JP4778447B2 - ツールホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、ツールホルダに関し、より詳細には、精密な切削または研削操作のために、回転ツールホルダを解放可能に保持するための回転ツールホルダに関する。
回転テーパ状ツールホルダは、一般に「急テーパ」ツールホルダと称され、業界では公知である。急テーパツールホルダは、Vフランジ部分から延在する雄テーパ状部分を有する。Vフランジ部分は、V字形溝を有し、ツールを握る際に機械ツールチェンジャー機構を補助する。米国において、もっとも一般的な急テーパツールホルダ設計の1つは、キャタピラー(Caterpillar)Vフランジツールホルダであり、一般に「CV」ツールホルダと称される。CVツールホルダは、非常に類似したツールホルダ設計用の数標準の1つであり、そのすべては7/24テーパ(長さ24インチ当たり直径7インチの変化)を有する。別の一般的な7/24テーパ状ツールホルダ標準は、「BT」ツールホルダである。
急テーパツールホルダのテーパ状シャンク部分は、スピンドルの対応する雌テーパ状部分に保持される。ツールホルダは、スピンドルに保持され、スピンドルによって高速で回転する。一般に、2種類の急テーパツールホルダがある。(1)テーパのみ接触ツールホルダ、ツールホルダのテーパ状表面のみがスピンドルのテーパ状内側表面に接触する。(2)面−テーパ接触ツールホルダ、ツールホルダのテーパ状部分とスピンドルとの間の表面接触に加えて、ツールホルダフランジの面がスピンドルの面に接触する。面−テーパ接触型ツールホルダは、特別に設計されたスピンドルを必要とする可能性があり、スピンドルの噛み合い表面はより精密に機械加工され、ツールホルダVフランジ部分の面に接触して操作するのを容易にする。
両方の種類の従来の急テーパツールホルダは、一定の問題を受ける可能性がある。たとえば、標準急テーパツールホルダでは、ツールホルダテーパおよびスピンドルテーパ用のテーパ許容値が、隣接するテーパは前部ではしっかり接触するが、後部では接触しないこともあるという状況を生成する。ツールホルダが回転するときには、テーパ角度のこの発散は、ツールホルダの「揺動」を生成する可能性があり、結果として、正確さおよびバランスが失われる。スピンドルは高速で回転するため、遠心力の影響下で、スピンドルテーパ直径およびツールホルダテーパ直径の両方が増加する。しかし、スピンドルテーパ直径は、ツールホルダテーパ直径よりも速く増加する。さらに、直径の増加は、典型的に、スピンドルテーパの長さ方向に沿って均一ではなく、テーパの前部で最大である。結果として、スピンドルテーパ角度は変化し、テーパ状表面は凸状になることさえある。スピンドルテーパが均一に膨張するとすれば(同一テーパ角度を維持する)、スピンドルとツールホルダとの間の良好な嵌めが、スピンドル内に軸方向に動くツールを経由して、高速で維持することができるであろう。残念ながら、スピンドルテーパ角度は変化するため、ツールホルダとスピンドルとの間の嵌めは、高速で低下する。結果は、標準ツールホルダでは2つである。第1に、スピンドルテーパ直径全体はツールホルダテーパ直径よりも速く増加し且つ面接触がないため、ツールホルダはスピンドル内に引かれる(軸方向に動く)。第2に、テーパ角度の変化のため、主な接触は、初期にはテーパの前部であるが、テーパの中間部または後部へ動き、これは結果として、スピンドル内のツールホルダの「揺動」を増加する。ツールホルダテーパはまた、直径が増加し、高速では角度を変えるが、ツールホルダの平均直径がかなり小さいため、変化の量はスピンドルに比較して非常に小さい。
先行技術の面−テーパ接触急テーパツールホルダが遭遇する不利点もある。たとえば、「揺動」は、大幅に減少することができる。しかし、ツールホルダが高速で回転するため、軸方向位置決めは面接触のため維持されるが、スピンドルテーパ直径は依然としてツールホルダテーパ直径よりも速く増加する。しかし、ツールホルダはスピンドル内に引かれることはできないため、テーパの間に半径方向ギャップが生成され、これは、ツールホルダの半径方向運動を可能にし、結果として、正確さおよびバランスが失われる。
別の先行技術の型の面−テーパ接触ツールホルダは、シャンクにテーパ状スリーブを使用し、これは、回転速度が増加するにつれて、軸方向に動き、そのため、ツールホルダはスピンドルに接触したままである。可動スリーブは、許容要件を容易にすることができるが、ツールホルダが高速で回転するため、スリーブは軸方向に動きスピンドルに接触したままである。しかし、スリーブもまた、遠心力のため直径が増加する。したがって、スリーブがスピンドルとの接触を維持するにもかかわらず、スリーブは、ツールホルダシャンクとの接触を失う可能性があり、結果として半径方向のギャップになり、したがって、結果として、アンバランスになり、正確さが失われる。
別の先行技術の型の面−テーパ接触ツールホルダは、円周方向に屈曲することができ、したがって直径を変えるように、分割されるスリーブを使用する。スリーブは、したがって、スピンドルテーパ直径が変化するにつれて、ツールホルダシャンクおよびスピンドルテーパに同時接触したままであることができる。しかし、スリーブは、変化していくテーパ角度に依然として適合することができず、接触は、依然としてテーパの前部か後部かのいずれかに局限される。また、摩擦が、ツールホルダとテーパとの間にしっかりした接触を常に維持するスリーブの能力を制限し、「はね」が存在しがちであり、ツールホルダの剛性を減少する。分割されたスリーブはまた、汚染問題を受ける傾向があるが、それは、スリーブとツールホルダシャンクとの間に存在するいずれの材料が設計の効果を減少し、封止することは非現実的でありうるからである。
したがって、先行技術の面−テーパ接触ツールホルダは、標準ツールホルダに対する改良を提供することができるが、それらはまた、高速では変動する限界を有する可能性があり、機械的複雑さが増加し、すべてが面接触を必要とする。
したがって、公知の急テーパツールホルダの限界を克服することができ、テーパに関連した正確さおよびバランスの問題を減少するかまたは排除する改良された急テーパツールホルダが必要である。
本発明にしたがって、スピンドルのテーパ状ボアに回転ツールを取り外し可能に保持するための回転ツールホルダが設けられ、ツールホルダは、テーパ状外側表面、前部接触部分および後部接触部分を備えたシャンクを具備する。シャンクはまた、スピンドルのテーパ状ボアに対応するテーパ状外側表面、および、前部接触部分に隣接したVフランジもまた有する。回転中にテーパ状ボアとの接触を維持するために、可撓性のある円形カンチレバー部分は、後部接触部分に隣接して設けることができる。円形カンチレバーは、固定端および自由端を有し、スピンドルボア内で回転ツールホルダが回転すると、結果として、円形カンチレバーの自由端が、これもまた回転中に遠心力の影響下で半径方向に膨張するテーパ状ボアの後部との接触を維持するように、遠心力の影響下で半径方向に膨張することになる。
別の実施の形態において、ツールホルダは、前部接触部分および後部接触部分の両方に隣接する円形カンチレバーを有し、好ましくは、前部接触部分に隣接して位置する円形カンチレバーの自由端はフランジへ向けて延在し、後部接触部分に隣接して位置する円形カンチレバーの自由端はシャンクの後部面へ向けて延在する。この場合、スピンドル内にツールホルダが回転すると、結果として、円形カンチレバーの各々の自由端が、前部接触部分および後部接触部分の両方でテーパ状ボアとの接触を維持するように、遠心力の影響下で半径方向に膨張する。
シャンクのテーパ状外側表面は、好ましくは、前部接触部分および後部接触部分の中間に、特に円形カンチレバーの中間に、位置する環状凹領域を有する。
ツールホルダのシャンクは、内側部材および内側部材上に配置された外側スリーブ部材から構成されることができる。スリーブ部材は、スピンドルのテーパ状ボアに対応するテーパ状外側表面を有し、前部接触部分および後部接触部分の一方または両方に隣接する端部分も含む。端部分は、上述の円形カンチレバーを具備する。上述の環状凹領域は、スリーブ部材のテーパ状外側表面に、シャンクの前部接触部分および後部接触部分の中間に、設けられる。
さらなる実施の形態において、円形カンチレバーは、シャンクの後部面に形成されたキャビティによって形成され、キャビティの外側表面は、円形カンチレバーの少なくとも一部を形成する。プルスタッドは、キャビティに捉えられた第1の端と、その外側に第2の端とを有し、第2の端は、ツールホルダをスピンドルのボアに引くために張力が加えられるものである。プルスタッドの第2の端にかかる張力は、第1の端をして、キャビティに外向き半径方向力を加えさせ、これは、外側表面すなわち円形カンチレバーを、テーパ状ボアへ向けて半径方向外向き方向に促す。より詳細には、キャビティは、より広い底部領域からその開口部近傍のより狭い領域へテーパし、ボトルネックを形成する内側表面を有する。プルスタッドの第1の端は、キャビティのより広い領域に捉えられたより大きな遠位部分から、キャビティのより狭い領域を通って延在するより狭いネックへテーパする。このようにして、張力が加えられるときには、プルスタッドの第2の端は、より大きな遠位部分をキャビティから引くように作用し、それは、キャビティのより狭い領域を半径方向に外向きに付勢する。
本発明のさらなる実施の形態は、一定の速度または速度の範囲用に最適化されるテーパを有するツールホルダを具備する。スピンドルのテーパ状ボアは前部直径および後部直径によって画成されたテーパを有し、後部直径は前部直径よりも小さい。前部直径および後部直径は各々が、スピンドルが回転するときに、テーパ状ボアが異なる回転速度で異なるテーパを有するように、遠心力の影響下で異なる率で変化する。本発明にしたがって、最適化されたテーパツールホルダの実施の形態は、テーパ状外側表面を備えたシャンクを有し、テーパは、第1の直径および第1の直径よりも小さい第2の直径によって画成される。スピンドルのテーパ状ボアと同様に、ツールホルダシャンクの第1の直径および第2の直径もまた、各々が、ツールホルダがスピンドル内を回転するときに、遠心力の影響下で異なる率で変化する。したがって、テーパ状外側表面もまた、異なる回転速度で異なるテーパを有するが、テーパは、一定の速度範囲内でボアのテーパにほぼ整合するように最適化される。シャンクの第1の直径は、ツールホルダおよびスピンドルが静止しているときに、テーパ状ボアの前部直径とほぼ同一である(マイナス許容値)。しかし、第2の直径は、シャンクが一定の速度でまたは一定の速度範囲内で回転するときに、シャンクのテーパ状外側表面に最適化されたテーパを有させるように選択される。最適化されたテーパは、そのような速度またはその範囲でスピンドルのテーパ状ボアのテーパに実質的に対応するように設計される。このようにして、シャンクのテーパは変化して、所定の速度または速度の範囲でテーパ状ボアに対して改良された接触を提供する。
本発明の他の詳細、目的および利点は、下記の詳細な説明およびその一定の実施の形態の添付の図面から、明らかになる。
次に図面を参照すると、先行技術の急テーパツールホルダが、図1A〜4Bに例示される。標準の、テーパ接触のみの、急テーパツールホルダ20(図1Aおよび1B)は、Vフランジ部分24から延在する雄テーパ状部分22を有する。テーパ状部分22は、スピンドル28の対応する雌テーパ状部分26に保持される。ツールホルダ20は、プルスタッドによってスピンドル28に保持され(図5参照)、スピンドル28を駆動するモータ(図示せず)によって高速で回転する。
先に説明したように、標準の急テーパツールホルダは、一定の不利点を被る。図1Aに示されるように、ツールホルダは静止しており、ツールホルダテーパは、一般に「フロントゲージライン」と称される前部接触領域でスピンドルテーパに接触する。これは、ツールホルダテーパおよびスピンドルテーパのテーパ許容値のため、発生する。ツールホルダ20が、図1Bに例示されるように、高速で回転するときには、テーパ角度のこの発散は、ツールホルダ20の「揺動」を生成する可能性があり、結果として正確さおよびバランスが失われることになる。スピンドル28は高速で回転するため、スピンドルテーパ直径およびツールホルダテーパ直径の両方が、遠心力の影響下で増加する。しかし、スピンドルテーパ直径はツールホルダテーパ直径よりも速く増加する。さらに、直径の増加は典型的に、スピンドルテーパの長さ方向に沿って均一ではなく、テーパの前部で最大である。したがって、スピンドルテーパ角度は変化し、テーパ状の表面は、凸状にさえなることができる。結果は、標準ツールホルダ20では2つである。第1に、スピンドルテーパ直径全体はツールホルダテーパ直径よりも速く増加し且つ面接触がないため、図1Aの寸法Aと図1Bの寸法Bとの間の差に見ることができるように、ツールホルダ20はスピンドル28内に引かれる(軸方向に動く)。第2に、テーパ角度の変化のため、主な接触は、初期にはテーパの前部すなわちフロントゲージラインであるが、テーパの中間部または後部へ移り、これは、結果として、スピンドル28内のツールホルダ20をさらに揺動する。
先行技術の面テーパ接触急テーパツールホルダのいくつかの特定の例は、ダイショウワセイキビッグプラス(Daishowa Seiki Big−PIus)(商標)、ショウワD−F−C(Showa D−F−C)(商標)、およびニッケン3ロック(Nikken 3Lock)(商標)である。ビッグプラス(Big−PIus)(商標)ツールホルダ33は、図2Aおよび2Bに全体として示されるだけであり、面テーパが同時接触されるが、高い構成要素の剛性および比較的低い保持力のためテーパの間に最小の干渉しかないように、非常に厳しい寸法許容値に作られる。しかし、図2Aに示されるように、それぞれのテーパの許容値のため、依然として主にフロントゲージラインに、テーパ接触がある。面接触のために、「揺動」は、ツールホルダ33では、静止時にかなり減少する。このツールホルダ33は高速で回転するため、スピンドルテーパ直径は、図2Bに示されるように、これもまた、ツールホルダテーパ直径よりも速く増加する。面接触のために、ツールホルダ33はスピンドル28内に引かれることができないため、テーパの間に半径方向ギャップが作られる。このギャップは、ツールホルダ33が半径方向に動くのを可能にし、結果として、正確さおよびバランスが失われることになる。しかし、軸方向位置決めは、面接触によって維持される。
次に図3Aおよび3Bを参照すると、ショウワD−F−C(商標)急テーパツールホルダ36は、面接触と組み合わされて、円筒形シャンク40にばね荷重テーパ状スリーブ38を有する。スリーブ38の意図された目的は、回転速度が増加するにつれて軸方向に動くことであり、そのため、ツールホルダ33は、スピンドル28に接触したままである。可動スリーブ38の使用はまた、ビッグプラス(商標)ツールホルダにおいてより重大である許容値要件を容易にする。静止時に、主な接触は、図3Aに示されるように、依然としてフロントゲージラインにある。D−F−C(商標)ツールホルダが高速で回転するため、スリーブ38は軸方向に動き、図3Bに示されるように、スピンドル28に接触したままである。しかし、スリーブ38はまた遠心力のため、直径が増加する。したがって、スリーブ38がスピンドル28との接触を維持するにもかかわらず、スリーブ38はツールホルダシャンク40との接触を失う可能性があり、結果として、半径方向のギャップになる。結果として、ツールホルダ33が半径方向に動く可能性があり、アンバランスを生み正確さを失うという点で、状況は、ビッグプラス(商標)ツールホルダに類似する。
次に図4Aおよび4Bを参照すると、ニッケン3ロック(商標)ツールホルダ43は、スリーブ46が円周方向に屈曲し且つしたがって直径を変えることができるように分割されていることを除いて、D−F−C(商標)ツールホルダ33に類似する。可撓性のあるスリーブ46は、D−F−C(商標)ツールホルダの1つの限界を克服するが、それは、スピンドルテーパ直径が変化していくときに、スリーブ46が今やツールホルダシャンク48およびスピンドルテーパに同時接触したままであることができるからである。しかし、図4Bに示されるように、接触が依然としてテーパの前部または後部のいずれか一方に局限されるように、スリーブ46は、依然として、変化していくテーパ角度に適合することができない。また、摩擦の存在が、ツールホルダ43とテーパとの間に常にしっかりした接触を維持するスリーブ46の能力を制限し、「はね」が存在しがちであり、ツールホルダの剛性を減少する。分割されたスリーブ46はまた、汚染問題を受ける傾向があるが、それは、スリーブ46とツールホルダシャンク48との間に存在するいずれの材料が設計の効果を減少し、設計を封止することは非現実的でありうるからである。
上述の先行技術のツールホルダ設計の各々は、ほぼ挙げられた順に、先の設計に対して増分的改良を提供することができる。しかし、各々はまた、それに応じて機械的複雑さが増す可能性があり、すべてが操作するのに面接触を必要とする。さらに、各々は静止時には効果的であるように見えるが、各々が、高速では様々な限界を有する。
次に図5および6A〜6Bを参照すると、スピンドル55のテーパ状ボア53に回転ツールを取り外し可能に保持するための回転急テーパツールホルダ50の実施の形態が示される。回転ツールホルダ50は、前部接触部分60と、後部接触部分62と、スピンドルのテーパ状ボア53に対応するテーパ状外側表面64と、を有するシャンク58を具備する。ツールホルダ50はまた、その前部接触部分60に隣接して通常のフランジ部材66を有し、テーパ状シャンク58の前部接触部分60は、面接触が意図されないように、スピンドル55のテーパ状ボア53との接触を提供するように設計される。本発明のこの実施の形態にしたがって、単一の円形カンチレバー70は、その前部接触部分60または後部接触部分62のいずれか一方に隣接するシャンク58上に設けられることができる。この特定の実施の形態において、円形カンチレバー70は、図5〜6Aに示されるように、シャンクの後部接触部分62に隣接して設けられる。「カンチレバー」という用語が暗示するように、円形カンチレバーは、固定端73および自由端76を有し、これは、ツールホルダ50がスピンドル55内を回転するときに遠心力の影響下で半径方向に外向きに動くように設計される。
先に説明したように、スピンドル55およびツールホルダ50が高速で回転するときには、遠心力が、スピンドル55のテーパ状ボア53およびツールホルダ50のシャンク58の両方を、半径方向に外向きに延在させる。ツールホルダ50がスピンドル55のテーパ状ボア53内を回転するときには、円形カンチレバー70、および、具体的にはその自由端76は、自由端76がテーパ状ボア53の後部との接触を維持するように、外向きに延在するテーパ状ボア53とともに半径方向に外向きに延在する。また、テーパ状ボア53はその前部で半径方向に拡大するため、ツールホルダ50はテーパ状ボア53内に軸方向に引かれ、したがって、テーパ状ボア53の前部でしっかりした接触が維持される。このようにして、ツールホルダ50は、テーパ角度の不整合を調整し、高い速度でテーパ角度を変える。結果として、ツールホルダ50は軸方向に動くが、すべての操作状態下でテーパの前部および後部の両方でしっかりした接触が維持される。この2つの場所接触が、ツールホルダ50の揺動および半径方向運動を排除し、したがって、関連する正確さおよびバランス問題を排除する。
さらに、シャンク58のテーパ状外側表面64には、前部接触部分60と後部接触部分62との中間に環状凹領域80が設けられる。このようにして、テーパ状シャンク58は、前部接触区域60および後部接触区域62にしか接触しないように、テーパ状ボア53に嵌る。シャンク58の後部接触領域62は支持されず、言い換えると、円形カンチレバー70の自由端76上にある。したがって、接触領域62の変形および可撓性の量は、カンチレバー70の自由端76の長さおよび厚さを制御することによって調整することができる。
環状凹領域80はまた、テーパ状シャンク58の外側表面に応力をかけるかまたは変形することなく、円形カンチレバー70の自由端76が半径方向に動くのを可能にする。環状凹80はまた、シャンク58のテーパ状外側表面を適切な許容値に製造するのを容易にし、スピンドル55のテーパ状ボア53に良好に嵌まるのを達成する。
例示されるように、ツールホルダ50のテーパ状シャンク58は、内側部材83と、内側部材83上に配置されたスリーブ部材85と、から構成されることができる。スリーブ部材85の外側表面は、シャンク58のテーパ状外側表面64を具備する。スリーブ部材85はまた、第1の端を有し、その第1の部分は、シャンク58の後部接触部分62に円形カンチレバー70を形成する。円形カンチレバー70は、本質的にスリーブ部材85の第1の端の一部であり、それは、後部接触部分62に隣接する内側部材83上に軸方向に延在するが、その間に設けられた狭いギャップ88を備える。
より詳細には、内側部材83には、テーパ状部分90と、円形カンチレバー70の自由端76に隣接するほぼ円筒形の部分93と、を有する外側噛み合い表面が形成される。スリーブ85は、内側部材83の外側噛み合い表面のテーパ状部分90に対応するテーパ状部分96を有する内側噛み合い表面を有する。円形カンチレバー70を形成するスリーブ部材85の部分、および、より詳細には、その自由端76は、外側噛み合い表面の略円筒形部分93から間隔をおかれており、したがって、その間に前述のギャップ88を設ける。
円形カンチレバー70の自由端76と内側部材83との間のギャップ88は、ツールホルダ50がスピンドル55のテーパ状ボア53に配置され保持されるときに、自由端76が、半径方向に内向きに内側部材83へ向けて部分的に圧縮されるのを可能にする。典型的に、ツールホルダ50は、ツールホルダ50が回転する前にプルスタッド59へ張力を加えることによって(図5に示される)、テーパ状ボア53内にきつく引かれる。一般に、約5000または6000ポンドの軸方向力があり、これは、プルスタッド59を経由して、ツールホルダ50をスピンドル55内に引き、これは、円形カンチレバー70の直径を減少する。円形カンチレバー70の自由端76は、したがって、半径方向に内向きに強制され、これは、弾性エネルギをカンチレバー70に保存する。次いで、ツールホルダ50が高速で回転し、スピンドルボア53は直径が半径方向に開き、自由端76は無負荷位置へ向けて戻り、すなわち、半径方向に外向きに膨張し、そうしながら、スピンドルボア53に接触したままである。これは、円形カンチレバー70の設計を改良するが、それは、これが外向きに半径方向の屈曲の範囲を減少するからであり、これは、そうでなければ、自由端76によって必要とされるものである。
スリーブ部材85は、内側部材83に、プレス嵌めまたは締り嵌めされることができる。スリーブ85の円形カンチレバー70の切り取られたセクション、すなわち、自由端76は、固有の(しかし制御可能の)可撓性によって、選択された場所(この場合、後部接触部分62)でテーパ接触するのを可能にし、合理的な製造許容値でそうする。さらに、自由端76の可撓性が、相当な大きさの半径方向の変形を可能にするため、設計は、半径方向の正確さを失わずに、高速操作に適切である。円形カンチレバー70は、スピンドル55とツールホルダ50との間のテーパ角度の差を補正することができる。これはまた、スピンドルボア53とツールホルダ50のシャンク58との間の半径方向膨張率の差も補正することができ、テーパの前部および後部の異なる膨張率を含む。
次に図7Aおよび7Bを参照すると、本発明によるツールホルダ100の別の実施の形態が例示される。このツールホルダ100は、第2のカンチレバー103がシャンク58の前部接触部分60に設けられることを除いて、上述のツールホルダ50に類似する。ツールホルダ100のこの実施の形態はまた、Vフランジ66とスピンドル55の面56との間に面接触が発生するように設計されることも異なる。したがって、ツールホルダ100がスピンドル55のボア53内に軸方向に動くことは防止される。しかし、このツールホルダ100において、同様に自由端106および固定端109を有する第2のカンチレバー103が、シャンク58の前部接触部分60に設けられる。自由端106は、前部接触部分60に隣接して位置し、フランジ66へ向けて延在する。この実施の形態において、ツールホルダ100がスピンドル55内で回転することは、結果として、第1および第2のカンチレバー70および103の各々の自由端76および106が遠心力の影響下で半径方向に膨張することになり、テーパ状ボア53もまた遠心力の影響下で膨張するため、自由端76および106がテーパ状ボア53との接触を維持するようにする。面接触はツールホルダ100がスピンドル55のボア53内に軸方向に引かれることを防止するため、前部接触部分60で円形カンチレバー103が使用され、ツールホルダ100の前部接触部分60が回転中にスピンドル55のテーパ状ボア53との接触を維持するのを可能にする。
ツールホルダ100は、このようにして、先に記載されたエラーの源のすべてを排除する。ツールホルダ100は、ツール揺動、半径方向運動または軸方向運動を有さない。しかし、ツールホルダ100は、スピンドル55との面接触を必要とし、したがって、すべての現在のツールおよび機械と直接交換可能ではない。それにもかかわらず、面接触を受け入れるように現在のスピンドルを修正することは比較的容易であり、修正されたスピンドルは依然として従来の非面接触ツールと互換性がある。
また、単一円形カンチレバーのツールホルダ50に類似して、二重円形カンチレバーのツールホルダ100のシャンク58は、内側部材113と、内側部材113上に配置された外側スリーブ部材115と、から構成される。このスリーブ部材115は、単一円形カンチレバーのツールホルダ50に関連して記載されたスリーブ部材85と同様であってもよく、シャンク58の後部接触部分62に隣接した第1の端にテーパ状外側表面および第1の円形カンチレバー70を含む。しかし、このスリーブ部材115は、第2の円形カンチレバー103をさらに含み、これは、シャンク58の前部接触部分60に隣接するその第2の端にスリーブ部材の第2の部分によって形成される。第2の円形カンチレバー103の自由端106は、シャンク58の前部接触部分60に隣接してフランジ66へ向けて延在し、自由端106とシャンクの内側部材113との間にギャップ120を備える。
内側部材83と同様に、内側部材113は、後部接触部分62の近傍に略円筒形部分93と、テーパ状部分90と、を有する。しかし、内側部材113は、前部接触部分60に隣接する第2の略円筒形部分123をさらに有し、テーパ状部分90が前部接触部分60および後部接触部分62に隣接する2つの略円筒形部分123、93の中間にあるようにする。スリーブ部材85と同様に、スリーブ部材115には、内側部材113の外側噛み合い表面のテーパ状部分90に対応するテーパ状部分を有する内側噛み合い表面96が形成される。円形カンチレバー70、103を形成するスリーブ部材115の第1および第2の部分およびさらに詳細にはその自由端76、106は、各自由端76、106と隣接する略円筒形部分93、123との間にギャップ88、120があるように、内側部材113の略円筒形部分93、123から間隔をおかれる。ギャップ88、120は、単一円形カンチレバーのツールホルダ50に関連して先に記載されたのと同一の理由のために設けられる。
回転中に、第1の円形カンチレバー70の自由端76は膨張して、後部接触部分62でテーパ状ボア53との接触を維持し、第2の円形カンチレバー103の自由端106は膨張して、前部接触部分60でテーパ状ボア53との接触を維持し、一方、フランジ66とスピンドル面56との間の面接触は、ツールホルダ100がスピンドル55内に軸方向に引かれることを防止する。このようにして、エラーの上述の源のすべて、すなわち、揺動、半径方向運動および軸方向運動が排除される。
さらに、単一円形カンチレバーのツールホルダ50と同様に、スリーブ部材115のテーパ状外側表面は、2つの円形カンチレバー70、103の中間に位置する環状凹領域80を有し、これは、先に記載されたのと同一の理由のために設けられる。
図8を参照すると、二重円形カンチレバーのツールホルダ200の別の実施の形態が例示され、シャンク203は、階段状内側部材206と、その上に配置されたスリーブ部材209と、から構成される。この実施の形態において、内側部材206は、階段状外側表面212を有し、複数の略円筒形部分214、215、216および217から形成され、その各々は、シャンク203の後部部分210におけるより小さな直径から、その前部部分211におけるより大きな直径へ、段々大きくなる直径を有する。スリーブ部材209は、相補的な形状の階段状ボア220を有し、すなわち、複数の略円筒形領域222、223および224から形成され、その各々は、シャンク203の後部部分210におけるより小さな直径から、その前部部分211におけるより大きな直径へ、直径が増加する。スリーブ部材209の複数の略円筒形領域の2つ、すなわち、領域223および224は、内側部材206の略円筒形部分の2つ、すなわち、部分215および216に噛み合う。例示されたように、円筒形領域223および224、および、円筒形部分215および216は、スリーブ部材209がたとえばプレス嵌め等によって内側部材206上に配置されるときに、部分的にのみ重なり合ってもよい。1つの現在の好適な実施の形態において、内側部材203は4つの略円筒形部分214〜217を有し、スリーブ部材209は3つの略円筒形領域222〜224を有する。
図9Aおよび9Bは、本発明にしたがったツールホルダ250のさらなる実施の形態を例示し、ツールホルダ250は、図5〜6Bに示された単一カンチレバーのツールホルダ50に類似して、テーパ状シャンク253と、シャンク253の後部接触部分259に隣接した単一円形カンチレバー256と、を有する。しかし、ツールホルダ250のこの実施の形態は、シャンク253の後部面263に形成されたキャビティ260を有し、その中で、キャビティの側壁、特にその外側表面が、後部接触表面259で円形カンチレバー256を形成する。上記に参照されたツールホルダ50と同様に、ツールホルダ250のこの実施の形態のカンチレバー256は、シャンク253の後部面263に向けて延在する。先に、すなわち、図5〜7Bに関連して記載されたツールホルダ50、100のいずれとも異なり、このツールホルダ250のシャンク253は、内側部材と、1つまたはそれ以上の円形カンチレバーを形成する端部分を有する外側スリーブと、から構成されない。代わりに、このツールホルダ250のカンチレバー256は、キャビティ260の側壁が円形カンチレバー256になるようにシャンク253の後部面263にキャビティ260を作ることによって形成され、固定端267はキャビティ260の底部261に隣接し自由端270はキャビティの開口部262にある。
ツールホルダ250は、マルチピースウェッジロッキングシステムを使用して、テーパ状シャンク253の後部上の円形カンチレバー256とスピンドル55のボア53との接触を生ずる。この設計において、円形カンチレバー256の自由端270は、ツールホルダ250がスピンドルボア53内に引かれた後に、ウェッジロッキング作用を経由してスピンドルボア53と接触するように強制される。ウェッジロックおよび円形カンチレバー256の組み合わせは、操作中のテーパ角度エラーおよびテーパ寸法変化にもかかわらず、シャンク253がスピンドルボア53に接触したままであることを可能にする。
典型的に、プルスタッド59は、たとえば、図5に例示されるように、シャンクのねじ山を切ったボアに受け取られるねじ山を切ったシャフト部分を有する。その種類の係合において、プルスタッド59の張力は、結果として、シャンク58の後部接触表面62上の相当な外向き半径方向力にならない。しかし、図9Aおよび9Bに示されるように、プルスタッド275に加えられた張力が、結果としてキャビティ260の側壁でおよびしたがって円形カンチレバー256の自由端270で外向き半径方向力を形成するように、シャンク253の後部面263に形成されたキャビティ260は、プルスタッド275の特別に構成された遠位端273を捉えるように構成される。したがって、ツールホルダ250がスピンドルボア53に位置決めされ、張力がプルスタッド275に加えられるときには、張力は、円形カンチレバー256の自由端270の外向き半径方向膨張をさらに促進し、それによって、自由端270をスピンドル55のテーパ状ボア53に対して付勢する。
より詳細には、キャビティ260は、内部側壁表面を有し、それが、キャビティ260の底部261のより広い領域からキャビティ260の開口部262近傍のより狭い領域へテーパし、ボトルネックを形成する。キャビティ260に捉えられたプルスタッド275の遠位端273は、相補的形状を有し、キャビティ260の開口部262を通って延在するより狭いシャフト277へテーパするより広い端部分を有する。キャビティ270の内側表面のテーパは、プルスタッド275の遠位端273上のテーパに対応する。プルスタッド275へ加えられた張力は、より広い遠位端273をキャビティ260から引こうとするが、それは、シャンク253の前部接触表面258および後部接触表面259が、ツールホルダ250がスピンドル55のボア53内に軸方向に動くのを防止するからである。キャビティ260の内部、およびキャビティ260に捉えられたプルスタッド275の遠位端273の対応するテーパは、プルスタッド275のより広い遠位端273がキャビティ260から除去されるために、円形カンチレバー256の自由端270であるキャビティ260の側壁が外向きに半径方向に膨張しなければならないように、協働する。したがって、プルスタッド275上の張力は、円形カンチレバー256の外向き半径方向の膨張をさらに促進し、スピンドル55のテーパ状ボア53と接触するように付勢する。
ツールホルダ250は、このようにして、図5〜6Bに例示された先に記載された単一カンチレバーのツールホルダ100と同一の種類の利点を提供する。ツールホルダ250がスピンドル55のテーパ状ボア53内で回転するときには、円形カンチレバー256および特にその自由端270は、自由端270がテーパ状ボア53の後部部分との接触を維持するように、外向きに膨張するテーパ状ボア53とともに半径方向に外向きに膨張する。このツールホルダ250との面接触もまたないため、テーパ状ボア53が前部接触区域258に隣接して半径方向に拡大するにつれて、ツールホルダ250はテーパ状ボア53内に軸方向に引かれる。このようにして、テーパ状ボアの前部接触領域58に隣接してしっかりした接触も維持される。このようにして、ツールホルダ250も同様に、テーパ角度の不整合を調整し、高い速度でテーパ角度を変える。したがって、ツールホルダ250は軸方向に動くが、すべての操作状態下で前部接触部分258および後部接触部分259の両方でしっかりした接触が維持される。したがって、ツールホルダ250の揺動および半径方向運動が、付随する正確さおよびバランス問題とともに、排除される。
さらに、薄く固いカンチレバーリングの代わりに、円形カンチレバー256は、代替的に、可撓性を加えるために、複数の半径方向スロットを備えたスプリットリングであってもよい。プルスタッドの設計は、様々な設計を想定することができ、スプリットリングの設計を補完する。しかし、いずれかの場合でも、カンチレバー256は、ツールホルダ250が軸方向に座す後まで自由端270とスピンドルボア53との間のしっかりした接触が発生しないように、寸法づけることができる。そうでない場合には、ウェッジロッキング作用が、ツールホルダ250がスピンドル55内にさらに軸方向に動くのを妨げることができる。この設計の1つの利点は、より低いツールホルダ250の解放力であるが、これは、ツールホルダロッキング力すなわちプルスタッド275上の張力が解放された後には、円形カンチレバー256はスピンドルボア53に接触しないからである。
また、先に記載されたツールホルダ50、100に類似して、ツールホルダ250のこの実施の形態は、前部接触部分258と後部接触部分259との中間でシャンク253のテーパ状外側表面に環状凹領域280を有する。環状凹領域280は、ツールホルダ50および100の環状凹領域80に関して先に記載されたのと同一の理由のために設けられる。ツールのすべての実施の形態に環状凹領域280を含む必要がないことが認識される。
図10は、先行技術の接触のみ急テーパツールホルダ295の寸法詳細を示す。例示されたように、標準急テーパツールホルダは、2.750インチの主テーパ直径(前部接触区域)および4.00インチのテーパ長さを有する。典型的な7/24テーパ(16度35分40秒)角度で、これは、1.583インチ副直径(後部接触区域)へ平行移動する。図10には、テーパ半角度(8度17分50秒)が示される。16度35分40秒角度は、7/24テーパ角度用の「基本」角度寸法である。言い換えると、雄ツールホルダテーパは、この基本角度から「プラス」の許容値を有し、雌ツールホルダテーパは、この基本角度から「マイナス」の許容値を有する。各許容値の量は、テーパ用の「嵌め合い区分」(class of fit)の関数である。たとえば、典型的なツールホルダは「AT3」許容値であり、これは、16度35分40秒/16度35分46秒である。典型的なスピンドルは「AT2」許容値であり、これは、16度35分36秒/16度35分40秒である。
図11は、シャンク(図示せず)の前部接触部分306および後部接触部分308の各々に1つが隣接する2つの円形カンチレバー302、304を有するツールホルダ用のスリーブ部材300の現在の好適な実施の形態の断面図である。スリーブ部材300は、図7A〜7Bに関連して記載されたツールホルダ50および100用のスリーブ部材85および115と同一でありうる。スリーブ部材300は、特にツールホルダ100のスリーブ部材115と同様であってもよく、内側部材113は、シャンク58の前部接触部分60および後部接触部分62に隣接する一対の略円筒形部分93および123、および、特にスリーブ部材115の端上の2つの円形カンチレバー73、103の中間に、テーパ状噛み合い表面90を有する。
現在の好適な実施の形態の断面図にしたがって、スリーブ300の外側表面310は、半角度α(8度17分50秒)として示される前述の7/24テーパを有し、内側噛み合い表面は、半角度βとして示されるテーパを有し、これは、1度30分0秒である。内側部材(図示せず)の外側噛み合い表面は、スリーブ300の内側噛み合い表面312と同一のテーパを有し、すなわち、1度30分0秒である。環状凹領域314が、円形カンチレバー302、304の間に設けられ、約0.020インチの深さωを有する。
スリーブ部材300の内側噛み合い表面312に、円形カンチレバー302、304の各々に隣接して、より大きな半径のボアが設けられ、内側部材の略円筒形部分とスリーブの端との間に所望のギャップを形成し、したがって、円形カンチレバー306および308の自由端321および322を形成する。前部接触部分306で、円形カンチレバー302の自由端322の外径dfoは、約2.750インチであってもよく、内径(これは、内側部材の略円筒形前部部分の前部部分におけるスリーブ300の直径dbfに対応する)は約1.650インチであってもよく、円形カンチレバー306の自由端322の内径dfiは、約2.460インチであってもよい。dfiとdBfとの間の差は、自由端322と内側部材の略円筒形部分との間に、前部接触部分306に隣接する約0.405インチのギャップgfを形成する。後部接触部分308で、円形カンチレバー304の自由端321の外径droは、約1.659インチであってもよく、後部部分でスリーブ300の内径dbr(これは、内側部材の略円筒形後部部分の直径に対応する)は、約1.650インチよりわずかに小さくてもよく(テーパ角度βを考慮に入れる)、円形カンチレバー304の自由端321の内径driは、約1.556インチであってもよい。これは、自由端と内側部材と内側部材の略円筒形後部部分との間に、後部接触部分308に隣接する0.0515インチよりもわずかに小さいギャップを画成する。
スピンドルのテーパ状ボアに隣接する前部接触部分306を形成する円形カンチレバー302の自由端322の部分は、約0.460インチの長さlfcを有することができ、スピンドルのテーパ状ボアに隣接する後部接触部分308を形成する円形カンチレバー304の自由端321の部分は、約0.380インチの長さlrcを有することができる。前部円形カンチレバー302における自由端322の合計長さlfは、約0.580インチであってもよく、一方、後部円形カンチレバー304における自由端321の合計長さlrは、約0.747インチであってもよい。スリーブ部材300の全体長さloは、約3.740インチであってもよく、内側部材(図示せず)の全体長さは典型的に約4.0インチである。
後部接触部分308に隣接する円形カンチレバー304用の上述の本実施例の好適な寸法は、図5〜6Bおよび9A〜9Bに示された単一カンチレバーのツールホルダ50、100の後部接触部分に隣接する円形カンチレバーのものと同一であってもよい。
本発明によるツールホルダは、ここに記載されるように、標準テーパ(非面接触)ツールホルダの製造コストを削減することができる。予熱処理された鋼を、ツールホルダシャンクの内側部材に使用することができ、本体細部を機械加工をした後に熱処理する必要性を排除する。スリーブ部材は、組み立てる前に、機械加工し熱処理することができる。テーパの仕上げ研削は、組立後に発生するものである。このアプローチは、ツールホルダの「前端」の機械加工後に熱処理の必要性を排除することによって、サイクルタイムを大幅に減少する。
標準(非面接触)ツール用の改良された嵌めは、たとえば、シャンクの後部部分のみに円形カンチレバーを備えたスリーブ部材を有する単一円形カンチレバーのツールホルダを使用して、達成することができる。前部部分のしっかりしたテーパ接触は、適切なツール軸方向位置決めを確実にし、一方、可撓性のある円形カンチレバーの後部接触部分は、テーパ許容値の不整合を補正し、システムの「揺れ」を排除する。この設計は、標準テーパ状ツールホルダのテーパ正確さの現在の複数のクラスを排除するが、それは、後部円形カンチレバーを備えたツールホルダが、シャンクとスピンドルとの間のテーパ角度差に適応することができるからである。
このようにして、本発明にしたがった円形カンチレバーのツールホルダは、嵌め合いを改良することができ、したがって、標準非面接触急テーパツールホルダのバランス、正確さおよび剛性は、おそらく、標準非面接触ツールホルダの製造コストを削減し、また、現在利用可能な面接触急テーパツールホルダに対する性能改良も提供する。
現在の面接触ツールホルダに対する性能改良は、3つの点接触、すなわち、面接触、前部円形カンチレバーおよび後部円形カンチレバーを提供する2つの円形カンチレバーのツールホルダの実施の形態によって達成することができる。3点接触は、可動部品または非常に厳しい許容値なしで提供され、3点接触は、テーパ角度不整合にもかかわらず、組立時に生成される高い干渉のため高い回転速度で、維持される。
円形カンチレバーは、ツールホルダの性能を最良に最適化する構成を有するように、設計されることができる。たとえば、剛性のカンチレバーは、ツールホルダ剛性を最大限にする。可撓性のあるカンチレバーは、テーパ不整合により適応し、また、高い回転速度でスピンドルに接触したままでもある。カンチレバーは、半径方向の可撓性を上げるために周辺のまわりの2つまたはそれ以上の対称的な場所にスロットを作ることができる。しかし、そのようなスロットは、ツールホルダの側方向剛性を減少する。
先行の記載を考慮して、本発明の他の変形例または修正例が当業者に明らかになることもまた理解されなければならない。たとえば、ツールシャンク上の可撓性のあるカンチレバーの代わりに、可撓性のある領域がスピンドルに置かれてもよく、または、シャンク上のスリーブ部材ではなくスピンドルスリーブであってもよい。そのような可撓性のあるセクションは、同一の嵌め合い利点をツールホルダに提供し、したがって、正確さおよびバランスを改良する。スピンドルに可撓性を置く利点は、1つの項目のみを修正しなければならないことであり、結果として、すべてのツールホルダの嵌め合い利点になる。しかし、スピンドルに可撓性を置くことの不利点は、すべてのツールホルダが減少した結合剛性、すなわち、ツールを粗くする望ましくない変化を経験することである。
次に、図12Aおよび12Bを参照すると、改良されたツールホルダ400のさらなる実施の形態が例示され、ツールホルダ400のシャンク403は、特別なテーパΦ1を有し、これは、特定の回転速度でまたは所定の速度の範囲内で、スピンドル55のテーパ状ボア53に接触する高い前部および後部を提供するように最適化される。図12Aに示されるように、静止状態下(静止時)でシャンク403のテーパΦ1とテーパ状ボア53との間に比較的大きな差がありえ、結果として、シャンク403の後部404とスピンドル55のテーパ状ボア53との間の比較的大きなギャップ413になる。しかし、図12Bに示されるように、所定の回転速度でシャンクテーパΦ1は、「最適化された」テーパΦ2にわずかに変化し、これは、所定の速度でまたはその範囲内で、ボア53のテーパ(これもまたその静止テーパ角度から変化している)に緊密に整合する。
先に説明されたように、スピンドルのテーパ状ボア53は、前部直径および前部直径よりも小さな後部直径によって画成されるテーパを有する。高速で回転中にボア53の前部直径および後部直径は、各々が、遠心力の影響下で異なる率で変化する。したがって、テーパ状ボア53は、異なる回転速度で異なるテーパを有する。
最適化されたテーパツールホルダ400において、シャンク403のテーパ状外側表面もまた、スピンドル55のテーパ状ボア53と同様に、シャンク403の前部接触部分407で第1の直径Df、および、第1の直径Dfよりも小さな、シャンク403の後部接触部分410で第2の直径Drによって、画成される。また、スピンドル55のテーパ状ボア53同様、第1の直径Dfおよび第2の直径Drは、各々が、シャンク403がスピンドル55内を高速で回転するときに、遠心力の影響下で異なる率で変化する。このようにして、テーパ状ボア53と同様に、テーパ状シャンク403もまた、異なる回転速度で異なるテーパを有する。許容値を考慮に入れて、シャンク403の前部接触部分407の直径Dfは、シャンク403が静止しているときに、前部接触部分407に隣接するテーパ状ボア53の直径にほぼ等しく(許容値を考慮に入れる)、したがって、テーパ状ボア53に表面接触する。しかし、本発明にしたがって、後部接触部分410におけるシャンク403の直径Drは、シャンク403が所定の速度でまたは速度の範囲で回転するときに、テーパ状外側表面に最適化されたテーパΦ2を有させるように選択される。最適化されたテーパΦ2は、テーパ状シャンク403の前部接触部分407および後部接触部分410の両方とテーパ状ボア53との間に改良された接触があるように、所望の速度の範囲内でスピンドル55のテーパ状ボア53のテーパに実質的に対応するように設計される。面接触がないため、ツールホルダ400のテーパ状ボア53内への軸方向運動が発生する。このようにして、テーパ状ボア53の前部でしっかりした接触が維持され、シャンク403の変化するテーパは、所定の速度でまたはその範囲で、ボア53とのテーパ角度不整合を調整する。結果として、ツールホルダ403は軸方向に動くが、最適化された操作速度でまたは速度の範囲で、前部接触部分407および後部接触部分410の両方でしっかりした接触が達成される。結果として、ツールホルダ400の揺動および半径方向運動が排除され、関連する正確さおよびバランス問題も同様である。
最適化されたテーパのツールホルダ400は、可撓性のあるカンチレバーを含まないが、代わりに、所定の最適化された速度でまたは最適化された速度の範囲で、操作するように具体的に設計される。言い換えると、ツールホルダ400のテーパが最適化される特定の回転速度に対応する変形された状態でスピンドル55のテーパ状ボア53のテーパに嵌るように設計される。最適化されたテーパ設計は、現在の先行技術のツールホルダと同一であるが、テーパ角度の非常にわずかな変化を除き、これは、結果として、所望の操作速度でまたは操作速度の範囲で、最適化されたテーパになる。したがって、さらなる製造操作は必要ない。最適化されたテーパのツールホルダ400は、前部接触部分407と後部接触部分410との中間に環状凹領域480を含むことができる。先に記載されたように、環状凹領域480は、シャンク403のテーパ状外側表面を適切な許容値で製造するのを容易にし、スピンドル55のテーパ状ボア53に良好は嵌めを達成する。
先行技術の急テーパ(7/24)ツールホルダは、業界標準テーパ状角度および許容値に作られ、目的は、最良の可能な嵌めを生成することである。テーパ角度が異なる場合には、ツールホルダは、スピンドル内で「揺動する」可能性があり、結果として、正確さおよびバランスのエラーになる。ツールホルダおよびスピンドル用の典型的な許容値範囲は、「AT」分類に基づいている。もっとも頻繁に使用される分類は、スピンドルではAT2、ツールホルダではAT3である。50テーパツールホルダ用のこれらの分類の角度許容値は下記の通りである。
最小 最大
スピンドル AT2 16度35分36秒 16度35分40秒
ツール AT3 16度35分40秒 16度35分46秒
これらの分類を使用して、50テーパツールホルダ用の最良の可能な状態は、スピンドルとツールホルダとの間の完全な整合であり、最悪の場合は10秒の差である。
他のテーパサイズ用の類似の許容値が存在する。たとえば、40テーパツールホルダ用である。
最小 最大
スピンドル AT2 16度35分35秒 16度35分40秒
ツール AT3 16度35分40秒 16度35分48秒
これらの分類を使用して、40テーパツールホルダ用の最悪の場合は13秒の差である。
ツールホルダおよびスピンドルは段々高い速度で回転するため、遠心力の作用下で変形し膨張する。スピンドルは、より大きな平均直径を有し、ツールホルダよりもかなり多くの膨張を受ける。さらに、スピンドルの前部は、最大テーパ直径で、後部よりも膨張する。この可変変形は、スピンドルのテーパ角度を変化し、したがって、ツールホルダとの嵌め合いを変化する。
スピンドルテーパの前部は直径を後部よりも速く増加するため、ツールホルダとスピンドルとの間の嵌め合いは、回転速度が増加し始めるときに、テーパが正確に整合する点まで、実際に改良する。速度は、テーパ角度の間の元々の不整合に、および、スピンドルの構造細部に、依存する。次いで、速度のさらなる増加が、テーパの不整合の量を増加し始め、不整合は次に、スピンドルおよびツールホルダが静止時にそうであったようなスピンドルテーパの後部ではなく、スピンドルテーパの前部に隙間を生成する。
本発明にしたがって、初期シャンクテーパΦ1は、所望の操作速度(または速度の範囲)で最適化されたテーパ角度Φ2へ変わるように設計され、そのような所定の操作速度または速度の範囲で、スピンドルとツールホルダテーパとの間に最良の可能な整合を提供する。このようにして、ツールホルダおよびスピンドルが静止しているときにテーパを整合することは、必ずしも最良の設計目的ではない。むしろ、設計目的は、ツールホルダの操作速度でスピンドルとツールホルダテーパとの間に最良の可能な整合を得ることである。大半のツールホルダは、広い速度範囲にわたって操作することができるため、すべての速度でテーパ嵌め合いを最適化することは可能ではない。しかし、典型的な操作速度範囲で特に所定の操作速度で、現在の設計に対して嵌め合いを改良することは可能である。
例として、スピンドル外径が100mmでありツールホルダの半径方向膨張はない(ツールホルダの半径方向膨張は、スピンドルに比較して非常に小さい)ものとして、急テーパスピンドルおよびツールホルダ用の近似計算が行われた。計算は、20,000rpmでスピンドルテーパ角度が変化しおよそ0度0分26.7秒だけ増加することを示す。したがって、スピンドルおよびツールのテーパが静止時に完全に整合する場合には、20,000rpmでは0度0分26.7秒だけ不整合になる。しかし、ツールホルダおよびスピンドルの両方が、静止時にその許容値範囲のもっとも極端な値、0度0分10秒のテーパ不整合にあった場合には、20,000rpmでの不整合は0度0分16.7秒だけになる。
代わりに、ツールテーパ角度許容値範囲が、16度35分40秒〜16度35分46秒から16度36分00秒〜16度36分06秒までである場合には、20,000rpmでのエラー範囲は、先の0度0分16.7秒〜0度0分26.7秒の範囲から、−0度0分3.3秒〜0度0分6.7秒の範囲へ減少し、最大可能なテーパ角度エラーの減少は、75パーセントである。現在のスピンドルおよびツール許容値スキームの皮肉な点は、静止時に許容値嵌め合い範囲の極端な値であるスピンドル/ツールホルダ組み合わせが高速では実際に最良の嵌め合いを有することがあることである。
いずれの特定のツールホルダ許容値範囲に最適な操作速度があるが、エラーがいくつかの所定の範囲内に入る速度の範囲を使用することができる。ツールホルダまたはスピンドルのいずれか一方のテーパ許容値を変えて、上記変化に影響を与えることができる。しかし、スピンドル許容値を標準で保ち、高速操作用に設計されたツールホルダのツールホルダテーパ角度を変えるだけであることが好ましい。そうでなければ、スピンドルテーパを変えることは、結果として、低速操作用に設計されるツールホルダ用のエラーが増加する。ツールホルダのテーパ許容値を変えることによって、操作速度の意図された範囲に基づいて異なるツールホルダ用に異なる許容値を使用することが可能である。
上記の例は、より厳しい許容値は使用せず、許容値帯を移動するだけであることに注意されたい。したがって、製造コストにかかる影響は、ごくわずかであるべきである。
図13の図は、標準の先行技術のツールホルダ(左側)と、本発明にしたがった最適化されたテーパを有するツールホルダ(右側)との比較を例示する。図は、スピンドルテーパが、標準ツールホルダテーパ角度(左)および最適化されたテーパツールホルダ角度(右)に対して、異なる回転速度でテーパ角度変化をどのように受けるかを示す。
示されたもっとも上の寸法、すなわち、例示の両側で、0.0000は、ツールホルダが静止しているときである。各外向き垂線は、ツールホルダの各側の前部部分および後部部分で、ツールホルダの1分間につき10,000回転(rpm)での増加を表す。このようにして、図は、0から40,000rpmでシャンクの前部接触部分および後部接触部分における直径の変化を例示する。
図において、最適化されたテーパのツールホルダは、30,000rpmで操作するのに最適化されており、そこで、最適化されたツールホルダの前部接触部分および後部接触部分の両方で寸法は0.00031であることがわかる。図からわかるように、最適化されたテーパツールホルダが静止しているときに、後部接触部分の嵌めは、標準ツールホルダ用のものほどきつくはない。しかし、30,000rpmでは、後部接触部分のギャップが、今や前部接触部分のギャップにほぼ整合し、結果として、スピンドルのテーパ状ボアに対して改良された嵌めを有するテーパになる。
本発明は、その一定の特定の実施の形態に関連して具体的に記載されているが、これは、例示のためであり限定のためではないことを理解すべきであり、添付の特許請求の範囲の範囲は、先行技術が許すほど広く解釈されるべきである。
先行技術のテーパのみ接触の、標準急テーパツールホルダの概略図である。 先行技術の面テーパ接触急テーパツールホルダの概略図である。 第2の先行技術の面テーパ接触急テーパツールホルダの概略図である。 第3の先行技術の面テーパ接触急テーパツールホルダの概略図である。 本発明にしたがった急テーパツールホルダの実施の形態を例示する図である。 本発明にしたがった急テーパツールホルダの別の実施の形態を例示する図である。 本発明にしたがった急テーパツールホルダのさらなる実施の形態を例示する図である。 本発明にしたがった急テーパツールホルダのさらなる実施の形態を例示する図である。 本発明にしたがった急テーパツールホルダのさらなる実施の形態を例示する図である。 先行技術の標準ツールホルダ用の寸法情報を提供する図である。 本発明の実施の形態の断面図である。 本発明にしたがった急テーパツールホルダのさらなる実施の形態を例示する図である。 図12Aおよび12Bに示されたような本発明の実施の形態に比較した従来の急テーパツールホルダの変化するテーパ角度を例示する図である。

Claims (8)

  1. スピンドルのテーパ状ボアに回転ツールを取り外し可能に保持するための回転ツールホルダであって、
    前記テーパ状ボアに対応するテーパ状外側表面を有するシャンクであって、前部接触部分および後部接触部分を有するシャンクと、
    前記前部接触部分に隣接したフランジと、
    前記前部接触部分および前記後部接触部分の一方に隣接した円形カンチレバーであって、固定端および自由端を有する円形カンチレバーと、
    前記シャンクの後部面に形成されたキャビティであって、前記円形カンチレバーの少なくとも一部を形成する外側表面を有するキャビティと、
    前記キャビティに捉えられた第1の端と、前記キャビティの外側に第2の端とを有するプルスタッドであって、前記第2の端は、前記回転ツールホルダが前記スピンドルに位置決めされた後に、該第2の端に加えられた張力を有するように適合されるプルスタッドと、
    を具備し、
    前記第2の端にかけられた張力は、前記第1の端をして、前記キャビティに、前記プルスタッドが該キャビティの中に位置決めされるときに、前記外側表面を前記テーパ状ボアへ向けて半径方向に外向き方向に付勢する外向き半径方向力を加えさせ、
    前記スピンドルに配置されるときに前記回転ツールホルダが回転すると、結果として、前記円形カンチレバーの前記自由端が、これもまた回転中に遠心力の影響下で半径方向に膨張する前記テーパ状ボアとの接触を維持するように、遠心力の影響下で半径方向に膨張することになる
    回転ツールホルダ。
  2. 前記円形カンチレバーは、前記テーパ状ボアとの接触を維持するために弾性的に変形可能である請求項1記載の回転ツールホルダ。
  3. 前記テーパ状外側表面に環状凹領域をさらに具備し、前記環状凹領域は、前記前部接触部分および前記後部接触部分の中間に位置する請求項1記載の回転ツールホルダ。
  4. 前記キャビティは、前記キャビティのより広い底部領域からそのより狭い領域へテーパし、ボトルネックを形成する内側表面部分を有し、
    前記第1の端は、前記キャビティの前記より広い領域に捉えられたより大きな遠位部分から、前記キャビティの前記より狭い領域を通って延在するより狭いネックへテーパし、
    前記第2の端に加えられた張力は、前記キャビティから前記より大きな遠位部分を引くように作用し、前記より狭い領域を半径方向に外向きに付勢する
    請求項1記載の回転ツールホルダ。
  5. スピンドルのテーパ状ボアに回転ツールを取り外し可能に保持するための回転ツールホルダであって、
    前記テーパ状ボアに対応するテーパ状外側表面を有するシャンクであって、前部部分および後部部分を有するシャンクと、
    前記前部部分に隣接したフランジと、
    外側噛み合い表面を有する内側部材であって、前記外側噛み合い表面は、前記シャンクの前記前部部分および前記後部部分の各々で略円筒形部分と、前記略円筒形部分の中間にテーパ状部分と、を有する前記内側部材と、
    前記内側部材上に配置されたスリーブ部材であって、テーパ状外側表面、第1の端、第2の端、および内側噛み合い表面を有し、
    前記第1の端の第1の部分は、自由端および固定端を有する第1の円形カンチレバーを形成し、前記自由端は前記内側部材から間隔をおかれ、前記スリーブ部材の前記第1の部分は前記シャンクの前記後部部分に隣接して位置決めされ、前記第1の円形カンチレバーの前記自由端は前記シャンクの後部面へ向けて延在し、
    前記第2の端の第2の部分は自由端および固定端を有する第2の円形カンチレバーを形成し、前記自由端は前記内側部材から間隔をおかれ、前記スリーブ部材の前記第2の部分は前記シャンクの前記前部部分に隣接して位置決めされ、前記第2の円形カンチレバーの前記自由端は前記フランジへ向けて延在し、
    前記内側噛み合い表面は、前記外側噛み合い表面の前記テーパ状部分に対応するテーパ状部分を有し、前記第1および第2の円形カンチレバーの各々の前記自由端は、前記外側噛み合い表面の前記略円筒形部分から間隔をおかれる
    前記スリーブ部材と、
    を具備し、
    前記スピンドルに配置されるときに前記回転ツールホルダが回転すると、結果として、前記第1および第2の円形カンチレバーの前記自由端が、これもまた回転中に遠心力の影響下で半径方向に膨張する前記テーパ状ボアとの接触を維持するように、遠心力の影響下で半径方向に膨張することになる
    回転ツールホルダ。
  6. 前記テーパ状外側表面に環状凹領域をさらに具備し、前記環状凹領域は、前記第1のカンチレバーおよび前記第2のカンチレバーの中間に位置する請求項5記載の回転ツールホルダ。
  7. スピンドルのテーパ状ボアに回転ツールを取り外し可能に保持するための回転ツールホルダであって、
    前記テーパ状ボアに対応するテーパ状外側表面を有するシャンクであって、前部部分および後部部分を有するシャンクと、
    前記前部部分に隣接したフランジと、
    階段状外側表面を有する内側部材であって、前記階段状外側表面は、複数の略円筒形部分を有し、前記複数の略円筒形部分の各々は、前記シャンクの前記後部部分におけるより小さな直径からその前記前部部分におけるより大きな直径へ直径が増加する前記内側部材と、
    前記内側部材上に配置されたスリーブ部材であって、テーパ状外側表面、第1の端、および階段状ボアを有し、
    前記第1の端の第1の部分は、前記前部部分および前記後部部分の一方に隣接すると共に前記自由端および前記固定端を有する前記第1の円形カンチレバーを形成し、前記自由端は前記内側部材から間隔をおかれ、
    前記階段状ボアは、複数の略円筒形領域を有し、前記複数の略円筒形領域の各々は、前記シャンクの前記後部部分におけるより小さな直径からその前記前部部分におけるより大きな直径へ直径が増加する
    前記スリーブ部材と、
    を具備し、
    前記スリーブ部材が前記内側部材上に配置されるときに、前記階段状外側表面の前記略円筒形部分の少なくとも一部は、前記階段状ボアの前記複数の略円筒形領域の少なくとも一部に噛み合い、
    前記スピンドルに配置されるときに前記回転ツールホルダが回転すると、結果として、前記第1の円形カンチレバーの前記自由端が、これもまた回転中に遠心力の影響下で半径方向に膨張する前記テーパ状ボアとの接触を維持するように、遠心力の影響下で半径方向に膨張することになる
    回転ツールホルダ。
  8. 前記複数の略円筒形部分は4つの略円筒形部分をさらに具備し、前記複数の略円筒形領域は3つの略円筒形領域をさらに具備し、前記階段状外側表面の前記4つの略円筒形部分のうちの2つの少なくとも一部は、前記階段状ボアの前記3つの略円筒形領域のうちの2つの少なくとも一部に噛み合う請求項7記載の回転ツールホルダ。
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