JP2017169399A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数及び組付工数を増加させることなく、バスバのインダクタンスの低減を図ることができる電力変換装置を提供すること。【解決手段】電力変換装置1は、複数の半導体モジュール2とコンデンサ3と一対のバスバ4とを有する。複数の半導体モジュール2は、複数のパワー端子22の並び方向に交差する方向に積層配置されている。一対のバスバ4は、上記並び方向に隣り合う一対のパワー端子22をそれぞれコンデンサ3に接続する。バスバ4は、基部41と、基部41から分岐してパワー端子22に接続された複数の接続部42とを有する。一対のバスバ4の基部41は、互いに上記並び方向に対向している。電力変換装置1の構成部品3は、構成部品3から突出すると共に、構成部品3と一体に形成された絶縁板32を有する。絶縁板32は、厚み方向をY方向としている。一対のバスバ4の基部41は、Y方向における絶縁板32の両面に沿って配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュール、コンデンサ、及びこれらを接続するバスバを備えた電力変換装置に関する。
特許文献1には、電力変換装置として、半導体モジュール及びコンデンサを有するものが開示されている。該半導体モジュールは、一対のパワー端子を有する。そして、一対のパワー端子は、一対のバスバを介してコンデンサに接続されている。一対のバスバは、互いの間の絶縁を確保するため、一定間隔をあけて配置されている。
特開2015−149810号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電力変換装置においては、一対のバスバ間の絶縁性確保の観点から、一対のバスバを互いに近付け難い。これに伴い、一対のバスバを互いに近付けて、一対のバスバのインダクタンスを低減することが難しい。
ここで、一対のバスバ間の絶縁性を確保しながら一対のバスバを互いに近付けるべく、一対のバスバ間に、別途、絶縁紙等を配置することも考えられる。しかしながら、部品点数、組付工数が増加してしまう。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、部品点数及び組付工数を増加させることなく、バスバのインダクタンスの低減を図ることができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵したモジュール本体部(21)、及び、該モジュール本体部から互いに同じ側に突出した複数のパワー端子(22)を備え、複数の該パワー端子の並び方向(Y)に交差する方向に積層配置された複数の半導体モジュール(2)と、
コンデンサ素子を備えたコンデンサ(3)と、
上記並び方向に隣り合う一対の上記パワー端子を、それぞれ上記コンデンサに接続する一対のバスバ(4)と、を有する電力変換装置であって、
上記バスバは、基部(41)と、該基部から分岐して上記パワー端子に接続された複数の接続部(42)と、を有し、
一対の上記バスバの上記基部は、互いに上記並び方向に対向しており、
上記電力変換装置を構成する構成部品は、該構成部品から突出すると共に、該構成部品と一体に形成された絶縁板(32)を有し、
該絶縁板は、厚み方向を上記並び方向としており、
一対の上記バスバの上記基部は、上記並び方向における上記絶縁板の両面に沿って配されている、電力変換装置(1)にある。
上記電力変換装置においては、上記構成部品が、該構成部品と一体的に形成された絶縁板を有する。そして、一対のバスバの基部が、上記並び方向における絶縁板の両面に沿って配されている。それゆえ、部品点数及び組付工数を増加させることなく、バスバのインダクタンスの低減を図ることができる。すなわち、一対のバスバの基部が、上記並び方向における絶縁板の両面に沿って配されているため、一対のバスバ間の絶縁性を確保しながら一対のバスバを互いに近付けやすい。それゆえ、一対のバスバのインダクタンスを低減させやすい。
そして、絶縁板が、上記構成部品と一体的に形成されている。そのため、部品点数を増加させることなく、一対のバスバ間の絶縁性を確保することができる。さらに、上記電力変換装置の組立時においては、絶縁板が上記構成部品の一部として配置されるため、組付工数を増加させることなく、一対のバスバ間の絶縁性を確保することができる。
以上のごとく、上記態様によれば、部品点数及び組付工数を増加させることなく、バスバのインダクタンスの低減を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の上面図。 図1の、II−II線矢視断面図。 図1の、III−III線矢視断面相当の模式図。 図1の、IV−IV線矢視断面相当の模式図。 図1において、コンデンサ端子及びボルトを除いた図。 図5において、バスバを取り除いた図。 実施形態1における、コンデンサ端子を省略したコンデンサの上面図。 実施形態2における、電力変換装置の上面図。 実施形態3における、電力変換装置の上面図。
(実施形態1)
電力変換装置1の実施形態について、図1〜図7を用いて説明する。
本実施形態の電力変換装置1は、図1に示すごとく、複数の半導体モジュール2と、コンデンサ3と、一対のバスバ4とを有する。半導体モジュール2は、半導体素子を内蔵したモジュール本体部21、及び、モジュール本体部21から互いに同じ側に突出した複数のパワー端子22を備える。複数の半導体モジュール2は、複数のパワー端子22の並び方向に交差する方向に積層配置されている。コンデンサ3は、コンデンサ素子を備える。一対のバスバ4は、上記並び方向に隣り合う一対のパワー端子22を、それぞれコンデンサ3に接続する。
バスバ4は、基部41と、基部41から分岐してパワー端子22に接続された複数の接続部42とを有する。さらに、一対のバスバ4の基部41は、互いに上記並び方向に対向している。図1、図2に示すごとく、電力変換装置1を構成する構成部品は、該構成部品から突出すると共に、該構成部品と一体に形成された絶縁板32を有する。絶縁板32は、厚み方向を上記並び方向としている。図1、図3に示すごとく、一対のバスバ4の基部41は、上記並び方向における絶縁板32の両面に沿って配されている。
図1に示すごとく、基部41は、上記積層方向に延設されている。図1、図3に示すごとく、一対のバスバ4の基部41、及び、絶縁板32は、一対のパワー端子22の間に配されている。
本実施形態において、上記構成部品は、コンデンサ3である。コンデンサ3は、コンデンサ素子を内部に収容したケース本体31を備えたコンデンサケース30を有する。そして、コンデンサケース30が、絶縁板32を有する。絶縁板32は、ケース本体31から外側へ突出している。さらに、絶縁板32は、ケース本体31と一体的に形成されている。なお、図3、図4は、半導体モジュール2、バスバ4、コンデンサケース30以外の構成を適宜省略した模式図である。
以下において、複数の半導体モジュール2の積層方向をX方向という。また、X方向の一方を前方、その反対側を後方という。また、複数のバスバ4の並び方向をY方向という。そして、半導体モジュール2におけるパワー端子22の突出方向をZ方向という。本実施形態において、X方向、Y方向、及びZ方向は、互いに直交している。Z方向において、半導体モジュール2におけるパワー端子22の突出側を上側、その反対側を下側という。
本実施形態の電力変換装置1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載され、直流電源の電源電力を駆動用モータの駆動に必要な駆動用電力に変換するインバータとして用いることができる。
図1、図2に示すごとく、電力変換装置1は、装置ケース5を有する。装置ケース5は、複数の半導体モジュール2、コンデンサ3、複数のバスバ4、その他の電力変換装置1の構成部品を内部に収容している。本実施形態において、装置ケース5は、例えばアルミニウム等の金属からなる。
装置ケース5は、装置基壁部51と装置側壁部52とを有する。装置基壁部51は、Z方向に厚みを有する矩形板状に形成されている。装置側壁部52は、装置基壁部51の端縁からZ方向の両側に立設されている。また、装置ケース5は、装置側壁部52の両側がZ方向に開口している。
また、装置ケース5は、その内部空間における装置基壁部51の上側の空間を分割する第一隔壁531、第二隔壁532、及び第三隔壁533を有する。図2に示すごとく、第一隔壁531は、装置側壁部52に対してX方向に対向するよう形成されている。第一隔壁531は、Y方向における装置ケース5の全体にわたって形成されている。第二隔壁532は、第一隔壁531の上端から前方に向って形成されている。また、第二隔壁532は、装置基壁部51とZ方向に対向するよう形成されている。そして、図1に示すごとく、第三隔壁533は、装置側壁部52に対してY方向に対向するよう形成されている。第三隔壁533は、第一隔壁531の一部から後方に向って形成されており、装置側壁部52の内周面と連結されている。
図1、図2に示すごとく、装置ケース5内には、ユニット配置空間501、及び、コンデンサ配置空間502が形成されている。ユニット配置空間501は、装置基壁部51の一部、装置側壁部52の一部、第一隔壁531、第二隔壁532によって囲まれて形成されている。コンデンサ配置空間502は、装置基壁部51の一部、装置側壁部52の一部、第一隔壁531の一部、第三隔壁533によって囲まれて形成されている。ユニット配置空間501には、複数の半導体モジュール2によって構成される後述する半導体積層ユニット10が配されており、コンデンサ配置空間502には、コンデンサ3が配されている。
ユニット配置空間502には、3つの半導体モジュール2が配されている。3つの半導体モジュール2は、複数の冷却管11と積層されて、半導体積層ユニット10を構成している。半導体モジュール2は、X方向の両側面から、一対の冷却管11によって挟持されている。前端の冷却管11には、冷媒を導入するための冷媒導入管12と、冷媒を排出するための冷媒排出管13とが、前方に突出するように設けられている。冷媒導入管12及び冷媒排出管13は、装置側壁部52をX方向に貫通しており、装置ケース5の外側に突出している。なお、図2に示すごとく、ユニット配置空間501における半導体積層ユニット10の後方には、板バネ等の弾性部材14がX方向に弾性圧縮された状態で配されている。
半導体モジュール2のモジュール本体部21は、IGBT等のスイッチング素子や、FWD等のダイオードを内蔵してなる。本実施形態において、各半導体モジュール2には、それぞれ2つのスイッチング素子と、2つのダイオードとが内蔵されている。図1、図2に示すごとく、半導体モジュール2は、モジュール本体部21から上側に向って3つのパワー端子22が突出している。パワー端子22の外形は、X方向に厚みを有する板状を呈している。3つのパワー端子22は、正極端子221、負極端子222、及び出力端子223である。そして、正極端子221と負極端子222とが、上述の一対のパワー端子22を構成している。すなわち、図1に示すごとく、正極端子221と負極端子222とは、Y方向に互いに隣り合う位置に形成されている。また、3つの半導体モジュール2の各正極端子221は、互いにX方向に重なる位置に形成されている。同様に、3つの半導体モジュール2の各負極端子222も、互いにX方向に重なる位置に形成されている。
図1、図2に示すごとく、第二隔壁532における半導体モジュール2の上側の部位には、Z方向に貫通した開口穴530が形成されている。図2に示すごとく、パワー端子22は、開口穴530を通って第二隔壁532の上側まで突出している。正極端子221及び負極端子222は、第二隔壁532の上側において、一対のバスバ4に接合されている。
図5に示すごとく、バスバ4は、長尺板状の部材を折り曲げたような形状を有する。本実施形態において、バスバ4は、後述する、基部41と接続部42と固定部43とを有する。
基部41は、厚み方向をY方向としつつ、X方向に沿って形成されている。図3に示すごとく、基部41は、Y方向において、正極端子221及び負極端子222の間に配されている。また、図2、図3に示すごとく、基部41は、Z方向において、正極端子221及び負極端子222の上端から下端までの領域に配されている。そして、一対の基部41は、絶縁板32を介してY方向に対向配置されている。
図5に示すごとく、各バスバ4は、基部41から分岐した3つの接続部42を有する。各接続部42は、正極端子221又は負極端子222の3つのパワー端子22のそれぞれの後面に対向する位置まで延設されている。そして、一対のバスバ4は、接続部42においてパワー端子22に溶接されている。
図2、図5に示すごとく、基部41から分岐した3つの接続部42のうち、最も後方に配された接続部42は、第一部位421、第二部位422、第三部位423の3つの部位を有する。第一部位421は、基部41の後端から、Y方向における絶縁板32と反対側に向って延設されている。第一部位421は、X方向に厚みを有する。第二部位422は、第一部位421の下端から前方に向って延設されている。第二部位422は、Z方向に厚みを有する。第三部位423は、第二部位422の前端から上側に向って延設されている。第三部位423は、X方向に厚みを有する。そして、第三部位423が、パワー端子22に溶接されている。
また、図2、図5に示すごとく、固定部43は、第一部位421の上端から、後方に向って延設されている。そして、バスバ4は、固定部43において、コンデンサ3に接続されている。これにより、半導体モジュール2とコンデンサ3とが電気的に接続されている。
本実施形態において、コンデンサ3は、直流電源から電力変換装置1に入力される直流電圧を平滑化するものである。
コンデンサケース30は、樹脂製である。コンデンサケース30は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(すなわち、PPS)樹脂、ポリプロピレンテレフタレート(すなわち、PPT)よりなる。図2に示すごとく、ケース本体31は、Z方向に厚みを有する矩形板状の底壁311と、底壁311の端縁から上側に立設した側壁312とを有する。ケース本体31は、側壁312の上端部が開口している。Z方向において、側壁312は、隔壁53よりも上側の位置まで形成されている。
図1、図2、図5〜図7に示すごとく、ケース本体31の側壁312の前面から、前方に向って絶縁板32が延設されている。絶縁板32は、厚み方向をY方向とした板状に形成されている。図1、図3に示すごとく、絶縁板32は、3つの半導体モジュール2の一対の正極端子221及び負極端子222の間を通るように形成されている。また、図1に示すごとく、絶縁板32は、3つの半導体モジュール2のうち、最前に配された半導体モジュール2のパワー端子22の前方まで形成されている。図2に示すごとく、絶縁板32は、Z方向において、装置ケース5の第一隔壁531及び第二隔壁532よりも上側の位置に形成されている。
図3、図5に示すごとく、Y方向における絶縁板32の一方面に沿って、一対の基部41の一方が配されている。そして、Y方向における絶縁板32の他方面に沿って、一対の基部41の他方が配されている。Z方向において、絶縁板32は、バスバ4の基部41の上下に突出するように形成されている。また、図1、図2に示すごとく、X方向において、絶縁板32は、基部41の前方に突出するように形成されている。図1〜図3、図5〜図7に示すごとく、絶縁板32は、Z方向における下端部に、Y方向に突出した鍔部321を有する。そして、図2、図3に示すごとく、絶縁板32の鍔部321は、基部41の下側に配されている。図3に示すごとく、鍔部321は、絶縁板32の下端縁から、Y方向の両側に突出しているが、これに限られない。
図1、図2、図4〜図7に示すごとく、コンデンサケース30は、ケース本体31に対する絶縁板32の付け根部分において、絶縁板32の両側に延設されると共に、ケース本体31と連結した連結板部35を有する。連結板部35は、ケース本体31及び絶縁板32と、一体的に形成されている。具体的には、連結板部35は、側壁312の前面と、絶縁板32の下端部との双方に連結されている。本実施形態において、ケース本体31、絶縁板32、連結板部35を含むコンデンサケース30の全体は、一体成形されている。連結板部35は、Z方向に厚みを有する板状に形成されている。図1、図5〜図7に示すごとく、Y方向において、連結板部35は、鍔部321よりも幅広に形成されている。
図2に示すごとく、連結板部35は、第三隔壁533の上面に対してZ方向に対向するように形成されている。また、図2、図4に示すごとく、連結板部35は、その上面に沿って、バスバ3の接続部42の第二部位422が配されている。すなわち、図2に示すごとく、連結板部35は、接続部42の第二部位422と装置ケース5の第三壁部533との間に配されている。
また、コンデンサ3は、ケース本体31内に、図示しないコンデンサ素子を有する。コンデンサ素子は、図1、図2に示すごとく、ケース本体31内において、封止樹脂33によって封止されている。
また、コンデンサ3は、一対のバスバ4に接続される一対のコンデンサ端子34を有する。そして、一対のバスバ4と一対のコンデンサ端子34とは、脱着可能に接続されている。コンデンサ端子34は、コンデンサ素子と電気的に接続されている。また、コンデンサ端子34は、封止樹脂33から突出している。図1に示すごとく、コンデンサ端子34とバスバ4の固定部43とは、ケース本体31の側壁312に形成されたフランジ部36の上面において、Z方向に重なって配されている。一対のコンデンサ端子34と一対のバスバ4の固定部43とは、フランジ部36に対して、ボルト6によって締結固定されている。そして、バスバ4とコンデンサ端子34とは、ボルト6を取り外すことにより、互いに取り外しができるようになっている。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
電力変換装置1においては、コンデンサ3が、コンデンサ3と一体的に形成された絶縁板32を有する。そして、一対のバスバ4の基部41が、Y方向における絶縁板32の両面に沿って配されている。それゆえ、部品点数及び組付工数を増加させることなく、バスバ4のインダクタンスの低減を図ることができる。すなわち、一対のバスバ4の基部41が、Y方向における絶縁板32の両面に沿って配されているため、一対のバスバ4間の絶縁性を確保しながら一対のバスバ4を互いに近付けやすい。それゆえ、一対のバスバ4のインダクタンスを低減させやすい。
そして、絶縁板32が、コンデンサ3と一体的に形成されている。そのため、部品点数を増加させることなく、一対のバスバ4間の絶縁性を確保することができる。さらに、電力変換装置1の組立時においては、絶縁板32がコンデンサ3の一部として配置されるため、組付工数を増加させることなく、一対のバスバ4間の絶縁性を確保することができる。
また、基部41は、X方向に沿って形成されている。それゆえ、バスバ4の形状を簡素にしやすい。さらに、一対のバスバ4の基部41、及び、絶縁板32は、一対のパワー端子22間に配されている。それゆえ、一対のパワー端子22間のスペースを有効活用することができる。これにより、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、絶縁板32を有する構成部品は、コンデンサ3である。それゆえ、バスバ4の基部41間に、絶縁板32を延ばしやすい。すなわち、バスバ4は、パワー端子22とコンデンサ3とを接続するものであり、コンデンサ3の比較的近くに配される。それゆえ、コンデンサ3のコンデンサケース30に絶縁板32を設けることにより、一対のバスバ4の基部41間に、絶縁板32を配した構造を得やすい。
また、コンデンサケース30は、樹脂製である。それゆえ、ケース本体31、絶縁板32を含めたコンデンサケース30を、一体成形することができる。それゆえ、コンデンサケース30を作製しやすい。
また、絶縁板32は、下端部に鍔部321を有する。そして、鍔部321は、Z方向における基部41の下側に配されている。それゆえ、正極端子221と負極端子222との間の沿面距離を稼ぐことができる。そのため、正極端子221と負極端子222との間の絶縁性を確保しやすい。
また、コンデンサケース30は、連結板部35を有する。それゆえ、絶縁板32の強度を高くすることができる。また、連結板部35は、バスバ4の接続部42とケースの第三隔壁533との間に介設されている。そのため、連結板部35によって、バスバ4とケースとの間の絶縁性を確保することができる。
また、一対のバスバ4と一対のコンデンサ端子34とは、脱着可能に接続されている。それゆえ、半導体モジュール2、又はコンデンサ3の交換を行いやすい。本構成と異なり、一対のバスバ4と一対のコンデンサ3とが溶接等により脱着不可能に接続されている場合、例えば半導体モジュール2を交換するときは、バスバ4を介して半導体モジュール2と一体となったコンデンサ3も半導体モジュール2と同時に交換する必要がある。一方、本構成を採用することにより、バスバ4をコンデンサ端子34から取り外すことができ、半導体モジュール2のみ、あるいはコンデンサ3のみを交換することができる。それゆえ、本構成を採用することにより、交換が必要な部品のみの交換をすることが可能となる。
以上のごとく、本実施形態によれば、部品点数及び組付工数を増加させることなく、バスバのインダクタンスの低減を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図8に示すごとく、実施形態1に対して、バスバ4の形状を変更した実施形態である。本実施形態においては、特に、基部41の形状が実施形態1と異なる。本実施形態において、一対の基部41は、絶縁板32を介してY方向に互いに対向する対向基部411と、対向基部411から延設された延設基部412とを有する。すなわち、本実施形態において、一対のバスバ4の基部41は、互いの一部同士が、Y方向において対向している。そして、延設基部412から、3つの接続部42が分岐している。本実施形態においては、一対のバスバ4の対向基部411が、Y方向における絶縁板32の両面に沿って配されている。
一対の基部41のうちの一方の基部41の延設基部412は、正極端子221及び負極端子222の間に配されている。そして、一対の基部41のうちの他方の基部41の延設基部412は、負極端子222と出力端子223との間に配されている。
本実施形態において、絶縁板32は、コンデンサケース30のケース本体31の側壁312の前面から、半導体モジュール2の後方の位置まで延設されている。本実施形態において、絶縁板32は、X方向において、半導体モジュール2の負極端子22と重なる位置に形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本実施形態は、図8に示すごとく、実施形態1に対してバスバ4の基部41及び絶縁板32の配置箇所を変更した実施形態である。本実施形態において、一対の基部41及び絶縁板32は、Y方向において、負極端子222及び出力端子223の間に配されている。
一対の基部22のうち、出力端子223側に配された基部22から分岐した3つの接続部42は、絶縁板32の上側を越えるように基部22から延設されており、正極端子221の前面に対向する位置まで延設されている。
その他は、実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、上記実施形態において、絶縁板を有する構成部品をコンデンサとしたが、これに限られず、上記構成部品を、例えばリアクトル等、電力変換装置を構成する部品とすることが可能である。ここで、上記構成部品をリアクトルとした場合は、例えば、コンデンサ及び半導体モジュールの周囲にリアクトルを配置し、リアクトル素子を内側に収容する樹脂製のリアクトルケースに絶縁板を設けることができる。そして、例えばこの絶縁板を、リアクトルケースからZ方向に延ばして、一対のバスバの基部の間に介在させるような構成とすることもできる。また、上記実施形態において、パワー端子は、その厚み方向をX方向とした板状に形成した例を示したが、これに限られない。パワー端子は、例えば、厚み方向をY方向とした板状に形成されていてもよい。また、例えば、パワー端子は、厚み方向をX方向及びY方向の双方に傾斜する方向とした板状に形成されていても良い。そして、上記パワー端子の形状の変更に伴って、接続部の形状も変更することができる。
1 電力変換装置
2 半導体モジュール
21 モジュール本体部
22 パワー端子
3 構成部品(コンデンサ)
32 絶縁板
4 バスバ
41 基部

Claims (7)

  1. 半導体素子を内蔵したモジュール本体部(21)、及び、該モジュール本体部から互いに同じ側に突出した複数のパワー端子(22)を備え、複数の該パワー端子の並び方向(Y)に交差する方向に積層配置された複数の半導体モジュール(2)と、
    コンデンサ素子を備えたコンデンサ(3)と、
    上記並び方向に隣り合う一対の上記パワー端子を、それぞれ上記コンデンサに接続する一対のバスバ(4)と、を有する電力変換装置であって、
    上記バスバは、基部(41)と、該基部から分岐して上記パワー端子に接続された複数の接続部(42)と、を有し、
    一対の上記バスバの上記基部は、互いに上記並び方向に対向しており、
    上記電力変換装置を構成する構成部品は、該構成部品から突出すると共に、該構成部品と一体に形成された絶縁板(32)を有し、
    該絶縁板は、厚み方向を上記並び方向としており、
    一対の上記バスバの上記基部は、上記並び方向における上記絶縁板の両面に沿って配されている、電力変換装置(1)。
  2. 上記基部は、上記積層方向(X)に沿って形成されており、一対の上記バスバの上記基部、及び、上記絶縁板は、一対の上記パワー端子の間に配されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記構成部品は、上記コンデンサであり、該コンデンサは、上記コンデンサ素子を内部に収容したケース本体(31)を有するコンデンサケース(30)を備え、該コンデンサケースが、上記絶縁板を備え、該絶縁板は、上記ケース本体から外側へ突出すると共に、該ケース本体と一体的に形成されている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 上記コンデンサケースは、樹脂製である、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 上記絶縁板は、上記積層方向と上記並び方向との双方に直交する高さ方向における少なくとも一方側の端部に、上記並び方向に突出した鍔部(321)を有し、該鍔部は、上記高さ方向における上記基部の少なくとも一方側に配されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 上記構成部品は、該構成部品における上記絶縁板の付け根部分において、該絶縁板から上記並び方向の両側に延設されると共に、上記構成部品と連結した連結板部(35)を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 上記コンデンサは、一対の上記バスバに接続される一対のコンデンサ端子(34)を有し、一対の上記バスバと一対の上記コンデンサ端子とは、脱着可能に接続されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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