JP4765041B2 - 水処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、下水、排水などの汚水を単独の生物反応槽において、担体を存在させて処理する水処理装置に関するものである。
従来の水処理として活性汚泥法が多く用いられており、運転方法として回分式活性汚泥法、高速曝気法、オキシデーションディッチ法など挙げることができる。従来のこの種の水処理装置の一つとして、攪拌・曝気・沈殿・排出の各工程を単独の処理槽において繰り返すバッチ(回分)式活性汚泥処理装置が知られている。この水処理装置では、処理槽の底部には、曝気工程で汚水に曝気ブロアからの空気を吹き込むための散気装置が配置されている。この散気装置は攪拌工程と、これに続く曝気工程との両工程を曝気ブロアの切換制御のみで行なえるように、例えばジェット式散気装置が用いられ、空気供給管および水供給管が接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−150894号公報(第2頁左上欄第12−19行、および第3図)
この従来の水処理装置は、単独の処理槽内で攪拌・曝気工程を所定回数所定時間ずつ交互に繰り返した後に沈殿・排出工程を行なうことにより、脱窒・脱リン効果を向上させることができるといる利点を有している。しかし、この水処理装置は、近年の下水処理や排水処理の進展に伴って流入汚水量が増大していることに対して、処理能力が必ずしも十分ではないという課題を有している。また、処理能力を増大させるためには新たな水処理装置を設置する必要があるが、そのための設置空間を確保することは困難な状況となっているので、既設の水処理装置の処理能力を増大させることが課題となっている。また、担体を用いた処理をする場合、担体は浮上することもあるので、処理水に混入して排出されて維持管理が難しくなり、担体を分離することが課題となっている。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、新たな設置空間を必要とすることなく処理能力を向上させることができる水処理装置を得ることにある。
この発明に係る水処理装置は、被処理水を流入手段で生物反応槽へ流入させ、前記生物反応槽では空気を吐出する散気管で散気して活性汚泥処理し、得られた処理水を流出手段で排出する水処理装置において、前記生物反応槽を、微生物を保持する担体が存在する担体含有室と集泥ボックスとに仕切る、仕切板が設けられ、該仕切板には、前記担体を分離するパンチングメタル、網スクリーンまたはバースクリーンを備えた担体分離器が設けられ、前記集泥ボックスには、前記担体分離器から前記集泥ボックス内に移流してきて沈殿した汚泥を引き抜く汚泥引抜口が設けられていることを特徴とする。
この発明に係る水処理装置において、前記生物反応槽は、担体分離器と一体となった上澄水排出機を備えた回分式活性汚泥処理槽であることを特徴とする。

この発明に係る水処理装置において、前記生物反応槽は、前記集泥ボックスの上方に処理水を集め排出する集水器が設けられていることを特徴とする。

この発明は、単独の生物反応槽に担体を添加することにより、次のような特有の効果を得ることができる。すなわち、必要な微生物量を担体によって確保することができるので、担体外の浮遊微生物の濃度を低く維持することができる。これにより、沈殿工程時の固形物負荷を下げて処理水質を向上させることができ、処理水量を増やすことが可能となる。また、浮遊微生物の濃度を担体無投入時と同程度にすれば、全体の微生物の量を増やすことが可能となるので、好気性生物処理時の負荷を上げることができる。これに対し、好気性生物処理時の負荷を上げなければ、処理水質を向上させることが可能となり、発生汚泥量を減少させることができる。さらに、成長速度の遅い硝化菌を担体に保持できるので硝化能力向上でき、また、担体に嫌気部分ができることで好気槽脱窒が可能となり脱窒能力を向上させることができる。また、担体分離器を備えることで、担体が処理水に排出することが防止できるので維持管理が容易となる。
その上に、回分式活性汚泥法を採用することにより、担体を返送する必要が無く、設置空間の増大を抑えることができる。また、汚泥滞留時間を長くすることができるので、環境ホルモンなどの難分解性物質の除去に対応することができる。さらに、貯留槽を必要とせず、曝気、沈殿、放流とすることによって担体による吸着濾過が可能となる。要約すれば、被処理水に担体を添加することによって汚泥の沈降性を向上させることができるので、生物反応槽の容量(設置空間)を増加させることなく負荷(処理能力)の増加に対応することができる。
この発明は、単独の生物反応槽内に仕切板で仕切った集泥ボックスを設け、この集泥ボックスに担体分離器を設ければ、上記の特有の効果に加えて次の効果を得ることができる。すなわち、担体分離器に散気管からの空気を当てること、つまり被処理水が旋回する際に担体が担体分離器に接触するので、担体分離器の洗浄が可能となる。また、ダンパー(担体分離器の蓋)を設けることによって、処理水量や汚泥排出量を生物反応槽の上部から調整することができる。そして、従来は浮遊MLSS濃度(以後、担体に付着した以外のMLSSを浮遊MLSSとする。)の調整を生物反応槽から汚泥を直接引き抜くことによって行っていたので、その濃度の変動が大きかったが、この発明では担体を投入することによってその調整を容易に行なうことができるので、濃度の変動を低減することができる。
この発明は、オキシデーション・ディッチ法を採用し、下部に通水路を有する上流側壁と上部に通水路を有する下流側壁とを生物反応槽に設け、これらの上流側壁と下流側壁の間に散気管を設ければ、上記の特有の効果に加えて次の効果を得ることができる。すなわち、生物反応槽は無終端槽であるので、担体を返送する必要が無く、設置空間の増大を抑制することができる。また、従来オキシデーション・ディッチに用いられていた循環流を発生させる空気を供給するための曝気機としての回転ブラシやプロペラは、担体を投入する場合に、担体を摩耗させる可能性があるが、この発明はエアリフト効果によって被処理水を撹拌して流速を確保するので、担体を摩耗させることがない。さらに、散気管のみで特殊な撹拌機を必要としないので、維持管理が容易となる。また、被処理水に担体を添加することによって、汚泥の沈降性が向上し、すなわちSVIが低下する。さらに、エアリフト効果を発生させる散気管を深い位置に配することにより、酸素の供給量を増加させることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における水処理装置の断面図である。この水処理装置は矩形(直方体または立方体)状の単独の生物反応槽1を備え、回分式(バッチ式)活性汚泥法によって下水、排水などの被処理水2を処理するようにしてある。被処理水2は流入手段3を介して生物反応槽1に流入するようにしてあり、生物反応槽1に流入した被処理水2には担体4を流動可能に添加してある。生物反応槽1内の底部には、被処理水2内に空気を吐出して被処理水2を好気状態に保つ散気管5を配置してある。散気管5は、送気管5aを介してブロワ5bに接続してある。また、生物反応槽1内には、処理水(上澄水)を排出するための上澄水排出機(デカンタ)6を設けてある。さらに、生物反応槽1の側壁1aの下部には、沈殿した余剰の汚泥を引き抜くための汚泥引抜口7を設けてある。そして、担体4を生物反応槽1から流出させないようにするために、上澄水排出機6には第1の担体分離器8を設け、汚泥引抜口7には第2の担体分離器9を設けてある。
担体4は、微生物を表面または内部に付着させて固定するもの、または微生物を包括して固定するものとし、一辺が5〜30mmの矩形、または直径が5〜30mmの球体の形をした多孔質な材料、例えばスポンジとすることができる。この種の担体4の材料には、流動性を有し、生物分解性が極めて低く、耐食性・耐久性に優れた材料、例えばポリウレタン、ポリエステル、ポリプロピレンなどのプラスチック材料、活性炭のような天然素材などを用いることができる。しかし、担体4は、攪拌や曝気によって被処理水2中を流動して微生物を保持し得るものであれば、その形状、大きさ、材料などを限定するものではない。なお、担体4の添加率は20〜50%とするのが好ましい。
散気管5は、ブロワ5aからの空気を高速度で吐出して高速曝気を可能とし、担体4を水面に浮遊させることなく水面下に巻き込むような旋回流を被処理水2に発生させるように、生物反応槽1の底部に配置してある。被処理水2の旋回流の発生状態は、散気管5の配置状態を変化させることによって調整することができる。この種の散気管5には、ゴムなどの弾性材料から成るフレキシブルチューブに多数の空気吐出孔を設けたものを用いることができる。フレキシブルチューブは、散気する時に空気吐出孔を開き、散気しない時には空気吐出孔を閉じるようにしてある。散気管5をOHR式とすれば、散気管5に可動部が存在しないので、散気管5の交換頻度を減らすことができ、全体的な維持管理が容易になる。複数の散気管5に図示しない空気切替器を介して空気を送るようにすれば、複数の散気管5から空気を間欠的に吐出することが可能となるので、デッドスペースが無くなり、処理効率が向上する。そして、複数の空気切替器を設置すれば、無酸素状態や好気状態を調整しながら硝化や脱窒を行うことができる。
上澄水排出機6は例えばフロート・アーム式とし、生物反応槽1の側壁1aに回動可能に支持した支持パイプ11と、この支持パイプ11にほぼ直角に連結した連結パイプ12と、この連結パイプ12の自由端に支持パイプ11とほぼ平行に連結した集水パイプ13と、この集水パイプ13を支持したフロート14によって構成してある。集水パイプ13には集水口13aを設け、支持パイプ11には流出手段15を連結してある。これらの支持パイプ11、連結パイプ12、集水パイプ13、および流出手段15は水密に連通させ、集水口13aから流入した処理水を流出手段15に流出させるようにしてある。集水口13aは、沈殿行程で、支持パイプ11の回動により、水面の低下に従って集水口13aの位置が変化して、処理水が集水口13aに流入して排出される。曝気行程では、水面より高い位置に集水口13aがあるようにして、被処理水2が流入しないようにする。フロート14に対する集水パイプ13の高さは、支持パイプ11の回動によって調節可能としてある。
この種の上澄水排出機6は生物反応槽1の形状や排出環境に応じて適宜に構成することができ、例えばフロート・アーム式以外の機械式、ポンプ式、固定式、または機械式テレスコープ型とすることができる。フロート14を可動時に広がるような構造、例えばチェリー型、くす玉型などとすれば、スカムの排除が可能となる。スカムは上澄水排出機6にフロート14を設けることによって処理することが可能であるが、スカムの処理手段は設置条件に基づいて破砕・消去方法、収集・掻寄方法、排出・移送方法、分離・濃縮方法などを選ぶことができる。上澄水排出機6の他に、処理水の排出量を制御する手段にはバルブ開閉、昇降機構、浮力調整、サイフォン、またはポンプを用いることができる。しかし、処理水の排出量を制御する手段は、処理水を効率よく排出することが可能であれば、限定するものではない。また、図6に示す担体分離器33を設けた、狭い集泥ボックス32内に、ポンプを用いた排出設備や、井戸の汲み上げのように構成した排出設備、或いは排出口をフロートによって上下させる排出設備とすることで、上澄水排出機6に第1の担体分離器8を設けることなく汚泥の排出と処理水の排出を良好に行うこともできる。
第1、第2の担体分離器8、9は担体4を通過させないスクリーンとし、例えば担体4の外形よりも小さな多数の孔を有するパンチングメタル(多孔板)とすることができる。したがって、第1の担体分離器8はフロート14の下部全面に平板状のパンチングメタルを取り付けることによって構成することができ、第2の担体分離器9は汚泥引抜口7に同様なパンチングメタルを取り付けることによって構成することができる。しかし、担体分離器8、9には、上記のパンチングメタルの他に網掛け、バースクリーン、傾斜板の組合せ、またはパンチングメタルと傾斜板の組合せから成る複合体を用いることができる。担体分離器8、9に傾斜板の組合せたものを用いる場合には、例えば、図26に示すように、傾斜板121cの付近の担体125の下降速度が処理水の上昇速度よりも大きくなるようにすることで、担体125と処理水を分離して処理水が得られる。この場合の傾斜板121cの傾斜角度は、担体4を沈降し易くするために、底壁と傾斜板との成す角度を45〜90°とするのが好ましく、60°以上とするのがより好ましい。なお、担体分離器8、9の孔径は担体125の外形に応じて決定するが、常に目詰まりのない状態に保持する必要があることは云うまでもない。
第1の担体分離器8は、次のような構成とすることも可能である。すなわち、担体分離器8は、図2に示すようにフロート14からそれぞれ垂下したパンチングメタルから成る枠状の側部21aと、この側部21aの底辺を接続したパンチングメタルから成る水平部21bを有する担体分離器21、図3に示すようにフロート14からそれぞれ垂下したパンチングメタルから成る枠状の担体分離器(一次スクリーン)22と、集水パイプ13の集水口13aに設けた網状または櫛状の担体分離器(二次スクリーン)23、図4に示すようにフロート14からそれぞれ垂下したパンチングメタルから成る枠状の担体分離器22と、集水パイプ13の集水口13aを多数の孔24a(パンチングメタルを円筒形に加工した)とした担体分離器24とすることができる。また、図5に示すように、集水パイプ13の左右に間隔をおいて配置した1対のフロート25と、これらのフロート25の間に配置した1対の網状の担体分離器26によって構成することができる。
第1、第2の担体分離器8、9の目詰まりを防止するためには、それらを洗浄するためのシャワーや、それらを振動させるための設備を設けることもできる。第2の担体分離器9にパンチングメタルを用いる場合には、パンチングメタルの下部に孔のない部分を設け、パンチングメタルに汚泥の濃縮の機能を兼ねさせるのが好ましい。この場合には、パンチングメタルの孔のない部分を傾斜させ、汚泥が集まり易いようにするのも好ましい。また、第2の担体分離器9に傾斜板の組合せを用いる場合には、例えば、図28に示すように、傾斜板の組合せ付近に散気管を設け、この散気管からの気泡によって旋回流を起こし、処理水の流出速度より旋回する速度を速くすることで、担体4と処理水を分離するのが好ましい。そして、図30に示すように、生物反応槽1の容積を負荷が高くて、大きくした場合には、生物反応槽1の内部を幾つかに区切り、区切り毎に担体分離器9付近に散気管を設ければ、担体と処理水を分離するだけでなく、エアリフトポンプなどを設置して担体を返送する代りとすることができる。
この実施の形態1における水処理装置では、処理水は第1の担体分離器8を下から上に通るので、この担体分離器8は処理水を通過させる際に担体4を処理水から分離する。同様に、沈降した汚泥は第2の担体分離器9を通って汚泥引抜口7から系外に流出するので、この担体分離器9も担体4を汚泥から分離する。なお、この実施の形態1における水処理装置は回分式活性汚泥法を採用しているが、回分式活性汚泥法は公知であるのでその説明は省略する。
この実施の形態1における水処理装置では、担体4に微生物が付着して増殖するので、浮遊汚泥が余剰汚泥として系外へ引き抜かれる場合と比べて、汚泥滞留時間を格段に長くすることができ、比増殖速度が小さい硝化細菌や、難分解性の物質を分解する細菌を良好に保持することができる。また、担体4の内部に無酸素状態を作り易いので、脱窒反応を容易に発生させて、窒素を効率的に除去することができる。
そして、従来は担体4を生物反応槽1内に均一に分布させるために生物反応槽1内の被処理水2をジェット式散気装置またはエアリフトポンプによって循環させるので、相当なエネルギーが必要であったが、この実施の形態1では散気管5からの空気によって発生させた被処理水2の旋回流で担体4を循環させ、沈殿行程で沈殿させるので、従来の担体4を返送するためのジェット式散気装置またはエアリフトポンプが不要となり、設備費や維持管理費を削減することができる。また、第1、第2の担体分離器8、9によって担体4の流出を防止することができ、担体4を生物反応槽1内で均一に流動させることができる。さらに、生物反応槽1の容積を負荷が高くて、大きくした場合は、段落「0020」に記述したように、生物反応槽1の内部を幾つかに区切り、区切り毎に担体分離器9付近に散気管を設ければ、担体と処理水を分離するだけでなく、エアリフトポンプなどを設置して担体を返送する代りとすることができる。
また、必要な微生物量を担体4によって確保することができるので、担体4以外の浮遊微生物の濃度を低く維持することができる。したがって、沈殿部分(集泥ボックス)の固形物負荷を下げて処理水質を向上させることができ、処理水量を増やすことができる。さらに、浮遊微生物の濃度を担体無投入時と同程度にすれば、好気性生物処理時の負荷を上げることができる。逆に、好気性生物処理時の負荷を上げなければ、処理水質を向上させて発生汚泥量を減少させることができる。すなわち、被処理水2に担体4を添加することにより、生物反応槽1の容積を増加させることなく、負荷の増加に対応することが可能となる。そして、汚泥の沈降性、硝化能力、および脱窒能力を向上させることができ、BODのみを除去するタイプの運転であっても、溶存酸素に余裕ができるので窒素除去まで期待することができる。また、回分式活性汚泥法を採用してあるので、担体4を返送する必要がなく、設置空間の増大を抑えることができる。さらに、汚泥滞留時間を長くすることができるので、環境ホルモンなどの難分解性物質の除去に対応することができる。そして、貯留槽を必要とせず、曝気、沈殿、放流とすることによって担体4による生物濾過が可能となる。
なお、担体分離器8、9に傾斜板の組合せを用い、かつその近傍に空気を発生流する散気管を設ける構成とした場合には、担体分離器8、9の近傍では担体4の下降(上昇)速度が処理水の上昇(下降)流速よりも大きくなり、担体4を生物反応槽1内に均一に流動させることができるとともに担体4と処理水を分離することができる。また、担体分離器8、9として傾斜板の組合せを用いることによって、処理水中の浮遊汚泥が傾斜板に沿って沈降して良好な処理水が得られる。
実施の形態2.
図6は、この発明を実施するための実施の形態2における水処理装置の断面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態2における水処理装置では、生物反応槽1内において汚泥引抜口7側に仕切板31を側壁1aと平行に設け、この仕切板31と側壁1aとの間を集泥ボックス32としてある。仕切板31の下部には複数の孔31a(パンチングメタル使用)を設け、これらの孔31aを担体分離器33としてある。これにより、担体分離器33には、凝集汚泥を集泥ボックス32に移流させる機能と、汚泥から担体4を分離する機能を持たせてある。担体分離器33は散気管5の少し上方に設け、散気管4からの空気が担体分離器33の近傍を上昇する際に、担体4が担体分離器33に付着するのを防止できるようにしてある。そして、集泥ボックス32内の底壁1bの隅部にはハンチ34を設けてある。この実施の形態2では、担体4が集泥ボックス32側に流出することを担体分離器33が防止するので、集泥ボックス32では担体4を含まない汚泥のみが沈殿することとなり、汚泥引抜口7から担体4が流出することはない。したがって、この実施の形態2では、実施の形態1と同様な効果を得ることができる上に、担体分離器33の近傍に曝気用の空気が流れるので、担体分離器33の目詰まりを確実に防止することができる。
実施の形態3.
図7は、この発明を実施するための実施の形態3における水処理装置の断面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態3における水処理装置では、生物反応槽1に実施の形態2と同様な仕切板31、集泥ボックス32、および担体分離器33を設けてあるばかりでなく、集泥ボックス32の汚泥引抜口7の近傍に更なる散気管35を設けてある。したがって、この実施の形態3では、実施の形態2と同様な効果を得ることができる上に、集泥ボックス32内を散気管35からの空気で間欠的に曝気することによって集泥ボックス32内の汚泥の腐敗を防止することができる。
実施の形態4.
図8は、この発明を実施するための実施の形態4における水処理装置の断面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態4における水処理装置では、実施の形態3の上部の仕切板31の代りとして多数の孔36aを有する仕切板36を設け、孔36aの部分を担体分離器37としてある。また、仕切板36を間にして散気管35とほぼ対称な位置に追加の散気管38を設けてある。したがって、担体分離器37には、汚泥を集泥ボックス32に移流させる機能と、汚泥から担体4を分離する機能を持たせてある。この実施の形態4では、実施の形態3と同様な効果を得ることができる上に、追加の散気管38によって担体分離器37の目詰まりを良好に防止することができる。
実施の形態5.
図9は、この発明を実施するための実施の形態5における水処理装置の断面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態5における水処理装置では、生物反応槽1に実施の形態3とは異なった仕切板39を設けてある。この仕切板39には、下方に向かって生物反応槽1の内方に向かう傾斜部39aを設け、この傾斜部39aに多数の孔39bを設けて、担体分離器40としてある。そして、担体分離器40の下方に散気管35を配置してある。これにより、担体分離器40には、汚泥を集泥ボックス32に移流させる機能と、汚泥から担体4を分離する機能を持たせてある。この実施の形態5では、実施の形態3と同様な効果を得ることができる上に、散気管35を担体分離器40の真下に配置したので、担体4が孔39aに詰まることを確実に防止することができる。
実施の形態6.
図10は、この発明を実施するための実施の形態6における水処理装置の断面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態6における水処理装置では、実施の形態3の仕切板31の代りに上下の仕切板41、42を設けてある。上側の仕切板41の下部には下方に向かって集泥ボックス32側に傾斜する傾斜部41aを設け、下側の仕切板42の上部には上方に向かって集泥ボックス32側に傾斜する傾斜部42aを設けてある。そして、上側の仕切板41の傾斜部41aと下側の仕切板42の傾斜部42aの上端との間に隙間43aを与え、この隙間43aを介して汚泥が集泥ボックス32に移流するようにしてある。この上側の仕切板41の傾斜部41aと下側の仕切板42の傾斜部42aとで担体分離器43としてある。この実施の形態6でも、実施の形態3と同様な効果を得ることができる上に、散気管35からの空気で汚泥の腐敗を防止するとともに、空気を隙間43aに当てることができることで、担体4が集泥ボックス32側に流出することを防止することができる。
実施の形態7.
図11は、この発明を実施するための実施の形態7における水処理装置の断面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態7における水処理装置では、実施の形態4における仕切板36と同様な多数の孔44aを有する仕切板44を流入手段3側に設け、この仕切板44と側壁1aとの間に集泥ボックス45を構成してある。したがって、仕切板44の孔44aの部分を担体分離器46とし、集泥ボックス45の底部に散気管35を配置してある。そして、流入手段3からの被処理水2は混合槽47を介して生物反応槽1に流入させ、混合槽47には汚泥引抜口7から引き抜いた汚泥を汚泥返送管48を介して返送するようにしてある。この実施の形態7では、実施の形態4と同様な効果を得ることができる上に、混合槽47を設けたことによって嫌気状態を保ってリンを放出することができ、好気処理工程においてリンを汚泥に取り込ませて除去することができる。
実施の形態8.
図12は、この発明を実施するための実施の形態8における水処理装置の断面図であり、図1と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態8における水処理装置では、実施の形態1における第2の担体分離器9の代りに、多数の孔49aを有する平坦な仕切板49を散気管5の上方近傍に水平に配置してある。これにより、仕切板49と底壁1bとの間を集泥ボックス50とし、仕切板49に担体分離器51としての役割を兼ねさせてある。この実施の形態8では、実施の形態1と同様な効果を得ることができる上に、散気管5から吐出する空気は生物反応槽1内を曝気するとともに、担体4が担体分離器49に詰まることを防止することができる。
実施の形態9.
図13は、この発明を実施するための実施の形態9における水処理装置の断面図である。この実施の形態9における水処理装置は、例えば矩形状の生物反応槽61を備えている。この生物反応槽61の形状は、矩形状ではなく円筒状とすることも可能である。被処理水62は流入手段63を介して生物反応槽1に流入するようにし、生物反応槽61内の被処理水62には担体64を添加してある。また、生物反応槽61内の中央には散気管65を配置し、この散気管65は送気管65aを介してブロワ65bに接続してある。生物反応槽61の側壁61aの上部には、処理水を集める1対の樋状(トラフ)の集水器66を対向するように設け、処理水は集水器66からそれぞれの流出手段67を介して系外に流出させるようにしてある。そして、生物反応槽61の対向する側壁61aの底部には、汚泥引抜口68をそれぞれ設けてある。
ここで、生物反応槽61の内部には、1対の仕切板69を側壁61aの近傍において斜設し、側壁61aとの間に1対の集泥ボックス70を設けてある。仕切板69は上方に向かって生物反応槽61の内方に傾斜させ、仕切板69の下端は側壁61aの下部または底壁61bに接続し、仕切板69の上端は水面上に突出させてある。流入手段63は被処理水62を1対の仕切板69の間に流入させるようにしてある。仕切板69には、凝集汚泥を集泥ボックス70内に移流させるための移流口69aを汚泥界面の近傍位置に設けてある。仕切板69の移流口69aには、例えば平坦なパンチングメタルから成る担体分離器71を設けてある。仕切板69の傾斜角度は底壁61bに対して45〜90°とするのが好ましいが、60°以上とするのがより好ましい。いずれにしても、仕切板69の傾斜角度は、集泥ボックス70の容量を良好な水質の処理水を得ることができるように調整すればよい。
この実施の形態9における水処理装置では、散気管65から吐出した空気の作用によって、担体64を含んだ被処理水62は矢印方向に流れる。この間に、汚泥の一部が担体分離器71と移流口69aを通って集泥ボックス70内に移流し、集泥ボックス70の底部に沈殿する。また、集泥ボックス70内を上昇した処理水は集水器66に流出し、その処理水を流出手段67が系外に流出させる。したがって、この実施の形態9における水処理装置では、実施の形態1と同様な効果を得ることができる上に、次のような効果を得ることができる。すなわち、生物反応槽61内に仕切板69を設け、汚泥を移流口69aから集泥ボックス70内に確実に移流させることができるので、汚泥界面を乱す密度流の影響を軽減することができ、旋回流と汚泥界面を全体にわたって形成することができ、安定した処理水を得ることができる。また、仕切板69によって被処理水62の流れを効率的に安定して形成することができ、汚泥を短時間で効率的に分離することができる。なお、この実施の形態9における水処理装置では、汚泥が集泥ボックス70内に沈殿するが、沈殿工程を実施することもができることは云うまでもない。
実施の形態10.
図14は、この発明を実施するための実施の形態10における水処理装置の断面図であり、図13と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態10における水処理装置では、実施の形態9における仕切板69に代りに、上側の仕切板81と下側の仕切板82を設けてある。これらの上下の仕切板81、82は実施の形態9と同様な角度で傾斜させてある上に、上側の仕切板81は下側の仕切板82よりも生物反応槽61の内方に位置させ、上側の仕切板81の下部と下側の仕切板82の上部との間に隙間を与え、その隙間を汚泥の移流口83としてある。そして、平坦なパンチングメタルから成る担体分離器84を下側の仕切板82の上端から上側の仕切板81と平行に延在させ、担体分離器84の上端を水面から突出させてある。さらに、仕切板81を設けることで旋回流がよりスムースになり、担体64の担体分離器84へのより付も軽減できる。この実施の形態10でも実施の形態9と同様な効果を得ることができる。
実施の形態11.
図15は、この発明を実施するための実施の形態11における水処理装置の断面図であり、図13と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態11における水処理装置では、実施の形態10と同様な下側の仕切板82と担体分離器84を設けてある上に、実施の形態10の上側の仕切板81の代りに、平坦なパンチングメタルから成る第2の担体分離器85を設けてある。この場合に、第2の担体分離器84を第1の担体分離器84に平行移動可能に密着して設け、曝気時において2つの担体分離器84、85の孔を塞ぐようにすれば、旋回流を良好に発生させることができる。さらに、生物反応槽61内の汚泥濃度を調整する時に、担体分離器84、85の孔が重なり合うようにすれば汚泥の排出ができる。この実施の形態11でも実施の形態9と同様な効果を得ることができる。
実施の形態12.
図16は、この発明を実施するための実施の形態12における水処理装置の部分断面図であり、図13と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態12における水処理装置では、実施の形態9における仕切板69の代りに、上側の仕切板86と下側の仕切板87を設け、上側の仕切板86の下端と下側の仕切板87の上端との間に移流口88を設けてある。そして、上側の仕切板86の下端からの1対の傾斜板86aを移流口88の両側に延びるように斜設してある。上側の仕切板86の下端からの1対の傾斜板86aと下側の仕切板87の組み合わせで、担体分離器89としてある。この実施の形態12では、被処理水62が上側の仕切板86の大部分と内側傾斜板86aとに沿って矢印方向に流れるので、担体64が集泥ボックス70側に移流することはなく、実施の形態9と同様な効果を得ることができる。
実施の形態13.
図17は、この発明を実施するための実施の形態13における水処理装置の部分断面図であり、図13と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態13における水処理装置では、実施の形態9における仕切板69の代りに、上側の仕切板90と下側の突起91と生物反応槽61の側壁61aとによって集泥ボックス92を構成してある。上側の仕切板90は実施の形態9における仕切板69と同様な角度で傾斜させてある。突起91は断面三角形とし、その一面は側壁61aに固定してある。突起91は生物反応槽61の内方に向かって下方に傾斜する傾斜面91aを有し、この傾斜面91aと上側の仕切板90の下端との間に隙間を設けてある。これにより、隙間を汚泥の移流口93とし、突起91の傾斜面91aと仕切板90との組み合わせを担体分離器94としてある。すなわち、この実施の形態13では、被処理水62が上側の仕切板90に沿って下降した後に突起91の傾斜面91aに沿って矢印で示すように流れ、担体64が集泥ボックス92側に移流することはなく、実施の形態9と同様な効果を得ることができる。
実施の形態14.
図18は、この発明を実施するための実施の形態14における水処理装置の断面図であり、図13と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態14における水処理装置では、生物反応槽61の上部中央に横断面V字形状の仕切板95を配置し、この仕切板95の上方を集泥ボックス96としてある。また、仕切板95の上方に、横断面V字形状の担体分離器97を配置してある。なお、流出手段67は集泥ボックス96の上方に配置し、汚泥引抜口68は仕切板95の最下部に設けてある。この実施の形態14では、被処理水62が仕切板95の外面に沿って上昇した後に外側に流れるので、担体93が担体分離器97側に移流することはなく、実施の形態9と同様な効果を得ることができる。そして、担体64が仕切板95内に移流した場合には、担体分離器97が担体64を処理水側に移流させないので、担体64を含まない処理水を得ることができる。
実施の形態15.
図19は、この発明を実施するための実施の形態15における水処理装置の断面図であり、図13と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態15における水処理装置では、実施の形態9における水処理装置にドラフトチューブ98を設けてある。このドラフトチューブ98は被処理水62の旋回流を助勢するために設けてあり、その形状は上端の直径と下端の直径が同じ筒状とし、その直径は散気管65を含む大きさとしてある。この実施の形態15では、ドラフトチューブ98によって被処理水62の旋回流を助勢することができるので、処理効率を向上させることができ、その他に実施の形態9と同様な効果を得ることができる。
なお、この実施の形態15における水処理装置に汚泥を返送する手段を設ける場合には、汚泥をドラフトチューブ98の上部に返送するのが好ましいが、ドラフトチューブ98の下部に返送することも可能である。汚泥をドラフトチューブ98の上部に返送する場合には、返送した汚泥のエネルギーによって生物反応槽61内の被処理水62を攪拌することができるので、攪拌のためのエネルギーを削減することができる。この実施の形態15における生物反応槽61は矩体状としてあるので、汚泥を生物反応槽61の隅部に返送することによって旋回流を生じさせることができ、これによって攪拌のためのエネルギーを削減することができる。
実施の形態16.
図20は、この発明を実施するための実施の形態16における水処理装置の断面図であり、図13と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態16における水処理装置では、実施の形態9における水処理装置に実施の形態15とは異なる形状のドラフトチューブ99を設けてある。このドラフトチューブ99は上端の直径が下端の直径よりも小さい円錐台形状とし、ドラフトチューブ99の下端の直径は散気管65が収まる大きさとしてある。この実施の形態16では、実施の形態15と同様な効果を得ることができる上に、被処理水62をドラフトチューブ99によって実施の形態15における場合よりも滑らかに旋回させることができる。
実施の形態17.
図21はこの発明を実施するための実施の形態17における水処理装置の水平断面図、図22は垂直A断面図である。この実施の形態17における水処理装置は、オキシデーション・ディッチ(OD)法による処理が可能な生物反応槽101を備えている。したがって、この生物反応槽101は無終端槽とし、担体102を含んだ被処理水103を循環させるようにしてある。この生物反応槽101は、平面長円状の側壁101aと、平坦な底壁101bを有している。生物反応槽101の中央には隔壁104を長手方向に延在させ、担体102を含んだ被処理水103を隔壁104の周りに循環させるようにしてある。そして、生物反応槽101の内部には、2つの散気室105を隔壁104に対して対称な位置に設けてある。
各散気室105は、循環する被処理水103の上流側において、隔壁104と側壁101aとを直角に繋いだ上流側壁106と、この上流側壁106の下流側において底壁101bからほぼ垂直な角度で上方に延在し、隔壁104と側壁101aとを直角に繋いだ下流側壁107によって仕切ってある。上流側壁106の下端と底壁101bとの間は通水路108とし、下流側壁107の上端は水面下として通水路109としてある。そして、上流側壁106と下流側壁107の間の底部に散気管110を配置してある。なお、流入水流入口111は一方の散気室105の上流側に設け、処理水排出口112と流出手段113は流入水流入口111の上流に設け、処理水流出口113に担体分離器114を設けてある。
図23に示すように、散気室105において散気管110から空気が吐出すると、いわゆるエアリフト効果によって被処理水103の水面103aが上昇する。これにより、散気室105内の被処理水103が下流側壁107の上端を越流するので、被処理水103は上流側壁106の下方の通水路108を通って散気室105に流入し、担体102を含んだ被処理水103が生物反応槽101内を全体的に循環する。したがって、この実施の形態17では、従来の攪拌羽根を必要とすることなく被処理水103を循環させることができるので、担体102を磨耗させたり粉砕したりすることはない。なお、散気室105において下流側壁107側の隅部に図示しないハンチを設ければ、被処理水103をより滑らかに循環させることができ、酸素溶解効率を向上させることができる。また、散気室105の底壁を他の生物反応槽の底壁より低くして、散気室105の底壁までの水深を深くすることで、散気管110の設置する位置を低い位置にして酸素溶解効率を向上させることもできる。
実施の形態18.
図24はこの発明を実施するための実施の形態18における水処理装置の水平断面図、図25は垂直B断面図であり、図21および図22と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。上記実施の形態17では2つの散気室105を設けたが、この実施の形態18では生物反応槽101Aに4つの散気室105Aを隔壁104の両側に2つずつ設けてある。そして、各散気室105Aの上流側壁106と下流側壁107の間隔を実施の形態17における場合よりも狭くし、各散気室105Aに散気管110Aを配置してある。そして、隔壁104の片側に位置する2つの散気室105A同士は間隔をおいて配置してある。なお、散気管110の設置する数や、散気室105Aの設置数は生物反応槽101Aの大きさや水深により、良好な循環流が得られるなら設置数や設置位置は本実施の形態18に縛られるものではない。この実施の形態18でも、実施の形態17と同様な効果を得ることができる。
実施の形態19.
図26はこの発明を実施するための実施の形態19における水処理装置の断面図である。この実施の形態19における水処理装置は、側壁121aと底壁121bを有する単独の生物反応槽121を備えている。この生物反応槽121の下流側の側壁121aの上部には外側傾斜板121cを外側上方に向けて延在させ、その外側傾斜板121cの上端から外側鉛直板121dを鉛直上方に向けて延在させ、外側鉛直板121dの上端は生物反応槽121の他方の側壁121aの高さと一致させてある。また、外側傾斜板121cの内側には、内側傾斜板122を外側傾斜板121cの傾斜方向と反対の方向に向けて延在させ、内側傾斜板122の下端と外側傾斜板121cとの間には移流口123を設けてある。これらの内側傾斜板121cと外側傾斜板122によって担体分離器124を構成してある。このような生物反応槽121には、担体125を含んだ被処理水126を収容してある。そして、生物反応槽121の内部において、担体分離器124の反対側の隅部に散気管127を配置してある。この実施の形態19における水処理装置では、散気管127からの空気によって被処理水126は時計回り方向に旋回するので、担体125は上側傾斜板122に沿って下方に流れ、移流口123から流出することはない。
実施の形態20.
図27はこの発明を実施するための実施の形態20における水処理装置の断面図であり、図26と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態20における水処理装置は実施の形態19における水処理装置と基本的に一致させてあるが、実施の形態19の平坦な内側傾斜板122の代りに、内側傾斜部128aと内側鉛直部128bを有する内側傾斜板128としてある。したがって、この実施の形態20では、外側傾斜板121cと内側傾斜板128の内側傾斜部128aとによって担体分離器129を構成してある。この実施の形態20でも、実施の形態19と同様な効果を得ることができる。
実施の形態21.
図28は、この発明を実施するための実施の形態21における水処理装置の断面図であり、図26と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態21における水処理装置は、側壁131aと底壁131bを有する単独の生物反応槽131を備えている。この生物反応槽131の内部において、その下流側に仕切板132を側壁131aと平行に配置し、仕切板132と側壁131aとの間に集泥ボックス133を構成してある。仕切板132の下端と底壁131bとの間には移流口134を設けてある。仕切板132の下端部の近傍には、上方に向かって仕切板132から離れるように傾斜する内側傾斜板135と外側傾斜板136を仕切板132に関して対に設けてある。また、移流口134の近傍において、上流側には上流側鉛直板137を底壁131bからほぼ垂直に延在させ、下流側には下流側鉛直板138を底壁131bからほぼ垂直に延在させ、散気管127を上流側鉛直板137の上流側の近傍に配置してある。したがって、傾斜板135、136と鉛直板137、138によって担体分離器139を構成してある。この実施の形態21では、実施の形態19と同様な効果を得ることができる上に、散気管127が担体分離器139近傍に設けてあることで、被処理水126は反時計回りに旋回するので、担体125は内側傾斜板135に沿って上昇し、集泥ボックス133内に流出することはない。
実施の形態22.
図29はこの発明を実施するための実施の形態22における水処理装置の断面図であり、図26と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態22における水処理装置では、上記実施の形態21における仕切板132、傾斜板135、136、および鉛直板137、138を上下に反転した構造とし、移流口134は上部に位置させてある。そして、散気管127は担体分離139の反対側の隅部に配置してある。この実施の形態22では、実施の形態19と同様な効果を得ることができる上に、被処理水126は時計回りに旋回するので、担体125は上流側鉛直板137と傾斜板135に沿って下降し、集泥ボックス133側に流出することはない。
実施の形態23.
図30はこの発明を実施するための実施の形態23における水処理装置の断面図であり、図26と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態23における水処理装置は基本的に実施の形態21と同様としてあるが、この実施の形態23における生物反応槽141は実施の形態21における生物反応槽131で、容積負荷が高くて槽を大きくした場合で、生物反応槽141を担体分離器139によって生物反応槽141Aと生物反応槽141Bに区画してある。そして、実施の形態21における場合と同様に生物反応槽141の下流側の側壁141aの近傍に、実施の形態21と同様な仕切板132、集泥ボックス133、移流口134、傾斜板135、136、および鉛直板137、138を設け、担体分離器139を構成してある。その上に、同様な仕切板132、移流口134、傾斜板135、136、鉛直板137、138を生物反応槽141内に設け、更なる担体分離器139を構成してある。そして、生物反応槽141内には複数の散気管127を隅部に配置してある。この実施の形態23では、実施の形態21と同様な効果を得ることができる上に、担体分離器139の上流側近傍に散気管127を設けることで被処理水126が反時計回りに旋回するので、担体125が移流口134に流出することはない。さらに、担体分離器139の下流側近傍に散気管127を設けることで被処理水126が時計回りに旋回するので、担体125が移流口134に移流することはない。また、生物反応槽141の担体分離器139で区画された生物反応槽141A、生物反応槽141Bでは、それぞれの区画から担体125が移動することがないので、従来のように担体125を動力を使って上流側へ返送する必要がなくエネルギーが少なくて済む。
実施の形態24.
図31はこの発明を実施するための実施の形態24における水処理装置の断面図であり、図26と同じ部分に同じ符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態24も実施の形態23と同様に生物反応槽141が大きい場合に用いると良く、生物反応槽141を担体分離器153によって生物反応槽141Aと生物反応槽141Bに区画してある。この実施の形態24では、実施の形態23の仕切板132、集泥ボックス133、移流口134、傾斜板135、136、鉛直板137、138の代りに仕切板151を設け、一方の仕切板151と側壁141aとの間に集泥ボックス152を構成してある。この仕切板151には、上側鉛直部151a、中間傾斜部151b、および下側鉛直部151cを設け、下側鉛直部151cは上側鉛直部151aよりも上流側に位置させてある。また、中間傾斜部151bに多数の孔151dを形成することによって担体分離器153を構成してある。そして、担体分離器153の下方に複数の散気管127を配置してあると共に、担体分離器153の上流側において仕切板151の下側鉛直部151cの近傍にも散気管127を配置してある。その上に、同様な仕切板151、担体分離器153散気管127を生物反応槽141内に設けてある。この実施の形態24では、実施の形態23と同様な効果を得ることができる上に、担体分離器153の下方に配置した散気管127からの空気によって担体分離器153の目詰まりを確実に防止することができる。また、生物反応槽141の担体分離器153で区画された生物反応槽141A、生物反応槽141Bでは、それぞれの区画から担体125が移動することがないので、従来のように担体125を動力を使って上流側へ返送する必要がなくエネルギーが少なくて済む。
図1に示す実施の形態1における回分式の生物反応槽1を用い、処理水量を1,000m/日とし、担体4の添加率を20%とした。その他の実施条件として、担体保持汚泥量は15,000mg/L、生物反応槽1の容量は1,000m、浮遊MLSS濃度は2,904mg/L、BOD−SS負荷は0.13k−BOD/kg−SS・日、HRTは13.9時間、必要酸素量は519kg−O/日、ブロワ5bの出力は18.5kW(1台)とした。そして、37本の超微細空気円筒型(ニューフレックスM型)の散気管5を用い、1本当りの空気量は350L/分とした。この実施例1では、生物反応槽1の容量やBOD−SS負荷を増加させることなく、処理水量を730m/日ほど増やすことができ、活性汚泥の濃度を安定して保つことができた。
図6に示す実施の形態2における回分式の生物反応槽1を用い、流入水量を14,100m/日、生物反応槽1の容量を10,848m(容量904mの生物反応槽1を12基)、担体4の添加率を20%とした。そして、上澄水排出機6はフロート・アーム式とし、第1の担体分離器8にはパンチングメタルを用いた。また、第2の担体分離器9は、各辺が1.5mの正方形のパンチングメタルとし、集泥ボックス32に付設した。その他の実施条件として、BOD−SS負荷は0.13kg−BOD/kg−SS・日(曝気時間比は1/2)、HRTは18.5時間、サイクル数は6サイクル/日、引抜比は1/4.62、必要酸素量は1.5kg−O/kg−BOD、担体保持汚泥量は10,000mg/L、浮遊MLSS濃度は2,500mg/L、必要酸素量は4,230kg−O/日、必要空気量は53.02m/分(溶解効率20%)、汚泥発生量は507.6m/日とした。そして、散気管5は30本とし、1本当りの空気量は350L/分とした。これらの散気管5は、時間経過で被処理水2を好気状態に保つ曝気時間帯、処理水と汚泥を固液分離する沈殿時間帯、および固液分離後に処理水と汚泥を排出する排出時間帯を繰り返した。この実施例2においても被処理水2を良好に処理することができた。
図13に示す実施の形態9における生物反応槽61を用いた。ただし、この生物反応槽61は筒状とし、その直径は10mで高さは6mとした。また、生物反応槽61の容量に対する集泥ボックス70の容量は10%とし、底壁61bに対する仕切板69の傾斜角度は60°とした。この傾斜角度は生物反応槽61内の旋回流が容易に起きる角度なら60°と限るものではない。生物反応槽61には、下水処理場の最初沈殿池の被処理水62を被処理水62として連続して導入した。散気管65にはローフレックス型を使用した。この実施例3でも良好な水質の処理水を得ることができた。
図20に示す実施の形態16におけるドラフトチューブ99を備えた生物反応槽61を用い、その他の実施条件は実施例3と同様とした。この実施例4では、旋回流が効率良く起きることで、処理水の浮遊物質、BODなどについて実施例3よりも良好な水質となった。
図21〜図23に示す実施の形態17におけるオキシデーション・ディッチ法の生物反応槽101を用い、処理水量を1,000m/日とし、担体102の添加率を20%とした。その他の実施条件として、担体保持汚泥量は15,000mg/L、生物反応槽101の容量は1,000m、浮遊MLSS濃度は3,153mg/L、BOD−SS負荷は0.05kg−BOD/kg−SS・日、HRTは17.4時間、必要酸素量は449kg−O/日、ブロワの出力は15kW(1台)とした。そして、46本の超微細空気円筒型(ニューフレックスM型)の散気管110を用い、1本当りの空気量を350L/分とした。この実施例5では、散気管110をエアリフト効果が生じるように複数箇所に設置し、生物反応槽101の全体に速度がほぼ0.1m/s(10cm/s)の循環流を保持することができた。また、同じ槽容量でBOD−SS負荷を増加させずに、処理水量を380m/日ほど増やすことができ、活性汚泥の濃度を安定して保つことができた。この実施例5では、被処理水103をエアリフト効果によって循環させるので、特殊な撹拌機を必要とせず、維持管理が容易となる。
図24および図25に示す実施の形態18におけるオキシデーション・ディッチ法の生物反応槽101Aを用い、処理水量は1,000m/日とし、担体102の添加率は30%とした。その他の実施条件として、担体保持汚泥量は15,000mg/L、生物反応槽101Aの容量は1,000m、浮遊MLSS濃度は2,500mg/L、BOD−SS負荷は0.05kg−BOD/kg−SS・日、HRTは16時間、必要酸素量は488kg−O/日、ブロワの出力は18.5kW(1台)とした。そして、50本の超微細空気円筒型(ニューフレックスM型)の散気管110を用い、1本当りの空気量を350L/分とした。この実施例6でも、散気管110をエアリフト効果が生じるように複数箇所に設置し、生物反応槽101Aの全体に速度がほぼ0.1m/s(10cm/s)の循環流を保持することができた。また、同じ槽容量でBOD−SS負荷を増加させずに、処理水量を500m/日ほど増やすことができ、活性汚泥の濃度を安定して保つことができた。この実施例6でも、被処理水103をエアリフト効果によって循環させるので、特殊な撹拌機を必要とせず、維持管理が容易となる。
この発明の実施の形態1による水処理装置の断面図である。 担体分離器を備えた上澄水排出機の側面図である。 担体分離器を備えた上澄水排出機の側面図である。 担体分離器を備えた上澄水排出機の側面図である。 担体分離器を備えた上澄水排出機の上面図である。 この発明の実施の形態2による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態3による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態4による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態5による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態6による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態7による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態8による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態9による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態10による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態11による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態12による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態13による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態14による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態15による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態16による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態17による水処理装置の水平断面図である。 この発明の実施の形態17による水処理装置の垂直A断面図である。 図22の部分拡大図である。 この発明の実施の形態18による水処理装置の水平断面図である。 この発明の実施の形態18による水処理装置の垂直B断面図である。 この発明の実施の形態19による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態20による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態21による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態22による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態23による水処理装置の断面図である。 この発明の実施の形態24による水処理装置の断面図である。
符号の説明
1、61、101、101A、121、131、141、141A、141B 生物反応槽
2、62、103、126 被処理水
4、64、102、125 担体
5、35、65、110、110A、127 散気管
6 上澄水排出機
8、9、21、22、23、24、26 担体分離器
31、36、39、41、42、44、49 仕切板
32、45、50、70、92、96、133、152 集泥ボックス
33、37、38、40、43、46、51、71、84、89、94、97 担体分離器
69、81、82、85、86、87、90、95、132、151 仕切板
69a、83、88、93、123、134 移流口
98、99 ドラフトチューブ
106 上流側壁
107 下流側壁
108、109 通水路
114、124、129、139、153 担体分離器

Claims (3)

  1. 被処理水を流入手段で生物反応槽へ流入させ、
    前記生物反応槽では空気を吐出する散気管で散気して活性汚泥処理し、得られた処理水を流出手段で排出する水処理装置において
    前記生物反応槽を、
    微生物を保持する担体が存在する担体含有室と集泥ボックスとに仕切る、仕切板が設けられ、
    該仕切板には、
    前記担体を分離するパンチングメタル、網スクリーンまたはバースクリーンを備えた担体分離器が設けられ、
    前記集泥ボックスには、
    前記担体分離器から前記集泥ボックス内に移流してきて沈殿した汚泥を引き抜く汚泥引抜口が設けられていることを特徴とする水処理装置。
  2. 前記生物反応槽は、
    担体分離器と一体となった上澄水排出機を備えた回分式活性汚泥処理槽である
    ことを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記生物反応槽は、
    前記集泥ボックスの上方に処理水を集め排出する集水器が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
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