02219549A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0474985U (ja) * 1990-11-13 1992-06-30
JPH04311358A (ja) * 1991-04-09 1992-11-04 Kubota Corp 既洗浸漬米の製造装置
JP2021176292A (ja) * 2020-05-09 2021-11-11 エースシステム株式会社 無浸漬米を使用した個食用米飯の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0474985U (ja) * 1990-11-13 1992-06-30
JPH04311358A (ja) * 1991-04-09 1992-11-04 Kubota Corp 既洗浸漬米の製造装置
JP2021176292A (ja) * 2020-05-09 2021-11-11 エースシステム株式会社 無浸漬米を使用した個食用米飯の製造方法
WO2021229826A1 (ja) * 2020-05-09 2021-11-18 エースシステム株式会社 無浸漬米を使用した個食用米飯の製造方法
CN115802903A (zh) * 2020-05-09 2023-03-14 爱伊斯有限公司 使用非浸泡米的单餐用米饭的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890004901B1 (ko) α화 건조미의 제조방법
JPS62134048A (ja) 乾燥米の製造方法
JPWO2010095702A1 (ja) 密封容器入り調理栗、栗中のマルトース生成方法、調理栗の甘味増強方法及び密封容器入り調理栗の製造方法
JPH02219549A (ja) 炊飯米の前処理方法
JP2539653B2 (ja) 加熱殺菌処理を施す食品の原料として使用する魚介類及び肉類の製造法
JP2782084B2 (ja) 玄米処理法
JP2008148598A (ja) 赤飯等、豆入り米飯の素およびその製造方法
JP4215655B2 (ja) 米飯及び米飯の製造方法
JPS60199354A (ja) 包装穀物製品の製造法
Unnikrishnan et al. Properties of pressure-parboiled rice as affected by variety
JPH03285651A (ja) 野菜類の煮くずれ防止方法
JP3266565B2 (ja) 加圧加熱食品の製造方法
JPS5985263A (ja) 即席乾燥米の製造法
JPS6181756A (ja) 即席乾燥米の製造法
JPS6016556A (ja) 米粒の表層部のみを糊化した加工米の製造法
JP4407329B2 (ja) 品質改良米飯
JPS6228658B2 (ja)
JPS62155060A (ja) 即席乾燥米の製造方法
JPS6083550A (ja) インスタントライス
JPH10262579A (ja) 外米レトルト米飯の製造方法
JPS6016557A (ja) 雑炊用乾燥ごはん、並びに、その製造法
KR100221667B1 (ko) 반조리밥의 제조방법
JP2651562B2 (ja) 乾燥野菜の貯蔵方法
JPH01240141A (ja) 極軟の甘路煮栗の製造方法
JPS5898048A (ja) インスタント粥の製造方法