JP6210289B2 - 車室内用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内用照明装置に関する。
特許文献1に示されるように、車両シートに着座している乗員の膝元付近を照らす照明装置が知られている。この種の照明装置は、車両ドアの車室内側のドアトリムや、シートバックの車両後方側等に取り付けられている。照明装置には、光源と、光源を覆うための開閉式のカバーが設けられており、使用時にカバーが開けられると、光源からの光が光出射口から車室内に向かって照射される。
特開2003−231440号公報
従来の照明装置では、使用時に光出射口が直接、乗員から見える位置にあるため、乗員が照明装置からの光を眩しく感じることがあった。また、光出射口から出射された光の中には、上方に向かうものもあるため、このような光が車両ドアの窓ガラスから車室外へ漏れ、車室内のプライバシーが損なわれる虞があった。
本発明の目的は、乗員が眩しさを感じることが抑制され、かつ車室外に光が漏れ出すことが抑制された車室内用照明装置を提供することである。
本発明に係る車室内用照明装置は、車室内のうち、窓よりも低い位置にある起立した取付面に取り付けられる車室内用照明装置であって、光源と、この光源の周りを囲む筒状のカバー筒部と、このカバー筒部の開口端からなり、前記光源からの光を車室内へ出射させる光出射部とを有する光源ユニットと、前記取付面に設けられた開口部を縁取る枠状をなし、内側に前記光源ユニットを出し入れ可能な孔部を有する枠部と、前記光源ユニットを覆うように前記光源ユニットを保持し、かつ前記孔部を開閉するように回動する板状をなし、前記孔部を閉じた状態で、前記光源ユニットが前記取付面の奥側に収納され、前記孔部を開く向きに所定角度回動した状態で、前記光出射部が前記窓よりも低い位置にある車室内の照射対象と対向するように前記光源ユニットを前記孔部から露出させるカバー蓋部と、を備える。
前記車室内用照明装置は、上記構成を備えることにより、乗員が眩しさを感じることが抑制され、かつ車室外に光が漏れ出すことが抑制される。
前記車室内用照明装置において、前記カバー蓋部が前記孔部を開く向きに前記所定角度まで回動するように前記カバー蓋部を付勢する付勢手段を備えるものであってもよい。前記車室内用照明装置は、このような構成を備えることにより、カバー蓋部を自動的に開く方向に回動させることができる。
前記車室内用照明装置において、前記カバー蓋部は、前記所定角度を超えて更に前記孔部を開く向きに所定角範囲で回動可能であり、前記カバー蓋部を前記所定角度範囲で静止させる静止装置を備えるものであってもよい。前記車室内用照明装置は、このような構成を備えることにより、カバー蓋部を前記所定角度範囲で調整することが可能である。
前記車室内用照明装置において、前記カバー蓋部が前記孔部を閉じた状態で前記光源が消灯し、かつ前記カバー蓋部が前記孔部を開く向きに回動して前記所定角度に到達する前に前記光源が点灯するように、前記光源の点灯及び消灯を切り替える切替装置を備えるものであってもよい。前記車室内用照明装置は、このような構成を備えることにより、カバー蓋部の開閉動作を利用して、前記光源の点灯及び消灯を切り替えることができる。
前記車室内用照明装置において、前記枠部の奥側に配され、前記カバー蓋部が回動できるように前記カバー蓋部を支持する支持部と、前記支持部に設けられる係止部と、前記カバー蓋部が前記孔部を閉じるように回動するとプッシュロック動作により前記係止部と結合し、かつ前記カバー蓋部が前記孔部の奥側に押し込まれる形で回動するとプッシュオープン動作により前記係止部との結合が解除されるように、前記支持部に設けられるロック手段とを有するオルタネイト式の結合装置と、を備えるものであってもよい。前記車室内用照明装置は、このような構成を備えることにより、前記孔部を閉めた状態で前記係止部と前記ロック手段とを互いに結合して前記カバー蓋部を静止させることができ、かつ前記カバー蓋部を前記孔部の奥側に押し込むことによって、前記係止部と前記ロック手段との結合を解除することができる。
前記車室内用照明装置において、前記カバー蓋部が前記孔部を閉じた状態で、前記カバー蓋部の位置を光により誘導する誘導手段を備えるものであってもよい。前記車室内用照明装置は、このような構成を備えることにより、前記車室内用照明装置の位置を光によって視認することができる。
前記車室内用照明装置において、前記取付面は、車両用ドアの車室内側を構成するドアトリムからなり、前記照射対象は、前記ドアトリムに隣接するシートに着座した乗員の膝元付近であるものであってもよい。
本発明によれば、乗員が眩しさを感じることが抑制され、かつ車室外に光が漏れ出すことが抑制された車室内用照明装置を提供することができる。
後部座席とそれに隣接する車両ドア付近における車室内を模式的に表した説明図 実施形態1における収納状態の車室内用照明装置の正面図 車両前側から見た使用状態の車室内用照明装置の斜視図 収納状態における車室内用照明装置の構成を模式的に表した断面図 裏面側から見たカバー蓋部の斜視図 背面側から見た収納状態の車室内用照明装置を模式的に表した説明図 背面側から見た使用状態の車室内用照明装置を模式的に表した説明図 車両前側から見た使用状態の車室内用照明装置を模式的に表した説明図 収納状態の車室内用照明装置における付勢手段の状態を模式的に表した説明図 カバー蓋部が孔部の奥側に押し込まれた状態の車室内用照明装置の構成を模式的に表した断面図 使用状態(基本姿勢状態)の車室内用照明装置の構成を模式的に表した断面図 図11に示される使用状態(基本姿勢状態)の車室内用照明装置における付勢手段の状態を模式的に表した説明図 使用状態(上昇姿勢状態)の車室内用照明装置の構成を模式的に表した断面図 図13に示される使用状態(上昇姿勢状態)の車室内用照明装置における付勢手段の状態を模式的に表した説明図 車室内用照明装置のドアトリムに対する取り付け方法を示す説明図 実施形態2における収納状態の車室内用照明装置の斜視図
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を、図1乃至図15を参照しつつ説明する。本実施形態では、車両ドアのドアトリムに設けられた車室内用照明装置1を例示する。図1は、後部座席2とそれに隣接する車両ドア3付近における車室4内を模式的に表した説明図である。車両ドア3は、下側の車室内側部分に、ドアトリム31を備えており、このドアトリム31に対して、本実施形態の車室内用照明装置1が設けられている。車室内用照明装置1は、読書灯等と呼ばれるものであり、後部座席2に着座した乗員5の膝元及び膝元に近い大腿部の辺りを局所的に照射するように設定されている。図1には、車室内用照明装置1から出射された光Lが模式的に示されている。車室内用照明装置1から出射される光は、通常、車両前方に傾きつつ、斜め下側に向かうように設定されている。
ドアトリム31は、主として、プラスチック製のボード部材から構成されており、車室4の床面41に対して起立する車室壁面の一部を構成している。つまり、ドアトリム31は、車室内用照明装置1が取り付けられる取付面を構成している。ドアトリム31は、車両ドア3を構成する金属製のドアパネル(不図示)の表面を覆う形でドアパネルに取り付けられる。ドアトリム31の表面(車室内側を向く面)には、必要に応じて、表皮材が貼り付けられる。なお、ドアトリム31には、車室内用照明装置1の他に、アームレスト32やインナーハンドル33等が設けられている。
車両ドア3の上側部分(ドアトリム31の上側)には、窓ガラス(パワーウインドウ)34が設けられている。車室内用照明装置1は、車室4内において、窓ガラス34よりも低い位置に設けられている。なお、車室内用照明装置1は、車室4内において、図示されないその他の窓ガラス(例えば、フロントガラス、リアガラス、他の車両ドアのパワーウインドウ)に対しても低い位置に設けられている。つまり、車室内用照明装置1は、一般的な車両の窓ガラスよりも、低い位置に設けられるものである。
車室内用照明装置1は、ドアトリム31に対して収納可能な状態で取り付けられている。車室内用照明装置1では、光を出射する部分(後述の光出射部22a)が、使用時にドアトリム31から車室内側に露出するとともに、使用後にドアトリム31の奥側に収納される。図2は、実施形態1における収納状態の車室内用照明装置1の正面図であり、図3は、車両前側から見た使用状態の車室内用照明装置1の斜視図であり、図4は、車室内用照明装置1の構成を模式的に表した断面図である。なお、本明細書において、図2に示されるように、車幅方向において車室内側から見える部分を、車室内用照明装置1の正面と称し、その反対側を背面と称する場合がある。
車室内用照明装置1は、主として、光源ユニットU、枠部11及びカバー蓋部12を備えている。また、車室内用照明装置1は、更に、支持部13、ケース部14、付勢手段15、静止装置16、切替装置17、結合装置18等を備えている。
光源ユニットUは、主として、光源21と、カバー筒部22と、光出射部22aとを備えている。光源21は、回路基板23の一方の面上に実装されたLED(Light Emitting Diode)チップ21aを凸レンズ21bで覆ったものからなる。光源21の凸レンズ21bからは、白色光や電球色光等が出射される。光源21には、図示されないボデーECU(Electronic Control Unit)を経由して、電力が供給される。
カバー筒部22は、光源21から出射された光の進行方向(指向性)を規制等するためのものであり、光源21からの光が周りに広がり過ぎないように、光源21の周りを囲むような筒状をなしている。本実施形態の場合、カバー筒部22は、遮光性のプラスチック材料からなり、後述するケース部14に対して一体的に形成されている。カバー筒部22の一方の端部(開口端)は、光源21の周りを隙間なく囲むように配置している。これに対し、カバー筒部22の他方の端部(開口端)22aは、前記一方の端部(開口端)よりも大きくされており、光源21からの光を車室4内に向けて出射させる光出射部22aとなっている。光源21から出射された光は、カバー筒部22の内周面で反射等されて、カバー筒部22が延びる方向に沿うように、進行方向が規制され、最終的に、光出射部22aから車室4内に出射される。カバー筒部22の先端にある光出射部22aは、使用状態の車室内用照明装置1において、図3等に示されるように、通常、車両前方に傾きつつ、斜め下側に向けられる。
枠部(ベゼル)11は、ドアトリム31の壁部31aを貫通する形で設けられた開口部31bの周囲(開口縁)を縁取るような枠状をなしている。また、枠部11の内側には、孔部11aがあり、この孔部11aは、ドアトリム31の開口部31bの孔部に重ねられる。その際、枠部11の孔部11aは、開口部31bの孔部の内側に配される。枠部11は、ドアトリム31に対して車室内用照明装置1を取り付ける位置を定める部分となっている。そして、枠部11の内側にある孔部11aは、後述するようにカバー蓋部12に固定された光源ユニットUが出し入れされる部分となっている。枠部11の内周面(孔部11aを囲む部分)は、孔部11aを取り囲むような筒状をなしている。
枠部11は、ドアトリム31の開口部31bに対して、ドアトリム31の表側(車室内側を向く意匠面側)から枠状に見えるように取り付けられる。なお、枠部11のうち、下側の背面部分には、外側ケース部11cが一体的に形成されている。外側ケース部11cは、上方に開口するような容器状をなしており、ドアトリム31の壁部31aの裏側(奥側)に配される。
カバー蓋部12は、全体的には板状をなしており、遮光性のプラスチック材料から構成されている。また、カバー蓋部12は、枠部11の内側に収まり、かつ孔部11aを全体的に覆うような形となっている。カバー蓋部12の表面12aは、収納状態の車室内用照明装置1において、車室内側に露出する部分となっている。図5は、裏面12b側から見たカバー蓋部12の斜視図である。図5に示されるように、カバー蓋部12の裏面12b側の周縁には、カバー蓋部12を回動させるための回動軸121が設けられている。回動軸121の軸線方向は、車両前後方向に沿って配される。カバー蓋部12は、枠部11の孔部11aを開閉するように回動することができる。
なお、図2及び図4には、カバー蓋部12が孔部11aを閉じた状態が示されている。この場合、カバー蓋部12は、ドアトリム31の壁部31aの立設方向(本実施形態の場合、鉛直方向)X0に沿って配置してる(図4参照)。また、図3には、カバー蓋部12が孔部11aを開く向きに所定角度(本実施形態の場合、鉛直方向に対するカバー蓋部12の開き角度が70°)回動した状態が示されている。なお、他の実施形態においては、ドアトリム31の壁31aの立設方向が鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
回動軸121は、車両後方側のカバー蓋部12の周縁に配される後側回動軸121Aと、車両前方側のカバー蓋部12の周縁に配される前側回動軸121Bとを備えている。回動軸121は、車両前後方向に沿うように、カバー蓋部12に対して一体的に設けられている。なお、回動軸121のうち、後側回動軸121Aには、後述するように、所謂ねじりコイルばねからなる付勢手段15が取り付けられる。
カバー蓋部12は、後部座席2に着座した乗員5から光源ユニットU(特に、光出射部22a)が見えないように、光源ユニットUを覆い隠す部分となっている。カバー蓋部12の裏面12b側に光源ユニットUが固定された状態で、カバー蓋部12が光源ユニットUを覆うように保持している。カバー蓋部12は、回動軸121を利用して、光源ユニットUとともに回動する。そのため、カバー蓋部12の回動に伴い、光源ユニットUが孔部11aに対して出し入れされる。なお、カバー蓋部12の裏面12b側のうち、車両前側の周縁には、壁部122が立設されている。この壁部122は、前側回動軸121Bに固定される扇型のギヤ16A(後述)を車両前後方向で接触しつつ支える部分となっている。
カバー蓋部12は、車室内用照明装置1の上側部分を構成する支持部13により、回動可能な状態で支持される。支持部13は、枠部11の背面部分に対して固定された状態で、カバー蓋部12支えている。図6は、背面側から見た収納状態の車室内用照明装置1を模式的に表した説明図であり、図7は、背面側から見た使用状態の車室内用照明装置1を模式的に表した説明図である。なお、説明の便宜上、各図では、枠部11やケース部14等が省略されている。その他の図においても、適宜、車室内用照明装置1の各構成を省略する場合がある。
支持部13は、車室内用照明装置1の上側部分を構成する略板状の本体部131と、本体部131の車両後側の端部から下方に向かって延びる壁状の後側延設部132と、本体部131の車両前側の端部から下方に向かって延びる壁状の前側延設部133とを備えている。後側延設部132及び前側延設部133は、互いに間隔を保ちつつ平行に並ぶ形となっている。
後側延設部132は、後側回動軸121Aを回転可能な状態で受ける凹状の軸受部134(図9等参照)を備えている。軸受部134は、後側延設部132のうち、車室内側を向く部分(正面側)に設けられている。また、後側延設部132の車両後側を向く壁面には、付勢手段15の動きを規制する規制手段135が設けられている。規制手段135は、後側延設部132の上方部分に立設される上側規制部135aと、上側規制部135aとの間に所定の間隔を保ちつつ、上側規制部135aの下方に配されるように後側延設部132に立設される下側規制部135bとを備えている。本実施形態の場合、上側規制部135aと下側規制部135bとが互いにアーチ状に繋がった形をなしている。そして、規制手段135の内側には、付勢手段15が上下方向に移動できるように隙間135cが形成されている。後側延設部132は、支持部13がカバー蓋部12に組み付けられた際、図6及び図7に示されるように、カバー蓋部12の外側に配される。
前側延設部133は、ダンパー16Bを保持するための保持部136を備えている。ダンパー16Bは、粘性流体としてシリコーンを内蔵し、かつ扇型のギヤ16Aと噛み合う歯車(不図示)を備えた構成となっている。前側延設部133は、ダンパー16Bの歯車が、前側回動軸121Bに固定されているギヤ16Aと噛み合うようにダンパー16Bを保持する。なお、ギヤ16Aは、前側回動軸121Bに外側から嵌められる形で固定されており、前側回動軸121Bとともに回転する。
図8は、車両前側から見た使用状態の車室内用照明装置1を模式的に表した説明図である。図8には、ギヤ16Aとダンパー16Bとが互いに噛み合うように配置されている状態が示されている。なお、本実施形態の場合、カバー蓋部12が回動軸121を中心に回動する際、ギヤ16Aは常に、ダンパー16Bの歯車と噛み合った状態となる。図6及び図7に示されるように、前側延設部133は、支持部13がカバー蓋部12に組み付けられた際、カバー蓋部12の外側に配される。なお、各図において、ギヤ16A及びダンパー16Bが備える歯列は省略されている。
ギヤ16A及びダンパー16Bは、カバー蓋部12が開く速度を調整する機能を備える。また、ギヤ16A及びダンパー16Bは、カバー蓋部12の開き角度(鉛直方向に対する角度)が、所定角度範囲となるように、カバー蓋部12を静止させる静止装置16として機能する。なお、本実施形態の場合、カバー蓋部12の開き角度が、鉛直方向に対して70°〜100°となる範囲で、静止装置16により、適宜、カバー蓋部12を静止させることができる。
本体部131の車両前側及び車両後側の各端部、後側延設部132の下端、及び前側延設部133の車両前側を向く壁面には、それぞれ板片状の取付部137が設けられている。各取付部137は、ビス等の締結手段138を用いて、枠部11の裏面側に固定される。
支持部13の本体部131の下面には、後述する切替装置(リミットスイッチ)17の切替動作を行うための、押さえ部139が設けられている。押さえ部139は、全体的には、細長い板片が略V字状に折れ曲がったような形をなしており、本体部131の裏面から垂れ下がっている。
ケース部14は、カバー蓋部12との間で光源ユニットUを収容するような容器状をなしており、カバー蓋部12に対して固定されている。ケース部14もカバー蓋部12と共に回動する部分となっている。ケース部14は、上述したようにカバー筒部22と一体的に形成されており、カバー筒部22と同様、遮光性のプラスチック材料からなる。図3に示されるように、使用状態の車室内用照明装置1において、ケース部14は、枠部11の内側の孔部11aから車室内側に露出する部分となっている。また、図4に示されるように、収納状態の車室内用照明装置1において、ケース部14は、光源ユニットUとともに、孔部11の奥側にある空間(枠部11の外側ケース部11cの内側にある空間)内に配置される部分となっている。
収納状態の車室内用照明装置1において、ケース部14のうち、ドアトリム31から最も奥側に配されている壁部の上端には、略T字状の先端部分を有する係止部(ストライカー)18Aが立設されている。この係止部18Aは、支持部13の本体部131に取り付けられている浮出ラッチ(プッシュラッチ)方式のロック手段18Bに対して着脱される部分である。係止部18A及びロック手段18Bは、オルタネイト式の結合装置18であり、プッシュロック動作により互いに結合し、プッシュオープン動作により互いの結合が解除される構成となっている。具体的には、係止部18Aは、ロック手段18Bの内部に押し込まれると、ロック手段18Bに対して係止され、係止部18A及びロック手段18Bが互いに結合される。また、係止部18Aがロック手段18Bに係止された状態で、更に係止部18Aがロック手段18Bの内部に押し込まれると、係止部18Aとロック装置18Bとの間の結合が解除される。
ロック手段18Bは、係止部18Aの回転軌跡と重なるように、支持体13の本体部131に設けられている。ロック手段18Bは、カバー蓋部12が孔部11aを閉じるように回動するとプッシュロック動作により係止部18Aと結合する。そして、カバー蓋部12が孔部11aの奥側に押し込まれる形で回動するとプッシュオープン動作により係止部18Aとの結合が解除される。
切替装置(リミットスイッチ)17は、上述した回路基板23のうち、LEDチップ21aが実装されている面の反対側の面上に、実装されている。切替装置17は、カバー蓋部12が孔部11aを閉じた状態で光源21(LEDチップ21a)が消灯し、かつカバー蓋部12が孔部11aを開く向きに回動して所定角度(本実施形態の場合、鉛直方向に対するカバー蓋部12の開き角度が70°)に到達する前に光源21(LEDチップ21a)が点灯するように、光源21の点灯及び消灯を切り替える。
切替装置17は、図6に示されるように、カバー蓋部12が閉じられてレバー部17aが押さえ部139により押されて倒されると、切替装置17の接点が切り替わり、光源21が非通電状態となって消灯する。なお、本実施形態の場合、回路基板23には、上述したLEDチップ21a以外に、副光源として他のLEDチップ24が実装されており、切替装置17のレバー部17aが上述のように倒されると、光源21に替わり、他のLEDチップ24が通電状態となって点灯する。
これに対し、切替装置17は、図7に示されるように、カバー蓋部12が開くことにより押さえ部139が除かれてレバー部17aが弾性復帰して立ち上がると、切替装置17の接点が切り替わり、光源21が通電状態となって点灯する。その際、他のLEDチップ24は、光源21に替わり、非通電状態となって消灯する。
他のLEDチップ24は、収納状態の車室内用照明装置1の位置を光によって乗員5に示すための誘導手段に利用される。LEDチップ24は、LEDチップ21aと同じ側の基板面に実装されている。なお、LEDチップ24は、光源21と同様、カバー蓋部12及びカバー部14で覆われているものの、光源21とは異なり、カバー筒部22の外側に配されている。
LEDチップ24の光出射側には、導光体25が設けられている。導光体25は、LEDチップ24から出射された光をケース部14の外側に導くための部材であり、カバー蓋部12の裏面に沿うように配されている。本実施形態の場合、導光体25は、概ね細長く延びた板状をなしている。導光体25の一端は、LEDチップ24の光出射部と対向するように配され、かつ導光体25の他端(誘導手段)25aは、ケース部14の内側から外部に露出するように配される。導光体25の他端25aからは、収納状態の車室内用照明装置1において、LEDチップ24からの光が出射される。なお、図2に示されるように、収納状態の車室内用照明装置1において、導光体25の他端25aは、下方を向きつつ枠部11の内側に配されているため、車室内側から直接、確認(視認)することができない。しかしながら、導光体25の他端25aと枠部11との間には、僅かな隙間Dがあり、この隙間Dから、導光体25の他端25aから出射された光を車室内側から確認(視認)することができる。このようにして、導光体25の他端25aは、収納状態の車室内用照明装置1の位置を光により誘導する誘導灯(誘導手段)として機能する。なお、導光体25の他端25aは、カバー蓋部12の表面12a側に設けられている窪み状の押下部12cの近くを照らすように、押下部12cの近くに配置されている。押下部12cは、係止部18Aとロック手段18Bとの結合を解除するために、乗員がカバー蓋部12を孔部11aの奥側に向かって直接、押す部分である。
ケース部14の内側には、仕切り壁部19が設けられている。仕切り壁部19は、プラスチック製の板状部材からなり、ケース部14とカバー蓋部12との間で収容されている光源ユニットUを覆うように、ケース部14の内部に設けられている。光源ユニットUは、ケース部14と仕切り壁部19との間で挟まれる。なお、仕切り壁部19には、複数の開口部が設けられており、それらの開口部から切替装置(リミットスイッチ)17のレバー部17aや、回路基板23上に実装されているコネクタ等の実装部品26が露出されている。
付勢手段15は、カバー蓋部12が開く向きに回動するように付勢するものであり、所謂ねじりコイルばねからなる。付勢手段15は、コイル部15aと、そのコイル部15aの両端から延びた2つの端部15b,15cを備えている。本実施形態の場合、一方の端部15bは、他方の端部15cよりも長く延びた状態となっている。図5に示されるように、付勢手段15は、後側回動軸121Aに取り付けられる。後側回動軸121Aの内部には、円筒状の空間Sがあり、この空間Sに付勢手段15のコイル部15aが収容される。この空間Sは、円柱状の軸部123の外周面と、この軸部123の周りに配される筒状の周壁部124の内周面との間に配されている。なお、軸部123及び周壁部124は、共に後側回動軸121Aの一部である。
周壁部124には、軸方向に沿って細長く切り込まれたような形の第1溝部125と、この第1溝部の途中から周方向に沿って細長く切り込まれた形の第2溝部126とを備えている。第1溝部125には、付勢手段15の短い方の端部(以下、固定端部と称する場合がある)15cが挿入され、第2溝部126には、付勢手段15の長い方の端部(以下、可動端部と称する場合がある)15bが挿入される。固定端部15cは、後側回動軸121Aの周方向に移動できないように、第1溝部125に挿入されている。これに対し、可動端部15bは、後側回動軸121Aの周方向に移動できるように、第1溝部126に挿入されている。固定端部15cと可動端部15bとは、互いに軸方向で重ならない状態で、後側回動軸121Aに取り付けられている。つまり、本実施形態の場合、固定端部15cと可動端部15bとは、周方向で互いに離されている。付勢手段15のコイル部15aの内側には、軸部123が挿入されている。付勢手段15の可動端部15bは、図6等に示されるように、アーチ状の規制手段135の内側にある隙間135cに挿入されている。
図9は、収納状態の車室内用照明装置1における付勢手段15の状態を模式的に表した説明図である。収納状態の車室内用照明装置1において、付勢手段15の可動端部15bは、規制手段135の上側規制部135aにより上方から押さえられて、固定端部15cに対して近付けられている。その際、付勢手段15が撓み、付勢手段15に弾性エネルギーが蓄えられる。なお、上述した結合装置18の結合が解除されると、付勢手段15の撓みが解消するように回動軸121が回転して、カバー蓋部12が開く方向に回動する。
なお、第1溝部126のうち、第2溝部125に接続していない方の端部126aは、可動端部15bが付勢手段15の撓みを解消する向きに回転する動きを止めるストッパとして機能する。以下、第1溝部126の端部126aを、ストッパ126aと称する場合がある。図9に示されるように、収納状態では、付勢手段15の可動端部15bは、ストパ126aから離れており、ストッパ126aと干渉しないように設定されている。
<動作>
次いで、車室内用照明装置1の動作を図面を参照しつつ説明する。なお、カバー蓋部12の開き角度θとは、鉛直方向X0と、回動軸121を通るカバー蓋部12に沿った直線Xとの間の角度である。
ここで、先ず車室内用照明装置1の基本状態を説明する。車室内用照明装置1には、上述したように、収納状態と使用状態とがある。収納状態の収納状態の車室内用照明装置1では、カバー蓋部12が枠部11の内側にある孔部11aを閉じるように鉛直方向X0に沿って配される。これに対し、使用状態の車室内用照明装置1では、光源ユニットUの光出射部22aが車室内側に露出するように、カバー蓋部12が所定の開き角度で静止した状態である。
また、使用状態には、カバー蓋部12の開き角度θが、予め定められている所定の角度(本実施形態の場合、70°)となる基本姿勢状態と、基本姿勢状態よりも更にカバー蓋部12の開き角度が大きくなる上昇姿勢状態とがある。本実施形態の場合、上昇姿勢状態の車室内用照明装置1では、開き角度θの範囲が、70°<θ≦100°に設定されている。
(収納状態)
図4に示されるように、収納状態の車室内用照明装置1では、カバー蓋部12が孔部11aを閉じるように、鉛直方向X0に沿って配されている。なお、この際、カバー蓋部12の開き角度θは0である。この際、カバー蓋部12に固定されている光源ユニットUやケース部14等は、孔部11aの奥側にある空間内に収容されている。前記空間は、支持部13と、枠部11の外側ケース部11cとで囲まれている。
収納状態において、切替装置17のレバー部17aは、押さえ部139により上方から押されて倒されている。そのため、光源21は消灯し、副光源のLEDチップ24は点灯している。上述したように、収納状態において、車室内側から導光体25の端部25aから出射された光を確認することができる。
また、収納状態において、係止部18A及びロック手段18Bが互いに結合されており、付勢手段15に弾性エネルギーが蓄えられている。そのため、収納状態では、カバー蓋部12が、付勢手段15により、開く方向(車室内側に向かう方向)に付勢されている。
(車室内用照明装置1の始動)
収納状態の車室内用照明装置1を始動させるために、カバー蓋部12の押下部12c付近が、乗員5の指先等で奥側に向かって押し込まれる。図10は、カバー蓋部12が孔部11aの奥側に押し込まれた状態の車室内用照明装置1の構成を模式的に表した断面図である。図10に示されるように、カバー蓋部12が奥側に押し込まれると、カバー蓋部12に連動して係止部18Aがロック手段18Bに押し込まれ、係止部18Aとロック手段18Bとの結合が解消される。
このようにカバー蓋部12が押し込まれた状態(以下、押し込み状態)において、切替装置17のレバー部17aは、上述した収納状態と同様、押さえ部139により上方から押されて倒されており、光源21は消灯し、副光源のLEDチップ24は点灯している。なお、押し込み状態において、略V字状の押さえ部139は、若干、弾性変形している。
また、押し込み状態において、付勢手段15には、弾性エネルギーが蓄えられており、付勢手段15はカバー蓋部12を開く方向に付勢している。なお、押し込み状態において、カバー蓋部12が孔部11aの奥側に向かって回動する角度は、本実施形態の場合、5°程度である。つまり、カバー蓋部12の開き角度θ(鉛直方向X0と、回動軸121を通るカバー蓋部12に沿った直線X1との間の角度)は、−5°程度となる。
(使用状態1:基本姿勢状態)
乗員5がカバー蓋部12を奥側(車室外側)に向かって押下げた後、カバー蓋部12から手を放すと、カバー蓋部12は、付勢手段15に付勢されて孔部11aを開く方向に回動する。本実施形態の場合、カバー蓋部12は、開き角度θ(鉛直方向X0と、回動軸121を通るカバー蓋部12に沿った直線X2との間の角度)が70°となった状態で自動的に静止する。
図11は、使用状態(基本姿勢状態)の車室内用照明装置1の構成を模式的に表した断面図であり、図12は、図11に示される使用状態(基本姿勢状態)の車室内用照明装置1における付勢手段15の状態を模式的に表した説明図である。
車室内用照明装置1は、押し込み状態から基本姿勢状態となるように、付勢手段15に付勢されてカバー蓋部12が回動する。カバー蓋部12が基本姿勢状態となる前に、押さえ部139が切替装置17から離れてレバー部17aが立ち上がり、光源21が点灯する。つまり、車室内用照明装置1では、カバー蓋部12が開く向きに回動する際に、自動的に光源21が点灯する。なお、副光源のLEDチップ24は、その際、消灯する。
ここで、カバー蓋部12が自動的に基本姿勢状態で静止する仕組みを説明する。押し込み状態をから使用状態(基本姿勢状態)となる際、付勢手段15の可動端部15bは、付勢手段15の撓みを解消するように、回動軸121の周方向に固定端部15cに対して相対的に移動する。その際、可動端部15bは、ストッパ126aと干渉するまで、固定端部15cから離れるように相対的に移動する。なお、実際には、可動端部15bは上側規制部135aに接触して静止し、固定端部15cが回動軸121(後側回動軸121A)とともに回転する。また、ストッパ126aの位置は、カバー蓋部12の開き角度が所定の角度となるように、設定されている。
可動端部15bがストッパ126aと干渉すると、付勢手段15の動き(撓みを解消する動き)が停止し、カバー蓋部12が付勢手段15によって付勢されなくなる。その結果、カバー蓋部12が所定角度を超えて更に、開くことが防止される。なお、車室内用照明装置1には、上述のように、ギヤ16Aとダンパー16Bとからなる静止装置16が設けられており、その静止装置16の作用により、カバー蓋部12の開き角度が所定の角度(θ=70°)で維持される。このような仕組により、カバー蓋部12が収納状態から押し込み状態を経て、自動的に基本姿勢状態で静止される。
なお、基本姿勢状態の車室内用照明装置1において、光源ユニットUの光出射部22aは、車室4内にある照射対象(本実施形態の場合、乗員5の膝元付近)Tと対向する。
(使用状態2:上昇姿勢状態)
本実施形態の車室内用照明装置1は、基本姿勢状態から更に、カバー蓋部12の開き角度を大きくして使用することができる。上昇姿勢状態におけるカバー蓋部12の開き角度θは、手動で調整することができる。乗員5の体格差等により、車室内用照明装置1における照射対象を、予め厳密に定めることは困難である。そのため、本実施形態の車室内用照明装置1では、光源ユニットUの光出射部22aの角度を、ある程度、調整できるようにされている。なお、本実施形態の場合、上昇姿勢状態におけるカバー蓋部12の開き角度θ(鉛直方向X0と、回動軸121を通るカバー蓋部12に沿った直線X3との間の角度)の範囲は、70°<θ≦100°である。
図13は、使用状態(上昇姿勢状態)の車室内用照明装置1の構成を模式的に表した断面図であり、図14は、図13に示される使用状態(上昇姿勢状態)の車室内用照明装置1における付勢手段15の状態を模式的に表した説明図である。基本姿勢状態のカバー蓋部12を更に、回動させて上昇姿勢状態とする際、付勢手段15の可動端部15bは、上側規制部135aから離れて、下方の下側規制部135bに向かって移動する。その際、可動端部15bは、ストッパ126bに接触したままの状態である。本実施形態の場合、カバー蓋部12は、枠部11の上側部分と干渉するまで開くように回動することができる。なお、上昇姿勢状態におけるカバー蓋部12は、上述した静止装置16の作用により、任意の角度で静止することができる。
使用状態の車室内用照明装置1を、再び収納状態とする際は、カバー蓋部12を、孔部11aを閉める向きに回動させつつ、係止部18Aとロック手段18Bが互いに結合するようにカバー蓋部12を孔部11aの奥側へ押し込む。なお、基本姿勢状態から収納状態となるまでに、切替装置17の作動により、光源21が消灯し、副光源のLEDチップ24が点灯する。
<取付方法>
次いで、図15を参照しつつ、車室内用照明装置1のドアトリム31に対する取り付け方法を説明する。図15は、車室内用照明装置1のドアトリム31に対する取り付け方法を示す説明図である。
車室内用照明装置1は、ドアトリム31に設けられた開口部31bに対して、車室内側から挿入される形で、取り付けられる。具体的には、車室内用照明装置1の背面部分を構成する支持部13や枠部11に設けられた外側カバー部11cが、ドアトリム31の奥側に配されるように、車室内側から開口部31bに挿入される。その際、枠部11は、開口部31bの内周縁を縁取りつつ、ドアトリム31の壁部31bの表側(車室内側)に配される。この状態において、枠部11との間で開口部31bの内周縁を挟み付けられるように、ドアトリム31の裏側からブラケット40が支持部13を介して枠部11に取り付けられる。ブラケット40は、全体的には略U字状をなしており、車室内用照明装置1の下側の周縁に沿うような形をなしている。枠部11の背面側の一部には、車室外側(奥側)に向かって突出し、支持部13(本体部131)の取付部137が固定される台座部11dが複数個設けられている。ブラケット40は、この台座部11dの一部を利用して、枠部11の背面側に固定される。このように、車室内用照明装置1は、枠部11とブラケット40で、開口部31bの開口縁を挟み付けることにより、ドアトリム31に対して固定することができる。
以上のような、本実施形態の車室内用照明装置1は、カバー筒部22及びカバー蓋部17を備えることにより、照射対象Tを局所的に照射しつつ、乗員5が眩しさを感じることを抑制し、かつ車室4外に光が漏れ出すことを抑制する
また、本実施形態の車室内用照明装置1は、付勢手段15を利用して、カバー蓋部12を自動的に開く方向に回動させることができる。特に、本実施形態の場合、カバー蓋部12は、基本姿勢状態で、自動的に静止させることができる。
また、本実施形態の車室内用照明装置1は、基本姿勢状態のカバー蓋部12の開き角度(所定角度)を超えて、更に孔部11aを開く向きに所定角範囲(70°<θ≦100°)で回動可能であり、カバー蓋部12を前記所定角度範囲で静止させ、カバー蓋部12の開き角度を調整することができる。このように、カバー蓋部12の角度を調整できるため、乗員の体格差等に応じて、適宜、光出射部22aを対向させる個所(照射対象T)を変更することができる。
また、本実施形態の車室内用照明装置1は、カバー蓋部の開閉動作を利用して、前記光源の点灯及び消灯を切り替えることができる。
また、本実施形態の車室内用照明装置1は、いわゆるワンプッシュ操作により、収納状態で静止しているカバー蓋部12を、始動させることができる。具体的には、孔部11aを閉めた状態で係止部18Aとロック手段18Bとを互いに結合してカバー蓋部12を静止させることができ、かつカバー蓋部12を孔部11aの奥側に押し込むことによって、係止部18Aとロック手段18Bとの結合を解除することができる。特に、本実施形態の車室内用照明装置1は、カバー蓋部12が開く向きに付勢手段15によって付勢されているため、係止部18Aとロック手段18Bとの結合を解除されると、カバー蓋部12は自動的に開く向きに回動することになる。
また、本実施形態の車室内用照明装置1は、カバー蓋部12が孔部11aを閉じた状態で、カバー蓋部12の位置を光により誘導する誘導手段を備える。特に、本実施形態の場合、誘導手段の光源(副光源)は、車室内用照明装置1が収納状態の際に点灯し、使用状態の際に消灯するように設定されている。そのため、例えば、夜間、車室内が暗い場合に、誘導手段の光源(副光源)が点灯することにより、乗員は、その点灯した光を頼りに、車室内用照明装置1の位置を把握することができる。なお、車室内用照明装置1の光源21が点灯する際に、副光源を消灯することにより、副光源からの光が窓ガラスを透過して外部に漏れることや、乗員の視界に副光源の光が入ることが防止される。
なお、上述した誘導手段の副光源(LEDチップ24)を点灯させるタイミングとしては、例えば、車両のエンジンスを始動させるタイミングや、エンジンをスタートさせる前にアクセサリーのみを始動させるタイミング等に同期させて行ってもよい。
<実施形態2>
次いで、図16を参照しつつ、本発明の実施形態2について説明する。図16は、実施形態2における収納状態の車室内用照明装置100の斜視図である。本実施形態では、車室内用照明装置100が、座席(運転席)200のシートバック201の車両後側に取り付けられる場合を例示する。本実施形態の場合、シートバック201の車両後側の部分が、車室内用照明装置100が取り付けられる取付面となっている。車室内用照明装置100は、実施形態1の場合と同様、車室内のうち、窓ガラスよりも低い位置に取り付けられている。また、車室内用照明装置100は、座席200の後方に配置される後部座席(不図示)に着座した乗員の膝元及び膝元に近い大腿部の辺りを局所的に照射するように設定されている。なお、車室内用照明装置100の基本的な構成は、実施形態1の車室内用照明装置1と同様である。このように、車室内用照明装置100は、座席200に対して取り付けられてもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、カバー筒部22は、遮光部材で形成されていたが、他の実施形態においては、本発明の目的を損なわない限り、カバー筒部22の内周面に反射部材が形成されてもよい。
(2)上記実施形態では、上記実施形態では、カバー蓋部12の開閉動作(回動動作)に連動して、光源ユニットUの光出射方向が変更される構成であったが、他の実施形態では、本発明の目的を損なわない限り、更に、光源ユニットUのカバー筒部22(光出射部22a)を、カバー蓋部12の動きと独立させて、車両前後方向に亘って回動するように、設定されてもよい。
(3)上記実施形態のように、カバー蓋部12を孔部11aの奥側に押し込むことによって、カバー蓋部12が開く構成としたことにより、カバー蓋部12と、その周りを囲む枠部11との間の隙間を少なくすることができる。その結果、カバー蓋部12と枠部11との間の隙間から、奥側に配される構造物等が車室内側に露出することが防止され、ドアトリム31等の取付面の意匠性を損なうことが抑制される。例えば、従来、収納方式の照明装置では、カバー蓋部を開くためにカバー蓋部の端部と枠部との間に、指等を差し入れるための隙間を確保する必要があった。これに対し、本実施形態の車室内用照明装置では、このような隙間を設ける必要がなく、意匠の自由度が高くなっている。
1…車室内用照明装置、2…後部座席、3…車両ドア、4…車室、5…乗員、11…枠部、11a…孔部、12…カバー蓋部、13…支持部、14…ケース部、15…付勢手段、16…静止装置、16A…ギヤ、16B…ダンパー、17…切替装置(リミットスイッチ)、18…結合装置、18A…係止部、18B…ロック手段、19…仕切り壁部、21…光源、21a…LEDチップ、21b…凸レンズ、22…カバー筒部、22a…光出射部、23…回路基板、24…LEDチップ(副光源)、25…導光体、31…ドアトリム、31a…ドアトリムの壁部(取付面)、34…窓ガラス(窓)、121…回動軸、U…光源ユニット

Claims (4)

  1. 車室内に設けられたドアトリムのうち、窓よりも低い位置にある起立した取付面に取り付けられる車室内用照明装置であって、
    光源と、この光源の周りを囲む筒状のカバー筒部と、このカバー筒部の開口端からなり、前記光源からの光を車室内へ出射させる光出射部とを有する光源ユニットと、
    前記取付面に設けられた開口部を縁取る枠状をなし、内側に前記光源ユニットを出し入れ可能な孔部を有する枠部と、
    前記光源ユニットを覆うように前記光源ユニットを保持し、かつ前記孔部を開閉するように回動する板状をなし、前記孔部を閉じた状態で、前記光源ユニットが前記取付面の奥側に収納され、前記孔部を開く向きに所定角度回動した状態で、前記光出射部が前記窓よりも低い位置にある車室内の照射対象と対向するように前記光源ユニットを前記孔部から露出させるカバー蓋部と、を備え
    前記枠部のうち下側の背面部分には、外側ケース部が一体的に形成され、前記外側ケース部は上方に開口するような容器状をなして前記取付面の奥側に配され、
    前記光源とは別個に、前記光源が消灯した際に点灯する副光源を備え、前記孔部を閉じた状態では、前記光源が消灯するとともに前記副光源が点灯するものとされ、
    前記副光源は、前記孔部を閉じた状態における前記カバー蓋部の奥側に配されるとともに、
    前記カバー蓋部が前記孔部を閉じた状態において、前記副光源からの光を下方に導光する導光体を備え、前記導光体は一方の端部が前記副光源と対向し、他方の端部が前記外側ケース部に光を導出可能なように下方を向きつつ前記枠部の内側に配され、前記外側ケース部に導光された光は、前記カバー蓋部と前記外側ケース部との隙間から車室内に導出されるものとされ、前記他方の端部の面積は前記光出射部の面積より小さく構成されている車室内用照明装置。
  2. 前記カバー蓋部が前記孔部を閉じた状態から前記孔部を開く向きに所定角度まで回動するように前記カバー蓋部を付勢する付勢手段を備え
    前記カバー蓋部は、前記所定角度を超えて更に前記孔部を開く向きに所定角度範囲で手動で回動可能な構成とされ、
    前記カバー蓋部を前記所定角度範囲で静止させる静止装置を備える請求項1に記載の車室内用照明装置。
  3. 前記カバー蓋部が前記孔部を閉じた状態で前記光源が消灯し、かつ前記カバー蓋部が前記孔部を開く向きに回動して前記所定角度に到達する前に前記光源が点灯するように、前記光源の点灯及び消灯を切り替える切替装置を備える請求項2に記載の車室内用照明装置。
  4. 前記枠部の奥側に配され、前記カバー蓋部が回動できるように前記カバー蓋部を支持する支持部と、
    前記支持部に設けられる係止部と、前記カバー蓋部が前記孔部を閉じるように回動するとプッシュロック動作により前記係止部と結合し、かつ前記カバー蓋部が前記孔部の奥側に押し込まれる形で回動するとプッシュオープン動作により前記係止部との結合が解除されるように、前記支持部に設けられるロック手段とを有するオルタネイト式の結合装置と、を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車室内用照明装置。
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