JP4777722B2 - 脆性材料の割断装置 - Google Patents

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本発明は、例えば水晶板、石英、ガラスの光学材料及びシリコン、ガリウム砒素を含む半導体材料、サファイア或いはセラミック等の脆性材料の割断装置に関する。
半導体チップ用の脆性材料の割断装置による割断作業の前工程において、脆性材料の表面には、罫書筋(キズ)形成装置により脆性材料の割断予定線に沿って予め罫書筋が形成される。前記割断装置による脆性材料の割断作業は次のようにして行われる。最初に環状の取付フレームの内側に張設された粘着テープの下面に脆性材料の罫書筋と反対側の上面を粘着する。その後、所定位置に保持された受け台の上面に対し、粘着された脆性材料の罫書筋のある下面を接触させる。さらに、前記粘着テープの上方から昇降動作されるブレードの下端の刃先を前記脆性材料の罫書筋と対応する上面に押し当てて脆性材料に曲げ応力を付与することにより脆性材料を罫書筋に沿って割断するようにしている(例えば、特許文献1の明細書の段落番号0044及び図15参照)
上記の割断装置においては、脆性材料の罫書筋と前記ブレードの刃先とが上下に対応せず、ブレードの刃先から脆性材料の罫書筋が水平方向に変位していると、罫書筋に沿って脆性材料にブレードによる曲げ応力が適正に付与されないため、割断作業が適正に行われない。このため、前記受け台の下方に前記脆性材料の罫書筋を撮像するカメラを配設している。そして、このカメラにより撮像された画像データに基づいて、画像処理装置によりブレードの刃先に対する脆性材料の罫書筋の変位量を数値データとして演算し、この演算された変位量に基ついて、水平移動機構により前記取付フレームを脆性材料と共に、水平方向に移動して、前記変位量が零となるように調整するようになっている。
特開2004−214262号公報
罫書筋(キズ)形成装置により脆性材料に罫書筋を形成する工程で、脆性材料が湾曲したり、捩れたりすると、割断装置の前記受け台の上面から脆性材料が浮上することがある。この場合に前記カメラにより脆性材料の罫書筋を撮像すると、カメラの焦点が罫書筋に合わないので、撮像された画像データが所謂ピンボケすることになる。このため、画像データを画像処理装置により処理する際に、前記変位量を画像認識することができないという問題があった。
性材料に縦横に形成された罫書筋の一方向の割断作業を終了した後に、脆性材料に反りが生じることがあり、上記の問題は、この場合にも同様に発生する。
なお、前記カメラの倍率を下げることにより、画像データのピンボケを抑制する方法も考えられるが、この場合には、罫書筋の撮像ラインが細くなってモニター画面上での観察が困難になったり、画像処理装置による画像処理ができなくなったりするという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、撮像手段により撮像された画像データに基づいて変位量を画像認識する精度を向上することができる脆性材料の割断装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、脆性材料を把持する把持シートを備えた脆性材料把持手段と、前記脆性材料の下面を支持する受け台と、前記脆性材料把持手段に把持された前記脆性材料を前記受け台の上面に沿って移動する移動手段と、前記脆性材料把持手段の上方に設けられ、かつ前記脆性材料の下面に割断予定線に沿って予め形成された罫書筋の直上の脆性材料に曲げ応力を付与する曲げ応力付与手段と、前記脆性材料の罫書筋の位置を撮像する撮像手段と、上記撮像手段により撮像された画像データに基づいて前記曲げ応力付与手段に対する前記罫書筋の変位量が零になるように調整する変位量調整手段とを備えた脆性材料の割断装置において、前記撮像手段による撮像動作時に前記脆性材料が前記受け台の上面から浮上するのを防止する浮上防止手段を設け、前記浮上防止手段は、前記把持シートの上方において、該把持シートを脆性材料と共に前記受け台の上面側へ押圧する気体を噴射する気体噴射ノズルであり、前記曲げ応力付与手段は、前記脆性材料の上面を下方に押圧するブレードであって、該ブレードに前記気体噴射ノズルとしての機能が付与されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項において、前記気体噴射ノズルのノズル本体には二つの気体取入口が形成され、両気体取入口の内端部は連通路により連通され、前記ノズル本体の下部には前記連通路に連通する複数の噴射孔が所定のピッチで形成されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2において、前記曲げ応力付与手段側又は前記受け台側には脆性材料の罫書筋を照明する照明手段が設けられていることを要旨とする。
請求項1記載の発明によれば、撮像手段による撮像動作時に脆性材料を把持した把持シートが前記受け台の上面から浮上するのを防止する浮上防止手段を設けたことにより、撮像手段により撮像された画像データの撮像精度を向上することができる。このため曲げ応力付与手段に対する脆性材料の罫書筋の変位量を適正に判定することができ、変位量調整手段により罫書筋の変位量が零となるように調整してその割断作業を適正に行うことができる。
また、請求項1に記載の発明は、前記浮上防止手段が気体噴射ノズルによって構成されているので、脆性材料把持手段に把持された脆性材料を損傷するのを防止することができる。
さらに、請求項に記載の発明は、前記曲げ応力付与手段としてのブレードに前記気体噴射ノズルとしての機能が付与されているので、専用の気体噴射ノズルを無くして、部品点数を低減し、製造及び組み付け作業を容易に行いコストを低減することができる。
請求項に記載の発明は、ノズル本体の二つの気体取入口から連通路に供給された気体が各噴射孔からほぼ均等の圧力で外部に噴射されるので、脆性材料の浮上を罫書筋に沿って適正に防止することができる。
請求項に記載の発明は、照明手段によって脆性材料の罫書筋が照明されるので、撮像手段により罫書筋を精度よく撮像することができる。
以下、本発明の脆性材料の割断装置を、脆性材料としての透明な水晶板の割断装置として具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、フロアーFに配置された取付台11の上面には、案内テーブル12が水平に支持されている。この案内テーブル12の上面には、水晶板を把持するためのワーク把持ユニットUが移動手段としてのX軸移動機構13、Y軸移動機構14及びθ軸移動機構15によって、X軸(図1の左右)方向、Y軸(図1の紙面直交)方向及びθ軸(図1の上下方向のZ軸方向を中心とする旋回)方向にそれぞれ往復動可能に支持されている。前記ワーク把持ユニットUは、図2に示すように平面円環状のシート保持枠16と、このシート保持枠16の内側に張設された例えばポリエチレン等の透明合成樹脂シートよりなるワーク把持シート17とによって構成されている。前記ワーク把持シート17の下面には粘着糊Nが全域に塗布され、この粘着糊Nに水晶板18の上面が粘着されるとともに、この水晶板18の下面全域を被覆するように、例えばビニールシート等の透明合成樹脂シートよりなる保護シート19の外周縁が前記ワーク把持シート17の下面に前記粘着糊Nによって粘着されている。そして、前記保護シート19によってワーク把持シート17の所定位置に水晶板18が把持されるようにしている。
割断装置による割断作業の前工程において、水晶板18の表面には、図示しない罫書筋(キズ)形成装置により該水晶板18の割断予定線に沿って予めY軸方向に指向する複数の罫書筋18aが図2に示すように互いに平行に形成されると共に、X軸方向に指向する複数の罫書筋18bが互いに平行に形成されている。前記水晶板18は図1に示すように罫書筋18a(18b)が下になるようにワーク把持ユニットUに把持されている。
前記フロアーFには取付台21を介して前記保護シート19の下面を受承するための左右一対の受け台22がX軸方向に所定の空間23を形成して装着されている。前記受け台22の前記空間23の中央部上方には、水晶板18の割断作業に用いられる曲げ応力付与手段としてのブレード24がZ軸移動機構25によってZ軸(上下)方向往復動可能に装着されている。前記ブレード24の下端部に形成された先鋭状の刃先24aを図3に示すように前記水晶板18の罫書筋18aと上下に対応させた状態で、図4に示すようにブレード24を下降させることにより、水晶板18の罫書筋18a付近の材料に曲げ応力を付与して水晶板18を罫書筋18aを境界として割断するようになっている。
図3及び図5(a)において、例えば水晶板18の罫書筋18aがブレード24の刃先24aからX軸方向に変位量Δxだけ変位していると、ブレード24による水晶板18の割断作業が適正に行われない。このため、前記ブレード24の刃先24aに対する水晶板18の罫書筋18aのX軸方向の変位量Δxを、罫書筋18aを撮像することにより判定する必要がある。以下、これに関連した構成について説明する。
図1及び図2に示すように前記ブレード24の側方近傍には、図示しない支持部材を介して、前記ブレード24の刃先24a及び水晶板18の罫書筋18aを撮像時に照明するための多数個の発光ダイオード26aをY軸方向に列設した照明手段としての照明灯26が前記ブレード24の配設領域と同じ領域にわたって装着されている。この照明灯26によって、前記ブレード24の刃先24aに向かって光を照射すると共に、その光を前記ワーク把持シート17、水晶板18の罫書筋18a及び保護シート19に照射して、その光を空間23から下方に透過させるようにしている。
前記空間23の下方には、撮像手段としてのCCD(charge coupled device)カメラ27が配設されている。このCCDカメラ27は前記Y軸移動機構14とは別のY軸移動機構14AによってY軸方向往復動可能に支持されている。前記CCDカメラ27により、図5(a)に示すように照明灯26によって照明された水晶板18の罫書筋18aが撮像される。撮像された画像の中心部には、CCDカメラ27のY軸方向に延びる中心線である判定基準線Hが表示されるが、この判定基準線Hが前記ブレード24の直線状の刃先24aと上下に対応するようにブレード24とCCDカメラ27の上下の配置位置が予め設定されている。従って、判定基準線Hからの罫書筋18aの変位量Δxは、刃先24aからの罫書筋18aの変位量Δxと同じとなる。前記CCDカメラ27には図示しない駆動回路及び画像処理装置28が接続されている。この画像処理装置28は撮像された画像データに基づいて、図5(a)に示す前記変位量Δxを数値データとして演算するようになっている。画像処理装置28によって演算された変位量Δxの数値データが制御装置29に入力されるようになっている。この制御装置29はコンピュータを備え、各種の動作を制御するとともに画像処理装置28からのデータに基づいて各種の演算を行うようになっている。
前記CCDカメラ27による罫書筋18aの撮像は、前記Y軸移動機構14Aを作動することによりY軸方向の全域にわたって行われ、全域における変位量Δxの数値データが制御装置29に入力される。そして、前記変位量ΔxのY軸座標に関する変化量に基づいて、図5(b)に示すθ軸の旋回変位量Δθも前記制御装置29の中央演算処理回路によって演算される。前記制御装置29によって、前記変位量Δx及び旋回変位量Δθの数値データに基づいて、前記X軸移動機構13及びθ軸移動機構15が作動され、ワーク把持ユニットUがX軸方向及びθ軸方向に移動される。これにより、前記変位量Δx及び旋回変位量Δθが零になるようにワーク把持ユニットUの位置が調整され、実際の変位量Δx及び旋回変位量Δθが零になるように水晶板18の罫書筋18aの位置が調整される。前記制御装置29には図5(a)に示す撮像された画像データを表示するディスプレイ30が接続されている。
この実施形態では、前記X軸移動機構13、Y軸移動機構14、θ軸移動機構15、画像処理装置28及び制御装置29等によって、前記罫書筋18aの変位量Δx及び旋回変位量Δθを零に調整する変位量調整手段が構成されている。
記ブレード24の側方には図示しない支持部材を介して図2に示すようにエア噴射ノズル31が前記ブレード24の配置領域とほぼ同領域なるようにY軸方向に延長されるように装着されている。このエア噴射ノズル31には、エア供給源32から管路33及び開閉弁34を介して気体としてのエアが供給されるようになっている。前記管路33にはエアの圧力を調整するための圧力調整弁35が設けられている。
前記エア噴射ノズル31は、図6に示すようにノズル本体31aの左右両端部に、二つの取り込み口31b,31bを有し、両取り込み口31b,31bの下端部は連通路31cによって互いに連通されている。前記ノズル本体31aの下端部には、前記連通路31cと外部を連通するエア噴射孔31dが複数(例えば9〜20)箇所に所定のピッチである等しいピッチでY軸方向に沿って配列形成されている。
この実施形態では、前記エア供給源32、管路33、開閉弁34及び圧力調整弁35等によって、前記ワーク把持シート17に把持された水晶板18が保護シート19と共に受け台22の上面22aから浮上するのを防止する浮上防止手段を構成している。なお、前記エア噴射ノズル31は本発明を構成していない。
次に、前記のように構成した水晶板18の割断装置について、その動作を説明する。
図1はワーク把持ユニットUによって水晶板18が把持され、ワーク把持ユニットUが案内テーブル12の上面及び受け台22の上面22aに支持された状態を示す。この状態において、制御装置29からの動作信号に基づいて、照明灯26を作動し出力された光をブレード24の側面に照射すると共に、ワーク把持シート17、水晶板18及び保護シート19に光を透過させる。そして、カメラ27によって水晶板18の罫書筋18aを撮像する。撮像された画像データに基づいて、画像処理装置28によって判定基準線H(ブレード24の刃先24a)に対する水晶板18の罫書筋18aのX軸方向の変位量ΔxがY軸方向全域にわたって数値データとして演算される。この数値データに基づいて、制御装置29により旋回変位量Δθが演算され、制御装置29からX軸移動機構13及びθ軸移動機構15に動作信号が出力され、ワーク把持ユニットUがX軸方向及びθ軸方向へ変位量Δx及び旋回変位量Δθを零にするように移動される。これによって、ブレード24の刃先24aと上下に対応する位置に水晶板18の罫書筋18aが移動されて停止される。
なお、前記CCDカメラ27によって撮像された画像データは、制御装置29からディスプレイ30にモニター表示され、作業者はモニター画面により前記変位量Δxを確認することができる。
前記X軸移動機構13及びθ軸移動機構15の作動によって、前記変位量Δx及び旋回変位量Δθが零となるように調整が行われた後に、前記制御装置29からZ軸移動機構25に動作信号が出力されて、ブレード24が下降動作され、刃先24aによって、水晶板18が罫書筋18aに沿って割断される。
水晶板18の複数の罫書筋18aにおける全ての割断作業が終了すると、ワーク把持ユニットUが案内テーブル12及び受け台22の上面22aにおいて、θ軸移動機構15により90度旋回され、罫書筋18bにおける割断作業が順次行われる。
上記実施形態の水晶板18の割断装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、エア噴射ノズル31の噴射孔31dからワーク把持シート17の上面にエアを噴射するようにしたので、受け台22の上面22aから、ワーク把持シート17、水晶板18及び保護シート19が浮上するのを防止することができる。この結果、カメラ27による水晶板18の罫書筋18aの撮像を精度よく適正に行うことができ、撮像された画像データに基づいて、画像処理装置28によって、ブレード24の刃先24a対する水晶板18の罫書筋18aの変位量Δxが数値データとして正確に演算される。従って、制御装置29からの制御信号によって前記X軸移動機構13及びθ軸移動機構15を前記変位量Δx及び旋回変位量Δθに応じてX軸方向及びθ軸方向に適正に移動することができ、実際の変位量Δx及び旋回変位量Δθを零にして、水晶板18の割断作業を適正に行うことができる。
(2)上記実施形態では、エア噴射ノズル31のノズル本体31aに二つの取り込み口31b,31bを設け、両取り込み口31b,31bを連通する連通路31cにエア噴射孔31dを複数箇所に等しいピッチで形成した。このため、各エア噴射孔31dからエアをほぼ等しい速度でワーク把持シート17の上面に噴射することができ、受け台22の上面22aにおけるワーク把持シート17の浮き上がり動作を罫書筋18aに沿って確実に防止することができる。
(3)上記実施形態では、前記浮上防止手段がエア噴射ノズル31によって構成されているので、ワーク把持ユニットUに把持された水晶板18を損傷するのを防止することができる。
本発明の実施形態は以下のように構成される。すなわち、図7に示すように、ブレード24に気体噴射ノズルとしてのエア噴射ノズル31の機能が付与されている。そして、このエア噴射ノズル31が前記エア供給源32、管路33、開閉弁34及び圧力調整弁35等とともに浮上防止手段を構成している。従って、ブレード24の内部に前記エア噴射ノズル31の取り込み口31bと同様の取り込み口24bを形成すると共に、連通路31cと同様の連通路24cを形成し、ブレード24の下端部に前記エア噴射孔31dと同様のエア噴射孔24dを形成している。このため、専用のエア噴射ノズル31を省略することができるので、部品点数を低減し、コストを低減することができる。
本発明は以下のように構成されてもよい。
・図示しないが、前記保護シート19を省略して、罫書筋18a側の水晶板18の下面を前記受け台22の上面22aに直接支持するようにしてもよい。
・図示しないが、照明灯26を前記CCDカメラ27側に配設してもよい。
・エア噴射ノズル31から例えば窒素ガス、アルゴンガス或いはヘリウムガス等の気体を噴射するようにしてもよい。
・前記実施形態では、透明のワーク把持シート17、水晶板18及び保護シート19について説明したが、これらの材質として半透明のものを用いてもよい。又、本発明を水晶板以外の例えば石英、ガラスの光学材料及びシリコン、ガリウム砒素を含む半導体材料、サファイア或いはセラミック等の脆性材料の割断装置として具体化してもよい
この発明の脆性材料の割断装置を示す断面図。 割断装置の部分平面図。 割断装置の部分底面図。 割断装置のエア噴射ノズルを通る縦断面図。 (a)はブレードと、ワークのキズとの関係を示す平面図、(b)は旋回変位量を説明する平面図。 割断作業を説明するための拡大断面図。 この発明の割断装置の要部を示す部分断面図
符号の説明
Δx…変位量、18a,18b…罫書筋、22…受け台、22a…上面、24…ブレード、24d…エア噴射孔、24c…連通路

Claims (3)

  1. 脆性材料を把持する把持シートを備えた脆性材料把持手段と、
    前記脆性材料の下面を支持する受け台と、
    前記脆性材料把持手段に把持された前記脆性材料を前記受け台の上面に沿って移動する移動手段と、
    前記脆性材料把持手段の上方に設けられ、かつ前記脆性材料の下面に割断予定線に沿って予め形成された罫書筋の直上の脆性材料に曲げ応力を付与する曲げ応力付与手段と、
    前記脆性材料の罫書筋の位置を撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段により撮像された画像データに基づいて前記曲げ応力付与手段に対する前記罫書筋の変位量が零になるように調整する変位量調整手段とを備えた脆性材料の割断装置において、
    前記撮像手段による撮像動作時に前記脆性材料が前記受け台の上面から浮上するのを防止する浮上防止手段を設け
    前記浮上防止手段は、前記把持シートの上方において、該把持シートを脆性材料と共に前記受け台の上面側へ押圧する気体を噴射する気体噴射ノズルであり、
    前記曲げ応力付与手段は、前記脆性材料の上面を下方に押圧するブレードであって、該ブレードに前記気体噴射ノズルとしての機能が付与されていることを特徴とする脆性材料の割断装置。
  2. 請求項1において、前記気体噴射ノズルのノズル本体には二つの気体取入口が形成され、両気体取入口の内端部は連通路により連通され、前記ノズル本体の下部には前記連通路に連通する複数の噴射孔が所定のピッチで形成されていることを特徴とする脆性材料の割断装置。
  3. 請求項1または2において、前記曲げ応力付与手段側又は前記受け台側には脆性材料の罫書筋を照明する照明手段が設けられていることを特徴とする脆性材料の割断装置。
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