JP4742729B2 - 光結合器及び光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、レンズと光ファイバを結合する光結合器及びこの光結合器を備えた光コネクタに関する。詳しくは、レンズの後方に光ファイバを保持するファイバ保持部を一体に形成することで、レンズと光ファイバの位置合わせを、簡易に行えるようにしたものである。
光信号が伝搬される光ファイバ同士を結合する場合、あるいは、光ファイバと各種光デバイスを結合する場合等に、レンズを用いて結合効率を向上させる技術が提案され、単数あるいは複数の光ファイバとレンズを結合させる光結合器が提案されている。
例えば、光ファイバアレイとレンズアレイの結合方法として、光ファイバの保持部材とレンズ部材を独立した部品として製作し、それぞれの部材に備えられる位置決め機構を用いて、レンズとファイバの位置合わせを行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、レンズとファイバの安価な結合方法として、レンズ基板の裏側に製作した凹部にファイバを挿入して位置決めを行う技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−75950号公報 特開平8−179155号公報
しかし、特許文献1に開示された技術のように、光ファイバの保持部材とレンズ部材を別部品で構成すると、部品点数が増加すると共に、組立工程が複雑になるという問題がある。
すなわち、光ファイバを保持部材に予め整列する必要があり、その際に光ファイバの光軸方向の位置決めが困難である。また、別部品である保持部材とレンズ部材の位置決め機構として用いる突起も、レンズと同程度の大きさであるため、正確な組立を行うのが困難である。更には、ファイバの保持部材にファイバを整列させて固定する工程と、レンズ部材をファイバ保持部材に固定する工程の2段階の工程が必要となり、組立が複雑になっている。
また、特許文献2に開示された技術のように、レンズ基板の裏側に製作した凹部にファイバを挿入して位置決めを行う構成では、部品点数は少なくなるが、正確な位置合わせが困難で、組立も簡易化されないという問題がある。
すなわち、光ファイバを凹部に挿入することで位置合わせを行うため、高精度な位置合わせをする場合、凹部の径を光ファイバの径と略同等に形成する必要があり、凹部の径は光ファイバの径よりあまり大きくすることができない。
そのため、実際の組立で多チャンネルの光ファイバを凹部に同時に挿入するのは非常に困難である。
また、光ファイバのレンズと接続される部分の径は例えば100μm程度と細いので、高精度に光ファイバを位置合わせするような細い径の凹部を深く製作する(アスペクト比の高い穴を製作する)のは、技術的に難しく、凹部の深さは凹部の径の2倍程度が限界である。通常、レンズと光ファイバを結合する場合は、レンズに対して光ファイバが垂直に結合されることが要求されるが、このような浅い凹部では、レンズに対して光ファイバの角度を所定の角度に調整して固定することは困難である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、レンズと光ファイバを簡易な工程で高精度に位置合わせできる光結合器及び光コネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の光結合器は、少なくとも2個以上のレンズが並列して配設されたレンズ形成部と、
レンズ形成部と垂直方向で一体に形成され、光ファイバを保持するファイバ保持部と、ファイバ保持部に形成され、前記レンズの数に対応して前記光ファイバを挿入可能で、光ファイバをレンズに光結合するよう位置合わせするファイバガイド溝と、を備える。
さらに、ファイバガイド溝の長手方向と同方向のファイバ保持部の側面両側に形成されたテーパ部と、テーパ部の外形に合致する開口部である位置合わせテーパ部を有すると共に、テーパ部が位置合わせテーパ部に挿入されたときに、レンズ側に光結合の光路形成のための所定長さを有する光路形成開口部を有するフェルール部材と、を備える
本発明の光結合器では、光信号が伝搬される光ファイバは、レンズの後方でレンズに対して位置合わせされて保持され、光ファイバから出射した光信号がレンズに結合すると共に、レンズを通った光信号が光ファイバに結合する。
また、本発明の光コネクタは、上述した光結合器を一対設けてなり、一対の前記フェルール部材が挿入可能な大きさで、且つ、前記レンズ形成部同士を対向する向きに挿入するようにしたスリーブと、を備えた。
本発明の光コネクタでは、光信号が伝搬される光ファイバは、レンズの後方でレンズに対して位置合わせされて保持される。光ファイバとレンズが位置合わせされて結合された一対の光結合器は、レンズを対向させ、かつ対向するレンズの光軸を一致させて接続されることで、一方の光結合器で光ファイバから出射した光信号がレンズに結合し、レンズを通って他方の光結合器のレンズに結合する。そして、他方の光結合器のレンズを通った光信号が光ファイバに結合する。
本発明の光結合器によれば、レンズが形成されるレンズ形成部と光ファイバを保持するファイバ保持部を一体に形成したレンズ部材を備えることで、部品点数を減らすことができる。また、簡易な組立工程でレンズと光ファイバを高精度に位置合わせすることができる。
本発明の光コネクタによれば、レンズと光ファイバの位置合わせが高精度に行われた光結合器を用いることで、損失を押さえることができると共に、部品点数を減らすことができることから、低コストで提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の光結合器及び光コネクタの実施の形態について説明する。
参考例1
図1,図2は参考例1の光結合器の一例を示す構成図で、図1(a)は参考例1の光結合器1Aを構成するレンズ部材2Aの斜視図、図1(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Aの側断面図である。また、図2(a)は光ファイバ20を結合した光結合器1Aの平面図、図2(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Aの側面図である。
参考例1の光結合器1Aは、レンズ部材2Aに1本あるいは複数本の光ファイバ20を光学的に結合する。光ファイバ20は、例えば、複数本の光ファイバ20をアレイ状に束ねて構成されるファイバリボンケーブルで、各光ファイバ20は、ファイバリボンケーブルの先端部分を1本ずつに分けたものである。なお、光ファイバ20として、本例ではマルチモード光ファイバが用いられる。また、結合する光ファイバ20の本数は、例えば4本である。
レンズ部材2Aは、レンズ形成部3Aとファイバ保持部4Aを備える。レンズ形成部3Aとファイバ保持部4Aは、光ファイバ20のコア20aと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ部材2Aは、レンズ形成部3Aとファイバ保持部4Aが一体に成形される。
レンズ形成部3Aは、結合する光ファイバ20の本数に合わせて単数あるいは複数のコリメータレンズ5Aを備える。コリメータレンズ5Aは、レンズ形成部3Aの前面に金型を用いたモールド成形等で所定の形状の凸レンズを一体に成形して構成され、本例では、結合する光ファイバ20の本数に合わせて4個のコリメータレンズ5Aが一列に配置される。
ファイバ保持部4Aは、レンズ形成部3Aの後面側からコリメータレンズ5Aの光軸方向に沿って延び、各コリメータレンズ5Aの後方にファイバガイド溝6Aを備える。
ファイバガイド溝6Aは、ファイバ保持部4Aの上面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、ファイバガイド溝6Aの幅及び底面からの高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
また、ファイバガイド溝6Aは、コリメータレンズ5Aに対して垂直に、コリメータレンズ5Aの光軸方向に沿って延び、ファイバ保持部4Aの前端側となるレンズ形成部3Aの後面からファイバ保持部4Aの後端面まで直線状につながっている。
これにより、光ファイバ20は、ファイバガイド溝6Aに挿入されて、コリメータレンズ5Aの後方でファイバ保持部4Aに保持される。更に、ファイバガイド溝6Aに光ファイバ20が挿入されると、コリメータレンズ5Aの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Aの形成位置が設定される。
すなわち、ファイバガイド溝6Aは、幅及び底面からの高さが光ファイバ20の直径と略同等に構成されるので、ファイバガイド溝6Aに光ファイバ20を挿入すると、ファイバガイド溝6Aの側壁面と光ファイバ20の外周面との間には殆ど隙間が形成されず、光ファイバ20の径方向の移動が規制される。
従って、ファイバガイド溝6Aに光ファイバ20を挿入すると、コリメータレンズ5Aの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Aの形成位置等を設定することで、ファイバガイド溝6Aに光ファイバ20を挿入することによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Aに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Aまでの距離も、ファイバガイド溝6Aの先端に光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
光結合器1Aは、各ファイバガイド溝6Aに挿入された各光ファイバ20を固定する押さえ蓋7を備える。押さえ蓋7は、光を透過する透明な材質で構成され、ファイバ保持部4Aの上面に接着剤8により接着固定される。また、各光ファイバ20は、押さえ蓋7に押さえられて、接着剤8によりファイバガイド溝6Aに接着固定される。
次に、光結合器1Aにおける光ファイバ20の結合工程について説明する。まず、レンズ部材2Aを図示しない台座に固定し、ファイバ保持部4Aの後方上部から光ファイバ20をファイバガイド溝6Aに挿入した後、押さえ蓋7で各光ファイバ20を上から押さえると共に、各光ファイバ20の先端面をファイバガイド溝6Aの先端に突き当てる。
上述したように、ファイバガイド溝6Aは、幅及び底面からの高さが光ファイバ20の直径と略同等に構成されるので、各ファイバガイド溝6Aに光ファイバ20を挿入して、各光ファイバ20を押さえ蓋7で上から押さえると、各光ファイバ20は、ファイバガイド溝6Aの底面に押し付けられる。また、ファイバガイド溝6Aの側壁面と光ファイバ20との間には殆ど隙間は形成されないので、光ファイバ20の径方向の移動が規制される。
次に、押さえ蓋7とレンズ部材2Aの間に、レンズ部材2Aと略屈折率が等しい透明なUV(紫外線)硬化型の接着剤8を塗布した後、UV照射を行って接着剤8を硬化させ、レンズ部材2Aと光ファイバ20と押さえ蓋7を接着固定する。
これにより、光ファイバ20は、コア20aの光軸中心がコリメータレンズ5Aの光軸中心と一致する位置で固定されることになり、簡易な工程で、コリメータレンズ5Aに対して最適な位置に光ファイバ20を固定することができる。
図3は光結合器1Aを適用した光コネクタ31Aの一例を示す構成図で、次に、光コネクタ31Aの構成及び動作について説明する。
光コネクタ31Aは、それぞれ光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Aと、各光結合器1Aが取り付けられたフェルール部材32Aと、光結合器1Aが取り付けられたフェルール部材32Aを位置合わせてして結合するスリーブ33Aとを備える。
フェルール部材32Aとスリーブ33Aは位置合わせ部材の一例で、フェルール部材32Aに取り付けられた一対の光結合器1Aは、コリメータレンズ5Aを対向させる向きで、かつ対向するコリメータレンズ5Aの光軸が略一致するようにスリーブ33Aで支持されて、光結合器1A同士が結合される。
上述した構成の光コネクタ31Aでは、図示しない送信装置から出力され、光ファイバ20のコア20aを伝搬される光信号Sは、コア20aの端面から出射して、光結合器1Aのレンズ形成部3Aの後面からコリメータレンズ5Aに入射する。所定の放射角で光ファイバ20から出射した光信号Sは、コリメータレンズ5Aを通ることで平行光となって、コリメータレンズ5Aから出射する。
一方の光結合器1Aのコリメータレンズ5Aから出射した光信号Sは、他方の光結合器1Aのコリメータレンズ5Aに入射する。コリメータレンズ5Aに入射した光信号Sは、光ファイバ20のコア20aの端面に集光し、コア20aに入射する。そして、光ファイバ20のコア20aに入射した光信号Sは、コア20aを伝搬されて、図示しない受信装置に入力される。
以上説明した光結合器1Aは、光ファイバ20のコア20aの屈折率と略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料を使用して、コリメータレンズ5Aが形成されたレンズ形成部3Aとファイバガイド溝6Aが形成されたファイバ保持部4Aを一体にモールド成形によって作製することが可能である。
また、光結合器1Aは、必要される部品がレンズ部材2Aと押さえ蓋7と光ファイバ20の3点となり、部品点数が少なくなる。
これにより、光結合器1Aは、量産性が非常に優れ、低コストで作製することが可能である。
また、光結合器1Aは、光ファイバ20から所定の放射角で出射された光信号を、コリメータレンズ5Aで平行光として出射するので、光結合器1Aを対向して配置することによって、光軸方向の位置ずれに強い光コネクタ31Aを簡易に作製可能である。
なお、以上説明した光結合器1Aでは、ファイバガイド溝6Aとして断面形状が四角形の溝を用いたが、側壁面がテーパ形状となっているV溝形状や台形形状としても良い。このように、ファイバガイド溝6AをV溝形状や台形形状とすることで、溝の上方の幅を光ファイバ20の直径より広くできるので、光ファイバ20をファイバ挿入溝6Aに挿入する時の位置合わせが更に簡易になる。
また、光結合器1Aでは、結合する光ファイバ20及びコリメータレンズ5Aの数は4チャンネルとしたが、本発明を適用した光結合器1Aは、1チャンネルあるいは任意の多チャンネルの光結合器を作製することが可能である。
参考例2
図4は参考例2の光結合器の一例を示す構成図で、図4(a)は参考例2の光結合器1Bを構成するレンズ部材2Bの斜視図、図4(b)は光結合器1Bの平面図である。
参考例2の光結合器1Bは、コリメータレンズ5Bが形成されたレンズ形成部3Bと、光ファイバ20を保持する複数本のファイバガイド溝6Bが形成されたファイバ保持部4Bが一体成形で構成されたレンズ部材2Bを備え、ファイバガイド溝6Bのピッチを変化させることで、ファイバガイド溝6Bで保持する光ファイバ20のピッチを広げて、コリメータレンズ5Bのレンズ径を大きくできるようにしたものである。
レンズ部材2Bは、参考例1の光結合器1Aのレンズ部材2Aと同様に、光ファイバ20のコア20aと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ形成部3Bの前面に、本例では4個のコリメータレンズ5Bがモールド成形等で一体に形成される。また、レンズ形成部3Bの後面に、各コリメータレンズ5Bに対応して本例では4本のファイバガイド溝6Bが形成されたファイバ保持部4Bがつながっている。
ファイバガイド溝6Bは、ファイバ保持部4Bの上面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、ファイバガイド溝6Bの幅及び底面からの高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
また、各ファイバガイド溝6Bは、コリメータレンズ5B側のピッチが、ファイバ保持部4Bの後端面側のピッチより広がるように、ピッチ変換部9aを有すると共に、光ファイバ20を所定の方向でコリメータレンズ5Bと結合させる結合部9bを備える。
ピッチ変換部9aは、各ファイバガイド溝6Bのピッチが徐々に広がるように、ファイバガイド溝6Bを緩やかに曲げて構成される。また、結合部9bは、コリメータレンズ5Bに対して垂直に、コリメータレンズ5Bの光軸方向に沿って直線状に延びて、レンズ形成部3Bの後面からピッチ変換部9aまでをつなぐ。
ファイバガイド溝6Bに光ファイバ20が挿入されると、光ファイバ20は、ピッチが徐々に広がるファイバガイド溝6Bに沿って曲がることで、コリメータレンズ5B側のピッチが広げられる。
なお、参考例2の光結合器1Bでも、ファイバガイド溝6Bに光ファイバ20を挿入すると、コリメータレンズ5Bの光軸中心と、光ファイバ20のコアの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Bの結合部9bの形成位置等が設定され、ファイバガイド溝6Bに光ファイバ20を挿入することによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Bに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Bまでの距離も、ファイバガイド溝6Bの先端に光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
上述した構成のレンズ部材2Bに光ファイバ20を結合する工程について説明すると、レンズ部材2Bは、各ファイバガイド溝6Bに光ファイバ20が挿入され、ファイバ保持部4Bに押さえ蓋7が載せられる。各光ファイバ20は、押さえ蓋7で押さえられると共に、各光ファイバ20の先端面がファイバガイド溝6Bの先端に突き当てられ、各光ファイバ20とレンズ部材2Bが接着固定される。
これにより、光結合器1Bは、簡易な構成及び簡易な製造組立工程で、光ファイバ20とコリメータレンズ5Bが位置合わせされて結合される。
さて、参考例2の光結合器1Bでも、図3で説明した光コネクタ31Aのように、光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Bを、コリメータレンズ5Bを対向させ、かつ、対向したコリメータレンズ5Bの光軸を略一致させることで、光結合器1B同士が結合される構成である。
コリメータレンズを対向させた光学系では、レンズ径を大きくすることで、コリメートビーム径(平行光のビーム径)が大きくなり、レンズ同士の位置ずれに対する許容範囲が大きくなる。
このため、位置ずれに対して許容範囲が広い光コネクタを作製するためには、コリメータレンズ6Bの直径を大きくする必要がある。
一方、本例の光結合器1Bでは、結合される光ファイバ20としてファイバリボンケーブルを用いているが、市販されているファイバリボンケーブルのピッチは予め規定されており、例えば、250μmピッチである。
これにより、光ファイバ20のピッチを広げなければ、コリメータレンズのレンズ径は最大で250μm程度となる。また、ピッチが250μmより広いファイバリボンケーブルを作製すれば、レンズ径を大きくすることはできるが、汎用のファイバリボンケーブルではないので、コストが高くなる。
これに対して、参考例2の光結合器1Bでは、ファイバガイド溝6Bに曲線部分を設けてピッチ変換部9aを形成することで、ファイバガイド溝6Bに光ファイバ20を挿入すれば、光ファイバ20は、ファイバガイド溝6Bに沿って曲がり、コリメータレンズ5B側のピッチが広がる。
従って、市販されているファイバリボンケーブルを用いても、光ファイバ20のピッチを、規定されているピッチ以上に簡易に広げることができる。よって、コリメータレンズ5Bの径を大きくすることができ、例えば、ピッチが250μmのファイバリボンケーブルを用いた場合でも、コリメータレンズ6Bの直径を250μm以上にすることができる。
そして、コリメータレンズ6Bの直径を簡易に大きくできることから、光結合器1B同士を結合する際に、対向するコリメータレンズ6Bの位置ずれに対して許容範囲が広い光コネクタを提供することができる。
参考例3
図5は参考例3の光結合器の一例を示す構成図で、図5(a)は参考例3の光結合器1Cを構成するレンズ部材2Cの斜視図、図5(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Cの側断面図である。
参考例3の光結合器1Cは、コリメータレンズ5Cが形成されたレンズ形成部3Cと、光ファイバ20を保持する複数本のファイバガイド溝6Cが形成されたファイバ保持部4Cが一体成形で構成されたレンズ部材2Cを備え、各ファイバガイド溝6Cの先端に、接着剤逃げ溝10を備えたものである。
レンズ部材2Cは、参考例1の光結合器1Aのレンズ部材2Aと同様に、光ファイバ20のコア20aと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ形成部3Cの前面に、本例では4個のコリメータレンズ5Cがモールド成形等で一体に形成される。また、レンズ形成部3Cの後面に、各コリメータレンズ5Cに対応して本例では4本のファイバガイド溝6Cが形成されたファイバ保持部4Cがつながっている。
ファイバガイド溝6Cは、ファイバ保持部4Cの上面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、コリメータレンズ5Cに対して垂直に、コリメータレンズ5Cの光軸方向に沿って直線状に延びる。また、ファイバガイド溝6Cは、幅及び底面からの高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
そして、ファイバガイド溝6Cに光ファイバ20を挿入すると、コリメータレンズ5Cの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Cの形成位置等が設定され、ファイバガイド溝6Cに光ファイバ20を挿入することによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Cに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Cまでの距離も、ファイバガイド溝6Cの先端に光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
接着剤逃げ溝10は、ファイバ保持部4Cの側端面からファイバガイド溝6Cに交差する方向に延び、各ファイバガイド溝6Cの先端をつなぐ。また、接着剤逃げ溝10は、ファイバガイド溝6Cより深く構成され、各ファイバガイド溝6Cの先端部分は底面に段差が形成されて、隣り合うファイバガイド溝6C間がつながっている。
上述した構成のレンズ部材2Cに光ファイバ20を結合する工程について説明すると、レンズ部材2Cは、各ファイバガイド溝6Cに光ファイバ20が挿入され、ファイバ保持部4Cに押さえ蓋7が載せられる。各光ファイバ20は、押さえ蓋7で押さえられると共に、各光ファイバ20の先端面がファイバガイド溝6Cの先端に突き当てられ、各光ファイバ20とレンズ部材2Cが接着剤8で接着固定される。
これにより、光結合器1Cは、簡易な構成及び簡易な製造組立工程で、光ファイバ20とコリメータレンズ5Cが位置合わせされて結合される。
なお、参考例3の光結合器1Cでも、図3で説明した光コネクタ31Aのように、光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Cを、コリメータレンズ5Cを対向させ、かつ、対向したコリメータレンズ5Cの光軸を略一致させることで、光結合器1C同士が結合される構成である。
上述した構成を有する参考例3の光結合器1Cでは、各ファイバガイド溝6Cに光ファイバ20を挿入し、押さえ蓋7で各光ファイバ20を押さえて接着剤8を塗布する際に、ファイバガイド溝6Cの先端部分では、接着剤逃げ溝10によって光ファイバ20の下に空間が形成される。これにより、隣り合うファイバガイド溝6Cの間で接着剤逃げ溝10を通って接着剤8が流れ、各ファイバガイド溝6Cに均等に接着剤8を塗布することができる。
また、参考例3の光結合器1Cでは、接着剤8を塗布する際に生じた気泡を、接着剤逃げ溝10へ逃がすことができるので、光ファイバ20の先端面に気泡が閉じ込められる製造不良を低減することができる。
なお、光結合器1Cでは、参考例2の光結合器1Bで説明したピッチ変化部9aを有するファイバガイド溝6Bを備えても良い。
参考例4
図6は参考例4の光結合器の一例を示す構成図で、図6(a)は参考例4の光結合器1Dを構成するレンズ部材2Dの斜視図、図6(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Dの側断面図である。
参考例4の光結合器1Dは、コリメータレンズ5Dが形成されたレンズ形成部3Dと、光ファイバ20を保持する複数本のファイバガイド溝6Dが形成されたファイバ保持部4Dが一体成形で構成されたレンズ部材2Dを備え、光ファイバ20を押さえる押さえ蓋7が載る載置面11を、ファイバガイド溝6Dの先端に備えたものである。
レンズ部材2Dは、参考例1の光結合器1Aのレンズ部材2Aと同様に、光ファイバ20のコア20aと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ形成部3Dの前面に、本例では4個のコリメータレンズ5Dがモールド成形等で一体に形成される。また、レンズ形成部3Dの後面に、各コリメータレンズ5Dに対応して本例では4本のファ
ファイバガイド溝6Dは、ファイバ保持部4Dの上面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、コリメータレンズ5Dに対して垂直に、コリメータレンズ5Dの光軸方向に沿って直線状に延びる。また、ファイバガイド溝6Dは、幅及び底面からの高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
そして、ファイバガイド溝6Dに光ファイバ20を挿入すると、コリメータレンズ5Dの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Dの形成位置等が設定され、ファイバガイド溝6Dに光ファイバ20を挿入することによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Dに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Dまでの距離も、ファイバガイド溝6Dの先端に光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
載置面11は、各ファイバガイド溝6Dの先端と、レンズ形成部3Dの後面との間に形成された平坦な面で、ファイバ保持部4Dの上面と同一の高さに構成される。
レンズ部材2Dは、各ファイバガイド溝6Dの先端をつなぐ接着剤逃げ溝12を備える。接着剤逃げ溝12は、ファイバガイド溝6Dに交差する方向に延び、各ファイバガイド溝6Cの先端をつなぐ。また、接着剤逃げ溝12は、ファイバガイド溝6Dと同じ深さに構成される。
上述した構成のレンズ部材2Dに光ファイバ20を結合する工程について説明すると、レンズ部材2Dは、各ファイバガイド溝6Dに光ファイバ20が挿入され、ファイバ保持部4D及び載置面11に押さえ蓋7が載せられる。各光ファイバ20は、押さえ蓋7で押さえられると共に、各光ファイバ20の先端面がファイバガイド溝6Dの先端に突き当てられ、各光ファイバ20とレンズ部材2Dが接着剤8で接着固定される。
これにより、光結合器1Dは、簡易な構成及び簡易な製造組立工程で、光ファイバ20とコリメータレンズ5Dが位置合わせされて結合される。
なお、参考例4の光結合器1Dでも、図3で説明した光コネクタ31Aのように、光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Dを、コリメータレンズ5Dを対向させ、かつ、対向したコリメータレンズ5Dの光軸を略一致させることで、光結合器1D同士が結合される構成である。
上述した構成を有する参考例4の光結合器1Dでは、押さえ蓋7は、先端側が載置面11に載せられる。これにより、光ファイバ20の先端及びファイバガイド溝6Dの先端部分の上面は、押さえ蓋7で覆われる。
図7は比較例としての光結合器の一例を示す構成図である。比較例の光結合器1D′は、押さえ蓋7が載る載置面を形成していない例である。載置面を形成していない構成では、ファイバガイド溝6D′の先端と、レンズ形成部3Dの後面が同一面となるので、光ファイバ20をファイバガイド溝6D′に挿入し、押さえ蓋7で光ファイバ20を押さえる際に、光ファイバ20の先端及びファイバガイド溝6Dの先端部分の上面は、隙間が開いた様態となる。
さて、光ファイバ20の固定に用いられる接着剤8は、紫外線を照射すると硬化するような光硬化型の接着剤が用いられる。光硬化型の接着剤を用いることで、光ファイバ20の結合時に、光結合器1Dや光ファイバ20を加熱する必要がないという効果がある。但し、光硬化型の接着剤には、酸素に触れている部分は硬化しないという酸素阻害性を持つものが多い。
このため、図7に示すように、光ファイバ20の先端及びファイバガイド溝6Dの先端部分の上面に隙間が開いていると、光ファイバ20とコリメータレンズ5Dとの接続部が空気に晒されることになり、接着剤8が硬化せずに、光ファイバ20の出射部となるコア20aの付近まで接着剤8が硬化せずに、窪みになってしまうことがある。
光ファイバ20とコリメータレンズ5Dの接続部を、コア20aの屈折率と略同等の屈折率を有する接着剤8で埋めることで、界面での光の反射や屈折を抑えて良好な結合を得ることができるが、酸素阻害性により接着剤8が硬化せず、接着剤8が光ファイバ20のコア20aの付近まで窪んだような形状となってしまうと、界面での光の反射や屈折が発生し、良好な結合が得られない。
接着工程を窒素雰囲気中や真空中等酸素のない環境下で行えば、酸素阻害性は除去できるが、大掛かりな設備が必要でコストが掛かる。
これに対して、参考例4の光結合器1Dでは、ファイバガイド溝6Dの先端に載置面11を形成して、押さえ蓋7の先端側を載置面11に載せることで光ファイバ20とコリメータレンズ5Dとの接続部は空気に晒されない。
これにより、参考例4の光結合器1Dでは、光ファイバ20とコリメータレンズ5Dとの接続部における接着剤8の硬化に対する酸素阻害性が除去され、接着剤8の硬化不良が発生しない。これにより、光ファイバ20とコリメータレンズ5Dとの接続部を接着剤8で埋めることができ、界面での光の反射や屈折を抑えて良好な結合を得ることができる。
なお、参考例4の光結合器1Dでは、各ファイバガイド溝6Dに光ファイバ20を挿入し、押さえ蓋7で各光ファイバ20を押さえて接着剤8を塗布する際に、ファイバガイド溝6Dの先端部分では、接着剤逃げ溝12を通って接着剤8が流れ、各ファイバガイド溝6Dに均等に接着剤8を塗布することができる。
なお、光結合器1Dでは、参考例2の光結合器1Bで説明したピッチ変化部9aを有するファイバガイド溝6Bを備えても良い。
参考例5
図8は参考例5の光結合器の一例を示す構成図で、図8(a)は参考例5の光結合器1Eを構成するレンズ部材2Eの斜視図、図8(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Eの側断面図である。
参考例5の光結合器1Eは、コリメータレンズ5Eが形成されたレンズ形成部3Eと、光ファイバ20を保持する複数本のファイバガイド溝6Eが形成されたファイバ保持部4Eが一体成形で構成されたレンズ部材2Eを備え、各ファイバガイド溝6Eの先端に、光ファイバ20の先端が挿入されるファイバ挿入穴13を備えたものである。
レンズ部材2Eは、参考例1の光結合器1Aのレンズ部材2Aと同様に、光ファイバ20のコア20aと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ形成部3Eの前面に、本例では4個のコリメータレンズ5Eがモールド成形等で一体に形成される。また、レンズ形成部3Eの後面に、各コリメータレンズ5Eに対応して本例では4本のファイバガイド溝6Eが形成されたファイバ保持部4Fがつながっている。
ファイバガイド溝6Eは、ファイバ保持部4Eの上面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、コリメータレンズ5Eに対して垂直に、コリメータレンズ5Eの光軸方向に沿って直線状に延びる。また、ファイバガイド溝6Eは、幅及び底面からの高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
そして、ファイバガイド溝6Eに光ファイバ20を挿入すると、コリメータレンズ5Eの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Eの形成位置等が設定され、ファイバガイド溝6Eに光ファイバ20を挿入することによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Eに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Eまでの距離も、ファイバガイド溝6Eの先端に光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
ファイバ挿入穴13は、各コリメータレンズ5Eの後方のレンズ形成部3Eの後面に形成された開口部の形状が四角形の穴部で、ファイバ挿入穴13の縦及び横方向のサイズは、光ファイバ20の直径と略同等であり、ファイバガイド溝6Cとつながっている。
上述した構成のレンズ部材2Eに光ファイバ20を結合する工程について説明すると、レンズ部材2Eは、各ファイバガイド溝6Eに光ファイバ20が挿入され、ファイバ保持部4Eに押さえ蓋7が載せられる。各光ファイバ20は、押さえ蓋7で押さえられると共に、各光ファイバ20の先端がファイバ挿入穴13に挿入されてファイバ挿入穴13の先端に突き当てられて、各光ファイバ20とレンズ部材2Eが接着剤8で接着固定される。
これにより、光結合器1Eは、簡易な構成及び簡易な製造組立工程で、光ファイバ20とコリメータレンズ5Eが位置合わせされて結合される。
なお、参考例5の光結合器1Eでも、図3で説明した光コネクタ31Aのように、光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Eを、コリメータレンズ5Eを対向させ、かつ、対向したコリメータレンズ5Eの光軸を略一致させることで、光結合器1E同士が結合される構成である。
上述した構成を有する参考例5の光結合器1Eでは、光ファイバ20は、先端がファイバ挿入穴13に挿入されることで、光ファイバ20とコリメータレンズ5Eの接続部は空気に晒されない。
これにより、参考例4の光結合器1Dと同様に、光ファイバ20とコリメータレンズ5Eとの接続部における接着剤8の硬化に対する酸素阻害性が除去され、接着剤8の硬化不良が発生しない。これにより、光ファイバ20とコリメータレンズ5Eとの接続部を接着剤8で埋めることができ、界面での光の反射や屈折を抑えて良好な結合を得ることができる。
なお、光結合器1Eでは、参考例2の光結合器1Bで説明したピッチ変化部9aを有するファイバガイド溝6Bと、参考例3の光結合器1Cで説明した接着剤逃げ溝10の何れか、または、双方を組み合わせて備えても良い。
参考例6
図9は参考例6の光結合器の一例を示す構成図で、図9(a)は参考例6の光結合器1Fを構成するレンズ部材2Fの斜視図、図9(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Fの側断面図である。
参考例6の光結合器1Fは、コリメータレンズ5Fが形成されたレンズ形成部3Fと、光ファイバ20を保持する複数本のファイバガイド溝6Fが形成されたファイバ保持部4Fが一体成形で構成されたレンズ部材2Fを備え、レンズ形成部3Fの後面に、接着剤導入溝14を備えたものである。
レンズ部材2Fは、参考例1の光結合器1Aのレンズ部材2Aと同様に、光ファイバ20のコア20aと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ形成部3Fの前面に、本例では4個のコリメータレンズ5Fがモールド成形等で一体に形成される。また、レンズ形成部3Fの後面に、各コリメータレンズ5Fに対応して本例では4本のファイバガイド溝6Fが形成されたファイバ保持部4Fがつながっている。
ファイバガイド溝6Fは、ファイバ保持部4Fの上面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、コリメータレンズ5Fに対して垂直に、コリメータレンズ5Fの光軸方向に沿って直線状に延びる。また、ファイバガイド溝6Fは、幅及び底面からの高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
そして、ファイバガイド溝6Fに光ファイバ20を挿入すると、コリメータレンズ5Fの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Fの形成位置等が設定され、ファイバガイド溝6Fに光ファイバ20を挿入することによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Fに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Fまでの距離も、ファイバガイド溝6Fの先端に光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
レンズ部材2Fは、光ファイバ20を押さえる押さえ蓋7が載る載置面11を、ファイバガイド溝6Fの先端に備える。載置面11は、各ファイバガイド溝6Fの先端と、レンズ形成部3Fの後面との間に形成された平坦な面で、ファイバ保持部4Fの上面と同一の高さに構成される。
また、レンズ部材2Fは、ファイバガイド溝6Fの先端に、接着剤逃げ溝10を備える。接着剤逃げ溝10は、ファイバ保持部4Fの側端面からファイバガイド溝6Fに交差する方向に延び、各ファイバガイド溝6Fの先端をつなぐ。接着剤逃げ溝10は、ファイバガイド溝6Fより深く構成され、各ファイバガイド溝6Fの先端部分は底面に段差が形成されて、隣り合うファイバガイド溝6F間がつながっている。
接着剤導入溝14は、レンズ形成部3Fの後面が開口し、レンズ形成部3Fの上面から載置面11までつながっている。
上述した構成のレンズ部材2Fに光ファイバ20を結合する工程について説明すると、レンズ部材2Fは、各ファイバガイド溝6Fに光ファイバ20が挿入され、ファイバ保持部4F及び載置面11に押さえ蓋7が載せられる。各光ファイバ20は、押さえ蓋7で押さえられると共に、各光ファイバ20の先端面がファイバガイド溝6Fの先端に突き当てられ、各光ファイバ20とレンズ部材2Fが接着剤8で接着固定される。
これにより、光結合器1Fは、簡易な構成及び簡易な製造組立工程で、光ファイバ20とコリメータレンズ5Fが位置合わせされて結合される。
なお、参考例6の光結合器1Fでも、図3で説明した光コネクタ31Aのように、光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Fを、コリメータレンズ5Fを対向させ、かつ、対向したコリメータレンズ5Fの光軸を略一致させることで、光結合器1F同士が結合される構成である。
上述した構成を有する参考例6の光結合器1Fでは、ファイバガイド溝6Fに挿入された光ファイバ20を押さえる押さえ蓋7は、先端側が載置面11に載せられる。押さえ蓋7の先端側を載置面11に載せると、光ファイバ20の先端及びファイバガイド溝6Fの先端部分の上面は、押さえ蓋7で覆われると共に、押さえ蓋7とレンズ形成部3Fの後面との間には、接着剤導入溝14によって載置面11まで到達した空間が形成される。
これにより、接着剤導入溝14から接着剤8を塗布すれば、各ファイバガイド溝6Fに接着剤8を再現性良く塗布することができる。また、接着剤導入溝14から塗布された接着剤8は、ファイバガイド溝6Fの先端側から塗布されることになるので、ファイバガイド溝6Fに挿入された光ファイバ20の先端と、コリメータレンズ5Fの接続部に塗布される接着剤8に、気泡が入ることを防ぐことができる。
なお、参考例6の光結合器1Fでは、参考例4の光結合器1Dと同様に、ファイバガイド溝6Fの先端に載置面11を形成して、押さえ蓋7の先端側を載置面11に載せることで、光ファイバ20とコリメータレンズ5Fとの接続部は空気に晒されない。
これにより、光ファイバ20とコリメータレンズ5Fとの接続部における接着剤8の硬化に対する酸素阻害性が除去され、接着剤8の硬化不良が発生しない。
また、参考例6の光結合器1Fでは、参考例3の光結合器1Cと同様に、押さえ蓋7で光ファイバ20を押さえて接着剤8を塗布する際に、ファイバガイド溝6Fの先端部分では、接着剤逃げ溝10を通って接着剤8が流れ、各ファイバガイド溝6Fに均等に接着剤8を塗布することができると共に、接着剤8を塗布する際に生じた気泡を、接着剤逃げ溝10へ逃がすことができる。
これにより、光ファイバ20とコリメータレンズ5Fとの接続部を確実に接着剤8で埋めることができ、界面での光の反射や屈折を抑えて良好な結合を得ることができる。
なお、光結合器1Fでは、参考例2の光結合器1Bで説明したピッチ変化部9aを有するファイバガイド溝6Bを備えても良い。
参考例7
図10は参考例7の光結合器の一例を示す構成図で、図10(a)は参考例7の光結合器1Gを構成するレンズ部材2Gの斜視図、図10(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Gの側断面図である。
参考例7の光結合器1Gは、コリメータレンズ5Gが形成されたレンズ形成部3Gと、光ファイバ20を保持する複数本のファイバガイド溝6Gが形成されたファイバ保持部4Gが一体成形で構成されたレンズ部材2Gを備え、レンズ部材2Gに、レンズ形成部3Gとファイバ保持部4Gを連結する連結壁部15を一体に備えたものである。
レンズ部材2Gは、参考例1の光結合器1Aのレンズ部材2Aと同様に、光ファイバ20のコア20aと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ形成部3Gの前面に、本例では4個のコリメータレンズ5Gがモールド成形等で一体に形成される。また、レンズ形成部3Gの後面に、各コリメータレンズ5Gに対応して本例では4本のファイバガイド溝6Gが形成されたファイバ保持部4Gがつながっている。
連結壁部15は、ファイバ保持部4Gの両側部を凸状として、ファイバ保持部4Gの両側部の高さを、レンズ形成部3Gの上面と同じ高さとして構成され、連結壁部15は、レンズ部材2Gの成形時に、レンズ形成部3G及びファイバ保持部4Gと一体に形成される。
ファイバガイド溝6Gは、ファイバ保持部4Gの上面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、コリメータレンズ5Gに対して垂直に、コリメータレンズ5Gの光軸方向に沿って直線状に延びる。また、ファイバガイド溝6Gは、幅及び底面からの高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
そして、ファイバガイド溝6Gに光ファイバ20を挿入すると、コリメータレンズ5Gの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Gの形成位置等が設定され、ファイバガイド溝6Gに光ファイバ20を挿入することによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Gに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Gまでの距離も、ファイバガイド溝6Gの先端に光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
上述した構成のレンズ部材2Gに光ファイバ20を結合する工程について説明すると、レンズ部材2Gは、各ファイバガイド溝6Gに光ファイバ20が挿入され、ファイバ保持部4Gに押さえ蓋7が載せられる。各光ファイバ20は、押さえ蓋7で押さえられると共に、各光ファイバ20の先端面がファイバガイド溝6Gの先端に突き当てられ、各光ファイバ20とレンズ部材2Gが接着剤8で接着固定される。
これにより、光結合器1Gは、簡易な構成及び簡易な製造組立工程で、光ファイバ20とコリメータレンズ5Gが位置合わせされて結合される。
なお、参考例7の光結合器1Gでも、図3で説明した光コネクタ31Aのように、光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Gを、コリメータレンズ5Gを対向させ、かつ、対向したコリメータレンズ5Gの光軸を略一致させることで、光結合器1G同士が結合される構成である。
上述した構成を有する参考例7の光結合器1Gは、樹脂材料をモールド成形することで、コリメータレンズ5Gが形成されたレンズ形成部3Gと、ファイバガイド溝6Gが形成されたファイバ保持部4Gが一体に成形される。
レンズ部材2Gは、ファイバガイド溝6Gが形成されている部位では、レンズ形成部3Gとファイバ保持部4GがL字状となって一体につながっている。これに対して、ファイバ保持部4Gの両側部は、連結壁部15が形成されることで、レンズ形成部3Gとファイバ保持部4Gは同じ高さで一体につながっている。
これにより、モールド成形時の熱収縮でファイバ保持部4Gに対してレンズ形成部3Gが倒れる方向に変形することを抑えることができ、レンズ形成部3Gのコリメータレンズ5Gと、ファイバ保持部4Gのファイバガイド溝6Gの角度ずれを防止して、垂直性を確保することができる。従って、ファイバガイド溝6Gに光ファイバ20を挿入すれば、コリメータレンズ5Gの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心を一致させることができる。
なお、光結合器1Gでは、参考例2の光結合器1Bで説明したピッチ変化部9aを有するファイバガイド溝6Bと、参考例3の光結合器1Cで説明した接着剤逃げ溝10と、参考例4の光結合器1Dで説明した載置面11と、参考例5の光結合器1Eで説明したファイバ挿入穴13と、参考例6の光結合器1Fで説明した接着剤導入溝14の何れか、または、これらのいくつかを組み合わせて備えても良い。
参考例8の光結合器の構成例>
図11は参考例8の光結合器の一例を示す構成図で、図11(a)は参考例8の光結合器1Hの分解斜視図、図11(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Hの光ファイバ20側から見た断面図である。
参考例8の光結合器1Hは、コリメータレンズ5Hが形成されたレンズ形成部3H、及び光ファイバ20を押さえるファイバ保持部4Hが一体成形で構成されたレンズ部材2Hと、光ファイバ20を保持する複数本のファイバガイド溝6Hが形成されたファイバ押さえ部16を備える。
レンズ部材2Hは、参考例1の光結合器1Aのレンズ部材2Aと同様に、光ファイバ20のコア20aと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ形成部3Hの前面に、本例では4個のコリメータレンズ5Hがモールド成形等で一体に形成される。また、レンズ形成部3Hの後面に、ファイバ保持部4Hがつながっている。
ファイバ押さえ部16は、レンズ部材2Hとは独立した部品で構成され、下面にファイバガイド溝6Hを備える。ファイバガイド溝6Hは、ファイバ押さえ部16の下面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、ファイバ押さえ部16の先端から後端まで直線状につながり、幅及び高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
ファイバ押さえ部16は、位置合わせ凸部17aを下面に備える。また、レンズ部材2hは、ファイバ保持部4Hの上面に位置合わせ凹部17bを備える。位置合わせ凸部17aと位置合わせ凹部17bは位置決め部の一例で、互いが合致する形状を有し、ファイバ押さえ部16は、位置合わせ凸部17aを位置合わせ凹部17bに嵌めることで、ファイバ保持部4Hに対して位置合わせされて取り付けられる。なお、ファイバ押さえ部16に位置合わせ凹部17bを備え、ファイバ保持部4Hに位置合わせ凸部17aを備えても良い。また、ファイバ保持部4Hとファイバ押さえ部16を位置合わせする構成は、位置合わせ凸部17aと位置合わせ凹部17bに組み合わせに限るものではない。
そして、位置合わせ凸部17aを位置合わせ凹部17bに嵌めて、ファイバ押さえ部16をファイバ保持部4Hに取り付けると、ファイバガイド溝6Hは、コリメータレンズ5Hに対して垂直に、コリメータレンズ5Hの光軸方向に沿って直線状に延びる。
更に、ファイバガイド溝6Hに光ファイバ20を挿入して、ファイバ押さえ部16をファイバ保持部4Hに取り付けると、コリメータレンズ5Hの光軸中心と、光ファイバ20のコア20aの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Hの形成位置等が設定され、ファイバガイド溝6Hに光ファイバ20を挿入して、ファイバ押さえ部16をファイバ保持部4Hに取り付けることによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Hに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Hまでの距離も、レンズ形成部3Hに光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
次に、レンズ部材2Hに光ファイバ20を結合する工程について説明する。まず、ファイバ押さえ部16の各ファイバガイド溝6Hに光ファイバ20を挿入する。次に、ファイバ押さえ16の位置合わせ凸部17aをファイバ保持部4Hの位置合わせ凹部17bに嵌めて、ファイバ押さえ部16をファイバ保持部4Hに取り付け、ファイバ押さえ部16で各光ファイバ20を上から押さえると共に、各光ファイバ20の先端面をレンズ形成部3Hに突き当てる。
上述したように、ファイバガイド溝6Hは、幅及び高さが光ファイバ20の直径と略同等に構成されるので、ファイバガイド溝6Hに光ファイバ20を挿入して、ファイバ押さえ部16をファイバ保持部4Hに取り付けると、各光ファイバ20は、ファイバ保持部4Hに押し付けられる。また、ファイバガイド溝6Hの側壁面と光ファイバ20との間には殆ど隙間は形成されないので、光ファイバ20の径方向の移動が規制される。
次に、光ファイバ20とファイバ挿入溝6Hの間、及び光ファイバ20とレンズ部材2Hの間に、光ファイバ20等と略屈折率が等しい透明な紫外線硬化型の接着剤8を塗布した後、UV照射を行って接着剤8を硬化させ、光ファイバ20を、ファイバ押さえ部16を介してレンズ部材2Hに接着固定する。
これにより、光ファイバ20は、コア20aの光軸中心がコリメータレンズ5Hの光軸中心と一致する位置で固定されることになり、簡易な工程で、コリメータレンズ5Hに対して最適な位置に光ファイバ20を固定することができる。
なお、参考例8の光結合器1Hでも、図3で説明した光コネクタ31Aのように、光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Hを、コリメータレンズ5Hを対向させ、かつ、対向したコリメータレンズ5Hの光軸を略一致させることで、光結合器1H同士が結合される構成である。
上述した構成を有する参考例8の光結合器1Hは、レンズ形成部3Hとファイバ保持部4Hが一体に形成されたレンズ部材2Hはコリメータレンズ5Hが形成され、ファイバ押さえ部16はファイバガイド溝6Hが形成される構成で、それぞれの部品の形状は単純なものとすることができる。
これにより、高度な成形技術を要求することなく、光結合器の作製が可能となる。
本実施の形態の光結合器の構成例>
図12は本実施の形態の光結合器の一例を示す構成図で、図12(a)は結合器1Gを構成するレンズ部材2Gの斜視図、図12(b)は光ファイバ20を結合した光結合器1Gの平面図である。
本実施の形態の光結合器1Iは、コリメータレンズ5Iが形成されたレンズ形成部3Iと、光ファイバ20を保持する複数本のファイバガイド溝6Iが形成されたファイバ保持部4Iが一体成形で構成されたレンズ部材2Iを備え、レンズ部材2Iの側面にテーパ部18を形成したものである。
レンズ部材2Iは、参考例1の光結合器1Aのレンズ部材2Aと同様に、光ファイバ20のコアと略同等の屈折率を有する透明な樹脂材料で構成され、レンズ形成部3Iの前面に、本例では4個のコリメータレンズ5Iがモールド成形等で一体に形成される。また、レンズ形成部3Iの後面に、各コリメータレンズ5Iに対応して本例では4本のファイバガイド溝6Iが形成されたファイバ保持部4Iがつながっている。
ファイバガイド溝6Iは、ファイバ保持部4Iの上面側が開口した断面形状が四角状の溝部で、コリメータレンズ5Iに対して垂直に、コリメータレンズ5Gの光軸方向に沿って直線状に延びる。また、ファイバガイド溝6Iは、幅及び底面からの高さが、光ファイバ20の直径と略同等に構成される。
そして、ファイバガイド溝6Iに光ファイバ20を挿入すると、コリメータレンズ5Iの光軸中心と、光ファイバ20のコアの光軸中心が一致するように、ファイバガイド溝6Iの形成位置等が設定され、ファイバガイド溝6Iに光ファイバ20を挿入することによって、光ファイバ20がコリメータレンズ5Iに対して調芯される構成となっている。
また、光ファイバ20の先端からコリメータレンズ5Iまでの距離も、ファイバガイド溝6Iの先端に光ファイバ20の先端面を押し付ければ、最適な位置となるように構成される。
レンズ部材2Iは、レンズ形成部3Iとファイバ保持部4Iを連結する連結壁部19を一体に備える。連結壁部19は、ファイバ保持部4Iの両側部を凸状として、ファイバ保持部4Iの両側部の高さを、レンズ形成部3Iの上面と同じ高さとして構成され、連結壁部19は、レンズ部材2Iの成形時に、レンズ形成部3I及びファイバ保持部4Iと一体に成形される。
テーパ部18は、連結壁部19が形成されたレンズ部材2Iの対向する2側面に、コリメータレンズ5I側に向けて徐々に幅が狭くなる斜面を形成して構成される。
上述した構成のレンズ部材2Iに光ファイバ20を結合する工程について説明すると、レンズ部材2Iは、各ファイバガイド溝6Iに光ファイバ20が挿入され、ファイバ保持部4Iに押さえ蓋7が載せられる。各光ファイバ20は、押さえ蓋7で押さえられると共に、各光ファイバ20の先端面がファイバガイド溝6Iの先端に突き当てられ、各光ファイバ20とレンズ部材2Iが接着固定される。
これにより、光結合器1Iは、簡易な構成及び簡易な製造組立工程で、光ファイバ20とコリメータレンズ5Iが位置合わせされて結合される。
なお、光結合器1Iでは、参考例2の光結合器1Bで説明したピッチ変化部9aを有するファイバガイド溝6Bと、参考例3の光結合器1Cで説明した接着剤逃げ溝10と、参考例4の光結合器1Dで説明した載置面11と、参考例5の光結合器1Eで説明したファイバ挿入穴13と、参考例6の光結合器1Fで説明した接着剤導入溝14の何れか、または、これらのいくつかを組み合わせて備えても良い。
<光コネクタの構成例>
図13は本実施の形態の光結合器1Iを備えた光コネクタの一例を示す構成図で、図13(a)は分解した状態の平面図、図13(b)は組み立てた状態の平面図である。
光コネクタ31Bは、それぞれ光ファイバ20が結合された一対の光結合器1Iと、光結合器1Iが取り付けられるフェルール部材32Bと、フェルール部材32Bに取り付けられた光結合器1Iを位置合わせして結合するスリーブ33Bとを備える。
フェルール部材32Bとスリーブ33Bは位置合わせ部材の一例で、フェルール部材32Bは、光結合器1Iのコリメータレンズ5Iを露出させる光路形成開口部34aと、光結合器1Iに結合された光ファイバ20が通るファイバ導入開口部34bを備える。
また、フェルール部材32Bは、光結合器1Iが嵌る位置合わせテーパ部35を備える。位置合わせテーパ部35は、光路形成開口部34aとファイバ導入開口部34bの間に形成される空間の対向する2内側面に、光路形成開口部34a側に向けて徐々に間隔が狭くなる斜面を形成して構成され、光結合器1Iを構成するレンズ部材2Iのテーパ部18と合致する形状を有する。
スリーブ33Bは、フェルール部材32Bの外形と合致する形状のガイド部36を内部に備え、スリーブ33Bにフェルール部材32Bが挿入されると、フェルール部材32Bが所定の位置に位置合わせされるように構成される。
光コネクタ31Bは、フェルール部材32Bに光結合器1Iが挿入され、接着等によって固定される。フェルール部材32Bに光結合器1Iを挿入すると、フェルール部材32Bの位置合わせテーパ部35に光結合器1Iのテーパ部18がガイドされることで、光結合器1Iは、フェルール部材32Bに位置合わせされて固定される。
また、フェルール部材32Bに光結合器1Iを取り付けると、フェルール部材32Bの光路形成開口部34aに光結合器1Iの各コリメータレンズ5Iが露出すると共に、光結合器1Iに結合された各光ファイバ2がファイバ導入開口部34bを通り、フェルール部材32Bの外側へとつながる。
フェルール部材32Bに取り付けられた光結合器1Iは、スリーブ33Bに挿入される。スリーブ33Bにフェルール部材32Bが挿入されると、フェルール部材32Bは所定の位置に位置合わせされる。
そして、フェルール部材32Bに取り付けられた一対の光結合器1Iが、コリメータレンズ5Iを対向する向きとしてスリーブ33Bに挿入されることで、対向するコリメータレンズ5Iの光軸が略一致して、光結合器1I同士が結合される。
なお、光コネクタ31Bは、例えば、光結合器1Iが取り付けられたフェルール部材32Bと、光ファイバ20を構成するファイバリボンケーブルが図示しないプラグで一体に構成され、プラグ同士が、スリーブ33Bを備えたアダプタを介して着脱自在に接続される構成である。
上述した構成の光コネクタ31Bでは、図示しない送信装置から出力され、光ファイバ20のコアを伝搬される光信号Sは、光ファイバ20の端面から出射して、光結合器1Iのレンズ形成部3Iの後面からコリメータレンズ5Iに入射する。所定の放射角で光ファイバ20から出射した光信号Sは、コリメータレンズ5Iを通ることで平行光となって、コリメータレンズ5Iから出射する。
一方の光結合器1Iのコリメータレンズ5Iから出射した光信号Sは、スリーブ32Bの光路形成開口部34aを通り、他方の光結合器1Iのコリメータレンズ5Iに入射する。コリメータレンズ5Iに入射した光信号Sは、光ファイバ20の端面に集光し、コアに入射する。そして、光ファイバ20のコアに入射した光信号Sは、コアを伝搬されて、図示しない受信装置に入力される。
以上説明した光コネクタ31Bは、光結合器1Iにテーパ部18を形成すると共に、フェルール部材32Bに位置合わせテーパ部35を形成することで、フェルール部材32Bの位置合わせテーパ部35に光結合器1Iのテーパ部18がガイドされて、光結合器1Iの位置合わせが行われる。
これにより、光結合器1Iとフェルール部材32Bの嵌め合いの精度によらず、高精度な位置合わせが可能となる。なお、本例の光コネクタ31Bでは、光ファイバ20から出射される光信号をコリメータレンズ5Iで平行光として、対向するコリメータレンズ5Iに結合させるため、光軸方向の位置ずれに対しては非常に鈍感であり、光軸方向の位置精度が低下しても、結合効率に影響を及ぼすことは殆ど無い。
なお、光コネクタ31Bでは、光結合器1Iの幅方向のみにテーパ部18を形成しているが、縦方向にもテーパ部18を形成しても良い。また、レンズ部材2Iの外形全体ではなく、光結合器1Iとフェルール部材33Bの位置合わせの基準となる部分にのみテーパ部を形成しても良い。更に、テーパの方向を逆向きとして、レンズ側が広がるようなテーパ部を形成しても良い。
本発明は、家庭等で光ファイバを利用した光通信システムを構築する際に使用される光コネクタに適用される。
参考例1の光結合器の一例を示す構成図である。 参考例1の光結合器の一例を示す構成図である。 光コネクタの一例を示す構成図である。 参考例2の光結合器の一例を示す構成図である。 参考例3の光結合器の一例を示す構成図である。 参考例4の光結合器の一例を示す構成図である。 比較例の光結合器の一例を示す構成図である。 参考例5の光結合器の一例を示す構成図である。 参考例6の光結合器の一例を示す構成図である。 参考例7の光結合器の一例を示す構成図である。 参考例8の光結合器の一例を示す構成図である。 本実施の形態の光結合器の一例を示す構成図である。 本実施の形態の光結合器を備えた光コネクタの一例を示す構成図である。
符号の説明
1A〜1I・・・光結合器、2A〜2I・・・レンズ部材、3A〜3I・・・レンズ形成部、4A〜4I・・・ファイバ保持部、5A〜5I・・・コリメータレンズ、6A〜6I・・・ファイバガイド溝、7・・・押さえ蓋、8・・・接着剤、9a・・・ピッチ変換部、9b・・・結合部、10:接着剤逃げ溝、11・・・載置面、12・・・接着剤逃げ溝、13・・・ファイバ挿入穴、14・・・接着剤導入溝、15・・・連結壁部、16・・・ファイバ押さえ部、17a・・・位置合わせ凸部、17b・・・位置合わせ凹部、18・・・テーパ部、19・・・連結壁部、20・・・光ファイバ、20a・・・コア、31A,31B・・・光コネクタ、32A,32B・・・フェルール部材、33A,33B・・・スリーブ、34a・・・光路形成開口部、34b・・・ファイバ導入開口部、35・・・位置合わせテーパ部

Claims (7)

  1. 少なくとも2個以上のレンズが並列して配設されたレンズ形成部と、
    前記レンズ形成部と垂直方向で一体に形成され、光ファイバを保持するファイバ保持部と、
    前記ファイバ保持部に形成され、前記レンズの数に対応して前記光ファイバを挿入可能で、前記光ファイバを前記レンズに光結合するよう位置合わせするファイバガイド溝と、
    前記ファイバガイド溝の長手方向と同方向の前記ファイバ保持部の側面両側に形成されたテーパ部と、
    前記テーパ部の外形に合致する開口部である位置合わせテーパ部を有すると共に、前記テーパ部が前記位置合わせテーパ部に挿入されたときに、前記レンズ側に光結合の光路形成のための所定長さを有する光路形成開口部を有するフェルール部材と、を備える、
    光結合器。
  2. 前記各ファイバガイド溝に、前記光ファイバを固定する接着剤が入り込むように、前記レンズ側となる端部同士間を連結して形成された逃げ溝を備える、請求項1に記載の光結合器。
  3. 前記ファイバガイド溝に挿入された前記光ファイバを押さえると共に、前記ファイバガイド溝に挿入された前記光ファイバと前記レンズとの接続部を覆う押さえ蓋と、
    前記レンズ形成部の、前記ファイバガイド溝の前記レンズ側の端部に形成され、前記押さえ蓋が載る載置面と、を備える、
    請求項1または2に記載の光結合器。
  4. 前記レンズ形成部の前記ファイバガイド溝側の端部に、前記光ファイバの先端が挿入されるファイバ挿入穴を形成した、
    請求項1または2に記載の光結合器。
  5. 前記レンズ形成部は、前記レンズを型による一体成形で形成した、
    請求項1〜4のいずれかに記載の光結合器。
  6. 少なくとも2個以上のレンズが並列して配設されたレンズ形成部と、
    前記レンズ形成部と垂直方向で一体に形成され、光ファイバを保持するファイバ保持部と、
    前記ファイバ保持部に形成され、前記レンズの数に対応して前記光ファイバを挿入可能で、前記光ファイバを前記レンズに光結合するよう位置合わせするファイバガイド溝と、
    前記ファイバ保持部の、前記ファイバガイド溝の長手方向側の両側面に形成されたテーパ部と、
    前記テーパ部の外形に合致する開口部である位置合わせテーパ部を有すると共に、前記テーパ部が前記位置合わせテーパ部に挿入されたときに、前記レンズ側に光結合の光路形成のための所定長さを有する光路形成開口部を有するフェルール部材と、を備える光結合器を一対設けてなり、
    一対の前記フェルール部材が挿入可能な大きさで、且つ、前記レンズ形成部同士を対向する向きに挿入するようにしたスリーブと、を備えた、
    光コネクタ。
  7. 前記レンズは、前記光ファイバから出射された光を平行光とするコリメータレンズである、請求項6に記載の光コネクタ
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