JP4765943B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示装置に関し、特に、車両状態に関する情報を表示するための車両用表示装置に関する。
従来、車両の車室内のインスツルメントパネルには、一般的に、指針が回転することによって値を示すアナログメータや、液晶ディスプレイに数字を表示することによって値を示すデジタルメータや、LEDを点灯させることによって異常の発生を示す警告灯が設けられており、これらによって、走行中に運転者に対して車両状態に関する種々の情報が提供されている。
インスツルメントパネル上のアナログメータ(電動式のアナログメータ)やデジタルメータや警告灯への電力供給は、通常、イグニッションスイッチと連動している。つまり、運転者がイグニッションスイッチをONにすると、それらは表示動作を開始し、運転者がイグニッションスイッチをOFFにすると、それらは表示動作を中止する。つまり、運転者がイグニッションスイッチをOFFにすると、アナログメータの指針は初期位置に戻り(ただし機械的な保持機構を持つものを除く)、デジタルメータや警告灯の表示は消える。
しかしながら、イグニッションスイッチをOFFにした後に、運転者がオドメータの値や燃料残量などを確認したいと思うこともある。その場合、運転者は、わざわざイグニッションキーをイグニッションキーシリンダーに差し込んでイグニッションスイッチをONにする必要があり、非常に手間である。
上記のような手間を解消するための従来技術として、特許文献1に記載の車両用表示装置がある。この車両用表示装置では、イグニッションスイッチがONであるかOFFであるかに関わらず、イグニッションキーシリンダーにイグニッションキーが差し込まれている状態であればディスプレイに電力が供給され、ディスプレイにオドメータやトリップメータが表示される。つまり、イグニッションスイッチをOFFにしたとしても、イグニッションキーをイグニッションキーシリンダーから抜くまでの間はオドメータなどが表示され、また、イグニッションキーをイグニッションキーシリンダーから抜いてしまった後でも、イグニッションキーをイグニッションキーシリンダーに差し込むだけですぐにオドメータなどが表示される。したがって、イグニッションスイッチをONにする場合に比べて比較的少ない手間で、運転者はオドメータの値などを確認することができる。
また、上記のような手間を解消するための他の従来技術として、再表示専用の一時給電スイッチを持ったクロック等も知られている。
なお、イグニッションスイッチをONにする手間を解消するための他の方法として、例えば特許文献2に記載の車載表示装置のように、電力が供給されなくても表示内容を保持可能な表示装置を用いて、その画面上に上記のようなアナログメータやデジタルメータや警告灯に相当する情報を表示することが考えられる。このように電力が供給されなくても表示内容を保持可能な表示装置は、紙に変わる表示媒体(電子ペーパー)として近年活発に改良が重ねられている。このような表示装置を利用すれば、運転者がイグニッションスイッチをOFFにすることによって電力の供給が断たれてしまったとしても、画面上に表示されている情報は保持されるので、運転者はオドメータの値などをいつでも確認することができるはずである。
特開2000−168398号公報 特開2003−233093号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の車両用表示装置には、以下の2つの問題点がある。
1つ目の問題点は、運転者が一旦イグニッションキーをイグニッションキーシリンダーから抜いてしまった後でオドメータの値などを確認しようとした場合、イグニッションキーをイグニッションキーシリンダーに挿入する手間がかかることである。特に、運転者が一旦車外に出た後で、オドメータの値などを確認したいと思った場合には、再び車室内に戻ってイグニッションキーをイグニッションキーシリンダーに差し込む必要があるため、かなりの手間となる。また、中古車買取/販売業者やタクシー業者や運送業者やレンタカー業者の管理者が車両の走行距離を確認する場合も、わざわざ車室に入ってイグニッションキーをイグニッションキーシリンダーに差し込まなければならないため不便である。
2つ目の問題点は、イグニッションキーがイグニッションキーシリンダーに差し込まれている間は、運転者が望んでいるか否かに関わらず常に表示装置に電力が供給され続けるので、電力を無駄に消費してしまうことである。運転手がイグニッションキーをイグニッションキーシリンダーに差し込んだまま、うっかり長時間放置してしまうことも十分にあり得る。
また、特許文献2に記載の車載表示装置のように、電力が供給されなくても表示内容を保持可能な表示装置は、現状では、一般的に数万回の書き換えを行うと寿命が尽きてしまう。よって、走行中のオドメータの表示のように、リアルタイムに変化する情報を逐次更新しながら表示する用途には向かない。
それゆえに本発明は、イグニッションスイッチの状態に関わらず、手間をかけずにオドメータの値などの情報を確認でき、かつ電力の消費を抑えた車両用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および図番号は、本発明の理解を助けるために図面との対応関係の一例を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明の車両用表示装置は、電力が供給されている間のみ表示内容を保持可能なメイン表示器(20)と、電力が供給されなくても表示内容を保持可能なサブ表示器(30)と、メイン表示器及びサブ表示器を制御する表示制御装置(40)とを備える。メイン表示器への電力の供給はイグニッションスイッチ(60)に連動している。表示制御装置は、イグニッションスイッチがONの間は、サブ表示器の表示内容を更新(ここで、「更新」とは、表示されている車両状態に関する情報を最新の情報に書き換えることを意味し、後述する「消去」とは区別される)することなく、メイン表示器に車両状態に関する情報を表示してその表示内容を随時更新する(S12)。また、表示制御装置は、イグニッションスイッチがOFFになったときに、メイン表示器に表示されていた車両状態に関する情報の少なくとも一部が前記サブ表示器に表示されるように当該サブ表示器の表示内容を更新する(S16)。
なお、イグニッションスイッチがONの間、サブ表示器は、直前にイグニッションスイッチがOFFになった際に書き込まれた情報を保持してもよい(図2A)。
また、表示制御装置は、イグニッションスイッチがONになったときに、サブ表示器の表示内容を消去してもよい(図6A,S22)。
また、サブ表示器は、電極(34,35)間に封入された帯電特性及び色の異なる2種類の粒子(36,37)を、これらの電極間に印加する電界パターンを制御することによって選択的に移動させることによって、画像を表示する表示器であってもよい(図5)。そして、表示制御装置による制御に基づいて、イグニッションスイッチがONになったときにはサブ表示器の画面の全領域に対応する電極間に第1の電界が印加されることによって画面の全領域に上記の2種類の粒子のうちの一方の粒子の色のみが表示され(S22)、その後、イグニッションスイッチがOFFになったときに、前記メイン表示器に表示されていた前記車両状態に関する情報の少なくとも一部に応じてサブ表示器の画面の一部領域(例えば、画面に表示すべき数字や文字や記号に対応する領域)に対応する電極間に上記の第1の電界とは異なる第2の電界が印加されることによってその一部領域に他方の粒子の色が表示されることにより、前記メイン表示器に表示されていた前記車両状態に関する情報の少なくとも一部が前記サブ表示器に表示されてもよい(S28)。
また、イグニッションスイッチがOFFになったときに表示制御装置によってメイン表示器に書き込まれる情報は、オドメータ表示(22)・燃料残量表示(26)・警告表示(24)の少なくとも1つを含んでいてもよい(図9)。
本発明によれば、イグニッションスイッチがOFFになった後でも、サブ表示器の画面に車両状態に関する情報が保持されるので、イグニッションスイッチの状態に関わらず必要に応じていつでも、手間をかけることなくオドメータの値などの情報を確認できる。また、サブ表示器は、電力が供給されなくても表示内容を保持可能であるため、電力の消費を抑えることができる。また、イグニッションスイッチがONの間はサブ表示器の表示内容が更新されないので、サブ表示器の表示内容を書き換える頻度が抑えられ、サブ表示器の寿命を気にする必要がない。
以下、本発明の種々の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の車両用表示装置の構成を示すブロック図である。図1において、車両用表示装置10は、メイン表示器20と、サブ表示器30と、表示制御装置40とを備えている。
メイン表示器20は、アナログメータ、デジタルメータおよび警告灯を含む。アナログメータは、モータで指針を回転させることによって運転者にメータの値を提示する。デジタルメータは、液晶ディスプレイによって運転者にメータの値を提示する。警告灯は、LEDによって運転者に異常の発生を知らせる。
表示制御装置40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を備えている。ROMには、CPUによって利用される制御プログラムが記録されている。CPUは、ROMに記録されている制御プログラムに従ってメイン表示器20およびサブ表示器30の制御を行う。RAMは、CPUが制御プログラムを実行するときに一時的にデータを記憶するために用いられる。表示制御装置40には、車速センサや燃料残量センサなどの各種センサ群50からの検出信号や、イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号が入力される。また、表示制御装置40には、バッテリー70からの電力が供給されており、このバッテリー70からの電力を利用して、メイ
ン表示器20およびサブ表示器30を制御することができる。
次に、第1の実施形態における車両用表示装置10の動作を説明する。
図2Aは、イグニッションスイッチ60がONのときのメイン表示器20とサブ表示器30の表示内容の一例を示す図である。メイン表示器20は、デジタルメータの一例としてのオドメータ22、警告灯の一例としてのエンジン警告灯24、アナログメータの一例としての燃料計26などを備えている。メイン表示器20は、車両を運転中の運転者から見やすいように、運転席前方のインスツルメントパネルに配置される。サブ表示器30は、電力が供給されなくても表示内容を保持可能な表示媒体で構成されており、例えば、車両を運転中の運転者から見やすいように、メイン表示器20の近傍に配置される。ただし、後述するように、サブ表示器30は必ずしも、車両を運転中の運転者から見える位置に設置されている必要はない。
イグニッションスイッチ60がONの間は、バッテリー70からの電力がメイン表示器20に供給される。そして、メイン表示器20には車両状態に関する情報(例えば、総走行距離、燃料残量、警告情報など)が表示され、その表示内容が随時更新される。これによって運転者は、走行中に時々刻々変化する車両状態に関する情報をリアルタイムに把握することができる。一方、サブ表示器30の表示内容は、イグニッションスイッチ60がONの間は更新されることはない。図2Aの例では、サブ表示器30には「前回走行終了時点の総走行距離」(すなわち、直前にイグニッションスイッチ60がOFFになった時点の総走行距離)として「123451km」と表示されているが、この表示内容は、イグニッションスイッチ60がONの間は更新されることなく保持される。サブ表示器30は、その表示内容を書き換えるときにのみ電力を必要とし、その後は、電力が供給されなくても表示内容を保持可能なので、イグニッションスイッチ60がONの間はサブ表示器30は電力を消費しない。
なお、イグニッションスイッチ60がONの間は、運転者は、メイン表示器20のオドメータ22の値(図2Aの例では123456km)から、サブ表示器30に表示されている「前回走行終了時点の総走行距離」の値(図2Aの例では123451km)を減算することによって、「今回の走行距離」(すなわち、直前にイグニッションスイッチ60をONにしてから現時点までの走行距離)を知ることができる。これは、後述する第2の実施形態と比較したときの本実施形態の利点と言える。
図2Bは、イグニッションスイッチ60がOFFのときのメイン表示器20とサブ表示器30の表示内容の一例を示す図である。イグニッションスイッチ60がOFFになると、バッテリー70からメイン表示器20への電力の供給が断たれ、メイン表示器20の表示内容は消える。例えば、オドメータ22の液晶ディスプレイの表示が消え、エンジン警告灯24のLEDは消灯し、燃料計26のモータが停止して指針が初期位置(例えばENPTYの位置)に戻る。一方、サブ表示器30には、イグニッションスイッチ60がOFFになったときに、その時点におけるオドメータ22の数値(図2Bの例では123456km)が書き込まれ、その後は、その表示内容が保持される。よって、サブ表示器30は、オドメータ22の数値が書き込まれるときに一時的に電力を消費するが、その後は電力を消費することなく、イグニッションスイッチ60がOFFになった時点のオドメータ22の数値を表示し続けることができる。ただし、後述するように、サブ表示器30の表示内容は必ずしもオドメータ22の数値に限らず、燃料残量などの他の情報を表示してもよい。
次に、図3のフローチャートを参照して、第1の実施形態における表示制御装置40によって実行される処理の流れを説明する。
表示制御装置40は、ステップS10で、イグニッションスイッチ60がONになったことを示すイグニッション信号が入力されると、ステップS12の処理に進む。
ステップS12では、表示制御装置40は、バッテリー70からの電力をメイン表示器20に継続的に供給し、各種センサ群50からの検出信号に基づいて、メイン表示器20の表示内容(アナログメータ・デジタルメータ・警告灯)を随時更新する。ステップS12の処理は、イグニッションスイッチ60がONの間、継続する。
表示制御装置40は、ステップS14で、イグニッションスイッチ60がOFFになったことを示すイグニッション信号が入力されると、ステップS16の処理に進む。
ステップS16では、表示制御装置40は、バッテリー70からの電力をサブ表示器30に一時的に供給し、サブ表示器30の表示内容を更新する。より具体的には、表示制御装置40は、オドメータ22の現在値(この現在値は、典型的には、表示制御装置40の内部の不揮発性メモリに保持されている)に基づいて、サブ表示器30の画面に表示されている「前回走行終了時点の総走行距離」の値を更新する。そして、処理はステップS10に戻る。
図4は、上記ステップS16においてサブ表示器30の表示内容が更新される様子を示している。図4の例では、「1」が「6」に更新されている。なお、この例では便宜上、15個の画素で1つの数字を表現しているが、本発明はこれに限定されない。
図5は、図4において黒色で表示されている画素の内部の様子と、白色で表示されている画素の内部の様子を示す図である。図5において、31は透明基板、32は対向基板、33は隔壁、34は表示電極(透明電極)、35は対向電極、36は負帯電粒子、37は正帯電粒子である。サブ表示器30は、一例として、透明基板31と対向基板32の間に負帯電粒子36及び正帯電粒子37を封入した構造を有する。各画素の間は隔壁33で仕切られる。ここで、ある画素において、表示電極34側が低電位となり、対向電極35側が高電位となるように電圧を印加すると、クーロン力によって、正帯電粒子37は表示電極34側に飛翔移動し、負帯電粒子36は対向電極35側に飛翔移動する。この結果、透明基板31側から見たとき、この画素は正帯電粒子37の色(ここでは一例として黒色)に見える。逆に、表示電極34側が高電位となり、対向電極35側が低電位となるように電圧を印加すると、クーロン力によって、負帯電粒子36は表示電極34側に飛翔移動し、正帯電粒子37は対向電極35側に飛翔移動する。この結果、透明基板31側から見たとき、この画素は負帯電粒子36の色(ここでは一例として白色)に見える。このように、各画素に印加される電界の方向を反転することによって、可逆的に色を変化させることができる。このような表示素子では、電圧の印加を止めた後も各粒子は鏡像力により電極に貼り付いた状態となるので、表示内容が長期に保持される。なお、本発明は図5に示した画像表示装置に限らず、電力が供給されなくても表示内容を保持可能な任意の画像表示装置をサブ表示器として利用可能である。
以上のように、第1の実施形態によれば、イグニッションスイッチがOFFの間も、オドメータ22の値がサブ表示器30の画面に表示されているので、運転者が一旦イグニッションキーをイグニッションキーシリンダーから抜いてしまった後も、手間をかけることなくオドメータの値を確認することができる。また、中古車買取/販売業者やタクシー業者や運送業者やレンタカー業者の管理者などが車両の走行距離を確認する場合も、わざわざ車室に入ってイグニッションキーをONにしなくてもオドメータ22の値を確認することができるので便利である。また、サブ表示器30は、電力が供給されなくても表示内容を数ヶ月間以上保持することができるので、電力の消費を気にする必要がない。また、走
行中はサブ表示器30の表示内容が更新されないので、サブ表示器30の書き換え可能回数の制約を気にする必要がない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の車両用表示装置について説明する。なお、第2の実施形態の車両用表示装置の構成は、図1に示した第1の実施形態の構成と同一であるので、以下の説明では図1で用いた参照符号を援用する。
以下、第2の実施形態における車両用表示装置10の動作を説明する。
図6Aは、イグニッションスイッチ60がONのときのメイン表示器20とサブ表示器30の表示内容の一例を示す図である。イグニッションスイッチ60がONの間は、バッテリー70からの電力がメイン表示器20に供給される。そして、メイン表示器20には車両状態に関する情報(例えば、総走行距離、燃料残量、警告情報など)が表示され、その表示内容が随時更新される。これによって運転者は、走行中に時々刻々変化する車両状態に関する情報をリアルタイムに把握することができる。一方、サブ表示器30の表示内容は、イグニッションスイッチ60がONになったときに消去され、その後、イグニッションスイッチ60がONの間はその状態が保持される。よって、イグニッションスイッチ60がONの間は、第1の実施形態とは異なり、サブ表示器30に「前回走行終了時点の総走行距離」は表示されない。
図6Bは、イグニッションスイッチ60がOFFのときのメイン表示器20とサブ表示器30の表示内容の一例を示す図である。イグニッションスイッチ60がOFFになると、バッテリー70からメイン表示器20への電力の供給が断たれ、メイン表示器20の表示内容は消える。例えば、オドメータ22の液晶ディスプレイの表示が消え、エンジン警告灯24のLEDは消灯し、燃料計26のモータが停止して指針が初期位置(例えばENPTYの位置)に戻る。一方、サブ表示器30には、イグニッションスイッチ60がOFFになったときに、その時点におけるオドメータ22の数値(図6Bの例では123456km)が書き込まれ、その後は、その表示内容が保持される。よって、サブ表示器30は、オドメータ22の数値が書き込まれるときに一時的に電力を消費するが、その後は電力を消費することなく、イグニッションスイッチ60がOFFになった時点のオドメータ22の数値を表示し続けることができる。
このように、第2の実施形態では、イグニッションスイッチ60がONの間は、サブ表示器30に「前回走行終了時点の総走行距離」が表示されないので、運転者が、サブ表示器30に表示されている総走行距離の値を現時点の総走行距離の値だと勘違いしてしまうのを防止することができる。これは、前述の第1の実施形態と比較したときの本実施形態の利点と言える。なお、第1の実施形態ではそのような勘違いを防ぐためにサブ表示器30に「前回走行終了時点の総走行距離」と表示しているのに対し、第2の実施形態ではそのような勘違いの心配がないのでサブ表示器30に単に「総走行距離」と表示している。しかしながら、もちろん本発明はこれに限定されるものではない。
次に、図7のフローチャートを参照して、第2の実施形態における表示制御装置40によって実行される処理の流れを説明する。
表示制御装置40は、ステップS20で、イグニッションスイッチ60がONになったことを示すイグニッション信号が入力されると、ステップS22の処理に進む。
ステップS22では、表示制御装置40は、バッテリー70からの電力をサブ表示器30に一時的に供給し、サブ表示器30の表示内容を消去する。例えば、表示制御装置40
は、サブ表示器30の画面全体が同一の色(例えば白色)となるように画面を書き換える。これにより、サブ表示器30の画面に直前まで表示されていた総走行距離(前回走行終了時点の総走行距離)の情報が画面から消去される。そして、表示制御装置40はステップS24の処理に進む。
ステップS24では、表示制御装置40は、バッテリー70からの電力をメイン表示器20に継続的に供給し、各種センサ群50からの検出信号に基づいて、メイン表示器20の表示内容(アナログメータ・デジタルメータ・警告灯)を随時更新する。ステップS24の処理は、イグニッションスイッチ60がONの間、継続する。
表示制御装置40は、ステップS26で、イグニッションスイッチ60がOFFになったことを示すイグニッション信号が入力されると、ステップS28の処理に進む。
ステップS28では、表示制御装置40は、バッテリー70からの電力をサブ表示器30に一時的に供給し、サブ表示器30に「総走行距離」としてオドメータ22の現在値(この現在値は、典型的には、表示制御装置40の内部の不揮発性メモリに保持されている)を書き込む。そして、処理はステップS20に戻る。
図8は、上記ステップS22においてサブ表示器30の表示内容が消去され、その後、上記ステップS28においてサブ表示器30に最新の情報が書き込まれる様子を示している。図8の例では、「1」が一旦消去され、その後「6」が書き込まれている。なお、この例では便宜上、15個の画素で1つの数字を表現しているが、本発明はこれに限定されない。
以上のように、第2の実施形態によれば、イグニッションスイッチ60がONの間は、サブ表示器30に「前回走行終了時点の総走行距離」が表示されないので、運転者が、サブ表示器30に表示されている総走行距離の値を現時点の総走行距離の値だと勘違いしてしまうのを防止することができる。
ところで、第2の実施形態では、第1の実施形態のようにイグニッションスイッチがOFFになったときだけでなく、イグニッションスイッチがONになったときにもサブ表示器30の表示内容を変化させる必要があるので、第2の実施形態では第1の実施形態に比べてサブ表示器30の寿命が半分に減ってしまうのではないかという心配がある。しかしながら、電力が供給されなくても表示内容を保持可能な表示装置の中には、表示内容を書き換える際に、元の表示内容を一旦消去し(ステップA)、その後、新たに表示すべき内容を書き込む(ステップB)、という2段階の処理を要求するものがあり、サブ表示器30としてそのような表示装置を利用する場合には、図3のステップS16において、図7のステップS22とステップS28に相当する処理が行われることになるので、第1の実施形態に比べてサブ表示器30の寿命が半分に減ってしまうことはない。
上記のように、表示内容を書き換える際に2段階の処理を要求する画像表示装置の一例が、特開2003−307755号公報に開示されている。特開2003−307755号公報に開示されている画像表示装置は、図5に示したものと同様であり、電極間に封入された帯電特性及び色の異なる2種類の粒子(負帯電粒子36,正帯電粒子37)を、電極間に印加する電界パターンを制御することによって選択的に移動させることによって、画像を表示する画像表示装置である。このような画像表示装置の場合、特開2003−307755号公報に開示されているように、負帯電粒子36が透明基板31側に飛翔する電界方向(極性)と、正帯電粒子37が透明基板31側に飛翔する電界方向の両方を順次切り替えてひとつの画像を形成する必要がある。そのため、このような画像表示装置では、画像形成に先立ち、画像消去過程(負帯電粒子36か正帯電粒子37のいずれか一方の
みが画面全体に表示されているようにする過程)を実行した後、この画像消去過程で使用した電界方向とは異なる電界方向を使用して画像を形成するのが一般的である。よって、サブ表示器30としてこのような画像表示装置を用いる場合には、第1の実施形態と第2の実施形態とでサブ表示器30の寿命に差が出ることはなく、前述のような心配は無用である。
なお、上記の第1の実施形態および第2の実施形態では、メイン表示器20が、デジタルメータ、アナログメータ、警告灯を備えている例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、メイン表示器20が液晶ディスプレイで構成されており、オドメータや燃料計や警告灯に相当する画像が液晶ディスプレイに表示されてもよい。
また、上記の第1の実施形態および第2の実施形態では、サブ表示器30に、イグニッションスイッチ60がOFFになった時点の総走行距離のみを表示する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば図9のように、イグニッションスイッチ60がOFFになった時点の燃料残量や警告情報(図9の例ではエンジン警告記号および充電警告記号)を表示してもよい。
また、上記の第1の実施形態および第2の実施形態では、サブ表示器30が運転者から見やすい位置(例えばメイン表示器20の近傍)に設置されている例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば図10のように、車外から見やすい位置にサブ表示器30を設置してもよい。このように車外から見やすい位置にサブ表示器30を設置すれば、中古車買取/販売業者やタクシー業者や運送業者やレンタカー業者の管理者などが車両の走行距離などの情報を確認するのに便利である。
本発明は、例えばオドメータや燃料残量や警告表示などの車両状態に関する情報を、イグニッションスイッチがOFFになった後でも簡単に確認することのできる車両用表示装置として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置10の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態におけるイグニッションスイッチ60がONのときの表示例 本発明の第1の実施形態におけるイグニッションスイッチ60がOFFのときの表示例 本発明の第1の実施形態における表示制御装置40の動作を示すフローチャート 本発明の第1の実施形態においてサブ表示器30の表示内容が更新される様子を示す図 サブ表示器30の画素の内部の様子を示す図 本発明の第2の実施形態におけるイグニッションスイッチ60がONのときの表示例 本発明の第2の実施形態におけるイグニッションスイッチ60がOFFのときの表示例 本発明の第2の実施形態における表示制御装置40の動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態においてサブ表示器30の表示内容が更新される様子を示す図 サブ表示器30の表示例 サブ表示器30の設置例
符号の説明
10 車両用表示装置
20 メイン表示器
22 オドメータ
24 警告灯
26 燃料計
30 サブ表示器
31 透明基板
32 対向基板
33 隔壁
34 表示電極
35 対向電極
36 負帯電粒子
37 正帯電粒子
40 表示制御装置
50 各種センサ群
60 イグニッションスイッチ
70 バッテリー

Claims (5)

  1. 電力が供給されている間のみ表示内容を保持可能なメイン表示器と、
    電力が供給されなくても表示内容を保持可能なサブ表示器と、
    前記メイン表示器及び前記サブ表示器を制御する表示制御装置とを備え、
    前記メイン表示器への電力の供給はイグニッションスイッチに連動しており、
    前記表示制御装置は、イグニッションスイッチがONの間は、前記サブ表示器の表示内容を更新することなく、前記メイン表示器に車両状態に関する情報を表示してその表示内容を随時更新し、イグニッションスイッチがOFFになったときに、前記メイン表示器に表示されていた前記車両状態に関する情報の少なくとも一部が前記サブ表示器に表示されるように当該サブ表示器の表示内容を更新する、車両用表示装置。
  2. イグニッションスイッチがONの間、前記サブ表示器は、直前にイグニッションスイッチがOFFになった際に書き込まれた情報を保持する、請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示制御装置は、イグニッションスイッチがONになったときに、前記サブ表示器の表示内容を消去する、請求項1に記載の車両用表示装置。
  4. 前記サブ表示器は、電極間に封入された帯電特性及び色の異なる2種類の粒子を、当該電極間に印加する電界パターンを制御することによって選択的に移動させることによって、画像を表示する表示器であり、
    前記表示制御装置による制御に基づいて、イグニッションスイッチがONになったときには前記サブ表示器の画面の全領域に対応する電極間に第1の電界が印加されることによって当該画面の全領域に前記2種類の粒子のうちの一方の粒子の色のみが表示され、その後、イグニッションスイッチがOFFになったときに、前記メイン表示器に表示されていた前記車両状態に関する情報の少なくとも一部に応じて当該サブ表示器の画面の一部領域に対応する電極間に前記第1の電界とは異なる第2の電界が印加されることによって当該一部領域に他方の粒子の色が表示されることにより、前記メイン表示器に表示されていた前記車両状態に関する情報の少なくとも一部が前記サブ表示器に表示される、請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. イグニッションスイッチがOFFになったときに前記表示制御装置によって前記メイン表示器に書き込まれる情報は、オドメータ表示・燃料残量表示・警告表示の少なくとも1つを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の車両用表示装置。
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