JP4075399B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は照明装置に関する。本発明の照明装置は、車両や航空機などのルーフ部、座席壁面、或いはドア壁面などに設置し、特定のエリア(例えば、乗員の手元)を照明することに利用できる。また、本発明の照明装置を車両室内に設置されるグラブボックス、コンソールボックス、コインボックス、小物入れ、灰皿等のボックス状収納部に適用することができる。
【0002】
車両室内のルーフ部に光源ユニットを設置し、ルーフ部から下方に向かって照射する光によって車両室内を照明するシステムが利用されている。光源ユニットの点灯状態は、例えばセンターコンソール部などに設置されるスイッチによって制御される。このような照明システムでは、スイッチの操作によって必要なときに光源を点灯させてセンターコンソールやコンソールボックスなど、予め設定された領域に光を照射してその視認性が高められる。関連する公知文献の情報を特許文献1として開示する。
【特許文献1】
実開昭50−25243号
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の照明システムにおいては、光源ユニットを構成する光源としてバルブが一般的に用いられている。ところが、バルブは点灯に伴う発熱量が大きいことから、光源ユニットを設置する際に周囲の部材に対する熱的影響を考慮する必要がある。また車室内の意匠性を考慮すれば、非照明時に光源ユニット内の光源が乗員から観察されることは好ましくなく、したがって乗員から観察され難い位置(例えば、乗員の頭上など)に光源ユニットを設置するのが一般的であった。このように、従来の構成では使用する光源の発熱量及び意匠性の観点から設置位置の制約が大きい。このような制約は、照明対象ないしは照明エリアが限定されることをも意味する。したがって汎用性に欠けることとなり、また照明目的の如何によっては十分な照明効果が得られないといった問題が生ずる。
また、バルブを光源として用いた場合には上記のごとき発熱量の問題があることから長時間の連続点灯には向かず、専ら一時的な照明にのみ利用できるものであった。
一方、光源の点灯操作を容易にすべく、例えば車幅灯に同期して点灯する光源をスイッチの近傍に設け、当該光源の光によってスイッチを表示することが行われる。このような構成では、照明用の光源とは別途にスイッチ用の光源を設け、さらにそれを点灯制御する必要があることからシステム全体の構成が複雑となる。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは車両などの室内において、乗員の手元など特定のエリアを照明することができる照明装置であって、取り付け位置の自由度が高く、汎用性の高い照明装置を簡易な構成により提供することである。また、非照明状態における光源位置を把握でき、これにより非照明状態、照明状態間の変換操作を容易に行うことができる照明装置を簡易な構成により提供することである。更には、非照明状態における外観意匠性の高い照明装置を提供することである。
【0004】
本発明は以上の目的の少なくとも一つを解決すべく次の構成からなる。
LED光源と、
前記LED光源を収納する筐体と、及び
前記LED光源の光を透過可能な光学的な窓を有し、前記筐体に対してスライド又は回転可能な遮光部材と、を備え、
前記光学的な窓が前記遮光部材の縁部に形成され、前記光学的な窓の発光観測面側の表面が突起状に形成されており
前記遮光部材は、第1の状態のときに前記LED光源の光放出側をカバーし、前記LED光源の光が前記光学的な窓を介して外部放射される、ことを特徴とする照明装置である。
【0005】
かかる構成によれば、小型かつ発熱量の小さいLED光源を採用することで装置全体がコンパクトとなり、また周囲への熱的影響が軽減されることから、取り付け位置の自由度が高くなる。取り付け位置の自由度が高いことにより、その照明対象ないしは照明エリアの選択の幅が拡がり、即ち汎用性の高い照明装置ともなる。しかも、スライド等可能な遮光部材を用いることにより、当該遮光部材の位置移動によって照明状態、非照明状態を作り出すことができることから、これらの状態間の変換を行うためのスイッチを別途設ける必要が無くなり、構成が簡易なものとなる。更には、遮光部材が、第1の状態(非照明状態)の時にLED光源の光放出側をカバーし、かつLED光源が、遮光部材に備えられた光学的な窓を介して外部放射される構成としたことにより、非照明状態においてもこの光学的な窓を介して放射される光によって照明装置の位置(遮光部材の位置)を把握できる。したがって、非照明状態から照明状態への変換を容易に行うことができる。加えて、この遮光部材の光学的な窓を介して外部放射される光によって非照明状態における照明装置の意匠性が高められる。したがって、外観意匠性の高い照明装置となる。更には、発熱量の小さなLED光源を採用することにより長時間の連続点灯が可能となり、その使用用途の幅が広いものとなる。
さらに、遮光部材の突起状部は遮光部材をスライド或いは回転させるための操作部として利用されるが第1の状態では、光学的な窓を介した光の照射が行われ、この光によって窓自らが表示される。したがって、窓に設けられた突起状部を視認することは容易であって、当該突起状部を利用した遮光部材のスライド或いは回転を容易に行うことができる。
【0006】
LED光源は消費電力及び発熱量が小さくかつ長寿命であることから、長時間連続的に点灯させることに適した光源である。また、小型であるため照明装置全体を小型化でき、照明装置のハンドリング性及び取り付け位置の自由度を高めることが可能となる。LEDのタイプは特に限定されず、砲弾型、チップ型等、種々のものを採用できる。
【0007】
LED光源の発光色も特に限定されない。例えば、赤、橙、緑、青等の可視領域の発光波長を有するLEDを採用できる。また、紫外領域の発光波長を有するLEDを用いることもできる。この場合には、紫外領域の光を受けて蛍光する蛍光体を併せて用いることができ、当該蛍光を照明光として利用することも可能である。 尚、可視領域及び紫外領域の光を発光可能なLED光源を用いてもよい。
【0008】
蛍光体は、例えばLED光源の光放出側に設置される後述の遮光部材に含有させることができる。例えば、遮光部材に形成される光学的な窓の表面に蛍光体を含む層を設けることもできる。光学的な窓を光透過性の樹脂(導光体)で形成する場合では、当該樹脂に蛍光体を混ぜ込んでもよい。蛍光体を含む層を別途に設けることもできる。
【0009】
用いられる蛍光体の種類は特に限定されず、有機系、無機系を問わず用いることができる。有機系の蛍光体を用いることにより、クリアー感のある発光色の光を得ることができる。他方、無機系の蛍光体を用いると、艶消し感のある発光色の光を得ることができる。様々な蛍光色を有する蛍光体を採用することができ、例えば光の三原色である赤色、緑色、又は青色の蛍光色を有する蛍光体の他、それらの中間色を蛍光する蛍光体を用いることができる。複数の蛍光体を組み合わせて用いることもでき、例えば赤色系蛍光体、緑色系蛍光体、及び青色系蛍光体を混合して用いることができる。
【0010】
複数個のLEDを組み合わせてLED光源を構成してよい。この場合、同種のLEDを複数用いることも、発光色の異なるLEDを組み合わせて用いることもできる。複数個のLEDを用いることにより、光度(輝度)の増強あるいは光の混色による様々な発光色の照明といった効果を得ることができる。尚、LEDの使用数は照明範囲、求められる輝度等を総合的に考慮して定めることができる。
【0011】
遮光部材は、上記LED光源の光を透過可能な光学的な窓を有し、LED光源が収納される筐体に対してスライド又は回転可能に設けられる。スライド又は回転することによって遮光部材の位置が変化し、LED光源の光放出側をカバーする状態(第1の状態)及びカバーしない状態となり、外部に放射される光の態様を変化させる。遮光部材がLED光源の光放出側をカバーする状態(第1の状態)のとき、LED光源から放出された光は、遮光部材に形成された光学的な窓を介して外部に放射される。
遮光部材の具体的な一例として、車両室内に設置されるグラブボックス、コンソールボックス、コインボックス、小物入れ、灰皿等のボックス状収納部の蓋(又は蓋部)を挙げることができる。
【0012】
光学的な窓は遮光部材の一部に貫通孔を設けることにより形成することができる。また、遮光部材の一部を導光体(光透過性の樹脂)により形成し、これを光学的な窓として用いることもできる。具体的には、遮光部材の一部に設けた貫通孔内にポリカーボネート樹脂等を充填することにより、導光体からなる光学的な窓を形成することができる。また、遮光部材の縁部を導光体により形成し、当該縁部を光学的な窓とすることもできる。さらに、所望の大きさ及び形状の導光体を予め用意し、これを、光を透過しない材料を成型したものに取り付けることにより、一部に光学的な窓(導光体)を備える遮光部材を構成することもできる。
光を透過しない材料からなり、一部に貫通孔(複数でもよい)を備える部材の表面に、貫通孔部分を覆うようにして導光体を設置したものを遮光部材として用いることもできる。このような遮光部材を用いる場合には、導光体が設置されない側の表面にLED光源の光が照射するように両者を配置する。このようにすれば、LED光源の光は遮光部材の貫通孔を通った後、導光体内へと導入され、そして導光体表面から光の照射が行われることとなる。
【0013】
光学的な窓の形状、大きさ、数は特に限定されない。但し、遮光部材が第1の状態にあるときに、光学的な窓を介して外部照射する光によって遮光部材の位置(即ち、照明装置の位置)が認識され得るに十分な形状、大きさの光学的な窓を採用する必要がある。一方で光学的な窓を介して外部照射する光の輝度が必要以上に大きくなるような形状、大きさの窓を設ければ、遮光部材が第1の状態にあるときに無用に周囲を照明してしまい、また設置対象の意匠性(例えば、自動車室内の意匠性)を損なうことにもなるから好ましくない。
【0014】
光学的な窓を導光体で形成する場合(貫通孔に導光体を充填する場合、貫通孔を覆うようにして導光体を設置する場合を含む)には、導光体の発光観測面側の表面に突起状の部分を形成することが好ましい。このような突起状部は遮光部材をスライド或いは回転させるための操作部として利用される。ここで、遮光部材が第1の状態(即ちLED光源の光放射側をカバーした状態)では、光学的な窓、即ち導光体を介した光の照射が行われ、この光によって導光体自らが表示される。したがって、導光体に設けられた突起状部を視認することは容易であって、当該突起状部を利用した遮光部材のスライド或いは回転を容易に行うことができる。
遮光部材がボックス状収納部の蓋(又は蓋部)である場合には、当該蓋(又は蓋部)の表面に内部からの光を漏らす光学的な窓を設けることができる。このとき、この光学的な窓は例えば開閉用のボタン部ないしは取手部に形成することができる。かかる構成によれば、蓋(又は蓋部)が閉じた状態(第1の状態)において光源の光で開閉用のボタン等が発光表示される。これにより車内が暗い夜間などにおいても開閉用のボタン等の位置を容易に把握でき、もって蓋の開閉を容易に行うことができる。
光学的な窓の表面(LEDの光が照射する側又は発光観測面側)に、カッティング処理や粗面加工を施したり、上記の突起状部とは異なる凹凸を設けたりして、光学的な窓を介して外部放射する光の発光態様を変化させることもできる。
【0015】
光学的な窓に色変換材料を含有させ、当該窓を介して外部放射する光の色を変換させることができる。例えば、赤、緑、青色或いはこれらの中間色の色素を含有した導光体を用いて光学的な窓を構成する。また、光学的な窓に、LED光源からの光を受けて蛍光を発する蛍光体を含有させても良い。
光学的な窓の表面に上記のごとき色変換部材を含有した層を設けて、外部放射する光の色を変換することもできる。このような色変換層を光学的な窓から離れた位置(LED光源と光学的な窓との間、又は光学的な窓と照射対象との間)に設けてもよい。
【0016】
本発明の照明装置は、自動車、電車などの車両や航空機などの室内において所定のエリアを照明することに利用できる。例えば、自動車のドア(ドアトリム)、天井、座席に設置してマップライト、読書用のライトなどとして利用することができる。また、本発明の照明装置を車両室内に設置されるグラブボックス、コンソールボックス、コインボックス、小物入れ、灰皿等のボックス状収納部に適用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図を参照しながら説明する。
図1に本発明の一実施例である車両室内用照明装置1(以下、「照明装置1」という)の使用態様図を示す。自動車ドア部には壁面50に沿ってランプアッシーが設置されており、このランプアッシーを介して照明装置1はドア部(ドアトリム)に組み付けられる。尚、図1(a)は非照明状態(第1の状態)を表し、同図(b)は照明状態を表す。また、図2は図1におけるI−I線断面図であって、照明装置1の内部構成を示す。
【0018】
照明装置1は筐体10、LED11、基板12、レンズ13、及びカバー20から概略構成される。
筐体10は光透過性樹脂(本実施例ではアクリル樹脂製)からなる円筒状の部材であって、その一部に設置部(本実施例ではドアトリム)に対する固定部(図示しない)を備える。
筐体10内には、LED11がマウントされた基板12、及びレンズ13が設置、固定される。LED11は白色系、チップタイプのLEDである。本実施例では二つのLEDが用いられる。レンズ13は凸レンズであって、各LED11の光軸方向に一つずつ設置される。
【0019】
カバー20はその内径が筐体10の外径よりも大きい円筒状の部材であって、光を透過する部分(透明部)21と、光を透過しない部分(不透明部)22を備える。図1(b)に示されるように、透明部21は窓状に形成されている。カバー20の外側表面には、長手軸に沿うようにして導光体からなる導光部23が設けられている。以上のようなカバー20は、黒色系樹脂と光透過性樹脂との2色成形によって導光部23を除く部分を作製し、これに別途棒状の導光体23を接着することにより作製することができる。尚、本実施例では黒色系の樹脂として黒色に着色したアクリル系樹脂を用い、透明樹脂として無色透明のアクリル系樹脂を用いた。また、導光部23は青色に着色したポリカーボネート樹脂製とした。
【0020】
図2に示されるように、筐体10を内包するようにカバー20は配置される。カバー20と筐体10との間にはベアリング機構が設けられ、これによってカバー20は筐体10に対して回転可能となっている。尚、筐体10の外周壁にガイド溝を設け、このガイド溝を利用してカバー20を筐体10にスライド(回転)可能に取り付けることもできる。
【0021】
続いて、照明装置1の照明態様について説明する。まず、非照明状態(第1の状態、図1(a))では、カバー20はその導光部23が最も下に位置するような状態とされる。この状態において自動車のスモールランプが点灯されると、これに同期してLED11に電力が供給され、LED11から白色光が放出される。放出された光はレンズ13を通って放射されるが、この状態ではレンズ13の光放射側がカバー20の不透明部22によって被覆されているから、レンズ13を通って放射された光の多くはこの不透明部22によって遮断される。一方、一部の光はレンズ13を通って放射された後、カバー20の透明部21を介して導光部23に導入される。導入された光は導光部23を通過する途中で青色に着色され、最終的に導光部23の外側表面から放射される。その結果、乗員からは青色光がライン状に観察される。このライン状の光は導光部23を発光表示することとなるから、乗員はこの光を頼りに導光部23の位置を認識することができ、以って導光部23を利用したカバー20の回転、即ち非照明状態から、後述の照明状態への変換操作を容易に行うことができる。このように照明装置1は、非照明状態から照明状態への変換を乗員自らが容易に行うことができるものであり、即ち操作性が極めて優れたものである。
一方、非照明時に観察されるライン状の光は車室内に装飾性を付与し、車室内の意匠性を向上させるといった効果も奏される。
【0022】
導光部23を利用してカバー20を上へと回転させると照明状態となる(図1(b))。この状態ではカバー20の透明部21がレンズ13の光放射側に位置する。したがって、LED11から放出された光はレンズ13、透明部21を通って外部放射する。ここで、LED11の光はレンズ13を通過する際に集光されるから、スポットライト的な白色光によって車室内の所定の範囲(本実施例では乗員の手元)が照明される。このようにスポットライト的な光による照明が行えることから、照明範囲が必要十分なものとなり、また照度の高い照明が行える。
【0023】
以上の実施例では照明装置1を自動車のドア部に設置したが、照明装置1の設置場所はこれに限らず、例えば図3に示すようにルーフ部(図3(a))や座席の後ろ(図3(b))などに設置することができる。また、航空機などの室内壁面(例えば、ルーフ部、座席)に設置して、乗員用の照明などに利用することもできる。
【0024】
次に、本発明の他の実施例を説明する。図4及び図5に他の実施例である車両室内用照明装置2(以下、「照明装置2」という)を示す。図4は照明装置2の使用態様図を示す斜視図であって、(a)は非照明状態(第1の状態)を表し、(b)は照明状態を表す。図5は図4におけるII−II線断面図であって、照明装置2の内部構成を示す。尚、照明装置2において上記の照明装置1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。照明装置2も照明装置1と同様に自動車ドア部壁面50に設置され、乗員の手元の照明に利用される。
【0025】
照明装置2は筐体30、LED11、基板12、レンズ13、及びカバー40から概略構成される。
筐体30は、片側に開口部を有する箱状部材であって、光を透過しない樹脂製(本実施例では黒色樹脂製)である。筐体30の一部には設置部(本実施例ではドアトリム)に対する固定部(図示しない)が備えられている。この固定部を用いて、照明装置2はドア部壁面50に設置される。筐体30内には、LED11がマウントされた基板12及びレンズ13が設置、固定される。尚、LED11及びレンズ13の構成、配置態様については照明装置1と同様である。
【0026】
カバー40は平板状の部材であって、略下半分(透明部41)が光透過性材料(本実施例ではアクリル樹脂)からなり、略上半分(不透明部42)が光を透過しない材料(本実施例では黒色系樹脂)からなる。また、透明部41の上部縁部表面には棒状の導光体が接着され、これにより導光部43が形成されている。本実施例では、導光部43を青色に着色したポリカーボネート樹脂製とした。
カバー40は、筐体30に対して図示上下方向にスライド可能に取り付けられる。
【0027】
続いて、照明装置2の照明態様について説明する。まず、非照明状態(第1の状態、図4(a))では、レンズ13の光放射側のほとんどがカバー40の不透明部42に被覆される。この状態において自動車のスモールランプが点灯されると、これに同期してLED11に電力が供給され、LED11から白色光が放出される。放出された光はレンズ13を通って放射されるが、その多くはカバー40の不透明部42によって遮断される。一方、一部の光はレンズ13を通って放射された後、カバー40の透明部41を介して導光部43に導入される。導入された光は導光部43を通過する途中で青色に着色され、最終的に導光部43の外側表面から放射される。その結果、乗員からは青色光がライン状に観察される。これにより、乗員は導光部43の位置を把握することができ、導光部43を利用したカバー40のスライド(即ち、非照明状態から後述の照明状態への変換)を容易に行うことが可能となる。また、このライン状の光によって装飾的な効果も得られる。
【0028】
カバー20を上へとスライドさせることにより、非照明状態から照明状態(図4(b))に変換される。この状態では、LED11から放出された光はレンズ13、透明部41を介して外部放射する。その結果、レンズ13によって照射範囲が絞られたスポットライト的な白色光が車室内の所定の範囲を照明する。
【0029】
次に、本発明の他の実施例である車両室内用照明装置3(以下、「照明装置3」という)について説明する。
図6及び図7に、本発明の一実施例である照明装置3の斜視図を示す。図6はカバー80が閉じられた状態(第1の状態)を表し、図7はカバー80が開かれた状態を表す。照明装置3は、上記の実施例と同様に自動車のドア部に設置されて、乗員用の照明に利用される。
照明装置3は筐体60、LEDユニット70、及びカバー80から概略構成される。筐体60は片側に矩形の開口部を有する箱型の部材であって、光を透過しない樹脂(本実施例では黒色系の樹脂)からなる。筐体60の内部には、カバー80を収納するために利用されるガイド溝61が形成されている。また筐体60内部底面には、開口部側から後方側に向かって上方へと傾斜する台座62が形成されている。
【0030】
LEDユニット70は白色系の砲弾型LED71を内蔵する。各LED71は、LEDユニット70内に設置される基板72上に直線的に配置される。本実施例ではLED71を3個用いたが、必要とされる照度に応じてこれよりも少ない数又は多い数のLEDを用いても良い。また、LEDの配置態様は図7に示されるような直線状に限らず、例えば三角形の各頂点位置にLEDが配置されるような態様を採用することもできる。また、円弧や楕円弧上に所定の間隔をおいて各LEDが配置されるようにしてもよい。更には、マトリックス状にLEDが配置されるような態様を採用することもできる。
LEDユニット70は筐体の台座72上に設置される。これにより、LEDユニット70内の各LED71の光放出方向(光軸)は、図7に示されるように斜め下方向となる。したがって、照明装置3をドア壁面に設置した際に、LED71の光によって斜め下方向の領域が照明されることとなる。
【0031】
カバー80は断面半円弧状の薄板部材であって、その一端側の縁部(導光部81)は導光体により形成されている。カバー80のその他の部分は、筐体60と同様に光を透過しない材料(本実施例では黒色系樹脂)により形成されている。このようなカバー80は、例えば型成形により作製した導光部81に、同じく型成形により作製したその他の部分を張り合わせることにより作製することができる。尚、本実施例では導光部81を青色に着色したポリカーボネート製とした。カバー80はガイド溝61を介して筐体60にスライド可能に取り付けられている。本実施例ではカバー80の導光部81表面を突起状に形成しており、この突起状の部分を利用してカバー80を上下にスライドさせることができる。
【0032】
続いて、図8及び図9を参照しながら照明装置1の照明態様について説明する。図8は図6におけるA−A線断面図であって、カバーが閉じられた状態(非照明状態)を示す。一方、図9は図7におけるB−B線断面図であって、カバーが開かれた状態(照明状態)を示す。
まず、非照明状態(第1の状態、図8)ではカバー80が閉じられている。この状態において自動車のスモールランプが点灯されると、これに同期してLED71に電力が供給され、LED71から白色光が放出される。放出された白色光の多くはカバー80に遮断されるが、一部の光は導光部81に照射して導光体内に導入される。導入された光は導光体内を通過する途中で青色に着色され、最終的に導光部81の外側表面から放射される。その結果、乗員からは青色光がライン状に観察される。このライン状の光は導光部81を発光表示することとなるから、乗員はこの光を頼りに導光部81の位置を認識することができ、以って導光部81を利用したカバー80のスライド、即ち非照明状態から照明状態への変換操作を容易に行うことができる。このように照明装置3は、非照明状態から照明状態への変換を乗員自らが容易に行うことができるものであり、即ち操作性が極めて優れたものである。
一方、カバー80を閉じた状態に観察されるライン状の光は車室内に装飾性を付与し、車室内の意匠性を向上させるといった効果も奏される。
【0033】
次に、カバー80を上へとスライドさせて開いた状態(照明状態、図9)では、LED71の光放出側が開放され、LED71から放射された光は直接車室内へと照射する。これによって、車室内の所定の範囲(本実施例では乗員の手元)が白色光で照明される。
【0034】
次に、本発明の他の実施例にかかるコインボックス90について説明する。図10はコインボックス90の使用態様を示した平面図である。図11はコインボックス90の断面図(図10のIII-III線断面)であり、(a)はコインボックス90の閉状態を、(b)はコインボックス90の開状態をそれぞれ示す。図示されるように、コインボックス90は自動車のインストルメントパネル部110に設置されて使用される。
【0035】
コインボックス90はコインボックス本体91及び光源ユニット100から構成される。コインボックス本体91は上部が開放された箱状であって、光を透過しない樹脂(本実施例ではインストルメントパネルロアカバー111と同色(黒色系)の樹脂)からなる。コインボックス本体91の前面側壁面(蓋部92)のほぼ中央部には貫通孔が設けられ、該貫通孔に光透過性樹脂(本実施例ではアクリル樹脂)からなるボタン部95が挿入、固定されている。ボタン部95は係止爪が設けられた背面側を押し込むようにして蓋部92の貫通孔に挿入される。そして、当該係止爪と蓋部92の貫通孔の周囲(係止爪)とが嵌合することによりボタン部95の固定が行われる。また、ボタン部95はその前面側が若干突出しており、この突出部によって蓋部92表面の一部が被覆されている。尚、ボタン部95の前面側表面は略凸レンズ状の曲面に成形されている。別例として、蓋部92の貫通孔を光透過性の樹脂で充填することによってボタン部を形成することもできる。このようなボタン部を備えたコインボックス本体91は、例えば次のように作製することができる。まず、後にボタン部となる箇所に貫通孔が形成されるように黒色系の樹脂を用いた型成形によってボタン部95以外の部分を作製する。そして、光透過性樹脂をその表面が所望の形状となるように貫通孔に充填する。
【0036】
コインボックス本体91の蓋部92の上部はインストルメントパネルロアカバー111に着脱可能となっている。そして蓋部92上部のロックを解除することにより、コインボックス本体91は図示時計周りに回転(スライド)して閉状態(図11(a))から開状態(図11(b))に移行する。着脱機構(開閉機構)としてはマグネット式、フック式など周知の構成を採用することができる。
【0037】
LEDユニット100は発光色がアンバーの砲弾型LED101を内蔵する。尚、LEDの発光色及びタイプは任意に選択できる。また、複数個のLEDを組み合わせて用いることもできる。インストルメントパネルロアカバー111の背面側にはLEDユニット100固定用のリブ105が設けられており、このリブ105を利用してLEDユニット100は所定の位置に所定の照射角度となるように固定される。LEDユニット100は図示しない電源線を介して自動車の電源に接続されている。また、LED101の点灯状態を制御するコントローラにも接続されている。尚、インストルメントパネルロアカバー111の背面側にLEDユニット100を配置することによって、コインボックス90が開状態のときにLEDユニット90が乗員に視認されることを防止できる。
【0038】
コインボックス90では、まず自動車のスモールライトが点灯するのに同期してLEDユニット100へ電力が供給される。これによってLED101が点灯し、LEDユニット100からアンバー色の光が放出される。放出された光はコインボックス90が閉状態のとき(図11(a))には専らその前面側壁面(蓋部92)に照射する。照射光の一部はボタン部95にその裏面側より導入され、ボタン部95内を前面側へと導光する。そしてボタン部95の前面側表面を介して外部に放射される。その結果、ボタン部95の表面がアンバー色で発光して観察される。これにより、乗員はボタン部95の位置、即ちコインボックス90の位置を容易に把握することができる。また、当該発光によってコインボックス90に装飾性が付与されることとなり、コインボックス90の意匠性が向上するといった効果も得られる。
【0039】
一方コインボックス90が開状態のときには、LEDユニット100から放出された光によってコインボックス90内が照明される。これにより乗員はコインボックス90内の収納物を容易に確認することができ、収納或いは取り出し作業における利便性が向上する。また、特定の色(本実施例ではアンバー色)によってコインボックス90内が照明されることから装飾的な効果も奏される。
ここで、ボタン部95の表面(観察面側又は背面側の表面)にハーフミラー処理を施すことができる。このような構成では、車両室内の照度が高い状態(昼間など)において車両室内側からボタン部95に入射する光はハーフミラー層で反射され、その結果ボタン部95が金属調に観察される。このように、ハーフミラー処理を利用すれば昼間など車両室内の照度が高い状況においては金属調に見え、夜間など車両室内の照度が低い状況においては特定の色で発光して見えるという、装飾的効果が高く、かつ意外性のある演出を行うことができる。
また、ボタン部95を蛍光体を含有した材料によって形成し、ボタン部95内で光の色を変換することができる。このような構成ではコインボックス90内を照明する光の色とコインボックス90の位置を表示する光の色とが異なり、コインボックスの開閉状態の如何で異なる印象を与えることができる。即ち、意外性に富んだ装飾的効果が奏される。
【0040】
以上の各実施例では、LEDの点灯制御をスモールランプの点灯と同期して行うこととしたが、これをヘッドランプの点灯と同期させて行うこともできる。また、イグニッションスイッチのオンオフに連動してLEDを点灯、消灯させることもできる。
【0041】
以上の各実施例では、LEDを光源として採用したことによりコンパクトに設計でき、設置位置(取り付け対象)の自由度が高いものとなる。また、LEDは発熱量が小さいため上記のごとく長時間の連続点灯が可能であり、かつカバー(或いは蓋部)を回転又はスライドすることによって照明状態と非照明状態とを変換できることから、別途にスイッチ機構、制御回路などを設けることが不要となって、構成が簡略なものとなる。更には、非照明状態においてカバー(或いは蓋部)の導光部から光が放射され、当該光によって照明装置の位置を視認できて非照明状態から照明状態への変換操作が容易である。また、この非照明状態における光によって装飾的な照明効果も得られる。
【0042】
この発明は、上記発明の実施の形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である車両室内用照明装置1の使用態様を示した斜視図である。(a)は非照明状態を表し、(b)は照明状態を表す。
【図2】図2は図1におけるI−I線断面図である。
【図3】図3は車両室内用照明装置1の適用例を示す図であり、(a)はルーフ部に設置した例を示し、(b)は座席の後ろに設置した例を示す。
【図4】図4は本発明の他の実施例である車両室内用照明装置2の使用態様を示した斜視図である。(a)は非照明状態を表し、(b)は照明状態を表す。
【図5】図5は図4におけるII−II線断面図である。
【図6】図6は本発明の他の実施例である車両室内用照明装置3の斜視図である。カバー80が閉じられた状態(非照明状態)が示される。
【図7】図7は同じく車両室内用照明装置3の斜視図である。カバー80が開かれた状態(照明状態)が示される。
【図8】図8は車両室内用照明装置3の断面図(図6のA−A線断面図)であり、カバー80が閉じられた状態(非照明状態)における光の放射態様が示される。
【図9】図9は同じく車両用照明装置3の断面図(図7のB−B線断面図)であり、カバー80が開かれた状態(照明状態)における光の放射態様が示される。
【図10】図10は本発明の他の実施例にかかるコインボックス90の使用態様を示す平面図である。
【図11】図11はコインボックス90の断面図である。(a)はコインボックス90が閉状態の断面図、(b)はコインボックス90が開状態の断面図である。
【符号の説明】
1 2 3 車両室内用照明装置
10 30 60 筐体
11 71 白色LED
12 基板
13 レンズ
20 40 80 カバー
21 41 透明部
22 42 不透明部
23 43 81 導光部
50 ドア壁面
61 ガイド溝
62 台座
70 100 LEDユニット
90 コインボックス
91 コインボックス本体
92 蓋部
95 ボタン部
101 アンバー色LED

Claims (3)

  1. LED光源と、
    前記LED光源を収納する筐体と、
    前記LED光源の光軸方向に設置される凸レンズと、及び
    前記LED光源の光を透過可能な導光体を有し、前記筐体に対してスライド又は回転可能な遮光部材と、を備え、
    前記導光体が前記遮光部材の縁部に形成され、前記導光体の発光観測面側の表面が突起状に形成されており、
    前記遮光部材は、第1の状態のときに前記LED光源の光放出側をカバーし、前記LED光源の光が前記導光体の表面突起を介して外部放射され、
    前記遮光部材をスライド又は回転させて照明状態になると、前記LED光源の光が前記凸レンズによって集光された後に外部放射し、
    前記LED光源の点灯制御は、スモールライトの点灯若しくはヘッドライトの点灯又はイグニッションスイッチのオンオフに連動している、
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記導光体が、該導光体を介して外部放射される光の色を変換する色変換材料を含む、請求項に記載の照明装置。
  3. 前記LED光源は白色光を放出する、請求項2に記載の照明装置
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