JP2008124382A - ダイボンダおよびダイボンディング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度なボンディング作業を行うことができ、高品質な製品を供給することができるダイボンダおよびダイボンディング方法を提供する。
【解決手段】ピックアップポジションでコレット21にてチップをピックアップして、コレット21を実装ポジションに搬送し、この実装ポジションでチップ22をボンディングするものである。コレット21に透過性部材で構成したカメラ認識経路28を設け、ピックアップしている状態のチップ22をカメラ認識経路28を介して認識用カメラ27にて観察する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リードフレーム等に半導体チップ等をマウントするダイボンダおよびダンボンディング方法に関するものである。
半導体装置を製造する場合、被実装部材としてのリードフレームに半導体チップを実装するダイボンディングが行なわれる。このダイボンディングには、チップを吸着するコレットを備えたダイボンダが使用される(特許文献1)。
このようなダイボンダは、図2に示すように、ピックアップされる半導体チップ1が配置された供給部2と、この供給部2の半導体チップ1を吸着するコレット3を有するボンディングアーム10と、供給部2の半導体チップ1を観察する認識用カメラ6と、ボンディング位置でリードフレーム4のアイランド部5を観察する認識用カメラ12とを備える。
供給部2は、ウエハ支持装置7に載置支持された半導体ウエハ8を備えるものである。半導体ウエハ8は多数の半導体チップ1に分割されている。また、コレット3はコレットホルダ9に連結され、このコレット3とコレットホルダ9等でボンディングアーム10が構成される。そして、このボンディングアーム10は搬送手段11を介して、ピックアップ位置とボンディング位置との間の移動が可能となっている。搬送手段11は、ボンディングアーム10をX、Y、θ及びZ方向に駆動させることができる。
また、このコレット3は、その下端面に開口した吸着孔を介してチップ1が真空吸引され、このコレット3の下端面にチップ1が吸着する。なお、この真空吸引(真空引き)が解除されれば、コレット3からチップ1が外れる。
次に、図2に示すダイボンダ装置を使用したダイボンディング方法を説明する。まず、供給部2の上方に配置される認識用カメラ6にてピックアップすべきチップ1を観察して、コレット3をこのピックアップすべきチップ1の上方に位置させてこのチップ1をピックアップする。
また、ボンディング位置の上方に配置された認識用カメラ12にて、ボンディングすべきリードフレーム4のアイランド部5を観察して、このアイランド部5上にコレット3を移動させて、このアイランド部5にチップ1を供給する。
すなわち、認識用カメラ6の観察に基づいて位置決めされたチップ1をボンディングアーム10のコレット3でピックアップし、アイランド認識用のカメラ12の下部に搬送されたリードフレーム(基板)4のアイランド部5を、このカメラ12にて認識して位置測定する。そして、フィードバック制御を行って、ボンディングアーム10を駆動させて、その測定された位置にチップ1をアイランド部5に実装することになる。このため、コレット3は、図2に示す矢印Aのように移動する。
また、従来には、実装時(ボンディング時)に観察用(認識用)の基板光学系を退避させるものもある。すなわち、図3に示すように、ボンディングアーム10によりチップ1をピックアップし、チップ実装前に基板認識光学系15にて、基板16のアイランドの位置測定を行うとともに、吸着されたチップ1の位置測定を行う。そして、ボンディング位置(実装位置)とチップ1の位置とにずれが生じている場合、そのずれを修正(補正)した後、基板認識光学系15を退避させて、チップ1を実装していた。なお、図3において、13はチップ認識光学系を示し、矢印C、Dはボンディングアーム10の移動方向を示し、矢印Eは基板認識光学系15の移動方向を示している。
特開2006−73631号公報
前記特許文献1に記載のものでは、認識用カメラ12はボンディングアーム10の上方に位置しているので、コレット3による吸着前においては、ピックアップしようとするチップ1を観察することができるが、吸着後においてはボンディングアーム10によってピックアップしたチップ1を観察することができない。また、ボンディング側の認識用カメラ12であっても、ピックアップしたチップ1を観察することができない。
ところで、チップ1をピックアップする場合、チップ1の下方からピン等にて押し上げ、この状態で、コレット3に吸着させるものであるので、ピックアップされたチップ1はコレット3に対して種々の状態で吸着されることになる。このため、前記特許文献1のものでは、チップ吸着前において位置確認を行ったとしても、吸着後におけるチップの位置状態を確認しないまま、チップが正規状態で吸着されているとして、実装(ボンディング)する。そのため、吸着状態によっては、実装位置に安定して供給することができず、ボンディング精度の低下を招くことになる。
また、観察用(認識用)光学系を退避させるものものでは、ボンディングアームが下降して実装する前においてチップ位置および被実装部位置を確認することができるが、実装する直前(ボンディングアームが下降している状態)のチップ位置および被実装部位置を認識できない。このため、ボンディングアームの下降時に位置ずれするような場合、正確に実装できない。しかも、認識用光学系を退避させる場合、ボンディング位置から退避できる移動式光学系15、およびピックアップ位置からボンディング位置までの間にチップ位置を検出(測定)するカメラ認識等が必要となり、装置全体が複雑化してコスト高となる。
さらに、特許文献1に記載のものであっても、認識用の光学系を退避させるものであっても、基板側が加熱されて、ボンディング作業が高温雰囲気(例えば、400℃から500℃程度)で行われる場合、カメラと基板との間の空間において陽炎が発生する。このように、陽炎が発生すれば、認識画像が陽炎による影響を受けて、チップとアイランド部との認識が不安定となり、精度のよいボンディング作業を行うことができない。
本発明は、上記課題に鑑みて、高精度なボンディング作業を行うことができ、高品質な製品を供給することができるダイボンダおよびダイボンディング方法を提供する。
本発明のダイボンダは、ピックアップポジションでボンディングアームのコレットにてチップをピックアップして、前記コレットを実装ポジションに搬送し、この実装ポジションでチップをボンディングするダイボンダにおいて、前記ボンディングアームに透過性部材で構成したカメラ認識経路を設け、ピックアップしている状態のチップの前記カメラ認識経路を介した認識用カメラによる観察を可能としたものである。
本発明のダイボンダによれば、ピックアップしている状態のチップを、認識用カメラにて、透過性部材にて構成されたカメラ認識経路を介して観察することができる。このため、ボンディングする際に、チップ側の位置状態を把握することができ、ボンディング位置にチップを正確にボンディングすることができる。
実装ポジションでの認識用カメラによるカメラ認識経路を介したチップと被実装部との同一画面上の同時観察を可能とするのが好ましい。このように、チップと被実装部とを同一画面において同時観察することによって、ボンディング直前におけるチップ位置情報及び被実装部側の情報に基づいてボンディングすることができる。
認識用カメラとして、ピックアップポジションでのピックアップ用カメラと、実装ポジションでのボンディング用カメラとを備えたものであっても、ボンディングアームに付設されてボンディングアームと一体に移動するカメラであってもよい。
本発明のダイボンディング方法は、ピックアップポジションでボンディングアームのコレットにてチップをピックアップして、前記コレットを実装ポジションに搬送し、この実装ポジションでチップをボンディングするダイボンディング方法において、ピックアップしている状態のチップを前記ボンディングアームに設けられた透過性部材からなるカメラ認識経路を介して観察するものである。
本発明のダイボンディング方法によれば、チップ側の位置状態を把握して、ボンディング位置にチップを正確にボンディングすることができる。
ボンディング時に、カメラ認識経路を介してチップと被実装部とを同一画面上で観察することができる。すなわち、ボンディング直前のチップ位置情報と、被実装部側の情報に基づいてボンディングすることができる。
本発明では、ボンディングする際に、チップ側の位置状態を把握することができ、ボンディング位置にチップを正確にボンディングすることができる。このため、高精度のボンディング作業が可能となる。また、カメラ認識経路は対流する空気層を有さないものとなるので、高温雰囲気中においてこのダイボンダを使用してもカメラ認識経路内で陽炎が発生するのを防止できる。このため、実装すべきアイランド部を有する基板(リードフレーム)を加熱する必要があっても、チップとアイランド部とを安定して認識でき、一層精度のよいボンディング作業を行うことができる。
チップと被実装部とを同一画面において同時観察することによって、ボンディング直前におけるチップ位置情報及び被実装部側の情報に基づいてボンディングすることができる。すなわち、チップ位置と被実装部の位置との両者を見ながら実装することができ、極めて高精度の実装を行うことができる。また、チップと被実装部とを同一画面において同時観察すれば、位置情報を一度に取得することができ、位置合わせ作業性の容易化を図ることができる。これに対して、チップと被実装部とを同一画面において同時観察することができなければ、チップ位置と被実装部の位置との両者を見ながら実装することができず、このような場合、ボンディングアームが下降する際に位置ずれすれば、正確な実装を行うことができない。しかも、実装に必要なコレットに対するチップの位置情報と、アイランドの位置情報とを別々に取得することになり、チップと被実装部との位置合わせ作業に困難性が生じることになる。
認識用カメラとして、ピックアップポジションでのピックアップ用カメラと、実装ポジションでのボンディング用カメラとを備えたものでは、ピックアップ用カメラでピックアップ時のチップの状態を認識することができる。このため、ボンディング用カメラで実装ポジションおよびチップの状態を認識することができ、高精度のボンディング作業を確実に行うことができる。このように、2箇所においてカメラを配置することによって、ボンディングアームにカメラを付設する必要がなくなって、ボンディングアームを移動させる搬送手段(駆動部)の大型化を防止できるとともに、ボンディングアームの移動スピードの向上を図ることができる。
認識用カメラが、ボンディングアームに付設されてボンディングアームと一体に移動するカメラであれば、一台のカメラからのデータを処理すればよいので、データ処理の簡素化を図ることができ、作業時間の短縮化を達成できる。さらに、位置補正した後の最終位置確認もこの一台のカメラにて行うことができ、この最終位置確認も安定し、しかも低コスト化を図ることができる。
また、カメラ認識経路を透過性部材にて構成する場合、コレット及びコレットホルダに透過性部材を使用することが好ましい。このため、チップ接合において加熱接合をする場合、赤外線レーザー光線等を直接的に接合部材(チップや基板上のアイランド部)に照射して加熱接合することが可能であり、作業性の向上を図ることができる。
以下本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
図1にダイボンダの簡略図を示し、このダイボンダは、ピックアップポジションでコレット21にてチップ22をピックアップして、コレット21を実装ポジションに搬送し、この実装ポジションでチップ22をボンディングするものである。
コレット21はコレットホルダ20に保持され、このコレット21とコレットホルダ20等でボンディングアーム23を構成する。ボンディングアーム23は搬送手段24に支持され、この搬送手段24にてXYZθ方向に移動することができる。このため、搬送手段24には、XYZθ軸ステージや、XYZθ方向に移動可能なロボットアーム等を使用することができる。
コレット21は、その下端面に開口する吸着用の吸着孔が形成され、この吸着孔に図外の真空発生器が接続されている。この真空発生器の駆動にて吸着孔のエアが吸引され、チップ22が真空吸引され、コレット21の下端面にチップ22が吸着する。なお、この真空吸引(真空引き)が解除されれば、コレット21からチップ22が外れる。真空発生器としては、例えば、高圧空気を開閉制御してノズルよりディフューザに放出して拡散室に負圧を発生させるエジェクタ方式のものを採用できる。
半導体チップ22は半導体ウエハ25が多数に分割されてなり、半導体ウエハ25がウエハ支持台26に載置支持されている。また、このウエハ支持台26は、図示省略の制御手段の制御によって、このウエハ支持台26を支持しているXYステージがXY方向に駆動する。
ウエハ支持台26の上方には確認用カメラ27が配置される。この確認用カメラ27の撮像信号は画像処理部で処理され前記制御手段に入力される。このため、ピックアップするチップ22をこの確認用カメラ27にて確認できる。
ボンディングアーム23、つまりコレット21およびコレットホルダ20には、ガラス(特に耐熱ガラス)等の透過性部材にて構成されるカメラ認識経路28が形成されている。ここで、カメラ認識経路28とは前記確認用カメラ27の観察路であって、このカメラ認識経路28を介してコレット21の下面(下端面)に吸着されたチップ22の状態の観察(認識)が可能である。このため、カメラ認識経路28は、コレット21にて吸着されているチップ22を観察できないような反射や屈折等が生じないものとする必要がある。
耐熱ガラスとは、熱膨張率が小さく急熱急冷に耐え,軟化点の高いガラスである。耐熱ガラスとしては石英ガラスがあり、他に石英ガラスの組成に近づけたバイコール(米国コーニング社の商品名)、ホウケイ酸ガラス、アルミノケイ酸ガラスなどがある。また、石英ガラスとは、シリカガラスとも呼ばれ、二酸化ケイ素(シリカ)SiOのみを成分とするガラスである。水晶を溶融してつくった透明石英ガラスと、ケイ石やケイ砂を半溶融してつくった不透明石英ガラスとがあるが、不透明石英ガラスは、多数の気泡を含むため白色を呈し、このカメラ認識経路28には不適である。
カメラ認識経路28としては、コレット21およびコレットホルダ20の全体を透過性部材で構成することによって形成しても、コレット21の下端面に吸着されたチップ22を観察できる範囲のみを透過性部材で構成することによって形成してもよい。なお、コレット21には吸着孔が設けられるので、吸着孔を避けてカメラ認識経路28を形成するのが好ましい。
チップ22をボンディングする部位としては、例えば、リードフレーム等の基板30のアイランド部31であり、この基板30の上方には、アイランド部31を観察する認識用カメラ32が配置されている。この場合、認識用カメラ32は、チップ22を実装しようとするアイランド部31の観察(認識)を行う必要があるので、認識用カメラ32側をXY方向に移動させたり、基板30側をXY方向に移動させたり、さらには、認識用カメラ32側および基板30側を移動させたりする必要がある。
認識用カメラ32の撮像信号は画像処理部で処理され、前記制御手段に入力される。この認識用カメラ32によって、カメラ認識経路28を介したチップ22と被実装部(アイランド)31との同一画面上の同時観察を可能としている。
次に、図1に示したダイボンダを使用したボンディング方法を説明する。まず、認識用カメラ27でウエハ支持台26上のチップ22を撮影し、この処理データを制御手段に入力する。これによって、この観察データに基づいてピックアップしようとするチップ22を、半導体ウエハ25からピックアップする。
この際、ピックアップしたチップ22の観察をカメラ認識経路28を介して行うことになる。そして、搬送手段24にてボンディングアーム23を実装ポジションへ移動させる。実装ポジションでは、認識用カメラ32で、吸着しているチップ22と、実装すべきアイランド部31とを認識(観察)する。すなわち、実装ポジションでの認識用カメラによるカメラ認識経路28を介したチップ22と被実装部(アイランド部)31との同一画面上 の同時観察を行う。
そして、この観察に基づいて吸着しているチップ22が実装すべきアイランド部31に対して正規位置に実装できるように、ボンディングアーム23の位置を制御する。この場合、チップ位置と被実装部の位置との両者を見ながら実装することができる。このようにボンディングアーム23は図1の矢印Aのようにピップアップポジションから実装ポジションへ移動して、チップ22を実装することができる。
本発明では、ピックアップしている状態のチップ22を、認識用カメラにて、透過性部材にて構成されたカメラ認識経路28を介して観察することができる。このため、ボンディングする際に、チップ側の位置状態を把握することができて、ボンディング位置にチップ22を正確にボンディングすることができ、高精度のボンディング作業が可能となる。また、カメラ認識経路28は対流する空気層を有さないものであるので、高温雰囲気中においてこのダイボンダを使用してもカメラ認識経路内で陽炎が発生するのを防止できる。このため、実装すべきアイランド部31を有する基板(リードフレーム)30を加熱する必要があっても、これに対応して、チップ22とアイランド部31とを安定して認識でき、一層精度のよいボンディング作業を行うことができる。
チップ22と被実装部(アイランド部)31とを同一画面において同時観察することによって、ボンディング直前におけるチップ位置情報及び被実装部側の情報に基づいてボンディングすることができる。すなわち、チップ位置と被実装部の位置との両者を見ながら実装することができ、極めて高精度の実装を行うことができる。また、チップ22と被実装部31とを同一画面において同時観察すれば、位置情報を一度に取得することができ、位置合わせ作業性の容易化を図ることができる。これに対して、チップ22と被実装部31とを同一画面において同時観察することができなければ、チップ位置と被実装部の位置との両者を見ながら実装することができず、このような場合、ボンディングアームが下降する際に位置ずれすれば、正確な実装を行うことができない。しかも、実装に必要なコレット21に対するチップ22の位置情報と、アイランド部31の位置情報とを別々に取得することになり、チップ22と被実装部31との位置合わせ作業に困難性が生じることになる。
認識用カメラとして、ピックアップポジションでのピックアップ用カメラ27と、実装ポジションでのボンディング用カメラ32とを備えているので、ピックアップ用カメラ27でピックアップ時のチップ22の状態を認識することができ、ボンディング用カメラ32で実装ポジションおよびチップ22の状態を認識することができ、高精度のボンディング作業を確実に行うことできる。このように、2箇所においてカメラを配置することによって、ボンディングアーム23にカメラを付設する必要がなくなるので、ボンディングアーム23を移動させる搬送手段(駆動部)の大型化を防止できるとともに、ボンディングアーム23の移動スピードの向上を図ることができる。
ところで、前記図1では、認識用カメラとして、ピックアップポジションでのピックアップ用カメラ27と、実装ポジションでのボンディング用カメラ32とを備えたものであるが、実装ポジション側のカメラ32を省略してもよい。
この場合、ピックアップ用のカメラ27をボンディングアーム23側に付設されてボンディングアーム23と一体に移動するようにする。すなわち、カメラ27をコレットホルダ20の上部に一体固定すればよい。
このように、ボンディングアーム23に付設されてボンディングアーム23と一体に移動するものでは、一台のカメラ27からのデータを処理すればよいので、データ処理の簡素化を図ることができ、作業時間の短縮化を達成できる。さらに、位置補正した後の最終位置確認もこの一台のカメラ27にて行いことができ、この最終位置確認も安定し、しかも低コスト化を図ることができる。
また、コレットホルダ20に透過性部材を使用しているので、チップ接合において加熱接合をする場合、赤外線レーザー光線等を直接的に接合部材(チップ22や基板30上のアイランド部31)に照射して加熱接合することも可能である。このため、作業性の向上を図ることができる。
ところで、カメラ認識経路28を透過性部材にて構成することなく、チップ22と被実装部31とを同一画面において同時観察することも可能である。すなわち、コレットがチップを斜め上方から吸着するようにしたり、カメラ認識経路に対応するコレットの壁面を傾斜面としたり、さらには、コレットホルダに垂直方向の観察用孔部や切欠部を設けたりするようにすればよい。
しかしながら、観察用孔部や切欠部を介して観察する場合、高温雰囲気中で使用されれば、観察用孔部や切欠部内において空気の対流が生じて陽炎が発生する。このため、安定した位置情報を取得することができず、精度のよいボンディング作業を行うことができない。しかも、チップを斜め上方から吸着したり、コレットの壁面を傾斜面としたりしても、コレットの吸着部位乃至その近傍の観察が行い難い欠点もある。
これに対して、本発明のように、カメラ認識経路28を透過性部材にて構成すれば、カメラ認識経路28に陽炎が生じることがなく、安定した位置観察を行うことができる。また、吸着されているチップ22に対して、観察できない又は観察し難い部位もなくなって、高精度な実装作業を行うことができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、コレット21およびコレットホルダ20の形状や大きさ等は任意に設定できる。すなわち、コレット21およびコレットホルダ20等からなるボンディングアーム23は、コレット21の下端面に開口する吸着孔が形成され、また、搬送手段24に保持されて、この搬送手段24にてピックアップポジションと実装ポジションとの間を搬送できて、ピックアップポジションでコレット21にてチップ22をピックアップでき、実装ポジションでチップ22を実装できればよい。
また、カメラ認識経路28を構成する透過性部材として、ガラス、特に実施形態のよううに、耐熱ガラスが好ましいが、使用される雰囲気の温度等に対応できるものであれば、樹脂を使用することも可能な場合もある。
本発明の実施形態を示すダイボンダの簡略図である。 従来のダイボンダの簡略図である。 従来の他のダイボンダの簡略図である。
符号の説明
21 コレット
22 半導体チップ
25 半導体ウエハ
27 確認用カメラ
28 カメラ認識経路
32 認識用カメラ

Claims (6)

  1. ピックアップポジションでボンディングアームのコレットにてチップをピックアップして、前記コレットを実装ポジションに搬送し、この実装ポジションでチップをボンディングするダイボンダにおいて、
    前記ボンディングアームに透過性部材で構成したカメラ認識経路を設け、ピックアップしている状態のチップの前記カメラ認識経路を介した認識用カメラによる観察を可能としたことを特徴とするダイボンダ。
  2. 実装ポジションでの認識用カメラによる前記カメラ認識経路を介した前記チップと被実装部との同一画面上の同時観察を可能としたことを特徴とする請求項1のダイボンダ。
  3. 認識用カメラとして、ピックアップポジションでのピックアップ用カメラと、実装ポジションでのボンディング用カメラとを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2のダイボンダ。
  4. 認識用カメラとして、ボンディングアーム側に付設されてボンディングアームと一体に移動するカメラを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2のダイボンダ。
  5. ピックアップポジションでボンディングアームのコレットにてチップをピックアップして、前記コレットを実装ポジションに搬送し、この実装ポジションでチップをボンディングするダイボンディング方法において、
    ピックアップしている状態のチップを前記ボンディングアームに設けられた透過性部材からなるカメラ認識経路を介して観察することを特徴するダイボンディング方法。
  6. 前記ボンディング時に、カメラ認識経路を介してチップと被実装部とを同時に観察することを特徴する請求項5のダイボンディング方法。
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