JP4735983B2 - 車室内用照明装置 - Google Patents

車室内用照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4735983B2
JP4735983B2 JP2006338640A JP2006338640A JP4735983B2 JP 4735983 B2 JP4735983 B2 JP 4735983B2 JP 2006338640 A JP2006338640 A JP 2006338640A JP 2006338640 A JP2006338640 A JP 2006338640A JP 4735983 B2 JP4735983 B2 JP 4735983B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
vehicle interior
lighting device
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006338640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007230540A (ja
Inventor
暁 久野
典子 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2006338640A priority Critical patent/JP4735983B2/ja
Publication of JP2007230540A publication Critical patent/JP2007230540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4735983B2 publication Critical patent/JP4735983B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、車室内を上方から照らす車室内用照明装置に関する。
車室内を上方から照らす車室内用照明装置に関する従来技術として、車室内の天井に互いに対向する発光体と、その間に配置された導光体を取り付けたものがあった(例えば、特許文献1参照)。この従来技術において、発光体から導光体へと導入された照射光は、導光体から出射して天井面で反射した後、車室内をやわらかい光で照明し、独特の照明効果を演出することができる。
特開2005−306233公報(第3、4頁、第5図)
しかしながら、上述した照明装置においては、平坦な天井面からの反射光が単調で、車室内照明の演出効果が今ひとつ物足りなかった。また、照明装置は天井面の下方に取り付けられることになり、そのため、車室内の実質的な居住空間の高さが狭まっていた。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、車室内照明の演出効果を高めるとともに、車室内の居住空間を大幅に狭めることのない車室内用照明装置を提供することを目的とする。
本発明の車室内用照明装置は、前記車室内の天井内装材に設けられた凹部内に収容されており、前記凹部は上方に窪むとともに、一方向に延びる形状をなし、該凹部と対向するように前記凹部の下方に長物状の導光体を取り付け、該導光体の少なくとも一方の端部から、光を導入可能なように発光体を配置し、前記導光体の下方には、前記導光体の長さ方向に延びる遮光手段を配設した。
これにより、導光体からの照射光が凹部にあたったときの反射方向と、天井内装材の平面部にあたったときの反射方向とが異なるため、反射光が特異な模様となって車室内を照らし、その照明の演出効果を高めることができる。また、凹部と対向するように導光体を配置することにより、凹部のへこみ量だけ、導光体を上方へ取り付けることができる。このため、導光体を配置した場合であっても、車室内の高さ方向の居住空間を大幅に狭めることがない。


本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)凹部の表面には、導光体の長さ方向に延びる複数の突条が形成されている。このため、突条の反射部位により、導光体の照射光が互いに異なった方向に反射し、反射光がいっそう複雑な模様となって、より車室内照明の演出効果を向上させることができる。
(2)遮光手段は、導光体の下方において、その長さ方向に延びる遮光板によって形成され、遮光板の両側縁部には同方向に延びる、透光性を有した一対のレンズ部が連結され、遮光板およびレンズ部によって凹部を塞ぐ蓋体が形成されている。これにより、蓋体によって、凹部を天井内装材と面一になるように塞ぐことができるため、見栄えの良い車室内用照明装置にすることができる。
(3)天井内装材には、車室内に向けて開口した照明窓を有する第2照明部が導光体と近接して形成され、発光体は照射した光が導光体に入る第1位置と、第2照明部の照明窓から車室内に出る第2位置とを選択的にとることが可能なように、その照射光の方向を変化可能にする。これにより、導光体に光を供給する発光体、これを制御する電子基板および取付部材等を、他の照明装置である第2照明部の発光体等と共用でき、部品点数を減らし、低コストの車室内用照明装置にすることができる。また、それにともなって、車両への取付作業も低減でき、照明装置も小型化が可能である。
(4)発光体は、導光体の両端部に配置されており、それぞれ独立に点灯あるいは消灯可能である。これにより、導光体の両端部に配置された発光体のうちいずれか一方の発光体のみを点灯させる減光モード、導光体の両端部に配置された発光体のうち両方の発光体を点灯させる点灯モード、導光体の両端部に配置された発光体のうち両方の発光体を消灯させる消灯モード、などの発光モードの切替えが可能となる。
(5)導光体の両端部に配置された発光体は、それぞれ輝度が異なる。これにより、照射光の明るさをより細かく調節することが可能となる。
(6)導光体の両端部に配置された発光体のうちいずれか一方の発光体は、車室内天井部に設置されたドームランプ用の発光体である。すなわち、本発明の車室内用照明装置の発光体と、車両に予め設置されているドームランプ用の発光体とが兼用となっている。これにより、本来は2つ設置しなければならない発光体を1つに減らすことができるので、発光体を設置するための材料コストや作業コストなどを低減することができる。また、通常の場合、ドームランプ用の発光体は、車両のドアが開放したときに点灯し、車両のドアがすべて閉じたときに消灯するように制御されている。したがって、前述した発光モード(点灯モード、減光モード、消灯モード)を切り替えるための制御手段(制御回路基板やスイッチなど)を別個に設置しなくとも、これらの発光モードの切替えが可能である。
凹部によって反射光が特異な模様となって車室内を照らし、その照明の演出効果を高めることができるため、車両全体の高級感を増すことができる。また、凹部と対向するように導光体を配置することにより、凹部のへこみ量だけ導光体を上方へ取り付けることができ、車室内の高さ方向の居住空間を大幅に狭めることがないため、圧迫感がなく、乗り心地のよい車両にすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1乃至図3によって説明する。尚、図2における左方を車両の前方とする。図2に示すように、車両の車室1内の上方に位置する外板としてのルーフパネル2の下面には、断面が矩形状の複数のリインフォースメント3a、3bが、車両幅方向に延びるように固定されている。リインフォースメント3a、3bの下端には、天井内装材である平板状のルーフヘッドライニング4が取り付けられている。ルーフヘッドライニング4には、上方へと窪むとともに、車両前後方向に延びた凹部41が形成されている。凹部41の下面には、後述する導光体52の長さ方向に延びるように、複数の突条41aが形成されている(図3示)。突条41aは断面が弧状に形成されることにより、凹部41は全体として波形を呈している。図2に示すように、凹部41はルーフパネル2およびリインフォースメント3a、3b間のデッドスペースを利用して設けられており、ルーフヘッドライニング4の成形時に、一体成形によって形成することが可能である。
凹部41内には、車室1内を上方より照らす車室内用照明装置5が収容されている。車室内用照明装置5は、車両の幅方向においては中央部に配置され、また、車両前後方向においては、ルーフ前方のリインフォースメント3aとルーフ中央部のリインフォースメント3bとの間に位置している。図2に示すように、車室内用照明装置5はランプケース51を備え、これは、後述する導光体52および発光体53が取り付けられた照明装置5のハウジングであるとともに、天井内装材を兼ねている。ランプケース51は合成樹脂材料にて形成され、その下端部の前後縁には平面部51aが設けられ、これが凹部の開口縁41bに嵌めこまれて、ルーフヘッドライニング4と面一となっている。また、平面部51aの内方には、上方へと延びた傾斜面51bが形成されており、これはルーフヘッドライニング4の凹部41と面一となっている。
ランプケース51には、凹部41の下面と対向するように長物状の導光体52が取り付けられている。導光体52は、凹部41の下方において、凹部41の長手方向と同方向に延びている。導光体52は、例えば、公開特許公報である特開2005−306233あるいは特開平6−75120号等に開示されたものと同様のものを使用することができる。本実施形態において、導光体52は、合成樹脂材料にてチューブ状に形成され、光源からの光がその内周面にて全反射されながら進行し、その外周面に適宜形成された透明な窓部から外部へと放出されることにより、線状に発光可能となっている。導光体52の両端部52aはランプケース51を貫通しており、各々の端部52aの近傍には、端部52aから導光体52内部へ光を導入可能なように、車両の電源(図示せず)と接続された、一対の発光体53が取り付けられている。発光体53には、例えばLED等が使用される。
図3に示すように、凹部41の開口縁41bの側方部には、凹部41を塞ぐように合成樹脂材料にて長方形に形成された、蓋体54が嵌合固定されており、蓋体54はルーフヘッドライニング4とほぼ面一となっている。平板状の蓋体54は、その幅方向中央部に、ポリプロピレン等によって着色されて形成された遮光板54a(本発明の遮光手段に該当する)を具備し、その両側縁部には、例えばアクリル樹脂等によって、透明に形成された一対のレンズ部54bが連結されている。遮光板54aおよびレンズ部54bは、導光体52の長さ方向に延びており、遮光板54aは導光体52の直下において、導光体52からの発光が車室1内に直接に照射されることを遮っている。図3に示すように、遮光板54aの側端部には、一対の立壁54a1が形成され、導光体52からの側方への照射光をも遮断している。
上述した車室内用照明装置5においては、車両電源から電力が供給された発光体53が発光すると、その発光が導光体52内に導入され、導光体52の外周面から光が照射されるが、遮光板54aにより導光体52から下方への照射光は遮られ、車室1内への直接的な照明は行われない。一方、導光体52から上方への照射光は、凹部41によって反射された後、透光性を有するレンズ部54bを透過して、車室1内へと進入し、車室1内を間接的に照明する(図3示)。
本実施形態によれば、導光体52の照射光の凹部41による反射方向と、ルーフヘッドライニング4の平面部による反射方向とが異なるため、反射光が特異な模様となって車室1内を照らし、その照明の演出効果を高めることができ、車両全体の高級感を増すことができる。また、凹部41と対向するように導光体52を配置することにより、凹部41のへこみ量だけ、導光体52を上方へ取り付けることができ、車室1内の高さ方向の居住空間を大幅に狭めることがないため、圧迫感がなく、乗り心地のよい車両にすることができる。
また、凹部41の表面には、導光体52の長さ方向に延びる複数の突条41aが形成されている。このため、突条41aの反射部位により、導光体52の照射光が互いに異なった方向に反射し、反射光がいっそう複雑な模様となって、より車室内照明の演出効果を向上させることができる。また、蓋体54によって、凹部41がルーフヘッドライニング4と面一になるように塞がれているため、見栄えの良い車室内用照明装置5にすることができる。
<実施形態1の変形例>
次に、本発明の実施形態1の変形例を図4によって説明する。本変形例においては、凹部41を蓋体54によって塞ぐ代わりに、導光体52を下方より取り囲むように、その長さ方向に延びたシェード55が、凹部41内に取り付けられている。シェード55は蓋体54と同様に、遮光部55aと透明なレンズ部55bとによって形成されている。本変形例の機能については、実施形態1によるものと同様であるため、詳細な説明は省略する。本変形例によれば、蓋体54に代えて小型のシェード55が使用されているため、シェード55の成形型および成形材料の点において、実施形態1のものに比べ低コストに実施することが可能である。
<実施形態2>
図5乃至図7は本発明の実施形態2を示す。以下、図に基づいて、実施形態1に対する相違点について説明する。ルーフヘッドライニング4の凹部41内には、車室内用照明装置7が取り付けられており、車室内用照明装置7の前後端には、それぞれマップランプ装置8およびスポットランプ装置9(これらはともに、本発明の第2照明部に該当する)が、導光体52に近接して設けられている。マップランプ装置8は、マップランプハウジング81(以下ハウジング81と呼ぶ)内に、略円柱状のダイヤル82が、手による操作により回動可能に取り付けられている。ハウジング81の下面にある照明窓81aは、車室1内に向けて開口し、これには、透明板83が嵌めこまれている。ダイヤル82の外周面には、実施形態1のものと同様の発光体53が固定されており、発光体53は、ダイヤル82を回動させることにより、後述する第1位置と第2位置とを選択的にとることができ、その照射光の方向を変化させることが可能とされている。更に、ダイヤル82の外周面には、一対のディテント82a、82bが形成され、これらはともにダイヤル82の内方へ撓み可能であるとともに、ハウジング81のコンケイブ81bと係合可能であり、発光体53の位置決めを行っている。
一方、スポットランプ装置9もマップランプ装置8と類似の構成を有しており、下面に一対の透明板92が固定されたハウジング91と、これに回動可能に取り付けられたダイヤル93を具備している。その他の構成については、マップランプ装置8と同様であるため、詳細な説明は割愛する。また、本実施形態において、その他の構成は実施形態1のものと同様である。
図6に示すように、ダイヤル82を、ディテント82bがコンケイブ81bと係合する回動位置にすると、発光体53は導光体52の端部52aと対向し(第1位置)、その照射光が導光体52に導入されて、実施形態1の場合と同様に車室1内を照明する。
一方、図7に示すように、ディテント82aがコンケイブ81bと係合するように、ダイヤル82を、図6において反時計方向に回動させると、発光体53はハウジング81内の上方を向き(第2位置)、その照射光はハウジング81の上部内周面によって反射された後、照明窓81aに装着された透明板83を透過して、車室1内に進入する。
本実施形態によれば、ルーフヘッドライニング4には、車室1内に向けて開口した照明窓81aを有するマップランプ装置8が、導光体52と近接して形成され、発光体53は照射した光が導光体52に入る第1位置と、マップランプ装置8の照明窓81aから車室1内に出る第2位置とを選択的にとることが可能なように、その照射光の方向が変化可能にされている。これにより、導光体52に光を供給する発光体53、これを制御する電子基板および取付部材等を、他の照明装置であるマップランプ装置8、およびスポットランプ装置9の発光体等と共用でき、部品点数を減らし、低コストの車室内用照明装置7にすることができる。また、それにともなって、車両への取付作業も低減でき、照明装置7も小型化が可能である。
<実施形態3>
以下、本発明の実施形態3について、図8及び図9を参照しながら説明する。
図8は、本実施形態に係る車室内用照明装置105を取り付けた車室天井の斜視図である。図9は、図8に示した車室内用照明装置105のD−D断面図である。
図8、図9に示すように、車室101の天井部を構成している金属製のルーフパネル102の下面には、天井内装材としてのルーフヘッドライニング104が取り付けられている。ルーフヘッドライニング104の車幅方向における略中央部には、上方に窪んだ凹部107が形成されている。この凹部107は、車両前後方向に延びるように形成されるとともに、その断面形状が略円弧状となるように形成されている。また、ルーフパネル102の下面には、ルーフパネル102を補強するためのリインフォースメント103a、103b、103cが設けられている。
図8、図9に示すように、ルーフヘッドライニング104に形成された凹部107内には、車室内用照明装置105が設置されている。
車室内用照明装置105は、導光体106と、導光体106の両端部に配置される2つの発光体108a、108bとを備えている。
本実施形態において、導光体106は、例えばアクリル系樹脂などの公知の導光材料がチューブ状に形成された部材である。導光体106の両端部106a、106bは平坦面となっており、これらの平坦面に対向するように発光体108a、108bがそれぞれ配置されている。
本実施形態において、発光体108a、108bは、公知のバルブあるいはLED等によって構成されている。
導光体106の両端部に配置される2つの発光体108a、108bのうち、車両後方側に配置される発光体108bは、車室101の車両後方側の天井部に設置されるドームランプ130用の発光体を兼ねている。
すなわち、本実施形態において、ドームランプ130は、ハウジング132と、そのハウジング132内に収容される発光体134と、発光体134から照射される光を車室101内に放出するためのレンズ136とを備えている。ドームランプ130用の発光体134は、車室内用照明装置105の発光体108bを兼ねている(同一の発光体で構成されている)。
導光体106の下方には、シェード110が配置されている。このシェード110の構成は、上記実施形態1の変形例において説明したシェード55の構成と同様であるので説明を省略する。
本実施形態において、車室101内の車両後方側の天井部にはドームランプ130が設置されており、車室101内の車両前方側の天井部にはマップランプ150が設置されている。
マップランプ150は、ハウジング152と、ハウジング152内に収容される発光体154と、発光体154から照射される光を車室101内に放出するためのレンズ156とを備えている。このマップランプ150の発光体154は、公知のバルブあるいはLED等によって構成されている。
本実施形態の車室内用照明装置105において、導光体106の両端部に配置された2つの発光体108a、108bは、それぞれ独立に点灯あるいは消灯可能である。ここでいう「独立に点灯あるいは消灯可能」とは、導光体106の両端部に配置された2つの発光体108a、108bのうちいずれか一方の発光体のみをスイッチ等の制御手段によって点灯あるいは消灯させることが可能である、ということである。これにより、以下の表1に示す3つの発光モード(点灯モード、減光モード、消灯モード)を実現することができる。
Figure 0004735983
点灯モードとは、車両前方側の発光体108a及び車両後方側の発光体108bがともに点灯する発光モードのことである。この点灯モードは、例えば夜間において車両のドアが開いている場合等に、車室内用照明装置105の照射光を明るくするために選択される発光モードである。
減光モードとは、車両前方側の発光体108aのみが点灯し、車両後方側の発光体108bが消灯する発光モードのことである。この減光モードは、例えば車両が走行中である場合等に、車室内用照明装置105による照射光の明るさを落とすために選択される発光モードである。
消灯モードとは、車両前方側の発光体108a及び車両後方側の発光体108bがともに消灯する発光モードのことである。この消灯モードは、例えば昼間などの照明が不要なときに選択される発光モードである。
一般的に、車両の車室天井部に設置されるドームランプ用の発光体は、車両のドアが開放したときに点灯し、車両のドアがすべて閉じたときに消灯するように制御されている。本実施形態におけるドームランプ130用の発光体134も同様に制御されており、車両のドアが開放したときに点灯し、車両のドアがすべて閉じたときに消灯するように制御されている。したがって、点灯モード、減光モード、消灯モードなどを実現しようとする場合には、抵抗制御や電圧制御などの制御手段が必要となり、これによってドームランプ自体の明るさを変化させる必要があるが、導光体106の両端部に配置された発光体108a、108bがそれぞれ独立に点灯あるいは消灯可能であるため、車両のドアの開閉にあわせて発光体108a、108bのいずれかを点灯あるいは消灯させるスイッチ動作のみで、別個に制御手段を設置しなくとも表1に示した3つの発光モードの切替えができるようになっている。
以上説明したように、本実施形態の車室内用照明装置105によれば、導光体106の両端部に配置された発光体108a、108bがそれぞれ独立に点灯あるいは消灯可能であるために、いずれか一方の発光体のみを点灯させる減光モード、両方の発光体を点灯させる点灯モード、両方の発光体を消灯させる消灯モード、などの発光モードの切替えが可能となっている。これにより、車室内用照明装置105による照射光の明るさを周囲の状況等に応じて適切に調節することが可能である。なお、このとき、導光体106の両端部に配置された発光体108a、108bの輝度をそれぞれ異ならせることによって、車室内用照明装置105の照射光の明るさをより細かく調節することも可能である。
また、導光体106の両端部に配置された発光体108a、108bのうち、車両後方側の発光体108bは、車室内天井部に設置されたドームランプ130用の発光体134と兼用となっている。これにより、本来は2つ設置しなければならない発光体を1つに減らすことができるので、発光体を設置するための材料コストや作業コストなどを低減することができる。また、前述した発光モード(点灯モード、減光モード、消灯モード)を切り替えるための制御手段(制御回路基板やスイッチなど)を別個に設置しなくとも、これらの発光モードの切替えが可能である。
なお、上記の実施形態3では、車両後方側の発光体108bがドームランプ130用の発光体134と兼用である例を示したが、これに限定するものではない。例えば、車両前方側の発光体108aが、マップランプ150用の発光体154と兼用であってもよい(同一の発光体で構成されてもよい)。この場合であっても、本来は2つ設置すべき発光体を1つに減らすことができるので、発光体を設置するための材料コストや作業コストなどを低減することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)必ずしも、導光体の両端部に発光体を配置する必要はなく、一側のみに発光体を配置するのみでもよいし、あるいは一側に発光体を配置し、他側には一側の発光体からの照射光を反射する鏡を配置してもよい。
(2)本発明の発光体には、LEDのみでなく、電球、冷陰極管等のあらゆる光源が適用可能である。
(3)遮光手段として、導光体の外周面のうち下方部のみを非透光性の材質にて形成するようにしてもよい。
(4)図7では、ダイヤルを回動することで発光体をハウジング内の上方に向けて、照射光をハウジングの上部内周面に反射させて室内照明しているが、発光体を室内側に向けて直接照明してもよい。
実施形態1による車室内用照明装置を取り付けた車両天井の斜視図 図1のA−A断面図 図2のB−B断面図 実施形態1の変形例による車室内用照明装置の断面図 実施形態2による車室内用照明装置を取り付けた車両天井の斜視図 図5のC−C断面図 図6に示した発光体の位置を移動させたところを示した断面図 本実施形態3に係る車室内用照明装置を取り付けた車室天井の斜視図 図8に示した車室内用照明装置のD−D断面図
符号の説明
1…車室
4、104…ルーフヘッドライニング
5、7、105…車室内用照明装置
8…マップランプ装置
9…スポットランプ装置
41、107…凹部
41a…突条
52、106…導光体
52a…導光体の端部
53、108a、108b、134、154…発光体
54…蓋体
54a…遮光板
54b、55b…レンズ部
55、110…シェード
55a…遮光部
81a…照明窓

Claims (7)

  1. 車室内を上方から照らす車室内用照明装置において、
    当該車室内用照明装置は、前記車室内の天井内装材に設けられた凹部内に収容されており、
    前記凹部は上方に窪むとともに、一方向に延びる形状をなし、前記凹部と対向するように前記凹部の下方に長物状の導光体を取り付け、該導光体の少なくとも一方の端部から、光を導入可能なように発光体を配置し、前記導光体の下方には、前記導光体の長さ方向に延びる遮光手段を配設したことを特徴とする車室内用照明装置。
  2. 車室内を上方から照らす車室内用照明装置において、
    前記車室内の天井内装材に一方向に延びた凹部を設け、該凹部と対向するように前記凹部の下方に長物状の導光体を取り付け、該導光体の少なくとも一方の端部から、光を導入可能なように発光体を配置し、前記導光体の下方には、前記導光体の長さ方向に延びる遮光手段を配設されており、
    前記天井内装材には、前記車室内に向けて開口した照明窓を有する第2照明部が前記導光体と近接して形成され、前記発光体は照射した光が前記導光体に入る第1位置と、前記第2照明部の前記照明窓から前記車室内に出る第2位置とを選択的にとることが可能なように、その照射光の方向が変化可能であることを特徴とする車室内用照明装置。
  3. 前記天井内装材には、前記導光体と近接する形でドームランプが設けられ、
    前記発光体は、前記ドームランプの発光体を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の車室内用照明装置。
  4. 前記凹部の表面には、前記導光体の長さ方向に延びる複数の突条が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車室内用照明装置。
  5. 前記遮光手段は、前記導光体の下方において、その長さ方向に延びる遮光板によって形成され、該遮光板の両側縁部には同方向に延びる、透光性を有した一対のレンズ部が連結され、前記遮光板および該レンズ部によって前記凹部を塞ぐ蓋体が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車室内用照明装置。
  6. 前記発光体は、前記導光体の両端部にそれぞれ配置されており、それぞれ独立に点灯あるいは消灯可能であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車室内用照明装置。
  7. 前記発光体は、前記導光体の両端部にそれぞれ配置されており、
    前記発光体の各々は、それぞれ輝度が異なることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車室内用照明装置。
JP2006338640A 2006-02-01 2006-12-15 車室内用照明装置 Expired - Fee Related JP4735983B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006338640A JP4735983B2 (ja) 2006-02-01 2006-12-15 車室内用照明装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006024654 2006-02-01
JP2006024654 2006-02-01
JP2006338640A JP4735983B2 (ja) 2006-02-01 2006-12-15 車室内用照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007230540A JP2007230540A (ja) 2007-09-13
JP4735983B2 true JP4735983B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=38551534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006338640A Expired - Fee Related JP4735983B2 (ja) 2006-02-01 2006-12-15 車室内用照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4735983B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4853438B2 (ja) * 2007-09-21 2012-01-11 豊田合成株式会社 車両用室内照明装置
JP4831097B2 (ja) * 2008-03-10 2011-12-07 豊田合成株式会社 車両室内照明装置
JP5184963B2 (ja) * 2008-05-14 2013-04-17 本田技研工業株式会社 車室内部品
JP5521789B2 (ja) * 2010-05-31 2014-06-18 トヨタ紡織株式会社 車両室内照明装置
CN103958273B (zh) * 2011-11-30 2016-12-07 提爱思科技股份有限公司 车用装潢配件及车用装潢配件的设置方法
FR2996504B1 (fr) * 2012-10-05 2015-05-29 Peugeot Citroen Automobiles Sa Vitrage lumineux a diffusion de la lumiere optimise.
FR3001673B1 (fr) * 2013-02-01 2016-01-01 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif d'eclairage d'un habitacle de vehicule
JP5818119B2 (ja) * 2014-08-29 2015-11-18 トヨタ紡織株式会社 車両用照明装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59151745U (ja) * 1983-03-30 1984-10-11 株式会社小糸製作所 自動車用ル−ムランプ
JPH03179604A (ja) * 1989-12-08 1991-08-05 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具
JPH03276835A (ja) * 1990-03-27 1991-12-09 Nissan Motor Co Ltd ルームランプ
JPH04126640A (ja) * 1990-09-19 1992-04-27 Hitachi Ltd 鉄道車両室内照明装置
JPH0561903U (ja) * 1992-01-24 1993-08-13 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JPH07164962A (ja) * 1993-11-09 1995-06-27 Valeo Elektronique 自動車の車内照明装置
JP2001138808A (ja) * 1999-06-28 2001-05-22 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用室内照明装置
JP2004090897A (ja) * 2002-09-04 2004-03-25 Yazaki Corp 車両用イルミネーション装置
JP2004288412A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Toyota Motor Corp Ledランプ構造
JP2005014854A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2005186884A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Hayashi Telempu Co Ltd イルミネーションモジュール
JP2005306233A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Koito Mfg Co Ltd 車輌用室内照明装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59151745A (ja) * 1983-02-16 1984-08-30 Mitsubishi Electric Corp ランプ
WO2006003913A1 (ja) * 2004-07-06 2006-01-12 Asagicreate Co., Ltd. 面状光源および電飾看板

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59151745U (ja) * 1983-03-30 1984-10-11 株式会社小糸製作所 自動車用ル−ムランプ
JPH03179604A (ja) * 1989-12-08 1991-08-05 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具
JPH03276835A (ja) * 1990-03-27 1991-12-09 Nissan Motor Co Ltd ルームランプ
JPH04126640A (ja) * 1990-09-19 1992-04-27 Hitachi Ltd 鉄道車両室内照明装置
JPH0561903U (ja) * 1992-01-24 1993-08-13 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JPH07164962A (ja) * 1993-11-09 1995-06-27 Valeo Elektronique 自動車の車内照明装置
JP2001138808A (ja) * 1999-06-28 2001-05-22 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用室内照明装置
JP2004090897A (ja) * 2002-09-04 2004-03-25 Yazaki Corp 車両用イルミネーション装置
JP2004288412A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Toyota Motor Corp Ledランプ構造
JP2005014854A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2005186884A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Hayashi Telempu Co Ltd イルミネーションモジュール
JP2005306233A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Koito Mfg Co Ltd 車輌用室内照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007230540A (ja) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4735983B2 (ja) 車室内用照明装置
JP4029077B2 (ja) 自動車の室内照明装置
JP4831109B2 (ja) 車両室内用照明装置
US20070177397A1 (en) Lighting apparatus for vehicle
US6824290B2 (en) Illumination device
JP4433789B2 (ja) 車両用アウトサイドミラー装置
JP2005289202A (ja) 自動車の室内照明装置
JP2008001130A (ja) 車両室内用照明装置
JP2006510547A (ja) 室内灯、特に車両用室内灯
KR200469049Y1 (ko) 차량 도어 스피커의 무드램프
US20070139944A1 (en) Vehicle room lamp
JP2000016058A (ja) 複合スイッチ装置
JP4301093B2 (ja) 照明装置
JP2007099109A (ja) 車両用照明装置
JP5021580B2 (ja) シフトレバー装置の照明構造
JP2007203958A (ja) 車両用照明システム
KR101176509B1 (ko) 간접조명 방식의 자동차 엘이디 실내등
JP4075399B2 (ja) 照明装置
JPH0940328A (ja) エレベータかご内操作盤
JP2006298023A (ja) 車両用発光表示器
JPH05104997A (ja) 車両の照明装置
JP4770731B2 (ja) 車室用間接照明装置
JP2007131117A (ja) 車室内照明装置
JP2006321437A (ja) 車両用天井構造
JP2005280594A (ja) サイドバイザー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090602

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091022

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees