JPS62155060A - 即席乾燥米の製造方法 - Google Patents
即席乾燥米の製造方法Info
- Publication number
- JPS62155060A JPS62155060A JP60296263A JP29626385A JPS62155060A JP S62155060 A JPS62155060 A JP S62155060A JP 60296263 A JP60296263 A JP 60296263A JP 29626385 A JP29626385 A JP 29626385A JP S62155060 A JPS62155060 A JP S62155060A
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- Japan
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- rice
- water
- gelatinized
- cellulase
- instant dried
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、生産時間が短かく、注湯復元性、すなわち湯
戻シが速く、歩留の良い則席乾燥米の製造法に関するも
のである。
戻シが速く、歩留の良い則席乾燥米の製造法に関するも
のである。
即席乾燥米t−製造する方法として、α化した米を水分
含量の高い状態にして調湿・乾燥する方法が知られてい
る。(特開昭56−151471・56−151472
・58−220658・59−85263−59−20
4558)この方法で得られた乾燥米は湯戻シが速く、
復元後の食感も優れたものである。しかし、注湯による
官能評価ではやや硬い食感であること、これを軟くする
には、乾燥前の米の水分含量を更て上ばて乾燥しなけれ
ばならなく、生産性の低下による経済住建欠点を有して
いた。
含量の高い状態にして調湿・乾燥する方法が知られてい
る。(特開昭56−151471・56−151472
・58−220658・59−85263−59−20
4558)この方法で得られた乾燥米は湯戻シが速く、
復元後の食感も優れたものである。しかし、注湯による
官能評価ではやや硬い食感であること、これを軟くする
には、乾燥前の米の水分含量を更て上ばて乾燥しなけれ
ばならなく、生産性の低下による経済住建欠点を有して
いた。
又、FD米・・々フ米などの即席乾燥米も生産コストが
高いことや、注湯復元性ではやや硬いなどの欠点を有し
ている。
高いことや、注湯復元性ではやや硬いなどの欠点を有し
ている。
本発明は、従来法における問題点、即ち、復元性の改善
に伴う食感の硬化、或いは、当該食感の改善に#り生産
性の低下を改善し、復元性、生産性並びに食感が総合的
に改善された即席乾燥米を装造することを目的とする。
に伴う食感の硬化、或いは、当該食感の改善に#り生産
性の低下を改善し、復元性、生産性並びに食感が総合的
に改善された即席乾燥米を装造することを目的とする。
本発明者らは、このような従来法の欠点を解決すること
を目的として、種々研究した結果、米をセルラーゼ含有
水溶液に浸漬するととKよシ、優れた乾燥米゛が得られ
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
を目的として、種々研究した結果、米をセルラーゼ含有
水溶液に浸漬するととKよシ、優れた乾燥米゛が得られ
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
米のセルラーゼ処理については、炊飯前に浸漬すること
で炊飯米の風味向上や食感改良ができる等の報告は存在
するが、即席乾燥米の注湯復元性の改良に応用するとい
う知見はみあたらない。
で炊飯米の風味向上や食感改良ができる等の報告は存在
するが、即席乾燥米の注湯復元性の改良に応用するとい
う知見はみあたらない。
本発明に用いる米は、特にその起源・種類及び品質を問
う所でなく、例えば、国内産米・国外産米・軟質米或は
古米・古々米が用いられる。
う所でなく、例えば、国内産米・国外産米・軟質米或は
古米・古々米が用いられる。
又、セルラーゼ製剤は組織崩壊・作用を含むものであれ
ばよく、例示すると、セルラーゼAP (J野製i)、
セルロジン(上田化成)、セルチーム(長潮産業)、メ
イセラーゼ(明治製菓)、セルラーゼ「オノノカ」3S
(ヤクルト)等があげられ、その酵素力価によシ使用量
を調整して使えば良い。
ばよく、例示すると、セルラーゼAP (J野製i)、
セルロジン(上田化成)、セルチーム(長潮産業)、メ
イセラーゼ(明治製菓)、セルラーゼ「オノノカ」3S
(ヤクルト)等があげられ、その酵素力価によシ使用量
を調整して使えば良い。
処理方法としては、精白米を水洗した後、水浸漬を行う
が、その際セルラーゼ製剤を浸漬水に含有させ、約10
分〜48時間浸漬させる。好ましくは、セルラーゼ製剤
を米に対し、使用するセルラーゼ製剤によシ異なるが、
0.01〜1多添加し、浸漬水の温度及びpHk使用し
たセルラーゼ製剤の至適条件に調製するのがよシ効果的
である。しかし、未調製でも充分効果は得られる。水の
量は、米に対する重量比で0.7倍ないし17倍であれ
ばよく、1.1倍ないし1.4倍が普通である。
が、その際セルラーゼ製剤を浸漬水に含有させ、約10
分〜48時間浸漬させる。好ましくは、セルラーゼ製剤
を米に対し、使用するセルラーゼ製剤によシ異なるが、
0.01〜1多添加し、浸漬水の温度及びpHk使用し
たセルラーゼ製剤の至適条件に調製するのがよシ効果的
である。しかし、未調製でも充分効果は得られる。水の
量は、米に対する重量比で0.7倍ないし17倍であれ
ばよく、1.1倍ないし1.4倍が普通である。
その後のα化する方法としては、蒸煮と炊飯だよる方法
がある。蒸煮の方法は種々の方法が考えられるが、ネッ
トコンベアーを用いる場合には、1〜5crn位の厚さ
に均一に広げ蒸煮する。α化後の水分含量が50%以上
になるようにするには、蒸煮中に、例えば、20分後・
30分後にそれぞれ温水を散水して吸水させると40分
蒸煮後には61%となシ、炊飯米と同じレベルまで吸水
させることが出来る。
がある。蒸煮の方法は種々の方法が考えられるが、ネッ
トコンベアーを用いる場合には、1〜5crn位の厚さ
に均一に広げ蒸煮する。α化後の水分含量が50%以上
になるようにするには、蒸煮中に、例えば、20分後・
30分後にそれぞれ温水を散水して吸水させると40分
蒸煮後には61%となシ、炊飯米と同じレベルまで吸水
させることが出来る。
炊飯してα化する場合には、電気釜炊飯等の通常の加熱
方法でも圧力釜炊飯等の加圧加熱方法でもよい。炊飯し
て水分含量50チ以上のα化米を得るには、米に対する
水の量が重量比で1.5倍ないし20倍、好ましくは2
倍ないし2.5倍となるように加水して炊飯し、α化す
る。
方法でも圧力釜炊飯等の加圧加熱方法でもよい。炊飯し
て水分含量50チ以上のα化米を得るには、米に対する
水の量が重量比で1.5倍ないし20倍、好ましくは2
倍ないし2.5倍となるように加水して炊飯し、α化す
る。
炊飯終了後の蒸らす工程については、入れても入れなく
ても良く、拳法の場合は省略しても問題はない。次に炊
飯米を水に直接投入し、軽くかき混ぜながら米粒をとき
ほぐす。この場合の水の温度は70℃程度の温水が好ま
しい。
ても良く、拳法の場合は省略しても問題はない。次に炊
飯米を水に直接投入し、軽くかき混ぜながら米粒をとき
ほぐす。この場合の水の温度は70℃程度の温水が好ま
しい。
水中でほぐす場合には、重量比で米粒の2〜3倍の水を
加え、米粒が離ればなれの状態になるように緩やかに攪
拌するか、水中にシャワーでかたまシを充分にほぐせば
よい。浸漬時間は米粒のほぐしが出来る程度の短時間(
5分程度)でよい。
加え、米粒が離ればなれの状態になるように緩やかに攪
拌するか、水中にシャワーでかたまシを充分にほぐせば
よい。浸漬時間は米粒のほぐしが出来る程度の短時間(
5分程度)でよい。
このようにして、得られた水分含量の高いα化米を10
0℃以上の熱風、好ましくは115℃〜125℃程度の
熱風で乾燥する。この場合の乾燥に要する時間は30分
以内であシ、乾燥時間が長びくと食感が硬くなシ好まし
くない。なお、浸漬時に用いたセルラーゼ製剤は、後工
程の加熱により失活し最終製品にはその活性は残存しな
いことが確認されている。
0℃以上の熱風、好ましくは115℃〜125℃程度の
熱風で乾燥する。この場合の乾燥に要する時間は30分
以内であシ、乾燥時間が長びくと食感が硬くなシ好まし
くない。なお、浸漬時に用いたセルラーゼ製剤は、後工
程の加熱により失活し最終製品にはその活性は残存しな
いことが確認されている。
以上説明したような方法によれば、従来法の生産条件を
変更することなく、更には従来法よシ注湯復元性のよい
品質の即席乾燥米を得ることが出来る。
変更することなく、更には従来法よシ注湯復元性のよい
品質の即席乾燥米を得ることが出来る。
実施例1
精米100gを洗米したのち、室温の水100CCに1
時間浸漬した。水切シ後、170ccの水を加えて、電
気炊飯釜にて炊飯し、α化した。炊飯後蒸らすことなく
70℃の温水1を中に投入し、軽くほぐした。米粒がほ
ぐれたら直ちに水を切シ、常圧下120℃にて30分間
熱風乾燥し、即席乾燥米(対照A)を得た。
時間浸漬した。水切シ後、170ccの水を加えて、電
気炊飯釜にて炊飯し、α化した。炊飯後蒸らすことなく
70℃の温水1を中に投入し、軽くほぐした。米粒がほ
ぐれたら直ちに水を切シ、常圧下120℃にて30分間
熱風乾燥し、即席乾燥米(対照A)を得た。
精米100.9’に洗米したのち、45℃の水100C
Cに0.1yセルラーゼ製剤を溶解し、1時間浸漬した
。水切シ後、対照Aと同様の条件で、蒸煮・浸漬・乾燥
を行い即席乾燥米(試験B)を得た。
Cに0.1yセルラーゼ製剤を溶解し、1時間浸漬した
。水切シ後、対照Aと同様の条件で、蒸煮・浸漬・乾燥
を行い即席乾燥米(試験B)を得た。
次に即席乾燥米A及びB50.9’に各々発泡スチロー
ル容器に入れ、SS水250CCを加えた後、蓋をして
5分間湯戻しした。この復元米全速かに官能検査(30
名パネル)によって評価した。結果を第1表に示した。
ル容器に入れ、SS水250CCを加えた後、蓋をして
5分間湯戻しした。この復元米全速かに官能検査(30
名パネル)によって評価した。結果を第1表に示した。
第1表
評価方法; 30 名、pネルにより、コントロールを
5点とする10段階評価を行い、 その平均を示しだ。
5点とする10段階評価を行い、 その平均を示しだ。
実施例2
精米90 kgを洗米したのち、室温の水150tに2
時間浸漬した。水切り後、蒸熱と浸漬を繰シ返し、水分
を74%まで吸収させた。シャワーリングで米粒をほぐ
し常圧下120℃にて30分間熱風乾燥し、即席乾燥米
(対照C)を得た。
時間浸漬した。水切り後、蒸熱と浸漬を繰シ返し、水分
を74%まで吸収させた。シャワーリングで米粒をほぐ
し常圧下120℃にて30分間熱風乾燥し、即席乾燥米
(対照C)を得た。
精米90k17を洗米したのち、45℃pi−15,0
の水1501に2701セルラーゼ製剤を溶解し、2時
間浸漬した。水切り後、対照Cと同様の条件で、蒸煮・
浸漬・乾燥を行い即席乾燥米(試験D)を得た。
の水1501に2701セルラーゼ製剤を溶解し、2時
間浸漬した。水切り後、対照Cと同様の条件で、蒸煮・
浸漬・乾燥を行い即席乾燥米(試験D)を得た。
次に即席乾燥米C及びD50gを各々発泡スチロール容
器に入れ、沸騰水250ccを加えた後、蓋をして5分
間湯戻しした。この復元米を速か:・て官能検査(30
名のパネル)によって評価した。
器に入れ、沸騰水250ccを加えた後、蓋をして5分
間湯戻しした。この復元米を速か:・て官能検査(30
名のパネル)によって評価した。
結果を第2表に示した。
第2表
評価方法;30名ノやネルにより、コントロールを5点
とする10段階評価を行い、 その平均を示した。
とする10段階評価を行い、 その平均を示した。
Claims (4)
- (1)米をセルラーゼ含有水溶液に浸漬した後、α化し
、乾燥することを特徴とする即席乾燥米の製造方法。 - (2)α化後の水分含量が50%以上となるように米を
α化することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
製造方法。 - (3)100℃以上の熱風により、乾燥することを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 - (4)水分含量2〜15%となるまで乾燥することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60296263A JPS62155060A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 即席乾燥米の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60296263A JPS62155060A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 即席乾燥米の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62155060A true JPS62155060A (ja) | 1987-07-10 |
Family
ID=17831304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60296263A Pending JPS62155060A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 即席乾燥米の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62155060A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01273555A (ja) * | 1988-04-25 | 1989-11-01 | House Food Ind Co Ltd | 加工穀類の製造法及びこれによって製造された加工穀類を使用した菓子の製造法 |
EP1977654A1 (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-08 | Flavio Mazzini | Quick-cooking white rice and process for the preparation thereof |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55138368A (en) * | 1979-04-18 | 1980-10-29 | Yukio Ishida | Treatment of old and far old rice |
JPS56151471A (en) * | 1980-04-22 | 1981-11-24 | Ajinomoto Co Inc | Preparation of instant dried rice |
JPS60241862A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-30 | Naoshi Kayama | もち米を原料とする食品材料の製造方法 |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP60296263A patent/JPS62155060A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55138368A (en) * | 1979-04-18 | 1980-10-29 | Yukio Ishida | Treatment of old and far old rice |
JPS56151471A (en) * | 1980-04-22 | 1981-11-24 | Ajinomoto Co Inc | Preparation of instant dried rice |
JPS60241862A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-30 | Naoshi Kayama | もち米を原料とする食品材料の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01273555A (ja) * | 1988-04-25 | 1989-11-01 | House Food Ind Co Ltd | 加工穀類の製造法及びこれによって製造された加工穀類を使用した菓子の製造法 |
EP1977654A1 (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-08 | Flavio Mazzini | Quick-cooking white rice and process for the preparation thereof |
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