JP4752734B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば給油所(ガソリンスタンド)などに設置される洗車機による洗車方法および洗車機に関するものである。
ガソリンスタンドなどに設置される洗車機は、走行レール上を走行自在にされた門型の洗車機本体と、この洗車機本体に設けられて車両に洗浄水、洗剤などを噴出させる洗浄用ノズルと、乾燥用空気を噴出させて洗浄後の水滴を除去するトップノズル、サイドノズルなどの乾燥用ノズルとが具備され、当然、乾燥用ノズルに空気を供給するためのブロワ装置も具備されており、しかも車両の表面に付着した水滴を吹き飛ばすとともに気化させるためには、かなりの空気量を高速で吹き付ける必要があり、したがってブロワ装置も強力なものが用いられていた。
このため、ブロワ装置から大きい騒音が発生するという問題があり、このような問題を解消するものとして、必要に応じて、ブロワ装置の運転を低速で行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−32983号公報
ところで、上述した従来の構成によると、必要に応じてブロワ装置が低速で運転されるが、通常運転時または低速運転時に拘わらず、その起動に際し、直ちに所定回転数まで上昇されているため、つまり、急激に羽根体の回転数が上昇されるため、風切り音が非常に大きくかなりの騒音源になっていた。
そこで、本発明は、ブロワ装置の起動時に発生する騒音を、できるだけ低減化し得る洗車機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る洗車機は、車両の洗浄手段および乾燥手段を具備するとともに、上記乾燥手段が、空気を噴出させる乾燥用ノズルおよび当該乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置とから構成された洗車機であって、
洗車機本体を走行させるとともにブロワ装置を起動させて乾燥工程を行う際に、ブロワ装置の羽根体を回転させるモータの回転数がゼロから所定回転数までに達する起動時間が、通常の起動時間よりも長くなるように、モータを制御する制御装置を具備したものである。
また、請求項2に係る洗車機は、請求項1に記載の洗車機における制御装置に、起動時間を設定し得る時間設定部を設けたものである。
また、請求項3に係る洗車機は、請求項1または2に記載の洗車機におけるモータの所定回転数を、その通常運転時における回転数としたものである。
また、請求項4に係る洗車機は、車両の洗浄手段および乾燥手段を具備するとともに、上記乾燥手段が、空気を噴出させる乾燥用ノズルおよび当該乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置とから構成された洗車機であって、
洗車機本体の移動量を検出する移動量検出器と、上記洗車機本体に設けられて車両を検出し得る車両検出器と、これら両検出器からの検出信号を入力してブロワ装置における羽根体を回転させるブロワ用モータの回転数を制御する制御装置とを具備し、
さらに上記制御装置を、上記移動量検出器からの検出信号を入力して洗車機本体の基準位置に対する走行位置を検出する走行位置検出部と、この走行位置検出部で求められた走行位置および上記車両検出器からの検出信号を入力して車両位置を検出する車両位置検出部と、ブロワ用モータの起動時間を設定し得る時間設定部と、この時間設定部で設定された設定時間を入力するとともに当該設定時間内に乾燥用ノズルが車両の作業対象部位に到達しているか否かを判断するとともに到達している場合にはその設定時間を超えるまで洗車機本体の走行用モータを停止させる停止指令をその駆動部に出力し得る作業部位到達判断部と、上記時間設定部にて設定された設定時間を入力してブロワ用モータが起動された場合に、当該設定時間でもって所定回転数まで上昇させるための周波数指令を、当該ブロワ用モータのインバータに出力する周波数制御部とから構成し、且つ上記設定時間を通常の起動時間よりも長くするようにしたものである。
上記洗車機の構成によると、乾燥用ノズルが、少なくとも車両の作業対象部位に到達したときに、ブロワ用モータの回転数が、所定回転数例えば通常運転時における回転数となるようにしたので、洗車機本体が走行を開始した位置から、直ちに、ブロワ用モータを所定回転数まで上昇させる場合に比べて、ブロワ装置で発生する騒音の低減化を図ることができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態に係る洗車機を、図1〜図9に基づき説明する。
図1に示すように、この洗車機1は、例えば給油所(所謂、ガソリンスタンド)の一角に設けられ、その洗車機本体10が走行レールR上を往復走行することにより、車両6を洗車するものである。もう少し具体的に言えば、洗車機本体10の洗車開始位置である走行始端位置aと、所定工程終了位置である走行終端位置bとの間で往復走行されるとともに、往路にて洗浄手段による洗浄工程が行われ、復路にて乾燥手段による乾燥工程が行われるものである。なお、ここでは、走行始端位置aおよび走行終端位置bについては、例えば洗車機本体10の前端部を基準として説明する。勿論、前端部以外の位置を基準にしてもよい。
以下、洗車機1を概略的に説明する。
図2〜図4に示すように、洗車機本体10は、左右一対の側枠部(サイドフレームともいう)11と、これら側枠部11の上部内側面間に設けられる上枠部(トップフレームともいう)12とにより門型状に構成されており、またこの洗車機本体10は側枠部11の下部に設けられた複数個の走行車輪13を介して床側の走行レールR上に載置されており、走行駆動装置(例えば、走行用モータ、減速機などにより構成される)により走行車輪13が駆動されて往復走行される。
洗車機本体10側には、普通乗用車などの車両6を洗浄する洗浄手段の一例として、第1洗浄水ノズル14と、第1洗剤ノズル15と、撥水コート剤ノズル16と、第2洗浄水ノズル17と、第2洗剤ノズル18と、ワックスノズル19とが、前部から後部に亘って、この順で配設されている。ここで、各ノズル14〜19の噴出部の側面視形状が、例えばアーチ状となるように形成されている。また、洗車機本体10側には、車両6の外面をブラッシングするためのサイドブラシ20、ロッカーブラシ21およびトップブラシ22が配設されている。なお、これら各ブラシ20〜22については、洗浄手段に含めてもよく、または別途、ブラッシング手段の一例としてもよい。
さらに、洗車機本体10側には、昇降動自在で車両Cの上面を乾燥させるトップノズル25と、左右方向に横移動(接近離間動)自在で車両Cの両側面を乾燥させる左右一対のサイドノズル28とが設けられるとともに、洗車機本体10の上面上、すなわち側枠部11の上面(外板面である)11a上には、両ノズル25,28に可撓性のダクトホース26,29を介して接続された左右一対(複数)のブロワ装置31が設けられ、これらノズル25,28やブロワ装置31などにより車両Cの乾燥手段の一例が構成されている。
なお、下向きの噴出口25aを有するトップノズル25の昇降動は、洗車機本体10側に設けられた昇降動手段(図示せず)によって行われ、また内向きの噴出口28aを有する両サイドノズル28の横移動は、洗車機本体10側に設けられた横移動手段(図示せず)によって行われるように構成されている。
図2〜図7に示すように、上記側枠部11は、前板11A、外側板11B、後板11C、天板11D、部分的な内側板11Eなどにより、上下に長い箱枠状に形成されている。そして、側枠部11内には、前部仕切り板11Fや後部仕切り板11Gなどによって、四角筒状の空洞部11Sが上下方向に形成され、この空洞部11Sは側枠部11の下部で開放されている。なお、天板11Dの上面によって側枠部11の上面11aが形成されている。そして、空洞部11Sの上部は、前板11Aと外側板11Bと内側板11Eとの内面にそれぞれ吸音材23が貼り付け状に施工されることにより、吸音ゾーン11Zに形成されている。
上記ブロワ装置31はそれぞれ吸音ボックス41に入れられるとともに、吸音ボックス41は側枠部11の上面11a上に配置されている。すなわち、このブロワ装置31は、フレーム32と、このフレーム32に支持される下位のモータ(電動機)33と、このモータ33の上向きの出力軸34に取り付けられた上位の羽根体(羽根車ともいう)35と、この羽根体35を囲むケース36などから構成されている。ここで、ケース36は、羽根体35の下方に位置される底板部36Aと、羽根体35の側方を囲む円弧状の側板部36Bと、羽根体35の上方に位置される上板部36Cとからなり、円弧状の所定箇所には吐出し口36Dが横向きダクト状に形成されるとともに、上板部36Cの中央部分には吸込み口36Eが形成されている。
そして、フレーム32に対して、ケース36の底板部36Aが上方から当接されるとともに、モータ33が下方から当接された状態で、これら32,36A,33は複数の連結具(ボルト・ナットなど)37により連結されて、一体化されている。なお、モータ33の出力軸34を挿通させるために、底板部36Aの中央部分には貫通部36Fが形成されるとともに、フレーム32にも貫通部32Fが形成されている。
上記吸音ボックス41は、矩形箱状でかつ下面が開放された外箱体42と、この外箱体42の内面に貼り付け状に施工された吸音材43と、上記外箱体42の下端に連結された下位枠部(架台)44とからなり、この下位枠部44は、底板部の周辺を断面C型の矩形枠状として形成されている。そして、底板部の中央部分にブロワ装置31に対する吸気口45が形成され、また外箱体42の一側壁にブロワ装置31に対する排気口46が形成されている。勿論、排気口46の部分には、吸音材43は設けられていない。
上記下位枠部44は、振動吸収体47を介在して天板11D(側枠部11)の上面11a上に載置され、この状態で下位枠部44と天板11Dとが複数の連結具(ボルト・ナットなど)48により連結されることで、吸音ボックス41は側枠部11の上面11a上に配置される。その際に、吸気口45は、側枠部11内に形成された空洞部11Sの上部、すなわち吸音ゾーン11Zに、天板11Dに形成された連通孔11Hを介して開放されている。
この吸音ボックス41に上記ブロワ装置31が入れられ、そして外箱体42の側壁内面とフレーム32の両端との間に振動吸収体38が介在された状態で、外箱体42とフレーム32とが複数の連結具(ボルト・ナットなど)39により連結されることで、ブロワ装置31は吸音ボックス41側に支持されている。その際に、ブロワ装置31の支持位置は、モータ33が側枠部11内に形成された空洞部11Sに向けて位置されて、その下部が吸気口45や連通孔11Hを通して空洞部11S内に位置されるとともに、吐出し口36Dが排気口46に連通されるように設定されている。なお、フレーム32の両端が連結される部分には、吸音材43は設けられていない。
上記吸音ボックス41の排気口46は、洗車機本体10外に位置される吸音配管51と、その始端部分26a,29aが側枠部11内に位置されるダクトホース26,29とを介してノズル25,28に接続されている。すなわち、吸音配管51は、断面矩形状でかつ側面視において逆L状に曲げ形成された外管体52と、この外管体52の内面に貼り付け状に施工された吸音材53と、外管体52の横向きの始端部分に連結された四角状の連結用リング体54と、外管体52の下向きの終端部分に連結された四角状の連結用板体55とにより構成されている。そして、連結用リング体54を外箱体42の一側壁に当て付けて連結することで、吸音配管51の始端部分が排気口46に連通され、また連結用リング体54を側枠部11の上面11a側に当て付けて連結することで、吸音配管51は側枠部11側に支持される。
そして、終端がトップノズル25に接続されたダクトホース26の始端部分26aと、終端がサイドノズル28に接続されたダクトホース29の始端部分29aとは、側枠部11内の上部において、上下方向とされて平行状に位置されている。さらにダクトホース26,29の平行状の始端部分は、天板11Dや連結用リング体54に貫通されて吸音配管51の下向きの終端部分に接続されるとともに、天板11Dや連結用リング体54側に連結保持されている。
次に、本発明の要旨である洗車機における洗車作業時に発生する騒音の低減化を図るための構成について説明する。
簡単に言うと、この洗車機の乾燥工程において、ブロワ装置の起動時間、すなわち羽根体35を回転させるモータ(以下、走行用モータと区別するために、ブロワ用モータという)33の回転数(回転速度でもよい)が「ゼロ(0)」から通常運転時におけるモータの回転数に達する(上昇する)までの時間を、予め設定された設定時間(所定時間の一例であり、例えば5秒以上に設定される)となるように制御するものである。
なお、ここでは、図1に示すように、車両6の前端を洗車機本体10の前端側(走行終端位置側)にして停車させて洗車を行うようにしており、このため、乾燥工程(復路)においては、車両6の後端位置から乾燥が開始されることになり、したがって洗車機本体10が走行終端位置bから車両6の後端位置に向かって走行する間において、ブロワ用モータ33の回転数を徐々に上げるようにしたものであり、しかも、設定時間が経過する前に、トップノズル25、サイドノズル28などの乾燥用ノズルが乾燥開始位置(作業対象部位)すなわち車両6の後端位置に移動(到達)してしまった場合には、当該設定時間が経過するまで、つまり、ブロワ用モータ33が通常運転時の回転数になるまで、洗車機本体10をその位置で停止させるように制御するものである。
すなわち、この洗車機1には、図8に示すように、洗車機本体10の移動量を検出するエンコーダ(移動量検出器の一例)61と、洗車機本体10の前部に設けられて車両6を検出し得る車両検出器62と、これら各検出器61,62からの検出信号を入力してブロワ用モータ33および走行用モータ(電動機)7を制御する、すなわちブロワ用モータ33のインバータ64および走行用モータ7の駆動部8を制御する制御装置63とが具備されている。
上記制御装置63は、上記エンコーダ61からの検出信号を入力して洗車機本体10の例えば走行始端位置aに対する走行位置を検出(演算)する走行位置検出部71と、この走行位置検出部71からの走行位置および上記車両検出器62からの検出信号を入力して基準位置(ここでは、走行終端位置である)に対する車両位置(車両の前後端位置に加えて、各位置における車両高さつまり車両形状データも含まれる)を検出する車両位置検出部72と、ブロワ用モータ33の起動時間を設定し得る時間設定部73と、この時間設定部73で設定された設定時間を入力するとともに当該設定時間内に乾燥用ノズルが車両6の端部位置(作業対象部位の一例であり、ここでは後端位置である)に到達しているか否かを判断するとともに到達している場合にはその設定時間を超えるまで走行用モータ7を停止させる停止信号をその駆動部8に出力するための作業部位到達判断部74と、上記時間設定部73にて設定された設定時間を入力してブロワ用モータ33が起動された場合に、当該設定時間でもって、その回転数を「ゼロ(0)」から所定回転数まで、例えば通常運転時の回転数まで上昇させるための周波数指令を、ブロワ用モータ33のインバータ64に出力する周波数制御部75とから構成されている。なお、ここでは、制御装置63を乾燥手段用として説明しているが、実際には、洗車機本体10に設けられて洗車機全体の制御を行うためのものであり、そのため、洗浄手段などの他の機器の制御機能も具備されているが、その説明については省略している。
ところで、上記車両位置検出部72においては、往路である洗浄工程にて得られた車両形状データが記憶領域(図示せず)に記憶されており、この車両形状データが上記作業部位到達判断部74に入力されて作業対象部位が特定されることになる。
なお、上記エンコーダ61は例えば走行車輪13の回転数を検出するものであり、走行駆動装置(走行用モータ、減速機など)側に設けてもよい。
また、上記車両検出器62としては、図9に示すように、例えば上下方向で、所定間隔おきにフォトセンサ62aが複数個配置されたもの(エリアセンサともいう)が用いられ、所定間隔おきではあるが、車両6の上面位置(車体の高さである)を検出することができるとともに、最初に、フォトセンサ62aでの光軸が最初に遮断された位置が、車両6の後端位置(または前端位置)として検出することができる。
上記構成において、車両6の洗車を行う場合、洗車機本体10が走行始端位置aつまり洗車開始位置に移動されるとともに、車両6の前端が洗車機本体10の前側の所定位置となるように車両6が停止している状態において洗車が開始される。
洗車が開始されると、洗車機本体10は車両6の前端から後端に向かって走行し始めるとともに、洗浄手段である各ノズル14〜19から洗浄水などの洗浄用液体が噴出されるとともに、各ブラシ20〜22により車両6の外面がブラッシングされて洗浄が行われる。
車両6の洗浄が済み、走行終端位置bに達すると、洗車機本体10の走行方向が反転されて乾燥工程が開始される。
そして、乾燥工程の開始に際し、洗車機本体10の走行が開始されるとともにブロワ装置31が起動されるが、このとき、制御装置63により、まずブロワ用モータ33のインバータ64が制御される。すなわち、時間設定部73で設定された設定時間が周波数制御部75に入力され、ここで、ブロワ用モータ33のインバータ64に、回転数がゼロから通常運転時の回転数になるまでの時間が設定時間となるように、周波数指令が出力される。
したがって、ブロワ用モータ33の回転数が徐々に上昇されて、設定時間経過後に、すなわち乾燥用ノズルが車両6に到達する前に、通常運転時の回転数となり、乾燥が開始される。
このように、ブロワ装置31を起動させる際に、設定時間でもって、例えば5秒間でもってブロワ用モータ33の回転数を徐々に上昇させるようにしたので、つまり起動時間(モータの加速時間)を長くしたので、一気に、通常運転時の回転数まで上昇させる場合に比べると、羽根体35による風切り音などの人間が聴感的にうるさいと感じやすい騒音が非常に低くなり、したがってブロワ装置の起動時に発生する騒音の低減化を図ることができる。
また、設定時間が経過する前に、乾燥用ノズルが車両6の端部位置に到達した場合には、設定時間が経過するまで、すなわちブロワ用モータ33の回転数が通常運転時の回転数となるまで、作業部位到達判断部74から走行用モータ7の駆動部8に停止指令が出力されるため、乾燥工程を開始する際には、必ず、所定の空気量が噴出されるように考慮されている。
なお、乾燥用空気が各ノズル25,28から噴出される際に、乾燥用空気はダクト内を通過するが、このとき発生した騒音については、その周囲に配置された吸音材23,43,53により吸音され、その大きさが低下される。
ところで、上記実施の形態においては、設定時間後に、ブロワ用モータが通常運転時の回転数となるように説明したが、例えばこの通常運転時の回転数よりも低い所定回転数となるようにすることもできる。
また、上記実施の形態においては、設定時間経過前に乾燥用ノズルが車両の端部に到達した場合、設定時間が経過するまで洗車機本体を停止させるように説明したが、例えば車両位置検出部で得られた車両位置データにより、基準位置である走行終端位置から車両の端部までの距離が既知であるため、乾燥用ノズルが設定時間経過後に車両の端部に到達するように、走行用モータの回転数を制御してもよい。
また、上記実施の形態においては、洗車機本体が一つの走行体でもって構成されている場合について説明したが、例えば洗車機本体が分離構造の場合(二台の走行体で構成されている場合)、すなわち第1洗剤ノズル、撥水コート剤ノズル、第2洗浄水ノズル、第2洗剤ノズル、ワックスノズルなどの洗浄用ノズルが備えられた洗浄用走行体(1号機ともいう)と、トップノズル、サイドノズルなどの乾燥用ノズルが備えられた乾燥用走行体(2号機ともいう)とを具備した場合にも適用することができる。
この場合、洗浄用走行体が車両を洗浄した後、乾燥用走行体が後から乾燥を行うことになるため、洗浄用走行体に設けられたエンコーダおよび車両検出器により車両位置を検出することができ、したがってその車両位置データを用いることにより、乾燥用ノズルが車両に対する空気の噴出位置(作業対象部位)に到達する時間を予め求めておき、乾燥用ノズルが丁度その噴出位置に到達する時刻から設定時間分だけ手前(以前)からブロワ用モータを起動させるようにすれば、設定時間後に、乾燥用ノズルが空気の噴出位置に到達したときに、丁度、通常運転時の回転数となるようにすることができる。なお、洗浄用走行体による洗浄作業状態に応じてその走行速度が調節されている場合でも、その走行速度の変化が予め分かっているため、やはり、乾燥用ノズルが空気の噴出位置に到達したときに、通常運転時の回転数となるようにすることができる。
さらに、洗浄工程において、洗浄水が洗車機本体の外に飛び散るのを防止するために、ブロワ装置を起動させて乾燥用ノズルから空気を噴出させることによりエアカーテンを形成する際にも、上述した場合と同様の制御、すなわち起動時間を長くすることができる。
本発明の実施の形態に係る洗車機の概略構成を示す全体側面図である。 同洗車機の側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機の平面図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き側面図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き背面図である。 同洗車機におけるブロワ装置部分の一部切り欠き平面図である。 同洗車機における制御装置の概略構成を示すブロック図である。 同洗車機における車両検出器の概略構成を示す正面図である。
符号の説明
1 洗車機
6 車両
7 走行用モータ
8 駆動部
10 洗車機本体
31 ブロワ装置
33 ブロワ用モータ
35 羽根体
61 エンコーダ
62 車両検出器
63 制御装置
64 インバータ
71 走行位置演算部
72 車両位置検出部
73 時間設定部
74 作業部位到達判断部
75 周波数制御部

Claims (4)

  1. 車両の洗浄手段および乾燥手段を具備するとともに、上記乾燥手段が、空気を噴出させる乾燥用ノズルおよび当該乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置とから構成された洗車機であって、
    洗車機本体を走行させるとともにブロワ装置を起動させて乾燥工程を行う際に、ブロワ装置の羽根体を回転させるモータの回転数がゼロから所定回転数までに達する起動時間が、通常の起動時間よりも長くなるように、モータを制御する制御装置を具備したことを特徴とする洗車機。
  2. 制御装置に、起動時間を設定し得る時間設定部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 所定回転数が、ブロワ装置のモータの通常運転時における回転数であることを特徴とする請求項1または2に記載の洗車機。
  4. 車両の洗浄手段および乾燥手段を具備するとともに、上記乾燥手段が、空気を噴出させる乾燥用ノズルおよび当該乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置とから構成された洗車機であって、
    洗車機本体の移動量を検出する移動量検出器と、上記洗車機本体に設けられて車両を検出し得る車両検出器と、これら両検出器からの検出信号を入力してブロワ装置における羽根体を回転させるブロワ用モータの回転数を制御する制御装置とを具備し、
    さらに上記制御装置を、上記移動量検出器からの検出信号を入力して洗車機本体の基準位置に対する走行位置を検出する走行位置検出部と、この走行位置検出部で求められた走行位置および上記車両検出器からの検出信号を入力して車両位置を検出する車両位置検出部と、ブロワ用モータの起動時間を設定し得る時間設定部と、この時間設定部で設定された設定時間を入力するとともに当該設定時間内に乾燥用ノズルが車両の作業対象部位に到達しているか否かを判断するとともに到達している場合にはその設定時間を超えるまで洗車機本体の走行用モータを停止させる停止指令をその駆動部に出力し得る作業部位到達判断部と、上記時間設定部にて設定された設定時間を入力してブロワ用モータが起動された場合に、当該設定時間でもって所定回転数まで上昇させるための周波数指令を、当該ブロワ用モータのインバータに出力する周波数制御部とから構成し、且つ上記設定時間を通常の起動時間よりも長くするようにしたことを特徴とする洗車機。
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