JP4787222B2 - ブレーキシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ブレーキシステムの改良に関するものである。
自動二輪車等の車両に多用されている液圧式のブレーキ装置には、運転者がブレーキ操作部を操作することにより液圧を発生させる制動入力側と、車輪制動手段に液圧が供給される制動出力側とが、電磁弁によって連通・遮断可能に構成されているものがある。
その一例として、ブレーキ操作部の操作量を電気的に検出し、その検出値に基づいて液圧発生装置を制御し、液圧を発生させて車輪制動手段を作動させる、所謂、バイワイヤ式のブレーキシステムがある。
このようなバイワイヤ式ブレーキシステムにおいては、ブレーキ操作に応じた制動を可能にするために、制動入力側に圧力センサを備えている。ここで、圧力センサの故障診断を行う場合、複数の圧力センサの出力値を比較することにより行われる。
このような圧力センサを複数用いて故障診断するものとして、例えば、特許文献1が知られている。
特開2006−193136公報
特許文献1の図1を以下に説明する。
前輪側のブレーキ回路1aは、ブレーキレバーとしてのブレーキ操作部2に連動するマスターシリンダ3と、このマスターシリンダ3で発生した液圧により作動するブレーキキャリパ4と、これらのマスターシリンダ3及びブレーキキャリパ4のそれぞれを接続する主ブレーキ通路5と、この主ブレーキ通路5に設けられた第1の電磁開閉弁V1とを備え、第1の電磁開閉弁V1を境にしてマスターシリンダ3側の制動入力側に第1圧力センサ28A及び第2圧力センサ28Bが設けられ、第1の電磁開閉弁V1を境にしてブレーキキャリパ4側の制動出力側に圧力センサ29が設けられている。
上記したように、制動入力側に2つのセンサとしての第1圧力センサ28A及び第2圧力センサ28Bを設けることで、第1圧力センサ28Aと第2圧力センサ28Bとの検出値を比較することによりこれら2つのセンサの故障診断を確実に行うことが可能になる。
また、現在一般に用いられている液圧検出用センサは、圧力変化を歪み量に変換し、その歪み量に応じた電気信号を出力する構造であるため、ブレーキ開始直後の微少な圧力変化を検出し得るものであると、高圧に対する耐圧性能が低下しがちとなり、逆に、高圧に対する耐圧性能が高いものであると、微少な圧力変化を測定する分解能が低下する。
本発明の目的は、故障診断が確実に行えるとともに、適切な範囲の圧力測定が可能な車両用ブレーキシステムを提供することにある。
請求項1に係る発明は、ブレーキ操作部の操作に連動するマスターシリンダと、このマスターシリンダによって得られた液圧により制動力を発生させる車輪制動手段と、マスターシリンダと車輪制動手段とを接続する主ブレーキ通路と、この主ブレーキ通路にマスターシリンダと車輪制動手段とを連通又は遮断させるために設けられた常開型の第1電磁開閉弁と、ブレーキ操作部の操作量に応じた擬似的な反力をマスターシリンダに作用させるストロークシミュレータと、主ブレーキ通路の第1電磁開閉弁よりマスターシリンダ側から分岐してストロークシミュレータに接続する分岐通路と、この分岐通路にマスターシリンダとストロークシミュレータとを連通又は遮断するために設けられた常閉型の第2電磁開閉弁と、電動アクチュエータにより液圧を発生させ車輪制動手段を作動させる液圧モジュレータと、を備えるブレーキシステムにおいて、マスターシリンダ側の液圧を検出するために主ブレーキ通路に設けられた第1入力側圧力センサと、ストロークシミュレータ側の圧力を検出するために分岐通路の第2電磁開閉弁よりストロークシミュレータ側に設けられた第2入力側圧力センサとを備え、第2入力側圧力センサの測定分解能を、第1入力側圧力センサの測定分解能よりも高く設定したことを特徴とする。
作用として、先ず、分岐通路にマスターシリンダとストロークシミュレータとを連通又は遮断するための常閉型の第2電磁開閉弁を設けることで、第2電磁開閉弁が開いている頻度が少なくなり、分岐路の第2電磁開閉弁よりマスターシリンダ側に大きな液圧が発生しても、この液圧が第2入力側圧力センサに伝わる回数が少なくなり、第2入力側圧力センサの耐久性が向上する。
従って、例えば、第1入力側センサと第2入力側センタとのそれぞれの検出値を常に比較することにより、これらの2つのセンサの故障診断が行える。
また、第1入力側圧力センサよりも第2入力側圧力センサの方が、より小さい液圧変化を検出することが可能である。
請求項2に係る発明は、車両の速度を検出する車速センサと、第1・第2電磁開閉弁の開閉をそれぞれ制御するコントロールユニットと、を備え、このコントロールユニットでは、車速センサの検出値に基づき、所定のしきい値を基準にして第2電磁開閉弁の開閉を制御することを特徴とする。
作用として、コントロールユニットは、車速センサの検出値を所定のしきい値と比較し、車速センサの検出値が所定のしきい値よりも大きい場合には、車両が走行状態であると判断し、第2電磁開閉弁を開く。
請求項1に係る発明では、先ず、マスターシリンダ側の液圧を検出するために主ブレーキ通路に設けられた第1入力側圧力センサと、ストロークシミュレータ側の圧力を検出するために分岐通路の第2電磁開閉弁よりストロークシミュレータ側に設けられた第2入力側圧力センサと、を備えるので、第1入力側圧力センサ及び第2入力側圧力センサの両方でこれらの2つのセンサの故障診断を行うことができる。更に、分岐通路に常閉型の第2電磁開閉弁を設けることにより、マスターシリンダによって大きな液圧が発生しても、分岐通路が閉じているので、第2入力側圧力センサにその液圧を加わりにくくすることができる。
次に、第2入力側圧力センサの測定分解能を、第1入力側圧力センサの測定分解能よりも高く設定したので、第2入力側圧力センサによって、第1入力側圧力センサよりも小さい液圧変化を検出することができるため、精度の高いブレーキ制御を行うことができる。また、常閉型の第2電磁開閉弁が開いているときのみ第2入力側圧力センサに圧力が作用するため、圧力変動の影響を受けにくくすることができる。
請求項2に係る発明では、車両の速度を検出する車速センサと、第1・第2電磁開閉弁の開閉をそれぞれ制御するコントロールユニットと、を備え、このコントロールユニットでは、車速センサの検出値に基づき、所定のしきい値を基準にして第2電磁開閉弁の開閉を制御するので、コントロールユニットが車速センサの検出値を所定のしきい値と比較して、車両が走行状態であると判断したときは、第2電磁開閉弁を開き、感度の高い第2入力側圧力センサで液圧を測定できるため、ブレーキ制御を精度よく行うことができる。
更に、停車時には第2電磁開閉弁は閉状態であるため、停車中のブレーキ操作による圧力変動の影響を受けにくくすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両用ブレーキシステムの系統図である。
ブレーキシステム10は、車両としての自動二輪車の前輪を制動する前輪ブレーキ装置11と、自動二輪車の後輪を制動する後輪ブレーキ装置12と、これらの前輪ブレーキ装置11及び後輪ブレーキ装置12にそれぞれ備えるブレーキ液通路に設けられた複数の電磁バルブの開閉を制御するコントロールユニット13と、前輪ブレーキ装置11、後輪ブレーキ装置12及びコントロールユニット13に給電するバッテリ14とからなり、前輪ブレーキ装置11に備えるブレーキレバー21、後輪ブレーキ装置12に備えるブレーキペダル22の操作量をそれぞれ電気的に検出し、これらの検出量に応じたブレーキ液圧を発生させて前輪、後輪を独立又は連動させて制動させるバイワイヤ方式のものである。
前輪ブレーキ装置11は、ブレーキレバー21と、このブレーキレバー21に連結されてブレーキレバー21の操作によりブレーキ液圧を発生させる前輪マスターシリンダ25と、この前輪マスターシリンダ25内に出入りするブレーキ液を貯めたリザーバタンク26と、前輪を制動する前輪ディスクブレーキ装置42と、前輪マスターシリンダ25と前輪ディスクブレーキ装置42とを接続する主ブレーキ通路としてのブレーキ配管41と、このブレーキ配管41の途中に設けられた第1電磁開閉弁としての第1電磁バルブ43と、ブレーキ配管41の第1電磁バルブ43より前輪マスターシリンダ25側から分岐する分岐通路としてのブレーキ配管27と、前輪マスターシリンダ25にブレーキ配管27を介して接続されたストロークシミュレータ28と、ブレーキ配管27の途中に設けられた第2電磁開閉弁としての第2電磁バルブ31と、この第2電磁バルブ31を迂回するようにブレーキ配管27に設けられたバイパス配管32と、このバイパス通路32の途中に設けられた一方向弁33と、前輪マスターシリンダ25に接続された第1圧力センサ35と、バイパス配管32に接続された第2圧力センサ36と、ブレーキ配管41にブレーキ配管44を介して接続されたパワーユニット46と、ブレーキ配管44の途中に設けられた第3電磁バルブ47と、この第3電磁バルブ47を迂回するようにブレーキ配管44に接続されたバイパス配管48と、このバイパス通路48の途中に設けられた一方向弁51と、バイパス配管48に接続された第3圧力センサ52とからなる。なお、14A,14Bはコントロールユニット13とバッテリ14とを接続する導線である。
ストロークシミュレータ28は、ブレーキレバー21の操作量に応じて前輪マスターシリンダ25に発生した液圧により擬似的な反力を発生させて、ブレーキレバー21を操作する運転者の手に、バイワイヤ方式でない通常の液圧式ブレーキ装置のブレーキレバーに発生する遊び等の操作感覚と同様な操作感覚を発生させるものである。
第2電磁バルブ31は、通常は圧縮コイルばね31aの弾性力で閉じられている部品(常閉型第2電磁開閉弁)であり、コントロールユニット13から出力される制御信号を導線31Aを介して受けることで圧縮コイルばね31aの弾性力に抗して開かれる。
バイパス配管32及び一方向弁33は、ストロークシミュレータ28に発生したブレーキ液の残圧を逃がすものであり、一方向弁33は、ストロークシミュレータ28側から前輪マスターシリンダ25側へのブレーキ液の流れのみを許容する部品である。
第1圧力センサ35は、ブレーキ配管41に設けられ、ブレーキ配管41を介して前輪マスターシリンダ25内の圧力を検出する部品であり、コントロールユニット13に導線35Aで接続されている。
第2圧力センサ36は、ブレーキ配管27の第2電磁バルブ31よりストロークシミュレータ28側に設けられ、ブレーキ配管27にバイパス配管32を介して接続されてストロークシミュレータ28内の圧力を検出する部品であり、コントロールユニット13に導線36Aで接続されている。
また、第2圧力センサ36は、第2電磁バルブ31のストロークシミュレータ28側に設けられているため、通常時圧力変化の影響を受けにくい。
第2圧力センサ36が液圧を測定する分解能は、第1圧力センサ35の分解能よりも高い。換言すれば、第1圧力センサ35の耐圧性能は、第2圧力センサ36の耐圧性能よりも高い。
また、第1圧力センサ35及び第2圧力センサ36は、それぞれの液圧検出値がコントロールユニット13で比較されて、故障診断が行われる。
前輪ディスクブレーキ装置42は、ブレーキディスク55と、このブレーキディスク55を制動するブレーキキャリパ56とからなり、ブレーキキャリパ56は上記のブレーキ配管41に接続されている。なお、58はブレーキディスク55の回転速度を検出することで前輪の車輪速度を求めるための前輪車輪速センサであり、コントロールユニット13に導線58Aで接続されている。
第1電磁バルブ43は、通常は圧縮コイルばね43aの弾性力で開かれている部品(常開型第1電磁開閉弁)であり、コントロールユニット13から出力される制御信号を導線43Aを介して受けることで圧縮コイルばね43aの弾性力に抗して閉じられる。
パワーユニット46は、電動モータ60と、この電動モータ60の回転軸60aに取付けられた第1ギヤ61と、この第1ギヤ61に噛み合う第2ギヤ62と、この第2ギヤ62に一体的に取付けられたナット部材63と、このナット部材63に複数のボール(不図示)を介してねじ結合されたねじ軸64と、このねじ軸64に押圧部材66を介して当てられたパワーシリンダ装置67とからなる。なお、60A,60Bは電動モータ60に通電するためにコントロールユニット13と電動モータ60とを接続する導線である。
上記のナット部材63、複数のボール及びねじ軸64は、ボールねじ機構71を構成するものである。
パワーシリンダ装置67は、シリンダ本体73と、このシリンダ本体73内に移動自在に挿入されるとともに一端に押圧部材66が当てられたパワーピストン74と、このパワーピストン74の他端及びシリンダ本体73の底のそれぞれの間に配置された圧縮コイルばね76とからなり、シリンダ本体74の底にブレーキ配管44が接続されている。
第3電磁バルブ47は、通常は圧縮コイルばね47aの弾性力で閉じられている部品であり、コントロールユニット13から出力される制御信号を導線47Aを介して受けることで圧縮コイルばね47aの弾性力に抗して開かれる。
バイパス配管48及び一方向弁51は、パワーユニット46のシリンダ本体73内に発生したブレーキ液の残圧を逃がすものであり、一方向弁51は、パワーユニット46側からブレーキキャリパ56側へのブレーキ液の流れのみを許容する。
第3圧力センサ52は、シリンダ本体73内の液圧を検出する部品であり、コントロールユニット13に導線52Aで接続されている。
コントロールユニット13は、第1圧力センサ35、第2圧力センサ36、第3圧力センサ52からの圧力信号、前輪車輪速センサ58からの前輪車輪速信号に基づいて、第1電磁バルブ43、第2電磁バルブ31、第3電磁バルブ47の開閉と、電動モータ60の駆動を制御する。
後輪ブレーキ装置12は、基本構成としては前輪ブレーキ装置11とほぼ同一であるが、ブレーキレバー21に代えてブレーキペダル22、前輪マスターシリンダ25に代えて後輪マスターシリンダ82、リザーバタンク26に代えてリザーバタンク83、前輪ディスクブレーキ装置42に代えて後輪ブレーキ装置84、前輪車輪速センサ58に代えて後輪車輪速センサ86、導線58Aに代えて後述する導線86Aを設けたものである。後輪ブレーキ装置12の他の構成については、前輪ブレーキ装置11と同一符号を付けている。
後輪ブレーキ装置84は、ブレーキディスク91と、このブレーキディスク91を制動するブレーキキャリパ92とからなり、ブレーキキャリパ92はブレーキ配管41に接続されている。
後輪車輪速センサ86は、ブレーキディスク91の回転速度、即ち、後輪の車輪速度を検出する部品であり、コントロールユニット13に導線86Aで接続されている。
前輪車輪速センサ58及び後輪車輪速センサ86は、前輪及び後輪の車輪速度を検出するものであるが、これらの車輪速度に基づいてコントロールユニット13で車体速度を求めることから、車速センサを兼ねている。
車体速度は、例えば、所定のしきい値が設けられ、このしきい値と、前輪車輪速センサ58及び後輪車輪速センサ86の車輪速度から求められた車体速度とがコントロールユニット13で比較されて、第1電磁バルブ43、第2電磁バルブ31、第3電磁バルブ47の開閉がコントロールユニット13により制御される。
図2は本発明に係るストロークシミュレータの断面図であり、ストロークシミュレータ28は、シリンダ部101と、このシリンダ部101に設けられたシリンダ穴101aに移動自在に挿入されたピストン102と、このピストン102に形成された小径部102aの付け根側に半径方向の隙間を持って嵌められたゴム製の第1弾性部材103と、小径部102aに嵌められるとともに端部内周面に形成された環状の段部104a内に第1弾性部材103の一部を収納する樹脂製の第2弾性部材104と、小径部102aが出入りする中空部106aを備えるとともにシリンダ穴101aの一端側を塞ぐ端部閉塞部材106とからなる。
シリンダ部101は、一端がブレーキ配管27に接続されるとともに他端がシリンダ穴101aに通じるブレーキ液通路101cと、シリンダ穴101a内にブレーキ液を満たす際に余分なブレーキ液を逃がす逃がし通路101dとを備える。
ピストン102は、シリンダ穴101aと摺動する大径部102bと、この大径部102bの端部に一体に形成された小径部102aとからなり、大径部102bは、その外周面に、シリンダ穴101aとピストン102との間に形成された液室121に通じるようにしてブレーキ液が満たされる複数の軸方向に延びる軸方向溝102dと、シリンダ穴101a及び大径部102bのそれぞれの間をシールするシール部材108を装着する環状溝102eとが形成された部材である。
第1弾性部材103は、ゴム製の筒状のものであり、一端が大径部102bの端面102fに当てられ、他端が第2弾性部材104の段部104a(後述する凹部111)の底面104bに当てられて挟持されている。
第2弾性部材104は、第1弾性部材103よりもばね定数が大きくされた樹脂製のものであり、ピストン102と端部閉塞部材106との間に第1弾性部材103と直列に配置され、第2弾性部材104の一端には、段部104aと面取り部104cとが形成され、小径部102aが嵌合するための中空部104hが形成されたものである。
第2弾性部材104の端部内周面に形成された環状の段部104aと、ピストン102の小径部102aにおける外周面102gとは、環状の凹部111を形成し、この凹部111内に第1弾性部材103の一部が収納されている。
符号C1は大径部102bの端面102fと第2弾性部材104の一端面104eとの隙間、符号C2は第2弾性部材104の外周面104gとシリンダ穴101aとの隙間である。
第2弾性部材104の他端面104fは、端部閉塞部材106の端面106cに当てられている。
上記の隙間C2及び面取り部104cは、第2弾性部材104が軸方向に圧縮変形したときに、第2弾性部材104がシリンダ穴101a内で半径方向に膨張できるようにするために設けられたものであり、隙間C2及び面取り部104cの大きさを変更することで、第2弾性部材104が圧縮変形したときに発生する反力(即ち、第2弾性部材104のばね定数)を容易に変更することができる。
端部閉塞部材106は、中空部106aと、シリンダ部101の端部に形成された端部大径穴101fとの間をシールするOリング113を装着するための環状のOリング溝106dと、外部に臨む端面106eから突出させた外部突出部106fと、中空部106aから外部に通じるように外部突出部106fの内側を通るように開けられた外部流通穴106gとが形成された部材である。なお、115は端部大径穴101fから端部閉塞部材106が抜けるのを防止する止め輪である。
以上に述べたブレーキシステム10の作用を次に説明する。
図3は本発明に係るブレーキシステムの作用を示す第1作用図である。なお、以下では、ブレーキシステムにおいて、ブレーキ液圧が発生している部分、信号が流れている部分、通電されている部分が太線で示されている。また、前輪ブレーキ装置11と後輪ブレーキ装置12の作用はほとんど同一であるため、以下では主に前輪ブレーキ装置11について説明する。
車両のイグニッションスイッチがOFFの場合(例えば、車両が停止しているか、又は車両が運転者によって移動されている場合)、あるいは、車両のイグニッションスイッチがONで且つ前輪車輪速センサ58で検出された前輪車輪速度がゼロ又は所定値未満(即ち、コントロールユニット13によって車両が停止していると判断される。)の場合、第2電磁バルブ31は閉じ、第1電磁バルブ43は開き、第3電磁バルブ47は閉じているから、ブレーキレバー21を白抜き矢印で示すように操作すれば、前輪マスターシリンダ25で液圧が発生し、この液圧が図の太線で示した経路に伝わる。なお、太線で示された導線36A,58Aは、イグニッションスイッチがONのときのものを示している。
上記した「前輪車輪速センサ58で検出された前輪車輪速度がゼロ又は所定値未満」は、「前輪車輪速センサ58及び後輪車輪速センサ86から求められた車体速度(即ち、車速)がゼロ又は所定値(車体速度のしきい値)未満」であってもよい。
前輪マスターシリンダ25で発生した液圧は、前輪ディスクブレーキ装置42のブレーキキャリパ56に伝わり、ブレーキキャリパ56でブレーキディスク55が制動されて、前輪が制動される。即ち、手動で前輪を制動させることができる。
このように、バイワイヤ方式において車両が停止と判断されるときに、手動により液圧を発生させ、この液圧で前輪を制動させるようにしたのは、後述するパワーユニットにより液圧を発生させて前輪を制動すると、パワーユニットに負担が掛かり、電力消費も多くなるので、この負担を軽減し、消費電力を抑えるためである。
図4は本発明に係るブレーキシステムの作用を示す第2作用図である。
車両が走行を開始して、前輪車輪速センサ58で検出される前輪車輪速が所定値以上になると、この前輪車輪速信号が前輪車輪速センサ58から導線58Aを介してコントロールユニット13に出力されるため、この前輪車輪速信号に基づいてコントロールユニット13は第2電磁バルブ31に開弁信号を送る。この結果、第2電磁バルブ31が開き、前輪マスターシリンダ25とストロークシミュレータ28とが連通するようになる。
上記した「前輪車輪速センサ58で検出される前輪車輪速が所定値以上になると、この前輪車輪速信号が前輪車輪速センサ58から導線58Aを介してコントロールユニット13に出力されるため、この前輪車輪速信号に基づいてコントロールユニット13は第2電磁バルブ31に開弁信号を送る。」は、「前輪車輪速センサ58及び後輪車輪速センサ86で検出される車体速度が所定値(車体速度のしきい値)以上になると、車速信号に基づいてコントロールユニット13は第2電磁バルブ31に開弁信号を送る。」であってもよい。
このように、車体速度が所定値以上になると、第2電磁バルブ31が開くため、停車時のブレーキ操作による第2圧力センサ36への圧力変動を受けにくくすることができる。
この状態で、白抜き矢印で示すように、ブレーキレバー21を操作すれば、前輪マスターシリンダ25で液圧が発生し、この液圧が前輪ディスクブレーキ装置42のブレーキキャリパ56に伝わって前輪が制動される。ストロークシミュレータ28内の液圧は第2圧力センサ36で検出され、その圧力信号が導線36Aを介してコントロールユニット13に出力される。
図5は本発明に係るブレーキシステムの作用を示す第3作用図である。
図4において、ブレーキレバー21を操作して第2圧力センサ36で検出された液圧が所定値以上になると、図5において、ストロークシミュレータ28が作動を開始し、また、第2圧力センサ36からの圧力信号に基づいてコントロールユニット13から第1電磁バルブ43に閉弁信号が送られると共に第3電磁バルブ47に開弁信号が送られる。
この結果、第1電磁バルブ43が閉じて前輪マスターシリンダ25と前輪ディスクブレーキ装置42とが接続されなくなるとともに、第3電磁バルブ47が開いてパワーユニット46と前輪ディスクブレーキ装置42とが接続されるようになる。
更に、コントロールユニット13内に備えるモータ駆動部(不図示)から電動モータ60に給電される。この結果、電動モータ60が作動を開始してパワーピストン74が移動することでパワーシリンダ装置67で液圧が発生し、この液圧が前輪ブレーキディスク装置42のブレーキキャリパ56に伝わり、前輪が制動される。即ち、バイワイヤによる前輪の制動が行われる。このときにもストロークシミュレータ28は引き続き作動している。
前輪が制動されるときには、前輪ブレーキ装置11の入力圧、即ち、第2圧力センサ36で検出されるブレーキ液圧に基づいて図1に示した後輪ブレーキ装置12での後輪の制動が、前輪の制動に自動的に連動して、上記した前輪ブレーキ装置11の作用と同様にして行われる。
また、後輪が制動されるときに、上記とは反対に、後輪ブレーキ装置12の入力圧、即ち、後輪ブレーキ装置12側の第2圧力センサ36で検出されるブレーキ液圧に基づいて前輪ブレーキ装置11での前輪の制動が、後輪の制動に自動的に連動して行われる。
図6(a)〜(c)は本発明に係るストロークシミュレータの作用図である。
(a)は、ストロークシミュレータ28のシリンダ穴101a内に前輪マスターシリンダ25(図1参照)から液圧が伝わらない状態を示している。
(b)において、シリンダ穴101aとピストン102との間に形成された液室121に前輪マスターシリンダ25(図1参照)から液圧が伝わり、液室121の液圧が高まって白抜き矢印の向きにピストン102がシリンダ穴101a内を移動すると、ばね定数の小さい第1弾性部材103が、第1弾性部材よりもばね定数の大きい第2弾性部材104よりも大きく圧縮され、ピストン102の大径部102bの端面102fが、第2弾性部材104の一端面104eに当たる。
この結果、第1弾性部材103の全体が凹部111内に収納され、これ以上は第1弾性部材103は圧縮変形しなくなる。このときに第1弾性部材103の圧縮変形量、あるいは第1弾性部材103に発生する応力を所定の値に抑えることで、第1弾性部材103の耐久性を確保することができる。
このときのような第1弾性部材103の圧縮変形中は、図5に示された前輪用ディスクブレーキ装置42には前輪マスターシリンダ25が接続されていないが、ブレーキレバー21には、ブレーキレバー操作による液圧によって前輪用ディスクブレーキ装置42を作動させているときのような遊びの感覚が感じられる。
(c)において、更に、白抜き矢印で示すように、ピストン102がシリンダ穴101aを図の左方に移動すると、第2弾性部材104が圧縮変形して、第2弾性部材104とシリンダ穴101aとの間の隙間、即ち、図2に示した隙間C2及び面取り部104cがほとんど無くなる。
このときも、ブレーキレバー21には、ブレーキレバー操作による液圧で前輪用ディスクブレーキ装置42を作動させているときのような操作感覚が得られる。
図7は本発明に係るストロークシミュレータの弾性部材反力とピストンストローク量との関係を示すグラフである。縦軸は図6(a)〜(c)に示された第1弾性部材103及び第2弾性部材104に発生する反力(弾性部材反力)、横軸は図6(a)〜(c)に示されたピストン102のストローク量を表す。
図6(a)〜(c)及び図7において、ピストン102がストロークを開始すると、第1弾性部材103に発生する弾性部材反力は、次第に大きくなり、ピストンストローク量が隙間C1(図2に示された隙間である。)になるまで上昇する。ピストンストローク量がC1での弾性部材反力はRである。このときのピストンストローク量C1がブレーキレバーの遊びに相当するものである。
この後は、第2弾性部材104のみが圧縮されて弾性部材反力がピストンストローク量と共に上昇する。
グラフ中の直線Aの傾きは、第1弾性部材103のばね定数を表し、直線Bの傾きは、第2弾性部材104のばね定数を表している。直線Aよりも直線Bの傾きが大きく、第1弾性部材103よりも第2弾性部材104のばね定数が大きいことを示している。
以上の図1で示したように、本発明は、ブレーキ操作部としてのブレーキレバー21、ブレーキペダル22の操作に連動するマスターシリンダとしての前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82と、この前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82によって得られた液圧により制動力を発生させる車輪制動手段としての前輪ディスクブレーキ装置42、後輪ディスクブレーキ装置84と、前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82と前輪ディスクブレーキ装置42、後輪ディスクブレーキ装置84とを接続する主ブレーキ通路としてのブレーキ配管41,41と、このブレーキ配管41,41に前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82と前輪ディスクブレーキ装置42、後輪ディスクブレーキ装置84とを連通又は遮断させるために設けられた常開型の第1電磁開閉弁としての第1電磁バルブ43,43と、ブレーキレバー21、ブレーキペダル22の操作量に応じた擬似的な反力を前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82に作用させるストロークシミュレータ28,28と、ブレーキ配管41,41の第1電磁バルブ43,43より前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82側から分岐してストロークシミュレータ28,28に接続する分岐通路としてのブレーキ配管27,27と、このブレーキ配管27,27に前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82とストロークシミュレータ28,28とを連通又は遮断するために設けられた常閉型の第2電磁開閉弁としての第2電磁バルブ31,31と、電動アクチュエータとしての電動モータ60,60により液圧を発生させ前輪ディスクブレーキ装置42、後輪ディスクブレーキ装置84を作動させる液圧モジュレータとしてのパワーユニット46,46と、を備えるブレーキシステム10において、前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82側の液圧を検出するためにブレーキ配管41,41に設けられた第1入力側圧力センサとしての第1圧力センサ35,35と、ストロークシミュレータ28,28側の圧力を検出するためにブレーキ配管27,27の第2電磁バルブ31,31よりストロークシミュレータ28,28側に設けられた第2入力側圧力センサとしての第2圧力センサ36,36と、を備えるので、第1圧力センサ35及び第2圧力センサ36の両方でこれらの2つのセンサの故障診断を行うことができる。更に、ブレーキ配管27,27が閉じているので、ブレーキ配管27,27に常閉型の第2電磁バルブ31,31を設けることにより、前輪マスターシリンダ25、後輪マスターシリンダ82によって大きな液圧が発生しても、第2圧力センサ36にその液圧が加わりにくくすることができ、
また本発明は、第2圧力センサ36の測定分解能を、第1圧力センサ35の測定分解能よりも高く設定したので、第2圧力センサ36によって、第1圧力センサ35よりも小さい液圧変化を検出することができるため、精度の高いブレーキ制御を行うことができる。
また、常閉型の第2電磁バルブ31が開いているときのみ第2圧力センサ36に圧力が作用するため、圧力変動の影響を受けにくくすることができる。
更に本発明は、車両の速度を検出する車速センサとしての前輪車輪速センサ58、後輪車輪速センサ86と、第1電磁バルブ43、第2電磁バルブ31の開閉をそれぞれ制御するコントロールユニット13と、を備え、このコントロールユニット13では、前輪車輪速センサ58、後輪車輪速センサ86の検出値に基づき、所定のしきい値を基準にして第2電磁バルブ31の開閉を制御するので、コントロールユニット13が前輪車輪速センサ58、後輪車輪速センサ86の検出値を所定のしきい値と比較して、車両が走行状態であると判断したときは、第2電磁バルブ31を開き、感度の高い第2圧力センサ36で液圧を測定できるため、ブレーキ制御を精度よく行うことができる。
更に、停車時には第2電磁バルブ31は閉状態であるため、停車中のブレーキ操作による第2圧力センサ36への圧力変動の影響を受けにくくすることができる。
本発明のブレーキシステムは、自動二輪車に好適である。
本発明に係る車両用ブレーキシステムの系統図である。 本発明に係るストロークシミュレータの断面図である。 本発明に係るブレーキシステムの作用を示す第1作用図である。 本発明に係るブレーキシステムの作用を示す第2作用図である。 本発明に係るブレーキシステムの作用を示す第3作用図である。 本発明に係るストロークシミュレータの作用図である。 本発明に係るストロークシミュレータの弾性部材反力とピストンストローク量との関係を示すグラフである。
符号の説明
10…ブレーキシステム、13…コントロールユニット、21,22…ブレーキ操作部(ブレーキレバー、ブレーキペダル)、25,82…マスターシリンダ(前輪マスターシリンダ、後輪マスターシリンダ)、27…分岐路(ブレーキ配管)、28…ストロークシミュレータ、31…第2電磁開閉弁(第2電磁バルブ)、35…第1入力側圧力センサ(第1圧力センサ)、36…第2入力側圧力センサ(第2圧力センサ)、41…主ブレーキ通路(ブレーキ配管)、42,84…車輪制動手段(前輪ディスクブレーキ装置、後輪ディスクブレーキ装置)、43…第1電磁開閉弁(第1電磁バルブ)、46…液圧モジュレータ(パワーユニット)、58,86…車速センサ(前輪車輪速センサ、後輪車輪速センサ)、60…電動アクチュエータ(電動モータ)。

Claims (2)

  1. ブレーキ操作部(21)の操作に連動するマスターシリンダ(25)と、
    このマスターシリンダ(25)によって得られた液圧により制動力を発生させる車輪制動手段(42,84)と、
    前記マスターシリンダ(25)と前記車輪制動手段(42,84)とを接続する主ブレーキ通路(41)と、
    この主ブレーキ通路(41)に前記マスターシリンダ(25)と前記車輪制動手段(42,84)とを連通又は遮断させるために設けられた常開型の第1電磁開閉弁(43)と、
    前記ブレーキ操作部(21)の操作量に応じた擬似的な反力をマスターシリンダに作用させるストロークシミュレータ(28)と、
    前記主ブレーキ通路(41)の前記第1電磁開閉弁(43)より前記マスターシリンダ(25)側から分岐して前前記ストロークシミュレータ(28)に接続する分岐通路(27)と、
    この分岐通路(27)に前記マスターシリンダ(25)と前記ストロークシミュレータ(28)とを連通又は遮断するために設けられた常閉型の第2電磁開閉弁(31)と、
    電動アクチュエータ(60)により液圧を発生させ前記車輪制動手段(42,84)を作動させる液圧モジュレータ(46)と、を備えるブレーキシステムにおいて、
    前記マスターシリンダ(21)側の液圧を検出するために前記主ブレーキ通路(41)に設けられた第1入力側圧力センサ(35)と、
    前記ストロークシミュレータ(28)側の圧力を検出するために前記分岐通路(27)の前記第2電磁開閉弁(31)よりストロークシミュレータ(28)側に設けられた第2入力側圧力センサ(36)とを備え、
    前記第2入力側圧力センサ(36)の測定分解能は、前記第1入力側圧力センサ(35)の測定分解能よりも高く設定されている、
    ことを特徴とするブレーキシステム。
  2. 車両の速度を検出する車速センサ(58,86)と、前記第1・第2電磁開閉弁(43,31)の開閉をそれぞれ制御するコントロールユニット(13)と、を備え、
    このコントロールユニット(13)は、前記車速センサ(58,86)の検出値に基づき、所定のしきい値を基準にして前記第2電磁開閉弁(43)の開閉を制御することを特徴とする請求項1記載のブレーキシステム。
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