JP4736452B2 - 自動車のドアサッシュ構造 - Google Patents

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この発明は、自動車のドアサッシュ構造、より詳しく言えば、ドアサッシュモールで外表面側を装飾するようにしたドアサッシュ構造に関する。
従来、自動車のドアのドアサッシュ構造として、ドアサッシュの外側表面を装飾モール(所謂ドアサッシュモール)で覆って装飾することにより見映えの向上を図るようにしたものは、一般に良く知られている。かかるドアサッシュモールは、例えばステンレス鋼板等の金属板や合成樹脂の成形体で製作される。
また、このような装飾モールをドアサッシュに取り付ける取付構造としては、例えば特許文献1に示されるように、ドアサッシュモールに折り返しエッジ部を形成しておき、この折り返しエッジ部をドアサッシュのエッジ部に緩衝体を介して係合させるようにした構造が知られている。かかる緩衝体は、例えば合成樹脂製のシート材などで製作されており、ドアサッシュとドアサッシュモールの間にこのような緩衝体を介在させることにより、両者が直接に接触することによる走行中の接触音の発生等の不具合が生じることを防止できる。
ところで、自動車の車両側面デザインの一種として、サイドドアのドアサッシュのみならず、所謂ベルトライン部についても装飾モール(ベルトラインモール)を配設し、このベルトラインモールをドアサッシュモールと同一タイプの装飾モールとすることにより、ドアガラスの上下で装飾モールを同一タイプとし、更には、車両側面のガラス領域周縁の他の装飾モールも同一タイプとして、車両側面のガラス領域の全周を一連の装飾モールで取り囲むようにしたものが知られている。
実公平4−8013号公報
前記ベルトラインモールは、車両側面の上下方向の中央に近い位置でガラス領域の前端から後端まで水平に延設されるもので、車両側面においてかなり強いアクセントを持ち、車両の側面デザインに与える影響も大きい。つまり、このベルトラインモールの幅がある程度以上大きくなると目立ち過ぎて違和感を及ぼし、車両側面全体の外観性が損なわれることになる。このため、ベルトラインモールについては、その幅寸法をある程度以下に制限することが求められる。
一方、ドアサッシュモールの場合には、ドアに求められる機能およびデザインに基づいてドアサッシュの幅が定まり、このドアサッシュの幅に応じてドアサッシュモールの幅が定まることになる。
従って、ドアサッシュモールとベルトラインモールとは一般に同幅ではなく、幅寸法が制限されるベルトラインモールに比して、ドアサッシュモールの方が幅が大きくなる。
このため、車両側面全体のデザイン性を念頭に置いて、ベルトラインモールとドアサッシュモールとを同一タイプの装飾とし車両側面のガラス領域の全周を一連の装飾モールで取り囲む構成を採用しても、ガラス領域の下辺に対応する装飾モール(ベルトラインモール)と他の部分に対応する装飾モール(ドアサッシュモール)とで幅が異なるので、見映えが良くないという問題がある。
尚、周知のように、ドアサッシュの車室側には、通常、ドアガラスの端末部を受け合う所謂ガラスランチャンネルが配設されているが、このガラスランチャンネルのドアガラス側の端部(内側端部)とドアサッシュモールの折り返し端部との係合部分は、多くの場合、ドアサッシュモールのドアガラス側の端部よりも内側に位置しており、この係合部分が車両側方から見えるので見映えが悪く、せっかく装飾モールを取り付けても、外観性を高める上で十分な効果が得られない、といった難点もあった。
この発明は、以上のような技術的諸課題に鑑みてなされたもので、自動車のドアのドアサッシュの外側表面にドアサッシュモールを配設するに際して、ドアサッシュとの間に介在させる緩衝体に工夫を加えることにより、ドアサッシュモールの見かけ上の幅を調節可能とし、また、ガラスランチャンネルのドアガラス側の端部(内側端部)とドアサッシュモールの折り返し端部との係合部分が車両側方から見えないようにすることを、基本的な目的とする。
このため、本願請求項1の発明(第1の発明)に係る自動車のドアサッシュ構造は、自動車のドアのドアサッシュを装飾するドアサッシュモールに折り返しエッジ部を形成し、この折り返しエッジ部を前記ドアサッシュのエッジ部に緩衝体を介して係合させることにより、ドアサッシュの外側表面にドアサッシュモールを配設するようにした自動車のドアサッシュ構造において、前記緩衝体の一部をドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設け、該延出部でドアサッシュモールの表面の所定部分を覆うことにより、ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたって非装飾部を形成し、前記自動車のドアのベルトライン部に、前記ドアサッシュモールと同一タイプの装飾モールで、且つ前記ドアサッシュモールよりも幅が小さいベルトラインモールを配設し、前記ドアサッシュモール表面の非装飾部の幅は、車両側面視で、当該ドアサッシュモール表面の見掛け上の幅が前記ベルトラインモールの幅と略同一になるように設定されている、ことを特徴としたものである。
また、本願請求項2の発明(第2の発明)は、前記第1の発明において、前記ベルトラインモールを前記ドアサッシュモールと連続するように配設することにより、前記自動車の車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成した、ことを特徴としたものである。
本願請求項3の発明(第3の発明)は、前記第1の発明において、前記ドアサッシュモール表面には、前記緩衝体の延出部で覆われる前記所定部分に段下げ部が形成され、前記延出部の表面と、当該延出部で覆われていない前記ドアサッシュモール表面とが、略面一に設定されている、ことを特徴としたものである。
また、本願請求項の発明(第の発明)は、前記第3の発明において、前記自動車のドアのベルトライン部に、前記ドアサッシュモールと同一タイプの装飾モールで、且つドアサッシュモールよりも幅が小さいベルトラインモールを配設し、該ベルトラインモールを前記ドアサッシュモールと連続するように配設することにより、自動車の車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成した、ことを特徴としたものである。
更に、本願請求項5の発明(第5の発明)は、前記第1〜第4の発明の何れか一において、前記ドアサッシュの外側表面と前記ドアサッシュモールの裏面との間隔が略一定に設定されている、ことを特徴としたものである。
また更に、本願請求項の発明(第の発明)は、前記第1〜第の発明の何れか一において、前記ドアサッシュの内側にドアサッシュモールの折り返しエッジ部に係合されるガラスランチャンネルを配設し、前記延出部に、前記折り返しエッジ部とガラスランチャンネルとの係合部の外方を覆う突状部を形成した、ことを特徴としたものである。
また、本願請求項7の発明(第7の発明)に係る自動車のドアサッシュ構造は、自動車のドアのドアサッシュを装飾するドアサッシュモールに折り返しエッジ部を形成し、この折り返しエッジ部を前記ドアサッシュのエッジ部に緩衝体を介して係合させることにより、ドアサッシュの外側表面にドアサッシュモールを配設するようにした自動車のドアサッシュ構造において、前記緩衝体の一部をドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設けるとともに、ドアサッシュの内側にドアサッシュモールの折り返しエッジ部に係合されるガラスランチャンネルを配設し、前記延出部に、前記折り返しエッジ部とガラスランチャンネルとの係合部の外方を覆う突状部を形成した、ことを特徴としたものである。
更に、本願請求項8の発明(第8の発明)に係る自動車のドアサッシュ構造は、自動車のドアのドアサッシュを装飾するドアサッシュモールに折り返しエッジ部を形成し、この折り返しエッジ部を前記ドアサッシュのエッジ部に緩衝体を介して係合させることにより、前記ドアサッシュの外側表面に前記ドアサッシュモールを配設するようにした自動車のドアサッシュ構造において、前記緩衝体の一部を前記ドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設け、該延出部で前記ドアサッシュモールの表面の所定部分を覆うことにより、前記ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたって非装飾部を形成し、前記自動車のドアのベルトライン部に、前記ドアサッシュモールと外観上同種のモールと見える同一タイプのベルトラインモールを配設し、該ベルトラインモールは、その上端部の一部が樹脂製部材に覆われて該樹脂製部材を介し前記ドアに支持されており、前記ドアサッシュモールの幅は、前記ドアサッシュの幅に対応して、前記ベルトラインモールの幅とは異なる幅に設定され、前記ドアサッシュモールの非装飾部は、当該ドアサッシュモールの下側部分に在り、前記ベルトラインモールの前記樹脂製部材で覆われた非装飾部位に対して、前記ベルトラインモールの幅に対する前記ドアサッシュモールの見掛け上の幅を調節するために、幅を異ならせて設定される、ことを特徴としたものである。
また更に、本願請求項9の発明(第9の発明)は、前記第8の発明において、前記ベルトラインモールは前記ドアサッシュモールよりも幅が小さく設定されており、前記ベルトラインモールを前後のドアサッシュモールと連続するように配設することにより、前記自動車の車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成し、前記ドアサッシュモールの前記非装飾部は、前記ベルトラインモールの前記非装飾部位よりも幅が広く設定されている、ことを特徴としたものである。
本願の第1の発明によれば、ドアサッシュモールの折り返しエッジ部とドアサッシュのエッジ部との間に介在させる緩衝体の一部をドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設け、該延出部でドアサッシュモールの表面の所定部分を覆うことにより、ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたって非装飾部を形成したので、この非装飾部の分だけドアサッシュモールの見かけ上の幅を小さくすることができる。すなわち、このような非装飾部を設けたことにより、ドアサッシュとドアサッシュモールとの間に介在させる緩衝体を利用し、これに工夫を加えることにより、別部材を用いることなく、ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたってドアサッシュモールの見かけ上の幅を調節することができる。特に、前記自動車のドアのベルトライン部に、前記ドアサッシュモールと同一タイプの装飾モールで、且つ前記ドアサッシュモールよりも幅が小さいベルトラインモールを配設されている場合において、前記ドアサッシュモール表面の非装飾部の幅を、車両側面視で、当該ドアサッシュモール表面の見掛け上の幅が前記ベルトラインモールの幅と略同一になるように設定することにより、車両側面視での見映えの向上を図ることができる。
また、本願の第2の発明によれば、前記ベルトラインモールを前記ドアサッシュモールと連続するように配設することにより、前記自動車の車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成した場合について、前記第1の発明と同様の効果を奏することができる。
また、本願の第3の発明によれば、前記第1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、前記ドアサッシュモール表面に、前記緩衝体の延出部で覆われる前記所定部分に段下げ部が形成し、前記延出部の表面と、当該延出部で覆われていない前記ドアサッシュモール表面とを、略面一に設定することにより、両者の取り合い部分に大きな段差ができることによる見映えの低下を防止できる。
また、本願の第の発明によれば、前記第3の発明と同様の効果を奏することができる。特に、ドアサッシュモールと同一タイプの装飾のベルトラインモールをベルトライン部に延設し、ベルトラインモールをドアサッシュモールと連続するように配設して、車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成した構成において、ベルトラインモールがドアサッシュモールよりも幅が小さい場合には、ガラス領域の下辺に対応する装飾モール(ベルトラインモール)と他の部分に対応する装飾モール(ドアサッシュモール)とで幅が異なるので、見映えが良くないという問題が生じるが、かかる場合においても、前記非装飾部を設けたことにより、ドアサッシュとドアサッシュモールとの間に介在させる緩衝体を利用し、これに工夫を加えることにより、別部材を用いることなく、ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたってドアサッシュモールの見かけ上の幅を調節することができる。これにより、車両側面視における見映えの向上を図ることができる。
更に、本願の第5の発明によれば、前記第1〜第4の発明と同様の効果を奏することができる。特に、前記ドアサッシュの外側表面と前記ドアサッシュモールの裏面との間隔が略一定に設定されていることにより、ドアサッシュモールの取付部分の見映えが、より良好なものとなる。
また更に、本願の第の発明によれば、前記第1〜第の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、ドアサッシュの内側に配設されたガラスランチャンネルとドアサッシュモールの折り返しエッジ部との係合部の外方を覆う突状部を前記延出部に形成したことにより、別部材をわざわざ設ける必要なしに、前記係合部が車両側方から見えることを有効に防止でき、車両側面視での見映えの向上に寄与することができる。
また、本願の第7の発明によれば、ドアサッシュモールの折り返しエッジ部とドアサッシュのエッジ部との間に介在させる緩衝体の一部をドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設けたことにより、該延出部でドアサッシュモールの表面の所定部分を覆うことができる。つまり、かかる延出部を設けたことにより、ドアサッシュとドアサッシュモールとの間に介在させる緩衝体を利用し、これに工夫を加えることにより、別部材を用いることなく、ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたってドアサッシュモールの見かけ上の幅を調節することができる。
しかも、ドアサッシュの内側に配設されたガラスランチャンネルとドアサッシュモールの折り返しエッジ部との係合部の外方を覆う突状部を前記延出部に形成したことにより、別部材をわざわざ設ける必要なしに、前記係合部が車両側方から見えることを有効に防止でき、車両側面視での見映えの向上に寄与することができる。
更に、本願の第8の発明によれば、ドアサッシュモールの折り返しエッジ部とドアサッシュのエッジ部との間に介在させる緩衝体の一部をドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設け、該延出部でドアサッシュモールの表面の所定部分を覆うことにより、ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたって非装飾部を形成したので、この非装飾部の分だけドアサッシュモールの見かけ上の幅を小さくすることができる。すなわち、このような非装飾部を設けたことにより、ドアサッシュとドアサッシュモールとの間に介在させる緩衝体を利用し、これに工夫を加えることにより、別部材を用いることなく、ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたってドアサッシュモールの見かけ上の幅を調節することができる。特に、前記自動車のドアのベルトライン部に、前記ドアサッシュモールと外観上同種と見える同一タイプのベルトラインモールを配設し、該ベルトラインモールが、その上端部の一部が樹脂製部材に覆われて該樹脂製部材を介し前記ドアに支持され、前記ドアサッシュモールの幅は、前記ドアサッシュの幅に対応して、前記ベルトラインモールの幅とは異なる幅に設定されている場合において、前記ベルトラインモールの幅に対する前記ドアサッシュモールの見掛け上の幅を調節することができ、車両側面視での見映えの向上に寄与することができる。
また更に、本願の第9の発明によれば、前記ベルトラインモールが前記ドアサッシュモールよりも幅が小さく設定されており、前記ベルトラインモールを前後のドアサッシュモールと連続するように配設することにより、前記自動車の車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成した場合について、前記第8の発明と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る自動車の車室部分の側面説明図である。また、図2,図3及び図4は、図1のY2−Y2線,Y3−Y3線およびY4−Y4線にそれぞれ沿った縦断面説明図である。
図1から分かるように、本実施形態に係る自動車は例えば4ドアタイプの乗用車で、ドアガラスG1及びG2をそれぞれ有するフロント及びリヤの各サイドドア(フロントドアD1及びリヤドアD2)を車体側面部に備えている。
各ドアD1,D2の窓部分の枠を形成するドアサッシュ10,20の上辺部分には、リヤドアD2を例にとって説明すれば、図3に示すように、ドアサッシュ20の外側表面を装飾する装飾モールとしての所謂ドアサッシュモールMs2が配設されている。このドアサッシュモールMs2は、車両側面の見映えの向上を図るもので、本実施形態の場合、例えばステンレス鋼板等の装飾性のある金属板で製作されている。
また、本実施形態では、前記ドアサッシュ10,20の上辺部分のみならず、ドアD1,D2の所謂ベルトライン部についても、装飾モールとしてのベルトラインモールMb1,Mb2が配設されており、このベルトラインモールMb1,Mb2は、前記ドアサッシュモールMs1,Ms2と同一タイプの装飾モールとされている。
更に、車室前端の側面に位置する三角ガラス部Gaおよび車室後端の側面に位置するリヤクォータガラス部Gcについても、その下辺ならびに側辺および上辺に、前記ドアサッシュモールMs1,Ms2及びベルトラインモールMb1,Mb2と同一タイプの装飾モール(前部装飾モールMa及び後部装飾モールMc)がそれぞれ配設されている。
尚、本明細書において、装飾モールについて「同一タイプ」とは、仮に形状の細部等については若干の差異があったとしても、材質が同一で色彩や光沢も同様であり、少なくとも外観上同種の装飾モールと見える場合を言うものとする。
そして、該ベルトラインモールMb1,Mb2を前記前部及び後部装飾モールMa及びMc並びに前後のドアサッシュモールMs1,Ms2と連続するように配設することにより、車両側面のガラス領域G(Ga,G1,G2,Gc)を同一タイプの装飾モールMa,Ms1,Ms2,Mc,Mb2,Mb1で取り囲む囲堯ラインMが形成されており、車両側面デザインとして個性的なデザインとなっている。
但し、前記ベルトラインモールMb1,Mb2は、車両側面の上下方向の中央に近い位置でドアガラスG1,G2の前端から後端まで水平に延設されるもので、車両側面においてかなり強いアクセントを持ち、車両の側面デザインに与える影響も大きいものである。従って、このベルトラインモールMb1,Mb2の幅がある程度以上大きくなると目立ち過ぎて違和感を及ぼし、車両側面全体の外観性が損なわれることになる。
このため、ベルトラインモールMb1,Mb2については、その幅寸法がある程度以下に制限されており、ドアサッシュ10,20の幅に応じて定まるドアサッシュモールMs1,Ms2の幅よりも小さくなっている。
以下、これら各装飾モールの取付構造について説明する。
図2に詳しく示すように、前記三角ガラス部Gaは、その上縁側がフロントピラー41の下縁部分に、下縁側がヒンジピラー42の上縁部分に固定されている。
前記フロントピラー41は、内板41b(フロントピラーインナ)及び外板41a(フロントピラーアウタ)と、両者間に配設された補強板41c(フロントピラーレイン)とで構成され、三者を3枚重ねにした下縁フランジ部41fの外面に、前記三角ガラスGaの上縁部分が接着剤Adを用いて固定されている。また、前記ヒンジピラー42は、内板42b(フロントピラーインナ)と、外板を構成するキャブサイドアウタ46aと、両者間に配設された補強板42c(ヒンジピラーレイン)とで構成され、三者を3枚重ねにした上縁フランジ部42fの外面に、前記三角ガラスGaの下縁部分が接着剤Adを用いて固定されている。また、前記キャブサイドアウタ46aの外方には、フロントフェンダパネル43が位置している。
前部装飾モールMaは、好ましくは、三角ガラス部Gaの下辺に沿った部分(下辺モールMab)と斜め上辺に沿った部分(上辺モールMas)とを繋ぎ合わせて構成されており、下辺モールMabはベルトラインモールMb1,Mb2と同様の断面形状を備えている。一方、上辺モールMasは、後述するように、ドアサッシュモールMs1,Ms2の外側部分と同様の断面形状を備えている。また、これら上辺モールMas及び下辺モールMabの幅は共に、ベルトラインモールMb1,Mb2の幅と略等しく設定されている。
この前部装飾モールMaは、ドアサッシュモールMs1,Ms2及びベルトラインモールMb1,Mb2と同じく、例えばステンレス鋼板等の装飾性のある金属板で製作されており、後述するように、三角ガラス部Gaの下辺および斜め上辺に樹脂製のモール50をモールディングする際に、予め型内にセットしておき、樹脂モールディング時に一体に取り付けられる(インサート成形される)ものである。
また、図4に詳しく示すように、前記リヤクォータガラス部Gcは、その上縁側がルーフサイドレール45の側縁部分に、下縁側が車体キャブサイド部46の上縁部分に固定されている。
前記ルーフサイドレール45は、内板45b(ルーフサイドレールインナ)と外板45a(ルーフサイドレールアウタ)とで構成され、両者を2枚重ねにした側縁フランジ部45fの外面に、前記クォータガラスGcの上縁部分が接着剤Adを用いて固定されている。また、前記キャブサイド部46は、内板46b(キャブサイドインナ)及び外板46a(キャブサイドアウタ)と、両者間に配設された補強板46c(キャブサイドレイン)とで構成され、三者を3枚重ねにした上縁フランジ部46fの外面に、前記クォータガラスGcの下縁部分が接着剤Adを用いて固定されている。
後部装飾モールMcは、好ましくは、クォータガラス部Gcの下辺に沿った部分(下辺モールMcb)と側辺および上辺に沿った部分(上辺モールMcs)とを繋ぎ合わせて構成されており、下辺モールMcbはベルトラインモールMb1,Mb2と同様の断面形状を備えている。一方、上辺モールMcsは、後述するように、ドアサッシュモールMs1,Ms2の外側部分と同様の断面形状を備えている。また、これら上辺モールMcs及び下辺モールMcbの幅は共に、ベルトラインモールMb1,Mb2の幅と略等しく設定されている。
この後部装飾モールMcは、ドアサッシュモールMs1,Ms2及びベルトラインモールMb1,Mb2と同じく、例えばステンレス鋼板等の装飾性のある金属板で製作されており、クォータガラス部Gcの上辺,側辺及び下辺にモールディングされた樹脂製モールと共に一体的に取り付けられている。
すなわち、上辺モールMcsを例にとって説明すれば、図5に更に詳しく示すように、後部装飾モールMc(上辺モールMcs)は、モールディングされた樹脂製モール51と共にクォータガラス部Gcの上辺部に固定されている。
これは、樹脂製モール51をクォータガラス部Gcの上辺部にモールディングする際に、後部装飾モールMc(上辺モールMcs)を予め型内にセットしておき、樹脂モールディング時に一体に取り付けられる(インサート成形される)ものである。
尚、この取付構造は、後部装飾モールMcの下辺モールMcb、並びに前部装飾モールMaの下辺モールMab及び上辺モールMasについても同様である。
ドアサッシュモールMs1,Ms2及びベルトラインモールMb1,Mb2については、リヤドアD2側のものMs2,Mb2を例にとって説明すれば、図3に詳しく示すように、ベルトラインモールMb2は、内板2b(ドアインナ)及び外板2a(ドアアウタ)と、両者間に配設された補強板2c(ドアレイン)とで構成されたドア本体2の上縁に沿って配設されている。図6に更に詳しく示すように、前記ドアアウタ2aとドアレイン2cとを2枚重ねにした上縁フランジ部2fが、ドアガラスG2の外面に位置しており、この上縁フランジ部2fに樹脂製の成形モール4が装着されている。
この成形モール4は、例えば硬質樹脂でなるモール基体部4aと、例えば軟質ゴムでなる複数のリップ部4b及びゴム製の水切りリップ4cとが一体に成形されたものである。
前記モール基体部4aの外側表面部には、成形モール4の長手方向に延びる一対の溝部4gが形成されている。ベルトラインモールMb2は、平坦な平板状ではなく、例えば上側を所定角度曲げた断面形状を有しており、その上下の端部を前記溝部4gに嵌合させることで、モール基体部4aの外側表面に取り付けられている。
一方、ドアサッシュモールMs2は、図7に詳しく示すように、ドアサッシュ20の上辺部の外側表面に取り付けられており、該ドアサッシュ20の上辺部は、ドア閉時には、シール部材としてのウェザストリップ28を介して前記ルーフサイドレール45の外板45a(ルーフサイドレールアウタ)と対向している。尚、ルーフサイドレール45は、このドアサッシュ20の上辺部に対応した部分では、外板45aと内板45bの間に補強板45c(ルーフサイドレールレイン)を備えている。
前記ドアサッシュ20は、例えば1枚物の鋼板をロール成形することにより、ドアサッシュ20の外側表面を有する基体部24と、該基体部24に対し垂直に内側へ延びる縦壁部25とを備え、該縦壁部25と基体部24との間に、ウェザストリップ28を保持するシール保持溝26とガラスランチャンネル29を保持するランチャンネル保持溝27とが構成されている。
本実施形態では、図8に更に詳しく示すように、ドアサッシュモールMs2は、略平板状の例えばステンレス鋼等の鋼板でモール本体部31を構成し、その上下の端部を内側に折り返して折り返しエッジ部32,33を形成しておき、この折り返しエッジ部32,33をドアサッシュ20の基体部24の上下のエッジ部24a,24bに緩衝体37,38を介して係合させるようにしている。
これら緩衝体37,38は、例えば塩化ビニル樹脂等の緩衝性および/または弾性を有する合成樹脂で製作されており、ドアサッシュ20とドアサッシュモールMs2の間に、このような緩衝体37,38を介在させることで、両者が直接に接触することによる走行中の接触音の発生等の不具合が生じることを防止することができる。
尚、より好ましくは、上下の緩衝体37,38の基部37b、38bの高さは、ドアサッシュ20の外側表面とドアサッシュモールMs2の裏面との間隔が略一定となるように設定されている。これにより、ドアサッシュモールMs2の取付部分の見映えが、より良好なものとなる。
前記ドアサッシュモールMs2は、ドアD2に求められる機能およびデザインに基づいてドアサッシュ20の幅が定まり、このドアサッシュ20の幅(つまり、基体部24の幅)に応じてドアサッシュモールMs2の幅Waが定まるものである。
一方、前記ベルトラインモールMb2の場合には、前述のように、車両側面全体の外観性を維持する観点から、その幅寸法をある程度以下に制限することが求められている。従って、ドアサッシュモールMs2とベルトラインモールMb2とは同幅ではなく、幅寸法が制限されるベルトラインモールMb2に比して、ドアサッシュモールMs2の方が幅が大きくなっている。
このため、車両側面全体のデザイン性を念頭に置いて、前述のように、ベルトラインモールMb1,Mb2とドアサッシュモールMs1,Ms2、及び他の装飾モール(前部装飾モールMa及び後部装飾モールMc)を全て同一タイプの装飾とし、車両側面視におけるガラス領域Gの全周を一連の装飾モールで取り囲む囲堯ラインMを形成した構成を採用しても、ドアガラスG1,G2の上縁に対応する装飾モール(ドアサッシュモールMs1,Ms2)と他の部分に対応する装飾モールMa,Mb1,Mb2,Mcとで幅が異なることになる。
そこで、本実施形態では、ドアサッシュ20の外側表面にドアサッシュモールMs2を配設するに際して、ドアサッシュ20との間に介在させる緩衝体37,38に工夫を加えることにより、ドアサッシュモールMs2の見かけ上の幅を調節できるようにしている。
具体的には、ドアサッシュ20とドアサッシュモールMs2の間に介在させる前記上下の緩衝体37,38のうち、下側の緩衝体38の一部をドアサッシュモールMs2の長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールMs2の表面側に延出させて延出部38aを設け、該延出部38aでドアサッシュモールMs2の表面の所定幅の下側部分Muを覆うようにしている。
これにより、ドアサッシュモールMs2の表面の長さ方向における全長にわたって、所定幅の非装飾部が形成されている。
この結果、ドアサッシュモールMs2の見掛け上の幅Wbは、実際の幅Waよりも非装飾部の幅Wuだけ狭くなる。
より好ましくは、ドアサッシュモールMs2の前記所定幅の下側部分Muは、所定量だけ表面から段下げされており、この段下げされた下側部分Muに前記延出部38aが装着されている。従って、この段下げ量を延出部38aの肉厚と同等に設定することで、延出部38aの表面とドアサッシュモールMs2の残り部分の表面とを略面一に設定することができる。これにより、両者の取り合い部分に大きな段差ができることによる見映えの低下を防止できる。
このように、ドアサッシュモールMs2の下側の折り返しエッジ部33とドアサッシュ20の上辺部21の基体部24の下側エッジ部24bとの間に介在させる緩衝体38の一部をドアサッシュモールMs2の長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールMs2の表面側に延出させて延出部38aを設け、該延出部28aでドアサッシュモールMs2の表面の所定幅の下側部分Muを覆うことにより、ドアサッシュモールMs2の表面の長さ方向における全長にわたって非装飾部Muを形成したので、この非装飾部Muの分だけドアサッシュモールMs2の見掛け上の幅Wbを小さくすることができる。
すなわち、このような非装飾部を設けたことにより、ドアサッシュ20とドアサッシュモールMs2との間に介在させる緩衝体38を利用し、これに工夫を加えることにより、別部材を用いることなく、ドアサッシュモールMs2の表面の長さ方向における全長にわたってドアサッシュモールMs2の見掛け上の幅Wbを調節することができるのである。
尚、フロントドアD1も前記リヤドアD2と実質的に同様の断面構造を有しており、ドアサッシュ10,20の構造やドアサッシュモールMs1,Ms2及びベルトラインモールMb1,Mb2の取付構造も、フロント側とリヤ側とで実質的に同様である。従って、以上の説明は、フロントドアD1側についても同様に当てはまるものである。
そして、両ドアD1,D2を共に閉じた状態では、フロントドアD1のドアサッシュモールMs1とリヤドアD2のドアサッシュモールMs2とは、連続したラインで繋がるように設定されている。また、フロントドアD1のベルトラインモールMb1とリヤドアD2のベルトラインモールMb2についても同様である。
ドアサッシュモールMs2の見掛け上の幅Wbを調節できることにより、前述のように、ドアD1,D2のベルトライン部に、ドアサッシュモールMs1,Ms2と同一タイプの装飾で、且つドアサッシュモールMs1,Ms2よりも幅が小さいベルトラインモールMb1,Mb2を延設し、ベルトラインモールMb1,Mb2とドアサッシュモールMs1,Ms2、及び他の装飾モール(前部装飾モールMa及び後部装飾モールMc)を全て同一タイプの装飾とし、車両側面視におけるガラス領域Gの全周を一連の装飾モールで取り囲む囲堯ラインMを形成した構成を採用した場合において、ガラス領域Gのドア上辺に対応する装飾モール(ドアサッシュモールMs1,Ms2)と他の部分に対応する装飾モールMa,Mb1,Mb2,Mcとで実際の幅が異なっても、見掛け上は略同幅に見えるように設定することができ、車両側面視での見映えの向上を図ることができる。
また、本実施形態では、前述のように、前記ドアサッシュ20の縦壁部25と基体部24との間、つまり、ドアサッシュ20の内側に、ドアガラスG2の端末部を受け合う所謂ガラスランチャンネル29が配設されており、このガラスランチャンネル29は、ドアサッシュモールMs2の下側の折り返しエッジ部33と係合している。
そして、下側の緩衝体38の前記延出部38aに、ドアサッシュモールMs2の折り返しエッジ部33とガラスランチャンネル29との係合部の外方を覆う突状部38cが形成されている。
これにより、別部材をわざわざ設ける必要なしに、前記係合部が車両側方から見えることを有効に防止でき、車両側面視での見映えの向上に寄与することができる。
尚、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、ドアサッシュモールで外側表面を装飾するようにした自動車のドアサッシュ構造に関するもので、ドアサッシュの外側表面にドアサッシュモールを配設するに際して、ドアサッシュとの間に介在させる緩衝体に工夫を加えることで、ドアサッシュモールの見かけ上の幅を調節可能とし、また、ガラスランチャンネルのドアガラス側の端部(内側端部)とドアサッシュモールの折り返し端部との係合部分が車両側方から見えないようにすることができ、特に、乗用車等の自動車のドアサッシュ構造として、有効に利用することができる。
本発明の実施形態に係る自動車の車室部分の側面説明図である。 図1のY2−Y2線に沿った縦断面説明図である。 図1のY3−Y3線に沿った縦断面説明図である。 図1のY4−Y4線に沿った縦断面説明図である。 図4の要部Y5を拡大して示す断面説明図である。 図3の要部Y6を拡大して示す断面説明図である。 図3の要部Y7を拡大して示す断面説明図である。 図7の要部を更に拡大して示す断面説明図である。
符号の説明
10,20 ドアサッシュ
24 (ドアサッシュの)基体部
24a,24b エッジ部
29 ガラスランチャンネル
32,33 折り返しエッジ部
37,38 緩衝体
38a (緩衝体の)延出部
38c (緩衝体の)突状部
D1 フロントドア
D2 リヤドア
G ガラス領域
M 囲堯ライン
Mb1,Mb2 ベルトラインモール
Ms1,Ms2 ドアサッシュモール
Mu (ドアサッシュモールの)所定幅の下側部分
Wa ドアサッシュモールの実際の幅
Wb ドアサッシュモールの見掛け上の幅

Claims (9)

  1. 自動車のドアのドアサッシュを装飾するドアサッシュモールに折り返しエッジ部を形成し、この折り返しエッジ部を前記ドアサッシュのエッジ部に緩衝体を介して係合させることにより、前記ドアサッシュの外側表面に前記ドアサッシュモールを配設するようにした自動車のドアサッシュ構造において、
    前記緩衝体の一部を前記ドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設け、
    該延出部で前記ドアサッシュモールの表面の所定部分を覆うことにより、
    前記ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたって非装飾部を形成し、
    前記自動車のドアのベルトライン部に、前記ドアサッシュモールと同一タイプの装飾モールで、且つ前記ドアサッシュモールよりも幅が小さいベルトラインモールを配設し、
    前記ドアサッシュモール表面の非装飾部の幅は、車両側面視で、当該ドアサッシュモール表面の見掛け上の幅が前記ベルトラインモールの幅と略同一になるように設定されている、
    ことを特徴とする自動車のドアサッシュ構造。
  2. 前記ベルトラインモールを前記ドアサッシュモールと連続するように配設することにより、前記自動車の車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成した、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車のドアサッシュ構造。
  3. 記ドアサッシュモール表面には、前記緩衝体の延出部で覆われる前記所定部分に段下げ部が形成され、
    前記延出部の表面と、当該延出部で覆われていない前記ドアサッシュモール表面とが、略面一に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車のドアサッシュ構造。
  4. 前記自動車のドアのベルトライン部に、前記ドアサッシュモールと同一タイプの装飾モールで、且つ前記ドアサッシュモールよりも幅が小さいベルトラインモールを配設し、
    該ベルトラインモールを前記ドアサッシュモールと連続するように配設することにより、前記自動車の車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成した、
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動車のドアサッシュ構造。
  5. 前記ドアサッシュの外側表面と前記ドアサッシュモールの裏面との間隔が略一定に設定されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の自動車のドアサッシュ構造。
  6. 前記ドアサッシュの内側に前記ドアサッシュモールの折り返しエッジ部に係合されるガラスランチャンネルを配設し、
    前記延出部に、前記折り返しエッジ部とガラスランチャンネルとの係合部の外方を覆う突状部を形成した、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一に記載の自動車のドアサッシュ構造。
  7. 自動車のドアのドアサッシュを装飾するドアサッシュモールに折り返しエッジ部を形成し、この折り返しエッジ部を前記ドアサッシュのエッジ部に緩衝体を介して係合させることにより、前記ドアサッシュの外側表面に前記ドアサッシュモールを配設するようにした自動車のドアサッシュ構造において、
    前記緩衝体の一部を前記ドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設けるとともに、
    前記ドアサッシュの内側に前記ドアサッシュモールの折り返しエッジ部に係合されるガラスランチャンネルを配設し、
    前記延出部に、前記折り返しエッジ部とガラスランチャンネルとの係合部の外方を覆う突状部を形成した、
    ことを特徴とする自動車のドアサッシュ構造。
  8. 自動車のドアのドアサッシュを装飾するドアサッシュモールに折り返しエッジ部を形成し、この折り返しエッジ部を前記ドアサッシュのエッジ部に緩衝体を介して係合させることにより、前記ドアサッシュの外側表面に前記ドアサッシュモールを配設するようにした自動車のドアサッシュ構造において、
    前記緩衝体の一部を前記ドアサッシュモールの長さ方向における全長にわたって当該ドアサッシュモールの表面側に延出させて延出部を設け、
    該延出部で前記ドアサッシュモールの表面の所定部分を覆うことにより、
    前記ドアサッシュモール表面の長さ方向における全長にわたって非装飾部を形成し、
    前記自動車のドアのベルトライン部に、前記ドアサッシュモールと外観上同種のモールと見える同一タイプのベルトラインモールを配設し、
    該ベルトラインモールは、その上端部の一部が樹脂製部材に覆われて該樹脂製部材を介し前記ドアに支持されており、
    前記ドアサッシュモールの幅は、前記ドアサッシュの幅に対応して、前記ベルトラインモールの幅とは異なる幅に設定され、
    前記ドアサッシュモールの非装飾部は、当該ドアサッシュモールの下側部分に在り、前記ベルトラインモールの前記樹脂製部材で覆われた非装飾部位に対して、前記ベルトラインモールの幅に対する前記ドアサッシュモールの見かけ上の幅を調節するために、幅を異ならせて設定される、
    ことを特徴とする自動車のドアサッシュ構造。
  9. 前記ベルトラインモールは、前記ドアサッシュモールよりも幅が小さく設定されており、
    前記ベルトラインモールを前後のドアサッシュモールと連続するように配設することにより、前記自動車の車両側面のガラス領域を同一タイプの装飾モールで取り囲む囲堯ラインを形成し、
    前記ドアサッシュモールの前記非装飾部は、前記ベルトラインモールの前記非装飾部位よりも幅が広く設定されている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の自動車のドアサッシュ構造。
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