JP4683003B2 - パワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置 - Google Patents

パワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4683003B2
JP4683003B2 JP2007091379A JP2007091379A JP4683003B2 JP 4683003 B2 JP4683003 B2 JP 4683003B2 JP 2007091379 A JP2007091379 A JP 2007091379A JP 2007091379 A JP2007091379 A JP 2007091379A JP 4683003 B2 JP4683003 B2 JP 4683003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power module
cooler
switching element
capacitor
module according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007091379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008253057A (ja
Inventor
喜明 深津
由利夫 野村
泰幸 酒井
克喜 鳥山
雅也 殿本
武司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007091379A priority Critical patent/JP4683003B2/ja
Publication of JP2008253057A publication Critical patent/JP2008253057A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4683003B2 publication Critical patent/JP4683003B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/181Encapsulation

Description

本発明は、スイッチング素子と、これを冷却する冷却器と、スイッチング素子のスイッチングにより生じるサージ電圧を抑制するコンデンサとを内蔵したパワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置に関する。
例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等には、動力源であるモータを駆動するための駆動電力を生成するインバータ等の電力変換装置が配設されている。
かかる電力変換装置においては、電力変換回路の一部を構成するスイッチング素子の過熱を防ぐために、スイッチング素子を冷却するための冷却器が配設されている。そして、該冷却器に冷却液を流すことにより、冷却液とスイッチング素子との間において熱交換を行い、スイッチング素子を冷却している。
また、電力変換装置には、スイッチング素子のスイッチングにより生じるサージ電圧を抑制するためのコンデンサが内蔵されている。
このような電力変換装置として、特許文献1に示すごとく、複数のスイッチング素子を内蔵したスイッチングパワーモジュールと、これに接続されたコンデンサとを、ケース内に収納してなる電力変換装置がある。該電力変換装置は、図27に示すごとく、ケース91の底部に設けた冷却部材93の上に、スイッチングパワーモジュール92とコンデンサ94とを載置した状態となっている。
しかしながら、サージ電圧を充分に抑制するためには、どうしてもコンデンサ94の体格が大きくなってしまう。それ故、上記従来の電力変換装置のような、スイッチングパワーモジュール92とコンデンサ94との配置では、装置全体の体格が大きくなってしまうという問題がある。
また、上記従来の電力変換装置においては、スイッチング素子92とコンデンサ94とが別体となっているため、両者を接続する接続配線などを間に構成する必要があるため、どうしても装置の大型化に繋がってしまう。
特開2001−197753号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、小型化が容易なパワーモジュール及び電力変換装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、筐体の内側に、スイッチング素子と該スイッチング素子を冷却する冷却媒体が流れる冷却器と上記スイッチング素子のスイッチングにより生じるサージ電圧を抑制するコンデンサとを備えるパワーモジュールであって、
上記冷却器は、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面にそれぞれ接触配置されており、
上記スイッチング素子は、上記冷却器が接触していない端面から上記コンデンサに接続される電極端子を突出させ、
上記コンデンサは、上記電極端子を突出させた側に配置されると共に、上記冷却器と上記スイッチング素子との一対の接触面をそれぞれ延長させた2つの仮想平面と交差する位置に配置されていることを特徴とするパワーモジュールにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記パワーモジュールにおいては、上記コンデンサは、上記スイッチング素子と上記冷却器との接触面を延長させた仮想平面と交差する位置に配置されている。それ故、コンデンサの厚みが大きくても、コンデンサの厚みとスイッチング素子の厚みとの差によって生じるスイッチング素子の厚み方向におけるスペースを、冷却器の配置によって有効に利用することができる。
これにより、パワーモジュールの厚みを極力小さくして、パワーモジュールの小型化を容易にすることができる。
また、上記パワーモジュールは、上記スイッチング素子と上記コンデンサとをモジュール化してなるため、両者間の距離を小さくすることができる。これにより、電力変換装置の小型化を容易にすることができる。また、スイッチング素子及びコンデンサの組付や交換を容易に行うことができる。
以上のごとく、本発明によれば、小型化が容易なパワーモジュールを提供することができる。
第2の発明は、上記第1の発明(請求項1)にかかるパワーモジュールを複数個接続してなることを特徴とする電力変換装置にある(請求項24)。
本発明によれば、小型化が容易な電力変換装置を提供することができる。
上記第1の発明(請求項1)及び第2の発明(請求項24)において、上記スイッチング素子は、例えば、IGBT等の半導体素子とフライホイールダイオード等のダイオードを内蔵したものがある。
また、上記電力変換装置としては、例えば、DC−DCコンバータやインバータ等がある。また、上記電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いることができる。
また、上記冷却器に流れる冷却媒体としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
また、上記冷却器は、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面に接触配置されており、上記コンデンサは、上記冷却器と上記スイッチング素子との一対の接触面をそれぞれ延長させた2つの仮想平面と交差する位置に配置されている。
これにより、上記スイッチング素子の冷却を効率よく行うことができると共に、パワーモジュールの小型化を効果的に図ることができる。
また、上記スイッチング素子と上記冷却器との積層体は、上記コンデンサにおける互いに反対側に位置すると共に上記電極端子の突出方向と略平行な一対の面を延長させた一対の仮想平面の内側に納まるように配置されていることが好ましい(請求項2、5)。
この場合には、パワーモジュールの厚みをコンデンサの厚みにまで小さくすることが可能となり、パワーモジュールの一層の小型化を図ることができる。
また、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面に接触配置された上記冷却器は、折返し部を介して連続的に形成されたU字状管によって構成されていてもよい(請求項)。
この場合には、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面に一体の冷却器を配置することとなるため、冷却器とスイッチング素子との組付け作業性を向上させることができる。
また、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面に接触配置された上記冷却器は、環状に形成された環状管によって構成されていてもよい(請求項)。
この場合には、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面に一体の冷却器を配置することとなるため、冷却器とスイッチング素子との組付け作業性を向上させることができる。
また、上記冷却器は、金属材料からなる金属部と樹脂材料からなる樹脂部とによって構成されていてもよい(請求項)。
この場合には、製造容易な冷却器を得ることができる。即ち、スイッチング素子との接触面を含む部分をアルミニウム等の金属によって構成し、その他の部分を樹脂によって構成することにより、金属部の形状を単純化することができる。これにより、金属部の成形を容易化して、冷却器の生産性を向上させることができる。また、スイッチング素子との接触面を含む部分を金属部によって構成することにより、冷却器とスイッチング素子との熱交換効率を確保することができる。
また、上記冷却器は、上記スイッチング素子の電極端子にも接触していることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記電極端子を介したスイッチング素子の放熱をも行うことができるため、一層冷却効率を向上させることができる。
なお、冷却器が導電性部材からなる場合には、冷却器と電極端子との間に熱伝導性を有する絶縁膜等を介設しておく。
また、上記冷却器は、上記コンデンサにも接触していることが好ましい(請求項)。
この場合には、コンデンサの冷却をも効率的に行うことができる。
なお、冷却器が導電性部材からなる場合には、冷却器とコンデンサとの間に熱伝導性を有する絶縁膜等を介設しておく。
また、上記冷却器は、略U字状の冷媒流路を有することが好ましい(請求項)。
この場合には、上記冷却器における冷却媒体の出入口をパワーモジュールの同一の面に配置しやすくなる。これにより、電力変換装置へのパワーモジュールの取り付けを容易にすることができる。
また、上記冷却器は、内部の冷媒流路にフィンを設けてなることが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記フィンを通じて、冷却媒体との熱交換を行いやすくなり、スイッチング素子の冷却をより効率的に行うことができる。また、上記フィンを設けることにより、冷却媒体を上記冷媒流路の全体に均等に流しやすくなる。
また、上記冷却器は、冷却媒体を導入する冷媒入口に連続する部分と、冷却媒体を排出する冷媒出口に連続する部分とに、それぞれ流路抵抗の小さい入口側ヘッダ部と出口側ヘッダ部とを有し、上記入口側ヘッダ部と上記出口側ヘッダ部との間には、上記フィンを設けた熱交換部が形成されていることが好ましい(請求項11)。
この場合には、上記冷却器内の冷媒流路において、冷却媒体の圧力損失を小さくしつつ、冷媒流路の全体に冷却媒体を行き渡らせることができる。その結果、スイッチング素子の冷却効率を向上させることができる。
また、上記パワーモジュールは、上記スイッチング素子を駆動制御する制御回路を内蔵することが好ましい(請求項15)。
この場合には、各スイッチング素子を駆動制御する各制御回路をも、スイッチング素子とモジュール化することにより、電力変換装置の一層の小型化を図ることができる。
また、上記スイッチング素子は、その互いに反対側に位置する一対の面が上記冷却器に流れる冷却媒体に接触するように上記冷却器に組み付けられていてもよい(請求項13)。
この場合には、スイッチング素子に冷却媒体を直接接触させることとなるため、スイッチング素子の冷却をより効率的に行うことができる。
また、上記スイッチング素子は、その互いに反対側に位置する一対の面に放熱フィンを設けてなることが好ましい(請求項14)。
この場合には、上記放熱フィンを介して、スイッチング素子と冷却媒体との熱交換を行うことができるため、スイッチング素子の冷却効率を一層向上させることができる。
また、上記放熱フィンは、帯状の金属板を屈曲してなる複数のストリップ状フィンを並列配置してなることが好ましい(請求項15)。
この場合には、上記放熱フィンに熱膨張が生じても、放熱フィンとスイッチング素子との固定部分において熱応力が発生することを抑制することができる。
また、上記パワーモジュールは、複数の上記スイッチング素子を内蔵していてもよい(請求項16)。
この場合にも、パワーモジュールの小型化、ひいては電力変換装置の小型化を図ることができる。
また、上記冷却器は、3本以上に櫛歯状に分岐した枝管を有すると共に、隣合う該枝管の間に、上記スイッチング素子を挟持させていてもよい(請求項17)。
この場合には、複数のスイッチング素子に対応する冷却器を一体品として組み込むことができるため、作製容易なパワーモジュールを得ることができる。また、冷媒入口や冷媒出口を共通化することができる。
また、上記パワーモジュールは、上記冷却器に冷却媒体を導入する冷媒入口と上記冷却器から冷却媒体を排出する冷媒出口とを端面に有し、上記冷媒入口及び上記冷媒出口の周囲には、上記冷媒入口及び上記冷媒出口の接続先との間における冷却媒体の漏れを防ぐシール部材が配設されていることが好ましい(請求項18)。
この場合には、仮に冷媒入口又は冷媒出口から冷却媒体が漏れても、その周囲において冷却媒体を堰き止めることができる。これにより、冷却媒体が、パワーモジュールの外周面に広がって電気接続部に達したり、他の部品の電気系統に接触したりすることを防ぐことができる。
また、上記コンデンサは、該コンデンサの一対の電極を取り出す一対の電極板を、上記コンデンサの表面に配置してなることが好ましい(請求項19)。
この場合には、上記電極板を介してコンデンサの放熱を行うことができる。
また、上記電極板の表面に熱伝導性に優れた絶縁膜を形成すると共に、該絶縁膜を形成した表面を露出させてなることが好ましい(請求項20)。
この場合には、上記コンデンサの放熱をより効率的に行うことができる。また、上記電極板が電気的に露出することはないため、コンデンサの短絡故障のおそれも回避することができる。
また、上記コンデンサは、積層フィルムコンデンサからなることが好ましい(請求項21)。
この場合には、コンデンサの厚みを小さくしやすく、パワーモジュールの小型化を容易にすることができる。
ただし、上記コンデンサとしては、積層フィルムコンデンサに限らず、例えば積層セラミックコンデンサ等、種々のコンデンサを採用することは可能である。
また、上記パワーモジュールは、上記筐体の内側に上記スイッチング素子、上記冷却器、及び上記コンデンサを配置してなり、少なくとも該コンデンサと上記筐体との間にはポッティング樹脂が充填されていることが好ましい(請求項22)。
この場合には、上記コンデンサの振動を上記ポッティング樹脂によって吸収することができるため、振動を抑制したパワーモジュールを得ることができる。
また、上記筐体は、上記コンデンサと対向する位置に開口部を有してなり、該開口部は、上記コンデンサと密着するゴム部材によって塞がれていることが好ましい(請求項23)。
この場合には、上記筐体へのコンデンサの配設を容易にすると共に、パワーモジュールの振動を充分に抑制することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかるパワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置につき、図1〜図10を用いて説明する。
本例のパワーモジュール1は、図1、図2に示すごとく、スイッチング素子2と該スイッチング素子1を冷却する冷却媒体が流れる冷却器3と上記スイッチング素子2のスイッチングにより生じるサージ電圧を抑制するコンデンサ4とを備える。
冷却器3は、スイッチング素子2における互いに反対側に位置する一対の面(以下、「主面」という。)に接触配置されており、コンデンサ4は、冷却器3とスイッチング素子2との一対の接触面をそれぞれ延長させた2つの仮想平面Sと交差する位置に配置されている。
図1、図3に示すごとく、スイッチング素子2は、2個のIGBT22と2個のフライホイールダイオード23とを内蔵してなる。スイッチング素子2は、4本の電極端子21を一つの端面から突出させており、その反対側の端面から2群の制御端子24を突出させている。
そして、図1、図2に示すごとく、電極端子21を突出させた側に、コンデンサ4が配置されている。
4本の電極端子21のうちの正極端子211及び負極端子212はコンデンサ4と接続され、2本の出力端子213は互いに短絡させてある。コンデンサ4と接続された2本の電極端子21(正極端子211、負極端子212)は、それぞれ個別に、パワーモジュール1の端面11に露出した電極パッド121、122に電気的に接続されている。また、互いに短絡させた出力端子213は、パワーモジュール1の端面11に露出した共通の電極パッド123に電気的に接続されている。
また、制御端子24は、上記端面11とは異なる端面110に突出している。
また、図1に示すごとく、スイッチング素子2は、IGBT22及びフライホイールダイオード23を、スペーサ251を介して挟持するように配置した一対の放熱板25を有する。該放熱板25は、電極端子21に接続されていると共に、IGBT22及びフライホイールダイオード23の端子とも適宜接続されている。そして、この放熱板25の外面がスイッチング素子2の主面となっている。
また、スイッチング素子2には、スイッチング素子2を駆動制御する制御回路26が内蔵されている。
また、図4、図5に示すごとく、スイッチング素子2の両主面に接触配置された冷却器3は、折返し部33を介して連続的に形成されたU字状管によって構成されている。冷却器3は、折返し部33において、冷媒入口331と冷媒出口332とを設けている。これにより、冷媒入口331から導入された冷却媒体wは、スイッチング素子2の両主面にそれぞれ配される冷媒流路31に分岐して循環した後、冷媒出口332において合流して排出される。
なお、上記冷媒入口331及び冷媒出口332の外周面には、Oリング333が取り付けられている。
そして、冷媒入口331及び冷媒出口332は、図2に示すごとく、パワーモジュール1の端面11から突出している。
また、図6に示すごとく、冷却器3は、冷媒入口331に連続する部分と、冷媒出口332に連続する部分とに、それぞれ流路抵抗の小さい入口側ヘッダ部341と出口側ヘッダ部432とを有する。入口側ヘッダ部341と出口側ヘッダ部342との間における冷媒流路には、フィン34が設けられている。そして、このフィン34が設けられた部分が、スイッチング素子2との熱交換を行う熱交換部340となる。
また、冷媒出口332は冷媒入口331よりも上方に配置されている。冷媒入口331から導入された冷却媒体wは、入口側ヘッダ部341からフィン54の間をフィン54に沿って上方へ通過して出口側ヘッダ部342へ達し、冷媒出口332から排出される。このように、冷媒流路は略U字状となる。
また、図6に示すごとく、IGBT22をフライホイールダイオード23よりも下方、即ち冷媒流路の上流側に配置することが好ましい。これにより、IGBT22の冷却をより効率的に行うことができる。
また、上記コンデンサ4は、積層フィルムコンデンサからなり、積層方向に直交する方向における一対の端面に、電極となるメタリコン部42を有する。そして、図7に示すごとく、コンデンサ4は、該コンデンサ4の一対の電極を取り出す一対の電極板41を、コンデンサ4の表面に配置してなる。即ち、電極板41は、メタリコン部42に電気的に接続すると共に、コンデンサ4における互いに反対側に位置する一対の面(以下、「主面」という。)を覆うように配設されている。そして、正極側に接続された電極板41と負極側に接続された電極板41とを、コンデンサ4における互いに反対側の主面に配している。
また、メタリコン部42以外のコンデンサ4の表面と電極板41との間には、熱伝導性ゲル等を介在させて、電気的には絶縁し、熱的には導通するような状態にする。
なお、電極板41の配設状態としては、上記の配設状態(図7)の他に、例えば、図8に示すごとく、一対の電極板41を、コンデンサ4における一方の主面に、絶縁部材を介在させつつ重ねて配置してもよい。これにより、電極板41のインダクタンスを低減することができる。
また、図9に示すごとく、電極板41を、コンデンサ4の主面ではなく、端面を覆うように配置してもよい。
また、図2、図10に示すごとく、パワーモジュール1は、筐体13の内側に上記スイッチング素子2、冷却器3、及びコンデンサ4を配置してなり、少なくともコンデンサ4と筐体13との間にはポッティング樹脂16が充填されている。
また、筐体13は、コンデンサ4と対向する位置に開口部131を有してなり、該開口部131は、コンデンサ4と密着するゴム部材15によって塞がれている。
上述のごとく、パワーモジュール1は、スイッチング素子2、冷却器3、及びコンデンサ4を、樹脂からなる筐体13の内側に内蔵すると共に、ポッティング樹脂16によってモールドしてなる。そして、一つの端面11に冷却器3の冷媒入口331及び冷媒出口332、並びにスイッチング素子3及びコンデンサ4に適宜接続される電極パッド121、122、123を配設している。
そして、スイッチング素子2の正極端子211及びコンデンサ4の正極に接続される電極パッド121と、スイッチング素子2の負極端子212及びコンデンサ4の負極に接続される電極パッド122とは、コンデンサ4の側方位置における端面11に配されている。
また、スイッチング素子2の出力端子213に接続される電極パッド123は、コンデンサ4とスイッチング素子2との間における端面11に配される。
このようにして、一つの端面11に、冷媒入口331、冷媒出口332、電極パッド121、122、123を配することにより、例えば、冷媒流通路や電力バスバーをモジュール化した支持体に、パワーモジュール1を容易に組付けることができる。
そして、パワーモジュール1が複数個接続されることにより電力変換装置が構成される。
電力変換装置としては、例えば、DC−DCコンバータやインバータ等がある。また、上記電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いることができる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記パワーモジュール1においては、図1に示すごとく、コンデンサ4は、スイッチング素子2と冷却器3との接触面を延長させた仮想平面Sと交差する位置に配置されている。それ故、コンデンサ4の厚みが大きくても、コンデンサ4の厚みとスイッチング素子2の厚みとの差によって生じるスイッチング素子2の厚み方向におけるスペースを、冷却器3の配置によって有効に利用することができる。
これにより、パワーモジュール1の厚みを極力小さくして、パワーモジュール1の小型化を容易にすることができる。
また、パワーモジュール1は、スイッチング素子2とコンデンサ4とをモジュール化してなるため、両者間の距離を小さくすることができる。これにより、電力変換装置の小型化を容易にすることができる。また、スイッチング素子2及びコンデンサ4の組付や交換を容易に行うことができる。
また、冷却器3は、スイッチング素子2の両主面に接触配置されているため、スイッチング素子2の冷却を効率よく行うことができる。
また、スイッチング素子2の両主面に接触配置された冷却器3は、折返し部33を介して連続的に形成されたU字状管によって構成されている。それ故、スイッチング素子2の両主面に一体の冷却器3を配置することとなるため、冷却器3とスイッチング素子2との組付け作業性を向上させることができる。
また、図6に示すごとく、冷却器3は、略U字状の冷媒流路を有するため、冷却器3における冷媒入口331と冷媒出口332とをパワーモジュール1の同一の面(端面11)に配置しやすくなる。これにより、電力変換装置へのパワーモジュール1の取り付けを容易にすることができる。
また、冷却器3は、内部の冷媒流路にフィン54を設けてなるため、フィン54を通じて、冷却媒体との熱交換を行いやすくなり、スイッチング素子2の冷却をより効率的に行うことができる。また、フィン54を設けることにより、冷却媒体wを冷媒流路の全体に均等に流しやすくなる。
また、冷却器3は、冷媒入口331に連続する部分と冷媒出口332に連続する部分とに、それぞれ流路抵抗の小さい入口側ヘッダ部341と出口側ヘッダ部342とを有し、これらの間には上記熱交換部340が形成されている。これにより、冷却器3内の冷媒流路において、冷却媒体wの圧力損失を小さくしつつ、冷媒流路の全体に冷却媒体wを行き渡らせることができる。その結果、スイッチング素子2の冷却効率を向上させることができる。
また、パワーモジュール1は、スイッチング素子2を駆動制御する制御回路26を内蔵しているため、電力変換装置の一層の小型化を図ることができる。
また、コンデンサ4は、一対の電極板41をコンデンサ4の表面に配置してなるため、電極板41を介してコンデンサ4の放熱を行うことができる。
また、コンデンサ4は積層フィルムコンデンサからなるため、コンデンサ4の厚みを小さくしやすく、パワーモジュール1の小型化を容易にすることができる。
また、コンデンサ4と筐体13との間にはポッティング樹脂16が充填されているため、コンデンサ4の振動をポッティング樹脂16によって吸収することができる。それ故、振動を抑制したパワーモジュール1を得ることができる。
また、図10に示すごとく、筐体13は、コンデンサ4と対向する位置に開口部131を有し、該開口部131は、コンデンサ4と密着するゴム部材15によって塞がれている。そのため、筐体13へのコンデンサ4の配設を容易にすると共に、パワーモジュール3の振動を充分に抑制することができる。
以上のごとく、本例によれば、小型化が容易なパワーモジュール及びこれを用いた小型の電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図11に示すごとく、スイッチング素子2と冷却器3との積層体が、コンデンサ4の両主面を延長させた一対の仮想平面Tの内側に納まるように配置されているパワーモジュール1の例である。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、パワーモジュール1の厚みをコンデンサ2の厚みにまで小さくすることが可能となり、パワーモジュール1の一層の小型化を図ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図12に示すごとく、スイッチング素子2の両主面に接触配置された冷却器3が、環状に形成された環状管によって構成されている例である。
即ち、スイッチング素子2の両主面に配される一対の冷媒流路が、その両端部において折返し部33によって連結された状態となっている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、スイッチング素子2の両主面に一体の冷却器3を配置することとなるため、冷却器3とスイッチング素子2との組付け作業性を向上させることができる。また、冷却器3の強度を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図13に示すごとく、冷却器3は、金属材料からなる金属部301と樹脂材料からなる樹脂部302とによって構成されている例である。
即ち、スイッチング素子2の両主面と接触する冷媒流路を構成する2つの部分をアルミニウム等の金属部301によって構成し、これらの両端を連結する折返し部33を樹脂部301によって構成している。
そして、一方の樹脂部302に、冷媒入口331及び冷媒出口332を設けている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、製造容易な冷却器3を得ることができる。
即ち、金属部301を直線的な単純な形状とすることにより、その成形を容易化することができる。これにより、金属部301は、例えば押出成形等によっても容易に成形することができる。
一方、樹脂成形は、一般に比較的複雑な形状の成形を容易に行うことができるため、折返し部33を樹脂部302とすることにより、折返し部33の成形を容易に行うことができる。
そして、この2本の金属部301と2個の樹脂部302(折返し部33)を互いに組付けることにより、容易に冷却器3を作製することができ、冷却器3の生産性を向上させることができる。
また、スイッチング素子2との接触面を含む部分を金属部301によって構成するため、冷却器3とスイッチング素子2との熱交換効率を確保することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図14に示すごとく、3個のスイッチング素子2を内蔵するパワーモジュール1において、冷却器3は、4本に櫛歯状に分岐した枝管35を有すると共に、隣合う枝管35の間に、スイッチング素子2を挟持させた例である。
この場合には、最も外側の枝管35とスイッチング素子2との接触面を延長した仮想平面が、コンデンサ4と交差するように、コンデンサ4を配置する。
また、コンデンサ4が3個以上配されている場合には、最も外側に配されるコンデンサ4が上記仮想平面と交差するにように配置する。
また、4本の枝管35を連結する連結部330に、冷媒入口331及び冷媒出口332が設けてある。
その他は、実施例1と同様である。なお、上記枝管35の数及びスイッチング素子2の数は、特に上記の数に限定されるものではない。
本例の場合には、複数のスイッチング素子2に対応する冷却器3を一体品として組み込むことができるため、作製容易なパワーモジュール1を得ることができる。また、冷媒入口331や冷媒出口332を共通化することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図15〜図20に示すごとく、スイッチング素子2は、その両主面が冷却器3に流れる冷却媒体wに接触するように冷却器3に組み付けられている例である。
即ち、図16〜図18に示すごとく、冷却器3を構成する一対の外殻部材361によって、スイッチング素子2を両主面から挟み込むことにより、スイッチング素子2の主面と外殻部材361との間に冷媒流路を形成している。
また、外殻部材361とスイッチング素子2との間には、冷却媒体の漏れを防ぐためのシール部材362が配設されている。
また、図15、図16、図20に示すごとく、スイッチング素子2は、主面に放熱フィン27を設けてなる。放熱フィン27は、図19に示すごとく、帯状の金属板を屈曲してなる複数のストリップ状フィン271を並列配置してなる。該ストリップ状フィン271は、矩形波状に折り曲げ形成されている。そして、該ストリップ状フィン271は、スイッチング素子2の主面を構成する放熱板25の表面に、熱伝導性を有すると共に電気的絶縁性を有する接着剤によって固定されている。また、複数のストリップ状フィン271は、互いの間に若干の隙間を設けつつ、また、隣合うストリップ状フィン271同士で矩形波が4分の1波長分ずれるような状態で配設されている。尚、冷却媒体が電気伝導性を有する場合は、放熱板25の表面に熱伝導性を有すると共に電気的絶縁性を有する膜を形成してからストリップ状フィン271を接着する。
このように放熱フィン27を取付けたスイッチング素子2を、図15〜図18に示すごとく冷却器3に組付けることにより、冷媒流路を流れる冷却媒体wが、スイッチング素子2の放熱板25及び放熱フィン27に接触しながら流れることとなる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、スイッチング素子2に冷却媒体wを直接接触させることとなるため、スイッチング素子2の冷却をより効率的に行うことができる。
また、スイッチング素子2は、主面に放熱フィン27を設けてなるため、放熱フィン27を介して、スイッチング素子2と冷却媒体との熱交換を行うことができるため、スイッチング素子2の冷却効率を一層向上させることができる。
また、放熱フィン27は、複数のストリップ状フィン271を並列配置してなるため、放熱フィン27に熱膨張が生じても、放熱フィン27とスイッチング素子2との固定部分において熱応力が発生することを抑制することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例7)
本例は、図21に示すごとく、冷却器3がスイッチング素子2の電極端子21にも接触しているパワーモジュール1の例である。
即ち、冷却器3の一部を電極端子21に接触するように延設する。なお、冷却器3と電極端子21との間には、熱伝導性を有する絶縁膜を介設しておく。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、電極端子21を介したスイッチング素子2の放熱をも行うことができるため、一層冷却効率を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例8)
本例は、図22に示すごとく、冷却器3がコンデンサ4にも接触しているパワーモジュール1の例である。
即ち、冷却器3から、冷却器3を構成する金属板を延設して、その延設部303をコンデンサ4の一対の主面に接触させる。また、本例においては、実施例7と同様にスイッチング素子2の電極端子21にも冷却器3を接触させている。なお、冷却器3の延設部303とコンデンサ4との間には、熱伝導性を有する絶縁膜を介設しておく。
その他は、実施例1と同様である。
この場合には、コンデンサ4の冷却をも効率的に行うことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例9)
本例は、図23、図24に示すごとく、コンデンサ4の電極板41の表面に熱伝導性に優れた絶縁膜411を形成すると共に、該絶縁膜411を形成した表面を露出させてなる例である。
即ち、筐体13における、コンデンサ4と対向する位置に形成した開口部131を、ゴム部材15(図10参照)によって塞ぐことなく、開口部131を開放しておく。そして、この開口部131に電極板41の表面を配置することにより、パワーモジュール1の表面に、絶縁膜411を形成した電極板41を露出させる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、コンデンサ4の放熱をより効率的に行うことができる。また、電極板が電気的に露出することはないため、コンデンサ4の短絡故障のおそれも回避することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例10)
本例は、図25、図26に示すごとく、パワーモジュール1の端面11における、冷媒入口331及び冷媒出口332の周囲に、冷媒入口331及び冷媒出口332の接続先である冷媒流通路51との間における冷却媒体の漏れを防ぐシール部材14を配設した例である。なお、図25、図26においては、冷媒出口332のみを表し、冷媒入口331の記載は省略してあるが、冷媒入口331の周囲にも同様の状態でシール部材14を配設している。
なお、上記冷媒流通路51は、パワーモジュール1を支持する支持体5に2本配設されている。そして、一方は冷却器3に供給する冷却媒体を流通させ、他方は冷却器3から排出された冷却媒体を流通させるものである。また、支持体5には、パワーモジュール1の電極パッド121、122、123(図2参照)とそれぞれ接続されるバスバー52が配設されている。なお、図25においては、冷媒流通路51及びバスバー52は、それぞれ一つずつ表し、他は省略してある。
実施例1と同様に、冷媒入口331及び冷媒出口332の外周面には、Oリング333が設けてある。そして、該Oリング333によって、冷媒流通路51の接続開口部511と冷却器3の冷媒入口331或いは冷媒出口332との間を密封している。
そして更に、冷媒入口331及び冷媒出口332をそれぞれ囲むようにして、冷媒入口331及び冷媒出口332のそれぞれの周囲におけるパワーモジュール1の端面11に、環状のシール部材14を設けている。シール部材14は、パワーモジュール2の取付面21に固定されたシールリング141と、該シールリング141の先端面に取付けられ、接続開口部52の周囲において支持体5の取付面51に密着する弾性部材142とからなる。例えば、シールリング141は樹脂からなり、弾性部材142はゴムからなる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、冷媒入口331及び冷媒出口332の周囲において2重に冷却媒体のシールを行う形となるため、冷却媒体が電極パッド121、122、123等へ漏洩することをより確実に防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、上記実施例においては、スイッチング素子2の両主面に冷却器3を配置した例を示したが、本発明は、スイッチング素子2の片面に冷却器3を配置して片面冷却を行う構造においても適用することができる。
実施例1における、パワーモジュールの断面説明図。 実施例1における、パワーモジュールの主面側から見た断面説明図。 実施例1における、スイッチング素子の説明図。 実施例1における、冷却器とスイッチング素子の斜視説明図。 実施例1における、冷却器の斜視説明図。 実施例1における、冷却器の冷媒流路の説明図。 実施例1における、コンデンサの電極板の配設状態を示す斜視説明図。 実施例1における、他のコンデンサの電極板の配設状態を示す斜視説明図。 実施例1における、更に他のコンデンサの電極板の配設状態を示す斜視説明図。 実施例1における、コンデンサの周辺のパワーモジュールの断面説明図。 実施例2における、パワーモジュールの断面説明図。 実施例3における、冷却器とスイッチング素子の斜視説明図。 実施例4における、冷却器とスイッチング素子の斜視説明図。 実施例5における、冷却器とスイッチング素子の斜視説明図。 実施例6における、冷却器及びスイッチング素子を主面側から見た断面説明図。 図15のA−A線矢視断面図。 図15のB視図。 図15のC視図。 実施例6における、ストリップ状フィンの(A)正面図、及び(B)側面図。 実施例6における、放熱フィンを取付けたスイッチング素子の正面図。 実施例7における、パワーモジュールの断面説明図。 実施例8における、パワーモジュールの断面説明図。 実施例9における、パワーモジュールの斜視説明図。 実施例9における、コンデンサの周辺のパワーモジュールの断面説明図。 実施例10における、パワーモジュールと支持体との接続部分の断面説明図。 図25のD−D線矢視断面説明図。 従来例における、電力変換装置の説明図。
符号の説明
1 パワーモジュール
2 スイッチング素子
3 冷却器
4 コンデンサ
S 仮想平面
T 仮想平面

Claims (24)

  1. 筐体の内側に、スイッチング素子と該スイッチング素子を冷却する冷却媒体が流れる冷却器と上記スイッチング素子のスイッチングにより生じるサージ電圧を抑制するコンデンサとを備えるパワーモジュールであって、
    上記冷却器は、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面にそれぞれ接触配置されており、
    上記スイッチング素子は、上記冷却器が接触していない端面から上記コンデンサに接続される電極端子を突出させ、
    上記コンデンサは、上記電極端子を突出させた側に配置されると共に、上記冷却器と上記スイッチング素子との一対の接触面をそれぞれ延長させた2つの仮想平面と交差する位置に配置されていることを特徴とするパワーモジュール。
  2. 請求項1において、上記スイッチング素子と上記冷却器との積層体は、上記コンデンサにおける互いに反対側に位置すると共に上記電極端子の突出方向と略平行な一対の面を延長させた一対の仮想平面の内側に納まるように配置されていることを特徴とするパワーモジュール。
  3. 請求項1において、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面に接触配置された上記冷却器は、折返し部を介して連続的に形成されたU字状管によって構成されていることを特徴とするパワーモジュール
  4. 請求項1において、上記スイッチング素子における互いに反対側に位置する一対の面に接触配置された上記冷却器は、環状に形成された環状管によって構成されていることを特徴とするパワーモジュール
  5. 請求項3又は4において、上記スイッチング素子と上記冷却器との積層体は、上記コンデンサにおける互いに反対側に位置すると共に上記電極端子の突出方向と略平行な一対の面を延長させた一対の仮想平面の内側に納まるように配置されていることを特徴とするパワーモジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記冷却器は、金属材料からなる金属部と樹脂材料からなる樹脂部とによって構成されていることを特徴とするパワーモジュール
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記冷却器は、上記スイッチング素子の電極端子にも接触していることを特徴とするパワーモジュール。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記冷却器は、上記コンデンサにも接触していることを特徴とするパワーモジュール。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項において、上記冷却器は、略U字状の冷媒流路を有することを特徴とするパワーモジュール。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項において、上記冷却器は、内部の冷媒流路にフィンを設けてなることを特徴とするパワーモジュール。
  11. 請求項10において、上記冷却器は、冷却媒体を導入する冷媒入口に連続する部分と、冷却媒体を排出する冷媒出口に連続する部分とに、それぞれ流路抵抗の小さい入口側ヘッダ部と出口側ヘッダ部とを有し、上記入口側ヘッダ部と上記出口側ヘッダ部との間には、上記フィンを設けた熱交換部が形成されていることを特徴とするパワーモジュール。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項において、上記パワーモジュールは、上記スイッチング素子を駆動制御する制御回路を内蔵することを特徴とするパワーモジュール。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項において、上記スイッチング素子は、その互いに反対側に位置する一対の面が上記冷却器に流れる冷却媒体に接触するように上記冷却器に組み付けられていることを特徴とするパワーモジュール。
  14. 請求項13において、上記スイッチング素子は、その互いに反対側に位置する一対の面にそれぞれ放熱フィンを設けてなることを特徴とするパワーモジュール。
  15. 請求項14において、上記放熱フィンは、帯状の金属板を屈曲してなる複数のストリップ状フィンを並列配置してなることを特徴とするパワーモジュール。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項において、上記パワーモジュールは、複数の上記スイッチング素子を内蔵していることを特徴とするパワーモジュール。
  17. 請求項16において、上記冷却器は、3本以上に櫛歯状に分岐した枝管を有すると共に、隣合う該枝管の間に、上記スイッチング素子を挟持させていることを特徴とするパワーモジュール。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項において、上記パワーモジュールは、上記冷却器に冷却媒体を導入する冷媒入口と上記冷却器から冷却媒体を排出する冷媒出口とを端面に有し、上記冷媒入口及び上記冷媒出口の周囲には、上記冷媒入口及び上記冷媒出口の接続先との間における冷却媒体の漏れを防ぐシール部材が配設されていることを特徴とするパワーモジュール。
  19. 請求項1〜18のいずれか一項において、上記コンデンサは、該コンデンサの一対の電極を取り出す一対の電極板を、上記コンデンサの表面に配置してなることを特徴とするパワーモジュール。
  20. 請求項19において、上記電極板の表面に熱伝導性に優れた絶縁膜を形成すると共に、該絶縁膜を形成した表面を露出させてなることを特徴とするパワーモジュール。
  21. 請求項1〜20のいずれか一項において、上記コンデンサは、積層フィルムコンデンサからなることを特徴とするパワーモジュール。
  22. 請求項1〜21のいずれか一項において、上記パワーモジュールは、上記筐体の内側に上記スイッチング素子、上記冷却器、及び上記コンデンサを配置してなり、少なくとも該コンデンサと上記筐体との間にはポッティング樹脂が充填されていることを特徴とするパワーモジュール。
  23. 請求項22において、上記筐体は、上記コンデンサと対向する位置に開口部を有してなり、該開口部は、上記コンデンサと密着するゴム部材によって塞がれていることを特徴とするパワーモジュール。
  24. 請求項1〜23に記載のパワーモジュールを複数個接続してなることを特徴とする電力変換装置。
JP2007091379A 2007-03-30 2007-03-30 パワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置 Active JP4683003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007091379A JP4683003B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 パワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007091379A JP4683003B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 パワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008253057A JP2008253057A (ja) 2008-10-16
JP4683003B2 true JP4683003B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=39977355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007091379A Active JP4683003B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 パワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4683003B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5407275B2 (ja) * 2008-10-27 2014-02-05 株式会社デンソー 電力変換装置
JP4775475B2 (ja) 2009-04-14 2011-09-21 株式会社デンソー 電力変換装置
JP5182249B2 (ja) * 2009-08-06 2013-04-17 株式会社デンソー 半導体冷却器
WO2013140593A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 株式会社日立製作所 コンデンサ担持バスバ及びそれを備える電力機器
DE102012206271A1 (de) * 2012-04-17 2013-10-17 Semikron Elektronik Gmbh & Co. Kg Flüssigkeitsgekühlte Anordnung mit anreihbaren Leistungshalbleitermodulen und mindestens einer Kondensatoreinrichtung und Leistungshalbleitermodul hierzu
JP2014229782A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 株式会社豊田自動織機 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2016149836A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 株式会社デンソー 電力変換装置
JP6422592B2 (ja) * 2015-10-28 2018-11-14 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP6680393B2 (ja) * 2019-05-30 2020-04-15 株式会社デンソー 電力変換装置
JPWO2022158267A1 (ja) * 2021-01-25 2022-07-28

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001307953A (ja) * 2000-04-21 2001-11-02 Denso Corp 筒形電解コンデンサ及びそれを用いた三相インバータ装置
JP2001320005A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Denso Corp 冷媒冷却型両面冷却半導体装置
JP2002016202A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Denso Corp インバータ装置
JP2003019555A (ja) * 2001-07-06 2003-01-21 Denso Corp 熱交換器の製造方法
JP2003047259A (ja) * 2001-08-03 2003-02-14 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置
JP2004128099A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Hitachi Ltd 水冷インバータ
JP2004312997A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Alstom 電力スイッチングモジュールおよびそのモジュールを装備したインバータ
JP2005203732A (ja) * 2003-12-18 2005-07-28 Denso Corp 冷却器
JP2006174572A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
JP2006295997A (ja) * 2005-04-05 2006-10-26 Denso Corp 電力変換装置
JP2007068294A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001307953A (ja) * 2000-04-21 2001-11-02 Denso Corp 筒形電解コンデンサ及びそれを用いた三相インバータ装置
JP2001320005A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Denso Corp 冷媒冷却型両面冷却半導体装置
JP2002016202A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Denso Corp インバータ装置
JP2003019555A (ja) * 2001-07-06 2003-01-21 Denso Corp 熱交換器の製造方法
JP2003047259A (ja) * 2001-08-03 2003-02-14 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置
JP2004128099A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Hitachi Ltd 水冷インバータ
JP2004312997A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Alstom 電力スイッチングモジュールおよびそのモジュールを装備したインバータ
JP2005203732A (ja) * 2003-12-18 2005-07-28 Denso Corp 冷却器
JP2006174572A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
JP2006295997A (ja) * 2005-04-05 2006-10-26 Denso Corp 電力変換装置
JP2007068294A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008253057A (ja) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4683003B2 (ja) パワーモジュール及びこれを用いた電力変換装置
US7525224B2 (en) Drive unit and inverter with cooling technique
EP1538731B1 (en) Drive device
JP5699995B2 (ja) 電力変換装置
JP5760985B2 (ja) 電力変換装置
JP6500756B2 (ja) 電力変換装置
JP6758264B2 (ja) リアクトル冷却構造
JP5664472B2 (ja) 電力変換装置
JP2007173372A (ja) 電力変換装置
US20200068749A1 (en) Cooling structure of power conversion device
JP6932225B1 (ja) 電力変換装置
JP5471888B2 (ja) 電力変換装置
JP2012212776A (ja) 電力変換装置
CN111541380A (zh) 牵引逆变器的功率存储装置的集成机械和热设计
WO2015194023A1 (ja) パワーモジュール装置及び電力変換装置
JP2012005191A (ja) 電力変換装置
JP6398889B2 (ja) 電力変換装置
JP2013059155A (ja) 電力変換装置
JP7306279B2 (ja) コンデンサモジュールおよび電力変換装置
JP5644643B2 (ja) 負荷駆動装置
JP5676154B2 (ja) 電力変換装置
JP6696380B2 (ja) 半導体装置
JP6424750B2 (ja) 電力変換装置
CN111699623A (zh) 带冷却器的电子部件和逆变器
JP7386914B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4683003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250