JP2003243865A - 電子機器及び電子部品の放熱方法 - Google Patents

電子機器及び電子部品の放熱方法

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JP2003243865A
JP2003243865A JP2002041226A JP2002041226A JP2003243865A JP 2003243865 A JP2003243865 A JP 2003243865A JP 2002041226 A JP2002041226 A JP 2002041226A JP 2002041226 A JP2002041226 A JP 2002041226A JP 2003243865 A JP2003243865 A JP 2003243865A
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Minoru Inayama
稔 稲山
Takashi Nakamura
恭士 中村
Junji Tsuruoka
純司 鶴岡
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誠二 安井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱を必要とする電子部品の冷却効率を高め
ることができる電子機器及び電子部品の放熱方法を提供
することにある。 【解決手段】 インバータ電源装置10のケース12の底部
中央に段部11が突出形成され、段部11には冷却流体の通
路11aが形成されている。段部の上面11bにコンバータ
モジュール14及びインバータモジュール15が取り付けら
れている。コンバータモジュール14には平滑用コンデン
サ16が銅バー18aを介して、チョークコイル17が端子17
aを介してそれぞれ接続され、インバータモジュール15
には、電解コンデンサ19が銅バー18bを介して接続され
ている。平滑用コンデンサ16、チョークコイル17及び電
解コンデンサ19は、それぞれ側面が段部11の段差面11c
に当接し、底面がケース12の支持面12aに当接する状態
で固定されている。各接続面14a,15a,16a,17b,
19aの高さが同一となるように、段部11の高さが設定さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器及び電子
部品の放熱方法に係り、詳しくは放熱が必要な電子部品
を備えた電子機器及び電子部品の放熱方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電力制御用の半導体素子(パワー素子)
等、電流の導通により発熱し、過度に高温になると破損
する電子部品を備えた電子機器では、電子部品の温度上
昇を抑制するため、電子部品を水や空気等の冷却媒体を
利用して冷却する冷却構造が採用されている。
【0003】この種の冷却構造を備えた電子機器とし
て、例えば図6に示す構成の装置がある。この電子機器
41は、底部に冷却部42を備えたケース43内に、電
力制御用モジュール44や電力制御用モジュール44に
接続される電解コンデンサ45及びチョークコイル46
等の電子部品が収容されている。冷却部42には冷却水
の通路42aが形成され、電力制御用モジュール44、
電解コンデンサ45及びチョークコイル46はその底部
が冷却部42に当接する状態でケース43に取り付けら
れている。
【0004】電力制御用モジュール44、電解コンデン
サ45及びチョークコイル46はその高さが異なるた
め、電力制御用モジュール44と電解コンデンサ45と
は、一端が端子台47で支持される銅バー48a,48
bを介して接続されている。また、電力制御用モジュー
ル44とチョークコイル46とは、一端が端子台47で
支持される銅バー48aに、チョークコイル46の端子
46aが連結される状態で接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
構成では、銅バー48aには段部を設ける必要があるた
めその形状が複雑になる上、端子台47及び銅バー48
bを必要とし、接続のための部品数が増える。電力制御
用モジュール44と電解コンデンサ45とを接続する銅
バー48a,48bを1個の銅バーとすることは可能で
ある。しかし、電力制御用モジュール44とチョークコ
イル46とを接続する銅バー48aをなくして、チョー
クコイル46の端子46aを長く延ばすとともに段部を
設けて直接電力制御用モジュール44に接続するのは精
度上難しい。従って、従来の構成では、コストアップに
なるとともに、組み付け工数が増大するという問題があ
る。また、電力制御用モジュール44は扁平のため底面
において冷却部42に接触する構成でも冷却効率は良い
が、電解コンデンサ45及びチョークコイル46等の扁
平でない電子部品は、底面においてのみ冷却部42に接
触する冷却構造では冷却効率が悪かった。
【0006】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであって、その第1の目的は放熱を必要とする電
子部品の冷却効率を高めることができる電子機器及び電
子部品の放熱方法を提供することにある。また、第2の
目的は第1の目的に加えて電子部品同士の接続構造を簡
単にできる電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載の発明では、放熱が必要な電子
部品を取り付ける支持部材に段部を設け、前記電子部品
を前記段部の段差面と、前記支持部材の支持面とから放
熱可能に前記支持部材に取り付けた。
【0008】この発明では、電子部品は従来と異なり、
その底面及び側面の両面から支持部材を介して放熱され
るため、電子部品が効率よく冷却され、電子部品の温度
上昇が抑制される。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記段部に冷却流体の通路が形成さ
れている。この発明では、通路を流れる冷却流体により
段部が積極的に冷却されるため、電子部品の冷却効率が
より向上する。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記冷却流体は水である。この発明
では、冷却流体の取り扱いが容易となる。第2の目的を
達成するため、請求項4に記載の発明では、請求項1〜
請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記電
子部品として高さの異なるものが複数設けられ、各電子
部品の接続面の高さが同一となるように、前記段部の高
さが設定されている。従って、この発明では、高さの異
なる複数の電子部品を支持部材上に取り付ける際、電子
部品を接続するために必要な銅バー等の接続部品の数を
従来のものに比較して少なくできる。また、銅バーに段
部を設ける必要がなく、その形状が単純になって接続構
造を簡単にできる。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記段部の最も高い面に取り付けら
れた電子部品の接続面に合わせて他の電子部品の接続面
の高さが設定されている。電子部品のうちトランジスタ
等のスイッチング素子が組み合わされたモジュールは、
コンデンサやチョークコイルに比較してその高さが低
く、扁平である。従って、この発明のように、段部の最
上面に前記モジュールを取り付け、その接続面を基準に
して他の電子部品であるコンデンサやチョークコイルの
接続面が同じとなるようにすることで、接続構造が簡単
になる。また、扁平でないコンデンサやチョークコイル
等の電子部品が、側面及び底面の両面から支持部材を介
して効率良く放熱するように配置するのが容易になる。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記電子
部品は複数設けられ、一つの接続導体で接続されている
電子部品の接続面の高さが同じである。この発明では、
銅バー等の接続導体を使用して複数の電子部品を接続す
る際、接続導体を屈曲成形する必要がなく、接続導体の
製造が簡単になるとともに、電子部品との接続作業が容
易になる。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記支持
部材はダイカスト成形されている。従って、この発明で
は、高さの異なる複数の電子部品に合わせて段部の高さ
を代える等、支持部材を複雑な形状に形成する場合で
も、切削加工で形成する場合に比較して低コストで支持
部材を製造できる。
【0014】請求項8に記載の発明では、放熱が必要な
電子部品の放熱方法であって、前記電子部品を取り付け
る支持部材に段部を設け、前記段部の中に冷却流体の通
路を設け、前記電子部品の側面を段部に当接させて放熱
させる。この発明では、電子部品は冷却流体により積極
的に冷却される段部にその側面が当接された状態で支持
部材に取り付けられる。従って、扁平でない電子部品に
おいて、側面ではなく底面が支持部材に当接される場合
に比較して、冷却効率が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を電子機器としての3相インバータ電源装置に具体化し
た第1の実施の形態を図1及び図2に従って説明する。
図1はインバータ電源装置の模式正断面図、図2は図1
のII−II線における縮小模式断面図である。
【0016】図1に示すように、インバータ電源装置1
0は、段部11を備えた支持部材としてのケース12を
備え、ケース12内に電子部品が収容されている。ケー
ス12は四角箱状に形成され、その底部中央に段部11
が突出形成されている。段部11には冷却流体の通路1
1aが形成されている。通路11aは1本の通路11a
が折り返して1往復するように形成されている。図2に
示すように、ケース12の一端にはコネクタ部13が水
密状態に固定され、コネクタ部13に連結されたパイプ
13aを介して通路11aに対する冷却流体の供給、排
出が行われるようになっている。この実施の形態では冷
却流体として水が使用されている。ケース12はアルミ
ダイカスト成形されている。ケース12は図示しないカ
バー(蓋)によりその開放部が覆われる。
【0017】インバータ電源装置10を構成する電子部
品としてのコンバータモジュール14及びインバータモ
ジュール15は、段部11の最も高い面としての上面1
1bに取り付けられている。コンバータモジュール14
はバッテリから供給される直流電圧を所定の電圧に変圧
する作用をなし、インバータモジュール15はコンバー
タモジュール14の直流出力を交流出力に変換する作用
をなす。
【0018】コンバータモジュール14には電子部品と
しての1個の平滑用コンデンサ16及びチョークコイル
17が接続されている。平滑用コンデンサ16には電解
コンデンサが使用されている。平滑用コンデンサ16及
びチョークコイル17は段部11を挟むように配置さ
れ、それぞれ側面が段部11の段差面11cに当接し、
底面がケース12の支持面12aに当接する状態で固定
されている。平滑用コンデンサ16の接続面16aは接
続導体としての銅バー18aを介してコンバータモジュ
ール14の接続面14aに接続されている。チョークコ
イル17は屈曲形成された端子17aが直接コンバータ
モジュール14の接続面14aに接続されている。端子
17aのコンバータモジュール14の接続面14aと対
向する箇所が、チョークコイル17の接続面17bとな
る。この実施の形態では、コンバータモジュール14、
平滑用コンデンサ16及びチョークコイル17の接続面
14a,16a,17bの高さが同一となるように、段
部11の高さが設定されている。即ち、平滑用コンデン
サ16及びチョークコイル17が配置される部分におけ
るケース12の深さが、平滑用コンデンサ16及びチョ
ークコイル17の高さに対応した値に設定されている。
【0019】インバータモジュール15には3相に対応
した6個のスイッチング素子(図示せず)に対応して電
子部品としての電解コンデンサ19が6個接続されてい
る。電解コンデンサ19は平滑用コンデンサ16と同じ
大きさに形成されている。電解コンデンサ19は平滑用
コンデンサ16と一直線上に位置するように配置され、
図1では平滑用コンデンサ16の後ろ側(紙面の裏側)
に位置する。電解コンデンサ19は側面が段部11の段
差面11cに当接し、底面がケース12の支持面12a
に当接する状態で固定されている。
【0020】コンバータモジュール14及びインバータ
モジュール15は、幅(図1における左右方向の長さ)
及び高さが同じに形成されている。そして、インバータ
モジュール15もコンバータモジュール14と同様に、
その底部が段部11の上面11bに当接する状態で固定
されている。インバータモジュール15は、図1ではコ
ンバータモジュール14の後ろ側(紙面の裏側)に位置
する。電解コンデンサ19の接続面19aは接続導体と
しての銅バー18bを介してインバータモジュール15
の接続面15aに接続されている。従って、この実施の
形態では電子部品であるコンバータモジュール14、イ
ンバータモジュール15、平滑用コンデンサ16、チョ
ークコイル17及び電解コンデンサ19の接続面14
a,15a,16a,17b,19aの高さが同一とな
るように、段部11の高さが設定されている。また、一
つの接続導体(銅バー18b)で接続されている電子部
品(電解コンデンサ19)の接続面19aの高さが同じ
に形成されている。
【0021】次に前記のように構成されたインバータ電
源装置10の作用を説明する。インバータ電源装置10
が駆動されると、コンバータモジュール14で所定の電
圧に変圧された直流電圧が、インバータモジュール15
に供給される。インバータモジュール15で直流電圧が
交流電圧に変換されて出力される。そして、コンバータ
モジュール14、インバータモジュール15、平滑用コ
ンデンサ16、チョークコイル17及び電解コンデンサ
19は、電流の導通によりそれぞれ発熱する。
【0022】コンバータモジュール14及びインバータ
モジュール15は扁平で、その底面が段部11に当接し
ているため、各モジュール14,15の熱が底面から段
部11に放熱されて効率良く冷却される。平滑用コンデ
ンサ16、チョークコイル17及び電解コンデンサ19
は扁平ではないため、底面のみがケース12に当接する
構成では冷却効率が悪いが、側面が段部11の通路11
aに当接し、底面がケース12に当接する構成のため、
いずれも両面から放熱されて効率良く冷却される。段部
11は単純な空冷のヒートシンクではなく、通路11a
を流れる冷却水により積極的に冷却されるため、各電子
部品の放熱がより効率良く行われる。
【0023】この実施の形態では次の効果を有する。 (1) 放熱が必要な電子部品(平滑用コンデンサ1
6、チョークコイル17及び電解コンデンサ19)を取
り付ける支持部材(ケース12)に段部11を設け、前
記電子部品を段部11の段差面11cと、前記支持部材
の支持面12aとから放熱可能に前記支持部材に取り付
けた。従って、電子部品は従来と異なり、その底面及び
側面の両面から支持部材を介して放熱されるため、電子
部品が効率よく冷却され、電子部品の温度上昇が抑制さ
れる。
【0024】(2) 段部11に冷却流体の通路11a
が形成されている。従って、通路11aを流れる冷却流
体により段部11が積極的に冷却されるため、電子部品
の冷却効率がより向上する。
【0025】(3) 冷却流体として水が使用されてい
るため、気体を使用する場合より冷却効率が高く、また
他の液体に比較して冷却流体の取り扱いが容易となる。 (4) 高さの異なる電子部品、例えばコンバータモジ
ュール14、平滑用コンデンサ16及びチョークコイル
17が複数設けられ、各電子部品の接続面14a,16
a,17bの高さが同一となるように、段部11の高さ
が設定されている。従って、コンバータモジュール14
及び平滑用コンデンサ16を接続する銅バー18aは従
来と異なり1個でよく、屈曲形成せずに平面状のものを
使用でき、端子台が不要になる。また、コンバータモジ
ュール14とチョークコイル17との接続に銅バー及び
端子台が不要となる。即ち、高さの異なる複数の電子部
品をケース12上に取り付ける際、電子部品を接続する
ために必要な銅バー18a等の接続部品の数を従来のも
のに比較して少なくできるとともに、銅バー18aの形
状も単純になり接続構造を簡単にできる。
【0026】(5) 段部11の上面11bに取り付け
られた電子部品(コンバータモジュール14及びインバ
ータモジュール15)の接続面14a,15aに合わせ
て他の電子部品(平滑用コンデンサ16、チョークコイ
ル17及び電解コンデンサ19)の接続面16a,17
b,19aの高さが設定されている。電子部品のうちト
ランジスタ等のスイッチング素子が組み合わされたコン
バータモジュール14及びインバータモジュール15
は、平滑用コンデンサ16、チョークコイル17及び電
解コンデンサ19に比較してその高さが低く、扁平であ
る。従って、段部11の最上面にコンバータモジュール
14及びインバータモジュール15を取り付け、その接
続面14a,15aを基準にして他の電子部品である平
滑用コンデンサ16、チョークコイル17及び電解コン
デンサ19の接続面16a,17b,19aが同じとな
るようにすることで、接続構造が簡単になる。また、扁
平でないコンデンサやチョークコイル等の電子部品を、
側面及び底面の両面から支持部材を介して効率良く放熱
するように配置するのが容易になる。
【0027】(6) 複数設けられた電子部品(電解コ
ンデンサ19)が、一つの接続導体(銅バー18b)で
接続され、その接続面19aの高さが同じである。従っ
て、接続導体を屈曲成形する必要がなく、接続導体の製
造が簡単になるとともに、電子部品との接続作業が容易
になる。
【0028】(7) ケース12はダイカスト成形され
ている。従って、高さの異なる複数の電子部品に合わせ
て段部11の高さを変える等、ケース12を複雑な形状
に形成する場合でも、切削加工で形成する場合に比較し
て低コストでケース12を製造できる。
【0029】(8) 支持部材(ケース12)に冷却流
体の通路11aを備えた段部11を設け、電子部品(平
滑用コンデンサ16、チョークコイル17及び電解コン
デンサ19)の側面を段部11に当接させて放熱させ
る。従って、扁平でない電子部品において、側面ではな
く底面が支持部材に当接される場合に比較して、冷却効
率が向上する。
【0030】(9) インバータ電源装置10を構成す
る各電子部品の接続面14a,15a,16a,17
b,19aの高さが、同一に設定されているため、組み
付け作業がより簡単になる。
【0031】(第2の実施の形態)次に第2の実施形態
を図3及び図4に従って説明する。この実施の形態は電
子部品の接続面の高さが全て同じではなく、コンバータ
モジュール14に接続される電子部品と、インバータモ
ジュール15に接続される電子部品とでその接続面の高
さが異なる点が第1の実施の形態と異なっている。第1
の実施の形態と同様の部分については同一符号を付して
詳しい説明を省略する。
【0032】図3に示すように、インバータモジュール
15はコンバータモジュール14に比較して接続面15
aの高さが高く形成され、インバータモジュール15に
接続される電子部品である電解コンデンサ20に、平滑
用コンデンサ16に比較して高さが高いものが使用され
ている。平滑用コンデンサ16及び電解コンデンサ20
は一直線上に配置されている。
【0033】コンバータモジュール14、平滑用コンデ
ンサ16及びチョークコイル17の接続面14a,16
a,17bが同じ高さに設定されている。また、インバ
ータモジュール15及び電解コンデンサ20の接続面1
5a,20aが同じ高さでかつ、コンバータモジュール
14の接続面14aより高く設定されている。
【0034】ケース12は、コンバータモジュール14
及びインバータモジュール15が固定される段部11の
上面11bは一定の高さに形成されている。図4に示す
ように、電解コンデンサ20の底面が当接する支持面1
2aは、平滑用コンデンサ16の底面が当接する支持面
12bより低く形成されている。
【0035】この実施の形態では第1の実施の形態の
(1)〜(4)、(7)及び(8)と同様な効果を有す
る他に、次の効果を有する。 (10) コンバータモジュール14及びインバータモ
ジュール15の接続面14a,15aの高さが異なる
が、インバータモジュール15に接続される各電解コン
デンサ20の接続面20aは接続面15aと同じ高さに
形成され、一つの銅バー18b(接続導体)で接続され
ている。従って、銅バー18bを屈曲成形する必要がな
く、銅バー18bの製造が簡単になるとともに、電子部
品(インバータモジュール15及び電解コンデンサ2
0)との接続作業が容易になる。
【0036】実施の形態は前記に限らず、例えば次のよ
うに構成してもよい。 ○ 平滑用コンデンサ16の接続面16aの高さと、電
解コンデンサ20の接続面20aの高さとが異なる場
合、図5に示すように、平滑用コンデンサ16と電解コ
ンデンサ20とを一直線上に配置しない構成としてもよ
い。この場合、ケースの長手方向(図5の紙面と垂直方
向)で段部11の高さを変更する必要がなく、製造が容
易になる。なお、この実施の形態では、インバータモジ
ュール15は本体の高さがコンバータモジュール14と
同じであるが、端子21が突設され、端子21の一部が
インバータモジュール15の接続面21aを構成してい
る。
【0037】○ 図5に示すように、通路11aとして
複数本(例えば3本)の通路11aが1往復するように
形成してもよい。冷却流体としての水は、図5における
右側に図示される3本の通路11a内を紙面の手前から
奥に向かって流れ、左側に図示される3本の通路11a
内を紙面の奥から手前に向かって流れる。この場合、冷
却流体の通路11aが複数平行に形成されているため、
通路11a全体の断面積が同じ場合、1本の通路11a
とする場合に比較して冷却流体との接触面積が増加し、
冷却効率が向上する。
【0038】○ ケース12の底部を厚くして、段部1
1だけでなく、ケース12の底部にも通路11aを設け
てもよい。この場合、平滑用コンデンサ16、チョーク
コイル17及び電解コンデンサ19,20の冷却効率が
より向上する。
【0039】○ 支持部材として箱状のケース12に代
えて、段部11を有する板状の支持部材を使用し、カバ
ーとして箱状のもの使用してもよい。この場合、支持部
材の製造が容易になる。
【0040】○ 支持部材をアルミダイカスト成形以外
のダイカスト成形で形成したり、ダイカスト成形でな
く、切削加工で形成してもよい。 ○ 段部11に形成された通路11aに流す冷却流体を
水以外の液体に変えたり、気体を流す構成としてもよ
い。
【0041】○ インバータ電源装置10として交流電
源をAC/DCコンバータで所定電圧の直流に変え、そ
の直流電圧をインバータで交流電圧に変換する構成とし
てもよい。
【0042】○ インバータ電源装置10以外の電子機
器に適用したり、平滑用コンデンサ16、チョークコイ
ル17及び電解コンデンサ19以外の電子部品、例えば
抵抗器やインダクタンス素子であるトランスの放熱に適
用してもよい。
【0043】○ 段部11に隣接して設置された電子部
品を必ずしもケース12の底部と段差面11cの両方に
当接して放熱する必要はなく、発熱量が少ない場合や、
当該電子部品の形状により底部と段差面11cの両方に
当接させるのが困難な場合等は、底部又は段差面11c
のどちらか一方にのみ当接させてもよい。
【0044】前記実施の形態から把握できる技術的思想
について以下に記載する。 (1) 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の発
明の電子機器はインバータ電源装置である。
【0045】(2) 請求項1〜請求項8のいずれか一
項に記載の電子部品はコンデンサ、抵抗器又はインダク
タンス素子である。
【0046】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1〜請求
項8に記載の発明によれば、放熱を必要とする電子部品
の冷却効率を高めることができる。また、請求項4及び
請求項5に記載の発明によれば、電子部品同士の接続構
造を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の電子機器の模式断面図。
【図2】 図1のII−II線における縮小模式断面図。
【図3】 第2の実施の形態の電子機器の模式断面図。
【図4】 図3のIV−IV線における縮小模式断面図。
【図5】 別の実施の形態の電子機器の模式断面図。
【図6】 従来技術の電子機器の模式断面図。
【符号の説明】
11…段部、11a…通路、11b…最も高い面として
の上面、11c…段差面、12…支持部材としてのケー
ス、12a,12b…支持面、14…電子部品としての
コンバータモジュール、15…同じくインバータモジュ
ール、16…同じく平滑用コンデンサ、17…同じくチ
ョークコイル、19,20…同じく電解コンデンサ、1
8b…接続導体としての銅バー、14a,15a,16
a,17b,19a,20a,21a…接続面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 一雄 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ 株式会社内 (72)発明者 稲山 稔 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ 株式会社内 (72)発明者 中村 恭士 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ 株式会社内 (72)発明者 鶴岡 純司 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ 株式会社内 (72)発明者 安井 誠二 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ 株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA03 AA05 FA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱が必要な電子部品を取り付ける支持
    部材に段部を設け、前記電子部品を前記段部の段差面
    と、前記支持部材の支持面とから放熱可能に前記支持部
    材に取り付けた電子機器。
  2. 【請求項2】 前記段部に冷却流体の通路が形成されて
    いる請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記冷却流体は水である請求項2に記載
    の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記電子部品として高さの異なるものが
    複数設けられ、各電子部品の接続面の高さが同一となる
    ように、前記段部の高さが設定されている請求項1〜請
    求項3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記段部の最も高い面に取り付けられた
    電子部品の接続面に合わせて他の電子部品の接続面が設
    定されている請求項4に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記電子部品は複数設けられ、一つの接
    続導体で接続されている電子部品の接続面の高さが同じ
    に形成されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に
    記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記支持部材はダイカスト成形されてい
    る請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電子機
    器。
  8. 【請求項8】 放熱が必要な電子部品の放熱方法であっ
    て、前記電子部品を取り付ける支持部材に段部を設け、
    前記段部の中に冷却流体の通路を設け、前記電子部品の
    側面を段部に当接させて放熱させる電子部品の放熱方
    法。
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