JP4786024B2 - 分布帰還型レーザおよびその製造方法 - Google Patents

分布帰還型レーザおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の利用分野】
この発明は、半導体レーザ、特に半導体基体の主表面に所定幅のリッジ導波路構造を有する分布帰還型半導体レーザとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体基体の主表面にリッジ導波路構造を有する分布帰還型半導体レーザは、例えば1998年のアイ・イー・イー・イー、ホトニクス、テクノロジ、レター(IEEE Photonics technology letters)の第10巻、第12号の第1688から1690頁に紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の半導体レーザは、発生した光をリッジ導波路の内部に集中させることができ、光通信などでの利用が期待されているが、回析格子がリッジ導波路構造の内部だけでなく、その外部にも形成されている。このため、発生する光と回析格子との結合定数κを大きくすることが困難で光出力を充分に大きくできず、またこの結合定数と波長の制御性が悪く、光出力の波長のばらつきも生じやすい。
【0004】
この発明はかかる課題を解決し、光出力をより大きくでき、また波長も安定させることのできる改善された分布帰還型半導体レーザを提案するものである。
【0005】
またこの発明は、光出力をより大きくでき、また波長も安定させることのできる改善された分布帰還型レーザの製造方法を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明による分布帰還型レーザは、主表面に突出したリッジ導波路構造を有する半導体基体を備え、前記半導体基体は光を発生する複数の半導体層と、この発生した光に共振する回析格子層を有し、前記リッジ導波路構造は前記半導体基体の相対向する一端面から他端面に向かって所定幅を持って延長されており、
前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面に向かって並べられた複数の格子片を有し、
この各格子片が前記リッジ導波路構造の所定幅よりも小さい幅を持って、前記リッジ導波路構造の突出した部分の内部に形成されていることを特徴とする。
【0009】
またこの発明による分布帰還型レーザは、前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面に向かって等ピッチで配置された複数の格子片を有する。
【0010】
またこの発明による分布帰還型レーザは、前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面と他端面のほぼ中間に共振波長の1/4シフト部分を持って形成されている。
【0011】
またこの発明による分布帰還型レーザは、前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面に向かって順次幅の変化する複数の格子片を持ったチャープト回析格子として構成されている。
【0012】
またこの発明による分布帰還型レーザの製造方法は、半導体基板上に光を発生するための複数の半導体層を形成する第1工程、及び所定幅内に複数の格子片を並べた回析格子層を前記複数の半導体層の上に形成する第2工程を含み、その後で前記複数の格子片を内部に限定して残すリッジ導波路構造をエッチングにて形成することを特徴とする分布帰還型レーザの製造方法であって、
前記第2工程は、前記回析格子層を前記半導体基体の一端面から他端面に向かって並べられた複数の格子片を有する層として形成し、かつ、この各格子片を前記リッジ導波路構造の所定幅よりも小さい幅として前記リッジ導波路構造の突出した部分の内部に配置するように形成することを特徴とする。
【0013】
またこの発明による分布帰還型レーザの製造方法は、前記第2工程において、前記回析格子層が、前記所定幅よりも大きな幅を持った複数の膜片を有するSiO2膜と、このSiO2膜を覆い前記各膜片を前記所定幅のスリットで開口するレジスト膜とをマスクにして形成される。
【0014】
さらにこの発明による分布帰還型レーザの製造方法は、前記リッジ導波路構造を形成するエッチングにおいて、前記回析格子層が、それを覆う半導体層に対するエッチングストッパとして用いられる。
【0015】
【実施の形態】
実施の形態1.
図1、図2はこの発明による分布帰還型(DFB)半導体レーザの実施の形態1を示す。図1は実施の形態1を一部切り取って示す斜視図であり、図2はその断面図である。
【0016】
実施の形態1の分布帰還型半導体レーザは、半導体基体10を中心として構成されており、光出力軸(光軸)11に沿って光を発射する。半導体基板10は上主面10a、下主面10b、及び対向する端面10c、10dを有し、光軸11は端面10c、10dに垂直であり、光軸11は端面10c、10dの対向方向の半導体基体10の中央部にある。
【0017】
半導体基体10の上主面10aの中央には、所定幅Dを有するリッジ導波路構造(リッジ構造)12が端面10cから端面10dに向かって光軸11と平行に延びており、その両側にはそれぞれ溝13を隔てて側壁14が形成されている。
溝13および側壁14も光軸11と平行に延びている。
【0018】
図1では、説明のために、半導体基体10の上主面10aの手前右半分が切り欠いて示されており、この切り欠き部分は符号15で示される。この切り欠き部分15には、リッジ構造12の破断面12a、および一方の側壁14の破断面14aが現れている。破断面12aは、光軸11と平行で、リッジ構造12の中心を破断した面であり、破断面14aは、光軸11に直交し、側壁14を分断するような破断面である。図2は、光軸11と直交する平面における断面である。
【0019】
半導体基体10は、出発材料であるN型のInP基板21、その上に形成されたN型のInPクラッド層22(厚さ1μm、キャリア濃度N=1×18cm−3)、その上に形成された複合発光層23を有し、これらの層22、23は半導体基板21の全面上に形成されている。複合発光層23は5つの層を含み、これは下から、N型のAlInAsクラッド層24(厚さ0.1μm、キャリア濃度N=1×18cm−3)、N型のAlGaInAs光閉じ込め層25(厚さ0.1μm、キャリア濃度N=1×18cm−3)、AlGaInP量子井戸層26、P型のAlGaInAs光閉じ込め層27(厚さ0.1μm、キャリア濃度P=1×18cm−3)、およびP型のAlInAsクラッド層28(厚さ0.1μm、キャリア濃度P=1×18cm−3)である。
【0020】
複合発光層23の上には、リッジ構造12及びその両側の側壁14が形成されている。これらのリッジ構造12、側壁14は、ともに4つの層を含んでおり、リッジ構造12と側壁14におけるこれらの4つの層はそれぞれが同レベルの層をなすように形成されている。
【0021】
リッジ構造12の4つの層は、下から、P型のInP層29(厚さ0.1μm、キャリア濃度P=1×18cm−3)、P型のInGaAsP回析格子層30(厚さ0.06μm、キャリア濃度P=1×18cm−3)、P型のInP層32(厚さ1.5μm、キャリア濃度P=1×18cm−3)、およびP型のInGaAsコンタクト層33(厚さ0.1μm、キャリア濃度P=1×19cm−3)である。側壁14の4つの層は、下から、P型のInP層29、P型のInGaAsP層30A(厚さ0.06μm、キャリア濃度P=1×18cm−3)、P型のInP層32、およびP型のInGaAsコンタクト層33である。
【0022】
回析格子層30は、リッジ構造12の幅Dの中のみに限定して形成され、リッジ構造12の外部には形成されていない。リッジ構造12の外部では、回析格子層30は溝13によって分断されており、溝13の外側の側壁14では、回析格子層30と同レベルの層は、P型のInGaAsP層30Aとなっているが、この層30Aには複数の格子片30aは形成されておらず、この層30Aは回析格子層としては機能しない。
【0023】
リッジ構造12の内部における回析格子層30の幅Dはリッジ構造12の幅と同じく1.8μmである。この回析格子層30は、光軸11の方向、すなわちリッジ構造12の延長方向に、一定のピッチdを置きながら、間欠的な複数の格子状となっており、分布帰還型の回析格子を形成している。言い換えれば、光軸11の方向において、回析格子層30は光軸11の方向に一定のピッチdで並んだ多数の格子片30aを有し、この各格子片30aの間にはその下層のP型のInP層29が突出している。回析格子層30はその格子状構造に基づき、複合層23で発生する光と共振し、共振した光出力をリッジ構造12の延長方向へ導く。なお、格子片30aのピッチdは例えば2000Åとされる。
【0024】
半導体基体10に上主面10aは、SiO2絶縁膜35によって覆われている。具体的にはこのSiO2絶縁膜35はリッジ構造11の上面、側面を覆い、側壁14の側面を覆い、溝13では複合層23の上面を覆っている。リッジ構造12の上面において、SiO2絶縁膜35には選択的に孔が形成され、この孔を介してレーザのP型電極層36(Ti/Au層)がコンタクト層32にコンタクトしている。このP型電極層36はコンタクト層32とのコンタクト部分を除く他の部分ではSiO2絶縁膜35を覆うように形成されている。半導体基体10の下主面10bにはレーザのN型電極層37(Au/Ge/Ni/Au層)が形成されている。
【0025】
回析格子層30がリッジ構造12の中のみに限定して形成されているので、複合層23で発生した光はリッジ構造12の中においてのみ回析格子層30と結合し、その結合定数κは充分大きくなり、光出力をより大きくできる。また、リッジ構造12の外側に回析格子層30が延びておれば、共振する光の波長にばらつきが生じやすいが、リッジ構造12の中だけに回析格子層30が形成されているため、波長の安定化も図られる。
【0026】
もし回析格子層30がリッジ構造12の外部の溝13にまで延びているとすると、回析格子を左右する屈折率差が、リッジ構造12の内部では回析格子層30のInGaAsP層とその上のInP層31との屈折率差となるのに対し、その外部の溝13の部分では、回析格子層30のInGaAsP層とその上のSiO2絶縁膜35との屈折率差となる。一方光は複合層23で作られ、リッジ構造12とその外部にも分布するので、光が感じる屈折率差はリッジ構造12の内部と外部で異なったものとなり、その波長にばらつきが生じやすい。また光の強度分布がばらつくと、トータルの光が感じる屈折率差は非常にばらつき易くなる。
【0027】
分布帰還(DFB)型レーザの発振波長λ0は次式で与えられる。
λ0=2Neff×d
なお、dは回析格子層30の格子片のピッチである。
分布帰還(DFB)の結合定数κは、近似的に次式で与えられる。
κ=π×(Neff1−Neff2)/2λ0
なお、Neffはレーザの実効屈折率、Neff1はInGaAsP層が存在している場合の実効屈折率、Neff2はそれが存在しない場合の実効屈折率である。
したがって、回析格子層30をリッジ構造12の内部と外部に形成した場合、またはその外部のみに形成した場合には、光の強度にばらつきが生じると、発振波長λ0や結合定数κにばらつきが生じ易く、制御性が悪いが、この発明では回析格子層30をリッジ構造12の内部にのみ形成しているので、かかるばらつきが生じ難く、波長が安定し、制御性も改善できる。
【0028】
実施の形態2.
図3から図18は実施の形態2を示す。この実施の形態2はこの発明による分布帰還型半導体レーザの製造方法の具体例であり、図3から図18は、図1、2に示した実施の形態1のレーザの製造方法を工程順に示す。
【0029】
先ず図3の工程では、半導体基体10は、出発材料である半導体基板21の上全面に、例えばMOCVD法により、N型のInPクラッド層22、複合層23、P型のInP層29、P型のInGaAsP層30、およびP型のInP層31が順次形成されたものである。複合層23は5つの層24から28を含んでいる。この状態のウエハに、写真製版の位置合わせ用のマーカをエッチングにより形成して置く。
【0030】
次の図4の工程では、P型のInP層31の上にSiO2膜40を形成し、その上にレジスト膜41を形成する。
【0031】
次の図5の工程は右側の図(a)と左側の図(b)で示される。図(a)は半導体基体10の中央部の光軸11に沿った断面であり、図(b)は上面図である。この図5の工程では、レジスト膜41がEB露光後に現像され、パターニングされる。このレジスト41膜は、幅D1(10μm)、ピッチd(2000Å)の多数のレジスト片41aを持つようにパターニングされる。これは回析格子層30を形成するためのパターンであり、光軸11に沿ってレジスト片41aと、レジストの取り去られた部分41bとが並んでいる。ここで幅D1を10μmとしたのは、これ以下ではパターンむらが発生して、正確なパターニングができないからである。
【0032】
次の図6も半導体基体10の中央部の光軸11に沿った断面図であるが、この工程ではパターニングされたレジスト膜41をマスクにして、SiO2膜40をドライエッチングし、SiO2膜40をパターニングする。この結果、SiO2膜40にもレジスト膜41と同じに、SiO2膜の片40aとSiO2膜が除去された部分40bとが交互に存在することになる。次の図7の工程では、レジスト膜41が除去される。
【0033】
次の図8の右側図(a)は光軸11に直交する平面による断面を示し、その左側図(b)は上面図である。この図8の工程では、SiO2膜40の上に改めてレジスト膜42を形成し、これを図3の段階で形成して置いたマーカを基準にして、ステッパによる写真製版を行い、レジスト膜42にスリット42aを形成する。このスリット42aは回析格子層30を形成するための開口であり、幅D(1.8μm)を持って、ウエハ上面中央に形成され、SiO2膜の片40aが点在する部分の上に重なっている。
【0034】
次の図9の右側図(a)は半導体基体10の中央部の光軸11に沿った断面図であり、左側図(b)は上面図である。この図9の工程では、レジスト膜42とSiO2膜40をマスクにしてP型のInP層31とP型のInGaAsP層30がドライエッチングされ、レジスト膜42とSiO2膜40の両者が存在しない部分の層31、30が除去される。結果として、P型のInP層31とP型のInGaAsP層30には、光軸11に沿ってピッチdで複数の格子片31a、30aが形成される。この各格子片31a、30aの幅はDとなる。なお、図9では、ドライエッチングの後、レジスト膜42、SiO2膜40を除去した状態が示されている。
【0035】
図10は図9に示す半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この図10において、格子片31a、30aの部分がハッチングを付して強調して示されている。この部分の幅はDである。
【0036】
次の図11は図10と同じく半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この図11の工程では、図10の層31、30を覆うようにその上全面にP型のInP層32が形成され、さらにその上にP型のInGaAsコンタクト層33が埋め込み成長されている。この工程で層32、33を形成する前に、図3の工程で形成したマーカをSiO2膜でカバーしておく。このカバーにより、同一のマーカを最後の工程まで用いることができ、すべての写真製版工程でのマスクのずれを小さくできる。
【0037】
次の図12は図11と同じく半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、コンタクト層33の上にSiO2膜43が形成され、このSiO2膜43が中央部片43aと側辺部片43bを持つようにパターニングされている。中央部片43aはリッジ構造12を形成するためのものであり、リッジ構造12に合わせて、半導体基体10の中央部に形成され、その幅はDとされる。側辺部片43bは側壁部14を形成するためのものであり、中央部片43aと側辺部片43bとの間隔は溝13に対応する。
【0038】
次の図13は図12と同じく半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、SiO2膜43をマスクにしてドライエッチングが行われる。このドライエッチングではP型のInP層32の厚さの途中までエッチングが行われ、P型のInGaAsコンタクト層33が分断される。
【0039】
次の図14も図13と同じく半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、図13のドライエッチングに続きSiO2膜43をマスクにしてウエットエッチングが行われ、P型のInP層32が完全にエッチングされて分離され、このウエットエッチングはP型のInGaAsP層30が露出したところでストップされる。この結果、ウエットエッチング液として、例えば塩酸と燐酸との混合液(混合比1:2)を用いれば、InP層32とInGaAsP層30とのエッチングの選択比が大きく、すなわちInP層32に対するエッチングレートは大きいのに比べ、InGaAsP層30に対するエッチングレートは小さいので、エッチングをInGaAsP層30が露出したところでストップできる。また、塩酸と燐酸との混合液は、下方向にのみエッチングが進み、横方向には殆どエッチングされないので、垂直な側面を持ったリッジ構造12が形成できる。
【0040】
次の図15も半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、ドライエッチングにより、SiO2膜43をマスクにしてさらにエッチングが行われ、P型のInGaAsP層30をその厚さに亘ってエッチングして、P型のInP層29の厚さの途中までエッチングされる。層30は、リッジ構造12内の回析格子層30と、側壁14内の層30Aに分断される。なお、格子片30a上の格子片31aおよび層30A上の層31は、その上のP型のInP層32と同じ組成の層であり、層32に含めて表示する。
【0041】
次の図16も半導体基体10に光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、図15のドライエッチングに続き、ウエットエッチングが行われ、P型のInP層29をその厚さに亘ってエッチングし、このエッチングはP型のAlInAs層28が露出したところでストップされる。この結果、半導体基体10の中央にはリッジ構造12が、またその両側には溝13を隔てて側壁部14が形成される。層29、30、31、32、33は溝13によって分断され、特に層30はリッジ構造12内の層として、またそれから分断された層30Aは側壁14内の層として区別される。ウエットエッチング液として、例えば塩酸と燐酸の混合液(混合比1:2)を用いる。このエッチング液に対するAlInAs層28のエッチングレートは、InP層29に比べて小さいが、AlInAs層28も若干エッチングされる。したがって、エッチング時間はこのエッチングレートを見込んで設定される。
【0042】
リッジ構造12の幅は、SiO2膜43の中央部片43aの幅Dに依存し、これは回析格子層30の幅Dと同じに設定される。したがって中央部片43aの中心線を格子層30の中心線に合わせ、回析格子層30の幅Dの上を丁度中央部片43aでカバーするようにすれば、リッジ構造12の幅Dの中に、回析格子層30の各格子片30aを納めることができ、言い換えれば回析格子30をリッジ構造12の幅Dの中に限定して、それと同じ幅Dで形成できる。
【0043】
次の図17、18、19も半導体基体10の光軸11と直交する平面における断面図である。図17の工程ではSiO2膜43が除去され、次の図18の工程では、改めてSiO2膜35が全面に形成された後、リッジ構造12の上面で選択的に開口されている。次の図19の工程では、このSiO2膜35上にP型電極36が形成され、上記開口を介してリッジ構造12のコンタクト層33に接合される。併せて半導体基体10の下主面10bのN型電極37が形成される。
【0044】
上記図8、9の工程において、幅Dよりも大きな幅D1の複数のSiO2膜40の膜片40aと、幅D1の中心を幅Dのスリット42aで開口するレジスト42をエッチングマスクとして用いることは重要である。これに基づき、格子片30aの幅D、ピッチdを正確に制御性良く作成でき、回析格子層30をリッジ構造12内に限定して形成することができる。
また回析格子層30を形成するのに使われるレジスト42と、リッジ構造12を形成するのに使用されるSiO2膜片43aとをパターンニングする際の位置合わせマーカは、図3の工程で形成した同じマーカを使うので、それらの位置合わせ精度も向上し、回析格子層30を精度よくリッジ構造12内に限定できる。
【0045】
また上記図11の工程において、層30がエッチングストッパとして働くことも重要である。図14に示すように、ウエットエッチングによりP型のInP層33を完全にエッチングし、このエッチングを層30で止めることができる。ウエットエッチング液として、塩酸と燐酸の混合液(混合比1:2)を用いると、InP層33に対するエッチングレートを高く、InGaAsP層30に対するエッチングレートを低くでき、ウエットエッチングを層30で止めることができる。それにより、それに続く後工程で、層30、29をエッチングして層28でそのエッチングを止める制御の制御性を向上できる。
【0046】
実施の形態3.
図20はこの発明による分布帰還型レーザの実施の形態3を示す断面図である。この実施の形態3は図1と同様の半導体基体10を主体に構成され、図20は図19と同じく光軸11に直交する平面における半導体基体10の断面図である。この実施の形態3では、リッジ構造12の幅Dに比べて、幅の狭い回析格子層301が形成されている。この層301の幅DaはDa<Dであり、回析格子層301とリッジ構造12の側面との間に、距離Dbが存在している。この距離Dbの領域には、格子片30aが形成されていないP型のInGaAsP層30が存在している。その他の構成は実施の形態1と同じである。
【0047】
実施の形態4.
図21から図36は実施の形態4を示す。この実施の形態4はこの発明による分布帰還型半導体レーザの製造方法の具体例であり、図20に示した実施の形態3のレーザの製造方法を工程順に示す。
【0048】
図21から図25の工程は、図3から図7の工程と同じである。
【0049】
次の図26の右側図(a)は光軸11に直交する平面による断面を示し、その左側図(b)は上面図である。この図26の工程では、SiO2膜40の上に改めてレジスト膜42を形成し、これを図21の段階で形成して置いたマーカを基準にして、ステッパによる写真製版を行い、レジスト膜42にスリット42bを形成する。このスリット42bは回析格子層301を形成するための開口であり、幅D(1.8μm)よりも狭い幅Da(1.6μm)を持って、ウエハ上面中央に形成され、SiO2膜の片40aが点在する部分の上に重なっている。
【0050】
次の図27の右側図(a)は半導体基体10の中央部の光軸11に沿った断面図であり、左側図(b)は上面図である。この図27の工程では、レジスト膜42とSiO2膜40をマスクにしてP型のInP層31とP型のInGaAsP層30がドライエッチングされ、レジスト膜42とSiO2膜40の両者が存在しない部分の層31、30が除去される。結果として、P型のInP層31とP型のInGaAsP層30には、光軸11に沿ってピッチdで複数の格子片31a、30aが形成される。この各格子片31a、30aの幅はDaとなる。なお、図27では、ドライエッチングの後、レジスト膜42、SiO2膜40を除去した状態が示されている。
【0051】
図28は半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この図28において、格子片31a、30aの部分がハッチングを付して強調して示されている。この部分の幅はDaである。
【0052】
次の図29は図28と同じく半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この図29の工程では、図28の層31、30を覆うようにその上全面にP型のInP層32が形成され、さらにその上にP型のInGaAsコンタクト層33が埋め込み成長されている。この工程で層32、33を形成する前に、図21の工程で形成したマーカをSiO2膜でカバーしておく。このカバーにより、同一のマーカを最後の工程まで用いることができ、すべての写真製版工程でのマスクのずれを小さくできる。
【0053】
次の図30は図29と同じく半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、コンタクト層33の上にSiO2膜43が形成され、このSiO2膜43が中央部片43aと側辺部片43bを持つようにパターニングされている。中央部片43aはリッジ構造12を形成するためのものであり、リッジ構造12に合わせて、半導体基体10の中央部に形成され、その幅はDとされる。側辺部片43bは側壁部14を形成するためのものであり、中央部片43aと側辺部片43bとの間隔は溝13に対応する。
【0054】
次の図31は図30と同じく半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、SiO2膜43をマスクにしてドライエッチングが行われる。このドライエッチングではP型のInP層32の厚さの途中までエッチングが行われ、P型のInGaAsコンタクト層33が分断される。
【0055】
次の図32も図31と同じく半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、図31のドライエッチングに続きSiO2膜43をマスクにしてウエットエッチングが行われ、P型のInP層32が完全にエッチングされて分離され、このウエットエッチングはP型のInGaAsP層30が露出したところでストップされる。この結果、ウエットエッチング液として、例えば塩酸と燐酸との混合液(混合比1:2)を用いれば、InP層32とInGaAsP層30とのエッチングの選択比が大きく、すなわちInP層32に対するエッチングレートは大きいのに比べ、InGaAsP層30に対するエッチングレートは小さいので、エッチングをInGaAsP層30が露出したところでストップできる。また、塩酸と燐酸との混合液は、下方向にのみエッチングが進み、横方向には殆どエッチングされないので、垂直な側面を持ったリッジ構造12が形成できる。
【0056】
次の図33も半導体基体10の光軸11に直交する平面における断面図である。この工程では、ドライエッチングにより、SiO2膜43をマスクにしてさらにエッチングが行われ、P型のInGaAsP層30をその厚さに亘ってエッチングして、P型のInP層29の厚さの途中までエッチングされる。
【0057】
次の図34も半導体基体10に光軸11に直交する平面における断面図である。ここ工程では、図33のドライエッチングに続き、ウエットエッチングが行われ、P型のInP層29をその厚さに亘ってエッチングし、このエッチングはP型のAlInAs層28が露出したところでストップされる。この結果、半導体基体10の中央にはリッジ構造12が、またその両側には溝13を隔てて側壁部14が形成される。層29、30、31、32、33は溝13によって分断され、特に層30はリッジ構造12内の層として、またそれから分断された層30Aは側壁14内の層として区別される。ウエットエッチング液として、例えば塩酸と燐酸の混合液(混合比1:2)を用いる。このエッチング液に対するAlInAs層28のエッチングレートは、InP層29に比べて小さいが、AlInAs層28も若干エッチングされる。したがって、エッチング時間はこのエッチングレートを見込んで設定される。
【0058】
リッジ構造12の幅は、SiO2膜43の中央部片43aの幅Dに依存し、これは回析格子層301の幅Da少し大きく設定される。したがって中央部片43aの中心線を格子層301の中心線に合わせ、回析格子層301の幅Daの上を中央部片43aでカバーするようにすれば、リッジ構造12の幅Dの中に、回析格子層301の各格子片30aを納めることができ、言い換えれば回析格子301をリッジ構造12の幅Dの中に限定して、それよりも狭い幅Daで形成できる。
【0059】
次の図35、36も半導体基体10の光軸11と直交する平面における断面図である。図35の工程ではSiO2膜43が除去され、次の図36の工程では、改めてSiO2膜35が全面に形成された後、リッジ構造12の上面で選択的に開口されている。完成した分布帰還型レーザは、図20に示される。この完成状態では、このSiO2膜35上にP型電極36が形成され、上記開口を介してリッジ構造12のコンタクト層33に接合される。併せて半導体基体10の下主面10bのN型電極37が形成される。
【0060】
実施の形態3、実施の形態4において、回析格子層301の幅Daはリッジ構造12の幅12よりも小さく、回析格子層301はリッジ構造12内に形成される。実施の形態1、2のように、これらの幅が互いに等しくDである場合、もしマスクの位置ずれにより、格子層30の何れか一方の端がリッジ構造からはみだすと、リッジ構造12の外部のはみだした格子層30の部分で光軸11の方向に格子片30aがある部分とそれがない部分が交互に存在することになる。この場合、図32に示すウエットエッチング工程で、エッチングは格子片30aのある部分ではストップし、それのない部分ではエッチングがストップしない。
【0061】
続いてP型のInGaAsP層30をドライエッチングし、またP型のInP層29をウエットウッチングして、このウエットエッチングを層28で止めるが、上記格子片30aのない部分では、層28のエッチング時間が長くなり、層28が少しエッチングされてしまう。これはレーザダイオード特性のばらつきを生じやすくする。実施の形態3、4では、格子層301の幅Daをリッジ構造12の幅Dより0.2μm小さくしているので、写真製版の位置合わせ精度である±0.1μm位置ずれが生じても、回析格子層301をリッジ構造12の幅内に制御性よく形成できる。したがって、層30、29のエッチングと層28でのエッチングストップの制御性がよくなり、レーザダイオード特性のばらつきが生じにくい。
【0062】
実施の形態5.
図37はこの発明による分布帰還型(DFB)レーザの実施の形態5を示す図であり、これはその回析格子層302の上面図である。実施の形態1、3に比べ、格子片30aの配列が異なり、各格子片30aがリッジ構造12内に限定して構成される点などその他の構成は実施の形態1,3と同じである。回析格子層302は、発振光の波長λに対して、λ/4シフト回析格子として構成される。これは多数の格子片30aを一定のピッチdで並べ、その光軸11の中央で回析格子の位相をλ/4シフトしたもので、具体的には光軸11方向の中央に格子片間隔の大きなλ/4シフト部30sを有する。回析格子層302の格子片30aの幅は、図1、2、3の実施の形態1、2と同様にリッジ構造12の幅Dとほぼ等しくするか、または図4、5の実施の形態3、4と同様、リッジ構造12の幅Dより狭い幅Daとされる。なお、図37において、複数の矩形部分は格子片30aの存在しない部分であり、複数の格子片30aはこれらの矩形部分の相互間に形成されている。
【0063】
このλ/4シフト回析格子層302を用いれば、通常の均一な回析格子に比べ、回析格子の端面の位相にかかわらず、分布帰還型(DFB)レーザの単一モード発振の歩留まりがよくなり、光出力を改善できる。
【0064】
実施の形態6.
図38はこの発明による実施の形態6を示し、図37に示す分布帰還型レーザの製造方法を示す。これは、図5、図23に対応する工程を示す。右側の図(a)は光軸11に沿った断面図、左の図(b)はその上面図である。SiO2膜40上のレジスト膜41がパターニングされた状態であるが、格子層302の格子片30aに対応して、レジスト膜41の多数の膜片41aの中央に、λ/4シフト部分41sがEB露光で形成されている。これを用いて、回析格子層302が図3から図19、または図21から図34と同様な工程で形成される。
【0065】
実施の形態7.
図39はこの発明による分布帰還型レーザの実施の形態7を示す。具体的には図39は実施の形態7のチャープド回析格子層303の上面図である。このチャープド回析格子層303の複数の格子片30aの幅は光軸11の方向に変化しており、具体的にはその中央部での幅Dmaxが最も大きく、両端に近付くにつれて減少し、両端の格子片の幅Dminが最も小さくされている。併せて中央部には実施の形態5、6と同様のλ/4シフト部30sが付加されている。幅Dmaxはリッジ構造12の幅Dとほぼ同じにされている。他の構成は実施の形態1、2と同じである。なお、図39において、複数の矩形部分は格子片30aの存在しない部分であり、複数の格子片30aはこれらの矩形部分の相互間に形成されている。
【0066】
この実施の形態7によるチャープド回析格子層303を用いると、図40に示すように通常のλ/4シフト回析格子302と比べて、光の強度分布がより均一になるように改善できる。この場合、空間的ホールバーニングが抑制され、光出力と電流特性の線形性がよくなり、分布帰還型レーザの低歪化が可能となる。図40において、特性51は実施の形態7による光強度を示し、特性52は比較のために通常のλ/4シフト回析格子による光強度を示す。横軸は光軸11方向の位置である。矢印Aはλ/4シフト部30sの位置である。
【0067】
実施の形態8.
このチャープド回析格子層303を有する分布帰還型レーザは、従来の方法では製作が困難であったが、この発明によりその製作も容易になる。
図41は実施の形態7の具体的製造方法を示す。全体的には、図3から図19、または図21から図36の製造方法と類似しているので、相違する工程を中心に説明する。
【0068】
図3、4、図21,22の工程は、この製造方法でも同じである。図41の工程は、図5、図23の工程に対応する工程であり、また図38に示す工程に対応する。図41の右側図(a)は光軸11に沿った断面、左側図(b)は上面図である。この工程で、レジスト膜41にλ/4シフト部30sに対応するシフト部分41sが付加されている。このλ/4シフト部分41sは、光軸11方向の中央にあって、レジスト膜41の膜片41aの光軸11方向の長さが他の膜片41aより大きな部分である。
【0069】
図42の工程は、図6、図24に対応する工程である。この工程で、SiO2膜40の多数の膜片40aの中央にも、光軸11方向の長さの長いシフト部分40sが形成される。
【0070】
次の図43は図7、図25に対応する工程であり、レジスト膜41が除去され、シフト部分40sを含む膜片40aを有するSiO2膜40が残される。
【0071】
次の図44は図8、図26に対応する工程である。右側図(a)は光軸11に沿った断面図であり、左側図(b)は上面図である。この工程でSiO2膜40の上に改めてレジスト膜42が形成され、その中央に光軸11方向に延びるスリット42bが形成されるが、このスリット42bの開口幅は左側図(b)に表れているように、光軸11方向の中央で最大の間隔Dmaxを有し、その両端に近付くにつれて間隔が減少し、両端で最小の間隔Dminとなっている。このスリット42bは、SiO2膜40の複数の膜片40aの並ぶ中心線上に、スリット42bの中心線が重なるように、重ねられている。
【0072】
次の図45は図9、図27に対応する工程であり、右側図(a)は光軸11に沿った断面図、左側図(b)は上面図である。SiO2膜40とレジスト膜42とをマスクにしてエッチングした結果、層31、30がパターニングされ、複数の格子片31a、30aが形成されているが、これらの格子片は光軸方向の中央に最大幅Dmaxのλ/4シフト部分30s、31sを有し、両端に向かって、幅が減少して、両端で最小幅Dminとなっている。図46は、図45の工程における半導体基体10の光軸11に直交する方向の断面であり、図10、図28に対応する。
【0073】
その後は図11から図19、図29から図36と同様にして、リッジ構造12、側壁14が形成されるが、リッジ構造12の幅Dは、上記最大幅Dmaxとほぼ等しくされており、この最大幅Dmaxが丁度リッジ幅D内に収まるようにリッジ構造12が形成され、回析格子層303はリッジ構造12内に限定して形成される。
【0074】
なお、回析格子層303の最大幅Dmaxを図20、図21から36の実施の形態と同じく幅Dより狭い幅Daとすることも可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上のようにこの発明は、回析格子層をリッジ導波路構造の内部に限定して形成したものであり、発生した光と回析格子層との結合定数を大きくして、光出力を大きくでき、また波長の安定化も図ることができる。
【0076】
またこの発明において、回析格子層の幅をリッジ導波路構造の幅よりも小さい幅とすれば、マスクずれによって回析格子層がリッジ導波路構造からはみ出すことを防止でき、そのはみ出しによる波長のばらつきをなくすることができる。
【0077】
またこの発明において、共振波長の1/4シフト部分を有する回析格子層を用いれば、単一モード発振の歩留まりを改善できる。
【0078】
またこの発明によりチャープド回析格子層を用いれば、光強度分布をより改善することができる。
【0079】
またこの発明による製造方法は、所定幅内に複数の格子片を並べた回析格子層を形成した後で、その回析格子層を内部に残すようにリッジ導波路構造を形成するものであり、回析格子層をリッジ導波路構造内に限定して形成できる。
【0080】
またこの発明による製造方法において、回析格子層が、所定幅よりも大きな幅を持った複数の膜片を有するSiO2膜と、この膜片を所定幅のスリットで開口するレジストとをマスクにしてエッチングして形成すれば、必要な幅、ピッチを持った格子片を精度良く形成できる。
【0081】
またこの発明により、リッジ導波路構造をエッチングする工程において、回析格子層がそれを覆う半導体層に対するエッチングストッパとして用いれば、エッチングの制御性を改善し、精度良くエッチングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による分布帰還型レーザの実施の形態1を示す斜視図。
【図2】 この発明による分布帰還型レーザの実施の形態1の断面図。
【図3】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図4】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図5】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図6】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図7】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図8】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図9】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図10】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図11】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図12】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図13】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図14】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図15】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図16】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図17】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図18】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図19】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図20】 この発明による分布帰還型レーザの実施の形態3を示す断面図。
【図21】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図22】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図23】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図24】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図25】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図26】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図27】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図28】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図29】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図30】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図31】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図32】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図33】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図34】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図35】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図36】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図37】 この発明による分布帰還型レーザの実施の形態5の要部を示す上面図。
【図38】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態6を示す断面図。
【図39】 この発明による分布帰還型レーザの実施の形態7の要部を示す上面図。
【図40】 この発明による分布帰還型レーザの実施の形態7の光強度分布特性図。
【図41】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図42】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図。
【図43】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図。
【図44】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図45】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図46】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図。
【符号の説明】
10 半導体基体、 11 光軸、 12 リッジ導波路構造、 21半導体基板、 23 複合発光層、 30,301,302,303 回析格子層、 30s シフト部分、 40 SiO2膜、 42 レジスト膜。

Claims (7)

  1. 主表面に突出したリッジ導波路構造を有する半導体基体を備え、前記半導体基体は光を発生する複数の半導体層と、この発生した光に共振する回析格子層を有し、前記リッジ導波路構造は前記半導体基体の相対向する一端面から他端面に向かって所定幅を持って延長されており、
    前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面に向かって並べられた複数の格子片を有し、
    この各格子片が前記リッジ導波路構造の所定幅よりも小さい幅を持って、前記リッジ導波路構造の突出した部分の内部に形成されている分布帰還型レーザ
  2. 記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面に向かって等ピッチで配置された複数の格子片を有する請求項1に記載の分布帰還型レーザ。
  3. 前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面と他端面のほぼ中間に共振波長の1/4シフト部分を持って形成されている請求項1または2に記載の分布帰還型レーザ。
  4. 前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面に向かって順次幅の変化する複数の格子片を持ったチャープト回析格子として構成されている請求項1記載の分布帰還型レーザ。
  5. 半導体基板上に光を発生するための複数の半導体層を形成する第1工程、及び所定幅内に複数の格子片を並べた回析格子層を前記複数の半導体層の上に形成する第2工程を含み、その後で前記複数の格子片を内部に限定して残すリッジ導波路構造をエッチングにて形成することを特徴とする分布帰還型レーザの製造方法であって、
    前記第2工程は、前記回析格子層を前記半導体基体の一端面から他端面に向かって並べられた複数の格子片を有する層として形成し、かつ、この各格子片を前記リッジ導波路構造の所定幅よりも小さい幅として前記リッジ導波路構造の突出した部分の内部に配置するように形成する分布帰還型レーザの製造方法。
  6. 前記第2工程において、前記回析格子層が、前記所定幅よりも大きな幅を持った複数の膜片を有するSiO2膜と、このSiO2膜を覆い前記各膜片を前記所定幅のスリットで開口するレジスト膜とをマスクにして形成される請求項5に記載の分布帰還型レーザの製造方法。
  7. 前記リッジ導波路構造を形成するエッチングにおいて、前記回析格子層が、それを覆う半導体層に対するエッチングストッパとして用いられる請求項5に記載の分布帰還型レーザの製造方法。
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