JP2015136223A - 電力変換器 - Google Patents

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昌行 杉田
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Abstract

【課題】本明細書は、電圧コンバータ回路とインバータ回路を含む電力変換器に関し、回路に用いるコンデンサあるいはリアクトルを従来よりも小型小容量のものを採用可能とする技術を提供する。【解決手段】電力変換器2の積層ユニット20は、電圧コンバータ回路のスイッチング素子を収容するパワーカードPC7と、インバータ回路のスイッチング素子を収容するパワーカードPC1−PC6と、複数の冷却器21を積層したデバイスである。電圧コンバータ回路に並列に接続されているコンデンサ23は、積層ユニット20に隣接配置されている。バスバ3、4は、パワーカードPC1−PC7とコンデンサ23を接続する。パワーカードPC7が他のパワーカードよりもコンデンサ23の近くに配置されており、コンデンサ23からパワーカードPC7までのバスバ長さが、コンデンサから他のパワーカードまでのバスバ長さよりも短い。【選択図】図2A

Description

本明細書が開示する技術は、バッテリの電圧を昇圧する電圧コンバータ回路と昇圧後の電力を交流に変換して走行用のモータに供給するインバータ回路を含む電力変換器に関する。
ハイブリッド車を含む電動車両には、バッテリの電力を走行用モータに供給する電力に変換するための電力変換器が搭載される。電力変換器には、電圧コンバータ回路とインバータ回路が備えられている。電圧コンバータ回路は、バッテリの出力電圧を昇圧したり、モータからの回生電力を降圧したりする。インバータ回路は、電圧コンバータで昇圧されたバッテリの電力を交流に変換する。インバータ回路は、モータが発電した交流を直流に変換して電圧コンバータ回路に供給することもある。電圧コンバータ回路は、インバータ回路から供給された直流電力の電圧を降圧し、バッテリを充電する。
電圧コンバータ回路やインバータ回路は、IGBTなどのスイッチング素子(トランジスタ)を複数用いることが多い。例えば、3相交流モータを駆動するためのインバータでは、2個のスイッチング素子の直列回路が3セット並列に接続されている。各直列回路の中点から交流が出力される。また、電圧コンバータも、2個のスイッチング素子の直列回路を備える。また、インバータ回路や電圧コンバータ回路には、電流の脈流を抑制するためのコンデンサが、それらの回路に並列に接続されている。
電動車両では、扱う電力が大きいため、トランジスタなどのスイッチング素子やコンデンサの発熱量が大きい。他方、車載機器にはコンパクト性も求められる。多数のスイッチング素子(トランジスタ)を集約してコンパクトに効率よく冷却する構造が特許文献1−3に開示されている。それらの文献が開示する技術では、スイッチング素子を収容した平板型のモジュール(パワーカード)と複数の冷却器を交互に積層する。複数の平板型パワーカードと複数の冷却器を交互に積層することで、少ないスペースでパワーカードと冷却器の大きな接触面積を確保し、省スペースで効率のよい冷却を実現している。以下ではそのような積層体を積層ユニットと称する。特許文献3では、積層ユニットの端の冷却器にさらにコンデンサを接触させている。なお、特許文献2では、積層方向と交差する方向でコンデンサが積層ユニットに隣接配置されている。
また、大電流を扱うため、スイッチング素子(トランジスタ)とコンデンサの接続には、細いケーブルではなく、板状又は棒状の金属部材が用いられる。大電流を低抵抗で通すためのこれらの金属部材は、一般にバスバと呼ばれる。スイッチング素子のスイッチング動作により、スイッチング素子とコンデンサを繋ぐバスバに高周波の交流が流れ、その交流がバスバにインダクタンスを生じさせる。インダクタンスは電力損失をもたらす。
本明細書が開示する技術もパワーカードとコンデンサを接続するバスバのインダクタンスに関する。バスバのインダクタンスに関係する技術として、特許文献2と3の技術を紹介しておく。
特許文献2と3に開示された技術は、電力損失の抑制を目的としてバスバのインダクタンスを抑制するものである。特許文献2や3の技術では、正極用のバスバと負極用のバスバをできるだけ併走させる。正極用のバスバと負極用のバスバを並走させることにより、平行な2本のバスバに逆方向の電流が流れる。逆方向の電流が生じる磁界は互いに打ち消し合い、その結果、バスバのインダクタンスが低減される。
特開2006−210605号公報 特開2012−249452号公報 特開2013−090408号公報
本明細書は、電力変換器を小型化すべく、電圧コンバータ回路に、従来よりも小容量のコンデンサ、あるいは、従来よりも許容電流の小さいリアクトルを採用することを可能とする技術を提供する。本明細書が開示する技術は、積層ユニットの構造とバスバの関係に着目して上記目的を達成する。
従来よりも小容量のコンデンサ、あるいは、従来よりも許容電流の小さいリアクトルを採用するには、電圧コンバータ回路のキャリア周波数(スイッチング素子に供給するPWM信号を生成するためのベースとなるキャリア信号の周波数)を高めるとよい。キャリア周波数を高めることで、トランジスタのスイッチング動作に起因するリプル電流の周波数が高まるとともにリプル電流の大きさ(電流の絶対値)が小さくなるからである。リプル電流が小さくなればコンデンサを出入りする電流が小さくなる。すなわち、コンデンサの小容量化が可能となる。また、リプル電流が小さくなれば、リアクトルに流れる電流の交流成分が小さくなるのでリアクトルの許容電流を下げることができる。即ち小型のリアクトルを採用できるようになる。
但し、単純にキャリア周波数を高めると、電圧コンバータ回路のトランジスタ(スイッチング素子)のスイッチング損失が増加してしまうので、トランジスタのスイッチング速度も高める必要がある。ところがスイッチング速度を高めると、サージ電圧が上昇してしまい、トランジスタの負荷が増大してしまう。電圧コンバータ回路のサージ電圧は、スイッチング速度と回路のインダクタンス(トランジスタとコンデンサの回路のインダクタンス)の積に比例する。そこで、電圧コンバータ回路のトランジスタとコンデンサを接続するバスバのインダクタンス低減がサージ電圧の抑制に貢献する。ひいては、トランジスタに過剰な負荷を課すことなくキャリア周波数を高めることができ、上述した理由によりコンデンサの小容量化あるいはリアクトルの小型化(許容電流が小さいリアクトルの採用)が可能となる。
なお、インバータ回路の場合はスイッチング素子とモータが直結しているので、電圧コンバータ回路よりもキャリア周波数を上げ難い。前述したようにキャリア周波数を上げる場合はスイッチング素子の応答速度も高めなければならないが、スイッチング素子の応答速度を高めるとサージ電圧が高まる。モータに高いサージ電圧が印加されるとモータのコイルの絶縁が破壊される虞がある。即ち、インバータ回路には、電圧コンバータの周辺デバイスよりもサージ電圧の耐性が低いデバイス(即ちモータ)が直結しているので、キャリア周波数はインバータ回路よりも電圧コンバータ回路の方が上げ易いのである。そして、電圧コンバータ回路のキャリア周波数を高めることができれば、コンデンサやリアクトルの小型化(小容量化、あるいは、許容電流の小さいリアクトルの採用)が実現できる。一例では、電圧コンバータ回路のキャリア周波数は数十kHzであり、インバータ回路のキャリア周波数は数kHzである。
本明細書が開示する技術は、積層ユニットに積層されているパワーカードが2種類に分類できることに着目する。即ち、電圧コンバータ回路のスイッチング素子を収容するパワーカードとインバータ回路のスイッチング素子を収容するパワーカードである。以下、前者を第1パワーカードと称し、後者を第2パワーカードと称する。そのいずれもが、積層ユニットに積層されるとともに、コンデンサと接続される。他方、インダクタンスは、スイッチング素子(パワーカード)とコンデンサの間のバスバの長さが短いほど小さくなる。即ち、積層ユニット内において第1パワーカードと第2パワーカードの並び順に自由度があるならば、第1パワーカードをコンデンサの近くに配置すれば、逆の場合よりも電圧コンバータ回路のスイッチング動作に起因するインダクタンスを小さくすることができる。本明細書は、上記の技術的思想のもと、具体的な新しい電力変換器の態様を開示する。
本明細書が開示する電力変換器の一つの態様を以下に記す。その電力変換器は、電動車両に搭載されるデバイスであり、バッテリの電圧を昇圧する電圧コンバータ回路と昇圧後の電力を交流に変換して走行用モータに供給するインバータ回路を含む。電力変換器は、ハードウエアとしては、電圧コンバータ回路のスイッチング素子を収容する第1パワーカードと、インバータ回路のスイッチング素子を収容する第2パワーカードと、複数の冷却器を備える。第1パワーカードと第2パワーカードが複数の冷却器と交互に積層されて積層ユニットを構成している。さらに、電力変換器は、第1パワーカード(電圧コンバータ回路のスイッチング素子)と第2パワーカード(インバータ回路のスイッチング素子)と接続されているコンデンサを含む。そのコンデンサは、積層ユニットの積層方向でその積層ユニットに隣接配置されている。第1パワーカード(第1パワーカード内のスイッチング素子)と第2パワーカード(第2パワーカード内のスイッチング素子)とコンデンサがバスバで接続されている。そして、第1パワーカードが第2パワーカードよりもコンデンサの近くに配置されており、コンデンサから第1パワーカードまでのバスバの長さが、コンデンサから第2パワーカードまでのバスバの長さよりも短い。なお、コンデンサと第1パワーカードを接続するバスバと、コンデンサと第2パワーカードを接続するバスバは、物理的に一つのバスバであってもよいし、分離していてもよい。
上記の電力変換器は、コンデンサを積層ユニットの積層方向で隣接配置するとともにコンデンサの近くに第1パワーカード(電圧コンバータのスイッチング素子を含むパワーカード)を配置する。第2パワーカードとコンデンサの間のバスバの長さが長くなるのでその間のインダクタンスは上昇するが、その代わりに第1パワーカードとコンデンサの間のインダクタンスが下がる。それゆえ、電圧コンバータのスイッチング素子を駆動するPWM信号のキャリア周波数を上げることができ、ひいては小型のコンデンサ、あるいは許容電流の小さいリアクトルを採用することが可能となる。
本明細書が開示する技術は、バスバ全体のインダクタンスを下げるのではなく、インバータ回路のスイッチング素子とコンデンサの間のインダクタンスよりも電圧コンバータ回路のスイッチング素子とコンデンサの間のインダクタンスを優先して下げる、という発想に基づく技術である。本明細書が開示する技術は、コンデンサに対する第1パワーカードと第2パワーカードの並び順を特定することで、電圧コンバータ回路に小型の部品(小容量のコンデンサあるいは許容電流の小さいリアクトル)を採用することを可能とし、電力変換器の小型化を実現する。
なお、好ましくは、第1パワーカードが冷却器を挟んでコンデンサと隣接しているのがよい。この場合、その冷却器とコンデンサが接触している。ここで、冷却器とコンデンサは絶縁材を挟んで接触しても良いし、さらに好ましくはその冷却器がコンデンサと直接接触していても良い。そのようなレイアウトが、パワーカードとコンデンサの発熱対策を確保するとともに電圧コンバータのスイッチング素子とコンデンサの間のインダクタンスを最も小さくすることができる。なお、第1パワーカードとコンデンサの間に挟む冷却器は、積層ユニットの冷却器であってもよいし、別の冷却器であってもよい。別の冷却器を以下ではサブ冷却器と称する。
また、電圧コンバータのリアクトルも冷却されるように、コンデンサとともにリアクトルも積層ユニットの積層方向に配置することが好ましい。本明細書で開示する技術の特徴は、第2パワーカードよりも第1パワーカードの近くにコンデンサを配置することで、電圧コンバータ回路のスイッチング素子とコンデンサの間のインダクタンスを優先して下げることにある。この特徴を持つ本明細書で開示する電力変換装置において、積層ユニットにコンデンサが隣接配置されているという場合、コンデンサと積層ユニットの間にサブ冷却器やリアクトル等の部品が介在する場合も含まれる。上記のリアクトルは、積層ユニットの冷却器と接触するように配置されても良いし、さらにリアクトルの冷却器と接触する反対側の面で上述のサブ冷却器と接触するように配置されても良い。
本明細書が開示する技術は、電圧コンバータ回路のインダクタンスをインバータ回路のインダクタンスに比べて優位に低減化することで、電圧コンバータ回路に付随するデバイス(コンデンサあるいはリアクトル)に小型のものを採用することができ、ひいては電力変換器を小型化することができる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の電力変換器を含む電気自動車の電力系のブロック図である。 電力変換器の平面図である。 電力変換器のケース内部の側面図である。 電力変換器の平面図である(バスバレイアウトの変形例)。 第2実施例の電力変換器の平面図である。 第3実施例の電力変換器の平面図である。 第4実施例の電力変換器の平面図である。 第5実施例の電力変換器の平面図である。
(第1実施例)図面を参照して実施例の電力変換器を説明する。図1に電力変換器を含む電動車両100の電力系のブロック図を示す。電動車両100は、2個のモータ83a、83bを備える。それゆえ、電力変換器2は、2セットのインバータ回路13a、13bを備える。なお、2個のモータ83a、83bの出力は、動力分配機構85で合成/分配されて車軸86(即ち駆動輪)へと伝達される。
電力変換器2は、システムメインリレー82を介してバッテリ81と接続されている。電力変換器2は、バッテリ81の電圧を昇圧する電圧コンバータ回路12と、昇圧後の直流電力を交流に変換する2セットのインバータ回路13a、13bを含む。なお、インバータ回路13a、13bと電圧コンバータ回路12は、車両の制動時にモータ83a、83bが発生した電力(回生電力)を直流に変換し、その後降圧してバッテリを充電することもある。
電圧コンバータ回路12は、2個のスイッチング素子T7、T8の直列回路、一端がその直列回路の中点に接続されており他端が高電位側の入力端に接続されているリアクトル7、及び、高電位側の入力端と低電位側の入力端の間に接続されているフィルタコンデンサ5、各スイッチング素子に逆並列に接続されているダイオードで構成されている。低電位側のラインは電圧コンバータ回路12の入力側と出力側で直接接続されており、これらは回路のグランド電位に保持される。
電圧コンバータ回路12は、バッテリ81の電圧を昇圧してインバータ回路13a(13b)へ供給する動作(昇圧動作)と、インバータ回路13a(13b)側から入力される直流電力(モータ83a又は83bが発生する回生電力)を降圧してバッテリ81へ供給する動作(降圧動作)の双方を行うことができる。前者の場合はスイッチング素子T8が主に貢献し、後者の場合はスイッチング素子T7が主に貢献する。図1の電圧コンバータ回路はよく知られているので詳細な説明は省略する。なお、符号PC7が示す破線矩形の範囲の回路が、後述するパワーカードPC7に対応する。符号Pt、Ntは、パワーカードPC7から延出している端子であって、夫々、スイッチング素子T7、T8の直列回路の高電位側の電極と接続されている端子(正極端子Pt)と、低電位側の電極と接続されている端子(負極端子Nt)を表している。次に説明するように、正極端子Pt、負極端子Ntという呼称は、他のパワーカードでも用いる。
インバータ回路13aは、2個のスイッチング素子の直列回路が3セット並列に接続された構成を有している(T1とT4、T2とT5、T3とT6)。各スイッチング素子にはダイオードが逆並列に接続されている。3セットの直列回路の高電位側の端子(正極端子端子Pt)が電圧コンバータ回路12の高電位側の出力端に接続されており、3セットの直列回路の低電位側の端子(負極端子Nt)は電圧コンバータ回路12の低電位側の出力端に接続されている。3セットの直列回路の中点から3相交流(U相、V相、W相)が出力される。3セットの直列回路の夫々が、後述するパワーカードPC1、PC2、PC3に対応する。
インバータ回路13bの構成はインバータ回路13aと同じであるため、図1では具体的な回路の図示を省略している。インバータ回路13bもインバータ回路13aと同様に、2個のスイッチング素子の直列回路が3セット並列に接続された構成を有している。各直列回路に対応するハードウエアのモジュールをパワーカードPC4、PC5、PC6と称する。
インバータ回路13a、13bの入力端に平滑化コンデンサ6が並列に接続されている。平滑化コンデンサ6は、別言すれば、電圧コンバータ回路12の出力端に並列に接続されている。平滑化コンデンサ6は、電圧コンバータ回路12の出力電流に重畳しているノイズ(スイッチング動作に伴う電流の脈動)を除去する。
スイッチング素子T1−T8は、トランジスタであり、典型的にはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であるが、他のトランジスタ、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。あるいは、将来的には異なるタイプのスイッチング素子が電力変換器に用いられるかもしれない。本明細書が開示する技術の主な特徴はパワーカードとバスバのレイアウトにあり、スイッチング素子のタイプに依存しない。また、ここでいうスイッチング素子は、大電流の電力を変換することに用いられるものであり、パワー半導体素子と呼ばれることもある。
図1に破線PC1−PC7で囲んだように、電力変換器2は、2個のスイッチング素子の直列回路を7セット備えている。ハードウエアとしては、2個のスイッチング素子の直列回路、およびこれに付随するダイオードが一つのパッケージに収容されている。具体的には、2個のスイッチング素子とダイオードが樹脂で封止されており、その樹脂パッケージの内部でスイッチング素子が直列に接続されているとともに、各スイッチング素子にダイオードが逆並列に接続されている。また、半導体基板にスイッチング素子とダイオードがペアで作り込まれているデバイスもある。そのような樹脂パッケージを本明細書ではパワーカードと称する。即ち、電力変換器2は、7個のパワーカードPC1−PC7を備える。前述したように、各パワーカードに付されている符号Ptは、2個のスイッチング素子の直列回路の高電位側の電極に接続されている正極端子を表しており、符号Ntは、低電位側の電極に接続されている負極端子を表している。
図1において、符号3が示す破線内の導電経路は、複数のパワーカードの正極端子Ptと平滑化コンデンサ6を相互に接続するPバスバに対応し、符号4が示す破線内の導電経路は、複数の負極端子Ntと平滑化コンデンサ6を相互に接続するNバスバに対応する。Pバスバ3、Nバスバ4については後述する。
次に、電力変換器2のハードウエア構成を説明する。大電流を扱うスイッチング素子は発熱量も多い。複数のスイッチング素子を効率よく冷却するため、電力変換器2は、7個のパワーカードPC1−PC7と複数の冷却器21を交互に積層した積層ユニット20を備える。図2A、図2Bに積層ユニット20を含む電力変換器2の部品レイアウトを示す。図2Aは、電力変換器2の平面図(カバーを外した状態)を示しており、図2Bは、筐体26だけを断面で表し、内部の部品を側面図として表している。
積層ユニット20は、7枚のパワーカードPC1−PC7と8枚の冷却器21を交互に積層したものであり、各パワーカードはその両側を冷却器21で挟まれている。複数の冷却器21の内部は冷媒が通る空洞である。各冷却器21の長手方向(図中のY軸方向)の両側に孔が設けられており、隣接する冷却器21が連結管33a、33bで連結されている。図中で積層方向(X軸方向)の左端に位置する冷却器21には冷媒供給管31と冷媒排出管32が接続されている。冷媒供給管31から供給された冷媒は、連結管33aを通じて全ての冷却器21に分配される。冷媒は、各冷却器21の内部を通過する間に隣接するパワーカードの熱を吸収し、他方の連結管33bを通じて冷媒排出管32へと送られる。なお、冷媒は、液体であり、例えば、水、あるいは、LLC(Long Life Coolant)である。
積層ユニット20の図中右端の冷却器21の外側にコンデンサユニット23が配置されている。コンデンサユニット23は、図1の回路ブロック図の平滑化コンデンサ6に相当する。コンデンサユニット23は、積層ユニット20の積層方向に配置されており、積層方向と直交する一方の側面が冷却器21に接触しており、他方の側面がサブ冷却器24に接触している。別言すれば、サブ冷却器24が積層ユニット20の積層方向でコンデンサユニット23に接触している。サブ冷却器24は、電力変換器2の筐体26に固定されている。サブ冷却器24は、積層ユニット20の冷却器21とは独立した冷却器である。
積層ユニット20は、コンデンサユニット23とともに、積層方向の一端(図中の左端)を板バネ27を介して筐体側壁に支持されており、他端をサブ冷却器24で支持されている。板バネ27は積層ユニット20とコンデンサユニット23をその積層方向に加圧している。積層ユニット20の各パワーカードPC1−PC7は、板バネ27の荷重により、隣接する冷却器21と密着する。また、コンデンサユニット23も、板バネ27の荷重により、冷却器21とサブ冷却器24に密着する。パワーカードPC1−PC7とコンデンサユニット23は、冷却器と密着することによって効率よく冷却される。
前述したようにコンデンサユニット23は、図1の平滑化コンデンサ6に対応する。そして、図1に示されているように、平滑化コンデンサ6は、パワーカードPC1−PC7の夫々と並列に接続される。物理的には、コンデンサユニット23とパワーカードPC1−PC7はPバスバ3(正極用バスバ)とNバスバ4(負極用バスバ)で電気的に接続される。Pバスバ3、Nバスバ4は、細長の金属板であり、ケーブルの導電部材よりも内部抵抗が小さく、さらに耐熱性も高く、大電力を輸送するのに適している導電部材である。
Pバスバ3は、一端がコンデンサユニット23の一方の電極(不図示)に接続されているとともに積層ユニット20の積層方向に沿って伸びているPバスバ本体3aと、Pバスバ本体3aから分岐している複数のPバスバ枝部3bで構成されている。各Pバスバ枝部3bが、各パワーカードの正極端子Ptと接合している。Nバスバ4も、一端がコンデンサユニット23の他方の電極(不図示)に接続されているとともに積層ユニット20の積層方向に伸びているNバスバ本体4aと、Nバスバ本体4aから分岐している複数のNバスバ枝部4bで構成されている。各Nバスバ枝部4bが、各パワーカードの負極端子Ntと接合している。バスバ枝部と正極端子(負極端子)は、例えば溶接で接合される。
サブ冷却器24も内部を冷媒が通る。サブ冷却器24のコンデンサユニット23とは反対側の面には、リアクトルユニット25が接触している。リアクトルユニット25は、ボルト87によってサブ冷却器24に固定されている。リアクトルユニット25は、図1のブロック図においてリアクトル7に相当する。リアクトルユニット25は、サブ冷却器24に接触しており、これによって冷却される。
パワーカードPC1−PC7と、コンデンサユニット23の配置関係について説明する。パワーカードPC1−PC7は、ハードウエア的には同一のユニットである。図1のブロック図をみても、パワーカードPC1−PC7は、いずれも、2個のスイッチング素子の直列回路と各スイッチング素子に逆並列に接続されたダイオードで構成されている。しかし、パワーカードPC7は、電圧コンバータ回路12に用いられているスイッチング素子を収容しており、他のパワーカードは、インバータ回路に用いられているスイッチング素子を収容している。電力変換器2の積層ユニット20では、パワーカードPC7が、他のパワーカードよりもコンデンサユニット23の近くとなるように各パワーカードを配置している。詳しく述べると、電圧コンバータ回路12のスイッチング素子を収容するパワーカードPC7を、インバータ回路のスイッチング素子を収容する他のパワーカードPC1−PC6よりもコンデンサユニット23の近くに配置している。従って、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23との接続箇所からパワーカードPC7との接続箇所までの長さ(図2Bにて符号L1が示す距離)が、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23との接続箇所から他のいずれのパワーカードPC1−PC6との接続箇所までの長さよりも短くなっている。つまり、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23とパワーカードPC7の間の導電経路の長さが、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23と他のいずれのパワーカードPC1−PC6の導電経路の長さよりも短くなっている。このことは、図1の回路図を使って表現すれば、電圧コンバータ回路12のスイッチング素子T7、T8から平滑化コンデンサ6までの導電経路の長さが、インバータ回路13a、13bのスイッチング素子T1−T6から平滑化コンデンサ6までの導電経路の長さよりも短いことに相当する。
上記した導電経路の長さより、次の利点を得られる。コンデンサユニット23(平滑化コンデンサ6)からパワーカードPC7(電圧コンバータ回路12のスイッチング素子T7、T8)までの導電経路を短くする方が、コンデンサユニット23からインバータ回路13a、13bのスイッチング素子T1−T6までの導電経路を短くするよりも電力変換器2の電力損失を抑制することができる。これは、一般に、キャリア周波数(スイッチング素子に与えるPWM信号の基礎となる周波数)が高いほど、導電経路のインダクタンスに起因する電力損失が大きくなるので、高いキャリア周波数の電流が通る導電経路のインダクタンスを低減することで、低いキャリア周波数の電流が通る導電経路のインダクタンスを下げるよりも大きな電力損失低減効果が得られるからである。なお、電圧コンバータ回路のキャリア周波数がインバータ回路のキャリア周波数より高くし易い。その理由は、インバータ回路にはモータが接続されているからである。キャリア周波数を上げる場合、スイッチング速度の速い半導体素子を使う必要があるが、スイッチング速度の高速化はサージ電圧の増加を招き、モータがそのサージ電圧に耐えられないからである。一方、電圧コンバータには、モータなど耐サージ電圧が比較的に低いデバイスが接続されていないため、キャリア周波数を高め、スイッチング動作の高速な半導体素子を採用することで、電力損失を減らすことができる。そして、コンデンサ6と電圧コンバータ用の半導体素子との間のインダクタンスを抑制することで、電力損失をさらに抑制することができる。なお、電気自動車の一例では、電圧コンバータ回路のキャリア周波数は10kHz程度であり、他方、インバータ回路のスイッチング素子のキャリア周波数は5kHz程度である。
そして、電圧コンバータ回路12のキャリア周波数を高めることで、リプル電流が高周波数化するとともに電流の絶対値が小さくなる。それゆえ、平滑化コンデンサ6に出入りする電流が小さくなるのでその容量を小さくすることができる。また、リプル電流が小さくなることは、リアクトル7に流れる交流電流が小さくなることを意味するので、許容電流の小さいリアクトルを選定することができるようになる。即ち、実施例の電力変換器2は、平滑化コンデンサ6の小容量化、あるいは、許容電流の小さいリアクトルの選択を可能とする。即ち、上記の技術を適用することによって、電力変換器を小型化することができる。
なお、「背景技術」の欄で述べたように、PバスバとNバスバを併走させることによってもバスバのインダクタンスを低減することができる。その技術は、バスバ全体のインダクタンスを下げるという技術的思想である。本実施例の技術は、バスバ全体のインダクタンスを下げるという技術思想ではなく、電圧コンバータ回路のスイッチング素子と平滑化コンデンサを接続するバスバのインダクタンスを、インバータ回路のスイッチング素子と平滑化コンデンサを接続するバスバよりも優先させて下げる、という技術思想に基づく。例えば、図2Cに示すように、Pバスバ3とNバスバ104を併走させるようにすると、図2A、図2Bのバスバレイアウトの態様よりもバスバ全体のインダクタンスを下げることができる。なお、図2Cに示した電力変換器2aは、Nバスバ104だけが電力変換器2と異なる。実施例の技術は、図2Cのバスバレイアウトにおいても有効である。即ち、PバスバとNバスバを併走させた上で、パワーカードPC7を他のパワーカードよりもコンデンサユニット23の近くに配置することで、平滑化コンデンサのより一層の小型化、あるいは、許容電流のより小さいリアクトルの選定を可能にする。
(第2実施例)図3に、第2実施例の電力変換器102の平面図を示す。電力変換器102の回路構成は図1に示した電力変換器2と同一である。この実施例では、積層ユニット20に対するコンデンサユニット23とリアクトルユニット25のレイアウトが第1実施例の場合と異なる。電力変換器102では、積層ユニット20の積層方向の一方側(図中の左側)でコンデンサユニット23が隣接しており、他方側(図中の右側)でリアクトルユニット25が隣接している。コンデンサユニット23は、積層ユニット20の左端の冷却器21と接触しており、リアクトルユニット25は、積層ユニット20の右端の冷却器21と接触している。リアクトルユニット25は、ボルト87で筐体26に固定されている。他方、コンデンサユニット23は、積層ユニット20とともに、板バネ27で積層方向に荷重を受けて支持されている。なお、コンデンサユニット23と板バネ27の間には絶縁板28が配置されている。
電力変換器102も、電圧コンバータ回路12のスイッチング素子T7、T8を収容したパワーカードPC7が他のパワーカードよりもコンデンサユニット23の近くに配置されている。そして、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23との接続箇所からパワーカードPC7との接続箇所までの長さL1が、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23との接続箇所から他のパワーカードとの接続箇所までの長さよりも短い。つまり、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23とパワーカードPC7の間の導電経路の長さが、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23と他のパワーカードの間の導電経路の長さよりも短い。図1の回路図を参照して表現すれば、平滑化コンデンサ6から電圧コンバータ回路12のスイッチング素子T7、T8までの導電経路の距離が、平滑化コンデンサ6からインバータ回路13a(13b)のスイッチング素子T1−T6までの導電経路の距離よりも短い。第2実施例の電力変換器102も、第1実施例の電力変換器2と同じ利点を有する。
(第3実施例)図4に、第3実施例の電力変換器202の平面図を示す。電力変換器202の回路構成も図1に示した電力変換器2と同一である。この実施例では、積層ユニット20に対するコンデンサユニット23とリアクトルユニット25と板バネ27のレイアウトが第1実施例の場合と異なる。電力変換器202では、積層ユニット20の積層方向の一端(図中左側)にリアクトルユニット25が接触しており、積層ユニット20の積層方向の他端(図中右側)は、筐体26に固定されたサブ冷却器24に当接している。積層ユニット20とリアクトルユニット25は、板バネ27により積層方向の荷重を受けて支持されている。なお、リアクトルユニット25と板バネ27の間に絶縁板28が配置されている。また、サブ冷却器24の積層ユニット20とは反対側の面にコンデンサユニット23が配置されている。コンデンサユニット23は、サブ冷却器24に固定され、これによって冷却される。コンデンサユニット23が積層ユニット20の積層方向に配置されている点は先の電力変換器2、102と同じである。
電力変換器202も、電圧コンバータ回路12のスイッチング素子T7、T8を収容したパワーカードPC7が他のパワーカードよりもコンデンサユニット23の近くに配置されている。そして、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23との接続箇所からパワーカードPC7との接続箇所までの長さL1が、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23との接続箇所から他のパワーカードとの接続箇所までの長さよりも短い。つまり、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23とパワーカードPC7の間の導電経路の長さが、Pバスバ3(Nバスバ4)のコンデンサユニット23と他のパワーカードの間の導電経路の長さよりも短い。図1の回路図を参照して表現すれば、平滑化コンデンサ6から電圧コンバータ回路12のスイッチング素子T7、T8までの導電経路の距離が、平滑化コンデンサ6からインバータ回路13a(13b)のスイッチング素子T1−T6までの導電経路の距離よりも短い。第3実施例の電力変換器202も、第1実施例の電力変換器2と同じ利点を有する。
(第4実施例)図5に、第4実施例の電力変換器302の平面図を示す。電力変換器302の回路構成も図1に示した電力変換器2と同一である。この実施例では、板バネ27とリアクトルユニット25の配置が、第3実施例の電力変換器202と逆である。それ以外のレイアウトは第3実施例の電力変換器302と同じである。第4実施例の電力変換器302は、第3実施例の電力変換器202と同じ利点を有する。
(第5実施例)図6に、第5実施例の電力変換器402の平面図を示す。電力変換器402の回路構成も図1に示した電力変換器2と同一である。この実施例では、コンデンサユニット23とリアクトルユニット25の配置が、第1実施例の電力変換器2と逆である(図2A参照)。つまり、積層ユニット20の端の冷却器に電圧コンバータ回路のリアクトルユニット25が接触している。そして、リアクトルユニット25の積層ユニット20とは反対側の面に、サブ冷却器24が接触している。さらに、サブ冷却器24のリアクトルユニット25とは反対側の面にコンデンサユニット23が接触している。それ以外のレイアウトは第1実施例の電力変換器2と同じである。第5実施例の電力変換器402は、第1実施例の電力変換器2と同じ利点を有する。なお、電力変換器2では、コンデンサユニット23が冷却器21とサブ冷却器24に挟まれて冷却され、リアクトルユニット25は片面だけがサブ冷却器24で冷却される。これに対して、電力変換器402では、コンデンサユニット23が片面だけサブ冷却器24で冷却され、リアクトルユニット25は冷却器21とサブ冷却器24に挟まれて冷却される点で電力変換器2と相違する。
さらに、他の実施例として、第5実施例における、リアクトル25と板バネ27の配置が逆の電力変換器がある。つまり、積層ユニット20の端側に板バネ27が配置されている。そして、板バネ27の積層ユニット20とは反対側に、サブ冷却器24が配置されている。さらに、サブ冷却器24の板バネ27とは反対側の面にコンデンサユニット23が接触している。このような場合でも、第1実施例の電力変換器2と同じ利点を有する。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。電圧コンバータ回路のスイッチング素子T7、T8を収容したパワーカードPC7が、第1パワーカードの一例に相当する。インバータ回路のスイッチング素子T1−T6のいずれかを収容したパワーカードPC1−PC6が、第2パワーカードの一例に相当する。
本明細書が開示した技術は、走行用にモータとともにエンジンを備えるハイブリッド車エンジンを備えない電気自動車、あるいは燃料電池車に適用することも好適である。
また、上記の実施例において、電力変換器には、2個のモータが接続されていたが、このような構成には限らない。1個のモータが接続されても良いし、2個以上のモータが接続されても良い。また、上記の実施例において、コンデンサと冷却器が接触していると言う場合、コンデンサと冷却器が直接接触していても良いし、コンデンサと冷却器の間に絶縁材を挟んで接触しても良い。コンデンサとサブ冷却器との間及びリアクトルと冷却器(サブ冷却器)との接触についても同様である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a、102、202、302、402:電力変換器
3:Pバスバ
3a:Pバスバ本体
3b:Pバスバ枝部
4、104:Nバスバ
4a:Nバスバ本体
4b:Nバスバ枝部
5:フィルタコンデンサ
6:平滑化コンデンサ
7:リアクトル
12:電圧コンバータ回路
13a、13b:インバータ回路
20:積層ユニット
21:冷却器
23:コンデンサユニット
24:サブ冷却器
25:リアクトルユニット
26:筐体
27:板バネ
28:絶縁板
31:冷媒供給管
32:冷媒排出管
33a、32b:連結管
81:バッテリ
82:システムメインリレー
83a、83b:モータ
100:電気自動車
Nt:負極端子
Pt:正極端子
PC1−PC7:パワーカード
T1−T8:スイッチング素子

Claims (6)

  1. バッテリの電圧を昇圧する電圧コンバータ回路と昇圧後の電力を交流に変換して走行用モータに供給するインバータ回路を含む電力変換器であり、
    前記電圧コンバータ回路のスイッチング素子を収容する第1パワーカードと、前記インバータ回路のスイッチング素子を収容する第2パワーカードと、複数の冷却器と、が積層されている積層ユニットと、
    前記積層ユニットの積層方向で当該積層ユニットに隣接配置されているコンデンサと、
    前記第1パワーカードと前記第2パワーカードと前記コンデンサを接続しているバスバと、を備えており、
    前記第1パワーカードが前記第2パワーカードよりも前記コンデンサの近くに配置されており、
    前記バスバの前記コンデンサから前記第1パワーカードまでの長さが、前記バスバの前記コンデンサから前記第2パワーカードまでの長さよりも短い、
    ことを特徴とする電力変換器。
  2. 前記積層ユニットの積層方向の端に配置されている冷却器が前記コンデンサに接触していることを特徴とする請求項1に記載の電力変換器。
  3. 前記冷却器とは別のサブ冷却器が前記積層方向で前記コンデンサに接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換器。
  4. 前記電圧コンバータ回路のリアクトルが、前記積層方向において前記コンデンサの反対側で前記サブ冷却器に接触していることを特徴とする請求項3に記載の電力変換器。
  5. 前記積層ユニットの端の冷却器に前記電圧コンバータ回路のリアクトルが接触しており、当該リアクトルの前記積層ユニットとは反対側の面に、前記冷却器とは別のサブ冷却器が接触しており、前記サブ冷却器の前記リアクトルとは反対側の面に前記コンデンサが接触していることを特徴とする請求項1に記載の電力変換器。
  6. 前記冷却器を挟んで前記第1パワーカードと前記コンデンサが隣接していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電力変換器。
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