JP4745234B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置に関するものであり、特に、直流電圧をスイッチングにより昇圧する電源装置に関するものである。
直流電圧をスイッチングにより昇圧する型の従来技術にかかる電源装置として、例えば下記特許文献1が存在する。この電源装置(同文献では「電源システム」と称される)は、第1の電源と、第1の電源から出力された電圧を変換する電圧変換器と、電圧変換器からの電圧が印加される第2の電源と、電圧変換器および/または第2の電源から電圧を受ける電気負荷系と、電圧変換器から出力される出力電流が通常動作時の電流値よりも低下した第1の状態から回復する第2の状態に移行したとき、電圧変換器から出力される出力電圧を少なくとも所定期間高くするように電圧変換器を制御する制御装置と、を備えるように構成されている。
この電源システムでは、メイン電源である第1の電源に接続された電圧変換器および負荷系ならびに第2の電源からなる補機系が構成され、第1の電源から電圧変換器へ供給される電圧が低下し、電圧変換器の出力電流が低電流値になった後に、通常動作時の電流値に戻ると、第2の電源は電圧変換器からの通常よりも高い電圧によって充電される。したがって、補機系の充電量を簡単な構成でより早期に回復できるという利点を有している。
特開2003−333835号公報
上記特許文献1に示された電源システムは、簡単な回路構成で入力よりも高い電圧を得ることができるものの、昇圧回路を構成するスイッチング素子やダイオードに加わる電圧は、出力電圧の最大電圧が印加されることになる。もし、入力電圧や出力電圧が高くなれば、スイッチング素子やダイオードに要求される電圧(定格電圧)が高くなるので、この要求に耐え得る高耐圧の素子を使用する必要があった。
しかしながら、高耐圧の素子は、スイッチング特性に劣っているので、このような高耐圧のスイッチング素子を使用した場合には、損失が増大するという問題点があった。また、昇圧回路の入力側かつ正負の直流母線間に挿入されるコンデンサや、昇圧回路の出力側かつ正負の直流母線間に挿入されるコンデンサにおいても、高耐圧のものを使用する必要があり、部品が大型化するといった問題点もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高耐圧部品の使用を抑制可能とし、高耐圧部品のような特殊用途品を使用することによる装置の大型化、高コスト化を回避する一方で、性能のよい汎用的な部品の使用により、電力変換効率に優れた高効率な電源装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる電源装置は、入力端に接続される直流電源の出力を昇圧して出力端に接続される負荷に所定の直流出力を供給する電源装置において、入力コンデンサ、リアクトル、ダイオード、スイッチ素子および出力コンデンサをそれぞれ具備して構成される第1、第2の昇圧回路を有し、該第1、第2の昇圧回路の各リアクトル同士が磁気的に結合されるように構成されるとともに、該第1の昇圧回路の入力コンデンサと該第2の昇圧回路の入力コンデンサとを直列に接続した一対の入力コンデンサの各両端を入力端とし、該第1の昇圧回路の出力コンデンサと該第2の昇圧回路の出力コンデンサとを直列に接続した一対の出力コンデンサの各両端を出力端とし、該出力コンデンサ同士の接続端を中間電圧端として構成される昇圧回路と、前記昇圧回路を制御する制御回路と、前記第1、第2の昇圧回路の各入力コンデンサおよび各出力コンデンサの両端電圧、または、前記一対の入力コンデンサおよび前記一対の出力コンデンサの両端電圧のうちのいずれかの両端電圧を直接的または間接的に計測する電圧計測手段と、を備え、前記制御回路は、前記電圧計測手段の計測結果に基づいて前記第1、第2の昇圧回路の各スイッチ素子を同時にオン/オフ制御することを特徴とする。
本発明にかかる電源装置によれば、直流電源の正極側に接続される第1昇圧回路に具備されるリアクトルと直流電源の負極側に接続される第2の昇圧回路のリアクトルとが磁気的に結合されるように構成されるとともに、第1、第2の昇圧回路の各入力コンデンサおよび各出力コンデンサの両端電圧などに基づいて、第1、第2の昇圧回路に具備される各スイッチ素子を同時にオン/オフ制御するようにしているので、第1、第2の昇圧回路を構成する各素子への印加電圧を、入力電圧および/または出力電圧の約半分にすることができるので、高耐圧部品の使用を抑制可能とし、高耐圧部品のような特殊用途品を使用することによる装置の大型化、高コスト化を回避することができるという効果が得られる。また、性能のよい汎用的な部品の使用が可能になるので、電力変換効率に優れた高効率な電源装置を提供することができるという効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる電源装置の回路構成を示す図である。 図2は、図1に示した電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図3は、本発明の実施の形態2にかかる電源装置の回路構成を示す図である。 図4は、図3に示した電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図5は、本発明の実施の形態3にかかる電源装置の回路構成を示す図である。 図6は、図5に示した電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図7は、本発明の実施の形態4にかかる電源装置の回路構成を示す図である。 図8は、図7に示した電源装置におけるインバータ正出力時の制御態様を示す図である。 図9は、図7に示した電源装置におけるインバータ負出力時の制御態様を示す図である。
符号の説明
1 昇圧回路
2 3レベルインバータ
3 直流電源
4 系統電源
5 制御回路
6,7,8a,8b,8c,8d 電圧計測手段
11,12 直流入力端
13,14,21,22 出力端
15,19 中間電圧端
17,18 入力端
31,33 直流母線
32 中間電位線
C1 コンデンサ
C1〜C5 コンデンサ
D1〜D4 ダイオード
L1,L2 リアクトル
L3 インダクタ
以下に、本発明にかかる電源装置の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下に示す回路構成は、その一例を示すものであり、本発明の技術的意義を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる電源装置の回路構成を示す図である。同図において、電源装置は、昇圧回路1と、昇圧回路1の直流入力端11,12に接続される、例えば太陽電池、燃料電池である直流電源3と、昇圧回路1を制御する制御回路5と、を備えて構成される。なお、図1の回路構成では、直流電源3の出力の供給対象である負荷R1を昇圧回路1の出力端13と中間電圧端15との間に接続するとともに、負荷R2を昇圧回路1の出力端14と中間電圧端15との間に接続する態様を示している。
つぎに、図1に示した電源装置を構成する昇圧回路の構成について説明する。同図に示す昇圧回路1は、コンデンサC1、リアクトルL1、ダイオードD1、スイッチ素子S1、コンデンサC3で構成される第1の昇圧回路と、コンデンサC2、リアクトルL2、ダイオードD2、スイッチ素子S2、コンデンサC4で構成される第2の昇圧回路とを備え、これらの第1、第2の昇圧回路が上下に対称形で配置されている。
第1の昇圧回路では、直流電源3(入力端11)に近い側から、コンデンサC1、IGBTなどのスイッチ素子にダイオードが逆並列に接続されたスイッチ素子S1、コンデンサC3の各一端が入力端11と出力端13とを結ぶ正極側の直流母線31に接続されるとともに、その各他端は中間電位線32に接続される。また、コンデンサC1の一端とスイッチ素子S1の一端との間にはリアクトルL1が挿入され、スイッチ素子S1の一端とコンデンサC3の一端との間には、直流電源3から供給される直流電流の流れる向き、すなわちアノードがスイッチ素子S1の一端に接続され、カソードがコンデンサC3の一端に接続されるようにダイオードD1が挿入されている。
同様に、第2の昇圧回路では、直流電源3(入力端12)に近い側から、コンデンサC2、IGBTなどのスイッチ素子ング素子にダイオードが逆並列に接続されたスイッチ素子S2、コンデンサC4の各一端が入力端12と出力端14とを結ぶ負極側の直流母線33に接続されるとともに、その各他端は中間電位線32に接続される。また、コンデンサC2の一端とスイッチ素子S2の一端との間にはリアクトルL2が挿入され、スイッチ素子S2の一端とコンデンサC4の一端との間には、直流電源3から供給される直流電流の流れる向き、すなわちカソードがスイッチ素子S2の一端に接続され、アノードがコンデンサC4の一端に接続されるようにダイオードD2が挿入されている。なお、リアクトルL1とリアクトルL2とは磁気的に結合されており、トランスの作用を有する。
図1に示すように構成された結果、コンデンサC1,C2は、入力端11,12の間に直列に接続されて挿入され、直流電源3から供給される直流電圧をほぼ2分して保持する一対の入力コンデンサとして機能する。また、コンデンサC3,C4は、出力端13,14の間に直列に接続されて挿入され、各自が保持する電圧を負荷R1,R2にそれぞれ供給する一対の出力コンデンサとして機能する。なお、入力端11,12の間には一対の入力コンデンサを構成するコンデンサC1,C2による直列接続回路の両端電圧を直接的または間接的に計測する電圧計測手段6が具備され、出力端13,14の間には一対の出力コンデンサを構成するコンデンサC3,C4による直列接続回路の両端電圧を直接的または間接的に計測する電圧計測手段7が具備される。また、これらの計測手段による計測出力は、制御回路5に出力されて、昇圧回路1の制御に寄与する。
つぎに、図1に示す電源装置の動作について図1および図2を参照して説明する。なお、図2は、図1に示した電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。また、図1の回路の各要部における電圧または電流をつぎのように表現する。
VC1:コンデンサC1の両端電圧
VC2:コンデンサC2の両端電圧
VC3:コンデンサC3の両端電圧
VC4:コンデンサC4の両端電圧
VE :基準電位(中間電位線の電位)
VL1:リアクトルL1の両端電圧
VL2:リアクトルL2の両端電圧
IL1:リアクトルL1に流れる電流
IL2:リアクトルL2に流れる電流
図1において、スイッチ素子S1,S2をオンさせると、直流電源3からリアクトルL1、スイッチ素子S1、スイッチ素子S2、リアクトルL2の経路で閉回路が構成され、直流電源3の電圧がリアクトルL1とリアクトルL2との直列回路に印加される。上述したようにリアクトルL1,L2は、磁気的に結合しており、トランスとして動作する。また、リアクトルL1,L2の磁気的結合係数を高くし、巻き数等を等しくしておけばリアクトルL1,L2の各両端電圧は等しくなる。この作用により、リアクトルL1,L2にそれぞれ並列に接続されているコンデンサC1,C2の各両端電圧が等しくなる(VC1=VC2)。
いま、リアクトルL1,L2の各自己インダクタンスをLaとし、相互インダクタンスをMとすると、リアクトルL1,L2の直列回路でのインダクタンス値Ltは、
Lt=2・La+2・M …(1)
となり、直流電源3の電圧EとこのインダクタンスLtとで決まる右上がりの電流値が流れる(図2の、IL1,IL2を参照)。この間、直流電源3のエネルギーは、電流としてリアクトルL1,L2にそれぞれ蓄積される。
つづいて、スイッチ素子S1,S2をオフさせると、リアクトルL1に蓄積された電流エネルギーは、リアクトルL1、ダイオードD1、コンデンサC3、コンデンサC4、ダイオードD2、リアクトルL2、直流電源3、リアクトルL1の経路で流れ、出力端側に電力を供給する。また、リアクトルL2に蓄積された電流エネルギーは、リアクトルL2、直流電源3、リアクトルL1、ダイオードD1、コンデンサC3、コンデンサC4、ダイオードD2、リアクトルL2の経路で流れ、出力端側に電力を供給する。
このとき、
VC3=VC1+VL1 …(2)
VC4=VC2+VL2 …(3)
の関係がある。
また、上述のように、
VC1=VC2 …(4)
VL1=VL2 …(5)
の関係があるので、
VC3=VC4 …(6)
となる。
すなわち、図1に示される第1、第2の昇圧回路は、直流電源3の電圧および自身の出力電圧を2等分するように動作する。
また、スイッチ素子S1,S2をオンしている時間の割合(オン時比率(オンデューティともいう))を大きくすると、リアクトルL1,L2に流れる電流が増加するので、コンデンサC3,C4の各両端電圧(VC3,VC4)を増加させることができる。一方、スイッチ素子S1,S2のオン時比率を小さくすると、リアクトルL1,L2に流れる電流が減少するので、コンデンサC3,C4の各両端電圧(VC3,VC4)を減少させることができる。すなわち、スイッチ素子S1,S2のオン時比率を調整することで、直流電源3の電圧に対して所望の出力電圧(VC3+VC4)を得ることができる。
上述の制御は、一対の入力コンデンサ(C1,C2)および一対の出力コンデンサ(C3,C4)の各両端電圧をそれぞれ計測する電圧計測手段6,7の計測出力が入力された制御回路5によって実行される。なお、この図1の構成では、第1、第2の昇圧回路を配置、素子特性ともに対称形に構成しており、上記(4)式、(6)式に示されるように、一対の入力コンデンサ(C1,C2)および一対の出力コンデンサ(C3,C4)の電圧が等しく2分されるので、一対の入力コンデンサ(C1,C2)および一対の出力コンデンサ(C3,C4)の各両端電圧を計測するのみの構成としている。無論、コンデンサC1〜C4の各端子電圧を個々に計測するようにしてもよいことは言うまでもない。
上述のように、この実施の形態の電源装置では、電源装置を構成する各素子への印加電圧を、入力電圧および/または出力電圧の約半分にすることができるので、高い入力電圧および出力電圧に対応できる回路を構成することができる。その結果、スイッチ素子、ダイオードおよびコンデンサとして耐電圧の低いもの(汎用的なもの)が使用可能となるとともに、小型かつスイッチング特性が良好なスイッチ素子、ダイオードが使用可能となるので、電源装置における変換効率を高めることができる。また、コンデンサの耐電圧も小さくてよいことから回路を小型化することができる。さらに、リアクトルL1,L2を磁気的に結合させることで、第1,第2の昇圧回路に印加される電圧を等しくすることができるとともに、相互インダクタンスの効果によりリアクトルL1,L2全体でのインダクタンス値を大きくすることができるので、リアクトルL1,L2を小型化かつ高効率化することができる。
以上説明したように、この実施の形態の電源装置によれば、直流電源の正極側に接続される第1昇圧回路に具備されるリアクトルと直流電源の負極側に接続される第2の昇圧回路のリアクトルとが磁気的に結合されるように構成されるとともに、第1、第2の昇圧回路の各入力コンデンサおよび各出力コンデンサの両端電圧などに基づいて、第1、第2の昇圧回路に具備される各スイッチ素子を同時にオン/オフ制御するようにしているので、第1、第2の昇圧回路を構成する各素子への印加電圧を、入力電圧および/または出力電圧の約半分にすることができるので、高耐圧部品の使用を抑制可能とし、高耐圧部品のような特殊用途品を使用することによる装置の大型化、高コスト化を回避することができるという効果が得られる。また、性能のよい汎用的な部品の使用が可能になるので、電力変換効率に優れた高効率な電源装置を提供することができる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2にかかる電源装置の回路構成を示す図である。同図において、この実施の形態にかかる電源装置の各素子の配置や接続構成は実施の形態1と同様である。ただし、図1とは異なり、一対の入力コンデンサ(C1,C2)の各端子電圧を個々に直接的または間接的に計測する電圧計測手段8a,8bおよび一対の出力コンデンサ(C3,C4)の各端子電圧を個々に直接的または間接的に計測する電圧計測手段8c,8dをそれぞれの間に配置するように構成している。なお、その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同一または同等であり、各構成部には同一符号を付して示し、それらの構成および接続にかかる詳細な説明を省略する。
つぎに、図3に示す電源装置の動作について図3および図4を参照して説明する。なお、図4は、図3に示した電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。また、回路の各要部における電圧または電流を表現する記号の意味は実施の形態1と同一である。
図4において、スイッチ素子S1をオフする時間t1と、スイッチ素子S2をオフする時間t2とが、t1=t2の場合には、リアクトルL1の電流波形IL1およびリアクトルL2の電流波形IL2は等しくなる。この場合、スイッチ素子S1,S2がオンすると、コンデンサC1とコンデンサC2とに直流電源3から同等の電流が流れ込み、実施の形態1で示したのと同様の動作となる。
一方、リアクトルL1,L2との磁気結合係数が、例えば0.5程度と小さい場合、リアクトルL1,L2の各巻き数を一致させて、スイッチ素子S1,S2を同時にオン/オフ制御していても、スイッチ素子S1,S2におけるスイッチング速度のずれや、オン電圧の差などにより、リアクトルL1,L2の各両端電圧は異なる。その結果、コンデンサC1,C2の各両端電圧およびコンデンサC3,C4の各両端電圧がそれぞれ異なってくるため、コンデンサC1〜C4の各両端電圧を計測した計測電圧に基づいて、スイッチ素子S1,S2を異なるタイミングで動作させるようにする。
例えば、コンデンサC1の両端電圧が、コンデンサC2の両端の電圧より小さくなった場合には、スイッチ素子S1をオンする時間よりも、スイッチ素子S2をオンする時間を長くする。なお、このときの動作については、スイッチ素子S1,S2を同時にオン(t=0)してから、スイッチ素子S1のみをオフにするまでの間(t=0〜t1:第1の制御期間)、スイッチ素子S1のオフを維持し、スイッチ素子S2をオンからオフにするまでの間(t=t1〜t2:第2の制御期間)およびスイッチ素子S1,S2のそれぞれのオフが維持される間(t=t2〜T:第3の制御期間(Tは1周期の時間))の3つの期間に分け、それぞれの動作を詳細に説明する。
(第1の制御期間:t=0〜t1)
第1の制御期間では、上述のようにスイッチ素子S1がオン、スイッチ素子S2がオンとされる。このとき、直流電源3からリアクトルL1、スイッチ素子S1,スイッチ素子S2、リアクトルL2の経路で閉回路が構成され、直流電源3の電圧がリアクトルL1とリアクトルL2との直列回路に印加される。上述のように、リアクトルL1,L2はトランスとして動作する。また、リアクトルL1,L2の直列回路でのインダクタンス値Ltは、
Lt=2・La+2・M …(1)(再掲)
であり、直流電源3の電圧EとこのインダクタンスLtで決まる右上がりの電流値が流れる(図4の、IL1,IL2参照)。この間、直流電源3のエネルギーは、電流としてリアクトルL1,L2にそれぞれ蓄積される。
(第2の制御期間:t=t1〜t2)
第2の制御期間では、上述のようにスイッチ素子S1がオンからオフに制御される一方で、スイッチ素子S2のオンは維持される。このとき、リアクトルL1の両端電圧は、D1側が+となり電流IL1はコンデンサC3を充電しながら減少する。一方、リアクトルL2の両端電圧は、D2側が+のままで変化しないため電流IL2は上昇する。
(第3の制御期間:t=t2〜T)
第3の制御期間では、上述のようにスイッチ素子S2のオフは維持される一方で、スイッチ素子S2がオンからオフに制御される。このとき、リアクトルL2の両端電圧は、D1側が−となり電流IL2はコンデンサC4を充電しながら減少する。すなわち、この状態では、電流IL1,IL2の双方がコンデンサC3,C4を充電しながら減少する。
つぎに、上記第1〜第3の制御期間における電荷の流れについて、さらに詳細に説明する。図4において、電流IL1の波形上に示した縦縞のハッチング部Sa1(以下「縦縞部Sa1」という)および横縞のハッチング部Sa3(以下「横縞部Sa3」という)は、コンデンサC1側から供給される電荷を示し、電流IL2の波形上に示した縦縞のハッチング部Sa2(以下「縦縞部Sa2」という)および横縞のハッチング部Sa4(以下「横縞部Sa4」という)は、コンデンサC2側から供給される電荷を示している。また、電流IL1の横縞部Sa3は、コンデンサC3に供給される電荷を示し、電流IL2の横縞部Sa4は、C4に供給される電荷を示している。
図4から明らかなように、Sa1+Sa3<Sa2+Sa4の関係がある。すなわち、コンデンサC1側から取り出される電荷Q1と、コンデンサC2側から取り出される電荷Q2との間には、Q1<Q2の関係がある。したがって、コンデンサC1の両端電圧がコンデンサC2の両端の電圧より小さくなった場合には、スイッチ素子S1のオン時間よりもスイッチ素子S2のオン時間を長くすることで、コンデンサC1側よりもコンデンサC2側から、より多くの電荷を取り出すことで、コンデンサC1,C2間の電圧バランスをとることができる。
逆にコンデンサC1の両端電圧がコンデンサC2の両端の電圧より大きくなった場合には、スイッチ素子S1のオン時間を、スイッチ素子S2のオン時間よりも長くすることでコンデンサC1,C2間の電圧バランスをとることができる。
また、実施の形態1で説明したように、スイッチ素子S1,S2のオン時比率を可変することで、直流電源3の電圧に対して所望の出力電圧(VC3+VC4)を得ることができる。
上述のように、この実施の形態の電源装置では、リアクトルL1とリアクトルL2との結合係数が小さい場合に、スイッチ素子S1に対するスイッチ素子S2のオン/オフのタイミング、あるいはスイッチ素子S2に対するスイッチ素子S1のオン/オフのタイミングを調整することで、第1,第2の昇圧回路に印加される電圧をバランスさせることができる。
以上説明したように、この実施の形態の電源装置によれば、直流電源の正極側に接続される第1昇圧回路に具備されるリアクトルと直流電源の負極側に接続される第2の昇圧回路のリアクトルとが磁気的に結合されるように構成されるとともに、第1、第2の昇圧回路の各入力コンデンサおよび各出力コンデンサの両端電圧に基づいて、第1の昇圧回路のスイッチ素子と前記第2の昇圧回路のスイッチ素子とを異なるタイミングで動作させるようにしているので、上記実施の形態1の効果に加えて、第1,第2の昇圧回路に印加される電圧のアンバランスを解消することができるという効果が得られる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3にかかる電源装置の回路構成を示す図である。同図に示す電源装置は、図1または図3に示した電源装置の出力端13,14および中間電圧端15に、入力端17,18および中間電圧端19ならびに出力端21,22を有する3レベルインバータ2を接続したことを特徴とする。なお、図5の回路構成では、直流電源3の出力を電源装置を構成する昇圧回路1の入力端11,12に接続するとともに、電源装置を構成する3レベルインバータ2の出力端21,22に、例えば系統連系するための系統電源4を接続する態様を示している。
つぎに、図5に示した電源装置を構成する3レベルインバータの構成について説明する。同図に示す3レベルインバータ2は、ダイオードD3,D4,スイッチ素子S3〜S6を具備するインバータ回路と、インダクタL3、コンデンサC5を具備するローパスフィルタと、を備えて構成される。
インバータ回路では、昇圧回路1の出力端13と自身の入力端17とが接続される直流母線31に、昇圧回路1(入力端17)に近い側から、IGBTなどのスイッチ素子にダイオードが逆並列に接続されたスイッチ素子S3,S4が挿入される。同様に、昇圧回路1の出力端14と自身の入力端18とが接続される直流母線33に、昇圧回路1(入力端18)に近い側から、IGBTなどのスイッチ素子にダイオードが逆並列に接続されたスイッチ素子S5,S6が挿入される。また、インバータ回路の内部において、ダイオードD3は、直流母線31と中間電位線32との間の電圧をクランプするように、そのカソードがスイッチ素子S3とスイッチ素子S4との接続点に接続され、そのアノードが中間電位線32に接続される。同様に、ダイオードD4は、直流母線33と中間電位線32との間の電圧をクランプするように、そのアノードがスイッチ素子S5とスイッチ素子S6との接続点に接続され、そのカソードが中間電位線32に接続される。
また、ローパスフィルタでは、3レベルインバータ2の出力端21,22に対してコンデンサC5が並列に接続され、コンデンサC5の一端にインダクタL3の一端が接続され、その他端は、スイッチ素子S4とスイッチ素子S6との接続点に接続される。
つぎに、図5に示す電源装置の動作について図5および図6を参照して説明する。なお、図6は、図5に示した電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。なお、回路の各要部における電圧または電流を表現する記号の意味は実施の形態1,2と同一である。
図6において、スイッチ素子S4を常時オン、スイッチ素子S5を常時オフとし、スイッチ素子S3をスイッチング制御することにより、スイッチ素子S3,S4がオンの期間には、コンデンサC3からスイッチ素子S3,S4、インダクタL3、コンデンサC5、コンデンサC3の経路で閉回路が構成され、出力端21が正極性となるような電圧の場合、すなわち3レベルインバータの出力電流が出力端から流出する方向のとき(以下このような状態を「インバータ正出力」という)がコンデンサC3から系統電源4に対して供給される。また、図6に示すように、スイッチ素子S3とスイッチ素子S6とを交互に、かつ、それらのオン時比率を可変制御(PWM制御)することで、系統電源4の電圧波形(系統電圧(U)参照)に連系させた電圧波形を出力することができる。
同様に、スイッチ素子S6を常時オン、スイッチ素子S3を常時オフとし、スイッチ素子S5をスイッチング制御することにより、スイッチ素子S5,S6がオンの期間には、コンデンサC4からコンデンサC5、インダクタL3、スイッチ素子S6,S5、コンデンサC4の経路で閉回路が構成され、出力端21が負極性となるような電圧、すなわち3レベルインバータの出力電流が出力端に流入する方向のとき(以下このような状態を「インバータ負出力」という)がコンデンサC4から系統電源4に対して供給される。また、図6に示すように、スイッチ素子S4とスイッチ素子S5とを交互に、かつ、それらのオン時比率を可変制御(PWM制御)することで、系統電源4の電圧波形(系統電圧(U)参照)に連系させた電圧波形を出力することができる。
上述のように構成されたこの実施の形態の電源装置では、昇圧回路1から正負のほぼ等しい電圧を得ることができ、3レベルインバータ2を動作するのに必要な正負の電源を得ることが可能となる。また、コンデンサC3,C4、スイッチ素子S3〜S6、ダイオードD3,D4の各素子に要求される耐電圧は、系統電源4の片側振幅値に必要な電圧で充分となるので、高速スイッチングが可能な損失の少ない汎用的な素子を使用することができ、電源装置の電力変換効率を高めることができる。
以上説明したように、この実施の形態の電源装置によれば、昇圧回路の出力端および中間電圧端に3レベルインバータの入力端を接続し、3レベルインバータの出力がローパスフィルタを介して交流電源に接続可能となるように構成しているので、上記実施の形態1,2の効果とともに、3レベルインバータ2を動作するのに必要な正負の電源を得ることが可能となる。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4にかかる電源装置の回路構成を示す図である。同図に示す電源装置は、図5に示した電源装置における昇圧回路として、コンデンサC1〜C4の各端子電圧の計測を可能とする図3の昇圧回路を適用した構成とされている。なお、その他の構成については、図5に示した実施の形態3と同一または同等であり、各構成部には同一符号を付して示し、それらの構成および接続にかかる詳細な説明を省略する。
つぎに、図7に示す電源装置の動作について図7〜図9を参照して説明する。なお、図8は、図7に示した電源装置におけるインバータ正出力時の制御態様を示す図であり、図9は、図7に示した電源装置におけるインバータ負出力時の制御態様を示す図である。なお、回路の各要部における電圧または電流を表現する記号の意味は実施の形態1〜3で定義したものと同一であり、さらにこの実施の形態では、制御要素に関して以下の記号を用いて定義する。
VS:直流電源3の電圧(VS=VC1+VC2)
Vref:VC3およびVC4の目標電圧
DS1:スイッチ素子S1のオン時比率
DS2:スイッチ素子S2のオン時比率
まず、図7に示す電源装置の制御態様の概要について説明する。まず、インバータ正出力時の場合には、第1の昇圧回路(正出力側の昇圧回路)の入力電圧および出力電圧(すなわちVC1,VC3)に基づいてスイッチ素子S1,S2のオン時比率が制御される。一方、インバータ負出力時の場合には、第2の昇圧回路(負出力側の昇圧回路)の入力電圧および出力電圧(すなわちVC2,VC4)に基づいてスイッチ素子S1,S2のオン時比率が制御される。
つぎに、この制御態様について、さらに詳細に説明する。なお、これらの制御は、電源装置に具備される制御回路5によって具現される。
インバータ正出力時の場合には、図8に基づく制御が行われる。同図において、まず、基本通流率X1が計算される。この基本通流率X1は、図示のように、
X1=1−(VC1/Vref) …(7)
で与えられる。
一方、VC3の目標電圧VrefとコンデンサC3の計測電圧VC3との差分値に対して、比例積分補償器(PI)および制限器(LIM)にて各所定の処理が施された制御値X2が計算される。この制御値X2は、図示のように、
X2=Vref−VC3 …(8)
で与えられる。
このとき、スイッチ素子S1のオン時比率DS1は、これらの制御値の加算値(X1+X2)に基づいて決定される。
ここで、(7)式、(8)式に基づいて行われる制御の意味するところは、つぎのとおりである。まず、制御値X2が付与されないときには、基本通流率X1に加算される制御値が存在しないので、DS1は基本通流率X1に一致する。すなわち、スイッチ素子S1は、昇圧比で定められるオン時比率に基づいたスイッチング制御が行われる。一方、コンデンサC3の電圧が目標値を下回ったときは、制御値X2が正値となり、DS1は大きくなる。その結果、実施の形態2で説明したように、コンデンサC3の電圧VC3が増大する方向に制御される。他方、コンデンサC3の電圧が目標値を上回ったときには、制御値X2が負値となり、DS1は小さくなって、コンデンサC3の電圧VC3が減少する方向に制御される。
同様に、直流電源3の電圧の半値(VS/2)とコンデンサC1の計測電圧VC1との差分値に対して、比例積分補償器(PI)および制限器(LIM)にて各所定の処理が施された制御値X3が計算される。この制御値X3は、図示のように、
X3=(VS/2)−VC1 …(9)
で与えられる。
このとき、スイッチ素子S2のオン時比率DS2は、上記で計算された加算値(X1+X2)と(9)式で計算された制御値X3とが加算された加算値(X1+X2+X3)に基づいて決定される。
ここで、(7)式〜(9)式に基づいて行われる制御の意味するところは、つぎのとおりである。まず、制御値X2,X3が付与されないときには、基本通流率X1に加算される制御値が存在しないので、DS2は基本通流率X1に一致する。すなわち、スイッチ素子S2は、昇圧比で定められるオン時比率に基づいたスイッチング制御が行われる。一方、コンデンサC1の電圧が直流電源3の電圧の半値(VS/2)を下回ったとき、すなわち、コンデンサC1の電圧がコンデンサC2の電圧を下回ったときには、制御値X3が正値となり、DS2は大きくなる。その結果、実施の形態2で説明したように、コンデンサC1の電圧VC1がコンデンサC2の電圧VC2よりも増大する方向に制御される。他方、コンデンサC1の電圧がコンデンサC2の電圧を上回ったときには、制御値X2が負値となり、DS2は小さくなって、コンデンサC1の電圧VC1がコンデンサC2の電圧VC2よりも減少する方向に制御される。
なお、インバータ負出力時の制御については、制御値X2を計算する際の目標電圧および計測電圧が、それぞれコンデンサC4に対する目標電圧および計測電圧であり、また、制御値X3を計算する際の計測電圧が、コンデンサC2に対する計測電圧である点を除いて、図8に示す内容と同等であり、詳細な説明を省略する。
上記のような制御が行われる結果、インバータ正出力時の場合には、第1の昇圧回路の出力電圧VC3が一定となるようにスイッチ素子S1,S2の各オン時比率が制御され、インバータ負出力時の場合には、第2の昇圧回路の出力電圧VC4が一定となるようにスイッチ素子S1,S2の各オン時比率が制御される。また、その際、コンデンサC1,C2の各電圧VC1,VC2がアンバランスになることが防止され、VC1,VC2は等しい電圧に保持される。
なお、3レベルインバータを用いて系統に連系させる場合、3レベルインバータからの供給出力が、系統周期の半サイクルごとに正側と負側から交互に電流を出力するように、電源装置はこの動作に同期していなければならない。一方、この実施の形態の電源装置では、上述のように、コンデンサC1〜C4の各計測電圧に基づいて、これらのコンデンサに蓄積される電荷量を安定制御することができるので、3レベルインバータを安定的に動作させることができる。
以上説明したように、この実施の形態の電源装置によれば、3レベルインバータの出力電流が3レベルインバータの出力端から流出する方向のときには、直流電源の正極側に接続される昇圧回路の入力コンデンサおよび出力コンデンサの各両端電圧に基づいてスイッチ素子S1,S2のオン時比率を制御し、3レベルインバータの出力電流が3レベルインバータの出力端に流入する方向のときには、直流電源の負極側に接続される昇圧回路の入力コンデンサおよび出力コンデンサの各両端電圧に基づいてスイッチ素子S1,S2のオン時比率を制御するようにしているので、上記実施の形態1〜3の効果に加えて、3レベルインバータを安定的に動作させることができるという効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる電源装置は、直流電圧をスイッチングにより昇圧して出力する電源装置に有用である。

Claims (6)

  1. 入力端に接続される直流電源の出力を昇圧して出力端に接続される負荷に所定の直流出力を供給する電源装置において、
    入力コンデンサ、リアクトル、ダイオード、スイッチ素子および出力コンデンサをそれぞれ具備して構成される第1、第2の昇圧回路を有し、該第1、第2の昇圧回路の各リアクトル同士が磁気的に結合されるように構成されるとともに、該第1の昇圧回路の入力コンデンサと該第2の昇圧回路の入力コンデンサとを直列に接続した一対の入力コンデンサの各両端を入力端とし、該第1の昇圧回路の出力コンデンサと該第2の昇圧回路の出力コンデンサとを直列に接続した一対の出力コンデンサの各両端を出力端とし、該出力コンデンサ同士の接続端を中間電圧端として構成される昇圧回路と、
    前記昇圧回路を制御する制御回路と、
    前記第1、第2の昇圧回路の各入力コンデンサおよび各出力コンデンサの両端電圧、または、前記一対の入力コンデンサおよび前記一対の出力コンデンサの両端電圧のうちのいずれかの両端電圧を直接的または間接的に計測する電圧計測手段と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記電圧計測手段の計測結果に基づいて前記第1、第2の昇圧回路の各スイッチ素子を同時にオン/オフ制御することを特徴とする電源装置。
  2. 前記昇圧回路の出力端および中間電圧端に3レベルインバータの入力端を接続し、該3レベルインバータの出力がローパスフィルタを介して交流電源に接続可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記3レベルインバータの出力電流が該3レベルインバータの出力端から流出する方向のときには、前記第1、第2の昇圧回路のうち、前記直流電源の正極側に接続される昇圧回路に具備される入力コンデンサおよび出力コンデンサの各両端電圧に基づいて該第1、第2の昇圧回路にそれぞれ具備される各スイッチ素子のオン時比率を制御し、
    前記3レベルインバータの出力電流が該3レベルインバータの出力端に流入する方向のときには、前記第1、第2の昇圧回路のうち、前記直流電源の負極側に接続される昇圧回路に具備される入力コンデンサおよび出力コンデンサの各両端電圧に基づいて該第1、第2の昇圧回路にそれぞれ具備される各スイッチ素子のオン時比率を制御することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 入力端に接続される直流電源の出力を昇圧して出力端に接続される負荷に所定の直流出力を供給する電源装置において、
    入力コンデンサ、リアクトル、ダイオード、スイッチ素子および出力コンデンサをそれぞれ具備して構成される第1、第2の昇圧回路を有し、該第1、第2の昇圧回路の各リアクトル同士が磁気的に結合されるように構成されるとともに、該第1の昇圧回路の入力コンデンサと該第2の昇圧回路の入力コンデンサとを直列に接続した一対の入力コンデンサの各両端を入力端とし、該第1の昇圧回路の出力コンデンサと該第2の昇圧回路の出力コンデンサとを直列に接続した一対の出力コンデンサの各両端を出力端とし、該出力コンデンサ同士の接続端を中間電圧端として構成される昇圧回路と、
    前記昇圧回路を制御する制御回路と、
    前記第1、第2の昇圧回路の各入力コンデンサおよび各出力コンデンサの両端電圧を直接的または間接的に計測する電圧計測手段と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記電圧計測手段の計測結果に基づいて前記第1の昇圧回路のスイッチ素子と前記第2の昇圧回路のスイッチ素子とを異なるタイミングで動作させることを特徴とする電源装置。
  5. 前記昇圧回路の出力端および中間電圧端に3レベルインバータの入力端を接続し、該3レベルインバータの出力がローパスフィルタを介して交流電源に接続可能となるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記3レベルインバータの出力電流が該3レベルインバータの出力端から流出する方向のときには、前記第1、第2の昇圧回路のうち、前記直流電源の正極側に接続される昇圧回路に具備される入力コンデンサおよび出力コンデンサの各両端電圧に基づいて該第1、第2の昇圧回路にそれぞれ具備される各スイッチ素子のオン時比率を制御し、
    前記3レベルインバータの出力電流が該3レベルインバータの出力端に流入する方向のときには、前記第1、第2の昇圧回路のうち、前記直流電源の負極側に接続される昇圧回路に具備される入力コンデンサおよび出力コンデンサの各両端電圧に基づいて該第1、第2の昇圧回路にそれぞれ具備される各スイッチ素子のオン時比率を制御することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
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