JP4752724B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
従来、洗車機における騒音の対策としては、ブロワのインバータを追加してモータの回転数を下げることでブロワの風速を落とすか、またはブロワ取り付けフレーム内のブロワ周りに吸音材を取り付けていた。このうち、前者のインバータの追加によると、騒音は下がるが、風速も下がることで乾燥が悪くなり、また追加するインバータはかなり高価なものであった。また、後者の吸音材の取り付けによると、ブロワ取り付けフレーム内は密閉性もなく、ケーブル、ホース類も通っており吸音効果は殆どなかった。
そこで、吸音材を取り付ける形式の洗車機として、次のような構成が提供されている。すなわち、ダクトを介してブロワに連通されたノズル体の、吐出空気を噴出する噴口と対向する内端面に、吐出空気のノズル体内への導入口が開口され、この導入口を塞がないように支持板が設けられるとともに、ノズル体の上壁と支持板との間に吸音体が設けられている。この従来構成によると、ブロワからの吐出空気を、導入口を介してノズル体内へ供給し、そして吐出空気を噴口から噴出させる。そして吐出空気がノズル体内を通過しようとする際に生じる騒音を吸音体によって吸収することで、騒音低減効果を高め得るとされている(たとえば、特許文献1参照。)。
実願昭63−29045号(実開平1−132460号)のマイクロフィルム(第7−8頁、第1−3図)
しかし、上記した従来構成によると、吸音体がノズル体の内部に設けられることで、このノズル体の内部寸法(送風路の断面寸法)が変化することになり、以て導入口からの吐出空気を、左右に長いスリット状の噴口に対して均一状に分配でき難くなる。また、上部ノズル体においては、吐出空気の流れ方向に対して逆側に吸音体が位置されていることで、吸音効果、すなわち、騒音の低下には効果が低い。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、乾燥は十分に好適に行えるものでありながら、騒音を下げ得る洗車機を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、洗浄手段により前記被洗浄車両の洗浄を行うとともに、乾燥手段により被洗浄車両の乾燥を行う洗車機であって、前記乾燥手段は、ノズルと、このノズルに接続されたブロワ装置とから構成され、前記ノズルは送風路を形成する壁体を有し、この壁体の内面に外方に向かって凹部を形成し、この凹部は、壁体に形成した開口部と、この開口部を外側から覆うカバー体とで形成するとともに、カバー体は壁体に着脱自在に連結し、前記凹部内に開口部を覆う吸音材を配設したことを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、所期の乾燥作業は、風速を落とすことなく、十分に好適に行える。そして、送風路を形成する壁体に凹部を形成し、この凹部内に吸音材を配設したことで、ノズルにおける送風路の断面寸法を全く変えることもなく、風を長いスリット状の噴出し口に対して均一状に分配し得、さらに吐出される風の流れに沿って位置している吸音材により、ノズルで発生する騒音を好適に吸音して吸音効果を向上し得る。また、カバー体の着脱操作により、吸音材の配設や取り替え(補修)などを行える。
そして本発明の請求項2記載の洗車機は、上記した請求項1記載の構成において、乾燥手段として、トップノズルと、左右一対のサイドノズルと、これらノズルに接続されたブロワ装置とが設けられ、少なくともトップノズルに吸音材が配設されていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、少なくともトップノズルで発生した騒音を、吸音材により好適に吸音して吸音効果を向上し得る。
さらに本発明の請求項3記載の洗車機は、上記した請求項2記載の構成において、トップノズルは、天壁体と、一対の側壁体とにより断面逆三角形状に形成されるとともに、一対の側壁体の下端間に噴出し口が形成され、この一対の側壁体それぞれに凹部が形成され、各凹部内に、側壁体の内面とほぼ面一となるように吸音材が配設されていることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、天壁体と一対の側壁体により形成したトップノズルにおける送風路の断面寸法を全く変えることもなく、風を左右に長いスリット状の噴出し口に対して均一状に分配し得、さらに吐出される風を一対の側壁体により絞り状に案内しながら、風の流れに沿って位置している吸音材により、トップノズルで発生する騒音を好適に吸音し得る。
上記した本発明の請求項1によると、所期の乾燥作業は、風速を落とすことなく、十分に好適に行うことができる。そして、送風路を形成する壁体に凹部を形成し、この凹部内に吸音材を配設したことで、ノズルにおける送風路の断面寸法を全く変えることもなく、風を長いスリット状の噴出し口に対して均一状に分配でき、さらに吐出される風の流れに沿って位置している吸音材により、ノズルで発生する騒音を好適に吸音して吸音効果を向上でき、以て洗車機の騒音を下げることができる。また、カバー体の着脱操作により、吸音材の配設や取り替え(補修)などを容易に行うことができる。
そして上記した本発明の請求項2によると、少なくともトップノズルで発生した騒音を、吸音材により好適に吸音して吸音効果を向上でき、以て洗車機の騒音を下げることができる。
さらに上記した本発明の請求項3によると、天壁体と一対の側壁体により形成したトップノズルにおける送風路の断面寸法を全く変えることもなく、風を左右に長いスリット状の噴出し口に対して均一状に分配でき、さらに吐出される風を一対の側壁体により絞り状に案内しながら、風の流れに沿って位置している吸音材により、トップノズルで発生する騒音を好適に吸音して吸音効果を向上できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、移動式の洗車機に採用した状態として、図1〜図8に基づいて説明する。
図2〜図4、図6〜図8に示すように、洗車機本体10は、左右一対の側枠部(サイドフレーム)11と、これら側枠部11の上部内側面間に設けられる上枠部(トップフレーム)12とにより門型状に構成されている。この洗車機本体10は、側枠部11の下部に設けられた複数個の車輪13を介して床側のレール1上に載置されており、走行駆動装置(図示せず)の作動により前後方向Aの一定経路上で往復走行される。
洗車機本体10側には、被洗浄車両(普通乗用車など)5の洗浄手段の一例として、第1洗浄水ノズル14と、第1洗剤ノズル15と、撥水コート剤ノズル16と、第2洗浄水ノズル17と、第2洗剤ノズル18と、ワックスノズル19とが、前部から後部に亘って、この順で配設されている。ここで各ノズル14〜19は、たとえばアーチ状に構成されている。そして洗車機本体10側には、被洗浄車両5のブラッシング手段の一例として、サイドブラシ20やロッカーブラシ21やトップブラシ22が配設されている。
さらに洗車機本体10側には、昇降動自在で被洗浄車両5の上面を乾燥させるトップノズル61と、左右方向に横移動(接近離間動)自在で被洗浄車両5の両側面を乾燥させる左右一対のサイドノズル68とが設けられ、そして洗車機本体10の上面上、すなわち側枠部11の上面(外板面の一例)11a上には、両ノズル61,68に可撓性のダクトホース67,69を介して接続された左右一対(複数)のブロワ装置31が設けられ、これらノズル61,68やブロワ装置31などにより被洗浄車両5の乾燥手段の一例が構成されている。
前記側枠部11は、前板11A、外側板11B、後板11C、天板11D、部分的な内側板11Eなどにより、上下に長い箱枠状に形成されている。そして側枠部11内には、前位仕切り板11Fや後位仕切り板11Gなどによって、四角筒状の空洞部11Sが上下方向に形成され、この空洞部11Sは側枠部11の下部で開放されている。なお、天板11Dの上面によって側枠部11の上面11aが形成されている。そして空洞部11Sの上部は、前板11Aと外側板11Bと内側板11Eとの内面にそれぞれ吸音材23が貼り付け状に施工されることにより、吸音ゾーン11Zに形成されている。
図1〜図5に示すように、前記トップノズル61は、長尺板状の天壁体61Aと、長尺板状の一対の側壁体61Bとにより断面逆三角形状のダクト状に形成されるとともに、長さ方向の両端は端壁体61Cにより閉塞され、そして一対の側壁体61Bの下端間に下向きの噴出し口61aが形成されるとともに、各壁体61A,61B,61Cによって下向きの送風路61Dが形成されている。また左右のブロワ装置31からのダクトホース67の終端部分が、天壁体61Aに対して左右に振り分けた状態で連結されるとともに、送風路61Dの上部に連通されている。
前記送風路61Dを形成する一対の側壁体(壁体の一例)61Bの内面61bには外方に向かっての凹部65が形成され、この凹部65内に吸音材63が配設されている。すなわち、一対の側壁体61Bには、それぞれ長方形状の開口部62が形成されている。ここで開口部62は、一方(前方)の側壁体61Bにおいては長尺で一箇所に、また他方(後方)の側壁体61Bにおいては分断されて二箇所に形成されているが、これは周辺構造に応じて単数箇所や複数箇所のいずれであってもよく、側壁体61Bに対してできるだけ広く形成されるのが好ましい。
このように形成された開口部62を覆うべく、側壁体61Bの外面側に吸音材63が配設され、そして吸音材63を外側から覆うカバー体64が側壁体61Bに固定されている。すなわち、吸音材63は帯状であって、所定の厚さに形成されている。そしてカバー体64は、一面が開放されたボックス状で、その内部によって前記凹部65が形成され、その開放部を介して凹部65内に吸音材63が蜜状に挿入されることで、この吸音材63を外側から覆うことになる。またボックス状のカバー体64は、その開放部を形成する縁部から外側に直角状としてフランジ部64aが一体形成され、このフランジ部64aが側壁体61Bの外面に当て付けられて複数の連結具(ねじ体など)66により着脱自在に連結されることで、トップノズル61の各凹部65内に、側壁体61Bの内面61bとほぼ面一となるように吸音材63が配設されることになる。
なお、下向きの噴出し口61aを有するトップノズル61の昇降動は、洗車機本体10側に設けられた昇降動手段(図示せず。)によって行われ、また内向きの噴出し口68aを有する両サイドノズル68の横移動は、洗車機本体10側に設けられた横移動手段(図示せず。)によって行われるように構成されている。ここで図3に示されるように、両サイドノズル68も、トップノズル61側の構成と同様にして、吸音材63やカバー体64などが配設されている。
図2〜図4、図6〜図8に示すように、前記ブロワ装置31はそれぞれ吸音ボックス41に入れられるとともに、吸音ボックス41は側枠部11の上面11a上に配置されている。すなわちブロワ装置31は、フレーム32と、このフレーム32に支持される下位のモータ33と、このモータ33の上向きのモータ軸34に取り付けられた上位の羽根体35と、この羽根体35を囲むケース36などからなる。ここでケース36は、羽根体35の下方に位置される底板部36Aと、羽根体35の側方を囲む円弧状の側板部36Bと、羽根体35の上方に位置される上板部36Cとからなり、円弧状の所定箇所には吐出し口36Dが横向きダクト状に形成されるとともに、上板部36Cの中央部分には吸込み口36Eが形成されている。
そしてフレーム32に対して、ケース36の底板部36Aが上方から当接されるとともに、モータ33が下方から当接された状態で、これら32,36A,33は複数の連結具(ボルト・ナットなど)37により連結されて、一体化されている。なおモータ軸34を挿通させるために、底板部36Aの中央部分には貫通部36Fが形成されるとともに、フレーム32にも貫通部32Fが形成されている。
前記吸音ボックス41は、矩形箱状でかつ下面が開放された外箱体(カバー体)42と、この外箱体42の内面に貼り付け状に施工された吸音材43と、前記外箱体42の下端に連結された下位枠部(架台)44とからなり、この下位枠部44は、底板部の周辺を断面C型の矩形枠状として形成されている。そして、底板部の中央部分にブロワ装置31に対する吸気口45が形成され、また外箱体42の一側壁にブロワ装置31に対する排気口46が形成されている。なお、排気口46の部分は吸音材43が欠如されている。
前記下位枠部44は、振動吸収体47を介在して天板11D(側枠部11)の上面11a上に載置され、この状態で下位枠部44と天板11Dとが複数の連結具(ボルト・ナットなど)48により連結されることで、吸音ボックス41は側枠部11の上面11a上に配置される。その際に吸気口45は、側枠部11内に形成された空洞部11Sの上部、すなわち、吸音ゾーン11Zに、天板11Dに形成された連通孔11Hを介して開放されている。
この吸音ボックス41に前記ブロワ装置31が入れられ、そして外箱体42の側壁内面とフレーム32の両端との間に振動吸収体38が介在された状態で、外箱体42とフレーム32とが複数の連結具(ボルト・ナットなど)39により連結されることで、ブロワ装置31は吸音ボックス41側に支持されている。その際にブロワ装置31の支持位置は、モータ33が側枠部11内に形成された空洞部11Sに向けて位置されて、その下部が吸気口45や連通孔11Hを通して空洞部11S内に位置されるとともに、吐出し口36Dが排気口46に連通されるように設定されている。なお、フレーム32の両端が連結される部分は吸音材43が欠如されている。
前記吸音ボックス41の排気口46は、洗車機本体10外に位置される吸音配管51と、その始端部分67a,69aが側枠部11内に位置されるダクトホース67,69とを介してノズル61,68に接続されている。すなわち吸音配管51は、断面矩形状でかつ側面視において逆L状に曲げ形成された外管体52と、この外管体52の内面に貼り付け状に施工された吸音材53と、外管体52の横向きの始端部分に連結された四角状の連結用リング体54と、外管体52の下向きの終端部分に連結された四角状の連結用板体55とにより構成されている。そして連結用リング体54を外箱体42の一側壁に当て付けて連結することで、吸音配管51の始端部分が排気口46に連通され、また連結用リング体54を側枠部11の上面11a側に当て付けて連結することで、吸音配管51は側枠部11側に支持される。
そして、終端がトップノズル61に接続されたダクトホース67の始端部分67aと、終端がサイドノズル68に接続されたダクトホース69の始端部分69aとは、側枠部11内の上部において、上下方向とされて平行状に位置されている。さらにダクトホース67,69の平行状の始端部分は、天板11Dや連結用リング体54に貫通されて吸音配管51の下向きの終端部分に接続されるとともに、天板11Dや連結用リング体54側に連結保持されている。
前記洗車機本体10における右側の側枠部11の前面には操作パネル71が設けられ、そして操作パネル71の裏面側には、各部の動作を司る制御装置72が設けられている。また洗車機本体10内の上部には車高センサー(図示せず。)が設けられている。なお上記において、吸音材23,43,53,63としては、たとえばウレタンフォームなどが採用され、また振動吸収体38,47としては、たとえば振動吸収ゴムなどが採用される。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
洗車を行うに際して、まず被洗浄車両5を停止させた状態で運転者または作業者が操作パネル71を操作し、以て希望する一つの洗車コース(洗浄条件)が設定される。この状態で洗車スタートスイッチをオン操作することで、洗車機本体10を前後方向Aに往復走行させながら、回転により拡がった各ブラシ20,21,22の接近離間動、洗浄水ノズル14,17を介しての水(洗浄水)の供給、洗剤ノズル15,18を介しての希釈した洗剤の供給、撥水コート剤ノズル16を介しての希釈した撥水コート剤の供給、ワックスノズル19を介しての希釈したワックスの供給、ならびに各ノズル61,68からの風の噴出し(吹き付け)、などを適宜に組合せて作動させ、以て被洗浄車両5に対する所期の基本的な洗浄工程と乾燥工程とが行えることになる。
このような洗車工程を遂行する際に、車高センサーや適宜の検出手段により車高や車長などが検出され、制御装置72などを介して、前述した各作動部が好適に作動される。たとえば図3の実線や仮想線に示すように、トップノズル61の昇降動は、車高センサーの検出に基づいて、制御装置72の制御によって昇降動手段を正逆駆動させることで行え、また両サイドノズル68の横移動は、車両センサーの検出に基づいて、制御装置72の制御によって横移動手段を正逆駆動させることで行える。これにより、被洗浄車両5の上面形状に沿ってトップノズル61を移動させながら噴出し口61aから風を噴出させ、また被洗浄車両5の側面に沿って両サイドノズル68を接近させて噴出し口68aから風を噴出させ、以て無駄のない好適な乾燥作業を行える。
このようにして所期の洗車を行えるのであり、その際に乾燥作業は、ブロワ装置31のモータ33を駆動して羽根体35を回転させることで、側枠部11における下部の空気を空洞部11S内で上昇させ、吸音ゾーン11Zから連設通孔11H、吸気口45を通して吸音ボックス41内に引き込み、そして吸込み口36Eを通してケース36内に吸込んだのち、吐出し口36Dを通して吸音配管51に吐出す。これにより吸音配管51内の風を、平行状で上下方向とされている両ダクトホース67,69の始端部分67a,69aに均等状に分配供給し得、そして両ダクトホース67,69を通してノズル61,68に供給し得る。
このような風の流れに際して、トップノズル61(サイドノズル68)は送風路61Dを形成する側壁体61Bを有し、この側壁体61Bの内面61bに外方に向かって凹部65を形成するとともに、この凹部内に吸音材63を配設したことで、トップノズル61(サイドノズル68)における送風路61Dの断面寸法を全く変えることもなく、ダクトホース67(69)からの風を左右(上下)に長いスリット状の噴出し口61aに対して均一状に分配でき、さらに吐出される風の流れに沿って位置している吸音材63により、トップノズル61(サイドノズル68)で発生する騒音を好適に吸音して吸音効果を向上でき、以て洗車機の騒音を下げることができる。
また凹部65を、側壁体61Bに形成した開口部62と、開口部62を外側から覆うカバー体64とで形成し、凹部65内に開口部62を覆うべく吸音材63を配設したことで、カバー体64の着脱操作により、吸音材63の配設や取り替え(補修)などを容易に行うことができる。
そして、乾燥手段として、トップノズル61と、左右一対のサイドノズル68とを設け、少なくともトップノズル61に吸音材63を配設したことで、トップノズル61で発生した騒音を、吸音体により好適に吸音して吸音効果を向上できる。
さらにトップノズル61を、天壁体61Aと、一対の側壁体61Bとにより断面逆三角形状に形成するとともに、一対の側壁体61Bの下端間に噴出し口61aを形成し、一対の側壁体61Bそれぞれに形成した凹部65内に、側壁体61Bの内面61bとほぼ面一となるように吸音材63を配設したことで、天壁体61Aと側壁体61Bにより形成した送風路61Dの断面寸法を全く変えることもなく、風を噴出し口61aに対して均一状に分配でき、さらに吐出される風を一対の側壁体61Bにより絞り状に案内しながら、風の流れに沿って位置している吸音材63により、トップノズル61で発生する騒音を好適に吸音して吸音効果を向上できる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図9に基づいて説明する。
すなわち、送風路61Dを形成する一対の側壁体(壁体の一例)61Bは、それぞれ外方に向かっての突出部61Bbが一体形成され、これら突出部61Bb内によって、側壁体61Bの内面61bに外方に向かっての凹部65が形成されている。そして、この凹部65内に吸音材63が配設されている。
この実施の形態2によると、上述した実施の形態1と同様に、トップノズル61における送風路61Dの断面寸法を全く変えることもなく、ダクトホース67からの風を左右に長いスリット状の噴出し口61aに対して均一状に分配でき、さらに吐出される風の流れに沿って位置している吸音材63により、トップノズル61で発生する騒音を好適に吸音して吸音効果を向上できる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3を、図10に基づいて説明する。
すなわち、前述した実施の形態1の形式において、送風路61Dを形成する一対の側壁体(壁体の一例)61Bと、カバー体64との間に多孔板(パンチングメタル)70が介在され、連結具66により着脱自在に連結されている。
この実施の形態3によると、上述した実施の形態1、2と同様に、トップノズル61における送風路61Dの断面寸法を全く変えることもなく、ダクトホース67からの風を左右に長いスリット状の噴出し口61aに対して均一状に分配でき、さらに吐出される風の流れに沿って位置している吸音材63により、トップノズル61で発生する騒音を、多孔板70を通して好適に吸音して吸音効果を向上できるとともに、多孔板70によって吸音材63の保護と定位置固定とを行うことができる。
上述した実施の形態1〜3のように、ノズル61,68で発生する騒音を好適に吸音して吸音効果を向上でき、洗車機の騒音を下げることができるのであり、このような効果は、ブロワ装置31などが洗車機本体10内に配置された形式においても期待できるものである。そして、上述した実施の形態1のようにブロワ装置31などが洗車機本体10外に配置された形式においては、ブロワ装置31側の吸音効果をも含めた相乗効果が期待できるものである。
すなわち、ブロワ装置31を吸音ボックス41に入れ、吸音ボックス41を洗車機本体10の上面11aに配置したことで、ブロワ装置31の駆動により発生した騒音を吸音材43により吸音して、この吸音ボックス41外への流出による騒音発生を抑えることができ、この吸音効果を、ノズル61,68で発生する騒音を好適に吸音する吸音効果に加えることで、洗車機の騒音を一層下げることができる。
そして吸音ボックス41を、振動吸収体47を介在して洗車機本体10の上面11a上に配置したことで、ブロワ装置31の駆動により発生した振動を振動吸収体47により吸収して、この振動が洗車機本体10側へ伝達されることを防ぐことができ、以て前板11A、外側板11B、後板11C、内側板11Eなどの振動による発生音を防止できる。しかも吸音ボックス41とブロワ装置31との連結部に振動吸収体38を介在したことで、ブロワ装置31の駆動により発生した振動を振動吸収体38により吸収して、この振動が吸音ボックス41側へ伝達されることを防ぐことができて、振動による発生音をより一層防止でき、この発生音の防止効果を、ノズル61,68で発生する騒音を好適に吸音する吸音効果に加えることで、洗車機の騒音を一層下げることができる。
またブロワ装置31を、モータ33と、モータ軸34に取り付けた羽根体35と、羽根体35を囲むケース36とから構成し、モータ33側を、洗車機本体10に形成した空洞部11Sに向けて位置させたことによって、ブロワ装置31を入れた吸音ボックス41の洗車機本体10の上面11aに対する配置を、容易に好適に行うことができる。
さらに、吸音ボックス41に、ブロワ装置31に対する吸気口45と排気口46とを形成し、吸気口45を、洗車機本体10に形成した空洞部11S内に開放し、排気口46を、洗車機本体10外に位置する吸音配管51と、その始端部分26a,29aが洗車機本体10内に位置するダクトホース66,69とを介してノズル61,68に接続したことによって、吸音配管51により、ブロワ装置31の吐出し口36Dからノズル61,68の噴出し口61a,68aまでの距離を長くできるとともに、吸音配管51で吸音でき、このブロワ音の吸音効果を、ノズル61,68で発生する騒音を好適に吸音する吸音効果に加えることで、洗車機の騒音を一層下げることができる。
そして、洗車機本体10における空洞部11Sの上部を吸音ゾーン11Zに形成し、この吸音ゾーン11Zに吸気口45を開放したことによって、騒音が大きくなる吸気口(空気取り入れ口)45を洗車機本体10内に向けているので、ブロワ装置31から発生する騒音を洗車機本体10内で遮音および吸音することができるとともに、吸音ゾーン11Zによって吸音効果を高めることができ、この吸音効果を、ノズル61,68で発生する騒音を好適に吸音する吸音効果に加えることで、洗車機の騒音を一層下げることができる。
また、吸音ボックス41を洗車機本体10の上面11a上に配置し、吸音配管51を断面矩形状に形成し、その下向きの終端部分に対して、トップノズル61用のダクトホース67とサイドノズル68用のダクトホース69との上下方向とした始端部分67a,69aを、平行状で接続したことによって、吸込み口36Eを通してケース36内に吸込んだのち、吐出し口36Dを通して吸音配管51に吐出した風を、両ダクトホース67,69の始端部分67a,69aに均等状に分配供給でき、そして両ダクトホース67,69を通してノズル61,68に供給できる。
上記した実施の形態1では、洗車機本体10のみを移動させることで、被洗浄車両5と洗車機本体10を前後方向Aに相対移動させながら、洗浄手段により被洗浄車両5の洗浄を行うとともに、乾燥手段により被洗浄車両5の乾燥を行う形式が示されているが、これは洗車機本体を固定状態とし、ローラコンベヤ(車両移動手段)を用いて被洗浄車両5を前後、または一方に移動させて、相対移動するようにした形式などであってもよい。また、洗車機本体を、洗浄手段を備えた前部本体と乾燥手段を備えた後部本体とに分離し、これら前部本体と後部本体とを各別に移動可能とした形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、乾燥手段として、トップノズル61と、左右一対のサイドノズル68と、これらノズル61,68に接続された左右一対のブロワ装置31とからなる形式が示されているが、これはトップノズル61に接続された左右一対のブロワ装置を設けるとともに、両サイドノズル68に接続されたそれぞれブロワ装置を設けたところの、合計4個(複数)のブロワ装置が設けられた形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、ブロワ装置31を入れた吸音ボックス41が側枠部11の上面11a上に配置された形式が示されているが、これはブロワ装置31を入れた吸音ボックス41が側枠部11の左右側面や前後面に配置された形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、吸音ボックス41が、振動吸収体47を介在して洗車機本体10の上面11a上に配置された形式が示されているが、これは振動吸収体47を省略して、吸音ボックス41が洗車機本体10の上面11a上に直接に配置された形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、ブロワ装置31として、モータ33側が洗車機本体10に形成された空洞部11Sに向けて位置されている形式が示されているが、これはモータ33側が上向きや外向きとして位置されているブロワ装置31の形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、吸音ボックス41の排気口46が、洗車機本体10外に位置される吸音配管51と、ダクトホース67,69とを介してノズル61,68に接続された形式が示されているが、これは吸音配管51が省略され、排気口46にダクトホース67,69が直接状に接続された形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、洗車機本体10における空洞部11Sの上部が吸音ゾーン11Zに形成された形式が示されているが、これは吸音ゾーン11Zが形成されていない形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、吸音配管51の下向きの終端部分に対して、トップノズル61用のダクトホース67とサイドノズル68用のダクトホース69との上下方向とされた始端部分67a,69aが、平行状で接続されている形式が示されているが、これは始端部分67a,69aが、それぞれ任意な方向から接続されている形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、洗車機におけるトップノズル部分の縦断側面図である。 同洗車機の側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機の平面図である。 同洗車機におけるトップノズル部分で、(a)は図1のX矢視図、(b)はY矢視図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き側面図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き背面図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き平面図である。 本発明の実施の形態2を示し、洗車機におけるトップノズル部分の縦断側面図である。 本発明の実施の形態3を示し、洗車機におけるトップノズル部分の縦断側面図である。
符号の説明
5 被洗浄車両
10 洗車機本体
11 側枠部
11a 上面(外板面)
11S 空洞部
11Z 吸音ゾーン
12 上枠部
23 吸音材
31 ブロワ装置
33 モータ
34 モータ軸
35 羽根体
36 ケース
36D 吐出し口
36E 吸込み口
38 振動吸収体
41 吸音ボックス
42 外箱体
43 吸音材
44 下位枠部
45 吸気口
46 排気口
47 振動吸収体
51 吸音配管
52 外管体
53 吸音材
61 トップノズル(ノズル)
61a 下向きの噴出し口
61A 天壁体
61B 側壁体(壁体)
61b 内面
61Bb 突出部
61C 端壁体
61D 送風路
62 開口部
63 吸音材
64 カバー体
65 凹部
67 ダクトホース
67a 始端部分
68 サイドノズル(ノズル)
68a 内向きの噴出し口
69 ダクトホース
69a 始端部分
70 多孔板
71 操作パネル
A 前後方向

Claims (3)

  1. 被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、洗浄手段により前記被洗浄車両の洗浄を行うとともに、乾燥手段により被洗浄車両の乾燥を行う洗車機であって、前記乾燥手段は、ノズルと、このノズルに接続されたブロワ装置とから構成され、前記ノズルは送風路を形成する壁体を有し、この壁体の内面に外方に向かって凹部を形成し、この凹部は、壁体に形成した開口部と、この開口部を外側から覆うカバー体とで形成するとともに、カバー体は壁体に着脱自在に連結し、前記凹部内に開口部を覆う吸音材を配設したことを特徴とする洗車機。
  2. 乾燥手段として、トップノズルと、左右一対のサイドノズルと、これらノズルに接続されたブロワ装置とが設けられ、少なくともトップノズルに吸音材が配設されていることを特徴とする請求項1記載の洗車機。
  3. トップノズルは、天壁体と、一対の側壁体とにより断面逆三角形状に形成されるとともに、一対の側壁体の下端間に噴出し口が形成され、この一対の側壁体それぞれに凹部が形成され、各凹部内に、側壁体の内面とほぼ面一となるように吸音材が配設されていることを特徴とする請求項2記載の洗車機。
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