JP2008155721A - 洗車機 - Google Patents

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義樹 木下
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Abstract

【課題】どのような場合であっても、ブロワ装置から発生する騒音を所定値以下に抑制し得る洗車機を提供する。
【解決手段】車両の洗浄手段および乾燥手段を有するとともに、上記乾燥手段が、乾燥用空気を噴出させる乾燥用ノズルおよび当該乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置とから構成された洗車機であって、当該洗車機が設置される周辺の民家との境界である壁体に配置された騒音計61と、この騒音計からの騒音計測値を入力するとともに当該騒音計測値が予め設定された設定値、すなわち騒音限界値を超えているか否かを判断する騒音判断部64およびこの騒音判断部からの判断結果を入力して騒音計測値が騒音限界値を超えている場合に、ブロワ装置におけるモータ33の現時点での回転数よりも低い回転数となるように当該モータのインバータ62に周波数指令を出力する周波数制御部65を有する制御装置63とを具備したもの。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば給油所(ガソリンスタンド)などに設置される洗車機に関するものである。
ガソリンスタンドなどに設置される洗車機は、走行レール上を走行自在にされた門型の洗車機本体と、この洗車機本体に設けられて車両に洗浄水、洗剤などを噴出させる洗浄用ノズルと、乾燥用空気を噴出させて洗浄後の水滴を除去するトップノズル、サイドノズルなどの乾燥用ノズルとが具備され、当然、乾燥用ノズルに空気を供給するためのブロワ装置が具備されており、しかも車両の表面に付着した水滴を吹き飛ばすとともに気化させるためには、かなりの空気量を高速で吹き付ける必要があるため、そのブロワ装置も強力なものが用いられていた。
このため、ブロワ装置にて発生する騒音が大きく、この騒音を小さくするために、「ブロー低速度」スイッチが設けられたり、または夜などの所定の時間帯だけ、ブロワ装置を低速でもって駆動するように考慮されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−32983号公報
上記従来の構成によると、操作者が「ブロー低速度」スイッチを入れた場合または所定の時間帯においては、ブロワ装置の回転数が低下されているが、ブロワ装置の通常運転時の高速回転時においては、ある程度の大きい騒音が発生されているとともに、洗車する車両の外形、例えば車両の突起物の有無などにより、一時的に騒音が大きくなる場合があり、さらに上述したように「ブロー低速度」スイッチを入れた場合および所定の時間帯のように、低い回転数でもって運転している場合でも、上述したと同様に、やはり騒音が大きくなる惧れがあった。
そこで、本発明は、どのような場合であっても、ブロワ装置から発生する騒音を所定値以下に抑制し得る洗車機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る洗車機は、車両の洗浄手段および乾燥手段を有するとともに、上記乾燥手段が、乾燥用空気を噴出させる乾燥用ノズルおよび当該乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置とから構成された洗車機であって、
洗車機本体が設置される周辺または当該洗車機本体に配置された騒音計と、この騒音計にて計測された計測値を入力するとともに当該計測値が予め設定された設定値以下となるように上記ブロワ装置における羽根体を回転させるモータを制御する制御装置とを具備したものである。
また、請求項2に係る洗車機は、請求項1に記載の洗車機における制御装置に、
騒音計からの計測値を入力するとともに当該計測値が予め設定された設定値を超えているか否かを判断する騒音判断部と、
この騒音判断部からの判断結果を入力して計測値が設定値を超えている場合に、ブロワ装置におけるモータの現時点での回転数よりも低い回転数となるように当該モータのインバータに周波数指令を出力する周波数制御部とを具備させたものである。
また、請求項3に係る洗車機は、請求項1に記載の洗車機において、設定値として、騒音を許容する上限値としての騒音限界値と当該騒音限界値よりも所定値だけ低くされてモータを通常運転時の回転数に戻し得る通常運転復帰値とを具備し、
制御装置に、
騒音計からの計測値を入力するとともに当該計測値が、騒音限界値を超えているか、騒音限界値と通常運転復帰値との間にあるか、または通常運転復帰値未満であるかを判断する騒音判断部と、
この騒音判断部からの判断結果を入力して計測値が騒音限界値を超えている場合に、ブロワ装置におけるモータの通常運転時の回転数よりも低い回転数となるように、また計測値が騒音限界値と通常運転復帰値との間にある場合にはモータの回転数をそのまま維持するように、さらに計測値が通常運転復帰値未満である場合に、モータの回転数が通常運転時の回転数となるように、当該モータのインバータに周波数指令を出力する周波数制御部とを具備させたものである。
さらに、請求項4に係る洗車機は、請求項2または3に記載の洗車機において、設定値を、手動にて変更可能に、または季節または時間帯に応じて自動的に変更可能に構成したものである。
上記洗車機の構成によると、洗車機本体の周辺または当該洗車機本体に配置された騒音計からの計測値に基づき、ブロワ装置の羽根体を回転させるモータの回転数を制御するようにしたので、言い換えれば、計測値が騒音限界値以下となるようにモータの回転数を制御するようにしたので、洗車機本体の周辺または当該洗車機本体での騒音値を、洗車機本体の運転状態に拘わらず、常に、騒音限界値以下にすることができる。すなわち、時間帯に応じて、モータの回転数を低下させる場合に比べて、モータの回転数を低下させる時間を短くすることが可能となり、洗車作業の効率低下を抑制することができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態に係る洗車機を、図1〜図8に基づき説明する。
図1に示すように、この洗車機1としては、例えば給油所(所謂、ガソリンスタンド)2の一角に、壁体(具体的には、防火壁である)3を介して民家4に隣接した土地(区画)に設けられているものとして説明し、また洗車機本体の走行方向(移動方向とも言える)が、民家4に対して直交する方向、言い換えれば、民家4に対する接近離間方向aにされている。
以下、洗車機1を概略的に説明する。
図2〜図4に示すように、洗車機本体10は、左右一対の側枠部(サイドフレームともいう)11と、これら側枠部11の上部内側面間に設けられる上枠部(トップフレームともいう)12とにより門型状に構成されており、またこの洗車機本体10は側枠部11の下部に設けられた複数個の走行車輪13を介して床側の走行レール5上に載置されており、走行駆動装置(図示しないが、例えば駆動モータ、減速機などにより構成される)により走行車輪13が駆動されて上記接近離間方向aで往復走行される。
洗車機本体10側には、普通乗用車などの車両6を洗浄する洗浄手段の一例として、第1洗浄水ノズル14と、第1洗剤ノズル15と、撥水コート剤ノズル16と、第2洗浄水ノズル17と、第2洗剤ノズル18と、ワックスノズル19とが、前部から後部に亘って、この順で配設されている。ここで、各ノズル14〜19の噴出部の側面視形状が、例えばアーチ状となるように形成されている。また、洗車機本体10側には、車両6の外面をブラッシングするためのサイドブラシ20、ロッカーブラシ21およびトップブラシ22が配設されている。なお、これら各ブラシ20〜22については、洗浄手段に含めてもよく、または別途、ブラッシング手段の一例としてもよい。
さらに、洗車機本体10側には、昇降動自在で車両6の上面を乾燥させるトップノズル25と、左右方向に横移動(接近離間動)自在で車両6の両側面を乾燥させる左右一対のサイドノズル28とが設けられるとともに、洗車機本体10の上面上、すなわち側枠部11の上面(外板面である)11a上には、両ノズル25,28に可撓性のダクトホース26,29を介して接続された左右一対(複数)のブロワ装置31が設けられ、これらトップノズル25およびサイドノズル28からなる乾燥用ノズルおよびブロワ装置31などにより車両6の乾燥手段の一例が構成されている。
なお、下向きの噴出口25aを有するトップノズル25の昇降動は、洗車機本体10側に設けられた昇降動手段(図示せず)によって行われ、また内向きの噴出口28aを有する両サイドノズル28の横移動は、洗車機本体10側に設けられた横移動手段(図示せず)によって行われるように構成されている。
図2〜図7に示すように、上記側枠部11は、前板11A、外側板11B、後板11C、天板11D、部分的な内側板11Eなどにより、上下に長い箱枠状に形成されている。そして、側枠部11内には、前部仕切り板11Fや後部仕切り板11Gなどによって、四角筒状の空洞部11Sが上下方向に形成され、この空洞部11Sは側枠部11の下部で開放されている。なお、天板11Dの上面によって側枠部11の上面11aが形成されている。そして、空洞部11Sの上部は、前板11Aと外側板11Bと内側板11Eとの内面にそれぞれ吸音材23が貼り付け状に施工されることにより、吸音ゾーン11Zに形成されている。
上記ブロワ装置31はそれぞれ吸音ボックス41に入れられるとともに、吸音ボックス41は側枠部11の上面11a上に配置されている。すなわち、このブロワ装置31は、フレーム32と、このフレーム32に支持される下位のモータ(電動機)33と、このモータ33の上向きの出力軸34に取り付けられた上位の羽根体(羽根車ともいう)35と、この羽根体35を囲むケース36などから構成されている。ここで、ケース36は、羽根体35の下方に位置される底板部36Aと、羽根体35の側方を囲む円弧状の側板部36Bと、羽根体35の上方に位置される上板部36Cとからなり、円弧状の所定箇所には吐出し口36Dが横向きダクト状に形成されるとともに、上板部36Cの中央部分には吸込み口36Eが形成されている。
そして、フレーム32に対して、ケース36の底板部36Aが上方から当接されるとともに、モータ33が下方から当接された状態で、これら32,36A,33は複数の連結具(ボルト・ナットなど)37により連結されて、一体化されている。なお、モータ33の出力軸34を挿通させるために、底板部36Aの中央部分には貫通部36Fが形成されるとともに、フレーム32にも貫通部32Fが形成されている。
上記吸音ボックス41は、矩形箱状でかつ下面が開放された外箱体42と、この外箱体42の内面に貼り付け状に施工された吸音材43と、上記外箱体42の下端に連結された下位枠部(架台)44とからなり、この下位枠部44は、底板部の周辺を断面C型の矩形枠状として形成されている。そして、底板部の中央部分にブロワ装置31に対する吸気口45が形成され、また外箱体42の一側壁にブロワ装置31に対する排気口46が形成されている。勿論、排気口46の部分には、吸音材43は設けられていない。
上記下位枠部44は、振動吸収体47を介在して天板11D(側枠部11)の上面11a上に載置され、この状態で下位枠部44と天板11Dとが複数の連結具(ボルト・ナットなど)48により連結されることで、吸音ボックス41は側枠部11の上面11a上に配置される。その際に、吸気口45は、側枠部11内に形成された空洞部11Sの上部、すなわち吸音ゾーン11Zに、天板11Dに形成された連通孔11Hを介して開放されている。
この吸音ボックス41に上記ブロワ装置31が入れられ、そして外箱体42の側壁内面とフレーム32の両端との間に振動吸収体38が介在された状態で、外箱体42とフレーム32とが複数の連結具(ボルト・ナットなど)39により連結されることで、ブロワ装置31は吸音ボックス41側に支持されている。その際に、ブロワ装置31の支持位置は、モータ33が側枠部11内に形成された空洞部11Sに向けて位置されて、その下部が吸気口45や連通孔11Hを通して空洞部11S内に位置されるとともに、吐出し口36Dが排気口46に連通されるように設定されている。なお、フレーム32の両端が連結される部分には、吸音材43は設けられていない。
上記吸音ボックス41の排気口46は、洗車機本体10外に位置される吸音配管51と、その始端部分26a,29aが側枠部11内に位置されるダクトホース26,29とを介してノズル25,28に接続されている。すなわち、吸音配管51は、断面矩形状でかつ側面視において逆L状に曲げ形成された外管体52と、この外管体52の内面に貼り付け状に施工された吸音材53と、外管体52の横向きの始端部分に連結された四角状の連結用リング体54と、外管体52の下向きの終端部分に連結された四角状の連結用板体55とにより構成されている。そして、連結用リング体54を外箱体42の一側壁に当て付けて連結することで、吸音配管51の始端部分が排気口46に連通され、また連結用リング体54を側枠部11の上面11a側に当て付けて連結することで、吸音配管51は側枠部11側に支持される。
そして、終端がトップノズル25に接続されたダクトホース26の始端部分26aと、終端がサイドノズル28に接続されたダクトホース29の始端部分29aとは、側枠部11内の上部において、上下方向とされて平行状に位置されている。さらにダクトホース26,29の平行状の始端部分は、天板11Dや連結用リング体54に貫通されて吸音配管51の下向きの終端部分に接続されるとともに、天板11Dや連結用リング体54側に連結保持されている。
次に、本発明の要旨である洗車機における洗車作業時に発生する騒音の低減化を図るための構成について、詳しく説明する。
この洗車機1には、洗車機本体10の周辺の民家(騒音抑制基準位置の一例で、騒音抑制対象地域とも言える)4の近傍位置で、例えば壁体(これも騒音抑制基準位置に含まれる)3に配置された騒音計61が具備されるとともに、この騒音計61による騒音計測値を入力するとともに予め設定された2つの設定値に基づき各ブロワ装置31のモータ33の回転数(回転速度でもよい)を制御する、言い換えれば、モータ33のインバータ62を制御する制御装置63が具備されている。
そして、上記2つの設定値として、騒音の上限となる騒音限界値と、モータの回転数を通常運転時に戻すための通常運転復帰値とが設けられており、このため、騒音計測値と比較される領域としては、騒音限界値を超える高騒音領域、騒音限界値と通常運転復帰値との間の中騒音領域、および通常運転復帰値未満の低騒音領域が存在することになる。
すなわち、この制御装置63は、騒音計61からの騒音計測値を入力して予め設定された上記いずれの領域に該当するかを判断する騒音判断部64と、この騒音判断部64からの判断結果を入力するとともに当該判断結果に基づき各ブロワ装置31における羽根体35を回転させるモータ33のインバータ62に所定の周波数指令を出力する周波数制御部65とから構成されている。なお、ここでは、制御装置63を乾燥手段用として説明しているが、実際には、洗車機本体10に設けられて洗車機全体の制御を行うためのものであり、そのため、洗浄手段などの他の機器の制御機能も具備されているが、その説明については省略している。
上記周波数制御部65においては、騒音計測値が高騒音領域である場合には、現時点でのモータ33の回転数よりも所定回転数(この回転数は適宜設定することができ、例えば現在の回転数の10%程度にされる)だけ低くなるような周波数指令が出力され、また騒音計測値が中騒音領域にある場合には、現時点での運転が続行されるように、すなわち周波数を変更する指令が出力されず、さらに騒音計測値が低騒音領域にある場合には、通常運転時の高い回転数となるような周波数指令が出力される。このように、通常運転時の高い回転数に戻すための騒音値として、騒音限界値よりも所定値だけ低い通常運転復帰値を設けたので、モータ33の回転数が変動するハンチング現象を防止することができる。
なお、騒音判断部64に入力された騒音計測値は、当然のことながら、小さい変動があるため、所定時間内(例えば、数十秒〜数分間)での平均値が用いられる。したがって、騒音判断部64には、騒音計測値の平均値を求める平均演算部が具備されている。
上記構成において、車両6の洗車を行う場合、洗車機本体10が洗車開始位置である走行始端位置に移動されるとともに車両6の前端が洗車機本体10の前側の所定位置に位置している状態において洗車が開始される。
洗車が開始されると、洗車機本体10は車両6の前端から後端に向かって走行し始めるとともに、洗浄手段により、すなわち各ノズル14〜19から洗浄用液体が噴き出されるとともに、各ブラシ20〜22により車両6の外面がブラッシングされて洗浄が行われる。
洗車機本体10が走行終端位置まで移動して車両6の洗浄が済むと、洗車機本体10は後退を開始するとともに乾燥が開始される。すなわち、ブロワ装置31におけるモータ33が予め設定された所定回転数、例えば通常運転時の回転数でもって駆動されて、乾燥用空気がトップノズル25、サイドノズル28などの乾燥用ノズルから噴出されて、車両6の乾燥が行われる。なお、このとき、空気はダクト内を通過するが、このとき発生した騒音は、その周囲に配置された吸音材23,43,53により吸音され、その大きさが低下することになる。
さらに、この乾燥工程においては、上述した制御装置63により、ブロワ装置31におけるモータ33の回転数が制御されることになる。すなわち、ブロワ装置31から発生する騒音が壁体3に配置された騒音計61により計測されるとともに、この騒音計測値が騒音判断部64に入力されて、どの領域に入るか否かが判断された後、その判断結果が周波数制御部65に入力される。
そして、この周波数制御部65においては、騒音計測値が高騒音領域にある場合には、所定割合だけモータ33の回転数が低下されて、ブロワ装置で発生する騒音の低減化が図られる。
また、騒音計測値が中騒音領域にある場合には、そのままの回転数でもって運転が続行される。
さらに、騒音計測値が低騒音領域にある場合には、ある程度、騒音が低下されているため、元の通常運転時の回転数に復帰される。すなわち、モータ33は通常運転時の回転数(所謂、定格回転数である)でもって回転されて通常の乾燥が行われる。
このように、民家4との境界である壁体3に設けられた騒音計61からの騒音計測値に基づき、ブロワ装置31におけるモータ33の回転数、すなわち羽根体35の回転数を制御するようにしたので、言い換えれば、騒音計測値が騒音限界値以下となるように、羽根体35を回転するモータ33の回転数を制御するようにしたので、民家4側での騒音値は、当然に騒音限界値以下となる。したがって、洗車機本体10の運転状態および洗車機本体10の直ぐ周辺の騒音状態に拘わらず(たとえ、洗車機本体の周辺の騒音状況により、一時的に騒音が大きくなるような場合でも)、洗車機本体10から発生する騒音値を、壁体3の外側の民家4側においては、常に、設定された騒音限界値以下にすることができる。すなわち、時間帯に応じて、一律にモータの回転数を低下させる場合に比べて、モータの回転数を低下させる時間を短くすることが可能となり、延いては、乾燥効率および洗車作業における全体的な作業効率の低下を防止することができる。
特に、騒音値が低騒音域になった場合には、通常運転時の回転数に戻すようにしているので、洗車する車両の形状に応じて、例えば車両に突起物が有ることにより大きくなる風切り音を、しかもその部分に限って、小さくすることができ、したがって風切り音が大きくなる部位を基準にしてモータの回転数を一律に低下させる場合に比べて、騒音値が低い部分では、空気量を必要以上に落とすことがないため、乾燥効果が低下するのを防止することができる。
ところで、上記実施の形態においては、騒音計を騒音抑制対象地域に含まれる壁体に配置したが、例えば洗車機本体に配置してもよい。この場合も、洗車機本体での騒音値を、洗車機本体の運転状態に拘わらず、常に、騒音限界値以下にすることができる。具体的には、車両の突起物による風切り音を低くすることができる。
また、上記実施の形態においては、設定値は予め設定されているものとして説明したが、例えば設定値を手動にて変更可能に、または季節若しくは時間帯に応じて自動的に変更可能なように構成してもよい。この場合、制御装置には、設定値を変更し得る設定手段(または、設定値の変更手段)、または季節若しくは時間帯に応じて自動的に設定し得る自動設定手段(例えば、1年間を通じたタイマー設定機能を有している)が具備される。
また、上記実施の形態においては、設定値を2つ設けたが、例えば騒音許容値として1つだけ設けることもできる。
この場合、騒音計により計測される騒音計測値が、騒音許容値以下となるように、モータの回転数が制御されることになる。
この場合の洗車機の構成を簡単に説明すると、車両の洗浄手段および乾燥手段を有するとともに、上記乾燥手段が、乾燥用空気を噴出させる乾燥用ノズルおよび当該乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置とから構成された洗車機であって、
当該洗車機が設置される周辺の騒音抑制基準位置に配置された騒音計と、この騒音計にて計測された計測値を入力するとともに当該計測値が予め設定された設定値以下となるように上記ブロワ装置における羽根体を回転させるモータを制御する制御装置とを具備し、
さらに上記制御装置に、
騒音計からの計測値を入力するとともに当該計測値が予め設定された設定値を超えているか否かを判断する騒音判断部と、
この騒音判断部からの判断結果を入力して計測値が設定値を超えている場合に、ブロワ装置におけるモータの現時点での回転数よりも低い回転数となるように当該モータのインバータに周波数指令を出力する周波数制御部とを具備させたものである。
本発明の実施の形態に係る洗車機の配置状態を示す概略平面図である。 同洗車機の側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機の平面図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き側面図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き背面図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き平面図である。 同洗車機における制御装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 洗車機
2 給油所
3 壁体
4 民家
5 走行レール
6 車両
10 洗車機本体
31 ブロワ装置
33 モータ
35 羽根体
61 騒音計
62 インバータ
63 制御装置
64 騒音判断部
65 周波数制御部

Claims (4)

  1. 洗浄手段および乾燥手段を有するとともに、上記乾燥手段が、乾燥用空気を噴出させる乾燥用ノズルおよび当該乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置とから構成された洗車機であって、
    洗車機本体が設置される周辺または当該洗車機本体に配置された騒音計と、この騒音計にて計測された計測値を入力するとともに当該計測値が予め設定された設定値以下となるように上記ブロワ装置における羽根体を回転させるモータを制御する制御装置とを具備したことを特徴とする洗車機。
  2. 制御装置に、
    騒音計からの計測値を入力するとともに当該計測値が予め設定された設定値を超えているか否かを判断する騒音判断部と、
    この騒音判断部からの判断結果を入力して計測値が設定値を超えている場合に、ブロワ装置におけるモータの現時点での回転数よりも低い回転数となるように当該モータのインバータに周波数指令を出力する周波数制御部と
    を具備させたことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 設定値として、騒音を許容する上限値としての騒音限界値と当該騒音限界値よりも所定値だけ低くされてモータを通常運転時の回転数に戻し得る通常運転復帰値とを具備し、
    制御装置に、
    騒音計からの計測値を入力するとともに当該計測値が、騒音限界値を超えているか、騒音限界値と通常運転復帰値との間にあるか、または通常運転復帰値未満であるかを判断する騒音判断部と、
    この騒音判断部からの判断結果を入力して計測値が騒音限界値を超えている場合に、ブロワ装置におけるモータの通常運転時の回転数よりも低い回転数となるように、また計測値が騒音限界値と通常運転復帰値との間にある場合にはモータの回転数をそのまま維持するように、さらに計測値が通常運転復帰値未満である場合に、モータの回転数が通常運転時の回転数となるように、当該モータのインバータに周波数指令を出力する周波数制御部と
    を具備させたことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  4. 設定値を、手動にて変更可能に、または季節または時間帯に応じて自動的に変更可能に構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の洗車機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101222829B1 (ko) * 2010-10-07 2013-01-21 한림기계 주식회사 소음 제어부가 구비된 자동 세차기 및 이를 이용한 자동 세차시스템

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