JP4783667B2 - タイバー切断金型 - Google Patents

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Description

本発明は、リードフレーム上に成形された半導体製品のタイバー切断金型に関する。
リードフレーム上に成形された半導体製品は、図5及び図6に示すような構成となっている。図5(A)は、リードフレーム12上に成形された半導体製品10の平面図、(B)は同側面図である。又、図6は、図5における矢示VIの部分拡大図であり、(A)は、タイバー切断前の状態を示した図、(B)は、タイバー切断後の状態を示した図である。
樹脂封止工程によって、リードフレーム12上には半導体チップ等が樹脂封止された樹脂パッケージ13が形成される。
又、リードフレーム12上には、予めタイバー16やリード18がパターニングされている。このタイバー(ダムバーとも呼ばれる)16は、隣接するリード18同士を連結して補強すると共に、樹脂封止時に、樹脂が樹脂パッケージ13から周囲方向へ、リード18とリード18の間に沿って流出するのを防ぐために設けられたものである。このタイバー16によって流出がくい止められた樹脂は、いわゆるダム樹脂14として樹脂パッケージ13の周辺に残存する。このタイバー16(及びダム樹脂14)は、樹脂封止後は不要となるため、図6に示すように、タイバー切断パンチ(図6の破線部に相当)によって打ち抜かれて除去される。
このような目的で、例えば、図7に示すリード加工機20が公知である(特許文献1参照)。このリード加工機20は、上型21と下型22とを有し、下型22に固定されたガイドポスト23に沿って上型21が上下に開閉してリードを加工する装置である。
下型22にはダイブロック26とダイ27が固定されており、このダイブロック26とダイ27との隙間がパンチ受け孔(パンチ孔)28として機能している。ダイブロック27には半導体製品10が載置される。一方、上型21にはベースプレート32が固定され、更に該ベースプレート32に対して、パンチ24がパンチ固定部材34によって固定されている。ベースプレート32にはエア通路33が形成されている。又、パンチ24にもエア通路35が形成されている。これらの2つのエア通路33、35は連通しており、ジョイント36を介して圧縮エアが供給可能とされている。
上型21が閉じると、パンチ24の先端部分がパンチガイド(ストリッパに相当する。)37にガイドされつつパンチ受け孔28内へと嵌入することによって、半導体製品10の不要部分(タイバー部分)が切断カス31として取り除かれる。このとき、リード加工機20においては、パンチ24に設けられたエア通路35を介して圧縮エアが適宜のタイミングで供給されることにより、切断カスがパンチ24の先端に付着して上昇する、所謂「カス上がり」が起きることなく排出孔29側へと排出される構成とされている。
又、図示はしないが、特許文献2においては、パンチ自体にエア通路を設けることなく、ストリッパを支持するストリッパプレートとパンチプレート(パンチ固定部材)の間に弾性体を配置したことによって密閉室を設計し、該密閉室に水平方向から弾性体を貫通させたエア流入口を設けることでエア噴出機構を構成し、「カス上がり」を防止するプレス金型装置も公知である。
特開平10−313084号公報 特開平7−265968号公報
特に近年の半導体技術の進歩は目覚しく、チップの集積度も飛躍的に高まっている。これに伴って、半導体製品の完成品としての大きさが同じと仮定すると、従来のものよりもリードフレームにパターニングされるリードの数が多くなり、更に、個々のリードの太さも細く(例えば0.2mm以下)なる傾向にある。一方で、集積度の高い半導体製品であっても、従来同様にタイバー部分を切断する工程は必要不可欠なものである。
確かに、特許文献1に記載のリード加工機20のように、パンチ24にエア通路35を設けて圧縮エアを供給すれば、「カス上がり」を効果的に防止することが可能であるが、高集積化した半導体製品のリードを加工する場合に適用することは困難である。即ち、高集積化した半導体製品のタイバー部分は、リードの微細化に伴って微細化しており、この微細化したタイバーを正確に切断するには、微細な形状に加工されたパンチが必要となる。加えて、この微細な形状のパンチにエア通路を設けようとすれば、1のタイバーに対応するパンチの厚み(例えば0.2mm)よりも更に微細なサイズの孔あけ加工をする必要があるが、その性質上硬度の高い材料で形成されるパンチにアスペクト比の高い孔を加工することは不可能である。他方、何も対処をしなければ、切断したタイバーの「カス上がり」が頻発し、半導体製品リード上に圧痕として残ったり、更にリード間をショートさせる等の異常を来す可能性が高い。
又、特許文献2に開示されるプレス金型装置においては、弾性体を用いて密閉室を設計しているため、金型の繰り返しの動作によって弾性体が劣化し、密閉状態を保てなくなってしまう恐れがある。そのような場合にはエアを供給しても(エア漏れにより)切断カスを排出する効果は薄れてしまう。又、弾性体が劣化する前に定期的な交換作業が必要となり、装置のメンテナンスが煩雑となる。更に、半導体製品の樹脂パッケージは、1のリードフレームに対して1つ配置されていることは稀であり、1のリードフレーム内に複数の樹脂パッケージが極めて隣接して配置されている。このように配置された半導体製品に対してタイバー切断を行う場合に、各々の樹脂パッケージ毎に弾性体を用いて密閉室を設計するのはスペース的に不可能である。
本発明は、これらの問題点を解決するべくなされたものであって、高集積化した半導体製品に対しても「カス上がり」を防止しつつ、リードの加工(タイバー切断)が可能な装置を提供するものである。
本発明は、パンチが固定された上型機構と、前記パンチの先端部が嵌入可能なパンチ孔を有する下型機構と、前記上型機構に対して前記パンチを固定するパンチ固定部材と、前記パンチ孔に対応したストリッパとを備え、前記上型機構と下型機構との開閉によって前記リードフレームのタイバー部分を切断除去するタイバー切断金型であって、前記パンチ固定部材に外部からのエアを導入可能とするとともに前記リードフレーム上に成形された樹脂パッケージ上部からエアが吹き出すように開口部が形成されているエア導入通路を設け、且つ、前記パンチと前記ストリッパとの隙間並びに前記パンチと前記パンチ孔との隙間をエア排出通路とし、更に、前記ストリッパが、前記下型機構に対してリードフレームを固定可能なストリッパプレートに備わっており、前記リードフレームが前記ストリッパプレートによって前記下型機構に固定されると同時に、前記パンチ固定部材と前記パンチと前記ストリッパプレートと前記下型機構によって、密閉室が形成されることで上記課題を解決するものである。
このような構成を採用することで、パンチ自体にエア通路を設ける必要がない。その結果、エア通路を設ける必要性からパンチのサイズが限定されることがない。
また、本発明においては、前記エア導入通路を、前記リードフレーム上に成形された樹脂パッケージ上部からエアが吹き出すように形成している
これにより、万が一樹脂パッケージ上やリードフレーム上に切断カスが付着したような場合であっても、エアにより清掃することが可能となる。
更に、前記ストリッパが、前記下型機構に対してリードフレームを固定可能なストリッパプレートに備わっており、前記リードフレームが前記ストリッパプレートによって前記下型機構に固定されると同時に、前記パンチ固定部材と前記パンチと前記ストリッパプレートと前記下型機構によって、密閉室が形成されている
これにより、別途弾性体を用いて密閉室を構成する必要がなく、使用による弾性体の劣化及び定期的な交換作業も不要となる。又、樹脂パッケージが隣接して配置されているリードフレームに対しても適用可能である。
又、前記リードフレームが前記ストリッパプレートによって前記下型機構に固定されている間、常に、前記エア導入通路からエアが吹き出すように構成してもよい。
これにより、タイバーの切断がなされるタイミングの前後に渡ってより長時間エアによる排出効果を発揮できる。
又、前記パンチ先端部と前記ストリッパとを互いに直交する方向から遊嵌可能な櫛状の櫛歯として形成し、且つ、金型閉口時においても前記パンチ先端部の櫛歯基底部と前記ストリッパの櫛歯側面との間に所定の隙間が形成されるように構成してもよい。
これにより、より多くのエアを効率よくエア排出通路へと導くことができるため、「カス上がり」をより効果的に防止できる。
又、前記パンチ固定部材の前記下型機構側表面の高さを、前記パンチ先端部の櫛歯基底部の位置よりも高く設定して構成してもよい。
これにより、より多くのエアを効率よくエア排出通路へと導くことができるため、「カス上がり」をより効果的に防止できる。
又、前記パンチ先端部の櫛歯の厚みを、0.1〜0.2mmとして構成してもよい。
これにより、高集積化した半導体製品が備わるリードフレームのタイバーを「カス上がり」を防止しつつ切断することができる。
本発明を適用することにより、高集積化した半導体製品が備わるリードフレームのタイバーを「カス上がり」を防止しつつ切断可能である。
以下、添付図面(図1乃至図4)を参照しつつ、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例であるタイバー切断金型の側断面図である。図2は、図1における矢示II‐II線に沿う断面図であって、パンチ、ストリッパプレート、リードフレーム、切断ダイのみを示した図である。図3は、図2において、金型が開いているときの各部の位置関係を示した図である。図4は、図2における矢示IV部拡大図である。
<金型の構造>
図1に示したタイバー切断金型100は、図示せぬ上型と下型との間に配置されて構成されている。又、上型と下型とは、図示せぬプレス機構等によって開閉可能とされている。各部の詳細は後述するが、図示せぬ上型と、ベースプレート110と、パンチ固定プレート114Pと、パンチ固定ブロック114Bと、ストリッパプレート130とは上型機構を構成する部品である。一方、図示せぬ下型と、切断ダイ150とは下型機構を構成する部品である。なお、パンチ固定プレート114Pと、パンチ固定ブロック114Bとでパンチ固定部材114を構成している。
ベースプレート110は、上型に固定されている。このベースプレート110には、外部に設置されたコンプレッサ等の圧縮エア供給機構(図示しない)と連通するエア導入通路110Hが形成されている。又、このベースプレート110には、パンチ112が垂設されている。このパンチ112は、樹脂パッケージ173の周囲を取り囲むように、合計4つ垂設されている(図1においては2つしか示していない。)。又、パンチ112の先端部(下型機構側の先端部)には、下型機構側に延在する態様で微小な(例えば厚さ0.1〜0.2mmの)櫛状のパンチ櫛歯部112Kが形成されている(図3参照)。本実施形態ではパンチ112(パンチ櫛歯部112K)自体にエア通路を設ける必要がないため(詳細は後述)、従来不可能であったこのような微細な櫛歯形状が実現可能となっている。このパンチ櫛歯部112K同士の間隔は、切断するリードフレーム172のタイバー部分の間隔に対応して成形されている。なお、符号112Cは、このパンチ櫛歯部112Kの架橋部分、即ち、パンチ櫛歯部112Kの基底部である。
これらのパンチ112は、パンチ固定プレート114Pによってその位置を規制された上で、パンチ固定ブロック114Bを介してボルト120によってベースプレート110に固定されている。パンチ固定ブロック114Bには、前述したベースプレート110におけるエア導入通路110Hと連通する態様で、エア導入通路114Hが形成されている。このエア導入通路114Hの開口部114Eは、樹脂パッケージ173の上部に開口するように形成されている。
又、樹脂パッケージ173を取り囲むように配置されたパンチ112の更に外側(即ち、パンチ固定プレート114Pの下側)には、ストリッパプレート130が配置されている。このストリッパプレート130は、ベースプレート110に対して所定のタイミングで接近離反することが可能となっている。このストリッパプレート130のベースプレート110に対する接近離反動作は、パンチ112の外周面に沿って行われるため、パンチ112のガイドとしての機能をも有している。
又、ストリッパプレート130の内側(樹脂パッケージ173側)には、前述したパンチ112の先端部に設けられたパンチ櫛歯部114Kが延在する方向と直交する方向(即ち、図1では水平方向)からパンチ櫛歯部114Kと遊嵌且つ噛合可能なように、ストリッパ130Sが形成されている。その結果、このストリッパプレート130に設けられたストリッパ130Sは、全体として櫛歯形状として構成されている。このストリッパ130Sとストリッパ130Sとの間の空間が、パンチ櫛歯部112Kを遊嵌させることが可能なパンチ逃げ部130Nとなる。
又、下型機構の一部を構成する切断ダイ150には、パンチ112(正確にはパンチ櫛歯部112K)が嵌入可能なパンチ孔150Hが形成されている。なお、このパンチ孔150Hが形成される位置は、前述したストリッパプレート130のパンチ逃げ部130Nに相当する位置とされている。即ち、ストリッパ130Sの位置と対応している。
なお、パンチ櫛歯部112Kの櫛歯の幅W1は、ストリッパプレート130のパンチ逃げ部130Nの幅W2及び切断ダイ150のパンチ孔150Hの幅W3よりも極僅かだけ小さく(細く)構成されており、噛合した状態においても例えばエア等の流体が通過可能とされている。
<金型の作用>
次にこのタイバー切断金型100の作用について説明する。
上型機構と下型機構とが開いた状態で、図示せぬ搬送機構によって切断ダイ150上に半導体製品170が搬送されて配置される。
続いて、上型機構が下型機構側に閉じる動作が行なわれる。このとき、最初にストリッパ130S(及びストリッパプレート130)が切断ダイ150に当接する。これにより、半導体製品170のリードフレーム172が切断ダイ150とストリッパ130Sによって挟持されることにより固定される。このストリッパ130Sと切断ダイ150とが当接することによって、パンチ固定ブロック114Bと、パンチ112と、ストリッパプレート130と、切断ダイ150とで密閉室190が構成される。即ち、当該タイバー切断金型100においては、別途弾性体等を利用することなく密閉室190を構成できるため、装置の繰り返しの使用によっても弾性体等が劣化することはあり得ず、定期的な交換作業等は不要である。
続いて、更に上型機構が下型機構側に閉じることにより、パンチ112がストリッパプレート130にガイドされつつパンチ孔150Hへ向けて降下移動する。その結果、パンチ櫛歯部112Kがパンチ逃げ部130Nを通って切断ダイ150のパンチ孔150H内へと押し込まれる。ストリッパ130Sと切断ダイ150との間にはリードフレーム172が挟持固定されているため、パンチ櫛歯部112Kの降下によってリードフレーム172の一部が切断され、切断カス180となってパンチ孔150Hの下側へと排出される。又、このとき、外部のコンプレッサ等から供給されるエアが、ベースプレート110内に形成されたエア導入通路110H及びパンチ固定部材114内に形成されたエア導入通路114Hを介して、樹脂パッケージ173の上部から密閉室190内へと吹き出している。この密閉室190から外部への通路は、(エア導入通路114Hを除き)パンチ112とストリッパ130Sとの隙間並びにパンチ112とパンチ孔150Hとの隙間しかないために、この隙間(エア排出通路)を通ってエアが排出される。このエアの流れによってパンチ112によって切断された切断カス180が、「カス上がり」を起こすことなく適切に排出される。又、上型機構と下型機構とが完全に閉じた状態においても、パンチ櫛歯基底部112Cとストリッパ130Sの側面とは、所定のクリアランス(図4符合H)が設けられているため、密閉室190からこのクリアランスHを介してエア排出通路へとエアが効率良く導かれることになる。更に、開口部114Eが備わるパンチ固定ブロック114Bの下型機構側表面の高さは、櫛歯基底部112Cよりも高い位置となるように設計されているため、この点においても、エアが効率良く導かれることになる。
又、本実施形態のように、樹脂パッケージ173の上面に開口部114Eを設けておくことによって、万が一、樹脂パッケージ173上、或いは、リードフレーム172上に切断カス180(例えば前回の切断で切断された切断カス)が付着したような場合であっても、エアにより清掃することが可能となる。特に、封止が終了し金型が開かれた時点でもエアが吹き出すように設定しておくことで、樹脂パッケージ173上、或いは、リードフレーム172上に切断カス等が存在していても吹き飛ばすことも可能である。
又、エアを供給するタイミングや時間は適宜調整することが可能である。例えば、エアにより切断カスを排出する目的だけでなく、繰り返しの切断によりパンチや切断ダイに発生する熱を冷却することを考慮して設定してもよい。
又、切断カスを吸引する機構に比して、装置のサイクルタイムの短縮化が図れるというメリットも有している。吸引機構の場合には、その機構上、断続的に吸引せざるを得ず(ピッチ送りの際に一旦吸引を解く必要がある。)、一旦停止させた(又は弱められた)吸引力を復活させるまでにタイムラグが生じるために、サイクルタイムが大きくなってしまう。なお、このことは吸引機構を重畳的に設けることを排除する趣旨ではなく、切断カスの排出という目的からは、両機構を設けることでより効果を高くすることができる。
本発明は、高集積化した半導体製品が備わるリードフレームのタイバー切断に好適である。
本発明の実施形態の一例であるタイバー切断金型の側断面図 図1における矢示II‐II線に沿う断面図であって、パンチ、ストリッパプレート、リードフレーム、切断ダイのみを示した図 図2において、金型が開いているときの各部の位置関係を示した図 図2における矢示IV部拡大図 リードフレーム上に成形された半導体製品を示した図であって、(A)が正面図、(B)が側面図 図5における矢示VI部拡大図であって、(A)がタイバー切断前、(B)がタイバー切断後の状態を示した図 特許文献1に記載されるリード加工機20の一部側断面図
符号の説明
100…タイバー切断金型
110…ベースプレート
100H…エア導入通路
112…パンチ
112C…パンチ櫛歯基底部
112K…パンチ櫛歯部
114…パンチ固定部材
114B…パンチ固定ブロック
114E…開口部
114H…エア導入通路
114P…パンチ固定プレート
120…ボルト
130…ストリッパプレート
130N…パンチ逃げ部
130S…ストリッパ
150…切断ダイ
150H…パンチ孔
170…半導体製品
172…リードフレーム
180…切断カス

Claims (5)

  1. パンチが固定された上型機構と、前記パンチの先端部が嵌入可能なパンチ孔を有する下型機構と、前記上型機構に対して前記パンチを固定するパンチ固定部材と、前記パンチ孔に対応したストリッパとを備え、前記上型機構と下型機構との開閉によって前記リードフレームのタイバー部分を切断除去するタイバー切断金型であって、
    前記パンチ固定部材に外部からのエアを導入可能とするとともに前記リードフレーム上に成形された樹脂パッケージ上部からエアが吹き出すように開口部が形成されているエア導入通路を設け、且つ、前記パンチと前記ストリッパとの隙間並びに前記パンチと前記パンチ孔との隙間をエア排出通路とし、更に、
    前記ストリッパが、前記下型機構に対してリードフレームを固定可能なストリッパプレートに備わっており、
    前記リードフレームが前記ストリッパプレートによって前記下型機構に固定されると同時に、前記パンチ固定部材と前記パンチと前記ストリッパプレートと前記下型機構によって、密閉室が形成される
    ことを特徴とするタイバー切断金型。
  2. 請求項において、
    前記リードフレームが前記ストリッパプレートによって前記下型機構に固定されている間、常に、前記エア導入通路からエアが吹き出している
    ことを特徴とするタイバー切断金型。
  3. 請求項1または2において、
    前記パンチ先端部と前記ストリッパとが互いに直交する方向から遊嵌可能な櫛状の櫛歯として形成され、且つ、金型閉口時においても前記パンチ先端部の櫛歯基底部と前記ストリッパの櫛歯側面との間に所定の隙間が形成される
    ことを特徴とするタイバー切断金型。
  4. 請求項において、
    前記パンチ固定部材の前記下型機構側表面の高さが、前記パンチ先端部の櫛歯基底部の位置よりも高く設定されている
    ことを特徴とするタイバー切断金型。
  5. 請求項又はにおいて、
    前記パンチ先端部の櫛歯の厚みが、0.1〜0.2mmである
    ことを特徴とするタイバー切断金型。
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