JP2504248B2 - 汚水処理装置 - Google Patents
汚水処理装置Info
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- nitrification unit
- water channel
- nitrification
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、汚水処理装置に係り、特にオキシデーショ
ン・ディッチ法で汚水中の窒素成分等を除去する汚水処
理装置に関する。
ン・ディッチ法で汚水中の窒素成分等を除去する汚水処
理装置に関する。
窒素を含む原水、即ち有機性汚水(以下、汚水とい
う)の生物学的処理方法としてオキシデーション・ディ
ッチ法(以下OD法という。)が知られている。このOD法
は環状の循環水路に硝化菌及び脱窒菌を浮遊的に混在
し、循環水路内に設けられたロータを回転して循環水路
に水流を生じさせて循環水路内の汚水を循環すると共
に、ロータの回転で表面曝気を行い汚水を活性汚泥処理
するものである。
う)の生物学的処理方法としてオキシデーション・ディ
ッチ法(以下OD法という。)が知られている。このOD法
は環状の循環水路に硝化菌及び脱窒菌を浮遊的に混在
し、循環水路内に設けられたロータを回転して循環水路
に水流を生じさせて循環水路内の汚水を循環すると共
に、ロータの回転で表面曝気を行い汚水を活性汚泥処理
するものである。
即ち、OD法によれば循環水路に供給された汚水は、ロ
ータの回転で表面曝気されると共に循環水路内を流れて
循環する。従って、循環水路はロータで表面曝気される
区域が好気状態となりその他の区域は嫌気状態となる。
また、循環水路内には硝化菌と脱窒菌とが浮遊的に存在
し、硝化菌や脱窒菌は汚水と共に循環水路を循環する。
ータの回転で表面曝気されると共に循環水路内を流れて
循環する。従って、循環水路はロータで表面曝気される
区域が好気状態となりその他の区域は嫌気状態となる。
また、循環水路内には硝化菌と脱窒菌とが浮遊的に存在
し、硝化菌や脱窒菌は汚水と共に循環水路を循環する。
この場合、硝化菌は好気条件下で繁殖すると共に汚水
を硝化処理して汚水中の窒素成分(NH3 +)をNO3 -とす
る。更に、好気条件下ではBOD成分(有機質C、H)が
酸化分解(C→CO2、H→H2O)されて消費される。
を硝化処理して汚水中の窒素成分(NH3 +)をNO3 -とす
る。更に、好気条件下ではBOD成分(有機質C、H)が
酸化分解(C→CO2、H→H2O)されて消費される。
脱窒菌は嫌気条件下でBOD成分を栄養源として脱窒反
応(NO3 -→N2)を行ない、汚水中の窒素成分(NO3 -)は
窒素(N2)として汚水中から除去される。更に脱窒反応
と同時にBOD成分(C、H)もNO3 -中の酸素分と反応し
て酸化分解(C→CO2、H→H2O)される。従って、嫌気
条件下で十分な脱窒反応を行うためには、窒素成分(NO
3 -)及びBOD成分(C、H)を共存させる必要がある。
その為にはBOD成分が消費される好気条件下での滞留時
間を短くして好気条件下でのBOD成分の酸化分解(消
費)を抑制する必要がある。
応(NO3 -→N2)を行ない、汚水中の窒素成分(NO3 -)は
窒素(N2)として汚水中から除去される。更に脱窒反応
と同時にBOD成分(C、H)もNO3 -中の酸素分と反応し
て酸化分解(C→CO2、H→H2O)される。従って、嫌気
条件下で十分な脱窒反応を行うためには、窒素成分(NO
3 -)及びBOD成分(C、H)を共存させる必要がある。
その為にはBOD成分が消費される好気条件下での滞留時
間を短くして好気条件下でのBOD成分の酸化分解(消
費)を抑制する必要がある。
しかしながら、従来のOD法は好気的処理が主目的であ
るので好気条件下でBOD成分が多量消費され脱窒反応に
必要なBOD成分が不足するという問題がある。
るので好気条件下でBOD成分が多量消費され脱窒反応に
必要なBOD成分が不足するという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みて成されたもので、好
気条件下でのBOD成分の消費量を少なくして嫌気条件下
の脱窒反応を十分に行うことができると共に、循環水路
に原水の循環駆動力を生じさせるための装置、例えばロ
ータの動力を大幅に削減できる汚水処理装置を提供する
ことを目的とする。
気条件下でのBOD成分の消費量を少なくして嫌気条件下
の脱窒反応を十分に行うことができると共に、循環水路
に原水の循環駆動力を生じさせるための装置、例えばロ
ータの動力を大幅に削減できる汚水処理装置を提供する
ことを目的とする。
本発明は、前記目的を達成する為に、供給された原水
と微生物とが接触しながら循環する循環水路と、前記循
環水路の一部を区画して該区画内に硝化菌を担持した浮
遊担体を収納すると共に、前記区画内の底部にエアを曝
気する散気装置を備えて前記原水を硝化処理する硝化ユ
ニットと、から成る汚水処理装置であって、前記硝化ユ
ニットは、下部に流入口を有する上流阻流板と上部にス
クリーン又はウエッジワイヤー等で形成された流出口を
有する下流阻流板とで前記循環水路を縦方向に仕切って
区画形成されると共に、前記上流阻流板には前記循環水
路の液面近傍から前記流入口に至る流路を形成する流路
制御板が設けられ、前記硝化ユニットの底部に設けた前
記散気装置からのエア曝気によるエアリフト作用によ
り、前記循環水路の原水を前記流路を介して前記流入口
から前記硝化ユニット内に下向流で導き、硝化ユニット
内で硝化処理した処理液を前記流出口から流出させる一
方向の流れを形成し、この一方向の流れにより硝化ユニ
ット内から前記担体の流出を防止すると共に、前記循環
水路内に原水の循環駆動力を生じさせることを特徴とす
る。
と微生物とが接触しながら循環する循環水路と、前記循
環水路の一部を区画して該区画内に硝化菌を担持した浮
遊担体を収納すると共に、前記区画内の底部にエアを曝
気する散気装置を備えて前記原水を硝化処理する硝化ユ
ニットと、から成る汚水処理装置であって、前記硝化ユ
ニットは、下部に流入口を有する上流阻流板と上部にス
クリーン又はウエッジワイヤー等で形成された流出口を
有する下流阻流板とで前記循環水路を縦方向に仕切って
区画形成されると共に、前記上流阻流板には前記循環水
路の液面近傍から前記流入口に至る流路を形成する流路
制御板が設けられ、前記硝化ユニットの底部に設けた前
記散気装置からのエア曝気によるエアリフト作用によ
り、前記循環水路の原水を前記流路を介して前記流入口
から前記硝化ユニット内に下向流で導き、硝化ユニット
内で硝化処理した処理液を前記流出口から流出させる一
方向の流れを形成し、この一方向の流れにより硝化ユニ
ット内から前記担体の流出を防止すると共に、前記循環
水路内に原水の循環駆動力を生じさせることを特徴とす
る。
本発明によれば、硝化ユニットの底部に設けた前記散
気装置からのエア曝気によるエアリフト作用により、前
記循環水路の原水を前記流路を介して前記流入口から前
記硝化ユニット内に下向流で導き、硝化ユニット内で硝
化処理した処理液を前記流出口から流出させる一方向の
流れを形成し、この一方向の流れにより硝化ユニット内
から前記担体の流出を防止するようにしたので、好気性
条件で行う硝化ユニットでの硝化反応が促進される。こ
れにより、硝化ユニットでの滞留時間を短くして好気条
件下でのBOD成分の消費量を抑制することができ、多量
のBOD成分を嫌気条件下に循環することができるので、
循環水路での脱窒反応を十分行うことができる。また、
前記エアリフト作用により循環水路内に原水の循環駆動
力を生じさせることができるので、循環水路内に原水を
循環させるための装置、例えばロータの動力を大幅に削
減できると共に、循環水路が短い等のように大きな循環
駆動力を必要としない場合はロータを省略できる。
気装置からのエア曝気によるエアリフト作用により、前
記循環水路の原水を前記流路を介して前記流入口から前
記硝化ユニット内に下向流で導き、硝化ユニット内で硝
化処理した処理液を前記流出口から流出させる一方向の
流れを形成し、この一方向の流れにより硝化ユニット内
から前記担体の流出を防止するようにしたので、好気性
条件で行う硝化ユニットでの硝化反応が促進される。こ
れにより、硝化ユニットでの滞留時間を短くして好気条
件下でのBOD成分の消費量を抑制することができ、多量
のBOD成分を嫌気条件下に循環することができるので、
循環水路での脱窒反応を十分行うことができる。また、
前記エアリフト作用により循環水路内に原水の循環駆動
力を生じさせることができるので、循環水路内に原水を
循環させるための装置、例えばロータの動力を大幅に削
減できると共に、循環水路が短い等のように大きな循環
駆動力を必要としない場合はロータを省略できる。
以下添付図面に従って本発明に係る汚水処理装置の好
ましい実施例を詳説する。
ましい実施例を詳説する。
第1図は本発明に係る汚水処理装置の一実施例の概略
全体図を示し、第2図は第1図の要部拡大図を示してい
る。汚水処理装置10は循環水路12を有し、循環水路12に
は硝化ユニット14A、14Bが設けられている。
全体図を示し、第2図は第1図の要部拡大図を示してい
る。汚水処理装置10は循環水路12を有し、循環水路12に
は硝化ユニット14A、14Bが設けられている。
硝化ユニット14Aは第2図に示すように上流阻流板16
と下流阻流板18とで区画されている。上流阻流板16には
流入口16Aが形成され、更に上流阻流板16には流路制御
板20が設けられている。流路制御板20は、上縁20Aが循
環水路12の壁面の上縁12Aより下方に位置して設けら
れ、下縁20Bは流入口16Aの下側縁に当接して設けられて
いる。この流路制御板20は下端部が第2図に示すように
折り曲げられている。また、下流阻流板18は下端部が平
板で形成され、その上方の傾斜部分にはスクリーンやウ
エジワイヤ等から成る流出口18Aが形成されている。
と下流阻流板18とで区画されている。上流阻流板16には
流入口16Aが形成され、更に上流阻流板16には流路制御
板20が設けられている。流路制御板20は、上縁20Aが循
環水路12の壁面の上縁12Aより下方に位置して設けら
れ、下縁20Bは流入口16Aの下側縁に当接して設けられて
いる。この流路制御板20は下端部が第2図に示すように
折り曲げられている。また、下流阻流板18は下端部が平
板で形成され、その上方の傾斜部分にはスクリーンやウ
エジワイヤ等から成る流出口18Aが形成されている。
更に、硝化ユニット14A内の底部には、第2図に示す
ように散気装置22が配設され、硝化ユニット14内にはペ
レット状に形成された硝化菌ペレット23、23…が流動可
能な状態で収納されている。また、上流阻流板16の上流
側には散気装置24が配設されている。
ように散気装置22が配設され、硝化ユニット14内にはペ
レット状に形成された硝化菌ペレット23、23…が流動可
能な状態で収納されている。また、上流阻流板16の上流
側には散気装置24が配設されている。
尚、硝化ユニット14Bも上述した硝化ユニット14Aと同
様に構成されている。
様に構成されている。
循環水路12内には第1図に示すようにロータ羽根32、
32が設けられ、ロータ羽根32、32が回転すると循環水路
12内の汚水は第1図上で矢印方向に循環する。
32が設けられ、ロータ羽根32、32が回転すると循環水路
12内の汚水は第1図上で矢印方向に循環する。
また、硝化ユニット14Bの下流側の循環水路12には汚
水及び返送汚泥の流入管26、28が設けられている。返送
汚泥流入管28は循環水路12に連通している最終沈殿池30
に連通されている。
水及び返送汚泥の流入管26、28が設けられている。返送
汚泥流入管28は循環水路12に連通している最終沈殿池30
に連通されている。
上記のように構成された汚水処理装置の作用について
説明する。
説明する。
先ず、汚水を汚水流入管26を介して循環水路12内に供
給する。供給された汚水は予め循環水路12内に残ってい
る活性汚泥と混合され、ロータ羽根32、32の回転で循環
水路12内を第1図上で矢印方向に循環する。ここで循環
水路12の区域13A、13Bは嫌気条件下に維持され、更に脱
窒菌は循環水路12内を循環しているので、混合液中の窒
素成分(NO3 -)は嫌気条件域13Aで脱窒(NO3 -→N2)さ
れる。
給する。供給された汚水は予め循環水路12内に残ってい
る活性汚泥と混合され、ロータ羽根32、32の回転で循環
水路12内を第1図上で矢印方向に循環する。ここで循環
水路12の区域13A、13Bは嫌気条件下に維持され、更に脱
窒菌は循環水路12内を循環しているので、混合液中の窒
素成分(NO3 -)は嫌気条件域13Aで脱窒(NO3 -→N2)さ
れる。
脱窒された混合液(処理液)は、第3図に示すように
流路制御板20の上縁20Aを乗り越えて流入口16Aを介して
硝化ユニット14A内に流入する。このように、嫌気条件
域13Aから硝化ユニット14Aに処理液が流入する時、処理
液は上流阻流板16と流路制御板20との間を下向流となっ
て流れ、流入口16Aから硝化ユニット14A内に流入するの
で、流入口16Aから硝化菌ペレット23、23…が流出しな
い。尚、散気装置24は流路制御板20手前の水路底部での
汚泥の堆積を防止と共に、循環水路12内の汚水の循環駆
動力を補助するものである。
流路制御板20の上縁20Aを乗り越えて流入口16Aを介して
硝化ユニット14A内に流入する。このように、嫌気条件
域13Aから硝化ユニット14Aに処理液が流入する時、処理
液は上流阻流板16と流路制御板20との間を下向流となっ
て流れ、流入口16Aから硝化ユニット14A内に流入するの
で、流入口16Aから硝化菌ペレット23、23…が流出しな
い。尚、散気装置24は流路制御板20手前の水路底部での
汚泥の堆積を防止と共に、循環水路12内の汚水の循環駆
動力を補助するものである。
硝化ユニット14A内では、散気装置22からの曝気用エ
アで好気条件域となり、曝気用エアで流動化された硝化
菌ペレット23、23…の働きによって処理液中に残ってい
る窒素成分が硝化(NH4 +→NO3 -)される。硝化された処
理液は散気装置22から吐出される曝気用エアのリフト作
用即ち上向流で流出口18Aから硝化ユニット14A外に流出
される。このように、散気装置22から吐出される曝気用
エアのリフト作用即ち上向流で流出口18Aから硝化ユニ
ット14A外に流出させることにより、循環水路12内に汚
水の循環駆動力を発生させることができるので、ロータ
32、32の循環駆動力を大幅に削減することができると共
に、例えば循環水路12が短い等の大きな循環駆動力を必
要としない場合には、ロータ32、32を省略することもで
きる。
アで好気条件域となり、曝気用エアで流動化された硝化
菌ペレット23、23…の働きによって処理液中に残ってい
る窒素成分が硝化(NH4 +→NO3 -)される。硝化された処
理液は散気装置22から吐出される曝気用エアのリフト作
用即ち上向流で流出口18Aから硝化ユニット14A外に流出
される。このように、散気装置22から吐出される曝気用
エアのリフト作用即ち上向流で流出口18Aから硝化ユニ
ット14A外に流出させることにより、循環水路12内に汚
水の循環駆動力を発生させることができるので、ロータ
32、32の循環駆動力を大幅に削減することができると共
に、例えば循環水路12が短い等の大きな循環駆動力を必
要としない場合には、ロータ32、32を省略することもで
きる。
また、スクリーンやウエジワイヤ等から成る流出口18
Aを硝化ユニット14Aの底部側に傾斜させるようにしたの
で、曝気用エアのリフト作用で硝化ユニット14A内に旋
回流が発生し易くなり、この旋回流で流出口18Aを洗浄
することができる。
Aを硝化ユニット14Aの底部側に傾斜させるようにしたの
で、曝気用エアのリフト作用で硝化ユニット14A内に旋
回流が発生し易くなり、この旋回流で流出口18Aを洗浄
することができる。
また、硝化ユニット14Aから嫌気条件域13Bに処理液が
流出する時処理液は、スクリーンやウェッジワイヤ等か
らなる流出口18Aから流出されるので、硝化菌ペレット2
3、23…は嫌気条件域13B側に流出しない。従って、硝化
ペレット23、23…が硝化ユニット14A内に保持されてい
るので、硝化ユニット14Aでの滞留時間を短くしても硝
化菌を所定量維持することができる。
流出する時処理液は、スクリーンやウェッジワイヤ等か
らなる流出口18Aから流出されるので、硝化菌ペレット2
3、23…は嫌気条件域13B側に流出しない。従って、硝化
ペレット23、23…が硝化ユニット14A内に保持されてい
るので、硝化ユニット14Aでの滞留時間を短くしても硝
化菌を所定量維持することができる。
この結果、好気条件区域を硝化ユニット14A内に限定
することができるのでBOD成分(C、H)の消費量を抑
制することができ、嫌気条件域13Bにおける脱窒反応を
十分に行うことができる。
することができるのでBOD成分(C、H)の消費量を抑
制することができ、嫌気条件域13Bにおける脱窒反応を
十分に行うことができる。
硝化ユニット14Aから嫌気条件域13Bに流出した処理液
は、その一部が最終沈殿池30に送られる。そして最終沈
殿池30に沈殿した汚泥は一部が返送汚泥流入管28を介し
て嫌気条件区域13Aに返送されて残部は余剰汚泥として
処分され、処理水は最終沈殿池30から放流される。
は、その一部が最終沈殿池30に送られる。そして最終沈
殿池30に沈殿した汚泥は一部が返送汚泥流入管28を介し
て嫌気条件区域13Aに返送されて残部は余剰汚泥として
処分され、処理水は最終沈殿池30から放流される。
最終沈殿池30に送られない限りの処理液は循環水路12
内を循環して硝化ユニット14B内に供給され、上記内容
と同様に硝化処理され、嫌気条件域13Aに流出される。
流出した処理液は、嫌気条件域13Aで再び脱窒されて処
理液中の窒素が除去される。
内を循環して硝化ユニット14B内に供給され、上記内容
と同様に硝化処理され、嫌気条件域13Aに流出される。
流出した処理液は、嫌気条件域13Aで再び脱窒されて処
理液中の窒素が除去される。
前記実施例では硝化ユニットを2つ設けたが、これに
限らず、硝化ユニットを1つ、又は3つ以上設けてもよ
い。原水を循環させるための駆動力は前記ロータ32に限
らず他の手段を用いてもよい。
限らず、硝化ユニットを1つ、又は3つ以上設けてもよ
い。原水を循環させるための駆動力は前記ロータ32に限
らず他の手段を用いてもよい。
以上述べたように、本発明に係る汚水処理装置によれ
ば、硝化ユニットの底部に設けた散気装置からのエア曝
気によるエアリフト作用により、硝化ユニット内の流入
口からスクリーン等で形成された流出口への一方向の流
れを形成するようにした。これにより、硝化ユニット内
の担体が硝化ユニット内から流出しないので、硝化ユニ
ットでの滞留時間を短くして好気条件下でのBOD成分の
消費量を抑制することができ、多量のBOD成分を嫌気成
分下に循環することができるので、硝化ユニット以外で
の循環水路での脱窒反応を十分行うことができる。
ば、硝化ユニットの底部に設けた散気装置からのエア曝
気によるエアリフト作用により、硝化ユニット内の流入
口からスクリーン等で形成された流出口への一方向の流
れを形成するようにした。これにより、硝化ユニット内
の担体が硝化ユニット内から流出しないので、硝化ユニ
ットでの滞留時間を短くして好気条件下でのBOD成分の
消費量を抑制することができ、多量のBOD成分を嫌気成
分下に循環することができるので、硝化ユニット以外で
の循環水路での脱窒反応を十分行うことができる。
また、前記エアリフト作用により循環水路内に原水の
循環駆動力を生じさせることができるので、循環水路内
に原水を循環させるための例えばロータ等の循環駆動装
置の動力を大幅に削減できると共に、循環水路が短い等
により大きな循環駆動力が必要ない場合には循環駆動装
置を省略することもできる。
循環駆動力を生じさせることができるので、循環水路内
に原水を循環させるための例えばロータ等の循環駆動装
置の動力を大幅に削減できると共に、循環水路が短い等
により大きな循環駆動力が必要ない場合には循環駆動装
置を省略することもできる。
第1図は本発明に係る汚水処理装置の全体平面、第2図
は本発明に係る汚水処理装置の要部拡大図、第3図は第
2図のA−A断面図、第4図は第3図のB−B矢視図で
ある。 10……汚水処理装置、12……循環水路、13A、13B……嫌
気条件域、14A、14B……硝化ユニット、16…上流阻流
板、16A……流入口、18……下流阻流板、18A……流出
口、20……流路制御板、22……散気装置、26……汚水流
入口、28……返送汚泥流入口。
は本発明に係る汚水処理装置の要部拡大図、第3図は第
2図のA−A断面図、第4図は第3図のB−B矢視図で
ある。 10……汚水処理装置、12……循環水路、13A、13B……嫌
気条件域、14A、14B……硝化ユニット、16…上流阻流
板、16A……流入口、18……下流阻流板、18A……流出
口、20……流路制御板、22……散気装置、26……汚水流
入口、28……返送汚泥流入口。
Claims (2)
- 【請求項1】供給された原水と微生物とが接触しながら
循環する循環水路と、前記循環水路の一部を区画して該
区画内に硝化菌を担持した浮遊担体を収納すると共に、
前記区画内の底部にエアを曝気する散気装置を備えて前
記原水を硝化処理する硝化ユニットと、から成る汚水処
理装置であって、 前記硝化ユニットは、 下部に流入口を有する上流阻流板と上部にスクリーン又
はウエッジワイヤー等で形成された流出口を有する下流
阻流板とで前記循環水路の上流側と下流側を縦方向に仕
切って区画形成されると共に、前記上流阻流板には前記
循環水路の液面近傍から前記流入口に至る流路を形成す
る流路制御板が設けられ、 前記硝化ユニットの底部に設けた前記散気装置からのエ
ア曝気によるエアリフト作用により、前記循環水路の原
水を前記流路を介して前記流入口から前記硝化ユニット
内に下向流で導き、硝化ユニット内で硝化処理した処理
液を前記流出口から流出させる一方向の流れを形成し、
この一方向の流れにより硝化ユニット内から前記担体の
流出を防止すると共に、前記循環水路内に原水の循環駆
動力を生じさせることを特徴とする汚水処理装置。 - 【請求項2】前記流路制御板の外側の前記循環水路の底
部に前記散気装置とは別の散気装置を設けたことを特徴
とする請求項1の汚水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP692490A JP2504248B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 汚水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP692490A JP2504248B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 汚水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03213196A JPH03213196A (ja) | 1991-09-18 |
JP2504248B2 true JP2504248B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=11651796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP692490A Expired - Lifetime JP2504248B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 汚水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504248B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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