JPH06300909A - ホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法及びこれを用いた光半導体装置 - Google Patents

ホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法及びこれを用いた光半導体装置

Info

Publication number
JPH06300909A
JPH06300909A JP5110061A JP11006193A JPH06300909A JP H06300909 A JPH06300909 A JP H06300909A JP 5110061 A JP5110061 A JP 5110061A JP 11006193 A JP11006193 A JP 11006193A JP H06300909 A JPH06300909 A JP H06300909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffraction grating
photoresist
substrate
phase shift
holographic interference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5110061A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Furukawa
幸生 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5110061A priority Critical patent/JPH06300909A/ja
Publication of JPH06300909A publication Critical patent/JPH06300909A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70408Interferometric lithography; Holographic lithography; Self-imaging lithography, e.g. utilizing the Talbot effect

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】DFB、DBRレーザ等の1次回折用などの様
な極微細な回折格子を精度よく容易に作成できる回折格
子作成方法およびこれを用いた光半導体装置である。 【構成】ホログラフィック干渉法を用いた回折格子の作
成方法は、基板1上に相反則不軌性を有するホトレジス
ト2を塗布する工程を有する。干渉に用いる2つの光波
の一方もしくは両方に所定の位相シフトを与える工程
と、この位相シフト付与工程後にホトレジスト2を露光
する工程と、ホトレジスト2をエッチングマスクとして
基板1をエッチングする工程をも含む。ここで、2つの
光波の位相を相対的に2π/nずつシフトさせながらホ
トレジスト2をn回多重露光する。以上の回折格子の作
成方法によって光半導体装置の回折格子を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細なパターンを作成
するために用いられるホログラフィック干渉露光法を用
いた回折格子作成方法およびこれを用いた光半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】回折格子は、光エレクトロニクスの分野
において、フィルター、光結合器、分布帰還型(DF
B)レーザ、分布ブラッグ反射型(DBR)レーザ等の
種々の光回路素子に用いられている。特に、DFB、D
BRレーザに代表される波長制御用ないし波長可変半導
体レーザに形成された回折格子は、レーザの共振器とし
て用いられるため、回折格子の周期、形状、深さはレー
ザ特性(発振閾値、結合係数など)を決定する重要な因
子であり、高精度の回折格子をこのようなレーザ中に制
御よく作成することは重要な課題となっている。
【0003】従来、回折格子の作成は、格子状ホトレジ
ストマスクの作成とエッチングとの2段階の方法で行わ
れている。ここで、光エレクトロニクス分野の回折格子
の周期は0.1〜1.0μm程度と微細なため、ホトレ
ジストマスクの作成に従来の光リソグラフィー技術を適
用することはできない。このため、ホログラフィックな
露光法が一般に用いられてきた。これはレーザ光の干渉
を用いた露光法(2光束干渉露光法)であり、その工程
を図9で説明する。
【0004】この方法では、まず図9(a)の如く基板
221にホトレジスト222を塗布し、ここに十分に平
行光線とされた2つのレーザビーム223、224を2
方向(図示例では、垂線に対してθの角度をなす2方
向)から照射して干渉縞を作ってホトレジスト222を
周期的に露光する。これを現像、ベークすることで図9
(b)のような格子状のホトレジストマスク225を作
成する。次に、上記ホトレジストマスク225をエッチ
ングマスクとして図9(c)のようにエッチング(ウエ
ットまたはドライ)し、その後、エッチングマスク22
5を剥離することにより、図9(d)のように基板22
1に周期構造(回折格子)226を転写する。
【0005】ホログラフィックな干渉露光法において
は、2つのレーザービームの入射角度をθ、レーザービ
ームの波長をλとすると、作成できる格子間隔Λ(図9
(b)参照)は、Λ=λ/2sinθと表せる。露光用
レーザとしては、Arレーザ(λ=351nm)または
He−Cdレーザ(λ=325nm)が適している。Λ
≦0.25μm程度のマスクを作るにはHe−Cdレー
ザを用いる。
【0006】一方、DFB、DBR半導体レーザの発振
波長λは、λ=λ0/Neff=2Λ/m(m=1、2、・
・・)で表すことができる。ここで、λ0/Neffは媒質
内でのブラッグ波長、Neffは媒質の等価屈折率、Λは
この半導体レーザ中の回折格子の周期である。整数m=
1の場合が1次回折、m=2の場合が2次回折を意味す
る。
【0007】こうした半導体レーザにおいて、例えば、
GaAsを活性層とする短波長のものでは、回折格子の
周期Λは、発振波長を0.8μmとすると上述の式か
ら、1次回折を利用する場合、約0.115μmにまで
小さくなる。m次回折を利用するときでも、0.115
μmのm倍程度にしか大きくならない。よって、回折格
子作成の際に露光用レーザービームの波長を小さくすべ
くHe−Cdレーザの波長λ=325nmを用いたとし
ても、空気中では1次回折用の格子を作成することはで
きない。
【0008】そこで、GaAs系短波長DFB、DBR
半導体レーザの1次回折格子(周期Λ=0.13μm以
下)の作成方法として別のものが提案されており、代表
的なものとして次の3つのものが挙げられる。第1の方
法として、資料を高屈折率媒質中に浸して、その中で干
渉露光を行って媒質の屈折率分だけ回折格子の周期を短
くする方法がある。高屈折率媒質としては、例えば、光
吸収の少ないキシレンを用いる。また、類似の方法とし
て、ホトレジスト膜上に屈折率整合用イオンを介して3
角形または長方形プリズムを置き、このプリズムの両側
から露光用の2つの光束を入射させる方法もある。
【0009】第2の方法は、2光束干渉露光法によって
得られた回折格子の周期をさらに処理して半分にするも
のである。図10(a)に示すように、まず、基板23
5上に周期構造(周期Λ)の溝(回折格子)235aを
形成し、次にエッチングマスク材料(ホトレジスト)2
32を全面に形成する。この後、図10(b)に示すよ
うに露光、現像によりエッチング面を露出させてから、
図10(c)のようにエッチングを行い、こうして図1
0(d)に示すように周期が最初の溝235aの半分の
回折格子(周期Λ/2)を得る。
【0010】第3の方法は、図11の様に、まず、2光
束干渉露光法によりホトレジストマスク241を基板2
42上に形成し(図11(a))、次に、その上にEC
R−CVDによりSiNx膜243を成長させ(図11
(b))、さらに、エッチング時間を調整することでレ
ジストとSiNx膜によるエッチングマスク241、2
44を作成し(図11(c))、最後にこのマスク24
1、244を用いてエッチングを行って、周期が最初に
形成したホトレジストマスク241の半分の回折格子2
45を作成する方法がある(図11(d))。
【0011】従来の短波長(λ=0.8μm)DFB、
DBR半導体レーザ用の回折格子は、上述した3つの方
法により作成したり、若しくは、やむなく2次または3
次の回折格子を用いていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した短波
長(λ=0.8μm)DFB、DBR半導体レーザ用の
1次回折格子(周期Λ=0.13μm以下)の作成方法
には次のような問題があった。
【0013】第1の方法では、液体やその容器等に起因
する散乱や多重反射の為に露光用ビームの光波面が乱れ
たり、装置の振動や空気の揺らぎの影響を受け易くて回
折格子の精度が悪くなるという欠点がある。第2の方法
では、エッチングマスクとしてホトレジスト膜を全面に
形成した後の露光/現像条件の制御が厳しく、面内でば
らつきが生じて回折格子の精度が悪くなる。また、レジ
スト塗布とエッチングをそれぞれ2回必要とするため、
工程が煩雑であるという欠点もある。第3の方法では、
レジスト上のSiNx膜と基板上のSiNx膜のエッチン
グ条件の制御が困難である。さらに、SiNx膜の成長
およびエッチングという工程が付加されるため煩雑であ
る。
【0014】以上述べた1次回折格子を作成する上での
欠点は、これを用いた半導体レーザの特性に影響を及ぼ
し、レーザ光と回折格子の結合係数の値が小さくなる、
閾値電流の増加を招く、量子効率の低下をきたす等の悪
影響がある。また、2次、3次の回折格子を用いた場合
では、1次回折格子と比較すると、レーザ光と回折格子
の結合係数の値が小さい、2次以上の高次回折による光
の放射損失が大きいといった欠点を有する。また、閾値
電流の低下、量子効率の特性向上が困難であるという欠
点もある。
【0015】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、DFB、DBRレーザ等の1次回折用などの様な極
微細な回折格子を精度よく容易に作成できる回折格子作
成方法およびこれを用いた光半導体装置を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホログラフィ
ック干渉法を用いた回折格子の作成方法において、基板
上にホトレジストを塗布する工程と、干渉に用いる2つ
の光波の一方もしくは両方に所定の位相シフトを与える
工程と、この位相シフト付与工程後に該ホトレジストを
露光する工程と、該ホトレジストをエッチングマスクと
して該基板をエッチングする工程を含み、該2つの光波
の位相を相対的に2π/nずつシフトさせながら該ホト
レジストをn回多重露光することを特徴とする回折格子
の作成方法である。また、以上の回折格子の作成方法に
よって作成した回折格子を有する光半導体装置を提供す
るものである。
【0017】即ち、本発明によるホログラフィック干渉
露光法を用いた回折格子作成方法は、基板上に塗布した
相反則不軌性を有するホトレジストをn回(n=1、
2、・・・)多重露光するホログラフィック干渉露光法
において、干渉に用いる2つの光波の一方もしくは両方
に所定の位相シフトを与える工程を含み、該2つの光波
の位相を相対的に2π/nずつシフトさせながら基板上
に塗布したホトレジストを露光し、この露光したホトレ
ジストをエッチングマスクとして基板をエッチングする
ことを特徴とする。
【0018】より具体的には、光波の光路中にくさび型
の位相シフト板を設け、該位相シフト板を微動させるこ
とにより2つの光波に所定の相対的位相シフトを与えた
り、レーザ光の光路中に回折格子を設け、該回折格子を
透過した光波と該回折格子によって回折を受けた光波と
を干渉に用い、該回折格子を微動させることにより回折
を受けた光波に所定の位相シフトを与えたりする。
【0019】また、本発明によるホログラフィック干渉
露光法を用いた回折格子作成方法は、基板上に塗布した
相反則不軌性を有するホトレジストをn回(n=1、
2、・・・)多重露光するホログラフィック干渉露光法
において、干渉に用いる2つの光波のなす角を変化させ
ながら基板上に塗布したホトレジストを露光し、この露
光したホトレジストをエッチングマスクとして基板をエ
ッチングすることを特徴とする。
【0020】また、本発明による光半導体装置は、上記
ホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法
を用いて作成した微細構造を有することを特徴とする。
【0021】本発明による回折格子の作成方法を、n=
2の場合について、図1を用いてより具体的に説明す
る。
【0022】例えば、アルカリ可溶性フェノール樹脂と
芳香族ビスアジドの混合物をホトレジストに用いた場合
を考える。一般に、アジド基(−N3)をもつ化合物は
アジドと呼ばれ、分子中にアジド基を2つ持つ化合物は
ビスアジドと呼ばれる。
【0023】アルカリ可溶性フェノール樹脂として
【0024】
【化1】 芳香族ビスアジドとして
【0025】
【化2】 を用いる。
【0026】フェノール樹脂には感光性はないが、これ
に芳香族ビスアジドを添加すると、光照射によってアル
カリ水溶液に対して不溶化するようになる。その反応機
構は、まず芳香族アジドが光照射によって分解し、窒素
を放出してナイトレンという活性な遊離基になる。芳香
族環をφで表すと、この反応は次のように表される。
【0027】
【化3】 ナイトレンは非常に活性であり、短時間のうちにフェノ
ール樹脂中の炭素と結合する。
【0028】
【化4】 このような反応がビスアジドの両方のアジド基について
起こるので、その結果、フェノール樹脂の間に橋かけが
でき、フェノール樹脂がアルカリ水溶液に対して不溶化
する。
【0029】しかし、ナイトレンのそばに酸素分子があ
った場合、ナイトレンはそれと優先的に反応してしま
う。
【0030】
【化5】 酸素と反応したナイトレンは活性を失い、フェノール樹
脂とは反応しない。
【0031】ある程度以上に強い光が当たっている場合
には、ナイトレンの発生が空気中からの酸素の供給を上
回って、酸素が全部消費されて無酸素状態が実現し、ナ
イトレンはフェノール樹脂と反応する。ところが、それ
よりも弱い光が当たっている場合には、ナイトレンの発
生が酸素の供給より少ないので、ナイトレンとフェノー
ル樹脂との反応はほとんど起こらない。このような状態
では、いくら時間をかけてもフェノール樹脂の不溶化は
起こらない。すなわち、このレジストは相反則不軌性を
有する。
【0032】相反則不軌性とは、『光の強さが変化して
も、それに反比例して露光時間を変えれば現像後の結果
は変わらない(光の強さと時間が相反の関係にある)』
という条件を満たさない性質を意味する。
【0033】このような相反則不軌性を有するホトレジ
ストを用いた場合、或る閾値を越えると急激に感光され
るので、2つのレーザ光を干渉させることによって生じ
た干渉縞3において強度の強い領域のみを感光すること
が可能である。
【0034】まず、感光領域4と非感光領域の比が1:
3になるような条件で第1回目の露光を半導体基板1上
のホトレジスト2に対して行う(図1(a)、
(b))。
【0035】さらに、レーザ光の一方にπの位相シフト
を与えた後に、第1回目の露光と同一条件で第2回目の
露光を行う。位相シフトが与えられているために、第2
回目の露光の際の干渉縞5は第1回目の露光の際の干渉
縞3を反転した形状になるため、第2回目の露光により
感光した領域6は第1回目の露光により感光した領域4
の間に位置することになる(図1(c)、(d))。
【0036】このような多重露光を施した後に現像、エ
ッチングを施すことにより干渉縞3、5の周期の半分の
周期を有する回折格子7を作成することができる(図1
(e)、(f))。 本発明の回折格子の作成方法で
は、レジスト塗布、現像、エッチングの工程は各一回で
よく、露光の際に多重露光を施すことによって回折格子
7を作成するので、工程を短縮できるとともに、精度の
安定性や歩留まりが向上した極微細の回折格子が作成で
きる。さらに、これを用いた光半導体装置の特性を向上
させることができる。
【0037】
【実施例1】図1は、本発明に基づく回折格子の作成方
法の第1の実施例を示す工程図である。
【0038】まず、半導体基板1を界面活性剤で洗浄
し、次に有機溶剤による超音波洗浄を2〜3回繰り返し
た後、200°C、30分の熱処理を行う。続いて2光
束干渉露光用のホトレジスト層2(相反則不軌性を有す
るもの、例えばビスアジドとアルカリ不溶性フェノール
樹脂の混合物)を基板1全面に塗布する。
【0039】次に、He−Neレーザ(波長λ=325
nm)による2光束干渉露光法で、上記ホトレジスト2
に対して所望の周期Λに対応する入射角度θで1回目の
露光を行う。ここで、θ=45°とするとΛ=0.23
μmとなる。レーザ光を照射している状態ではホトレジ
スト層2上には干渉縞3が生じている。(図1
(a))。
【0040】ホトレジスト2は或る閾値を越えると急激
に感光されるので、干渉縞3において強度の強い領域の
みを感光することが可能である。まず、レーザ光の照射
パワーと時間を調整して、感光領域4と非感光領域との
比がほぼ1:3になるような条件で露光を行う。
【0041】さらに、レーザ光の一方にπの位相シフト
を与えた後に、第1回目の露光と同一条件で第2回目の
露光を行う。位相シフトが与えられているため、干渉縞
5は干渉縞3を反転した形状になる(図1(c))。そ
の結果、第2回目の露光により感光した領域6は第1回
目の露光により感光した領域4の間に位置することにな
る(図1(d))。
【0042】レーザ光に位相シフトを与える方法を図2
に示す。図2中の位相シフト板10はレーザ光の波長に
対して透明な材料で、入射側の面と出射側の面とが若干
傾いている。この位相シフト板10を矢印の方向に動か
すことにより、透過光に位相シフトを与えることができ
る。例えば、位相シフト板10として、波長λ=325
nmに対して屈折率1.46の石英ガラスを用い、入射
側の面と出射側の面とが成す角を2°にした場合、矢印
の方向に10.12μm動かせばレーザ光にπだけ位相
シフトを与えることができる。
【0043】2回の露光を施した後、ホトレジスト層2
をアルカリ系現像液で現像することにより、2回の露光
によって感光した領域のみが残存したレジストパターン
を形成する(図1(e))。現像後に余分なレジスト2
が残存している場合は、O2によるアッシング(灰化)
を適当な時間施すことによって除去すればよい。
【0044】続いて、上記レジストパターン2をエッチ
ングマスクとして、半導体基板1をCl2ガスによるリ
アクティブイオンビームエッチング(RIBE)を用い
て、所定時間エッチングを行うことによりレジストパタ
ーンを半導体基板1上に転写する。最後に残存している
ホトレジスト層2を除去して、半導体基板1上に所望の
周期(Λ/2)の回折格子7を得る(図1(f))。
【0045】以上の如く、本実施例では、ホトレジスト
2を塗布した後に、2光束干渉露光法を用いて二重露光
してエッチングするという簡単な方法で、微細な周期の
回折格子7を精度よく安定して得ることができる。
【0046】こうして、短波長(λ=0.8μm)DF
B、DBR半導体レーザ等に用いることのできる回折格
子(周期0.13μm以下)を精度、安定性よく作成で
き、これを光素子へ応用した場合、2次回折格子を利用
した素子と比べて、種々の利点を持つ。例えば、DF
B、DBRレーザでは、活性領域と回折格子領域間で高
光結合効率が得られ、放射損失、高次散乱ロスの低減、
発振しきい値の低下が可能になる。
【0047】ところで、本発明は上記実施例の形態のみ
に限定されるものではない。例えば、レーザ光に位相シ
フトを与える方法として、図2のように位相シフト板1
0を用いる方法を示したが、図3に示すような方法でも
よい。図3において、11は透過型の回折格子で、レー
ザ光13を0次光(透過光)14と1次光(回折光)1
5に分配比1:1で分波するものである。この回折格子
11を矢印の方向に動かすことにより位相シフトを実現
できる。例えば、回折格子11の格子の周期を2μmと
すると、回折格子11を矢印の方向に1μm(周期の半
分)動かすと0次光14は位相シフトを受けず、1次光
15のみに位相シフトπを与えることができる。尚、1
2は全反射ミラーである。
【0048】
【実施例2】以下、本発明の第1実施例を光半導体装置
に適用した例について説明する。図4は、本発明をリッ
ジ型DBR半導体レ−ザに適用した時の作製方法を示す
説明図である。
【0049】例えば、MBE装置等で、n型GaAs基
板101上に、n型GaAsバッファ層102(厚さ、
0.5μm)、n型AlGaAsクラッド層103(厚
さ、1.5μm)、n型AlGaAs光ガイド層104
(厚さ、0.15μm)、活性層105(AlGaAs
多重量子井戸(MQW)、AlGaAs単一量子井戸
(SQW)、AlGaAsバルク、GaAsバルク等:
厚さ、〜0.1μm)、P型AlGaAs光ガイド層1
06(厚さ、0.25μm)、P型AlGaAsクラッ
ド層107(厚さ、1.5μm)、P型GaAsキャッ
プ層108(厚さ、0.5μm)を、順次、エピタキシ
ャル成長させる。
【0050】次に、フォトリソグラフィ−によりリッジ
のパタ−ニングを行った後、リアクティブイオンビ−ム
エッチング(RIBE)により1.9〜2.0μmの深
さを得る為のエッチングを行う。
【0051】続いて、P型AlGaAs上部光ガイド層
106の手前まで除去する為に、例えば、塩酸+過酸化
水素による選択エッチングを行う。こうしてリッジのパ
タ−ンを得る。
【0052】次に、DBR領域(A部)を形成するた
め、電流注入領域(B部)を保護する為のフォトリソグ
ラフィ−によるパタ−ニングを行う。この時、DBR領
域(A部)での光を閉じ込めるため、P型AlGaAs
上部光ガイド層106に〜0.1μm程度、RIBEに
よるエッチングを行う。続いて、DBR領域(A部)に
残存しているP型GaAsキャップ層108とP型Al
GaAsクラッド層107のリッジ部を、例えば、沸騰
塩酸による選択エッチングにより除去する。こうしてD
BR領域(A部)は、P型AlGaAS上部光ガイド層
106の〜0.1μmステップが残る面となる。
【0053】続いて、電流注入領域Bのレジストマスク
を除去して、絶縁膜としてポリイミド109を全面にス
ピン塗布する。次に、電流注入領域B以外のポリイミド
109の除去及び電流注入領域Bの注入域を形成するた
め、O2プラズマエッチバック法によるアッシング(灰
化)を行った。ここで、ポリイミド109は、単に絶縁
膜としてだけでなく、電極形成時の段切れを防ぐ層でも
ある。
【0054】次に、第1実施例で述べた回折格子の作成
方法を用いて、DBR領域(A部)のP型AlGaAs
上部光ガイド106上に所望の周期の1次回折格子11
0を得る。
【0055】次に、プラズマCVD法により窒化シリコ
ン膜111を基板101全面(DBR領域A、電流注入
領域B)に形成し、電流注入領域Bのリッジの頂き部の
みをエッチングして注入域を形成した。続いて、n型電
極112及びP型電極113を蒸着形成し、へき開によ
り共振器面を形成する。
【0056】こうして、1次回折格子構造を有するリッ
ジ型DBR半導体レ−ザを得る。
【0057】本第2実施例による1次回折格子構造を有
するリッジ型DBR半導体レ−ザは、2次回折格子構造
を有するリッジ型DBR半導体レ−ザに比べて、2次以
上の高次回折による放射損失をなくし、結合係数を大き
く取ることができ、閾値電流の低減、量子効率の向上等
を可能にした。
【0058】
【実施例3】以下、本発明の第3実施例について説明す
る。図5は本発明をリッジ型DFB半導体フィルタに適
用した時の作成方法を示す説明図である。
【0059】例えば、MBE装置等でn型GaAs基板
118上に、n型GaAsバッファ層119(厚さ、
0.5μm)、n型AlGaAsクラッド層120(厚
さ、1.5μm)、活性層121(AlGaAsMQ
W、AlGaAsバルク、GaAsバルク等 :厚さ、
0.1μm)、P型AlGaAsバリア層122(厚
さ、0.1μm)、P型AlGaAs光ガイド層123
(厚さ、0.2μm)の順にエピタキシャル成長する。
【0060】次に、このP型AlGaAs光ガイド層1
23上に、第1実施例で述べた回折格子の作成方法を用
いて所望の周期の1次回折格子124を形成する。続い
て、例えば、液相成長法により、1次回折格子124を
形成したP型AlGaAs光ガイド層123上に、P型
AlGaAsクラッド層125(厚さ、1.5μm)、
P型GaAsキャップ層126(厚さ、0.3μm)の
順に再度エピタキシャル成長する。
【0061】次にフォトリソグラフィ−によりリッジの
パタ−ニングを行った後、エッチングを行い、プラズマ
CVD法により窒化シリコン膜127を形成し、リッジ
の頂き部のみをエッチングして注入域とした。リッジの
幅、すなわち注入域は3.0μmである。続いて、P型
電極128を蒸着形成し、ドライエッチングにより、電
気的に分離する溝を形成するため、P型GaAsキャッ
プ層126の一部をエッチングして分離溝129を得
る。さらに、n型電極130を蒸着形成し、へき開によ
り共振器面を形成する。
【0062】更に、両共振器面に無反射コ−トを施し
て、1次回折格子構造を有するリッジ型DFBフィルタ
を得る。
【0063】本第3実施例による1次回折格子構造を有
するリッジ型DFBフィルタは、2次回折格子構造を有
するリッジ型DFBフィルタに比べて、放射損失をなく
し結合係数を大きくとることができ、閾値電流の低減、
量子効率の向上、更には、飽和出力の増加が可能となっ
た。
【0064】
【実施例4】以下、本発明の第4実施例について説明す
る。図6は本発明をリッジ型DFB半導体レ−ザに適用
した時の作成方法を示す説明図である。
【0065】例えば、MBE装置等で、n型GaAs基
板131上に、n型GaAsバッファ層132(厚さ、
0.5μm)、n型AlGaAsクラッド層133(厚
さ、1.5μm)、活性層134(AlGaAs多重量
子井戸(MQW)、AlGaAsバルク、GaAsバル
ク等:厚さ、〜0.1μm)、P型AlGaAsバリア
層135(厚さ、0.1μm)、P型AlGaAs光ガ
イド層136(厚さ、0.2μm)の順にエピタキシャ
ル成長させる。
【0066】次に、このP型AlGaAs光ガイド層1
36上に第1実施例で述べた回折格子の作成方法を用い
て、所望のピッチの1次回折格子137を形成する。
【0067】続いて、例えば、液相成長法により1次回
折格子137を形成したP型AlGaAs光ガイド層1
36上にP型AlGaAsクラッド層138(厚さ、
1.5μm)、P型GaAsキャップ型139(厚さ、
0.3μm)の順に再度エピタキシヤル成長する。
【0068】次に、フォトリソグラフィ−によりリッジ
パタ−ニングを行った後、エッチングを行い、プラズマ
CVD法により窒化シリコン膜140を形成し、リッジ
の頂き部のみをエッチングして注入域とした。リッジの
幅、すなわち注入域は3.0μmである。続いて、n型
電極141及びP型電極142を蒸着形成し、へき開に
より共振器面を形成する。さらに、両共振器面に無反射
コ−トを施して、1次回折格子構造を有するリッジ型D
FBレ−ザを得る。
【0069】本第4実施例による1次回折格子構造を有
するリッジ型DFBレ−ザは、2次回折格子構造を有す
るリッジ型DFBレ−ザに比べて放射損失をなくし、結
合係数を大きくとることができ、閾値電流の低減、量子
効率の向上が可能となった。
【0070】
【実施例5】以下、本発明の第5実施例について説明す
る。図7は、本発明をBH型DFB半導体レ−ザに適用
した時の作成方法を示す一部破断説明図である。
【0071】例えば、MBE装置等で、n型GaAs基
板143上に、n型AlGaAsクラッド層144(厚
さ、1.5μm)、活性層145(AlGaAs多重量
子井戸(MQW)、AlGaAsバルク、GaAsバル
ク等:厚さ、〜0.1μm)、P型AlGaAsキャリ
アブロック層146(厚さ、0.05μm)、P型Al
GaAs光ガイド層147(厚さ、0.2μm)の順に
エピタキシャル成長させる。
【0072】次に、上記P型AlGaAs光ガイド層1
47上に第1実施例で述べた回折格子の作成方法を用い
て、所望のピッチの1次回折格子148を形成する。
【0073】続いて、例えば、液相成長法により、1次
回折格子148を形成したP型AlGaAs光ガイド層
147上にP型AlGaAs光クラッド層149(厚
さ、1.5μm)、P型AlGaAs光キャップ層15
0(厚さ、0.3μm)の順にエピタキシャル成長させ
る。
【0074】次に、フォトリソグラフィ−により、中央
部で幅2.0μm程度のストライプをパタ−ニングし、
n−GaAs基板143までエッチングを行いストライ
プ状のエピタキシャル成長層を残し、他の部分を完全に
除去する。
【0075】続いて、再度、選択エピタキシャル成長法
でエピタキシャル成長層を除去した部分にP型AlGa
As埋め込み層151(厚さ、2.0μm)、n型Al
GaAs埋め込み層152(厚さ、2.0μm)の順に
成長する。続いて、n型電極153およびP型電極15
4を蒸着形成し、へき開により共振器面を形成する。さ
らに、両共振器面に無反射コ−トを施して、1次回折格
子構造を有する埋め込み型DFBレ−ザを得る。
【0076】本第5実施例による1次回折格子構造を有
する埋め込み型DFBレ−ザは、2次回折格子構造を有
する埋め込み型DFBレ−ザに比べて、放射損失をなく
し、結合係数を大きくとることができ、閾値電流の低
減、量子効率の向上が可能となった。
【0077】
【実施例6】図8は本発明の第6実施例に基づく微細構
造の作成方法を示す断面図である。まず、第1実施例で
述べたような方法で半導体装置160上にホトレジスト
162を塗布した後、2光束干渉露光法を用いて所望の
周期Λに対応した入射角度θ1で1回目の露光を行う
(図8(a))。
【0078】次に、周期2Λに対応した入射角度θ2
2回目の露光を行う(図8(b))。 さらに、周期4
Λに対応した入射角度θ3で3回目の露光を行う(図8
(c))。
【0079】1回目、2回目、3回目の露光による感光
領域164、166、168はオーバーラップしている
ため、現像後は図8(d)に示すようなレジストパター
ンが得られる。
【0080】すなわち、この方法によれば、線幅dに対
して周期(Λ′=4Λ)が十分広いといった、通常の2
光束干渉露光法では得られない微細構造を得ることがで
きる。線幅dや周期Λ′は、露光時の照射量や、多重露
光の回数を適当に選ぶことによって調整できる。
【0081】以上の如く、本実施例ではホトレジスト1
62を塗布した後に2光束干渉露光法を用いて多重露光
して現像するという簡単な方法で微細構造を得ることが
できる。
【0082】また、本実施例の方法は、例えば半導体レ
ーザアレイ、光導波路アレイといった光半導体装置に応
用することができる。
【0083】
【実施例7】上記第1実施例では、周期Λのレーザ光の
干渉縞を用いて、位相シフト量をπに設定して2回露光
することにより周期Λ/2回の回折格子を得る例を示し
たが、位相シフト量を2π/nに設定してn回露光する
ことにより周期Λ/nの回折格子を得ることももちろん
可能である。
【0084】さらに、ホトレジストとしてアルカリ可溶
性フェノール樹脂と芳香族ビスアジドの混合物を用いた
例を示したが、これに限定されるわけではなく、相反則
不軌性を有するレジストであればホジ型、ネガ型どちら
でもよく、レジストに応じて露光、現像、エッチング時
の条件を決めればよい。基板についても、半導体基板に
限らず、ガラス、光学ガラスなどでもよい。
【0085】また、エッチング時にリアクティブイオン
ビームエッチング(RIBE)を用いたが、スパッタエ
ッチング、イオンミリング、リアクティブイオンエッチ
ング(RIE)などでもよく、エッチングガスもCl2
に限定されずに材料に合わせて選べばよい。
【0086】加えて、上記実施例では、本発明の回折格
子作成方法をDFBレーザ、DBRレーザ、DFBフィ
ルタに適用しているが、これに限定されることはなく、
その他の光素子、例えば結合器等に広く適用可能であ
る。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レジスト塗布、現像、エッチングの工程は各一回でよ
く、露光の際に多重露光を施すことによって回折格子な
どの微細構造を作成するので、工程を短縮できるととも
に、精度の安定性や歩留まりが向上した極微細の回折格
子が作成できる。よって、本発明の作成方法で作成した
1次回折格子を有する光半導体装置、例えばDFB、D
BRレーザでは、レーザ光と回折格子との結合効率の向
上が図られ、放射損失が低減されるため、閾値電流の低
下および量子効率の増加を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の工程を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例における位相シフトの方法
を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例における位相シフトの他の
方法を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例の半導体レーザの作成方法
を示す説明図である。
【図5】本発明の第3実施例の半導体フィルタの作成方
法を示す説明図である。
【図6】本発明の第4実施例の半導体レーザの作成方法
を示す説明図である。
【図7】本発明の第5実施例の半導体レーザの作成方法
を示す説明図である。
【図8】本発明の第6実施例の工程を示す断面図であ
る。
【図9】従来のホログラフィック干渉法による回折格子
の作成法の工程を示す図である。
【図10】従来の第2の作成法の工程を示す図である。
【図11】従来の第3の作成法の工程を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ホトレジスト(エッチングマスク) 3、5 干渉縞 4 1回目の露光による感光領域 6 2回目の露光による感光領域 7 回折格子 10 位相シフト板 11 透過型の回折格子 12 全反射ミラー 13 レーザ光 14 0次回折光 15 1次回折光 101、115、118、131、143 基板 102、119、132 バッファ層 103、107、120、125、133、138、1
44、149クラッド層 104、106、123、136、147 光ガイ
ド層 105、121、134、145 活性層 108、126、139、150 キャップ層 109 ポリイミド 110、124、137、148 1次回折格子 111、127、140 窒化シリコン膜 112、130、141、153 n型電極 113、128、142、154 P型電極 122、135 バリア層 129 分離溝 146 キャリアブロック層 151、152 埋め込み層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に塗布した相反則不軌性を有する
    ホトレジストをn回(n=1、2、・・・)多重露光す
    るホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方
    法であって、干渉に用いる2つの光波の一方もしくは両
    方に所定の位相シフトを与える工程を含み、該2つの光
    波の位相を相対的に2π/nずつシフトさせながら基板
    上に塗布したホトレジストを露光し、この露光したホト
    レジストをエッチングマスクとして基板をエッチングす
    ることを特徴とするホログラフィック干渉露光法を用い
    た回折格子作成方法。
  2. 【請求項2】 光波の光路中にくさび型の位相シフト板
    を設け、該位相シフト板を微動させることにより2つの
    光波に所定の相対的位相シフトを与えることを特徴とす
    る請求項1記載のホログラフィック干渉露光法を用いた
    回折格子作成方法。
  3. 【請求項3】 レーザ光の光路中に回折格子を設け、該
    回折格子を透過した光波と該回折格子によって回折を受
    けた光波とを干渉に用い、該回折格子を微動させること
    により回折を受けた光波に所定の位相シフトを与えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のホログラフィック干渉露
    光法を用いた回折格子作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、または3に記載のホログ
    ラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法を用い
    て作成した回折格子構造を有することを特徴とする光半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 基板上に塗布した相反則不軌性を有する
    ホトレジストをn回(n=1、2、・・・)多重露光す
    るホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方
    法であって、干渉に用いる2つの光波のなす角を変化さ
    せながら基板上に塗布したホトレジストを露光し、この
    露光したホトレジストをエッチングマスクとして基板を
    エッチングすることを特徴とするホログラフィック干渉
    露光法を用いた回折格子作成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のホログラフィック干渉
    露光法を用いた回折格子作成方法を用いて作成した微細
    構造を有することを特徴とする光半導体装置。
JP5110061A 1993-04-13 1993-04-13 ホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法及びこれを用いた光半導体装置 Pending JPH06300909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5110061A JPH06300909A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 ホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法及びこれを用いた光半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5110061A JPH06300909A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 ホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法及びこれを用いた光半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06300909A true JPH06300909A (ja) 1994-10-28

Family

ID=14526088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5110061A Pending JPH06300909A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 ホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法及びこれを用いた光半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06300909A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158398A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Mitsubishi Electric Corp 分布帰還型レーザおよびその製造方法
WO2000072414A3 (en) * 1999-05-04 2002-11-07 Sarnoff Corp Combined single-frequency laser and linear amplifier
KR100520027B1 (ko) * 1997-03-07 2005-10-10 텔레폰악티에볼라겟엘엠에릭슨(펍) 적어도 하나의 브래그-격자 구조체를 포함하는 광 파장 선택 디바이스
KR100614073B1 (ko) * 2003-05-15 2006-08-22 세이코 엡슨 가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법, 전기 광학 장치, 집적 회로 및전자 기기
JP2007149961A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Seiko Epson Corp 微細構造体の製造方法、製造装置、及びデバイス
JP2008147287A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Minebea Co Ltd グレーティングの製造方法及びその装置並びに該グレーティングを適用した固体化色素dfbレーザー。
JP2009044158A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Samsung Electro Mech Co Ltd ナノパターン形成装置及びこれを用いたナノパターン形成方法
JP2009278136A (ja) * 2004-08-25 2009-11-26 Seiko Epson Corp 微細構造体の製造方法
US7867692B2 (en) 2004-08-25 2011-01-11 Seiko Epson Corporation Method for manufacturing a microstructure, exposure device, and electronic apparatus
JP2011508443A (ja) * 2007-12-28 2011-03-10 エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. 超高解像度パターニング用スキャンeuv干渉イメージング

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520027B1 (ko) * 1997-03-07 2005-10-10 텔레폰악티에볼라겟엘엠에릭슨(펍) 적어도 하나의 브래그-격자 구조체를 포함하는 광 파장 선택 디바이스
WO2000072414A3 (en) * 1999-05-04 2002-11-07 Sarnoff Corp Combined single-frequency laser and linear amplifier
US6839371B1 (en) 1999-05-04 2005-01-04 Sarnoff Corporation Combined single-frequency laser and linear amplifier
JP2002158398A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Mitsubishi Electric Corp 分布帰還型レーザおよびその製造方法
KR100614073B1 (ko) * 2003-05-15 2006-08-22 세이코 엡슨 가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법, 전기 광학 장치, 집적 회로 및전자 기기
JP2009278136A (ja) * 2004-08-25 2009-11-26 Seiko Epson Corp 微細構造体の製造方法
US7867692B2 (en) 2004-08-25 2011-01-11 Seiko Epson Corporation Method for manufacturing a microstructure, exposure device, and electronic apparatus
JP2007149961A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Seiko Epson Corp 微細構造体の製造方法、製造装置、及びデバイス
JP2008147287A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Minebea Co Ltd グレーティングの製造方法及びその装置並びに該グレーティングを適用した固体化色素dfbレーザー。
JP2009044158A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Samsung Electro Mech Co Ltd ナノパターン形成装置及びこれを用いたナノパターン形成方法
US8198609B2 (en) 2007-08-09 2012-06-12 Samsung Led Co., Ltd Apparatus for forming nano pattern and method for forming the nano pattern using the same
JP2011508443A (ja) * 2007-12-28 2011-03-10 エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. 超高解像度パターニング用スキャンeuv干渉イメージング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5020072A (en) Semiconductor laser device
Ng et al. Holographic interference lithography for integrated optics
US5225039A (en) Method for producing a diffraction grating
US5024726A (en) Method for producing a λ/4 shift type diffraction grating
JPH06300909A (ja) ホログラフィック干渉露光法を用いた回折格子作成方法及びこれを用いた光半導体装置
JPH06201909A (ja) 回折格子の製造方法
WO2005011076A1 (en) Weakly guiding ridge waveguides with vertical gratings
US5221429A (en) Method of manufacturing phase-shifted diffraction grating
JP3564215B2 (ja) 干渉露光装置およびそれを用いた干渉露光方法
JP2700312B2 (ja) 分布帰還型半導体レーザ装置
JP3173803B2 (ja) 回折格子の作成方法
JP2876546B2 (ja) 回折格子の作成方法及びこれを用いた半導体装置
JP3338150B2 (ja) 回折格子の製造方法
JPH0590705A (ja) 光半導体装置
JP2735589B2 (ja) 回折格子の製造方法
JPH04356001A (ja) 回折格子の製造方法
JPH02196202A (ja) 位相シフト型回折格子の形成方法
WO2005048338A1 (en) A method and a semiconductor substrate for transferring a pattern from a phase mask to a substrate
JP5445272B2 (ja) 光半導体素子の製造方法
JP3258853B2 (ja) 微細パターンおよび微細周期的パターンの形成方法
JPS61212803A (ja) 回折格子の製造方法
JPH02213182A (ja) 回折格子の製造方法
Witjaksono Single-mode operation in a single-lobed beam pattern from surface-emitting second-order distributed feedback laser with central pi-phaseshift grating
JPS5914690A (ja) 半導体レ−ザ
JPH0243792A (ja) 回折格子の製造方法