JP4055042B2 - インバータ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータ装置に関し、詳しくは平滑コンデンサ付きの冷却流体間接冷却型インバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイブリッド車、燃料電池車、純二次電池車など電力を用いて走行する電気自動車では、構成が堅牢、簡素で制御が容易な交流モータを用いるために、直流電力と交流電力との間で双方向変換する大電力のインバータ装置特に三相インバータ装置が採用されている。
【0003】
この種の大電力インバータ装置は、直交変換を行うインバータ回路の他に、このインバータ回路の一対の直流端子間に並列接続されて直流電源電圧の変動を低減する平滑コンデンサ、並びに、平滑コンデンサの端子(コンデンサ端子ともいうものとする)とインバータ回路を構成する半導体モジュールの直流端子とを接続するブスバーとを有している。
【0004】
また、電気自動車用インバータ装置では、インバータ回路の発熱が大きいために、冷却流体間接冷却部材を用いてインバータ回路用の半導体モジュールを冷却流体により間接冷却することが実用上必須となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した電気自動車用インバータ装置では、インバータ回路と平滑コンデンサとを接続するブスバーに大電流が流れるため、その発熱がブスバーを通じてインバータ回路を構成する半導体モジュールや平滑コンデンサの温度を増大させるという問題があることがわかった。この問題の軽減のためにブスバーの断面積を増大することも考えられるが、電気自動車では、重量低減が燃費の点で重要であるため、その発熱を問題となるレベル以下に減少させるだけのブスバー断面積の増大は困難であった。
【0006】
また、上記したインバータ装置では、それを構成する半導体モジュール、平滑コンデンサ、ブスバー、冷却流体間接冷却部材の高精度の位置合わせが実装上の問題となっていた。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、断面積の増大なしにブスバーの温度上昇を低減するとともに、実装作業性の向上が可能なインバータ装置を提供することを、その目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のインバータ装置は、ベースプレートと、インバータ回路を構成する半導体モジュールと、主面が前記半導体モジュールに密着する扁平冷却チューブと、前記ベースプレートに直立に固定されて前記扁平冷却チューブの両端に連結される一対のヘッダと、前記両ヘッダの一方を介して前記半導体モジュールに隣接する位置に配設されて一端面が前記ベースプレートに固定される平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの他端面に配設されたコンデンサ端子と前記半導体モジュールの直流端子とを接続するブスバーとを備え、前記ブスバーは、前記半導体モジュールと前記平滑コンデンサとの間の前記ヘッダに固定されるインバータ装置である。
【0009】
これにより、次の作用効果を奏することができる。
【0010】
まず、ブスバーはヘッダにより冷却されるので、ブスバーの熱が半導体モジュールや平滑コンデンサに伝達されてそれらを加熱することがない。
【0011】
次に、半導体モジュール内の電力用半導体素子チップはブスバーに銅やアルミなどの良熱(及び電気)伝導部材で接続されているので、電力用半導体素子チップの熱をブスバーを通じてヘッダに吸収することにより半導体モジュールの放熱効果を向上することができる。
【0012】
次に、平滑コンデンサの内部の電極もブスバーに銅やアルミなどの良熱(及び電気)伝導部材で接続されているので、平滑コンデンサの熱をブスバーを通じてヘッダに吸収することにより半導体モジュールの放熱効果を向上することができる。特に、平滑コンデンサは、一対の電極箔が樹脂セパレータを挟んで多重に巻回された構造を有しているので、平滑コンデンサの径方向中央部の放熱は容易ではない。これに対して、本構成では、平滑コンデンサの中央部の熱は、それぞれ良熱(電気)伝導部材である電極箔、平滑コンデンサの端子(コンデンサ端子)、ブスバーを通じてヘッダに流れることができるので、従来は冷却が容易ではなかった平滑コンデンサの径方向中央部の温度を良好に低下させることができる。
【0013】
また、ベースプレートを通じてヘッダに熱的に結合される平滑コンデンサの一端面とは逆側の平滑コンデンサの部分をブスバーを通じて良好に冷却することができるので、平滑コンデンサの軸方向反ベースプレート側の端部の過熱を防止することができるという利点も生じる。
【0014】
更に、インバータ装置を収容するケース内部の空気温度を低下させることができるので、ケース内部の他の回路部品に対する熱的影響を軽減することもできる。
【0015】
その他、ブスバーの空間位置及び姿勢をヘッダを通じてベースプレートに対して規定することができるので、ブスバーに半導体モジュールと平滑コンデンサとの位置合わせが容易となる。特に、半導体モジュールと扁平冷却チューブとを固定する前に、あらかじめ半導体モジュールをブスバーに固定する場合には、ブスバーが半導体モジュールの固定部材として機能するために、半導体モジュール付きのブスバーをヘッダに固定するだけで半導体モジュールと扁平冷却チューブとの位置合わせが実現でき、組み付け作業が容易となる。
この利点はとりわけ、インバータ回路を多数の半導体モジュールを組み合わせて用いる場合に有利である。
【0016】
請求項2記載の構成によれば請求項1記載のインバータ装置において更に、前記ブスバーは、低電位側のブスバーであって、前記ヘッダに直結されることを特徴としている。これにより、ブスバー(低電位側)とヘッダとの間の熱抵抗を低減することができる。
【0017】
なお、平滑コンデンサの正極側の端子(コンデンサ端子)とインバータ回路の高位側の直流端子とを接続する高電位側のブスバーは、薄い電気絶縁フィルムを通じて低電位側のブスバーに隣接させることが好ましい。このようにすれば、平滑コンデンサの容量を増大できるとともに、高電位側のブスバーは低電位側のブスバーを通じてヘッダに良好に放熱することができる。もちろん、高電位側のブスバーを薄い電気絶縁フィルムを通じて直接ヘッダの頂面に密着させて低電位側のブスバーを介することなく放熱してもよい。この場合には、高電位側のブスバーをヘッダに固定するのに樹脂スクリューを用いればよい。
【0018】
請求項3記載のインバータ装置は、ベースプレートと、インバータ回路を構成する半導体モジュールと、
主面が前記半導体モジュールに密着する扁平冷却チューブと、前記ベースプレートに直立に固定されて前記扁平冷却チューブの両端に連結される一対のヘッダと、前記両ヘッダの一方を介して前記半導体モジュールに隣接する位置に配設されて一端面が前記ベースプレートに固定される平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの他端面に配設されたコンデンサ端子と前記半導体モジュールの直流端子とを接続するブスバーとを備え、前記コンデンサの側面は、前記半導体モジュールと前記平滑コンデンサとの間の前記ヘッダに当接されることを特徴とするインバータ装置である。
【0019】
本構成によれば、平滑コンデンサはその側面すなわち外周面からヘッダに良好に放熱することができるので、平滑コンデンサの内部温度上昇を更に良好に抑止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明のインバータ装置の好適な態様を以下の実施例を参照して説明する。
【0021】
【実施例】
(回路構成)
図1は、電気自動車の走行モータ駆動制御用の三相インバータ回路装置の回路図である。
【0022】
1は電池(直流電源)、200〜700はそれぞれ、寄生ダイオ−ドをフライホイールダイオ−ドとして利用するNMOSトランジスタからなる半導体モジュールである。
【0023】
半導体モジュール200はU相上アームを構成し、半導体モジュール300はU相下アームを構成し、半導体モジュール400はV相上アームを構成し、半導体モジュール500はV相下アームを構成し、半導体モジュール600はW相上アームを構成し、半導体モジュール700はW相下アームを構成している。
【0024】
201はU相上アームの正の直流電源端子(ドレイン側)、202はU相上アームの交流出力端子(ソース側)、301はU相下アームの交流出力端子(ドレイン側)、302はU相下アームの負の直流端子(ソース側)である。
【0025】
401はV相上アームの正の直流電源端子(ドレイン側)、402はV相上アームの交流出力端子(ソース側)、501はV相下アームの交流出力端子(ドレイン側)、502はV相下アームの負の直流端子(ソース側)である。
【0026】
601はW相上アームの正の直流電源端子(ドレイン側)、602はW相上アームの交流出力端子(ソース側)、701はW相下アームの交流出力端子(ドレイン側)、702はW相下アームの負の直流端子(ソース側)である。
【0027】
各正の直流端子201、401、601は、平滑コンデンサ8の正極端子とともに電池1の正極端子に接続され、各負の直流端子302、502、702は、平滑コンデンサ8の負極端子ともに電池1の負極端子に接続されている。U相交流出力端子202、301は接続点203で接続され、V相交流出力端子402、501は接続点403で接続され、W相交流出力端子602、701は接続点603で接続されて三相交流モータ29の電機子巻線(図示せず)に給電している。
【0028】
10はコントローラであり、各半導体素子のゲート電極に制御電圧を出力するとともに、各半導体素子の温度検出などを行っている。三相交流モータ9を駆動する上記三相インバータ回路及び平滑コンデンサ8の動作自体は周知であり、更に詳細な説明を省略する。
(半導体モジュールの構成)
U相上アームの半導体モジュール200を図2(a)、図2(b)を参照して以下に説明する。図2(a)は分解斜視図、図2(b)は全体斜視図を示す。
【0029】
205は、正の直流電源端子(下アームの場合は交流出力端子)201を有する金属伝熱板、206は交流出力端子(下アームの場合は負の直流電源端子)202を有する金属伝熱板、208は半導体素子(電力用半導体素子チップ)2の制御電極端子である。半導体素子2は金属伝熱板205上にハンダ付けされ、金属伝熱板206が半導体素子2の上面にハンダ付けされている。これらは、金属伝熱板205、206の外主面を露出させ、端子201、202、208を突出させた状態で樹脂209により封止されて半導体モジュール200を構成している。
【0030】
他のアーム200、300、600、700も図2(a)、図2(b)の構成を有している。V相のアーム400、500は、図3に示す構成を採用し、図2(a)、(b)に対して、NMOSトランジスタのドレイン電極とソース電極とを逆配置としている。
【0031】
なお、半導体素子2としてIGBTを採用する場合は、別途フライホイールダイオードが必要となるが、これは図2(a)において半導体素子22の右側に並置して構成すれば良い。
【0032】
図3は半導体モジュール500を示す。
【0033】
505は、交流出力端子(上アームの場合は正の直流電源端子)501を有する金属放熱板、506は負の直流電源端子(上アームの場合は交流出力端子)502を有する金属放熱板、508は半導体素子(電力用半導体素子チップ)の制御電極端子、509はモールド樹脂である。半導体モジュール300、700は、半導体モジュール500と同じ構成を採用している。
【0034】
(冷却系の説明)
冷却系を図4〜図7を参照して以下に説明する。図4にこの実施例のインバータ装置の平面図を示し、図5にインバータ装置の側面図を示し、図6にブスバー及び半導体モジュールを省略した状態の平面図を示し、図6に平滑コンデンサと冷却系を省略した状態の平面図を示す。
【0035】
21、22はヘッダ、23〜34は扁平冷却チューブ、35、36は連結パイプ、40はベースプレート、51〜53はスクリュー、54〜56はねじ穴である。
ヘッダ21、23は、互いに所定間隔を隔てて平行に、かつ、ベースプレート40に直立に立設されており、ヘッダ21、23の下端には連結パイプ35、36が固定されている。扁平冷却チューブ23〜34は、両端がヘッダ21、22に冷却流体連通可能に固定されている。扁平冷却チューブ23〜34は互いに所定間隔を隔てて平行配置され、扁平冷却チューブ23〜34の主面は、ヘッダ21、22の主面及びベースプレート40の主面と直角に配置されている。扁平冷却チューブ23は、引き抜き法又は押し出し法で形成された扁平中空アルミ成形部材からなる。これにより、連結パイプ35からヘッダ21に入った冷却流体は扁平冷却チューブ23〜34、ヘッダ22、連結パイプ36を通じて外部の放熱器に送られる。半導体モジュール200、300、400、500、600、700は、扁平冷却チューブ23〜34の間の各隙間に配置され、各半導体モジュールの両金属放熱板は薄い電気絶縁シート(図示せず)を介して扁平冷却チューブ23〜34の主面に密着している。なお、接地側の金属放熱板は扁平冷却チューブに密着させてもよい。
【0036】
(平滑コンデンサの構成)
平滑コンデンサ8は、図6に示すように、それぞれ正負一対の端子(コンデンサ端子)を2つの扁平円筒コンデンサからなり、ヘッダ21を挟んで扁平冷却チューブ23〜34と反対側に配置され、平滑コンデンサ8の底面がベースプレート40上に固定され、平滑コンデンサ8の外側面の平坦部がヘッダ21の平坦な外側面に密着されている。
【0037】
(ブスバーの説明)
それぞれ段差を有するブスバー41+、41−が薄い絶縁樹脂フィルム41Iを挟んで密着されて、ヘッダ21の上方にベースプレート40と平行に延設されている。ブスバー41+及び平滑コンデンサ8の正極端子は、それぞれ締結用のボルトが嵌入される孔をもち、ブスバー41+はこのボルトにより平滑コンデンサ8の正極端子に固定されている。同様に、ブスバー41−及び平滑コンデンサ8の負極端子は、それぞれ締結用のボルトが嵌入される孔をもち、ブスバー41−はこのボルトにより平滑コンデンサ8の負極端子に固定されている。
【0038】
ブスバー41−は、図5に示すように、平滑コンデンサ8の負極端子に締結されて扁平冷却チューブ23〜34側へベースプレート40と平行に延設される基板部410と、基板部410の先端部からベースプレート40へ向けて屈曲した屈曲部411と、屈曲部411の先端部から扁平冷却チューブ23〜34の上方へベースプレート40と平行に延設される先端板部412とを有し、先端板部412にはスクリュー51〜53が螺入される貫通孔を有している。スクリュー53はこの貫通孔を貫通してヘッダ21に形成されねじ穴54〜56に螺入され、これにより、ブスバー41−の先端板部412はヘッダ21の頂面に密着、固定されている。ブスバー41−の先端板部412の先端は屈曲されて、図7に示すように半導体モジュール、半導体モジュール300、500、700の負の直流端子302、502、702に密着している。
【0039】
ブスバー41+は、図5に示すように、平滑コンデンサ8の正極端子に締結されて扁平冷却チューブ23〜34側へベースプレート40と平行に延設される基板部413と、基板部413の先端部からベースプレート40へ向けて屈曲した屈曲部414と、屈曲部414の先端部から扁平冷却チューブ23〜34の上方へベースプレート40と平行に延設される先端板部415とを有し、ブスバー41+の先端板部415の先端は屈曲されて、図7に示すように、半導体モジュール200、400、600の正の直流端子201、401、601に密着している。42はU相交流出力用のブスバー、43はV相交流出力用のブスバー、44はW相交流出力用のブスバーであり、それぞれ、半導体モジュール200、300、400、500、600、700の上方にてベースプレート40と平行に延設されて、ブスバー42はU相交流出力端子202、301に、ブスバー43はV相交流出力端子402、501に、ブスバー44はW相交流出力端子602、701に密着している。
【0040】
(組み付け)
この実施例では、半導体モジュール200、300、400、500、600、700の各端子201、202、301、302、401、402、501、502、601、602、701、702はブスバー42〜44に半田付けされる。各半導体モジュールの金属放熱板に電気絶縁シートが貼着される。
【0041】
その後、各半導体モジュール200、300、400、500、600、700は、扁平冷却チューブ23〜34の間の隙間に挿入されて、スクリュー51〜53をブスバー41−の貫通孔を貫通させた後、ヘッダ21のねじ穴54〜56に螺入する。これにより、この締結により半導体モジュールの位置決めがなされ、組み付けが完了する。
【0042】
なお、扁平冷却チューブ23〜34との半導体モジュールとの間の隙間をなくすために、グリスを用いても良く、弾性挟持部材により扁平冷却チューブ23〜34と半導体モジュール200、300、400、500、600、700とのセットを扁平冷却チューブ23〜34の弾性変形限界の範囲内で半導体モジュールの厚さ方向に挟圧してもよい。
【0043】
扁平冷却チューブ23〜34の上端部は、上方へ向かうにつれて半導体モジュールの厚さ方向の幅が狭くなる形状に形成することが好ましい。これにより、扁平冷却チューブ23〜34間の隙間は上方に向かうにつれて幅広となり、半導体モジュールの挿入が楽に行える。
【0044】
この実施例では、半導体モジュールの端子をあらかじめブスバーに半田付け(溶接やろう付けでもよい)などで固定してから、扁平冷却チューブ23〜34の隙間に挿入するので、ブスバーと半導体モジュールとの間の位置合わせを半導体モジュールの扁平冷却チューブ23〜34挿入後に行うのに比較して格段に容易となる。
(変形態様)
ヘッダ21、22は、それぞれ扁平冷却チューブ23〜34の端部が嵌入される開口部をもち、この開口部に扁平冷却チューブ23〜34が挿入された後、ヘッダ21、22と扁平冷却チューブ23〜34とはろう付けされるが、ヘッダ21、22がヘッダ21、22の上記開口部を囲む筒部をもつことができる。この筒部は薄肉であるので、扁平冷却チューブ23〜34よりも容易に半導体モジュールの厚さ方向に弾性変形することができ、半導体モジュール挟圧力を発生することができる。その他、この筒部を塑性変形させてもよい。
(変形態様)
上記実施例では、半導体モジュールの端子をあらかじめブスバーに半田付け(溶接やろう付けでもよい)などで固定してから、扁平冷却チューブ23〜34の隙間に挿入したが、扁平冷却チューブ23〜34の間にあらかじめ介装された半導体モジュールをブスバーに接続するようにしてもよい。
(変形態様)
上記各実施例において、半導体モジュールを挟圧する一対の扁平冷却チューブのうちの一方を、冷却流体が流通する冷却配管とし、他方を金属中実としてもよい。このようにすればヒートシンク性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータ装置を適用した電気自動車の走行モータ駆動制御用の三相インバータ回路装置の一実施例を示す回路図である。
【図2】(a)は図1に示す半導体モジュールの分解斜視図である。(b)は図1に示す半導体モジュールの斜視図である。
【図3】図1に示す半導体モジュールの斜視図である。
【図4】図1に示すインバータ装置の平面図である。
【図5】図1に示すインバータ装置の側面図である。
【図6】図1に示すインバータ装置のブスバー及び半導体モジュールを省略した冷却系の平面図である。
【図7】図1に示すインバータ装置の平滑コンデンサと冷却系を省略した部分の平面図である。
【符号の説明】
40 ベースプレート
200 半導体モジュール
300 半導体モジュール
400 半導体モジュール
500 半導体モジュール
600 半導体モジュール
700 半導体モジュール
23〜34 扁平冷却チューブ
21 ヘッダ
22 ヘッダ
8 平滑コンデンサ
41+ 高電位側のブスバー
41− 低電位側のブスバー
Claims (3)
- ベースプレートと、
インバータ回路を構成する半導体モジュールと、
主面が前記半導体モジュールに密着する扁平冷却チューブと、
前記ベースプレートに直立に固定されて前記扁平冷却チューブの両端に連結される一対のヘッダと、
前記両ヘッダの一方を介して前記半導体モジュールに隣接する位置に配設されて一端面が前記ベースプレートに固定される平滑コンデンサと、
前記平滑コンデンサの他端面に配設されたコンデンサ端子と前記半導体モジュールの直流端子とを接続するブスバーと、
を備え、
前記ブスバーは、前記半導体モジュールと前記平滑コンデンサとの間の前記ヘッダに固定されることを特徴とするインバータ装置。 - 請求項1記載のインバータ装置において、
前記ブスバーは、低電位側のブスバーであって、前記ヘッダに直結されることを特徴とするインバータ装置。 - ベースプレートと、
インバータ回路を構成する半導体モジュールと、
主面が前記半導体モジュールに密着する扁平冷却チューブと、
前記ベースプレートに直立に固定されて前記扁平冷却チューブの両端に連結される一対のヘッダと、
前記両ヘッダの一方を介して前記半導体モジュールに隣接する位置に配設されて一端面が前記ベースプレートに固定される平滑コンデンサと、
前記平滑コンデンサの他端面に配設されたコンデンサ端子と前記半導体モジュールの直流端子とを接続するブスバーと、
を備え、
前記コンデンサの側面は、前記半導体モジュールと前記平滑コンデンサとの間の前記ヘッダに当接されることを特徴とするインバータ装置。
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