JP4742102B2 - 自動車の制御装置のための改良されたチェック方法 - Google Patents

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Description

本発明は、これまで一般的であったような故障を見つけるためだけのものではなく、実施された修理が成功したかどうかをも同様にチェックできる、自動車の制御装置をチェックするための診断システム及び診断テスターに関する。さらに、この診断テスターは、修理の改良されたチェックを実現するための方法を提供するためにも使用される。この診断システム及び診断テスターは、特に米国において診断システムに要求される法的条件に合致する。
近年、自動車修理工場では、自動車の制御装置を対象とした診断システム及び診断テスターは、コンピュータによるものが主流になっている。コンピュータによる診断テスターの導入においてBMWは先導的な役割を果たし、1994年に診断システムBMW−DISを導入した。これが自動車修理工場における最近の診断システム及び診断テスターの標準となっている。このシステムについては、例えば非特許文献1に記載されている。これに続く診断テスターも、この診断システムの基本構造にたびたび頼ってきた。例えば、ここで一例として示すボッシュ(Bosch)による特許文献1もそうであり、この基本構造が特に簡潔及び簡略な方法で要約されている。プログラム可能な制御装置に自己診断手段が提供され、故障コードを生成及び記憶するとともに、自動車に搭載された診断/テストプラグを介して前記手段を外部の診断テスターに接続することができる自動車用の診断テスト装置が記載されている。なお、前記手段では、プログラム制御によって自動車のエンジンコントローラや他のシステムを制御及び監視する。本発明でも、診断テスターに関してこのような基本構造をベースにしている。
自動車に搭載された制御装置に外部の診断テスターを接続するためのインターフェース又は診断プラグはすでに既存の技術であるが、現在もなお標準化に向けた取り組みの余地が多少残されている。特に、米国においては、自動車に搭載された制御装置に対するアクセス(つまり、このような制御装置で診断を実施できるようにすること)を可能にするとともに、それを規制する上でのこのような標準化に向けた取り組みでは、更に立法側による対策も関わる。こうして確立された規格は、キーワードプロトコル2000と呼ばれている。このキーワードプロトコル2000の標準化のベースは、アプリケーション層に関連する国際規格ISO 14 230−3、及びデータリンク層と呼ばれるものに関連するISO 14 230−2に見出すことができる。キーワードプロトコル2000のベースであり、前述した規格の1つのコンポーネントとなっている補助規格は、車両整備の規格であるSAE J1979である。ここに記載する本発明にとっては、特に、キーワードプロトコル2000によって診断テスターに提供される、制御装置内のデータメモリを読み出す可能性が重要である。
公知の診断システム及び診断テスターは、自動車の制御装置から既存の故障コードを読み出し、診断プログラムを使ってこれを処理及び解釈して、この解釈結果を診断テスターの画面上に表示することに限られている。こうして表示された不具合のリストを見ながら、自動車修理工場では自動車の整備工が作業を進める。このプロセスにおいて、個々に指定した不具合に関する詳細情報を診断テスターを使用して呼び出すことができる。こうした状況から、自動車の整備工にとっては、検出された故障を解消する上で使用する、修理指示書は勿論、図面などの更なる技術情報リソースが特に重要になる。自動車の整備工は不具合のリストを見ながら作業する場合、診断テスターを使用して、自動車に搭載された制御装置及び診断テスター自体に記憶及び読み出された故障コードを消去する。実施した修理がうまくいったかどうか、又は修理を実施したことで間接的な故障が発生していないかどうかに関する最終的なチェックは、自動車修理工場の作業組織ごとに、最終的な試乗によって実施される。特許出願人に知られている診断システム及び診断テスターでは、実施された修理の品質チェックはサポートされない。また、制御装置内の不具合のリスト及び故障コードは消去コマンドによって自動車の整備工が消去するため、このような診断システム及び診断テスターは修理の品質チェックに適してもいない。言うまでもなく、この結果、それ以前に発生し、検出された不具合に関する情報は失われることになる。このため、今までは、修理がうまくいったかどうかについて、診断テスターで何らかのサポートが自動車の整備工に提供されることはなかった。
こうしたことから、前述した従来技術を出発点として、本発明の目的は、診断テスターを使用した修理の改良されたチェックを可能にする診断システム及び診断テスターを規定することである。ここで、米国の排気ガスに関連する制御装置の個々の故障を消去するための法的な禁止に特に重点を置く。
独国特許出願公開第199 21 845 A1号明細書 職業訓練マニュル:Rauner/Schreier/Spottel著「Die Zukunft computergestutzter Kfz−Diagnose[The future of computer−supported motor vehicle diagnostics]」ビーレフェルトのベルテルスマン社発行、2002年、ISBN 3−7639−3022−1
本発明の目的は、独立請求項に対応する診断システム及び診断テスターで実現される。本発明の有利な実施形態については従属請求項に示すか、又は下記の説明の中で明らかにされる。
主として、診断プログラムを使用し、診断インターフェース及びデータラインを介して、自動車に搭載された制御装置との間で情報を交換可能なコンピュータベースの診断テスターによって課題を解決する。自動車に搭載された制御装置は、制御装置を自己診断するためのプログラムルーチンを有し、識別された故障を確保されたメモリ領域に故障コードという形で記憶しておくことができる。診断テスター上で実行された診断プログラムは、確保されているメモリ領域から故障コードを読み出し、コードの内容を解釈して、その結果とともに故障コードを表示部上に表示する。実施された修理がどの程度まで正常に完了したかをチェックするために、診断テスター上で実行された診断プログラムを使用してステータスポーリングが実施される。このステータスポーリング時に、システム内で判明している全ての故障コードのステータス情報が問い合わされ、評価される。このプロセスで、故障の発生する条件で確実にテストされている全ての故障コード、又は再現テストを実施できるテスト要件を満たせなかった全ての故障コードが表示される。ここで、表示される故障コードはまず1つ又は複数の第1の一次故障メモリに記憶され、第2の二次故障メモリにコピーされた後、一次故障メモリが消去される。これによって、第2の故障メモリ内の診断関連の情報を失うことなく、診断システムについて米国で規定されている一次故障メモリの全リセットが使用可能になる。二次故障メモリの内容は、診断テスターの表示部に表示される故障コードの基礎となる。
ステータスポーリングは、主として、これまでに故障の発生する条件で確実にテストされている故障だけでなく、必要とされるテスト条件が満たされないために機能をチェックできない潜在的な故障についても、故障コードという形で診断テスターに表示されるという利点を有する。自動車修理工場の修理整備工を支援するため、識別された全ての故障、更に潜在的な全ての故障がテスト条件に従ってテストされ、テスト結果に故障の兆候が現れなくなるまで、不具合のリストがある間は、ステータスポーリングによって、診断テスターに表示が返される。修理対策が実施されている場合について、これは、その修理対策に必要とされるテスト条件が診断テスターで少なくとも一度は処理され、チェック対象の対策に関して不具合が存在しなくなったことが明らかになるまでは、修理対策が完了しないということを意味する。
本発明の有利な一実施形態では、第2の二次故障メモリ内の故障コードを診断テスターを使用して消去することと、故障コードを消去するためには少なくとも更に1回は診断を実行するということが結び付けられ、この診断の実行時に各々の故障コードをチェックするために必要とされるテスト条件が満たされ、ステータス情報で「テスト済み」という結果が与えられる。これには、診断が終了した故障であっても、実施されたであろう修理が診断テスターで少なくとも一度は監視及びチェックされ、良好であることが判明するまでは、診断テスターの表示部から削除されないという利点がある。したがって、正しく実施されなかった修理対策を、診断テスターを使用して、修理直後に識別できる。適切なチェックに必要とされるテスト条件が存在しないため、良好であるとされているだけの潜在的な故障の可能性についても、所定のステータスポーリングによって識別されることは更に重要である。例えばアクチュエータやセンサ等を完全に交換することで修理を行う場合には、これは特に重要である。これまで知られている従来技術によれば、一次故障メモリが消去されると、該当する制御装置の故障メモリに故障コードが記憶されていないという理由だけで、各診断テスターでは新たに取り付けられたアクチュエータ又はセンサが良好であるとしている。これに対して、本発明によれば、交換部品に適用されるテスト条件に従い少なくとも一度は修理がテストされるまでは、ステータス情報が「未テスト」の故障コードが二次故障メモリ内に保持される。一次故障メモリ内に異常のある状態の故障コードが記憶されておらず、更にステータス情報が「未テスト」の故障コードが二次故障メモリB内に残っていなくなるまでは、修理は完了しない。ここで記載するような診断テスターのメニュープロンプト又は画面表示によって、テストが済んでいない故障の可能性を修理整備工に知らせるとともに、そのプロセスにおいて、実施した修理対策を少なくとも一度は良好な方法でチェックするよう整備工に促す助けになる。ここで、判明している各故障コードに必要とされるテスト条件が、診断テスターの診断プログラムに適切に実現され、これによって、自動車で起こりうる各々の故障について既定のテスト条件を修理整備工が記憶しておく必要はない。
本発明の有利な一実施形態では、自動車の整備工によって診断テスターを使用してステータスチェックが開始される。このために、診断テスターのメニュープロンプトに、ステータスポーリングのために確保され、起動時に診断テスターによって表示された故障のステータスチェックが行われるメニュー項目を提供することができる。これは、自動車の整備工が修理のすぐ近くで診断テスターを使用でき、修理対策が完了したと思えば、その場で診断テスターを使ってこの修理対策をチェックできるという利点を有する。
本発明のそれほど好ましくない実施形態では、診断テスターによってステータスチェックを自動的に開始でき、例えば診断テスターが自動車の診断インターフェースに接続された後等、定期的に診断テスターによって故障コードのステータスチェックが起動及び実施される。この目的では、例えば10分おきに自動的にトリガーする等、並行してクロックを動作させ、ステータスチェックを実施できる。
更なる一実施形態では、診断テスターにおいて、更なる診断ルーチンによってステータスチェックが実施され、各々の修理に対して規定されているテスト条件を参照して、実施した修理対策が故障なく機能するとともに、修理対策について正しいチェックが行われるまで、故障コードを消去するための機能は二次故障メモリ内でブロックされる。この目的では、修理が行われた後、一次故障メモリの全リセットが実施される。その後、診断の実行が開始される。この際、万一故障が見つかった場合は、一次故障メモリに再度書き込みが行われる。診断の実行結果に基づいて、二次故障メモリ内のエントリが更新される。この実施形態は、自動車の整備工にとって、故障が全て取り除かれるとともに、十分にチェックされるまでは修理が完了しないという利益をもたらす。一度検出された故障コードを消去コマンド又は一次故障メモリの完全リセットによってランダムに消去しても、二次故障メモリに記憶されている故障コードはその後も診断テスターを使用して表示されるため、誤って良好な修理点検が行われたと認識することはない。
更なる実施形態では、各々の故障コードに対して規定されているテスト条件を参照して、実施した修理対策の完全な動作と修理対策の正しいチェックの両方についてステータスチェックが実施された場合に、制御装置内部の二次故障メモリの故障コードが消去される。この目的では、修理が行われた後、一次故障メモリの完全リセットが実施される。その後、故障コードのテスト準備状態の間に、対応する故障コードのステータスが二次故障メモリで更新される。この実施形態は、自動車の整備工にとって、故障が全て取り除かれ、十分にチェックされるまでは修理が完了しないという利益をもたらす。一度検出された故障コードを消去コマンド又は一次故障メモリの完全リセットによってランダムに消去しても、二次故障メモリに記憶されている故障コードはその後も診断テスターを使用して表示され、ロジックの監視が制御装置で徹底的に行われるため、誤って良好な修理点検が行われたと認識することはない。
以下に、本発明について、その全体像を制限することなく、図表を使用してより詳細に説明する。
図1は、自動車修理工場で今日知られている状況の略図である。自動車の診断については、標準化された診断インターフェース2を介して、自動車の制御装置4の通信ネットワーク3にコンピュータ支援による診断テスター1が接続される。公知の診断テスターは、例えばダイムラークライスラー(DaimlerChrysler)社のDASシステム、又は本明細書の冒頭で前述したBMW−DISシステムである。自動車に取り付けられた制御装置4は、例えばデータバスを介して、相互に通信接続する。ここで、自動車で一般に普及しているデータバスは、CAN(Control Area Network)バスと呼ばれるものである。自動車に取り付けられた各々の制御装置が、通信インターフェースと自己診断機能の両方を有する。制御装置の自己診断の範囲内で、診断ルーチンを使用して制御装置で検出された故障は、故障コードと呼ばれるコード化された形で、制御装置のソフトウェアによって、故障メモリと呼ばれる特別に確保されたメモリ領域内に書き込まれる。図1の略図では、このように確保されている不揮発性のメモリ領域はFM(故障メモリFault Memory)によって示される。診断テスターと自動車に取り付けられた制御装置の間の通信及びデータ交換については、規格が確立されている。この規格はキーワードプロトコル2000という名前で知られ、その仕様及び標定はISO規格14 230−3に再現されている。本発明を理解するのに必要とされる範囲で、図2を参照しながら、このキーワードプロトコル2000に関する詳細についても下記に示す。キーワードプロトコル2000で同意された制御コマンド及びデータフォーマットによって、診断テスターを使用して診断インターフェースを介し個々の制御装置の故障メモリのコード化された内容を読み出し、それを診断テスターのコンピューティングシステムに送信することができる。ここで、キーワードプロトコル2000の規格は、2つの異なるアプリケーションの可能性を有する。この規格によって、診断テスターと制御装置の間の通信をゲートウェイ5を介して行い、例えばゲートウェイで自動車のCANバスを診断インターフェース2に接続するようにするか、さもなければこれまで通例であったように、Kライン及びLラインと呼ばれるもの、及び標準化された診断インターフェース2を介して制御装置の故障メモリを診断テスターに直接読み出し、記憶することができる。図1の略図では、CANバス、つまりゲートウェイを介した最近のアクセス形態が示される。本発明にとって重要なことは、診断テスターを使用して、制御装置の故障メモリを読み出すための方法が少なくとも1つあればいいということである。このため、本発明では、診断テスターと制御装置の故障メモリとの間のアドレッシングの可能性全てが対象になる。また、使用するキーワードプロトコル2000は、制御装置から診断テスターに故障メモリのデータ内容を特に簡単に転送するための1つの好ましい方法に過ぎない。
図2の略図に、キーワードプロトコル2000の基本を簡単に示す。より詳細で完全な情報は、当業者であれば、前述したISO規格14230−3の中に見つけることができる。キーワードプロトコル2000では、特に自動車の診断を目的として、キーワードプロトコル2000に対応する場合に自動車において制御装置が少なくとも処理できなければならないデータフォーマット及び最低限のコード化された制御コマンドが規定されている。キーワードプロトコルで使用されるデータフォーマットはISO規格14 230−2をベースとし、これはキーワードプロトコル2000のデータリンク層と呼ばれる。このようなデータフォーマットの構造では、データフォーマットに関する情報FMT、ターゲットアドレスに関する情報TGT、送信元アドレスに関する情報SRC、及びヘッダーバイトに続くデータバイトの長さに関する情報LENの最大4つの異なるヘッダーバイトが含まれる。ヘッダーバイトの後には、必ず、サービス識別子SIDと呼ばれる16進コードの制御コマンドが続く。ここで、キーワードプロトコル2000で指定されている制御コマンドは、製造業者固有の方法で更に細分化及び改良が可能である。したがって、有効データブロック7には、更に16進コードの制御コマンドが取り込まれる。キーワードプロトコル2000に対応するデータフォーマットは、常に、各々のメッセージフォーマットの全データに渡ってチェックサムCSが含まれるバイトで終わる。上記のメッセージフォーマットは、基本構造においては、制御装置に対する照会と制御装置の応答両方に使用される。ここで、キーワードプロトコル2000対応の各システムに含まれ、各々のシステムで処理できなければならない$18要求とそれに対応する$58応答と呼ばれるものが、本発明にとって特に重要である。ここで、サービス識別子を決定するため、つまり転送対象となる、応答に含まれなければならない有効データを決定するために、16進コード化手段18又は58を使用して要求と応答をコード化したに過ぎない。ここで、本特許出願では、数値コード18又は58がキーワードプロトコル2000に対応するコード化された制御コマンドであることを示すためにドル記号を使用したに過ぎない。制御装置は自動車において診断テスターから$18要求を受け取った場合、必ず$58応答を返す。ここで、応答の有効データは、必ず、応答メッセージのデータブロック7に含まれる。ここで、キーワードプロトコル2000は、制御コマンドを定義するだけでなく、標準化された問い合わせに対する標準化された応答に取り込まなければならないデータ内容も指定する。例えば、$18要求に対応する$58応答のデータブロックでは、制御装置で判明している故障コードDTC1、DTC2〜DTCn各々の他、その故障コードの各ステータスも転送されるよう定義されている。ここで、故障コードのステータスは、制御装置の自己診断ルーチンがその故障コードをテストしたかどうかを示す。最も単純なケースでは、ステータスを1つのビットで構成することができる。例えば、ビット値「0」はテスト条件に従い故障コードに割り当てられた機能のチェックが正常終了した状態を表し、ビット値「1」は故障コードがテストされていない状態又はテスト条件が存在しないままに該当する機能を試運転した状態を表す。当然ながら、故障コードのベースとなる機能に求められるテスト条件に従い故障コードのステータスがテストされているかどうかを判断できれば、これ以外のコード化手段を選択してもかまわない。このため、$58応答のデータブロック7には、制御装置で判明している全ての故障コードと追加情報のテーブルが含まれる。このようにして、$18要求を使用し、要求自体に該当するパラメータを設定するか、又は対応する$58応答のデータブロックのそれ以降の選択によって、該当する機能がその機能に求められるテスト条件に従って十分にテストされていないことを示すステータスを持つ全ての故障コードを識別し、これを選択的に読み出すことができる。異常が存在するかどうかといったこと、又は故障コードが検証され、対応する故障メモリに故障コードが記憶されているかどうかといったこととは全く関係なく、この情報を取得できる。言い換えると、異常のある状態でない故障コードについてもステータスを問い合わせることができる。キーワードプロトコル2000は、本発明に関連して特に広く行き渡った1つの変形実施形態とみなすべきである。本発明自体はキーワードプロトコル2000に限られることはなく、異常のある状態の故障コードだけでなくそのステータス情報も読み出し、選択することができるあらゆるタイプ又はあらゆる形態のデータ転送で実現できる。
本発明を理解する上でのベースについては前述したので、続いて本発明の核心について以下に詳述する。$58応答で受信される故障コードとそのステータスは、本来故障メモリに記憶しておくことができ、この故障メモリの内容を診断テスターの表示部に表示することができる。その後、自動車の整備工は、識別された全ての異常のリストが提供され、修理プロセスでこのリストを見ながら一つずつ処理することができる。全体像を見失うことがないようにするために、修理が終了した後に故障メモリから1つずつ故障を消去することで、処理済みの全ての故障コードを消去していった場合でも、処理済みの故障コードがすでに制御装置でチェック済みであるかどうか再び示される。米国においては、自動車で実施される診断が厳しい法的規制を受けるという固有の特徴がある。本発明においては、ここで、診断時に検出された故障コードの個別の消去を、自動車について修理及び診断を実施する際に認めないように求める1つの法的規制が特に重要である。個別の故障の消去禁止は、排気ガスに関連する故障コードに特に適用される。米国では、この点について許されるのは、制御装置の故障メモリ全てを完全に消去することだけである。このような一般的な消去コマンドは、16進コードの$14FF00要求と診断サービス名「clear diagnostic information」でキーワードプロトコル2000により提供されている。この消去コマンドの短所は、コマンドを起動したときに、診断に関係する情報、及び更に修理に関係する情報が全て失われることである。このため、故障メモリの全リセットが法的に規定されている米国であってさえ、診断テスターを使用して修理の改良されたチェックを実現できるようにするために、本発明の核心を成す追加手段が不可欠である。ここで、本発明の中心的な考えは、自動車に対する修理のチェックに関連する全ての診断情報を第2の故障メモリBに記憶しておき、この故障メモリBを個別に扱うことである。ここで、診断に関連する情報は、異常を示す状態及びテスト済みの全ての故障コードである。図3の略図では、第2の故障メモリBの導入をグラフィックの形で明らかにする。この第2の故障メモリBを導入したことで、修理のチェックに必要とされる診断情報が失われる心配なく、更に、元の一次故障メモリAの診断に関連する全ての情報について全リセットを実施することができる。実際、修理のチェックに必要とされる診断情報は、故障メモリBにバッファリングされる。全リセットは、第2の故障メモリBには適用されない。
修理後、自動車の整備工は全リセットを使用して、一次故障メモリA内の診断情報を消去する。この消去コマンドのトリガーは、一次故障メモリの異常状態を示す故障コードを二次故障メモリB内に記憶しておくためのトリガー信号となる。このコピープロセス後、制御装置の全ての一次故障メモリA内にある故障コード及び故障コードに関連するステータス情報が、この全リセットによって消去される。ただし、二次故障メモリBについては、この全リセットの影響を受けることはない。この状況については、図4の図表で明らかにする。それまでに不具合が判明している診断情報は全て、第2の故障メモリB内に記憶されたままである。
この診断状態を基礎として、修理の進捗状況及び修理のチェックに従い、二次故障メモリBは更に更新する必要がある。この更新ステップについては、図5の図表で明らかにする。修理を実施し、一次故障メモリの全リセットが行われた後、自動車の整備工は修理した自動車を使用して試運転を実施する。この試運転では、自動車の制御装置の自己診断ルーチンが作動し、異常を示す状態又は異常を示さない状態の故障コードに関連する診断情報、及び各々の故障コードがテストされているかどうかに関係なく、判明している全ての故障コードのステータスに関連する診断情報が再度提供される。この診断情報が、制御装置によって一次故障メモリAに再度書き込まれる。一次故障メモリAから診断情報が再度読み出されると、診断テスター及びそこに実現された診断プログラムを使用して、故障メモリBと照合を行うことができる。この照合によって、修理の実施後、第2の故障メモリBでどの故障コードを消去できるかがチェックされる。制御装置の自己診断ルーチンでテストされている故障コードは全て消去することができる。試運転時に自己診断ルーチンでテストされていない故障コードは全て消去することができない。図5に例示した実施形態では、テストが済んでいないために、故障メモリB内に保持されなければならない故障コードDTC2がこれに当たる。故障コードDTC1は、自己診断ルーチンによってテスト済みであるので、消去することができる。修理が終了するまでテストされず、異常を示す状態である故障コードは、適宜、新たに二次故障メモリBに転送できる。図5に図示した例示的な実施形態では、確実にテストされ、現在異常を示している故障コードDTC3がこれに当たる。こうして、部分修理の実施後及び試運転の実施後、一次故障メモリA及び二次故障メモリBの全ての内容に、部分修理及び試運転後の不具合状況が取り込まれる。したがって、一次故障メモリAの異常を示す故障コードの故障リスト、及び二次故障メモリBのまだテストされていない元の状態のままの故障コードのリストが診断テスターを使用して診断テスターの表示部に表示される場合、どの修理が成功して、更に解決が必要なのはどれかに関する情報が自動車の整備工に提供される。
図4及び図5の2つの図とともに前述した一次故障メモリAと二次故障メモリBとの照合は、プログラムテクノロジーによって診断テスターに比較的簡単に実現できる。ここで、図6に、二次故障メモリBを一次故障メモリAと照合するためのプログラムのフローチャートを例示する。このフローチャートは主に、二次故障メモリからテスト済みの故障コードを消去するために必要となるメソッドステップ610への開始と終了両方を含む。最初の修理及び最初の試運転後、一次故障メモリAにおいて試運転後及びステータスポーリング後に「テスト済み」ステータスを有する故障コード全てを故障メモリB内から消去することで、二次故障メモリBが更新される。この照合後、適宜、一次故障メモリの異常を示す故障コードのリストと一緒に、故障メモリBに記憶されている故障リストが診断テスターに表示され、自動車の整備工に示される。
つまり、このように修理の改良されたチェックのためのプログラムのフローチャートを設定し、診断テスターに診断プログラムとして実現することができる。図7に、このようなプログラムのフローチャートを図示する。修理工場に自動車が到着すると、まず自動車の診断インターフェースに診断テスターが接続される。修理の改良されたチェックに伴うプロセスは、ステップ700で、診断テスターを使用して開始される。最初のメソッドステップ710では、一次故障メモリAの全ての故障コード、及び判明している全ての故障コードに関連する全てのステータス情報が読み出される。このステータス情報が評価及び選択される。問題となるのは、異常のある全ての故障コード、及び制御装置の自己診断ルーチンでチェックされていない全ての故障コードである。これらの故障コードのステータスは「未テスト」である。ここで、このような「未テスト」ステータスの全ての故障コードと異常のある全ての故障コードが表示され、更に処理される。次に、自動車の整備工が診断テスターの表示部を参照しながら、修理を実施すべきかどうかを決定する。この決定プロセスは診断テスターでも行われ、図7では参照番号720で示される。修理が行われる場合は(参照番号721に対応)、修理が終了した時点、又は少なくとも部分的な修理が終了した時点で、全リセットを示すコマンドによって、一次故障メモリAの内容が消去される。ここで、消去コマンド730は、少なくとも異常のある故障コードを一次故障メモリから二次故障メモリへコピーするためのトリガー信号となる。これは、図7においては、参照番号731のメソッドステップに対応する。コピープロセス後、ステップ732で全リセットによって一次故障メモリは消去される。これによって、初期状態では、一次故障メモリA内の診断情報が全て失われる。修理をチェックするために、参照番号740の更なるメソッドステップで試運転が行われる。この試験走行(通常は、試運転の一種)では、自動車の制御装置の自己診断ルーチンがアクティブになる。なお故障が発生する場合は、異常のある状態の故障コードが自己診断ルーチンによって一次故障メモリAに再度読み込まれるので、同じように、判明している全ての故障コードに関連するステータス情報を自己診断ルーチンから判別することができる。同じく、試験走行後、一次故障メモリから異常のある状態の故障コード及びステータス情報を読み出し、判別することができる。
その後、図6に示したAとBの2つの故障メモリの照合と一緒に前述したように、更なるメソッドステップ750で二次故障メモリBが更新される。一次故障メモリAが第2の故障メモリBの内容と突き合わされた後、故障メモリBの更新された内容が、適宜制御装置の一次故障メモリAに新たに記憶された最新の異常のある故障コードととともに、診断テスターに表示され、自動車の整備工に提供される。ここで、故障メモリB又は一次故障メモリ内に故障コードがなければ、(つまり、自動車の整備工にとっては、診断テスターの表示部に不具合リストが表示されていなければ)、修理は正常終了である。故障メモリBにエントリがあれば、対応する不具合が診断テスターに表示される。この決定プロセスは、図7のプログラムフローチャートでは参照番号760を使用して示される。このような決定は、二次故障メモリB又は一次故障メモリAに故障コードが記憶されているかどうかについてのyes/noの問い合わせによるプログラム技術によって実現される。診断テスターの表示部に表示が与えられた場合(参照番号770のメソッドステップに対応)、修理プロセスが新たに開始される。修理プロセスのリセットは、便宜上プログラムループで実現される。ここで、図7によれば、プログラムループの開始点となり得るのは、参照番号720のメソッドステップである。それ以外にも、参照番号711のメソッドステップも開始点となり得る。メソッドステップ711に基づく開始点の場合、参照番号770のメソッドステップを省くことができる。
図8及び図9に、診断テスターを使用して修理の改良されたチェックをどのように実現できるかを示す。診断テスターの表示部の代表的なスクリーンショットが示される。表示されているデータ内容9に関して確認済みの自動車8の関連情報に加えて、診断テスターを制御及び操作するためのオペレータ制御要素が、アイコン10と呼ばれるものの形で診断テスターのユーザインターフェース上に表示され、自動車の整備工に提供される。本発明の要点は、自動車の制御装置内にある診断テスターで見つけることができる異常のある故障コードを全て表示することである。図示した例では、故障コード1000、1001、及び1002がこれに当たる。更に、図8の表示部において「異常あり」として示されている異常のある状態の故障コードだけが表示されるのではなく、「未テスト」ステータスを有する故障コードも表示することができる。図8に例示した実施形態では、故障コード1003がこれに当たる。図8によるスクリーンショットは、診断テスターが診断インターフェースと接続された後、データ送信後、及びデータ選択後に、診断テスターに表示され、自動車の整備工に提供される表示部を例示したものである。自動車の整備工は、例えばプルダウンメニュー等、メニュープロンプトによって、オペレータ制御アイコン10を使用して、個々の故障コードに関連する詳細情報を呼び出すことができる。例えば、各々の故障コードに関連し、更に通常診断テスターの診断プログラムに組み込まれ、記憶されている修理指示書が特に重要になる。全修理が終了した時点で、自動車の整備工はオペレータ制御アイコン10を使用して修理のチェックを開始することができる。
このようにして実施された修理のチェックについて考えられる結果が、図9のスクリーンショットを使用して示される。図8に従い一例として選択されている例示的な実施形態では、故障コード1000、1001、1002、1003に関連する修理が全て実施されている。ただし、続いて開始された修理のチェックにより、この4つの故障コードのうち2つについて、各々の制御装置の自己診断ルーチンを使用して各々の機能の良好な動作をテストするために必要なテスト条件が満たされていないことが示されている。この2つの故障コードは、二次故障メモリB内に保持されている。こうした理由で、この旨が自動車の整備工に表示される。あらかじめ不具合が判明している故障コードの中で、修理を実施した後にどの故障コードをテストできなかったかが整備工に示される。また、特に便宜上、規定されているテスト条件が、故障コードごとに、診断テスターのデータベースシステムに記憶されている。便宜上、このようなテスト条件を呼び出すために、個々の情報アイコン12が実現されている。これらのアイコンを起動すると、選択した故障コード(例えば、故障コード1000)について、追加情報をメニュー選択によって呼び出すことができる。このような追加情報には、テスト条件だけでなく、どのテスト条件が満たされなかったかといった情報も含まれ得る。図示されている例示的な実施形態では、車載発電機が必要最低回転速度に達していないため、未テスト状態の電力センサの故障コード1000、1001はテストすることができない。そして、チェックを正常に終了するためには、自動車のエンジンの回転速度を、少なくとも例えば毎分2000回転まで上げなければならないというメッセージが自動車の整備工に提供される。
診断テスターに故障コードが表示されなくなるまで(言い換えると、テスト及びステータスポーリングの実施後、一次故障メモリAに異常のある故障が含まれず、二次故障メモリB内の全てのエントリが消去されるまで)は、修理のチェックが正常終了となることはない。
自動車の制御装置に接続される診断テスターの略図である。 キーワードプロトコル2000に合致するデータフォーマットの略図である。 一次故障メモリから二次故障メモリへの故障コードのコピープロセスの略図である。 一次故障メモリの全リセット後の一次故障メモリ及び二次故障メモリのメモリ割り当てを示す。 修理を実施し、更に診断テスターを使用して修理のチェックを実施した後の一次故障メモリと二次故障メモリの照合を示す略図である。 診断テスターを使用した修理の改良されたチェックを示すフローチャートを示す図である。 診断テスターを使用した修理の改良されたチェックのために更に可能なフローチャートを示す図である。 診断テスターによって自動車の整備工に表示されるようなグラフィックユーザインターフェースを示す。 図5に基づき、修理自体は実施したものの、修理を十分にチェックしなかった場合の診断テスターのグラフィックユーザインターフェースを自動車の整備工に表示される形で示す。

Claims (18)

  1. 診断プログラムと、自己診断ルーチンを使用して診断を実施する制御装置に接続するための診断インターフェースを有するコンピュータベースの診断テスターにおいて、
    故障コード及び故障コードに関連するステータス情報が、前記診断プログラムを使用して、前記制御装置の一次故障メモリ(A)から読み出さ
    故障発生条件が満たされている全ての故障コード、又は、そのステータス情報が各々の故障コードがチェックされていないことを示す全ての前記故障コードを、前記診断テスターの表示部上に表示するものであり、
    前記表示された故障コードによって行われる修理の実施後に、前記故障コードが前記一次故障メモリ(A)から二次故障メモリ(B)にコピーされ、
    その後、前記一次故障メモリの内容が消去され、前記制御装置の前記自己診断ルーチンを使用して更なる診断の実行が開始され、前記更なる診断の実行後、前記制御装置の前記自己診断ルーチンによってテストされた前記故障コードを前記二次故障メモリ(B)から消去するために、前記二次故障メモリ(B)の内容が前記一次故障メモリ(A)の内容と照合されることを特徴とする診断テスター。
  2. 前記制御装置で消去する故障コードに対して診断が正常に実行されていることがステータスチェックで示されている場合に、前記二次故障メモリ(B)の前記故障コードが消去されることを特徴とする請求項1に記載の診断テスター。
  3. 修理時に、選択可能な故障コードの前記ステータス情報を問い合わせできることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の診断テスター。
  4. 前記ステータスチェックが指定時刻に実行されることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の診断テスター。
  5. 消去コマンドによって、前記一次故障メモリ(A)内の前記故障コードが消去されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の診断テスター。
  6. 修理後及びそれ以降に実施する診断の実行後、前記一次故障メモリ(A)の内容に基づいて、前記二次故障メモリ(B)の内容が更新されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の診断テスター。
  7. 前記一次故障メモリの異常のある故障コードと前記二次故障メモリ内に記憶されている故障コードとが両方とも前記診断テスターの表示部に表示されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の診断テスター。
  8. 誤動作が発生した場合に搭載された一次故障メモリ(A)に故障コードを格納する自己診断ルーチンを有する制御装置と、診断インターフェースを介し外部から前記一次故障メモリをアクセスできる診断テスターを有し、前記診断テスターに診断プログラムが記憶される自動車の制御装置の診断システムにおいて、
    故障コード及び故障コードに関連するステータス情報が、前記診断プログラムを使用して、前記一次故障メモリから読み出さ
    故障発生条件が満たされている全ての故障コード、又は、そのステータス情報が各々の故障コードがチェックされていないことを示す全ての前記故障コードが、前記診断テスターの表示部上に表示されるものであり、
    前記表示された故障コードによって行われる修理の実施後に、前記故障コードが前記一次故障メモリ(A)から二次故障メモリ(B)にコピーされ、
    その後、前記一次故障メモリの内容が消去され、前記制御装置の前記自己診断ルーチンを使用して更なる診断の実行が開始され、前記更なる診断の実行後、前記制御装置の前記自己診断ルーチンによってテストされた前記故障コードを前記二次故障メモリ(B)から消去するために、前記二次故障メモリ(B)の内容が前記一次故障メモリ(A)の内容と照合されることを特徴とする診断システム。
  9. 消去される前記故障コードに対して診断が正常に実行されていることがステータスチェックで示されている場合に、前記二次故障メモリ(B)の故障コードが消去されることを特徴とする請求項8に記載の診断システム。
  10. 修理時に選択可能な故障コードの前記ステータス情報を問い合わせできることを特徴とする請求項8あるいは9に記載の診断システム。
  11. 前記ステータスチェックが指定時刻に実行されることを特徴とする請求項8あるいは9に記載の診断システム。
  12. 消去コマンドによって、前記一次故障メモリ(A)内の前記故障コードが消去されることを特徴とする請求項〜11のいずれか一項に記載の診断システム。
  13. 修理後及びそれ以降に実施する診断の実行後、前記一次故障メモリ(A)の内容に基づいて、前記二次故障メモリ(B)の内容が更新されることを特徴とする請求項〜12のいずれか一項に記載の診断システム。
  14. 前記一次故障メモリの異常のある故障コードと前記二次故障メモリ内に記憶されている故障コードの両方が前記診断テスターの表示部に表示されることを特徴とする請求項〜13のいずれか一項に記載の診断システム
  15. 制御装置の自己診断ルーチンを使用して故障コードが判別され、該故障コードが少なくとも1つの一次故障メモリ(A)に記憶される、修理のための改良されたチェック方法において、
    診断プログラムと前記制御装置に接続するための診断インターフェースを有するコンピュータベースの診断テスターが用意され、
    故障コード及び前記故障コードに関連するステータス情報が、前記診断プログラムを使用して、前記制御装置の一次故障メモリ(A)から読み出され、
    故障発生条件が満たされている全ての故障コード、又は、そのステータス情報が各々の故障コードがチェックされていないことを示す全ての前記故障コードが前記診断テスターの表示部上に表示され、前記表示された故障コードによって修理が行われ、
    前記修理の実施後に、前記故障コードが前記一次故障メモリ(A)から二次故障メモリ(B)にコピーされ、
    このコピープロセス後、前記一次故障メモリの内容が消去され、
    前記制御装置の前記自己診断ルーチンを使用して更なる診断の実行が開始され、
    前記更なる診断の実行後、前記制御装置の前記自己診断ルーチンによってテストされた前記故障コードを前記二次故障メモリ(B)から消去するために、前記二次故障メモリ(B)の内容が前記一次故障メモリ(A)の内容と照合されることを特徴とする方法。
  16. 判別された前記故障コードが全て異常のある故障コードを有することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 判別された前記故障コードが更に、ステータスチェックで「未テスト」を示した故障コードを有することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 更なる診断の実行後、前記一次故障メモリ(A)の異常のある故障コードと前記二次故障メモリ(B)の消去されていない故障コードの両方が前記診断テスターに表示されることを特徴とする請求項15〜17のいずれか一項に記載の方法。
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