JP2007068294A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源配線をコンデンサや冷却体に接触しないように、これらを避けて配置することにより、電源配線の設置空間が大きくなる懸念がある。この為インバータ装置の小型化が図り難い。
【解決手段】
電力変換装置が放熱器(114)を有し、第1の電力変換回路(112)と第2の電力変換回路(113)とで構成され、放熱器の一面側(114a)に前記第1の電力変換回路を配置すると共に、前記放熱器の他面側(114b)に第2の電力変換回路を配置し、貫通孔(103a)を有するコンデンサ110が、その貫通孔が前記放熱器の側面部(114c)と対向するように配置される電力変換装置を提供する。コンデンサに貫通孔を設けてこの中に電力配線を通すことにより、前述の配線引き回しに係る空間サイズを大幅に削減できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は電力変換装置に関し、特に、前記コンデンサに貫通孔を設け、この貫通孔を通り抜けて前記電力変換回路と電気的に接続する電力配線を配置させた電力変換装置に関する。
従来の技術として、例えば特開平7-31165号(特許文献1を参照されたい。)がある。この従来技術では、冷却体の両面にトランジスタを配置する。そしてコンデンサを、この冷却体の側面に寝かせて配置し、コンデンサ端子が冷却体両面のトランジスタの間に位置するようにして、この端子をこれらトランジスタに接続する。この構成により、冷却体両面のトランジスタと、コンデンサとをほぼ同じ長さで、かつ近接して接続できるようにする。これにより、前述の接続部分の寄生インダクタンスを低減させ、トランジスタの安定動作を図ることを目的とする。
特開平7-31165号(段落0011-0013、図1)
しかしながら、この従来技術には以下の問題がある。コンデンサとトランジスタの間に接続のためのバスバを配置する必要がある。そのうえ、トランジスタに電源を供給する外部電源と、コンデンサ端子若しくはトランジスタとを接続する電源配線も設ける必要がある。なお通常、外部電源は本インバータ筐体に設けたコネクタに一旦接続し、このコネクタから前述の電源配線に接続する。よって、コンデンサ端子と冷却体側面の間には、トランジスタへの配線と共に電源配線を設けるので、この間の空間は大きくなりがちである。よって前述の寄生インダクタンス低減効果が損なわれる懸念がある。また、電源配線をコンデンサや冷却体に接触しないように、これらを避けて配置することにより、電源配線の設置空間が大きくなる懸念がある。この為インバータ装置の小型化が図り難い可能性がある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による電力変換装置は、
コンデンサと電力変換回路とを具える電力変換装置であって、
前記コンデンサは貫通孔を有し、
前記貫通孔には、この貫通孔を通り抜けて前記電力変換回路と電気的に接続する電力配線(例えば、電源などから電力を供給するバスバ電極やケーブルなど)が配置される、
ことを特徴とする。
また、第2の発明による電力変換装置は、
前記電力変換装置が放熱器を有し、
前記電力変換回路が、第1の電力変換回路と第2の電力変換回路とで構成され、
前記放熱器の一面側に前記第1の電力変換回路を配置すると共に、前記放熱器の他面側に前記第2の電力変換回路を配置し、
前記貫通孔を有するコンデンサが、その貫通孔が前記放熱器の(一面側および他面側からみた)側面部と対向するように配置される、
ことを特徴とする。
また、第3の発明による電力変換装置は、
前記貫通孔を有するコンデンサの先端部にコネクタが配設され、
前記コネクタが、前記貫通孔を通り抜ける前記電力配線に接続される、
ことを特徴とする。
また、第4の発明による電力変換装置は、
前記電力変換装置が、上側ケースと下側ケースとを、それぞれの端部で接合することにより構成されるケースに収容され、
前記コンデンサが、このコンデンサの側面部(即ち、コンデンサの貫通孔と同じ軸方向の面)を前記上側ケースと前記下側ケースのそれぞれの端部で挟むようにして前記ケースに収容される、
ことを特徴とする。
また、第5の発明による電力変換装置は、
前記電力配線を、電気的に対応する前記電力変換回路の直流端子、または、前記コンデンサの電極に接続する、
或いは、前記コンデンサを複数有し、前記コンデンサの少なくとも1つを通る前記電力配線を、電気的に高電位な前記電力変換回路の直流端子か、前記コンデンサの電極かに接続すると共に、前記コンデンサの少なくとも1つを通る前記電力配線を、電気的に低電位な前記電力変換回路の直流端子か、前記コンデンサの電極かに接続する、
ことを特徴とする。
また、第6の発明による電力変換装置は、
前記コンデンサが、前記電力変換装置の電気的な相の数に応じた数だけあり、
前記コンデンサに設けられた前記貫通孔を通る前記電力配線をそれぞれ、前記電力変換回路の電気的な相に対応した交流端子に接続し、
前記コンデンサの電極を電気的に対応する前記電力変換回路の直流端子に接続する、
ことを特徴とする。
また、第7の発明による電力変換装置は、
前記コンデンサに設けられた前記貫通孔に、前記電力配線を流れる電流を測る電流センサを設ける、
ことを特徴とする。
また、第8の発明による電力変換装置は、
前記コンデンサに設けられた前記貫通孔の内壁と、そこを通る前記電力配線とが絶縁体を介して接触しており、
前記コンデンサの貫通孔を通り抜けた前記電力配線に絶縁体を介してヒートシンク(例えばヒートシンクに設けた貫通孔の内壁)を接触させる、(さらに、このヒートシンクを接触させた後で電力配線をコネクタに接続する、)
ことを特徴とする。
また、第9の発明による電力変換装置は、
前記コンデンサが、第1のコンデンサと第2のコンデンサとで構成され、
前記電力変換回路が、異なる2対の直流端子を有し、かつ、異なる2種類の直流電位を以って交流電力を生成し、
前記2対の直流端子のうち、一方の直流端子対に前記第1のコンデンサを接続すると共に、他方の直流端子対に前記第2のコンデンサを接続する、
ことを特徴とする。
また、第10の発明による電力変換装置は、
前記電力配線が、前記第1のコンデンサの貫通孔を通る第1の電力配線と、前記第2のコンデンサの貫通孔を通る第2の電力配線とで構成され、
前記第1の電力配線を、前記電力変換回路の交流端子に接続し、
前記第2の電力配線を、前記一方の直流端子対、または、前記他方の直流端子対に接続する、
ことを特徴とする。
また、第11の発明による電力変換装置は、
前記電力変換装置がインバータ装置であることを特徴とする。
また、第12の発明による電力変換装置は、
コンデンサと電力変換回路とを具える電力変換装置であって、
前記コンデンサが、第1の誘電体膜と第2の誘電体膜とを有し、前記第1の誘電体膜の一方の主面(例えば表の面)に第1の電極膜を有する共に、前記第1の誘電体膜の他方の主面と前記第2の誘電体膜の一方の主面(例えば裏面)に第2の電極膜を有し、さらに、前記第2の誘電体膜の他方の主面に第3の電極膜を有し、これら誘電体膜と前記電極膜を積層してロール状に巻いて前記コンデンサが形成され、
前記第1から第3の電極膜をそれぞれ、前記コンデンサの第1から第3の電極端子に接続し、前記コンデンサを前記電力変換回路に電気的に接続する、
ことを特徴とする。
また、第13の発明による電力変換装置は、
第1〜11のいずれかに記載の電力変換装置において、前記コンデンサが、第12の発明に記載のコンデンサであることを特徴とする。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、或いはこれら装置の製造方法としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
第1の発明では、コンデンサと電力変換回路を以って電力変換装置を構成し、そのコンデンサの筐体に貫通孔を設け、この貫通孔に、バスバ電極またはケーブルで成る電力配線を通して、この電力配線を電力変換回路に接続する。本構成によれば、以下に記すように装置の小型化を図れる。一般的に、大電流、例えば数百A程度の電力変換を行なう電力変換装置では、電流を流すバスバ電極やケーブル等の電力配線が太くなる。この太い電力配線をコンデンサ等の大型部品を避けて、かつ太い配線が故の大きな曲率を設けて配線を引き回すと、電力配線を敷設する空間サイズが増大する。
さらに、配線とコンデンサや電力変換装置を収容するケースなどとの距離も開ける為に、さらに空間サイズが増える。そこでコンデンサに貫通孔を設け、この中に電力配線を通すことにより、前述の配線引き回しに係る空間サイズを大幅に削減できる。さらに電力変換装置において、コンデンサ電極と電力配線は、共に電力変換回路の電極に接続する。この為、コンデンサ内部から電力配線が出る本構成では、前述の電力変換回路の電極近傍で電力配線を、コンデンサとの干渉を防ぐために大きな角度で曲げる必要が無い。よって、さらに電力配線の引き回し敷設に係る空間を削減でき、変換装置自体のさらなる小型化が実現できる。
また、第2の発明の構成では、放熱器の一面側に第1の電力変換回路を、他面側に第2の電力変換回路を配置し、この放熱器側面部に、第1の電力変換回路と第2の電力変換回路に電気的に接続されるコンデンサを、その貫通孔が放熱器の側面部と対向するように配置する。そして、このコンデンサ貫通孔に、両電力変換回路に接続される電力配線を通す。これらにより、電力変換装置を構成する。本構成によれば以下の効果がある。
例えば、ハイブリッド電動自動車に搭載する電力変換装置は、電力変換回路は2個必要になる場合がある。即ち、交流発電機出力を一旦直流電力に変換する第1の電力変換回路と、この直流電力を再び交流電力に変換して交流電動機を駆動する第2の電力変換回路である。電力変換装置を小型化する為には、この2個の電力変換回路を同一の放熱器の両面に配置することが合理的である。そして両電力変換回路に電気的に接続されるコンデンサは、両回路に対して同様に短い経路で、即ち低インダクタンス配線で接続される必要がある。この際、コンデンサを放熱器に対して立てて配置すると、次の問題が生じる。一般にコンデンサの電極はコンデンサ筐体の底面に位置する。この電極を前述の両電力変換回路に接続するならば、コンデンサ電極が両電力変換回路の間の放熱器側面部に位置する。この為、コンデンサを立てて配置していることにより、コンデンサ電極下の空間が空いてしまう。この問題を解決する為に、単純にコンデンサを放熱器に対して寝かせて配置しても、下記問題が出る。即ち、放熱器側面部に、この側面部と対向するようにコンデンサを配置する。この際前述のコンデンサ電極は放熱器側面に対向する位置にでき、両電力変換回路に対して、同様な長さで、かつ短く結線できる。しかしながら、第1の発明の説明で述べたように、太い電力配線を曲げて配設することにより、大きな空間サイズを要する。
よって本構成では、上記の構成のように、両電力変換回路の間の放熱器側面部にコンデンサ電極が位置するようにコンデンサを寝かせて配設し、電力配線をコンデンサの内部を通すことにより、以下の効果が生じる。第1に、電力配線をコンデンサを避けて通すことによる、電力変換装置のサイズ増大が起きない。特に大きなコンデンサを放熱器側面に寝かせて配置しているので、コンデンサ周囲に空間を設け難い。本構成では、電力配線の引出しが容易にでき、かつ電力変換装置の小型化も図れる。第2に、その結果としてコンデンサ電極と各電力変換回路を充分に近接できる。即ち太い電力配線をコンデンサの外側に引き出すスペースを空ける必要が無い。よってコンデンサと各電力変換回路を近接できることにより、電力変換回路のサージ電圧を抑制でき、動作を安定化できる。また、コンデンサの容量削減にも繋がり、コンデンサの小型化も図れる。
また、第3の発明では、電力配線を接続するコネクタを、コンデンサの先端部に配置し、そして電力配線をコンデンサ内部の貫通孔を通して、このコネクタに接続して電力変換装置を構成する。本構成によれば、以下の効果を生じる。一般に電力変換装置はケースに収納される。そしてケース内部にて電力変換回路に接続される電力配線と、ケースの外側で電源や電動機に接続される外部配線とは、ケース部に設けたコネクタを介して接続される。本構成では電力配線がコンデンサ内部を通ることにより、この電力配線とコネクタとの接続に係る空間を小さくできる。即ち、電力配線を引き回す空間が不要であり、電力変換装置の小型化に繋がる。また前述したようにコンデンサは、ある程度の径を有する。このコンデンサの先端部にコネクタを設けることは、実装工程上、及びスペースの面で容易である。この為、容易に前述した電力変換装置の小型化を図れる。さらにコネクタとコンデンサ一体化、加えて電力配線接続の容易化によって、製造コストも低減できる。
また、第4の発明では、電力変換装置を収納するケースを、上側ケースと下側ケースとで構成する。そして、上側ケースと下側ケースとでコンデンサを挟むように、かつ両ケースに挟まれる空間内部に電力変換回路と放熱器を含むように構成する。ここでコンデンサの側面に、上側ケースと下側ケースの接合部が位置するようにする。これらによって、電力変換装置を構成する。本構成によれば、以下の効果が生じる。第1に電力変換装置を薄く形成できる。さらにコンデンサ側面部に、上側ケースと下側ケースを被せることによって、例えばコンデンサ筐体とケースの間にゴム材などを介することによって、防水機能を生じさせることが容易である。即ち、径がある程度有る円筒形状であり、かつ沿面距離も取れるコンデンサの側面部にて上下ケースの接合を行なうのであり、防水機能発揮に困難な部分は無い。またコネクタ自体も防水機能を有せしめることが容易である。この為、単に電力変換装置内部の小型化のみでなく、防水機能等も有するケースを含めての電力変換装置全体の小型化も、容易にかつ低コストでできる。
第5の発明では、電力配線を、電気的に対応する電力変換回路の直流端子か、コンデンサの電極かに接続する。或いは、コンデンサを複数個有し、少なくとも1つのコンデンサを通る電力配線を電気的に高電位な電力変換回路の直流端子か、コンデンサの高電位電極に接続すると共に、少なくとも1つのコンデンサを通る電力配線を電気的に低電位な電力変換回路の直流端子か、コンデンサの低電位電極に接続して電力変換装置を構成する。本構成によれば、以下の効果が生じる。
コンデンサを通る電力配線は、必ずしもこのコンデンサに接続する必要な無い。電力配線はコンデンサを通した後に、電気的に対応した電力変換回路の端子かコンデンサの電極に接続すれば、今まで述べた効果は生じる。よって電力配線の接続に係る特別な制約は無しに、容易に本構成を実現できる。
また、電力変換回路は、各相に対して低インダクタンスでコンデンサを接続する為に、コンデンサを複数個並列接続して、夫々のコンデンサを電力変換回路の各相の電源端子に接続する場合も有る。このようにコンデンサを複数個有する場合も、上述したように少なくとも1つのコンデンサを通る電力配線を電気的に高電位な電力変換回路の直流端子か、コンデンサの高電位電極に接続すると共に、少なくとも1つのコンデンサを通る電力配線を電気的に低電位な電力変換回路の直流端子か、コンデンサの低電位電極に接続すれば良い。これによって、電力変換装置を低インダクタンスなコンデンサ接続で構成できると共に、今まで述べた各効果も生じる。よって、容易に電気的特性に優れて、小型な電力変換装置を構成できる。
また、第6の発明では、1つまたは複数の、または電力変換装置の電気的な相の数に応じたコンデンサを有し、かつ、コンデンサを通り抜けた電力配線を夫々、電力変換回路の電気的な相に対応した交流端子に接続し、さらにコンデンサの電極を電気的に対応する電力変換回路の直流端子に接続して電力変換装置を構成する。本構成によれば、以下の効果が生じる。第5の発明と同様の理由によって、電力変換回路の各相に対するコンデンサを低インダクタンスで接続する為に、各相毎にコンデンサを配置する場合がある。この場合、交流電力が流れる各相の電力配線をこれらコンデンサに通せば、前項と同様にして、コンデンサと電力変換回路間の接続経路の短縮と、電力配線引き回しスペース低減を容易に両立できる。よって、容易に電気的特性に優れて、小型な電力変換装置を構成できる。
また、第7の発明では、コンデンサの貫通孔、例えば、貫通孔の開口部、もしくはこの開口部近傍のコンデンサ先端部に、電力配線を流れる電流の大きさを測る電流センサを設けて、電力変換装置を構成する。本構成によれば、以下の効果が生じる。電力変換装置の動作には、流れる直流電流や交流電流の値を測る電流センサは必要である。本構成では電力配線がコンデンサ内部を通るので、貫通孔、特に開口部若しくは開口部近傍に電流センサを設ければ、電流を計測できる。なお電流センサは必ずしもコンデンサの内部に設ける必要は無く、貫通孔の開口部分、即ちコンデンサ先端部に設けても良い。よって、電流センサの配設、及びこの電流センサへの電力配線敷設に係るサイズ即ちスペースを低減できる。
また、第8の発明では、コンデンサの貫通孔(即ち、孔の内壁である筐体表面)と電力配線とを絶縁体を介して接触させ、その上でコンデンサ先端とコネクタの間の電力配線に絶縁体を介してヒートシンク(前記放熱器と共用、或いは熱的に結合してもよい)を接合させて、電力変換装置を構成する。本構成によれば、以下の効果が生じる。大電力の電力変換を行なうと、リプル電流等によってコンデンサにも発熱が生じる。この発熱によってコンデンサの寿命に悪影響が生じる懸念が有る。本構成ではこのコンデンサの貫通孔の内壁に、良好な熱伝導媒体として機能する銅線などの金属からなる電力配線を通して接触させているので、コンデンサの熱をこの電力配線を通じてヒートシンクに逃がすことが可能となり、コンデンサ内部の冷却を図れる。ここで、コンデンサでの発熱は電力変換回路自体の発熱に比べれば相当小さいので、電力変換回路よりずっと簡便な冷却系で放熱できる。よって、上記の構成でもコンデンサの冷却を行なうことは充分可能である。この為コンデンサ寿命の長期化、さらにコンデンサ温度上昇低減によるコンデンサ自体の小型化、ひいては電力変換装置自体の小型化をさらに図れる。
また、第9の発明では、第1のコンデンサと第2のコンデンサを有し、電力変換装置が、異なる2対の直流端子を有し、かつ異なる2種類の直流電位を以って交流電力を生成する電力変換回路を有し、さらにこれら2対の直流端子のうち、一方の直流端子対に第1のコンデンサを接続すると共に、他方の直流端子対に第2のコンデンサを接続して電力変換装置を構成する。本構成によれば、以下の効果が生じる。2種類の直流電位を扱うことによって、2個のコンデンサが必要であるが、本構成を採ることによって、コンデンサ数が増えることによるサイズ増大を抑制できる。よって、電力変換装置の小型化を容易に図ることができる。
また、第10の発明では、第1のコンデンサを通る第1の電力配線を、電力変換回路の交流端子に接続し、第2のコンデンサを通る第2の電力配線を、一方の直流端子対または他方の直流端子対に接続して電力変換装置を構成する。本構成によれば、以下の効果が生じる。電力変換装置には、交流電力を通す電力配線と、直流電源に繋がる電力配線の2種類を有する。このような構造の場合も、本構成によって電力配線の引き回しに係る空間を小さくできる。よって小型化をより一層図ることができる。
また、第11の発明では、電力変換装置をインバータとする。電気的に複数の相を有し、それによって複数の交流電力配線を有し、かつ直流電力配線とコンデンサを有する構成においても、本構成によって小型化を大きく推進でき得る。
また、第12の発明では、コンデンサが、第1の誘電体膜と第2の誘電体膜を有し、第1の誘電体膜の主面に第1の電極膜を有する。そして第1の誘電体膜の他面と第2の誘電体膜の主面に第2の電極膜を有し、さら前記第2の電体膜の他面に第3の電極膜を有する。これら誘電体膜と電極膜を積層してロール状に巻いてコンデンサと成す。そして前記第1から第3の電極膜を夫々、コンデンサの第1から第3の電極端子に接続する。このコンデンサの各電極を電力変換回路に電気的に接続して、電力変換装置を成す。本構成によれば、以下の効果を生じる。この電力変換装置が、異なる2対の直流端子を有し、かつ異なる2種類の直流電位を以って交流電力を生成する電力変換回路を有する場合、2対の直流端子の内、一方の直流端子対に第1のコンデンサを接続すると共に、他方の直流端子対に第2のコンデンサを接続して電力変換装置を構成する。この構成では、同一のコンデンサ筐体に、これら第1のコンデンサと第2のコンデンサを内包させる為、コンデンサ全体のサイズを小型化できる。特に電力変換装置を成すコンデンサの場合、リプル電流等の発熱を抑制する為に、大きなサイズのコンデンサを用いる場合が有る。
しかしながら、異なる2種類の直流電源を以って交流電流を生成する場合、両方の電源電力を合わせて必要な交流電力を生じさせるので、夫々のコンデンサが同時に、一方の直流電力だけを以って交流電力を生じさせた際の発熱を共に生じさせることは無い。よって本構成では、第1のコンデンサと第2のコンデンサが、誘電体膜と電極膜が積層され、熱的に結合した状態になっている。即ち、単一のコンデンサ筐体内部にて、上下に別れて2個のコンデンサがあるのでなく、必要な交流電力生成に伴うリプル電流を、一方のコンデンサが全て受けても、或いは2個のコンデンサで分け合っても、コンデンサ筐体内部での発熱分布は大きく変化しない。このためコンデンサ内部の一部に発熱が集中することも無く、かつ単純に大きなコンデンサを2個独立して内蔵するようなサイズにもならない。よって、さらにコンデンサの小型化を図れる。
また、第13の発明では、第1〜11の発明の電力変換装置において、コンデンサが第12の発明に係る構成として電力変換装置を構成する。本構成によれば、第1〜11の発明で述べた効果と、第12の発明で述べた効果が合わせて生じる。
以降、諸図面を参照しつつ、本発明の実施態様を詳細に説明する。
第1実施例
第1実施例について説明する。図1に第1実施例の略平面図を示す。また図2に、図1に記載のA-A’線での断面構造の模式図を示す。本実施例は主に第1および第2の発明にかかる構成から成る。そして本構成は、例えば3相インバータ装置のように直流電力を交流電力に変換する電力変換装置のように、半導体素子から成る電力変換回路と平滑コンデンサを以って構成される電力変換装置を示す。さらに例えばハイブリッド型電動自動車のような2個の電動機を駆動制御する電力変換装置のように、2個の電力変換回路を有する電力変換装置を示す。
図2のように水冷冷却器である放熱器114の一面側114aに第1の電力変換回路112を実装すると共に、放熱器114の他面側(反対面)114bに第2の電力変換回路113を実装する。この放熱器114の側面側114cに、第1の電力変換回路112と第2の電力変換回路113に電気的に接続するコンデンサ110と111を、コンデンサ端子の有る底面部が放熱器114の側面側114cと対向するように配置する。即ち、コンデンサ110に設けた貫通孔103aの一方の開口部103aaとが対向するように配置する。
ここでコンデンサ110と111は、筐体に貫通孔103a、103bを夫々設ける。この貫通孔はコンデンサ110と111の電極が有る底面からコンデンサ先端部にかけて形成される。これらの貫通孔には図1のように各電力変換装置に電力を供給する電力配線が通る。ここでコンデンサ110の貫通孔103aには、高電位を供給する電力配線121を通す。またコンデンサ111の貫通孔103bには、低電位を供給する電力配線122を通す。
また、コンデンサ110の高電位側端子は、電力変換回路112と113に設けられた高電位を供給する高電位側バスバ115に接続する。同様にコンデンサ111の低電位側端子は、電力変換回路112と113に低電位を供給する低電位側バスバ116に接続する。そして電力配線121は、高電位側バスバ115或いはコンデンサ110の高電位側端子に接続する。あわせて電力配線122は、低電位側バスバ116或いはコンデンサ111の低電位側端子に接続する。なお、電力配線121と122は夫々コネクタ120に接続されている。このコネクタ120は電力変換装置のケース側面117に固定されている。そして、このコネクタは本電力変換装置に電力を供給する外部電源(図示せず)からの電力ケーブルと、前述の電力配線の中継としての機能を有する。またケース側面117の上面には上蓋118が有り、下面には下蓋119がある。
第1実施例の効果を説明する。この電力変換装置によりコンデンサの配置および電力線の配置を効率よく行なえる。そして本構成によって、以下に記すように装置の小型化を図れる。まず、本実施例のうち第1の発明にかかる構成による効果を説明する。一般に大電流、例えば数百A程度の電力変換を行なう電力変換装置では、電流を流すバスバ電極やケーブル等の電力配線が太くなる。この太い電力配線をコンデンサ等の大型部品を避けて、かつ太い配線が故の大きな曲率を設けて引き回すと、電力配線を敷設する空間サイズが増大する。さらに配線とコンデンサや電力変換装置を収容するケースなどとの距離も開ける為に、さらに空間サイズが増える。この為、大きなコンデンサ110、111に貫通孔103a、103bを設け、この中に電力配線121、122を通すことにより、前述の配線引き回しに係る空間サイズを大幅に削減できる。つまり、コンデンサを迂回することなく電力配線を配置できる。大電流を扱う電力変換装置のコンデンサ110、111は径が大きいので、前述の貫通孔103a、103bを設けることは容易である。
さらに電力変換装置において、コンデンサ110、111の電極と電力配線121、122は、共に電力変換回路112、113の電極に接続する。この為、コンデンサ110、111内部から電力配線121、122が出る本構成では、前述の電力変換回路112、113の電極近傍で電力配線121、122を、コンデンサ110、111との干渉を防ぐために大きな角度で曲げる必要が無い。よって、さらに電力配線121、122の引き回し敷設に係る空間を削減でき、さらなる小型化が可能となる。また、高電位バスバ115、低電位バスバ116も小さくできるので、配線を迂回した場合に懸念されるバスバの大型化も回避できる。なおコンデンサは通常電極膜を巻く形状で構成され、中心部には電極膜を配置しにくい(巻きにくい)。コンデンサは電極膜面積により容量が決まり中心部ほど電荷蓄積に寄与する機能が低いため、中心部に貫通孔を設けてもコンデンサの容量やサイズに与える影響は少ない。さらに、コンデンサ筐体の強度や加工のし易さなどの観点から、コンデンサのほぼ中心部に貫通孔を設けるのが好適である。従って、本構成では、中心分の容量に寄与しにくい無駄スペースを有効活用できるので、多少のコンデンサのサイズが増加はあるものの装置全体の容積の利用率としては向上することになる。
次に第2の発明にかかる構成による効果を説明する。例えばハイブリッド電動自動車に搭載する電力変換装置は、電力変換回路は2個必要になる場合がある。即ち交流発電機出力を一旦直流電力に変換する第1の電力変換回路112と、この直流電力を再び交流電力に変換して交流電動機を駆動する第2の電力変換回路113である。
電力変換装置を小型化する為には、この2個の電力変換回路112、113を同一の放熱器114の両面に配置することが合理的である。そして両電力変換回路112、113に電気的に接続されるコンデンサ110、111は、両回路112、113に対して同様に短い経路で、即ち低インダクタンス配線で接続される必要がある。この際、仮にコンデンサを放熱器に対して立てて配置すると幾つかの不都合が生じるが、これを図3に示した、本発明の効果を説明するための比較模式構造を基に説明する。一般にコンデンサ130の電極はコンデンサ130筐体の底面に位置する。この電極を前述の両電力変換回路112、113に接続するならば、コンデンサ130の電極が両電力変換回路112、113の間の放熱器114側面部に位置する。この為コンデンサ130を立てて配置していることにより、コンデンサ130電極下に無駄な空間SPができてしまう。
この無駄な空間の問題を解決する為に、単純にコンデンサを放熱器に対して寝かせて配置しても不都合を生じるが、これを図4に示した比較模式構造を基に説明する。即ち、放熱器114側面部に、この側面部と対向するようにコンデンサ140、141を配置する。この際、前述のコンデンサ140、141電極は放熱器114側面に対向する位置にでき、両電力変換回路112、113に対して、同様な長さで、かつ短く結線できる。しかしながら、第1の発明の説明で述べたように、太い電力配線を曲げて配設することにより、大きな空間サイズを要する。つまり電力配線142、143を設けるために、これら電力配線とケース側面117が干渉する懸念がある。この為ケース117を大きくする必要が出る。
本実施例(図1、図2)に戻るが、本構成では、両電力変換回路の間の放熱器側面部にコンデンサ電極が位置するようにコンデンサを寝かせて配設し、電力配線をコンデンサの内部を通すことによって、以下の効果を生じさせる。第1に、電力配線121、122をコンデンサ110、111を避けて通すことによる、電力変換装置のサイズ増大が起きない。特に大きなコンデンサ110、111を放熱器114側面に寝かせて配置しているので、コンデンサ110、111周囲に空間を設け難い構造でも、本構成では電力配線121、122の引出しが容易にでき、かつ電力変換装置の小型化も図れる。第2に、その結果としてコンデンサ110、111電極と各電力変換回路112、113を充分に近接できる。即ち太い電力配線121、122をコンデンサ110、111の外側に引き出すスペースを空ける必要が無い。よってコンデンサ110、111と各電力変換回路112、113を近接できることにより、電力変換回路112、113のサージ電圧を抑制でき、動作を安定化できる。またコンデンサ110、111の容量削減にも繋がり、コンデンサ110、111の小型化も図れる。
次に、第5の発明にかかる構成による効果を説明する。コンデンサを通り抜けさせた電力配線は、必ずしもそのコンデンサに接続する必要な無い。電力配線はコンデンサを通した後に、電気的に対応した電力変換回路の端子かコンデンサの電極に接続すれば、今まで述べた効果は生じる。よって電力配線の接続に係る特別な制約は無しに、容易に本構成を実現できる。
また、電力変換回路は、各相に対して低インダクタンスでコンデンサを接続する為に、コンデンサを複数個並列接続して、夫々のコンデンサを電力変換回路の各相の電源端子に接続する場合も有る。このようにコンデンサを複数個有する場合も、上述したように少なくとも1つのコンデンサを通る電力配線を電気的に高電位な電力変換回路の直流端子か、コンデンサの高電位電極に接続すると共に、少なくとも1つのコンデンサを通る電力配線を電気的に低電位な電力変換回路の直流端子か、コンデンサの低電位電極に接続すれば良い。これによって、電力変換装置を低インダクタンスなコンデンサ接続で構成できると共に、今まで述べた各効果も生じる。よって、容易に電気的特性に優れて、小型な電力変換装置を構成できる。
第2実施例
次に、第2実施例について説明する。図5に第2実施例の略平面構造を示す。また、図6に、図5に記載A-A’線での断面の模式構造を示す。まず構成を説明する。本実施例は第1実施例に加えて第3、第4の発明の構成を採ったものである。
第3の発明にかかる構成として、電力配線221、222を接続するコネクタ200を、コンデンサ110、111の先端部に配置する。そして電力配線221、222をコンデンサ110、111内部の貫通孔103a、103bを通して、このコネクタ200に接続する。これらによって電力変換装置を構成する。また、第4の発明にかかる構成として、この電力変換装置を収容するケースを、上側ケース218と下側ケース219とで構成する。そして、上側ケース218と下側ケース219とでコンデンサ110、111を挟むように、かつ両ケース218、219に挟まれる空間内部に電力変換回路112、113と放熱器114を含むように構成する。ここでコンデンサの側面に、上側ケースと下側ケースの接合部が位置するようにする。これらによって、電力変換装置を構成する。なおケース側面217に放熱器114を固定し、ケース上蓋として上側ケース218、ケース下蓋として下側ケース219を被せても良い。
このような構成とすることにより、以下の効果を生じる。まず第1実施例で述べた効果は同様に生じる。そして請求項3にかかる構成による効果として、下記が生じる。一般に電力変換装置はケースに収納される。そしてケース内部にて電力変換回路に接続される電力配線と、ケースの外側で電源や電動機に接続される外部配線とは、ケース部に設けたコネクタを介して接続される。本構成では電力配線221、222がコンデンサ110、111内部を通ることにより、この電力配線221、222とコネクタ200との接続に係る空間を小さくできる。即ち、電力配線221、222を引き回す空間が不要であり、電力変換装置の小型化に繋がる。そして前述したようにコンデンサ110、111は、ある程度の径を有する。このコンデンサ110、111の先端部にコネクタ200を設けることは、実装工程上、及びスペースの面で容易である。よってコンデンサ110、111とコネクタ200の一体化によって、容易に前述した電力変換装置の小型化を図れる。さらにコネクタとコンデンサ一体化、加えて電力配線接続の容易化によって、製造コストも低減できる。
さらに、第4の発明にかかる構成による効果として、下記が生じる。まず電力変換装置を薄く形成できる。さらにコンデンサ110、111側面部に、上側ケース218と下側ケース219を被せることによって、例えばコンデンサ110、111の筐体とケース218、219の間にゴム材などの防水性を持つ弾性体201などを介することによって、防水機能を生じさせることは容易である。即ち、径がある程度有る円筒形状であり、かつ沿面距離も取れるコンデンサ110、111の側面部にて上下ケース218、219の接合を行なうのであり、防水機能発揮に困難な部分は無い。またコネクタ200自体も防水機能を有せしめることは容易である。この為、単に電力変換装置内部の小型化のみでなく、防水機能等も有するケースを含めての電力変換装置全体の小型化も、容易にかつ低コストでできる。
第3実施例
第3実施例を説明する。本実施例は、第1及び第2実施例において、さらに第6の発明にかかる構成を採っている。まず構成を説明する。図7に、本実施例の略平面構造を示す。前述したように第1及び第2実施例において、1つまたは複数の、または電力変換装置の電気的な相の数に応じたコンデンサ310を有する。かつコンデンサ310に設けた貫通孔310a、310b、310cを通る電力配線301乃至303を夫々、電力変換回路312の電気的な相に対応した交流端子に接続する。なお放熱器114の裏面側には、第1及び第2実施例同様に第2の電力変換回路(図示せず)を配置する。以下の説明では第1の電力変換回路312について述べるが、第2の電力変換回路についても同様の構成および効果がある。
さらに、コンデンサ310の電極を電気的に対応する電力変換回路312の直流端子に接続して電力変換装置を構成する。この構成とすることにより、第1及び第2実施例の効果に加えて以下の効果が生じる。前述の実施例において第5の発明に記した内容と同様な理由によって、電力変換回路の各相に対するコンデンサを低インダクタンスで接続する為に、各相毎にコンデンサを配置する場合もある。この場合、交流電力が流れる各相の電力配線をこれらコンデンサに通せば、前項と同様にして、コンデンサと電力変換回路間の接続短縮と、電力配線引き回しスペース低減を容易に両立できる。特に大容量の電力変換装置の場合などは、各相毎にコンデンサを設ければ、各相毎の寄生インダクタンスを低減できる効果が大きい場合がある。この際、コンデンサ内部を通す電力配線は必ずしも、このコンデンサに接続しなくても以上で述べた各効果は生じる。
さらに、これら電力配線301は必ずしも直流電力を通す配線に限らない。本電力変換装置が例えば3相インバータ装置であるならば、交流電力を流す電力配線は各相に接続される。そしてこれら交流電力を流す電力配線も、今まで述べた直流電力配線と同様に太い形状となる。よって本実施例のように、交流電力を流す電力配線301を電力変換装置312、313の各相に接続し、かつ上記理由によってコンデンサ310も各相に接続する。そしてこれらコンデンサ310内部に設けた貫通孔310a、310b、310cに、電力配線301乃至303を通せば、さらに容易に電気的特性に優れて、小型な電力変換装置を構成できる。
さらに大電力を扱う電力変換装置で、各相毎にコンデンサを配置して電気的動作を図る構成も、電力配線の敷設空間低減効果によって、容易に実現できるようになる。なお、コンデンサ310の筐体を金属で形成すれば、交流電力を流す電力配線301乃至303のシールド効果も出る。即ち、電力配線301乃至301の外側にコンデンサ310金属筐体があるので、ノイズが電力変換装置の回路(図示せず)に重畳することを防止でき、回路動作がさらに安定化できる効果もある。
第4実施例
第4実施例について説明する。本実施例は、第1実施例乃至第3実施例において、コンデンサ部分に第7の発明にかかる構成を採っている。図8に本実施例の模式構造を示す。ここでは前述の第2実施例を基に第7の発明の構成を加えた第4実施例の構成を説明する。コンデンサ400の貫通孔400a、特に、設置のし易さからその開口部、もしくはこの開口部近傍のコンデンサ400先端部に、電力配線を流れる電流の大きさを測る電流センサ401を設ける。この電流センサ401はコンデンサ400とコネクタ402の間に位置させる。その他の構成は、第2実施例と同様である。
この構成とすることにより、第2実施例の効果に加えて、以下の効果が生じる。電力変換装置の動作には、流れる直流電流や交流電流の値を測る電流センサは必要である。本構成では電力配線がコンデンサ400内部を通るので、貫通孔400a、その開口部若しくは開口部近傍に電流センサ401を設ければ、電流を計測できる。なお電流センサ401は必ずしもコンデンサ400の内部に設ける必要は無く、コンデンサ400の先端部に設けても良い。よって電流センサ401の配設、及びこの電流センサ401への電力配線敷設にかかるサイズを低減できる。なお、第1実施例及び第3実施例に本構成を採れば、夫々の構成の効果に加えて、上記効果も生じる。
第5実施例
第5実施例について説明する。本実施例は、第1実施例乃至第4実施例において、コンデンサ部分に第8の発明にかかる構成を採っている。図9に本実施例の模式構造を示す。ここでは前述の第2実施例を基に、第8の発明の構成を加えた第5実施例の構成を説明する。コンデンサ500の貫通孔500aの筐体表面(内壁)と電力配線とを絶縁体を介して接触させる。その上でコンデンサ500先端とコネクタ502の間の電力配線に絶縁体を介してヒートシンク501を接合させる。その他の構成は第2実施例と同様である。
本構成にすることにより、第2実施例で述べた各効果に加えて、以下の効果が生じる。大電力の電力変換を行なうと、リプル電流等によってコンデンサ500にも発熱が生じる。この発熱によってコンデンサ500の寿命に悪影響が生じる懸念が有る。本構成ではこのコンデンサ500に設けた貫通孔500aに、ある程度の径を有する電力配線を通しているので、この電力配線を活用してコンデンサ500内部の冷却を図れる。即ち、コンデンサ500の貫通孔500aの筐体表面(内壁)と電力配線とが絶縁体を介して接触させて、電力配線にコンデンサ500内部の熱を伝える。そして、コンデンサ500先端とコネクタ502の間の電力配線に絶縁体を介してヒートシンク501を設けて冷却を図る。ここでコンデンサ500での発熱は電力変換回路自体の発熱に比べれば相当小さいので、電力変換回路よりずっと簡便な冷却系で放熱できる。よって、上記の構成でもコンデンサ500の冷却を行なうことは充分可能である。この為コンデンサ寿命の長期化、さらにコンデンサ温度上昇低減によるコンデンサ自体の小型化、ひいては電力変換装置自体の小型化を更に図れる。なお第1または第3、第4の各実施例に本構成を採れば、夫々の効果に加えて上記効果も同様に生じる。
第6実施例
第6実施例について説明する。第6実施例は、以上述べた各実施例に対して第9と第10の発明の構成を加えて成る。図10に本実施例の回路構成を示し、図11に平面略模式図を示す。本実施例では第1実施例を基にして、第9と第10の発明の構成を追加して採った構成で説明する。第2乃至第5実施例に対して第9と第10の発明の構成を採っても、下記の効果は同様に生じる。
まず、第9の発明にかかる構成について説明する。第1実施例で記した電力変換装置において、同実施例で記した貫通孔を設けた中空形状の第1のコンデンサ610と第2のコンデンサ611を有する。電力変換装置が、異なる2対の直流端子を有し、かつ異なる2種類の直流電位を以って交流電力を生成する電力変換回路を有する。即ち、図10に記したように、第1の高電位端子603と低電位端子605から成る第1の直流端子対と、第2の高電位端子604と低電位端子605から成る第2の直流端子対を有する。そして各相毎に、第1の直流端子対の間に第1のハイサイド側素子600とローサイド側素子602を接続する。また第2の直流端子対の間に第2のハイサイド側素子601とローサイド側素子602を接続する。さらにこれら2対の直流端子の内、第1の直流端子対に第1のコンデンサ610を接続すると共に、第2の直流端子対に第2のコンデンサ611を接続して電力変換装置を構成する。
次に、第10の発明にかかる構成について説明する。前述の第1のコンデンサ610を通る第1の電力配線を、電力変換回路の交流端子に接続する。そして第2のコンデンサ611を通る第2の電力配線を、一方の直流端子対または他方の直流端子対に接続して電力変換装置を構成する。なお、620は本実施例にかかる電力変換回路を示し、バスバ605は図10の低電位端子に接続されるバスバ電極である。またバスバ603は第1の高電位端子603に接続されるバスバ電極である。バスバ604は第2の高電位端子604に接続されるバスバ電極である。またモータ606は、本実施例で駆動される電動機である。
この構成とすることにより、以下の効果が新たに生じる。まず第9の発明にかかる効果を述べる。2種類の直流電力を合成させて電動機606を駆動できる。この際、2個のコンデンサ610、611が要る。ここで本構成を採ることによって、コンデンサ数が増えることによるサイズ増大を抑制できる。よって電力変換装置の小型化を容易に図ることができる。次いで第10の発明にかかる効果を述べる。電力変換装置には、交流電力を通す電力配線と、直流電源に繋がる電力配線の2種類を有する。このような構造の場合も、本構成によって電力配線の引き回しに係る空間を小さくできる。よって小型化をより一層図ることができる。
第7実施例
第7実施例について説明する。本実施例は第12の発明から成る。図12に模式図を示す。まず構成を説明する。同図(a)記載のように、コンデンサ700が、第1の誘電体膜と第2の誘電体膜を有し、第1の誘電体膜の一方の主面に第1の電極膜を有する。そして第1の誘電体膜の他方の主面と第2の誘電体膜の一方の主面に第2の電極膜を有し、さら前記第2の電体膜の他方の主面に第3の電極膜を有する。これら誘電体膜と電極膜を積層してロール状に巻いてコンデンサと成す。そして前記第1から第3の電極膜を夫々、コンデンサの第1の電極端子705、第2の電極端子703、そして第3の電極端子704に接続する。このコンデンサの各電極を電力変換回路に電気的に接続して、電力変換装置を成す。
同図(b)記載のように、電極703と705の間にコンデンサ710が形成されると共に、電極704と703の間にコンデンサ711が形成される。この際、同図(c)記載のように、電極704と電極705の間に、設計上は存在しないが寄生コンデンサ720が形成される。この構成とすることにより、以下の効果を生じる。前述した第6実施例に記した電力変換装置のように、異なる2対の直流端子を有し、かつ異なる2種類の直流電位を以って交流電力を生成する電力変換回路を有する場合、2対の直流端子の内、一方の直流端子対に第1のコンデンサとしてコンデンサ710を接続すると共に、他方の直流端子対に第2のコンデンサとしてコンデンサ711を接続して電力変換装置を構成する。本構成では、同一のコンデンサ700筐体に、これら第1のコンデンサ710と第2のコンデンサ711を内包させる為、コンデンサ700全体のサイズを小型化できる。特に電力変換装置を成すコンデンサの場合、リプル電流等の発熱を抑制する為に、大きなサイズのコンデンサを用いる場合が有る。しかし異なる2種類の直流電源を以って交流電流を生成する場合、両方の電源電力を合わせて必要な交流電力を生じさせるので、夫々のコンデンサが同時に、一方の直流電力だけを以って交流電力を生じさせた際の発熱を共に生じさせることは無い。
よって本構成では、第1のコンデンサ710と第2のコンデンサ711が、誘電体膜と電極膜が積層され、熱的に結合した状態になっている。即ち、単一のコンデンサ筐体内部にて、上下に別れて2個のコンデンサがあるのでなく、必要な交流電力生成に伴うリプル電流を、一方のコンデンサが全て受けても、或いは2個のコンデンサで分け合っても、コンデンサ筐体内部での発熱分布は大きく変化しない。このためコンデンサ内部の一部に発熱が集中することも無く、かつ単純に大きなコンデンサを2個独立して内蔵するようなサイズにもならない。よって、さらにコンデンサの小型化を図れる。なおコンデンサ720の存在によって、第6実施例で記した第1の高電位端子と第2の高電位端子の間に同コンデンサ720が接続される。よってこれらの高電位端子間で電力変換を行う場合も、さらに安定して電力変換に伴う動作を行える。さらにコンデンサ700の小型化にも寄与できる。
次に、本実施例にかかるコンデンサに対して、第13の発明の構成を採れば下記効果も生じる。まず構成を説明する。図13は、この第7実施例の変形構造の模式図である。今まで述べた第1乃至第6までの各実施例のコンデンサに対して、第12の発明にかかる構造のコンデンサ750を用いる。このコンデンサには貫通孔751が設けられている。この構成とすることにより、以上の各実施例で述べた効果と、第12の発明にかかる第7実施例で述べた効果が合わせて生じる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
第1実施例の略平面構造を示す模式図である。 第1実施例の断面構造を示す模式図である。 第1実施例の効果を説明するための比較模式図である。 第1実施例の効果を説明するための比較模式図である。 第2実施例の略平面構造を示す模式図である。 第2実施例の断面構造を示す模式図である。 第3実施例の略変面構造を示す模式図である。 第4実施例の模式構造を示す図である。 第5実施例の断面構造を示す図である。 第6実施例の回路構成を示す図である。 第6実施例の略平面構造を示す模式図である。 第7実施例の構造を示す模式図である。 第7実施例の変形構造を示す模式図である。
符号の説明
103a,103b 貫通孔
103aa 開口部
110,112 コンデンサ
112,113 電力変換回路
114 放熱器
114a 一面側
114b 他面側(反対面)
114c 側面側
115 高電位側バスバ
116 低電位側バスバ
117 ケース側面
118 上蓋
119 下蓋
120 コネクタ
121,122 電力配線
130 コンデンサ
SP 空間
140,141 コンデンサ
142 電力配線
200 コネクタ
201 弾性体
217 ケース側面
218 上側ケース
219 下側ケース
221 電力配線
301,302,303 電力配線
310 コンデンサ
310a,310b,310c 貫通孔
312 電力変換回路
400 コンデンサ
400a 貫通孔
401 電流センサ
402 コネクタ
500 コンデンサ
500a 貫通孔
501 ヒートシンク
502 コネクタ
600 ハイサイド側素子
601 ハイサイド側素子
602 ローサイド側素子
603 高電位端子
604 高電位端子
605 低電位端子
606 電動機
610,611 コンデンサ
700 コンデンサ
703,704,705 電極端子
710,711 コンデンサ
720 寄生コンデンサ
750 コンデンサ
751 貫通孔

Claims (13)

  1. コンデンサと電力変換回路とを具える電力変換装置であって、
    前記コンデンサは貫通孔を有し、
    前記貫通孔には、この貫通孔を通り抜けて前記電力変換回路と電気的に接続する電力配線が配置される、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記電力変換装置が放熱器を有し、
    前記電力変換回路が、第1の電力変換回路と第2の電力変換回路とで構成され、
    前記放熱器の一面側に前記第1の電力変換回路を配置すると共に、前記放熱器の他面側に前記第2の電力変換回路を配置し、
    前記貫通孔を有するコンデンサが、その貫通孔が前記放熱器の側面部と対向するように配置される、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力変換装置において、
    前記貫通孔を有するコンデンサの先端部にコネクタが配設され、
    前記コネクタが、前記貫通孔を通り抜ける前記電力配線に接続される、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記電力変換装置が、上側ケースと下側ケースとを、それぞれの端部で接合することにより構成されるケースに収容され、
    前記コンデンサが、このコンデンサの側面部を前記上側ケースと前記下側ケースのそれぞれの端部で挟むようにして前記ケースに収容される、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記電力配線を、電気的に対応する前記電力変換回路の直流端子、または、前記コンデンサの電極に接続する、
    或いは、前記コンデンサを複数有し、前記コンデンサの少なくとも1つを通る前記電力配線を、電気的に高電位な前記電力変換回路の直流端子か、前記コンデンサの電極かに接続すると共に、前記コンデンサの少なくとも1つを通る前記電力配線を、電気的に低電位な前記電力変換回路の直流端子か、前記コンデンサの電極かに接続する、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記コンデンサが、前記電力変換装置の電気的な相の数に応じた数だけあり、
    前記コンデンサに設けられた前記貫通孔を通る前記電力配線をそれぞれ、前記電力変換回路の電気的な相に対応した交流端子に接続し、
    前記コンデンサの電極を電気的に対応する前記電力変換回路の直流端子に接続する、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記コンデンサに設けられた前記貫通孔に、前記電力配線を流れる電流を測る電流センサを設ける、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記コンデンサに設けられた前記貫通孔の内壁と、そこを通る前記電力配線とが絶縁体を介して接触しており、
    前記コンデンサの貫通孔を通り抜けた前記電力配線に絶縁体を介してヒートシンクを接触させる、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記コンデンサが、第1のコンデンサと第2のコンデンサとで構成され、
    前記電力変換回路が、異なる2対の直流端子を有し、かつ、異なる2種類の直流電位を以って交流電力を生成し、
    前記2対の直流端子のうち、一方の直流端子対に前記第1のコンデンサを接続すると共に、他方の直流端子対に前記第2のコンデンサを接続する、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項9に記載の電力変換装置において、
    前記電力配線が、前記第1のコンデンサの貫通孔を通る第1の電力配線と、前記第2のコンデンサの貫通孔を通る第2の電力配線とで構成され、
    前記第1の電力配線を、前記電力変換回路の交流端子に接続し、
    前記第2の電力配線を、前記一方の直流端子対、または、前記他方の直流端子対に接続する、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記電力変換装置がインバータ装置である、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  12. コンデンサと電力変換回路とを具える電力変換装置であって、
    前記コンデンサが、第1の誘電体膜と第2の誘電体膜とを有し、前記第1の誘電体膜の一方の主面に第1の電極膜を有する共に、前記第1の誘電体膜の他方の主面と前記第2の誘電体膜の一方の主面に第2の電極膜を有し、さらに、前記第2の誘電体膜の他方の主面に第3の電極膜を有し、これら誘電体膜と前記電極膜を積層してロール状に巻いて前記コンデンサが形成され、
    前記第1から第3の電極膜をそれぞれ、前記コンデンサの第1から第3の電極端子に接続し、前記コンデンサを前記電力変換回路に電気的に接続する、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の電力変換装置において、
    前記コンデンサが、請求項12に記載のコンデンサである、
    ことを特徴とする電力変換装置。
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