JP2016149910A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバーに寄生するインダクタンスをより低減できる電力変換装置を提供すること。【解決手段】複数の電子部品2と、該電子部品2を冷却する複数の冷却管3とを備える。電子部品2と冷却管3とは積層され、積層体10を構成している。電子部品2には、半導体モジュール2mと、平滑コンデンサ2cと、リアクトル2rと、フィルタコンデンサ2fとがある。半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとによって部品群5が形成されている。部品群5を構成する複数の電子部品2(2m,2c)は、冷却管3を介して互いに隣り合うように配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電子部品と、該電子部品を冷却する複数の冷却管とを備え、電子部品と冷却管とを積層して積層体を構成した電力変換装置に関する。
直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、複数の電子部品と、該電子部品を冷却する複数の冷却管と、複数の電子部品を互いに電気接続するバスバーとを備え、上記電子部品と上記冷却管とを積層して積層体を構成したものが知られている(下記特許文献1参照)。
上記電子部品には、半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続した平滑コンデンサと、リアクトルと、フィルタコンデンサとがある。上記複数の半導体モジュールのうち一部の半導体モジュールと、上記リアクトルとによって、昇圧回路が形成されている。上記フィルタコンデンサは、ノイズ電流を除去するために設けられており、上記リアクトルに接続している。
また、他の一部の半導体モジュールと、上記平滑コンデンサとにより、インバータ回路が構成されている。このインバータ回路により、直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を用いて交流負荷を駆動するよう構成されている。
特開2007−174760号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、上記バスバーに大きなインダクタンスが寄生することがあった。すなわち、上記電力変換装置では、半導体モジュール同士の間や、半導体モジュールと平滑コンデンサとの間に、リアクトルやフィルタコンデンサが介在する場合がある(図9、図10参照)。この場合、半導体モジュールと平滑コンデンサとを接続するバスバーが、リアクルやフィルタコンデンサを跨ぐ必要が生じ、長くなってしまう。そのため、このバスバーに大きなインダクタンスが寄生しやすくなる。したがって、半導体モジュールをオンオフ動作させたときに、上記インダクタンスが原因となって、大きなサージが発生しやすくなる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、バスバーに寄生するインダクタンスをより低減できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、複数の電子部品と、
該電子部品を冷却する複数の冷却管と、
上記複数の電子部品を互いに電気接続するバスバーとを備え、
上記電子部品と上記冷却管とを積層して積層体を構成してあり、
上記電子部品には、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続した平滑コンデンサと、昇圧回路を構成するリアクトルと、該リアクトルに接続したフィルタコンデンサとがあり、
上記半導体モジュールと上記平滑コンデンサとによって部品群が構成され、
該部品群を構成する複数の上記電子部品は、上記冷却管を介して互いに隣り合うように配されていることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、半導体モジュールと平滑コンデンサとによって上記部品群を構成してある。この部品群を構成する複数の電子部品(半導体モジュール及び平滑コンデンサ)は、冷却管を介して互いに隣り合うように配されている。
このようにすると、部品群を構成する複数の電子部品(半導体モジュール及び平滑コンデンサ)の間に、部品群に含まれないリアクトルやフィルタコンデンサが介在しなくなる。そのため、上記部品群を構成する半導体モジュールと平滑コンデンサとを互いに接近させることができる。したがって、バスバーのうち、半導体モジュールと平滑コンデンサとを繋ぐ部位を短くすることができ、この部位に寄生するインダクタンスを低減できる。そのため、半導体モジュールをオンオフ動作させたときに、上記インダクタンスが原因となって大きなサージが発生することを抑制できる。
以上のごとく、本発明によれば、バスバーに寄生するインダクタンスをより低減できる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の断面図であって、図2のI-I断面図。 図1のII-II断面図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 実施例2における、電力変換装置の断面図。 実施例3における、電力変換装置の断面図。 実施例4における、電力変換装置の断面図。 実施例5における、電力変換装置の断面図。 実施例5における、電力変換装置の回路図。 比較例1における、電力変換装置の断面図。 比較例2における、電力変換装置の断面図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置とすることができる。
(実施例1)
上記電力変換装置に係る実施例について、図1〜図3を用いて説明する。図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の電子部品2と、複数の冷却管3と、バスバー4(4p,4n,4b,4i)とを備える。冷却管3は、電子部品3を冷却する。バスバー4は、複数の電子部品2を互いに電気接続している。電子部品2と冷却管3とは積層され、積層体10を構成している。
電子部品2には、半導体モジュール2mと、平滑コンデンサ2cと、リアクトル2rと、フィルタコンデンサ2fとがある。半導体モジュール2mは、半導体素子21(図3参照)を内蔵している。平滑コンデンサ2cは、半導体モジュール2mに接続しており、該半導体モジュール2mに加わる電圧を平滑化する。リアクトル2rは、昇圧回路12を構成している。フィルタコンデンサ2fは、リアクトル2rに接続している。フィルタコンデンサ2fは、直流電源8(図3参照)から供給される直流電流Iに含まれるノイズ電流を除去するために設けられている。
バスバー4には、正極バスバー4pと、負極バスバー4nと、昇圧バスバー4bと、入力バスバー4iとがある。半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとによって、部品群5が構成されている。
該部品群5を構成する複数の電子部品2(2m,2c)は、冷却管3を介して互いに隣り合うように配されている。
本例の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。
図1に示すごとく、半導体モジュール2mには、インバータ用半導体モジュール2mと、昇圧用半導体モジュール2mとがある。図3に示すごとく、インバータ用半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとによって、インバータ回路11が形成されている。また、リアクトル2rと昇圧用半導体モジュール2mとによって、昇圧回路12が形成されている。
本例では、昇圧回路12を用いて、直流電源8の電圧を昇圧している。そして、昇圧した後、インバータ回路11を用いて直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を用いて、三相交流モータ81を駆動している。これにより、上記車両を走行させている。
本例の電力変換装置1には、第1インバータ回路111と第2インバータ回路112とが形成されている。第1インバータ回路111と第2インバータ回路112とは、それぞれ別の三相交流モータ81(81a,81b)に接続している。また、本例の電力変換装置1は、第1平滑コンデンサ2cと第2平滑コンデンサ2cとの、2個の平滑コンデンサ2c(2c,2c)を備えている。
図2に示すごとく、インバータ用半導体モジュール2mは、半導体素子21(図3参照)を内蔵した本体部22と、該本体部22から突出したパワー端子23と、制御端子24とを備える。パワー端子23には、直流電圧が加わる正極端子23p及び負極端子23nと、三相交流モータ81に接続される交流端子23aとがある。正極端子23pには、正極バスバー4pが接続している。また、負極端子23nには、負極バスバー4nが接続している。交流端子23aには、図示しない交流バスバーが接続される。
なお、昇圧用半導体モジュール2mも、インバータ用半導体モジュール2mと同様の構造になっている。
また、制御端子24には、制御回路基板19が接続している。この制御回路基板19を用いて、半導体モジュール2m(2m,2m)のオンオフ動作を制御している。
また、上述したように、本例の電力変換装置1は、バスバー4として、正極バスバー4pと、負極バスバー4nと、昇圧用バスバー4bと、入力バスバー4iとを備える。図1に示すごとく、入力バスバー4iは、フィルタコンデンサ2fの正端子210と、リアクトル2rの入力端子230とに接続している。また、昇圧用バスバー4bは、リアクトル2rの出力端子240と、昇圧用半導体モジュール2mの交流端子23aとに接続している。
正極バスバー4pは、全ての半導体モジュール2mの正極端子23pと、平滑コンデンサ2cの正端子250とに接続している。また、負極バスバー4nは、全ての半導体モジュール2mの負極端子23nと、平滑コンデンサ2cの負端子260と、フィルタコンデンサ2fの負端子220とに接続している。
入力バスバー4iの端部410と、負極バスバー4nの端部420とは、それぞれケース13の外側に突出している。これらの端部410,420は、上記直流電源8(図3参照)に電気接続される。
一方、図1に示すごとく、積層体10の積層方向(X方向)に隣り合う2つの冷却管3は、2個の連結管17によって連結されている。連結管17は、パワー端子23の突出方向(Z方向)とX方向との双方に直交する幅方向(Y方向)における、冷却管3の両端部に取り付けられている。
また、複数の冷却管3のうち、X方向における一端に位置する端部冷却管3aには、冷媒16を導入するための導入管14と、冷媒16を導出するための導出管15とが取り付けられている。冷媒16を導入管14から導入すると、冷媒16は、連結管17を通って全ての冷却管3内を流れ、導出管15から導出する。これにより、個々の電子部品2を冷却するようになっている。
また、ケース13の第1壁部131と積層体10との間には、加圧部材18(板ばね)が介在している。この加圧部材18を用いて、積層体10を、ケース13の第2壁部132へ向けて加圧している。これにより、電子部品2と冷却管3との間の接触圧を確保すると共に、積層体10をケース13内に固定している。
また、図1に示すごとく、本例では、複数の半導体モジュール2mのうち、X方向において導入管14及び導出管15から最も離れた位置に配された半導体モジュール2mを、昇圧用半導体モジュール2mとしている。そして、上記第1平滑コンデンサ2cを、冷却管3を介して、昇圧用半導体モジュール2mに隣り合う位置に配置してある。また、上記第2平滑コンデンサ2cを、第1インバータ回路111(図3参照)を構成するインバータ用半導体モジュール2mと、第2インバータ回路112を構成するインバータ用半導体モジュール2mとの間に配置してある。
リアクトル2rは、冷却管3を介して、平滑コンデンサ2c(第1平滑コンデンサ2c)に隣り合う位置に配されている。また、フィルタコンデンサ2fは、冷却管3を介して、リアクトル2rに隣り合う位置に配されている。
本例の作用効果について説明する。図1に示すごとく、本例では、半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとによって部品群5が構成されている。部品群5を構成する複数の電子部品2(2m,2c)は、冷却管3を介して互いに隣り合うように配されている。
このようにすると、部品群5を構成する複数の電子部品2(2m,2c)の間に、部品群5に含まれないリアクトル2rやフィルタコンデンサ2fが介在しなくなる。そのため、部品群5を構成する半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとを互いに接近させることができる。したがって、正極バスバー4p及び負極バスバー4nのうち、半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとを繋ぐ部位を短くすることができ、該部位に寄生するインダクタンスを低減することができる。そのため、半導体モジュール2mをオンオフ動作させたときに、上記インダクタンスが原因となって大きなサージが発生することを抑制できる。
ここで仮に、図9、図10に示すごとく、部品群95を構成する複数の電子部品92(92c,92m)が、冷却管93を介して互いに隣り合っておらず、これらの間に、部品群95に含まれないフィルタコンデンサ92fが介在していたとすると、平滑コンデンサ92cと半導体モジュール92mとが離れてしまう。そのため、バスバー94p,94nのうち、平滑コンデンサ92cと半導体モジュール92mとを繋ぐ部位99が、フィルタコンデンサ92fを跨ぐことになり、この部位99にインダクタンスが寄生しやすくなる。したがって、半導体モジュール92mをオンオフ動作させたときに、上記インダクタンスが原因となって、大きなサージが発生しやすくなる。
これに対して、図1に示すごとく、本例のように、部品群5を構成する複数の電子部品2(2c,2m)を、冷却管3を介して互いに隣り合うように配置すれば、平滑コンデンサ2cと半導体モジュール2mとを接近させることができる。そのため、バスバー4p,4nのうち、平滑コンデンサ2cと半導体モジュール2mとを繋ぐ部位を短くすることができ、この部位に寄生するインダクタンスを低減できる。そのため、半導体モジュール2mをオンオフ動作させたときに大きなサージが発生することを抑制できる。
また、図1に示すごとく、本例の半導体モジュール2mには、上記インバータ用半導体モジュール2mと上記昇圧用半導体モジュール2mとがある。上記平滑コンデンサ2cは、冷却管3を介して、昇圧用半導体モジュール2mに隣り合う位置に配されている。
そのため、昇圧用半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとを近づけることができる。したがって、バスバー4p,4nのうち、昇圧用半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとを繋ぐ部位49を短くすることができ、この部位49に寄生するインダクタンスを低減できる。そのため、半導体モジュール2mをオンオフ動作させたときに大きなサージが発生することを抑制できる。
また、本例では図1に示すごとく、リアクトル2rを、冷却管3を介して平滑コンデンサ2c(第1平滑コンデンサ2c)に隣り合う位置に配置してある。そのため、昇圧用半導体モジュール2mと、平滑コンデンサ2cと、リアクトル2rとがこの順に配されることになる。したがって、昇圧用半導体モジュール2mとリアクトル2rとを近づけることができ、これらを接続する昇圧用バスバー4bの長さを短くすることができる。そのため、昇圧用バスバー4bに寄生するインダクタンスを低減できる。
また、本例の電力変換装置1は、図1に示すごとく、第1平滑コンデンサ2cと第2平滑コンデンサ2cとの2個の平滑コンデンサ2c(2c,2c)を備える。上記第2平滑コンデンサ2cは、第1インバータ回路111(図3参照)を構成するインバータ用半導体モジュール2mと、第2インバータ回路112を構成するインバータ用半導体モジュール2mとの間に配されている。
このようにすると、第1インバータ回路111を構成するインバータ用半導体モジュール2mから第2平滑コンデンサ2cまでの距離と、第2インバータ回路112を構成するインバータ用半導体モジュール2mから第2平滑コンデンサ2cまでの距離とを、略均等にすることができる。そのため、バスバー4(4p,4n)に寄生するインダクタンスを、個々のインバータ用半導体モジュール2mについて略均等にすることができる。したがって、電力変換装置1を稼働したときに、一部のインバータ用半導体モジュール2mにのみ大きなサージが加わることを抑制できる。
以上のごとく、本例によれば、バスバーに寄生するインダクタンスをより低減できる電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、電子部品2の配置位置を変更した例である。図4に示すごとく、本例では、平滑コンデンサ2c(第1平滑コンデンサ2c)と、昇圧用半導体モジュール2mと、リアクトル2rと、フィルタコンデンサ2fとを、この順に配置してある。
上記構成にすると、昇圧用半導体モジュール2mとリアクトル2rとを、より接近させることができる。そのため、これらを繋ぐ昇圧用バスバー4bをより短くすることができ、該昇圧用バスバー4bに寄生するインダクタンスをより低減できる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例3)
本例は、電子部品2の配置位置を変更した例である。図5に示すごとく、本例では、昇圧用半導体モジュール2mと、平滑コンデンサ2c(第1平滑コンデンサ2c)と、フィルタコンデンサ2fと、リアクトル2rとを、この順に配してある。
上記構成にした場合も、リアクトル2rと昇圧用半導体モジュール2mとを、互いに比較的近い位置に配置することができる。そのため、これらリアクトル2rと昇圧用半導体モジュール2mとを繋ぐ昇圧用バスバー4bの長さを比較的短くすることができ、該昇圧用バスバー4bに寄生するインダクタンスを低減することができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例4)
本例は、平滑コンデンサ2cの数を変更した例である。図6に示すごとく、本例では、平滑コンデンサ2cの数を一個にしてある。そして、この平滑コンデンサ2cを、第1インバータ回路111(図3参照)を構成するインバータ用半導体モジュール2mと、第2インバータ回路112を構成するインバータ用半導体モジュール2mとの間に配置してある。
上記構成にすると、平滑コンデンサ2cの数を一個にしているため、電子部品2の数を減らすことができ、電力変換装置1の製造コストを低減できる。また、電力変換装置1のX方向長さを短くすることができ、電力変換装置1を小型化することができる。
また、本例では上述したように、平滑コンデンサ2cを、第1インバータ回路111を構成するインバータ用半導体モジュール2mと、第2インバータ回路112を構成するインバータ用半導体モジュール2mとの間に配置している。そのため、第1インバータ回路111を構成するインバータ用半導体モジュール2mから平滑コンデンサ2cまでの距離と、第2インバータ回路112を構成するインバータ用半導体モジュール2mから平滑コンデンサ2cまでの距離とを、略均等にすることができる。そのため、バスバー4p,4nに寄生するインダクタンスを、個々のインバータ用半導体モジュール2mについて均等にすることができる。したがって、電力変換装置1を稼働したときに、一部のインバータ用半導体モジュール2mにのみ大きなサージが加わることを抑制できる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例5)
本例は、電子部品2の数を変更した例である。図7、図8に示すごとく、本例の電力変換装置1は、1個の平滑コンデンサ2cと、3個のインバータ用半導体モジュール2mと、1個の昇圧用半導体モジュール2mとを備える。図8に示すごとく、1個の平滑コンデンサ2cと3個のインバータ用半導体モジュール2mとによって、インバータ回路11を構成している。インバータ回路11は、一個の三相交流モータ81に接続している。
また、図7に示すごとく、実施例1と同様に、本例では、半導体モジール2m及び平滑コンデンサ2cによって、部品群5が構成されている。部品群5を構成する複数の電子部品2(2m,2c)は、冷却管3を介して互いに隣り合うように配されている。
上記構成にすると、実施例1と同様に、半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとを接近させることができる。そのため、バスバー4(4p,4n)のうち、半導体モジュール2mと平滑コンデンサ2cとを繋ぐ部位を短くすることができ、該部位に寄生するインダクタンスを低減することができる。したがって、半導体モジュール2mをオンオフ動作させたときに大きなサージが発生することを抑制できる。
1 電力変換装置
10 積層体
2 電子部品
21 半導体素子
2m 半導体モジュール
2c 平滑コンデンサ
2r リアクトル
2f フィルタコンデンサ
3 冷却管
4 バスバー
5 電子部品群

Claims (3)

  1. 複数の電子部品(2)と、
    該電子部品(2)を冷却する複数の冷却管(3)と、
    上記複数の電子部品(2)を互いに電気接続するバスバー(4)とを備え、
    上記電子部品(2)と上記冷却管(3)とを積層して積層体(10)を構成してあり、
    上記電子部品(2)には、半導体素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2m)と、該半導体モジュール(2m)に接続した平滑コンデンサ(2c)と、昇圧回路(12)を構成するリアクトル(2r)と、該リアクトル(2r)に接続したフィルタコンデンサ(2f)とがあり、
    上記半導体モジュール(2m)と上記平滑コンデンサ(2c)とによって部品群(5)が構成され、
    該部品群(5)を構成する複数の上記電子部品(2,2m,2c)は、上記冷却管(3)を介して互いに隣り合うように配されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記半導体モジュール(2m)には、インバータ回路(11)を構成するインバータ用半導体モジュール(2m)と、上記リアクトル(2r)と共に上記昇圧回路(12)を構成する昇圧用半導体モジュール(2m)とがあり、上記平滑コンデンサ(2c)は、上記冷却管(3)を介して、上記昇圧用半導体モジュール(2m)に隣り合う位置に配されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記リアクトル(2r)は、上記冷却管(3)を介して、上記平滑コンデンサ(2c)又は上記昇圧用半導体モジュール(2m)に隣り合う位置に配されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置(1)。
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