JP2002158398A - 分布帰還型レーザおよびその製造方法 - Google Patents

分布帰還型レーザおよびその製造方法

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    • H01S5/10Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光出力をより大きくし、また波長も安定させ
ることのできる分布帰還型レーザとその製造方法を提案
する。 【解決手段】 主表面に突出したリッジ導波路構造を有
する半導体基体を備え、リッジ導波路構造は所定幅をも
って半導体基体に一端面から他端面に向かって延びてお
り、このリッジ導波路構造内に限定して回析格子層を形
成する。このリッジ導波路構造はエッチングにより形成
され、回析格子層はSiO2膜とレジスト膜をマスクに
してリッジ導波路構造とほぼ同じ幅またはそれより狭い
幅をもって形成される。λ/4波長シフト回析格子、チ
ャープド回析格子を組み込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、半導体レーザ、特に半
導体基体の主表面に所定幅のリッジ導波路構造を有する
分布帰還型半導体レーザとその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体基体の主表面にリッジ導波路構造
を有する分布帰還型半導体レーザは、例えば1998年
のアイ・イー・イー・イー、ホトニクス、テクノロジ、
レター(IEEE Photonics technology letters)の第1
0巻、第12号の第1688から1690頁に紹介され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の半導体レーザ
は、発生した光をリッジ導波路の内部に集中させること
ができ、光通信などでの利用が期待されているが、回析
格子がリッジ導波路構造の内部だけでなく、その外部に
も形成されている。このため、発生する光と回析格子と
の結合定数κを大きくすることが困難で光出力を充分に
大きくできず、またこの結合定数と波長の制御性が悪
く、光出力の波長のばらつきも生じやすい。
【0004】この発明はかかる課題を解決し、光出力を
より大きくでき、また波長も安定させることのできる改
善された分布帰還型半導体レーザを提案するものであ
る。
【0005】またこの発明は、光出力をより大きくで
き、また波長も安定させることのできる改善された分布
帰還型レーザの製造方法を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による分布帰還
型レーザは、主表面に突出したリッジ導波路構造を有す
る半導体基体を備え、前記半導体基体は光を発生する複
数の半導体層と、この発生した光に共振する回析格子層
を有し、前記リッジ導波路構造は前記半導体基体の相対
向する一端面から他端面に向かって所定幅を持って延長
されており、前記回析格子層が前記所定幅のリッジ導波
路構造の内部に限定して形成されていることを特徴とす
る。
【0007】またこの発明による分布帰還型レーザは、
前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面
に向かって並べられた複数の格子片を有し、この各格子
片が前記リッジ導波路構造の所定幅と実質的に同じ幅を
持って、前記リッジ導波路構造の内部に形成されてい
る。
【0008】またこの発明による分布帰還型レーザは、
前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面
に向かって並べられた複数の格子片を有し、この各格子
片が前記リッジ導波路構造の所定幅よりも小さい幅を持
って、前記リッジ導波路構造の内部に形成されている。
【0009】またこの発明による分布帰還型レーザは、
前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面
に向かって等ピッチで配置された複数の格子片を有す
る。
【0010】またこの発明による分布帰還型レーザは、
前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面と他端面の
ほぼ中間に共振波長の1/4シフト部分を持って形成さ
れている。
【0011】またこの発明による分布帰還型レーザは、
前記回析格子層が、前記半導体基体の一端面から他端面
に向かって順次幅の変化する複数の格子片を持ったチャ
ープト回析格子として構成されている。
【0012】またこの発明による分布帰還型レーザの製
造方法は、半導体基板上に光を発生するための複数の半
導体層を形成する第1工程、及び所定幅内に複数の格子
片を並べた回析格子層を前記複数の半導体層の上に形成
する第2工程を含み、その後で前記複数の格子片を内部
に限定して残すリッジ導波路構造をエッチングにて形成
することを特徴とする。
【0013】またこの発明による分布帰還型レーザの製
造方法は、前記第2工程において、前記回析格子層が、
前記所定幅よりも大きな幅を持った複数の膜片を有する
SiO2膜と、このSiO2膜を覆い前記各膜片を前記
所定幅のスリットで開口するレジスト膜とをマスクにし
て形成される。
【0014】さらにこの発明による分布帰還型レーザの
製造方法は、前記リッジ導波路構造を形成するエッチン
グにおいて、前記回析格子層が、それを覆う半導体層に
対するエッチングストッパとして用いられる。
【0015】
【実施の形態】実施の形態1.図1、図2はこの発明に
よる分布帰還型(DFB)半導体レーザの実施の形態1
を示す。図1は実施の形態1を一部切り取って示す斜視
図であり、図2はその断面図である。
【0016】実施の形態1の分布帰還型半導体レーザ
は、半導体基体10を中心として構成されており、光出
力軸(光軸)11に沿って光を発射する。半導体基板1
0は上主面10a、下主面10b、及び対向する端面1
0c、10dを有し、光軸11は端面10c、10dに
垂直であり、光軸11は端面10c、10dの対向方向
の半導体基体10の中央部にある。
【0017】半導体基体10の上主面10aの中央に
は、所定幅Dを有するリッジ導波路構造(リッジ構造)
12が端面10cから端面10dに向かって光軸11と
平行に延びており、その両側にはそれぞれ溝13を隔て
て側壁14が形成されている。溝13および側壁14も
光軸11と平行に延びている。
【0018】図1では、説明のために、半導体基体10
の上主面10aの手前右半分が切り欠いて示されてお
り、この切り欠き部分は符号15で示される。この切り
欠き部分15には、リッジ構造12の破断面12a、お
よび一方の側壁14の破断面14aが現れている。破断
面12aは、光軸11と平行で、リッジ構造12の中心
を破断した面であり、破断面14aは、光軸11に直交
し、側壁14を分断するような破断面である。図2は、
光軸11と直交する平面における断面である。
【0019】半導体基体10は、出発材料であるN型の
InP基板21、その上に形成されたN型のInPクラ
ッド層22(厚さ1μm、キャリア濃度N=1×18c
m−3)、その上に形成された複合発光層23を有し、
これらの層22、23は半導体基板21の全面上に形成
されている。複合発光層23は5つの層を含み、これは
下から、N型のAlInAsクラッド層24(厚さ0.
1μm、キャリア濃度N=1×18cm−3)、N型の
AlGaInAs光閉じ込め層25(厚さ0.1μm、
キャリア濃度N=1×18cm−3)、AlGaInP
量子井戸層26、P型のAlGaInAs光閉じ込め層
27(厚さ0.1μm、キャリア濃度P=1×18cm
−3)、およびP型のAlInAsクラッド層28(厚
さ0.1μm、キャリア濃度P=1×18cm−3)で
ある。
【0020】複合発光層23の上には、リッジ構造12
及びその両側の側壁14が形成されている。これらのリ
ッジ構造12、側壁14は、ともに4つの層を含んでお
り、リッジ構造12と側壁14におけるこれらの4つの
層はそれぞれが同レベルの層をなすように形成されてい
る。
【0021】リッジ構造12の4つの層は、下から、P
型のInP層29(厚さ0.1μm、キャリア濃度P=
1×18cm−3)、P型のInGaAsP回析格子層
30(厚さ0.06μm、キャリア濃度P=1×18c
m−3)、P型のInP層32(厚さ1.5μm、キャ
リア濃度P=1×18cm−3)、およびP型のInG
aAsコンタクト層33(厚さ0.1μm、キャリア濃
度P=1×19cm−3)である。側壁14の4つの層
は、下から、P型のInP層29、P型のInGaAs
P層30A(厚さ0.06μm、キャリア濃度P=1×
18cm−3)、P型のInP層32、およびP型のI
nGaAsコンタクト層33である。
【0022】回析格子層30は、リッジ構造12の幅D
の中のみに限定して形成され、リッジ構造12の外部に
は形成されていない。リッジ構造12の外部では、回析
格子層30は溝13によって分断されており、溝13の
外側の側壁14では、回析格子層30と同レベルの層
は、P型のInGaAsP層30Aとなっているが、こ
の層30Aには複数の格子片30aは形成されておら
ず、この層30Aは回析格子層としては機能しない。
【0023】リッジ構造12の内部における回析格子層
30の幅Dはリッジ構造12の幅と同じく1.8μmで
ある。この回析格子層30は、光軸11の方向、すなわ
ちリッジ構造12の延長方向に、一定のピッチdを置き
ながら、間欠的な複数の格子状となっており、分布帰還
型の回析格子を形成している。言い換えれば、光軸11
の方向において、回析格子層30は光軸11の方向に一
定のピッチdで並んだ多数の格子片30aを有し、この
各格子片30aの間にはその下層のP型のInP層29
が突出している。回析格子層30はその格子状構造に基
づき、複合層23で発生する光と共振し、共振した光出
力をリッジ構造12の延長方向へ導く。なお、格子片3
0aのピッチdは例えば2000Åとされる。
【0024】半導体基体10に上主面10aは、SiO
2絶縁膜35によって覆われている。具体的にはこのS
iO2絶縁膜35はリッジ構造11の上面、側面を覆
い、側壁14の側面を覆い、溝13では複合層23の上
面を覆っている。リッジ構造12の上面において、Si
O2絶縁膜35には選択的に孔が形成され、この孔を介
してレーザのP型電極層36(Ti/Au層)がコンタ
クト層32にコンタクトしている。このP型電極層36
はコンタクト層32とのコンタクト部分を除く他の部分
ではSiO2絶縁膜35を覆うように形成されている。
半導体基体10の下主面10bにはレーザのN型電極層
37(Au/Ge/Ni/Au層)が形成されている。
【0025】回析格子層30がリッジ構造12の中のみ
に限定して形成されているので、複合層23で発生した
光はリッジ構造12の中においてのみ回析格子層30と
結合し、その結合定数κは充分大きくなり、光出力をよ
り大きくできる。また、リッジ構造12の外側に回析格
子層30が延びておれば、共振する光の波長にばらつき
が生じやすいが、リッジ構造12の中だけに回析格子層
30が形成されているため、波長の安定化も図られる。
【0026】もし回析格子層30がリッジ構造12の外
部の溝13にまで延びているとすると、回析格子を左右
する屈折率差が、リッジ構造12の内部では回析格子層
30のInGaAsP層とその上のInP層31との屈
折率差となるのに対し、その外部の溝13の部分では、
回析格子層30のInGaAsP層とその上のSiO2
絶縁膜35との屈折率差となる。一方光は複合層23で
作られ、リッジ構造12とその外部にも分布するので、
光が感じる屈折率差はリッジ構造12の内部と外部で異
なったものとなり、その波長にばらつきが生じやすい。
また光の強度分布がばらつくと、トータルの光が感じる
屈折率差は非常にばらつき易くなる。
【0027】分布帰還(DFB)型レーザの発振波長λ
0は次式で与えられる。 λ0=2Neff×d なお、dは回析格子層30の格子片のピッチである。分
布帰還(DFB)の結合定数κは、近似的に次式で与え
られる。 κ=π×(Neff1−Neff2)/2λ0 なお、Neffはレーザの実効屈折率、Neff1はI
nGaAsP層が存在している場合の実効屈折率、Ne
ff2はそれが存在しない場合の実効屈折率である。し
たがって、回析格子層30をリッジ構造12の内部と外
部に形成した場合、またはその外部のみに形成した場合
には、光の強度にばらつきが生じると、発振波長λ0や
結合定数κにばらつきが生じ易く、制御性が悪いが、こ
の発明では回析格子層30をリッジ構造12の内部にの
み形成しているので、かかるばらつきが生じ難く、波長
が安定し、制御性も改善できる。
【0028】実施の形態2.図3から図18は実施の形
態2を示す。この実施の形態2はこの発明による分布帰
還型半導体レーザの製造方法の具体例であり、図3から
図18は、図1、2に示した実施の形態1のレーザの製
造方法を工程順に示す。
【0029】先ず図3の工程では、半導体基体10は、
出発材料である半導体基板21の上全面に、例えばMO
CVD法により、N型のInPクラッド層22、複合層
23、P型のInP層29、P型のInGaAsP層3
0、およびP型のInP層31が順次形成されたもので
ある。複合層23は5つの層24から28を含んでい
る。この状態のウエハに、写真製版の位置合わせ用のマ
ーカをエッチングにより形成して置く。
【0030】次の図4の工程では、P型のInP層31
の上にSiO2膜40を形成し、その上にレジスト膜4
1を形成する。
【0031】次の図5の工程は右側の図(a)と左側の
図(b)で示される。図(a)は半導体基体10の中央
部の光軸11に沿った断面であり、図(b)は上面図で
ある。この図5の工程では、レジスト膜41がEB露光
後に現像され、パターニングされる。このレジスト41
膜は、幅D1(10μm)、ピッチd(2000Å)の
多数のレジスト片41aを持つようにパターニングされ
る。これは回析格子層30を形成するためのパターンで
あり、光軸11に沿ってレジスト片41aと、レジスト
の取り去られた部分41bとが並んでいる。ここで幅D
1を10μmとしたのは、これ以下ではパターンむらが
発生して、正確なパターニングができないからである。
【0032】次の図6も半導体基体10の中央部の光軸
11に沿った断面図であるが、この工程ではパターニン
グされたレジスト膜41をマスクにして、SiO2膜4
0をドライエッチングし、SiO2膜40をパターニン
グする。この結果、SiO2膜40にもレジスト膜41
と同じに、SiO2膜の片40aとSiO2膜が除去さ
れた部分40bとが交互に存在することになる。次の図
7の工程では、レジスト膜41が除去される。
【0033】次の図8の右側図(a)は光軸11に直交
する平面による断面を示し、その左側図(b)は上面図
である。この図8の工程では、SiO2膜40の上に改
めてレジスト膜42を形成し、これを図3の段階で形成
して置いたマーカを基準にして、ステッパによる写真製
版を行い、レジスト膜42にスリット42aを形成す
る。このスリット42aは回析格子層30を形成するた
めの開口であり、幅D(1.8μm)を持って、ウエハ
上面中央に形成され、SiO2膜の片40aが点在する
部分の上に重なっている。
【0034】次の図9の右側図(a)は半導体基体10
の中央部の光軸11に沿った断面図であり、左側図
(b)は上面図である。この図9の工程では、レジスト
膜42とSiO2膜40をマスクにしてP型のInP層
31とP型のInGaAsP層30がドライエッチング
され、レジスト膜42とSiO2膜40の両者が存在し
ない部分の層31、30が除去される。結果として、P
型のInP層31とP型のInGaAsP層30には、
光軸11に沿ってピッチdで複数の格子片31a、30
aが形成される。この各格子片31a、30aの幅はD
となる。なお、図9では、ドライエッチングの後、レジ
スト膜42、SiO2膜40を除去した状態が示されて
いる。
【0035】図10は図9に示す半導体基体10の光軸
11に直交する平面における断面図である。この図10
において、格子片31a、30aの部分がハッチングを
付して強調して示されている。この部分の幅はDであ
る。
【0036】次の図11は図10と同じく半導体基体1
0の光軸11に直交する平面における断面図である。こ
の図11の工程では、図10の層31、30を覆うよう
にその上全面にP型のInP層32が形成され、さらに
その上にP型のInGaAsコンタクト層33が埋め込
み成長されている。この工程で層32、33を形成する
前に、図3の工程で形成したマーカをSiO2膜でカバ
ーしておく。このカバーにより、同一のマーカを最後の
工程まで用いることができ、すべての写真製版工程での
マスクのずれを小さくできる。
【0037】次の図12は図11と同じく半導体基体1
0の光軸11に直交する平面における断面図である。こ
の工程では、コンタクト層33の上にSiO2膜43が
形成され、このSiO2膜43が中央部片43aと側辺
部片43bを持つようにパターニングされている。中央
部片43aはリッジ構造12を形成するためのものであ
り、リッジ構造12に合わせて、半導体基体10の中央
部に形成され、その幅はDとされる。側辺部片43bは
側壁部14を形成するためのものであり、中央部片43
aと側辺部片43bとの間隔は溝13に対応する。
【0038】次の図13は図12と同じく半導体基体1
0の光軸11に直交する平面における断面図である。こ
の工程では、SiO2膜43をマスクにしてドライエッ
チングが行われる。このドライエッチングではP型のI
nP層32の厚さの途中までエッチングが行われ、P型
のInGaAsコンタクト層33が分断される。
【0039】次の図14も図13と同じく半導体基体1
0の光軸11に直交する平面における断面図である。こ
の工程では、図13のドライエッチングに続きSiO2
膜43をマスクにしてウエットエッチングが行われ、P
型のInP層32が完全にエッチングされて分離され、
このウエットエッチングはP型のInGaAsP層30
が露出したところでストップされる。この結果、ウエッ
トエッチング液として、例えば塩酸と燐酸との混合液
(混合比1:2)を用いれば、InP層32とInGa
AsP層30とのエッチングの選択比が大きく、すなわ
ちInP層32に対するエッチングレートは大きいのに
比べ、InGaAsP層30に対するエッチングレート
は小さいので、エッチングをInGaAsP層30が露
出したところでストップできる。また、塩酸と燐酸との
混合液は、下方向にのみエッチングが進み、横方向には
殆どエッチングされないので、垂直な側面を持ったリッ
ジ構造12が形成できる。
【0040】次の図15も半導体基体10の光軸11に
直交する平面における断面図である。この工程では、ド
ライエッチングにより、SiO2膜43をマスクにして
さらにエッチングが行われ、P型のInGaAsP層3
0をその厚さに亘ってエッチングして、P型のInP層
29の厚さの途中までエッチングされる。層30は、リ
ッジ構造12内の回析格子層30と、側壁14内の層3
0Aに分断される。なお、格子片30a上の格子片31
aおよび層30A上の層31は、その上のP型のInP
層32と同じ組成の層であり、層32に含めて表示す
る。
【0041】次の図16も半導体基体10に光軸11に
直交する平面における断面図である。この工程では、図
15のドライエッチングに続き、ウエットエッチングが
行われ、P型のInP層29をその厚さに亘ってエッチ
ングし、このエッチングはP型のAlInAs層28が
露出したところでストップされる。この結果、半導体基
体10の中央にはリッジ構造12が、またその両側には
溝13を隔てて側壁部14が形成される。層29、3
0、31、32、33は溝13によって分断され、特に
層30はリッジ構造12内の層として、またそれから分
断された層30Aは側壁14内の層として区別される。
ウエットエッチング液として、例えば塩酸と燐酸の混合
液(混合比1:2)を用いる。このエッチング液に対す
るAlInAs層28のエッチングレートは、InP層
29に比べて小さいが、AlInAs層28も若干エッ
チングされる。したがって、エッチング時間はこのエッ
チングレートを見込んで設定される。
【0042】リッジ構造12の幅は、SiO2膜43の
中央部片43aの幅Dに依存し、これは回析格子層30
の幅Dと同じに設定される。したがって中央部片43a
の中心線を格子層30の中心線に合わせ、回析格子層3
0の幅Dの上を丁度中央部片43aでカバーするように
すれば、リッジ構造12の幅Dの中に、回析格子層30
の各格子片30aを納めることができ、言い換えれば回
析格子30をリッジ構造12の幅Dの中に限定して、そ
れと同じ幅Dで形成できる。
【0043】次の図17、18、19も半導体基体10
の光軸11と直交する平面における断面図である。図1
7の工程ではSiO2膜43が除去され、次の図18の
工程では、改めてSiO2膜35が全面に形成された
後、リッジ構造12の上面で選択的に開口されている。
次の図19の工程では、このSiO2膜35上にP型電
極36が形成され、上記開口を介してリッジ構造12の
コンタクト層33に接合される。併せて半導体基体10
の下主面10bのN型電極37が形成される。
【0044】上記図8、9の工程において、幅Dよりも
大きな幅D1の複数のSiO2膜40の膜片40aと、
幅D1の中心を幅Dのスリット42aで開口するレジス
ト42をエッチングマスクとして用いることは重要であ
る。これに基づき、格子片30aの幅D、ピッチdを正
確に制御性良く作成でき、回析格子層30をリッジ構造
12内に限定して形成することができる。また回析格子
層30を形成するのに使われるレジスト42と、リッジ
構造12を形成するのに使用されるSiO2膜片43a
とをパターンニングする際の位置合わせマーカは、図3
の工程で形成した同じマーカを使うので、それらの位置
合わせ精度も向上し、回析格子層30を精度よくリッジ
構造12内に限定できる。
【0045】また上記図11の工程において、層30が
エッチングストッパとして働くことも重要である。図1
4に示すように、ウエットエッチングによりP型のIn
P層33を完全にエッチングし、このエッチングを層3
0で止めることができる。ウエットエッチング液とし
て、塩酸と燐酸の混合液(混合比1:2)を用いると、
InP層33に対するエッチングレートを高く、InG
aAsP層30に対するエッチングレートを低くでき、
ウエットエッチングを層30で止めることができる。そ
れにより、それに続く後工程で、層30、29をエッチ
ングして層28でそのエッチングを止める制御の制御性
を向上できる。
【0046】実施の形態3.図20はこの発明による分
布帰還型レーザの実施の形態3を示す断面図である。こ
の実施の形態3は図1と同様の半導体基体10を主体に
構成され、図20は図19と同じく光軸11に直交する
平面における半導体基体10の断面図である。この実施
の形態3では、リッジ構造12の幅Dに比べて、幅の狭
い回析格子層301が形成されている。この層301の
幅DaはDa<Dであり、回析格子層301とリッジ構
造12の側面との間に、距離Dbが存在している。この
距離Dbの領域には、格子片30aが形成されていない
P型のInGaAsP層30が存在している。その他の
構成は実施の形態1と同じである。
【0047】実施の形態4.図21から図36は実施の
形態4を示す。この実施の形態4はこの発明による分布
帰還型半導体レーザの製造方法の具体例であり、図20
に示した実施の形態3のレーザの製造方法を工程順に示
す。
【0048】図21から図25の工程は、図3から図7
の工程と同じである。
【0049】次の図26の右側図(a)は光軸11に直
交する平面による断面を示し、その左側図(b)は上面
図である。この図26の工程では、SiO2膜40の上
に改めてレジスト膜42を形成し、これを図21の段階
で形成して置いたマーカを基準にして、ステッパによる
写真製版を行い、レジスト膜42にスリット42bを形
成する。このスリット42bは回析格子層301を形成
するための開口であり、幅D(1.8μm)よりも狭い
幅Da(1.6μm)を持って、ウエハ上面中央に形成
され、SiO2膜の片40aが点在する部分の上に重な
っている。
【0050】次の図27の右側図(a)は半導体基体1
0の中央部の光軸11に沿った断面図であり、左側図
(b)は上面図である。この図27の工程では、レジス
ト膜42とSiO2膜40をマスクにしてP型のInP
層31とP型のInGaAsP層30がドライエッチン
グされ、レジスト膜42とSiO2膜40の両者が存在
しない部分の層31、30が除去される。結果として、
P型のInP層31とP型のInGaAsP層30に
は、光軸11に沿ってピッチdで複数の格子片31a、
30aが形成される。この各格子片31a、30aの幅
はDaとなる。なお、図27では、ドライエッチングの
後、レジスト膜42、SiO2膜40を除去した状態が
示されている。
【0051】図28は半導体基体10の光軸11に直交
する平面における断面図である。この図28において、
格子片31a、30aの部分がハッチングを付して強調
して示されている。この部分の幅はDaである。
【0052】次の図29は図28と同じく半導体基体1
0の光軸11に直交する平面における断面図である。こ
の図29の工程では、図28の層31、30を覆うよう
にその上全面にP型のInP層32が形成され、さらに
その上にP型のInGaAsコンタクト層33が埋め込
み成長されている。この工程で層32、33を形成する
前に、図21の工程で形成したマーカをSiO2膜でカ
バーしておく。このカバーにより、同一のマーカを最後
の工程まで用いることができ、すべての写真製版工程で
のマスクのずれを小さくできる。
【0053】次の図30は図29と同じく半導体基体1
0の光軸11に直交する平面における断面図である。こ
の工程では、コンタクト層33の上にSiO2膜43が
形成され、このSiO2膜43が中央部片43aと側辺
部片43bを持つようにパターニングされている。中央
部片43aはリッジ構造12を形成するためのものであ
り、リッジ構造12に合わせて、半導体基体10の中央
部に形成され、その幅はDとされる。側辺部片43bは
側壁部14を形成するためのものであり、中央部片43
aと側辺部片43bとの間隔は溝13に対応する。
【0054】次の図31は図30と同じく半導体基体1
0の光軸11に直交する平面における断面図である。こ
の工程では、SiO2膜43をマスクにしてドライエッ
チングが行われる。このドライエッチングではP型のI
nP層32の厚さの途中までエッチングが行われ、P型
のInGaAsコンタクト層33が分断される。
【0055】次の図32も図31と同じく半導体基体1
0の光軸11に直交する平面における断面図である。こ
の工程では、図31のドライエッチングに続きSiO2
膜43をマスクにしてウエットエッチングが行われ、P
型のInP層32が完全にエッチングされて分離され、
このウエットエッチングはP型のInGaAsP層30
が露出したところでストップされる。この結果、ウエッ
トエッチング液として、例えば塩酸と燐酸との混合液
(混合比1:2)を用いれば、InP層32とInGa
AsP層30とのエッチングの選択比が大きく、すなわ
ちInP層32に対するエッチングレートは大きいのに
比べ、InGaAsP層30に対するエッチングレート
は小さいので、エッチングをInGaAsP層30が露
出したところでストップできる。また、塩酸と燐酸との
混合液は、下方向にのみエッチングが進み、横方向には
殆どエッチングされないので、垂直な側面を持ったリッ
ジ構造12が形成できる。
【0056】次の図33も半導体基体10の光軸11に
直交する平面における断面図である。この工程では、ド
ライエッチングにより、SiO2膜43をマスクにして
さらにエッチングが行われ、P型のInGaAsP層3
0をその厚さに亘ってエッチングして、P型のInP層
29の厚さの途中までエッチングされる。
【0057】次の図34も半導体基体10に光軸11に
直交する平面における断面図である。ここ工程では、図
33のドライエッチングに続き、ウエットエッチングが
行われ、P型のInP層29をその厚さに亘ってエッチ
ングし、このエッチングはP型のAlInAs層28が
露出したところでストップされる。この結果、半導体基
体10の中央にはリッジ構造12が、またその両側には
溝13を隔てて側壁部14が形成される。層29、3
0、31、32、33は溝13によって分断され、特に
層30はリッジ構造12内の層として、またそれから分
断された層30Aは側壁14内の層として区別される。
ウエットエッチング液として、例えば塩酸と燐酸の混合
液(混合比1:2)を用いる。このエッチング液に対す
るAlInAs層28のエッチングレートは、InP層
29に比べて小さいが、AlInAs層28も若干エッ
チングされる。したがって、エッチング時間はこのエッ
チングレートを見込んで設定される。
【0058】リッジ構造12の幅は、SiO2膜43の
中央部片43aの幅Dに依存し、これは回析格子層30
1の幅Da少し大きく設定される。したがって中央部片
43aの中心線を格子層301の中心線に合わせ、回析
格子層301の幅Daの上を中央部片43aでカバーす
るようにすれば、リッジ構造12の幅Dの中に、回析格
子層301の各格子片30aを納めることができ、言い
換えれば回析格子301をリッジ構造12の幅Dの中に
限定して、それよりも狭い幅Daで形成できる。
【0059】次の図35、36も半導体基体10の光軸
11と直交する平面における断面図である。図35の工
程ではSiO2膜43が除去され、次の図36の工程で
は、改めてSiO2膜35が全面に形成された後、リッ
ジ構造12の上面で選択的に開口されている。完成した
分布帰還型レーザは、図20に示される。この完成状態
では、このSiO2膜35上にP型電極36が形成さ
れ、上記開口を介してリッジ構造12のコンタクト層3
3に接合される。併せて半導体基体10の下主面10b
のN型電極37が形成される。
【0060】実施の形態3、実施の形態4において、回
析格子層301の幅Daはリッジ構造12の幅12より
も小さく、回析格子層301はリッジ構造12内に形成
される。実施の形態1、2のように、これらの幅が互い
に等しくDである場合、もしマスクの位置ずれにより、
格子層30の何れか一方の端がリッジ構造からはみだす
と、リッジ構造12の外部のはみだした格子層30の部
分で光軸11の方向に格子片30aがある部分とそれが
ない部分が交互に存在することになる。この場合、図3
2に示すウエットエッチング工程で、エッチングは格子
片30aのある部分ではストップし、それのない部分で
はエッチングがストップしない。
【0061】続いてP型のInGaAsP層30をドラ
イエッチングし、またP型のInP層29をウエットウ
ッチングして、このウエットエッチングを層28で止め
るが、上記格子片30aのない部分では、層28のエッ
チング時間が長くなり、層28が少しエッチングされて
しまう。これはレーザダイオード特性のばらつきを生じ
やすくする。実施の形態3、4では、格子層301の幅
Daをリッジ構造12の幅Dより0.2μm小さくして
いるので、写真製版の位置合わせ精度である±0.1μ
m位置ずれが生じても、回析格子層301をリッジ構造
12の幅内に制御性よく形成できる。したがって、層3
0、29のエッチングと層28でのエッチングストップ
の制御性がよくなり、レーザダイオード特性のばらつき
が生じにくい。
【0062】実施の形態5.図37はこの発明による分
布帰還型(DFB)レーザの実施の形態5を示す図であ
り、これはその回析格子層302の上面図である。実施
の形態1、3に比べ、格子片30aの配列が異なり、各
格子片30aがリッジ構造12内に限定して構成される
点などその他の構成は実施の形態1,3と同じである。
回析格子層302は、発振光の波長λに対して、λ/4
シフト回析格子として構成される。これは多数の格子片
30aを一定のピッチdで並べ、その光軸11の中央で
回析格子の位相をλ/4シフトしたもので、具体的には
光軸11方向の中央に格子片間隔の大きなλ/4シフト
部30sを有する。回析格子層302の格子片30aの
幅は、図1、2、3の実施の形態1、2と同様にリッジ
構造12の幅Dとほぼ等しくするか、または図4、5の
実施の形態3、4と同様、リッジ構造12の幅Dより狭
い幅Daとされる。なお、図37において、複数の矩形
部分は格子片30aの存在しない部分であり、複数の格
子片30aはこれらの矩形部分の相互間に形成されてい
る。
【0063】このλ/4シフト回析格子層302を用い
れば、通常の均一な回析格子に比べ、回析格子の端面の
位相にかかわらず、分布帰還型(DFB)レーザの単一
モード発振の歩留まりがよくなり、光出力を改善でき
る。
【0064】実施の形態6.図38はこの発明による実
施の形態6を示し、図37に示す分布帰還型レーザの製
造方法を示す。これは、図5、図23に対応する工程を
示す。右側の図(a)は光軸11に沿った断面図、左の
図(b)はその上面図である。SiO2膜40上のレジ
スト膜41がパターニングされた状態であるが、格子層
302の格子片30aに対応して、レジスト膜41の多
数の膜片41aの中央に、λ/4シフト部分41sがE
B露光で形成されている。これを用いて、回析格子層3
02が図3から図19、または図21から図34と同様
な工程で形成される。
【0065】実施の形態7.図39はこの発明による分
布帰還型レーザの実施の形態7を示す。具体的には図3
9は実施の形態7のチャープド回析格子層303の上面
図である。このチャープド回析格子層303の複数の格
子片30aの幅は光軸11の方向に変化しており、具体
的にはその中央部での幅Dmaxが最も大きく、両端に
近付くにつれて減少し、両端の格子片の幅Dminが最
も小さくされている。併せて中央部には実施の形態5、
6と同様のλ/4シフト部30sが付加されている。幅
Dmaxはリッジ構造12の幅Dとほぼ同じにされてい
る。他の構成は実施の形態1、2と同じである。なお、
図39において、複数の矩形部分は格子片30aの存在
しない部分であり、複数の格子片30aはこれらの矩形
部分の相互間に形成されている。
【0066】この実施の形態7によるチャープド回析格
子層303を用いると、図40に示すように通常のλ/
4シフト回析格子302と比べて、光の強度分布がより
均一になるように改善できる。この場合、空間的ホール
バーニングが抑制され、光出力と電流特性の線形性がよ
くなり、分布帰還型レーザの低歪化が可能となる。図4
0において、特性51は実施の形態7による光強度を示
し、特性52は比較のために通常のλ/4シフト回析格
子による光強度を示す。横軸は光軸11方向の位置であ
る。矢印Aはλ/4シフト部30sの位置である。
【0067】実施の形態8.このチャープド回析格子層
303を有する分布帰還型レーザは、従来の方法では製
作が困難であったが、この発明によりその製作も容易に
なる。図41は実施の形態7の具体的製造方法を示す。
全体的には、図3から図19、または図21から図36
の製造方法と類似しているので、相違する工程を中心に
説明する。
【0068】図3、4、図21,22の工程は、この製
造方法でも同じである。図41の工程は、図5、図23
の工程に対応する工程であり、また図38に示す工程に
対応する。図41の右側図(a)は光軸11に沿った断
面、左側図(b)は上面図である。この工程で、レジス
ト膜41にλ/4シフト部30sに対応するシフト部分
41sが付加されている。このλ/4シフト部分41s
は、光軸11方向の中央にあって、レジスト膜41の膜
片41aの光軸11方向の長さが他の膜片41aより大
きな部分である。
【0069】図42の工程は、図6、図24に対応する
工程である。この工程で、SiO2膜40の多数の膜片
40aの中央にも、光軸11方向の長さの長いシフト部
分40sが形成される。
【0070】次の図43は図7、図25に対応する工程
であり、レジスト膜41が除去され、シフト部分40s
を含む膜片40aを有するSiO2膜40が残される。
【0071】次の図44は図8、図26に対応する工程
である。右側図(a)は光軸11に沿った断面図であ
り、左側図(b)は上面図である。この工程でSiO2
膜40の上に改めてレジスト膜42が形成され、その中
央に光軸11方向に延びるスリット42bが形成される
が、このスリット42bの開口幅は左側図(b)に表れ
ているように、光軸11方向の中央で最大の間隔Dma
xを有し、その両端に近付くにつれて間隔が減少し、両
端で最小の間隔Dminとなっている。このスリット4
2bは、SiO2膜40の複数の膜片40aの並ぶ中心
線上に、スリット42bの中心線が重なるように、重ね
られている。
【0072】次の図45は図9、図27に対応する工程
であり、右側図(a)は光軸11に沿った断面図、左側
図(b)は上面図である。SiO2膜40とレジスト膜
42とをマスクにしてエッチングした結果、層31、3
0がパターニングされ、複数の格子片31a、30aが
形成されているが、これらの格子片は光軸方向の中央に
最大幅Dmaxのλ/4シフト部分30s、31sを有
し、両端に向かって、幅が減少して、両端で最小幅Dm
inとなっている。図46は、図45の工程における半
導体基体10の光軸11に直交する方向の断面であり、
図10、図28に対応する。
【0073】その後は図11から図19、図29から図
36と同様にして、リッジ構造12、側壁14が形成さ
れるが、リッジ構造12の幅Dは、上記最大幅Dmax
とほぼ等しくされており、この最大幅Dmaxが丁度リ
ッジ幅D内に収まるようにリッジ構造12が形成され、
回析格子層303はリッジ構造12内に限定して形成さ
れる。
【0074】なお、回析格子層303の最大幅Dmax
を図20、図21から36の実施の形態と同じく幅Dよ
り狭い幅Daとすることも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、回析格子層を
リッジ導波路構造の内部に限定して形成したものであ
り、発生した光と回析格子層との結合定数を大きくし
て、光出力を大きくでき、また波長の安定化も図ること
ができる。
【0076】またこの発明において、回析格子層の幅を
リッジ導波路構造の幅よりも小さい幅とすれば、マスク
ずれによって回析格子層がリッジ導波路構造からはみ出
すことを防止でき、そのはみ出しによる波長のばらつき
をなくすることができる。
【0077】またこの発明において、共振波長の1/4
シフト部分を有する回析格子層を用いれば、単一モード
発振の歩留まりを改善できる。
【0078】またこの発明によりチャープド回析格子層
を用いれば、光強度分布をより改善することができる。
【0079】またこの発明による製造方法は、所定幅内
に複数の格子片を並べた回析格子層を形成した後で、そ
の回析格子層を内部に残すようにリッジ導波路構造を形
成するものであり、回析格子層をリッジ導波路構造内に
限定して形成できる。
【0080】またこの発明による製造方法において、回
析格子層が、所定幅よりも大きな幅を持った複数の膜片
を有するSiO2膜と、この膜片を所定幅のスリットで
開口するレジストとをマスクにしてエッチングして形成
すれば、必要な幅、ピッチを持った格子片を精度良く形
成できる。
【0081】またこの発明により、リッジ導波路構造を
エッチングする工程において、回析格子層がそれを覆う
半導体層に対するエッチングストッパとして用いれば、
エッチングの制御性を改善し、精度良くエッチングを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による分布帰還型レーザの実施の形
態1を示す斜視図。
【図2】 この発明による分布帰還型レーザの実施の形
態1の断面図。
【図3】 この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図4】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の
実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図5】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の
実施の形態2を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図6】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の
実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図7】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の
実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図8】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の
実施の形態2を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図9】この発明による分布帰還型レーザの製造方法の
実施の形態2を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図10】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図11】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図12】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図13】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図14】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図15】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図16】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図17】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図18】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図19】この発明による分布帰還型レーザの製造方法
の実施の形態2を工程に沿って示す断面図。
【図20】 この発明による分布帰還型レーザの実施の
形態3を示す断面図。
【図21】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図22】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図23】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図24】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図25】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図26】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図27】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図28】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図29】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図30】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図31】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図32】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図33】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図34】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図35】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図36】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態4を工程に沿って示す断面図。
【図37】 この発明による分布帰還型レーザの実施の
形態5の要部を示す上面図。
【図38】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態6を示す断面図。
【図39】 この発明による分布帰還型レーザの実施の
形態7の要部を示す上面図。
【図40】 この発明による分布帰還型レーザの実施の
形態7の光強度分布特性図。
【図41】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図42】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図。
【図43】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図。
【図44】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図45】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図と上面図。
【図46】 この発明による分布帰還型レーザの製造方
法の実施の形態8を工程に沿って示す断面図。
【符号の説明】
10 半導体基体、 11 光軸、 12 リッジ
導波路構造、 21半導体基板、 23 複合発光
層、 30,301,302,303 回析格子層、
30s シフト部分、 40 SiO2膜、
42 レジスト膜。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面に突出したリッジ導波路構造を有
    する半導体基体を備え、前記半導体基体は光を発生する
    複数の半導体層と、この発生した光に共振する回析格子
    層を有し、前記リッジ導波路構造は前記半導体基体の相
    対向する一端面から他端面に向かって所定幅を持って延
    長されており、前記回析格子層が前記所定幅のリッジ導
    波路構造の内部に限定して形成されていることを特徴と
    する分布帰還型レーザ。
  2. 【請求項2】 前記回析格子層が、前記半導体基体の一
    端面から他端面に向かって並べられた複数の格子片を有
    し、この各格子片が前記リッジ導波路構造の所定幅と実
    質的に同じ幅を持って、前記リッジ導波路構造の内部に
    形成されている請求項1記載の分布帰還型レーザ。
  3. 【請求項3】 前記回析格子層が、前記半導体基体の一
    端面から他端面に向かって並べられた複数の格子片を有
    し、この各格子片が前記リッジ導波路構造の所定幅より
    も小さい幅を持って、前記リッジ導波路構造の内部に形
    成されている請求項1記載の分布帰還型レーザ。
  4. 【請求項4】 前記回析格子層が、前記半導体基体の一
    端面から他端面に向かって等ピッチで配置された複数の
    格子片を有する請求項1、2または3記載の分布帰還型
    レーザ。
  5. 【請求項5】 前記回析格子層が、前記半導体基体の一
    端面と他端面のほぼ中間に共振波長の1/4シフト部分
    を持って形成されている請求項1、2または3記載の分
    布帰還型レーザ。
  6. 【請求項6】 前記回析格子層が、前記半導体基体の一
    端面から他端面に向かって順次幅の変化する複数の格子
    片を持ったチャープト回析格子として構成されている請
    求項1記載の分布帰還型レーザ。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に光を発生するための複数
    の半導体層を形成する第1工程、及び所定幅内に複数の
    格子片を並べた回析格子層を前記複数の半導体層の上に
    形成する第2工程を含み、その後で前記複数の格子片を
    内部に限定して残すリッジ導波路構造をエッチングにて
    形成することを特徴とする分布帰還型レーザの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記第2工程において、前記回析格子層
    が、前記所定幅よりも大きな幅を持った複数の膜片を有
    するSiO2膜と、このSiO2膜を覆い前記各膜片を
    前記所定幅のスリットで開口するレジスト膜とをマスク
    にして形成される請求項7記載の分布帰還型レーザの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記リッジ導波路構造を形成するエッチ
    ングにおいて、前記回析格子層が、それを覆う半導体層
    に対するエッチングストッパとして用いられる請求項7
    記載の分布帰還型レーザの製造方法。
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